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JP3114479B2 - 表面実装型アンテナ - Google Patents

表面実装型アンテナ

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JP3114479B2
JP3114479B2 JP06017491A JP1749194A JP3114479B2 JP 3114479 B2 JP3114479 B2 JP 3114479B2 JP 06017491 A JP06017491 A JP 06017491A JP 1749194 A JP1749194 A JP 1749194A JP 3114479 B2 JP3114479 B2 JP 3114479B2
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JP
Japan
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power supply
electrode
hole
substrate
dielectric substrate
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一也 川端
知尚 山木
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components

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  • Details Of Aerials (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体基板の一側面を
介して基板に実装され、誘電体基板に設けられた貫通孔
の内周面に形成された放射電極に給電されてなる表面実
装型アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、自動車電話や携帯電話の普及に伴
い、それらの高周波信号の送受信に用いられるアンテナ
の小型化の要求が非常に高まってきている。
【0003】図5にアンテナを用いた携帯電話等の通信
機の一形態を示す。アンテナ10は、誘電体装荷型のモ
ノポールアンテナであり、円柱状の誘電体基体20内に
貫通孔30を形成し、その内周には例えばCuよりなる
放射電極40が形成される。また、誘電体基体20の一
端面には、雄型コネクタ60が取り付けられ、通信機本
体80に設けられた雌型コネクタ70と接続されること
により、放射電極40への給電、高周波信号の送受信を
可能とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな通信機においては、アンテナ10が通信機本体80
の外部に配設されることになり、小型化の妨げとなって
しまうばかりか、外力が直接アンテナに作用することに
なり、機械的強度や耐久性の低下、特性変化などの問題
を引き起こす可能性がある。
【0005】また、高周波信号の送受信をコネクタを介
して行うために、コネクタ部における損失や共振周波数
の変化などの問題が発生してしまう。
【0006】さらに、コネクタの使用により、部品点数
も多くなり、作業性、コスト面においても好ましくな
い。
【0007】そこで、図6に示すように、コネクタ等を
用いず直接、基板に実装する表面実装型のアンテナが発
案されている。
【0008】表面実装型アンテナ11は、柱状の誘電体
基板22に一端面から他端面にかけて貫通孔33を形成
し、その内周面には放射電極44が形成されている。ま
た、誘電体基板22の一端面には、端面電極99が形成
され、放射電極44と接続されている。
【0009】また、基板100は、表面実装型アンテナ
11を実装した状態で、通信機本体等のケース中に収納
されるものであり、実装側主面に表面実装型アンテナ1
1に給電するための給電部としての給電用線路140が
形成されているほか、送信回路や受信回路などの信号処
理回路(図示せず)が形成されている。
【0010】表面実装型アンテナ11は、基板100上
に一側面を介して載置され、端面電極99と給電用線路
140とを例えば、半田、接着剤など(図示せず)で接
続、固定される。
【0011】また、誘電体基板22の側面から底面にか
けては固定用電極88が形成され、基板100の実装側
主面に形成された固定用導体180と互いに対応して、
同じく半田、接着剤など(図示せず)で接続、固定され
る。
【0012】このような表面実装型アンテナ11におい
ては、従来の誘電体装荷型のアンテナと比較すると、コ
ネクタが不要で、かつ直接、基板に表面実装できるとい
った点において効果的である。
【0013】しかしながら、誘電体基板22の長手方向
