JP3112056B2 - 三次元形状測定方法とその装置 - Google Patents
三次元形状測定方法とその装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光をワークに照
射する三次元形状測定方法及びその装置に関する。
射する三次元形状測定方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、三次元形状を測定する装置として
は、特開平5−149723号公報、特開平4−847
07号公報、特開昭60−196608号公報などがあ
る。特開平5−149723号公報は、上部に配置され
た発光部から下部に配置された受光部との間に被測定物
を配置して、発光部から受光部に向かってレーザ光を発
して、被測定物と基準棒との距離を測長するものであ
る。また、特開平4−84707号公報は、上方から測
定対象物表面に向けてスリット光を照射し、測定対象物
表面に写し出された光切断線を撮像して、その光切断線
像から3次元座標値を算出するものである。また、特開
昭60−196608号公報は、対象物の斜め上方から
光ビームを走査する光切断法にて対象物断面高さを連続
的に検出するものである。
は、特開平5−149723号公報、特開平4−847
07号公報、特開昭60−196608号公報などがあ
る。特開平5−149723号公報は、上部に配置され
た発光部から下部に配置された受光部との間に被測定物
を配置して、発光部から受光部に向かってレーザ光を発
して、被測定物と基準棒との距離を測長するものであ
る。また、特開平4−84707号公報は、上方から測
定対象物表面に向けてスリット光を照射し、測定対象物
表面に写し出された光切断線を撮像して、その光切断線
像から3次元座標値を算出するものである。また、特開
昭60−196608号公報は、対象物の斜め上方から
光ビームを走査する光切断法にて対象物断面高さを連続
的に検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のものでは、ワークに対して上方からレーザ光が照
射されたり、回転鏡によって走査されたりするため、照
射したレーザ光が周囲に乱反射する。このため、ワーク
の周囲に保護用ガードを設けたり、作業者の目に危険が
及ばないような処置が必要になるなどするため、装置周
辺の構成が複雑になるという問題がある。
従来のものでは、ワークに対して上方からレーザ光が照
射されたり、回転鏡によって走査されたりするため、照
射したレーザ光が周囲に乱反射する。このため、ワーク
の周囲に保護用ガードを設けたり、作業者の目に危険が
及ばないような処置が必要になるなどするため、装置周
辺の構成が複雑になるという問題がある。
【0004】本発明は、周辺装置を含めた構成を簡素に
することができる三次元形状測定方法及びその装置を提
供することを目的とする。
することができる三次元形状測定方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の三次元形状測定
方法は、ワークにレーザ光を照射し、該レーザ光の反射
光に基づいて前記ワークの三次元形状を測定する三次元
形状測定方法において、略水平面上に載置されたXYテ
ーブルの可動部に前記レーザ光を上方に指向して照射す
るレーザ変位計のみを設けるとともに、ワーク保持手段
によって前記XYテーブルの上方で前記ワークを保持
し、前記XYテーブルの各座標において前記レーザ変位
計により測定された前記ワークまでの距離データを前記
各座標とともに記憶し、その距離データに基づいてワー
クの輪郭形状を算出することを技術的手段とする。
方法は、ワークにレーザ光を照射し、該レーザ光の反射
光に基づいて前記ワークの三次元形状を測定する三次元
形状測定方法において、略水平面上に載置されたXYテ
ーブルの可動部に前記レーザ光を上方に指向して照射す
るレーザ変位計のみを設けるとともに、ワーク保持手段
によって前記XYテーブルの上方で前記ワークを保持
し、前記XYテーブルの各座標において前記レーザ変位
計により測定された前記ワークまでの距離データを前記
各座標とともに記憶し、その距離データに基づいてワー
クの輪郭形状を算出することを技術的手段とする。
【0006】また、本発明の三次元形状測定装置は、ワ
