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JP3117401U - 非常用臨時トイレ屋舎 - Google Patents

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JP3117401U
JP3117401U JP2004004638U JP2004004638U JP3117401U JP 3117401 U JP3117401 U JP 3117401U JP 2004004638 U JP2004004638 U JP 2004004638U JP 2004004638 U JP2004004638 U JP 2004004638U JP 3117401 U JP3117401 U JP 3117401U
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JP
Japan
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toilet
plywood
hinges
emergency
building
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Application number
JP2004004638U
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English (en)
Inventor
茂 大久保
裕亮 佐藤
Original Assignee
プレハブパネル工業協同組合
裕亮 佐藤
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Publication date
Application filed by プレハブパネル工業協同組合, 裕亮 佐藤 filed Critical プレハブパネル工業協同組合
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Abstract

【課題】安価で収納時の体積が小さく、一般人でも容易に組み立てられ、強風でも飛ばされず、全排水を主たる下水管またはそれに準ずる場所に集める構造を持つ非常用臨時トイレ屋舎を提供する。
【解決手段】4枚のベニヤ合板1にて構成し、2枚ずつが2箇乃至6箇の蝶番6によって接続され、折り畳み保管する時に最小の厚みになるように該各ベニヤ合板壁の側辺2辺又は上下2辺を含めて4辺につけた補強材表面と蝶番の表面が同一平面になるように取りつける。トイレ屋舎の組立時には芯棒のない蝶番部分7を4枚のベニヤ合板壁が同じ高さになるように組込ませ、各々芯棒を通して結合し、四方壁とする。トイレ屋舎群の主配水管がトイレ屋舎群の上手から下手に流れるように主配水管に十分な勾配、3°乃至15°を保持出来るように地上よりの床高低差を各トイレ屋舎に持たす。
【選択図】図2

Description

本考案は特に地震、大火災の非常緊急時における公的な大人数用非常用臨時トイレ屋舎に関する。また平常時にても臨時トイレとして使用される場合もある。
〔背景技術〕
近年、我国には宮城沖、十勝沖を震源とするマグニチュード7.0超級の大地震が相次いで発生している。また東海地域、東南海地域更には南海地域で近い将来かなりの確率で大地震に見舞われることが予測されている。震災の痛ましさは言をまたないが、記憶に新しい、1995年1月17日の阪神、淡路大震災の被災者達は、避難生活において食料不足以上に飲料水、トイレ、シャワーの難儀が深刻な問題であったと言う。
〔考案の開示〕
〔考案が解決しようとする課題〕
より多数の避難者(1000人以上)のトイレ屋舎となると、当然より多数のものが必要となる。多数となればより安価であることは必要であるが、収納場所が体積の取らないことが、必須条件となる。また多くの避難者は素人であるから一般人でも容易に組立られるものでなければならない。また、区、市、町、村の自治体の避難場所は校庭等の広場であるから強い風雨にさらされても、飛ばされたりしてはならない。また多数戸使用する場合を想定して、トイレ、シャワー等の排水対策において支障の起きないように排水管は全て適切な勾配をつけ、主たる下水管またはそれに準ずる場所に全排水を支障なく流さなければならない。
〔課題を解決するための手段〕
多数の避難者の使用、そして病気の人の使用を考えた場合、使命を果たしたトイレ屋舎は衛生面から考えて焼却処分する事が最良と思う。また安価な事、加工が容易なを事、焼却時の公害等を考慮し、ベニヤ合板を材料とした。補強の為に縦、左右、2端。または上下を入れて四方面に補強材を取り付ける必要がある。ベニヤ板壁の蝶番で繋がった2枚セットを他の2枚セットと2組を同一高さとなるように連結させ、トイレの一屋舎が形成される。2組を連結させる蝶番の芯棒は取り外し、即ち片蝶番状態としておき、設置時に蝶番を組み込んで芯棒を通しベニヤ合板4枚でトイレの一屋舎とする。この際蝶番は、折り畳んだ場合最小の厚さとなるように、補強材と表面をひとつにするようにつけることが肝要である。
大災害時の多人数避難場所の非常用トイレとしては、比較的広い場所、たとえば校庭等に多数戸設置される。その際強風により転倒しないように、防風対策が必要である。各戸ごとに対策を取ってもよいが、それでは、複雑になるので複数戸を少なくとも2面補強板、補強金具にて連結させ、少なくても4端部に地上アンカーを打ち、それにワイヤー状物にてトイレ屋舎群を固定する。
排水対策として多数のトイレ群、シャワー群の排水を主下水管又はそれに準ずる場所まで支障なく排出するためには、トイレ、シャワー群の主配水管が主下水管又はそれに準ずる場所へ向かって、勾配は3°及至15°が必要となる。そのためには、その勾配を保つようにトイレ、シャワー屋舎群列、各屋舎に台座等を設置することが肝要である。
〔考案の効果〕
以上の諸問題解決手段を行う事によって、多数のトイレ群、シャワー群は、支障をきたすことなく初期の目的を達することが出来た。
〔実施例〕
図2に例示した如く、本考案の非常用臨時トイレ屋舎壁は主体を4枚のベニヤ合板にて構成される。例えばそのベニヤ合板寸法は900×1800mmで厚さ5、5mmの規格物でもよい。補強材として例えば木材は長さ900mm・1800mm、巾30mm及至100mm、厚さ10mm及至50mmのものから選択して巾50mm、厚さ30mmを取りつけた。各ベニヤ合板の縦2辺又は上下を入れて4辺に接着剤またはビス止め等の方法にて取り付ける。図2と3は縦2辺のものである。また蝶番は例えば平ギボシ蝶番(102*102*2.5mm)を一辺コーナーに三枚を使用する。重要なことはトイレ屋舎の収納時を考慮して、図1に示して如く、各蝶番と各補強板が面一にて取り付けることである。そうすれば図3に示した如く収納時に最小の体積となる。多数戸のトイレ屋舎群の防風対策としては図4に示した、グループとしての対策が便利で安全である。また多数戸のトイレ、シャワー屋舎群の排水を完全化するためには、図5に例示した如く、主排水管の勾配の保持が肝要である。
〔産業上の利用可能性〕
本考案が日本国の最大のデメリットである大規模地震時において、公的な避難場所が例えば都立、区立、町立等の学校校庭等に準備されておれば、その非常時に最大の効果を発揮し利用され得るものである。本考案者等は本考案こそいわゆる、インフラ施設の一環の一つに入るべきものと主張する。
(図1)本考案のトイレ屋舎壁ベニヤ合板と補強材と蝶番の取り付け方、断面説明図。
(図2)本考案の一実施形態を示す、トイレ屋舎一戸分のベニヤ合板4方壁面を上方視断面説明図。
(図3)本考案の一実施形態を示す、トイレ屋舎一戸分の4面ベニヤ合板壁を収納時に折り畳んだ図。
(図4)本考案の一実施形態を示す、トイレ屋舎3軒分を列置し防風対策をほどこした図。
(図5)本考案の一実施形態を示す、トイレ屋舎3軒分を列置し裏面より見た、左手が上手の主排水管勾配の説明図。
符号の説明
1.トイレ屋舎壁ベニヤ合板
2.ベニヤ合板補強材
3.蝶番
4.蝶番取り付け用皿ビス
5.ベニヤ合板と補強材の接合箇所
6.芯通しした蝶番
7.芯をはずした片蝶番部材
8.トイレ屋舎本体
9.トイレに高低差をつける台座
10.トイレ入口扉
11.防風対策部材
12.トイレ屋舎群主排水管
13.各トイレ排水管出口