のサイズについては、小型化の要求を充分に満足できる
ものではなかった。
【0014】また、放射電極44と給電用線路140と
の接続は、誘電体基体22の一端面に形成された端面電
極99を介して行なわれている。そのため、放射電極4
4に対しては、長さ方向の一端より給電されることにな
り、放射電極44と給電用線路140とのインピーダン
ス整合を得るためには、誘電体基体22の大きさや貫通
孔33の孔径を変えたりすることによって、放射電極4
4のインピーダンスを変化させる必要がある。つまり、
表面実装型アンテナ11のサイズが決定された以降に
は、インピーダンスを整合させることが非常に困難であ
るといった問題点もあった。
【0015】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、表面実装が可能で、かつ、充分な小型
化を達成することができ、さらに放射電極と給電用線路
とのインピーダンス整合が容易に可能な表面実装型アン
テナを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、柱状の誘電体基板に少なくとも一つの貫
通孔を有し、前記誘電体基板の一面を介して基板に実装
され、前記基板に設けられた給電部より前記貫通孔の内
周面に形成された放射電極に給電される表面実装型アン
テナであって、前記誘電体基板は、該誘電体基板の表面
より前記貫通孔に達する給電孔、該給電孔の内周面に形
成された給電電極、および該給電電極と接続する給電端
子電極を有し、前記給電端子電極は前記基板に設けられ
た給電部と接続されることを特徴とする。
【0017】また、柱状の誘電体基板に少なくとも一つ
の貫通孔を有し、前記誘電体基板の一面を介して基板に
実装され、前記基板に設けられた給電部より前記貫通孔
の内周面に形成された放射電極に給電される表面実装型
アンテナであって、前記誘電体基板は、該誘電体基板の
表面より前記貫通孔に達する給電孔、該給電孔の内周面
に形成された給電電極、該給電電極と接続する給電端子
電極、および前記誘電体基板の少なくとも一方の端面に
形成され、前記放射電極と接続される端面電極を有し、
前記給電端子電極は前記基板に設けられた給電部と接続
されることを特徴とする。
【0018】さらに、前記給電孔が前記誘電体基板の側
面または上面または底面に形成されていることを特徴と
する。
【0019】
【作用】本発明によれば、誘電体基板内の貫通孔の内周
面に形成された放射電極に対して、その途中部分に形成
された給電孔によって給電されるため、給電孔内に形成
された給電電極のインダクタンス成分が放射に寄与する
こととなり、その結果、放射電極の長さを短くすること
ができる。
【0020】また、放射電極に接続して端面に端面電極
を設けることによって、端面電極間に形成されるキャパ
シタンス成分によってアンテナの共振周波数を低くする
ことができ、従来と同じ共振周波数に適用する場合に
は、放射電極の長さを短くすることができる。
【0021】さらに、給電孔の位置を選択し、放射電極
に対する給電位置を変えることで、放射電極と給電用線
路とのインピーダンスを容易に整合させることができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例を図1ないし図
4を用いて詳細に説明する。表面実装型アンテナ1は、
例えばセラミックス、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリカーボネイト樹脂あるいは
セラミックスと前記樹脂との混合物よりなる誘電体基板
2に、端面2eから2fにかけて貫通孔3を形成する。
この貫通孔3の内周面全面には、例えばメッキ法や導電
性ペーストの塗布などにより、Cu、Ag、Ag−P
d、Ag−Ptよりなる放射電極4が形成される。
【0023】以上のように構成された表面実装型アンテ
ナ1は、放射電極4に対し高周波電力が供給されること
により、高周波電磁界を発生し、放射電極4より電波を
送信する。また、放射電極4は、電波を受信したとき、
高周波電流を誘起し、伝送ラインへと伝達する。
【0024】[第1の実施例]図1は本発明の第1の実
施例を示す斜視図であり、図2は表面実装型アンテナの
基板への実装状態を示す斜視図である。表面実装型アン
テナ1は、上記のような構成に加えて、誘電体基板2の
側面2cから貫通孔3に達するように、給電孔5が形成
される。給電孔5の内周面全面には、例えばメッキ法や
導電性ペーストの塗布などにより、Cu、Ag、Ag−
Pd、Ag−Ptよりなる給電電極6が形成され、放射
電極4と接続される。
【0025】また、誘電体基板2の側面2cの給電孔5
の周囲を含み、底面2bにわたる部分には給電端子電極
7が形成され、給電電極6を介して放射電極4に接続さ
れる。
【0026】そして、誘電体基板2の端面2e、2fに