ークにレーザ光を照射し、該レーザ光の反射光に基づい
て前記ワークの三次元形状を測定する三次元形状測定装
置において、略水平面上に載置されたXYテーブルと、
該XYテーブルの可動部に設けられ、レーザ光を上方に
指向して照射するレーザ変位計と、前記ワークを前記X
Yテーブルの上方に配置して保持するワーク保持手段
と、前記XYテーブルの各座標において前記レーザ変位
計により測定された前記ワークまでの距離データを前記
各座標とともに記憶する距離データ記憶手段と、該距離
データ記憶手段に記憶された前記距離データに基づいて
前記ワークの三次元形状を算出する形状算出手段とを具
備し、前記XYテーブルの可動部には、前記レーザ変位
計のみが設けられることを技術的手段とする。
ークにレーザ光を照射し、該レーザ光の反射光に基づい
て前記ワークの三次元形状を測定する三次元形状測定装
置において、略水平面上に載置されたXYテーブルと、
該XYテーブルの可動部に設けられ、レーザ光を上方に
指向して照射するレーザ変位計と、前記ワークを前記X
Yテーブルの上方に配置して保持するワーク保持手段
と、前記XYテーブルの各座標において前記レーザ変位
計により測定された前記ワークまでの距離データを前記
各座標とともに記憶する距離データ記憶手段と、該距離
データ記憶手段に記憶された前記距離データに基づいて
前記ワークの三次元形状を算出する形状算出手段とを具
備し、前記XYテーブルの可動部には、前記レーザ変位
計のみが設けられることを技術的手段とする。
【0007】
【作用】本発明は、XYテーブルの上方にワークが配置
され、XYテーブルの可動部が可動するとき、可動部に
設けられたレーザ変位計から上方へ向けてレーザ光が照
射されて、各座標におけるワークまでの距離が測定され
て、距離データとして記憶される。ワークまでの距離デ
ータは、XYテーブルにおける各座標とともに記憶され
ているため、各座標と距離データとに基づいてワークの
三次元形状が算出される。
され、XYテーブルの可動部が可動するとき、可動部に
設けられたレーザ変位計から上方へ向けてレーザ光が照
射されて、各座標におけるワークまでの距離が測定され
て、距離データとして記憶される。ワークまでの距離デ
ータは、XYテーブルにおける各座標とともに記憶され
ているため、各座標と距離データとに基づいてワークの
三次元形状が算出される。
【0008】
【発明の効果】本発明は、ワークの形状の算出におい
て、XYテーブルの座標と、その座標において測定され
たワークまでの距離データとに基づいてワークの三次元
形状が算出できるため、レーザ変位計によるワークまで
の距離の測定は、XYテーブル上から上方へ向かう一方
方向のみの計測でよい。従って、レーザ変位計における
レーザ光の照射方向は上方のみでよく、レーザ光自体の
走査が行われないため、照射されるレーザ光が周辺に乱
反射することがない。この結果、レーザ光が照射される
ワークの周辺に、レーザ光の乱反射の影響を防ぐための
装置や、作業者を保護するための処理を行う必要がなく
なるため、簡素な構成によって三次元形状の測定を行う
ことができる。
て、XYテーブルの座標と、その座標において測定され
たワークまでの距離データとに基づいてワークの三次元
形状が算出できるため、レーザ変位計によるワークまで
の距離の測定は、XYテーブル上から上方へ向かう一方
方向のみの計測でよい。従って、レーザ変位計における
レーザ光の照射方向は上方のみでよく、レーザ光自体の
走査が行われないため、照射されるレーザ光が周辺に乱
反射することがない。この結果、レーザ光が照射される
ワークの周辺に、レーザ光の乱反射の影響を防ぐための
装置や、作業者を保護するための処理を行う必要がなく
なるため、簡素な構成によって三次元形状の測定を行う
ことができる。
【0009】
【実施例】次に本発明を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明の実施例の三次元形状測定装置100の外観
を示す。図1において、2は定盤1上に設けられた直交
テーブルとしてのXYテーブルで、それぞれ電動式のX
軸アクチュエータ3と、X軸アクチュエータ3上に設け
られたY軸アクチュエータ4とを有し、Y軸アクチュエ
ータ4の可動部には、レーザ変位計5が備えられてい
