JP3113308B2 - 電気走行車 - Google Patents
電気走行車Info
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- braking force
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Description
輪に伝達して走行する電気走行車に関する。
特開昭59−209004号公報に開示されているよう
に、下り坂等における惰性走行時や減速時に、従来のエ
ンジン自動車のエンジンブレーキに相当する回生制動を
電動機に与えるようにしたものが従来から知られてい
る。この回生制動は周知のように、駆動輪の惰性的な回
転力により電動機を発電機として動作させ、この時得ら
れる発電エネルギーをバッテリ等の電源に回収しつつ該
電動機に電気的制動を与えるものである。
04号公報に開示されている電気走行車においては、ブ
レーキの操作量に応じた回生制動力を電動機に生ぜし
め、また、惰性走行時には電動機の回転速度に応じた回
生制動力を電動機に生ぜしめるようにしている。
は、電動機に生ぜしめる回生制動力は、ブレーキの操作
量や電動機の回転速度に応じて一義的に生ぜしめるもの
であるため、次のような不都合があった。
頻繁なブレーキ操作は好ましくないものの、上記のよう
に惰性走行時に電動機の回転速度に応じた回生制動力を
生ぜしめる電気走行車にあっては、その惰性走行による
回生制動力だけでは種々の勾配の下り坂における走行に
対応した回生制動力を得ることができず、このため、運
転者は充分な制動力を得るためには頻繁にブレーキ操作
を行わなければならない。
繁なブレーキ操作は好ましくないものの、惰性走行によ
る回生制動力だけではその走行状況に応じた的確な回生
制動力を得ることができず、結局、運転者は上記と同様
に頻繁にブレーキ操作を行わなければならない。
は、回生制動力をブレーキの操作量や電動機の回転速度
に応じて一義的に生ぜしめるものであるため、種々の走
行状況に応じた回生制動力を得るためには、ブレーキの
頻繁な操作を要すると共に、運転者の好み等に応じた的
確な回生制動力を容易に得ることができなかった。
を解消し、電動機の回生制動力を種々の走行状況や運転
者の好み等に応じて的確、且つ容易に得ることができる
電気走行車を提供することを目的とする。
成するために、電動機の駆動力を駆動輪に伝達して走行
する電気走行車において、惰性走行時に前記電動機を回
生制動状態に制御する制御手段と、該電動機の回生制動
力の強弱を前記制御手段に対して設定可能に車室内に設
けられた操作子とを備え、前記制御手段は操作子により
設定された回生制動力を生ぜしめるべく電動機を制御す
ることを特徴とする。
運転者は前記操作子を操作するだけで前記電動機の回生
制動力の強弱を変更することが可能となり、この時、該
電動機は、操作子により設定された回生制動力を生じる
ように前記制御手段により制御される。
明する。
るための模式的構成図である。
り、この電気走行車においては、電動機1の駆動力を、
プーリ/ベルト式無段階変速機であるCVT3、クラッ
チ4及び差動歯車機構5を順に介して駆動輪2,2に伝
達して走行するように構成されている。この場合、電動
機1は、後述のコントローラ14により制御される駆動
回路6を介して主バッテリ7に接続されており、力行時
には駆動回路6を介して主バッテリ7から電力が供給さ
れ、回生制動時にはその発電エネルギーを駆動回路6を
介して主バッテリ7に供給するようにしている。
る種々の走行モード等を運転者が設定するための操作
子、9は電動機1等の作動を制御する制御手段である。
10の回りに揺動可能に設けられており、運転者はこの
操作子8を揺動・操作することにより、例えば、駐車用
の“Pレンジ”、後進用の“Rレンジ”及び前進用の
“Dレンジ”を設定可能としている。この場合、“Pレ
ンジ”、“Rレンジ”及び“Dレンジ”の間では、操作
子8は各レンジに段階的に揺動可能とされる一方、“D
レンジ”においては、所定の角度内で連続的に揺動可能
とされている。
リ11により通電された半円弧状のポテンショメータ1
2が支軸10を中心として配設されており、このポテン
ショメータ12には、操作子8と連動して支軸10の回
りに揺動する導体接触子13が接触されている。この場
合、導体接触子13は、ポーテンショメータ12との接
触箇所に対応した電位を受けるものであり、前記“Dレ
ンジ”においては、操作子8の連続的な揺動により導体
接触子13が受ける電位は連続的に変化するようになっ
ている。
コントローラ14を有し、このコントローラ14には、
操作子8の各設定レンジにおける導体接触子13の電位
信号が各設定レンジ毎に各別のターミナル15p,15
r,15dを介して入力されると共に、車速センサ16
により検出される車速信号や、アクセルセンサ17によ
り検出されるアクセル(図示しない)のON/OFF信
号及びアクセルの踏み込み量信号等が入力される。そし
て、コントローラ14は、これらの入力信号に基づい
て、電動機1を駆動回路6を介して制御すると共に、ク
ラッチアクチュエータ18を介してクラッチ4の継断作
動を制御し、さらにはプーリアクチュエータ19,20
を介してCVT3の変速作動等を制御するようにしてい
る。
る。
子8が運転者により“Dレンジ”に設定されているとき
には、アクセルをONすると、コントローラ14はその
アクセル踏み込み量に応じて電動機1に力行を行わしめ
るべく駆動回路6を介して電動機1を制御し、また、こ
の時、車速等に応じてCVT3の変速作動を行わしめ
る。
ルがOFFにされて惰性走行状態となると、コントロー
ラ14は、操作子8の設定位置に対応する導体接触子1
3の電位に応じた回生制動力を電動機1に生ぜしめるべ
く電動機1を駆動回路6を介して制御する。
子8が“Dレンジ”における“Rレンジ”寄りの位置に
設定されているときには、比較的弱め、もしくは略零の
回生制動力を電動機1に生ぜしめ、操作子8が“Rレン
ジ”から離反する側に揺動されたときには、比較的強め
の回生制動力を電動機1に生ぜしめ、この回生制動力の
変更は、操作子8が“Dレンジ”において連続的に揺動