は、端面電極9が形成され、放射電極4と接続される。
さらに、誘電体基板2の側面2cから底面2bにわたる
部分、また、誘電体基板2の側面2dから底面2bにわ
たる部分には、実装する基板に固定するための固定用電
極8が形成されている。この固定用電極8は、本実施例
においては側面2c、2dから底面2bにわたる部分に
4ヵ所形成されているが、要求される固定強度に応じ
て、また、製造コストに応じて、側面2c、2dにだ
け、あるいは底面2bにだけ形成されても良い。また、
その数や形状も適宜選択される。
【0027】本実施例においては、放射電極4に対し
て、その長手方向の途中部分に形成された給電孔5によ
って給電されることになるため、給電孔5内に形成され
た給電電極6のインダクタンス成分が放射に寄与するこ
ととなり、従来、放射電極の端部より給電していたもの
に比べて、放射電極4の長さ、つまり表面実装型アンテ
ナ1の長さLが短くできる。
【0028】なお、本実施例においては、給電孔5が誘
電体基板2の側面2cに形成されているが、側面2dに
形成されていても良い。その場合、給電端子電極7は誘
電体基板2の側面2dの給電孔5の周囲を含み、底面2
bにわたる部分に形成される。
【0029】次に、表面実装型アンテナ1の基板への実
装状態について説明する。図2に示すように、実装用の
基板100の一方主面100aには、給電部110、固
定用導体180およびアース導体190が形成されてい
る。給電部110は、給電用導体170と給電用ホール
160からなる。給電用ホール160は、基板100の
厚み方向に貫通して形成されており、その内周面には導
体が形成され、基板100の他方主面100bに形成さ
れた給電用線路140と接続されている。なお、給電用
ホール160は一つに限ることなく、必要に応じて、複
数設けてもよい。
【0030】表面実装型アンテナ1は、誘電体基板2に
形成された給電端子電極7と固定用電極8と端面電極9
が、それぞれ基板100の一方主面100aに形成され
た給電用導体170と固定用導体180とアース導体1
90に対応するように載置され、例えば、半田、接着剤
など(図示せず)によって接続、固定される。
【0031】つまり、この表面実装型アンテナ1におい
ては、給電源(図示せず)より給電用線路140、給電
用ホール160、給電用導体170、給電端子電極7、
給電導体6を経て、放射電極4に給電されることにな
る。
【0032】さらに、放射電極4と給電用線路140と
のインピーダンスを整合させる場合には、給電孔5の位
置を選択することにより、放射電極4に対する給電位置
を変えることができ、放射電極4と給電用線路140の
インピーダンスを変化させることができる。つまり、表
面実装型アンテナ1の大きさを変更することなく、容易
にインピーダンスを整合させることができる。
【0033】[第2の実施例]図3は本発明の第2の実
施例を示す斜視図である。なお、第1の実施例と同一の
部分、または、相当する部分には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。第2の実施例においては、第1の
実施例と比較して、給電孔5の形成位置、給電端子電極
7の形状および端面電極9a、9bの形成位置にその特
徴がある。
【0034】つまり、誘電体基板2の上面2aから貫通
孔3に達するように、給電孔5が形成される。給電孔5
の内周面全面には、第1の実施例と同様に、例えばメッ
キ法や導電性ペーストの塗布などにより、Cu、Ag、
Ag−Pd、Ag−Ptよりなる給電電極6が形成さ
れ、放射電極4と接続される。
【0035】また、誘電体基板2の上面2aの給電孔5
の周囲を含み、側面2cを経て底面2bにわたる部分に
は帯状の給電端子電極7が形成され、給電電極6を介し
て放射電極4に接続される。
【0036】ここで、本実施例においても、実装基板に
表面実装型アンテナ1を固定するための固定用電極8を
誘電体基板2の側面2c、2dから底面2bにわたる部
分に4ヵ所形成したが、第1の実施例と同様に、要求さ
れる固定強度に応じて、また、製造コストに応じて、側
面2c、2dにだけ、あるいは底面2bにだけ形成して
も良い。また、その数や形状も適宜選択される。
【0037】本実施例においても、放射電極4に対し
て、その長手方向の途中部分に形成された給電孔5によ
って給電されることになるため、第1の実施例において
説明した理由により、従来、放射電極の端部より給電し
ていたものに比べて、放射電極4の長さ、つまり表面実
装型アンテナ1の長さLが短くできる。
【0038】さらに、誘電体基板2の端面2eおよび2
fには、端面電極9a、9bが形成されている。このこ
とにより、端面電極9a、9bの間にキャパシタンス成
分が形成され、表面実装型アンテナ1の共振周波数が低
くなる。ここで、目的の共振周波数(端面電極が形成さ