る。
は、本発明の実施例の三次元形状測定装置100の外観
を示す。図1において、2は定盤1上に設けられた直交
テーブルとしてのXYテーブルで、それぞれ電動式のX
軸アクチュエータ3と、X軸アクチュエータ3上に設け
られたY軸アクチュエータ4とを有し、Y軸アクチュエ
ータ4の可動部には、レーザ変位計5が備えられてい
る。
【0010】レーザ変位計5は、図2に示すように、レ
ーザ変位計5からレーザ光の照射方向に配置される計測
対象までの距離Lがレーザ光の照射軸方向の変位量とし
て計測されるもので、照射されるレーザ光の強度を時間
的に変化させて照射するレーザ発振器5aと受光センサ
5bとからなり、計測対象で反射したレーザ光の強度の
位相差に基づいて三角測量法によって計測対象までの距
離Lを計測する。なお、計測される距離Lは、計測ワー
ク8の下方では、計測ワーク8までの距離Lとなり、計
測ワーク8以外の位置では、無反射エラーを検出する。
ーザ変位計5からレーザ光の照射方向に配置される計測
対象までの距離Lがレーザ光の照射軸方向の変位量とし
て計測されるもので、照射されるレーザ光の強度を時間
的に変化させて照射するレーザ発振器5aと受光センサ
5bとからなり、計測対象で反射したレーザ光の強度の
位相差に基づいて三角測量法によって計測対象までの距
離Lを計測する。なお、計測される距離Lは、計測ワー
ク8の下方では、計測ワーク8までの距離Lとなり、計
測ワーク8以外の位置では、無反射エラーを検出する。
【0011】XYテーブル2の上方には、定盤1のX軸
方向の各端部に構造部としてそれぞれ固定された台枠6
の上端に支持されたワーク保持用の治具7が配されてい
る。治具7は、計測ワーク8の凹部側を下方に向けた場
合の各端部の形状に対応した保持部を有し、計測ワーク
8の凹部側を下方にして保持する。計測ワーク8は、標
準化された製品群の一品種であって、略容器形状を呈す
る軽量(0.2kg〜0.5kg)の樹脂成形品であ
り、治具7と接する部位は一定の形状および寸法を有す
る。なお、計測ワーク8は、長さ方向(X軸アクチュエ
ータ3の変位方向)については、様々な寸法が与えられ
たバリエーションがあるため、治具7は、計測ワーク8
のバリエーションに対応するために、計測ワーク8の長
さ方向(X軸アクチュエータ3の変位方向)に変位可能
なスライダーを備えるようにしてもよい。
方向の各端部に構造部としてそれぞれ固定された台枠6
の上端に支持されたワーク保持用の治具7が配されてい
る。治具7は、計測ワーク8の凹部側を下方に向けた場
合の各端部の形状に対応した保持部を有し、計測ワーク
8の凹部側を下方にして保持する。計測ワーク8は、標
準化された製品群の一品種であって、略容器形状を呈す
る軽量(0.2kg〜0.5kg)の樹脂成形品であ
り、治具7と接する部位は一定の形状および寸法を有す
る。なお、計測ワーク8は、長さ方向(X軸アクチュエ
ータ3の変位方向)については、様々な寸法が与えられ
たバリエーションがあるため、治具7は、計測ワーク8
のバリエーションに対応するために、計測ワーク8の長
さ方向(X軸アクチュエータ3の変位方向)に変位可能
なスライダーを備えるようにしてもよい。
【0012】上記のXYテーブル2およびレーザ変位計
5は、コンピュータ10および付帯設備によって制御さ
れる。以下、図3に基づいて、コンピュータ10および
付帯設備を説明する。コンピュータ10は、演算装置1
1(CPU)、記憶装置(メモリ)12からなり、キー
ボード等の入力装置13および表示装置14を備えてい
る。また、その他に、周辺機器として、外部記憶装置1
5、プリンタ16、データ通信のための通信手段17を
備えている。
5は、コンピュータ10および付帯設備によって制御さ
れる。以下、図3に基づいて、コンピュータ10および
付帯設備を説明する。コンピュータ10は、演算装置1
1(CPU)、記憶装置(メモリ)12からなり、キー
ボード等の入力装置13および表示装置14を備えてい
る。また、その他に、周辺機器として、外部記憶装置1
5、プリンタ16、データ通信のための通信手段17を
備えている。
【0013】レーザ変位計5とコンピュータ10との間
の信号伝送のための設備としては、レーザ変位計5の計
測によって得られる変位量(距離)信号を直流電圧(例