Claims (5)

  1. 非常用臨時トイレ屋舎を4枚のベニヤ合板にて構成する事にあたり、2枚ずつを2箇以上及至る6個の蝶番によって接続する。これらの蝶番はベニヤ板壁を折り畳んだ場合に、最小の厚みになるように該各ベニヤ板壁の2辺又は4辺の補強材と表面がひとつになるように取りつけることを特徴としたベニヤ合板にて壁面を構成する非常用臨時トイレ屋舎。
  2. 請求項1に記載した蝶番で、高さ同一に接続された2枚ベニヤ合板壁の蝶番にて接続されてない両端部には取り外しが出来るように芯棒のない片蝶番を2個以上及至6個取りつける。請求項1にて同様に製作された2枚のベニヤ板壁の蝶番にて接続されてない両端部に芯棒のない片側蝶番を2個及至6個取りつける。
    この両者の芯棒のない蝶番部分を4枚のベニヤ板が同じ高さになるように組み込ませ、各々芯棒を通して結合し、四方壁とすることを特徴とした非常用臨時トイレ屋舎。
  3. 請求項2の4面ベニヤ合板壁の少なくとも1面に使用者の出入口をつけることを特徴とした非常用臨時トイレ屋舎。
  4. 請求項3の非常用臨時トイレ屋舎の床部は使用者が安全に使用出来るように全面的な床部を持ち、主排水管が全トイレ群の上手から下手に流れるように排水管に十分な勾配、3°及至15°を保持出来るように地上よりの床高低差を各トイレに持つことを特徴としたものとする。
  5. ベニヤ合板4枚にて構成された非常用臨時トイレ群は、防風対策として以下の物をつけ、これを特徴とする。
    ▲1▼ 各トイレを木材で連結させる。
    ▲2▼ 連結させた少なくとも4端部に地上にアンカーを打ちワイヤー状物でトイレ屋舎群を固定する。
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