れない状態での共振周波数)を得るためには、低くなっ
た共振周波数を高くする必要があり、その方策として
は、放射電極4の長さ、つまり表面実装型アンテナ1の
長さLを短縮することが挙げられる。
【0039】つまり、端面電極9a、9bを形成するこ
とによって、端面電極が形成されていない同じ共振周波
数を有するアンテナと比較すると、結果的に長さLを一
層短縮することができる。
【0040】なお、端面電極9a、9bは、図3に示す
ように、端面2e、2fの全面に形成される必要はな
く、目的の共振周波数および長さLの値に応じて形成位
置が決定される。
【0041】また、第1の実施例と同様に、給電孔5に
位置を選択することにより、表面実装型アンテナ1の大
きさを変更することなく、放射電極4と給電用線路14
0とのインピーダンスを整合させることが可能である。
【0042】[第3の実施例]図4は本発明の第3の実
施例およびその表面実装型アンテナの基板への実装状態
を示す分解斜視図である。なお、本実施例においても、
第1、第2の実施例と同一の部分、または、相当する部
分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。第3
の実施例においては、第1、第2の実施例と比較して、
給電孔5の形成位置および給電端子電極7および実装す
る基板にその特徴がある。
【0043】つまり、誘電体基板2の底面2bから貫通
孔3に達するように、給電孔5が形成される。給電孔5
の内周面全面には、第1、第2の実施例と同様に、例え
ばメッキ法や導電性ペーストの塗布などにより、Cu、
Ag、Ag−Pd、Ag−Ptよりなる給電電極6が形
成され、放射電極4と接続される。
【0044】また、誘電体基板2の底面2bに設けられ
た給電孔5の周囲には、環状の給電端子電極7が形成さ
れ、給電電極6を介して放射電極4に接続される。
【0045】実装する基板に固定するための固定用電極
8についても、図4には底面2bにのみ4ヵ所形成され
ているが、第1、第2の実施例と同様に、要求される固
定強度に応じて、また、製造コストに応じて、側面2c
から底面2bにかけて、あるいは側面2cにだけ形成さ
れても良い。また、その数や形状も適宜選択される。
【0046】本実施例においても、放射電極4に対し
て、その長手方向の途中部分に形成された給電孔5によ
って給電されることになるため、第1の実施例において
説明した理由によって、従来、放射電極の端部より給電
していたものに比べて、放射電極4の長さ、つまり表面
実装型アンテナ1の長さLが短くなる。
【0047】さらに、図4には図示していないが、誘電
体基板2の両端面2eおよび2fに、端面電極を形成す
ることによって、端面電極間にキャパシタンス成分を形
成し、第2の実施例において説明した理由によって表面
実装型アンテナ1の長さLを短縮することができる。
【0048】次に、表面実装型アンテナ1の基板への実
装状態について説明する。図4に示すように、実装用の
基板100の一方主面100aには、給電部110、固
定用導体180、給電用線路140および固定用導体を
兼用するアース導体190が形成されている。給電部1
10は、給電用導体170からなり、給電用線路140
と接続されている。
【0049】表面実装型アンテナ1は、誘電体基板2の
底面2bに形成された給電端子電極7と固定用電極8
が、それぞれ基板100の一方主面100aに形成され
た給電用導体170、固定用導体180およびアース導
体190に対応するように載置され、例えば、半田、接
着剤など(図示せず)によって接続、固定される。
【0050】つまり、この表面実装型アンテナ1におい
ては、給電源(図示せず)より給電用線路140、給電
用導体170、給電端子電極7、給電電極6を経て、放
射電極4に給電されることになる。
【0051】また、第1、第2の実施例と同様に、給電
孔5に位置を選択することにより、表面実装型アンテナ
1の大きさを変更することなく、放射電極4と給電用線
路140とのインピーダンスを整合させることが可能で
ある。
【0052】なお、第1の実施例と第3の実施例におい
て、表面実装型アンテナ1を実装する基板100に形成
される給電部110の位置や形態、給電用線路140の
位置などの形状が異なっている。すなわち、第1の実施
例においては、基板100の一方主面100aに形成さ
れた給電用導体170が給電用ホール160を介して他
方主面100bに形成された給電用線路140と接続さ
れているが、第3の実施例においては、給電用導体17
0と給電用線路140は、一方主面100aに形成さ
れ、互いに接続されている。
【0053】これは、実装する表面実装型アンテナ1に
形成された給電孔5の位置やそれに対応する給電端子電
極7と固定用電極8の位置や形状、さらに端面電極9の
有無などによって適宜選択されるものである。つまり、
第1〜第3の実施例の表面実装型アンテナは、図2また