えば、±5Vの範囲の電圧)に変換して出力する変位計
アンプ21、変位計アンプ21の出力電圧を変換速度5
00μsでディジタル信号にAD変換するA/Dコンバ
ータ22、XYテーブル2の各アクチュエータ3、4を
個別に制御のためのパラレルインターフェイス23が設
けられている。
の信号伝送のための設備としては、レーザ変位計5の計
測によって得られる変位量(距離)信号を直流電圧(例
えば、±5Vの範囲の電圧)に変換して出力する変位計
アンプ21、変位計アンプ21の出力電圧を変換速度5
00μsでディジタル信号にAD変換するA/Dコンバ
ータ22、XYテーブル2の各アクチュエータ3、4を
個別に制御のためのパラレルインターフェイス23が設
けられている。
【0014】コンピュータ10は、XYテーブル2を駆
動制御しつつ、レーザ変位計5によって得られる計測ワ
ーク8までの変位量(距離)をデータ処理して、計測対
象である計測ワーク8の三次元形状を演算し、計測ワー
ク8の計測結果とする。ここでは、XYテーブル2の可
動部に設けられたレーザ変位計5のX軸、Y軸の位置に
ついて、細密な格子状に配置された多数の計測座標
(i,j)を設定し、各計測座標(i,j)に対応する
計測ワーク8までの距離Lを測定して、各計測座標
(i,j)に対応した距離データD(i,j)としてX
Yテーブル2上の計測座標(i,j)とともに記憶装置
12内に一端記憶して配列し、配列された多数の距離デ
ータD(i,j)をデータ処理することによって計測ワ
ーク8の三次元形状を算出する。
動制御しつつ、レーザ変位計5によって得られる計測ワ
ーク8までの変位量(距離)をデータ処理して、計測対
象である計測ワーク8の三次元形状を演算し、計測ワー
ク8の計測結果とする。ここでは、XYテーブル2の可
動部に設けられたレーザ変位計5のX軸、Y軸の位置に
ついて、細密な格子状に配置された多数の計測座標
(i,j)を設定し、各計測座標(i,j)に対応する
計測ワーク8までの距離Lを測定して、各計測座標
(i,j)に対応した距離データD(i,j)としてX
Yテーブル2上の計測座標(i,j)とともに記憶装置
12内に一端記憶して配列し、配列された多数の距離デ
ータD(i,j)をデータ処理することによって計測ワ
ーク8の三次元形状を算出する。
【0015】以下、コンピュータ10におけるXYテー
ブル2の制御およびレーザ変位計5の計測データの処理
について図4を参考にして説明する。始めに、計測開始
の指示に応じて初期化設定が行われる(ステップ1)。
ここでは、XYテーブル2の各アクチュエータの位置を
初期位置に制御するとともに、A/Dコンバータの初期
化、上記の距離データD(i,j)等のゼロクリアを行
う。
ブル2の制御およびレーザ変位計5の計測データの処理
について図4を参考にして説明する。始めに、計測開始
の指示に応じて初期化設定が行われる(ステップ1)。
ここでは、XYテーブル2の各アクチュエータの位置を
初期位置に制御するとともに、A/Dコンバータの初期
化、上記の距離データD(i,j)等のゼロクリアを行
う。
【0016】次に、Y軸アクチュエータ4についてステ
ップ送りを行い(ステップ2)、その位置で、X軸アク
チュエータ3の走査を開始する(ステップ3)。このX
軸アクチュエータ3の走査時に、上記の計測座標(i,
j)に応じたタイミングで次々にレーザ変位計5による
計測を行い、その距離データD(i,j)を記憶装置1
2内に取り込み(ステップ4)、X軸アクチュエータ3
の走査が末端に達するまで続ける。
ップ送りを行い(ステップ2)、その位置で、X軸アク
チュエータ3の走査を開始する(ステップ3)。このX
軸アクチュエータ3の走査時に、上記の計測座標(i,
j)に応じたタイミングで次々にレーザ変位計5による
計測を行い、その距離データD(i,j)を記憶装置1
2内に取り込み(ステップ4)、X軸アクチュエータ3
の走査が末端に達するまで続ける。
【0017】X軸アクチュエータ3の走査が末端まで行
われると(ステップ5においてYES)、X軸アクチュ
エータ3の走査を終り(ステップ6)、Y軸アクチュエ
ータ4のステップ送りが末端に達していなければ(ステ
ップ7においてNO)、ステップ2へ移行して、Y軸ア
クチュエータ4のステップ送りを行い、ステップ3〜6
を繰り返し行う。ここでは、X軸アクチュエータ3の走