されるに伴って連続的に変化させる。このような回生制
動力の制御は、例えば電動機1への入力電圧や界磁電流
等を制御することにより行われる。
運転者は、惰性走行時に操作子8を“Dレンジ”内にお
いて揺動させるだけで、電動機1の回生制動力を任意に
変更することができ、例えば、急な下り坂等において
は、強めの回生制動力が得られる位置に操作子8を設定
すれば、頻繁にブレーキ操作をせずとも、充分な制動力
を得ることができる。また、雪道走行時や旋回時等にお
いても、操作子8を適当な位置に揺動させておけば、そ
の走行状況や運転車の好み等に応じて的確な回生制動力
を得ることができる。
操作子8を連続的に揺動可能として電動機1の回生制動
力を連続的に可変としたが、操作子8を段階的に揺動可
能として電動機1の回生制動力を段階的に可変とするこ
とも可能であることはもちろんであり、さらには、“R
レンジ”において操作子8を連続的あるいは段階的に揺
動可能として後進時における電動機1の回生制動力を連
続的あるいは段階的に可変とすることも可能であること
はもちろんである。
レンジ”において、操作子8を連続的あるいは段階的に
操作可能とした場合の操作子8の操作パターンとして
は、例えば図2(a)〜(i)に示すものが挙げられ
る。
は、“Dレンジ”において操作子8を連続的に操作可能
とした場合の操作パターン、図2(d)に示すものは、
さらに“Rレンジ”において操作子8を連続的に操作可
能とした場合の操作パターン、図2(e)〜(g)に示
すものは、“Dレンジ”において操作子8を段階的に操
作可能とした場合の操作パターン、図2(h),(i)
に示すものは、さらに“Rレンジ”において操作子8を
段階的に操作可能とした場合の操作パターンである。こ
の場合、図2(c),(g),(i)に示す操作パター
ンにおいては、エンジン自動車のニュートラルレンジに
相当する“Nレンジ”が設けられている。
の電気走行車によれば、運転車が操作子を操作すること
により電動機の回生制動力の強弱の設定を可変とし、惰
性走行時に、その設定された回生制動力を生ぜしめるよ
うに電動機を制御手段により制御したことによって、電
動機の回生制動力を種々の走行状況や運転者の好み等に
応じて的確、且つ容易に得ることができる。
するための模式的構成図、
ーンを示す説明図。
Claims (1)
- 【請求項1】電動機の駆動力を駆動輪に伝達して走行す
る電気走行車において、惰性走行時に前記電動機を回生
制動状態に制御する制御手段と、該電動機の回生制動力
の強弱を前記制御手段に対して設定可能に車室内に設け
られた操作子とを備え、前記制御手段は操作子により設
定された回生制動力を生ぜしめるべく電動機を制御する
ことを特徴とする電気走行車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10411091A JP3113308B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 電気走行車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10411091A JP3113308B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 電気走行車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05122805A JPH05122805A (ja) | 1993-05-18 |
JP3113308B2 true JP3113308B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=14371992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10411091A Expired - Lifetime JP3113308B2 (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | 電気走行車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3113308B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3391244B2 (ja) * | 1997-12-25 | 2003-03-31 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
KR100579287B1 (ko) * | 2004-06-15 | 2006-05-11 | 현대자동차주식회사 | 4륜 구동 하이브리드 전기 차량의 회생 제동 토크 맵제어방법 |
CA2616195A1 (en) * | 2007-10-31 | 2009-04-30 | Textron Inc. | Operator selectable electric vehicle performance switch |
JP5401682B2 (ja) | 2008-04-18 | 2014-01-29 | 株式会社 神崎高級工機製作所 | 電動対地作業車両 |
CN103158560B (zh) * | 2011-12-09 | 2015-10-21 | 华创车电技术中心股份有限公司 | 电动车的电能回充操作装置、电能回充操作电路及电能回充控制方法 |
US20230052504A1 (en) * | 2020-02-07 | 2023-02-16 | Texaroba Technology Inc. | Hybrid power system for lawn robots |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP10411091A patent/JP3113308B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05122805A (ja) | 1993-05-18 |
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