は図4に開示されているいずれの基板100に対して
も、条件に応じて実装することが可能である。
【0054】なお、第1〜3の実施例を通して、誘電体
基板の平面形状が矩形状であるが、正方形状であっても
よい。また、貫通孔も長手方向に形成されているものが
開示されているが、短辺方向に形成されていても、本発
明の主旨は何ら変るものではない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、コネクタなどを使用せ
ずに携帯電話等の通信機の内部に収納される実装基板に
直接実装することができる表面実装型アンテナであっ
て、しかも、放射電極に対して、その長手方向の途中部
分に形成された給電孔によって給電しているために、給
電孔内に形成された給電電極のインダクタンス成分が放
射に寄与することとなり、放射電極の長さ、つまり、ア
ンテナの長さを短くすることが可能となる。
【0056】また、誘電体基板の端面に端面電極を形成
することによって、端面電極間にキャパシタンス成分が
形成され、アンテナの共振周波数が低くなる。その結
果、従来と同じ共振周波数に適用する場合には、一層ア
ンテナの長さを短くすることが可能となる。
【0057】さらに、給電孔の位置を選択し、放射電極
に対する給電位置を変えることで、アンテナの大きさを
変えることなく、放射電極と給電用線路とのインピーダ
ンスを容易に整合させることができる。
【0058】したがって、本発明の表面実装型アンテナ
を利用すれば携帯電話等の通信機の小型化が容易に実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る表面実装型アンテ
ナを示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る表面実装型アンテ
ナの基板への実装状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る表面実装型アンテ
ナを示す斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る表面実装型アンテ
ナおよび基板への実装状態を説明するための分解斜視図
である。
【図5】本発明の従来例に係るアンテナを示す分解斜視
図である。
【図6】本発明の従来例に係る表面実装型アンテナおよ
びその実装状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 表面実装型アンテナ 2 誘電体基板 2a 上面 2b 底面 2c、2d 側面 2e、2f 端面 3 貫通孔 4 放射電極 5 給電孔 6 給電電極 7 給電端子電極 9 端面電極 100 基板 110 給電部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の誘電体基板に少なくとも一つの貫
    通孔を有し、前記誘電体基板の一面を介して基板に実装
    され、前記基板に設けられた給電部より前記貫通孔の内
    周面に形成された放射電極に給電される表面実装型アン
    テナであって、前記誘電体基板は、該誘電体基板の表面
    より前記貫通孔に達する給電孔、該給電孔の内周面に形
    成された給電電極、および該給電電極と接続する給電端
    子電極を有し、前記給電端子電極は前記基板に設けられ
    た給電部と接続されることを特徴とする表面実装型アン
    テナ。
  2. 【請求項2】 柱状の誘電体基板に少なくとも一つの貫
    通孔を有し、前記誘電体基板の一面を介して基板に実装
    され、前記基板に設けられた給電部より前記貫通孔の内
    周面に形成された放射電極に給電される表面実装型アン
    テナであって、前記誘電体基板は、該誘電体基板の表面
    より前記貫通孔に達する給電孔、該給電孔の内周面に形
    成された給電電極、該給電電極と接続する給電端子電
    極、および前記誘電体基板の少なくとも一方の端面に形
    成され、前記放射電極と接続される端面電極を有し、前
    記給電端子電極は前記基板に設けられた給電部と接続さ
    れることを特徴とする表面実装型アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記給電孔が前記誘電体基板の側面また
    は上面または底面に形成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の表面実装型アンテナ。
JP06017491A 1994-02-14 1994-02-14 表面実装型アンテナ Expired - Fee Related JP3114479B2 (ja)

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