査として往路と復路が設定されており、図5に示すよう
に、往復運動を行うように往路走査と復路走査とが交互
に行われ、各走査の間に、Y軸アクチュエータ4による
ステップ送りが行われる。
われると(ステップ5においてYES)、X軸アクチュ
エータ3の走査を終り(ステップ6)、Y軸アクチュエ
ータ4のステップ送りが末端に達していなければ(ステ
ップ7においてNO)、ステップ2へ移行して、Y軸ア
クチュエータ4のステップ送りを行い、ステップ3〜6
を繰り返し行う。ここでは、X軸アクチュエータ3の走
査として往路と復路が設定されており、図5に示すよう
に、往復運動を行うように往路走査と復路走査とが交互
に行われ、各走査の間に、Y軸アクチュエータ4による
ステップ送りが行われる。
【0018】Y軸アクチュエータ4のステップ送りが末
端に達した場合には(ステップ7においてYES)、X
Yテーブル2の駆動制御を終了し、以降は、距離データ
D(i,j)の処理に移る。
端に達した場合には(ステップ7においてYES)、X
Yテーブル2の駆動制御を終了し、以降は、距離データ
D(i,j)の処理に移る。
【0019】距離データD(i,j)の処理では、初め
に前処理として、X軸アクチュエータ3による復路走査
によって得られた距離データD(i,j)の配列を往路
走査と同様の配列に並べ換えるデータ整列が行われる
(ステップ8)。次に、距離データD(i,j)の平滑
化処理(フィルタリング)が行われる(ステップ9)。
ここでは、各距離データD(i,j)について、近傍の
4点の距離データを用いて移動平均を算出する。
に前処理として、X軸アクチュエータ3による復路走査
によって得られた距離データD(i,j)の配列を往路
走査と同様の配列に並べ換えるデータ整列が行われる
(ステップ8)。次に、距離データD(i,j)の平滑
化処理(フィルタリング)が行われる(ステップ9)。
ここでは、各距離データD(i,j)について、近傍の
4点の距離データを用いて移動平均を算出する。
【0020】次に、距離データD(i,j)のXY平面
方向の勾配に基づいて、XY平面方向のXY稜線(輪郭
形状)を抽出する(ステップ10)。また、上記で抽出
されたXY稜線上の距離データD(i,j)を抽出し
て、XZ稜線を抽出する(ステップ11)。以上の抽出
結果に基づいて、計測ワーク8の捩じれや平面度を算出
してその結果を出力する(ステップ12)。
方向の勾配に基づいて、XY平面方向のXY稜線(輪郭
形状)を抽出する(ステップ10)。また、上記で抽出
されたXY稜線上の距離データD(i,j)を抽出し
て、XZ稜線を抽出する(ステップ11)。以上の抽出
結果に基づいて、計測ワーク8の捩じれや平面度を算出
してその結果を出力する(ステップ12)。
【0021】次に、以上のデータ処理によって得られる
三次元形状についての測定結果の一例を示す。図6は、
計測ワーク8の概略形状を示したもので、図示下方がパ
イプ側、図示上方が反パイプ側である。図7は、図6に
概略形状を示した計測ワーク8について、XY平面方向
のXY稜線(輪郭形状)を抽出した結果を示すものであ
り、また、図8は、図7におけるXY平面方向の稜線に
おけるXZ平面方向の稜線を抽出した結果を示すもので
ある。これらの稜線の算出結果に基づいて、XYZ輪郭
形状の測定結果を合成すると、図9に示すようになる。
図9において、Aは、3つの角点o、p、qによって定
まる標準となる平面であり、Bは合成表示されたXYZ
輪郭形状である。平面度の誤差mや、捩じれ高さnの算
出が本装置構成より容易に行える.
三次元形状についての測定結果の一例を示す。図6は、
計測ワーク8の概略形状を示したもので、図示下方がパ
イプ側、図示上方が反パイプ側である。図7は、図6に
概略形状を示した計測ワーク8について、XY平面方向
のXY稜線(輪郭形状)を抽出した結果を示すものであ
り、また、図8は、図7におけるXY平面方向の稜線に
おけるXZ平面方向の稜線を抽出した結果を示すもので
ある。これらの稜線の算出結果に基づいて、XYZ輪郭
形状の測定結果を合成すると、図9に示すようになる。
図9において、Aは、3つの角点o、p、qによって定
まる標準となる平面であり、Bは合成表示されたXYZ
輪郭形状である。平面度の誤差mや、捩じれ高さnの算
出が本装置構成より容易に行える.
【0022】以上のとおり、本発明では、定盤1上のX
Yテーブル2の上方に計測ワーク8を配置して、計測ワ
ーク8の下方のXYテーブル2の可動部のレーザ変位計
5から上方へ向かってレーザ光を照射するため、測定装
置の外周に保護用ガードを設ける必要がなく、また、作
業者に対しても保護のための特別な処置を施す必要がな
く、簡素な構成によって三次元形状の測定を行うことが
できる。
Yテーブル2の上方に計測ワーク8を配置して、計測ワ
ーク8の下方のXYテーブル2の可動部のレーザ変位計
5から上方へ向かってレーザ光を照射するため、測定装
置の外周に保護用ガードを設ける必要がなく、また、作
業者に対しても保護のための特別な処置を施す必要がな
く、簡素な構成によって三次元形状の測定を行うことが
できる。
【図1】本発明の実施例を示す三次元形状測定装置の外
観を示す斜視図である。
観を示す斜視図である。
【図2】本実施例のレーザ変位計およびその測定原理を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】本実施例の三次元形状測定装置における制御演
算のためのコンピュータおよび周辺装置を示すブロック
図である。
算のためのコンピュータおよび周辺装置を示すブロック
図である。
【図4】本実施例の三次元形状測定装置におけるコンピ
ュータの制御演算動作を説明するためのフローチャート
である。
ュータの制御演算動作を説明するためのフローチャート
である。
【図5】本実施例の三次元形状測定装置におけるXYテ
ーブルの可動部の動きを説明するための説明図である.
ーブルの可動部の動きを説明するための説明図である.
【図6】本実施例の三次元形状測定装置によって測定さ
れる計測ワークを示す説明図である。
れる計測ワークを示す説明図である。
【図7】本実施例の三次元形状測定装置におけるコンピ
ュータによるXY平面方向の演算結果を示すXY稜線の
測定図である。
ュータによるXY平面方向の演算結果を示すXY稜線の
測定図である。
【図8】本実施例の三次元形状測定装置におけるコンピ
ュータによるXZ平面方向の演算結果を示すXZ稜線の
測定図である。
ュータによるXZ平面方向の演算結果を示すXZ稜線の
測定図である。
【図9】本実施例のコンピュータによる計測結果を示す
計測ワークのXYZ輪郭形状を合成表示図である。
計測ワークのXYZ輪郭形状を合成表示図である。
2 XYテーブル 5 レーザ変位計 7 治具(ワーク保持手段) 8 計測ワーク(ワーク) 10 コンピュータ(形状算出手段、距離データ記憶手
段)
段)
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークにレーザ光を照射し、該レーザ光
の反射光に基づいて前記ワークの三次元形状を測定する
三次元形状測定方法において、 略水平面上に載置されたXYテーブルの可動部に前記レ
ーザ光を上方に指向して照射するレーザ変位計のみを設
けるとともに、ワーク保持手段によって前記XYテーブ
ルの上方で前記ワークを保持し、前記XYテーブルの各
座標において前記レーザ変位計により測定された前記ワ
ークまでの距離データを前記各座標とともに記憶し、そ
の距離データに基づいてワークの輪郭形状を算出するこ
とを特徴とする三次元形状測定方法。 - 【請求項2】 ワークにレーザ光を照射し、該レーザ光
の反射光に基づいて前記ワークの三次元形状を測定する
三次元形状測定装置において、 略水平面上に載置されたXYテーブルと、 該XYテーブルの可動部に設けられ、レーザ光を上方に
指向して照射するレーザ変位計と、 前記ワークを前記XYテーブルの上方に配置して保持す
るワーク保持手段と、 前記XYテーブルの各座標において前記レーザ変位計に
より測定された前記ワークまでの距離データを前記各座
標とともに記憶する距離データ記憶手段と、 該距離データ記憶手段に記憶された前記距離データに基
づいて前記ワークの三次元形状を算出する形状算出手段
とを具備し、 前記XYテーブルの可動部には、前記レーザ変位計のみ
が設けられる ことを特徴とする三次元形状測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06215687A JP3112056B2 (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 三次元形状測定方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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