JP3110415B2 - 移動通信システム - Google Patents
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- JP3110415B2 JP3110415B2 JP11032026A JP3202699A JP3110415B2 JP 3110415 B2 JP3110415 B2 JP 3110415B2 JP 11032026 A JP11032026 A JP 11032026A JP 3202699 A JP3202699 A JP 3202699A JP 3110415 B2 JP3110415 B2 JP 3110415B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に関し、特に、簡易型携帯電話(PHS:パーソナル・
ハンディホン・システム)等の携帯用通信端末を用いた
移動通信システムにおいて、1つの送受信装置の通信領
域内に携帯用通信端末の利用者が集中した場合に、他の
送受信装置の空き回線を利用することにより送受信装置
−交換機間の回線を有効に利用した移動通信システムに
関するものである。
に関し、特に、簡易型携帯電話(PHS:パーソナル・
ハンディホン・システム)等の携帯用通信端末を用いた
移動通信システムにおいて、1つの送受信装置の通信領
域内に携帯用通信端末の利用者が集中した場合に、他の
送受信装置の空き回線を利用することにより送受信装置
−交換機間の回線を有効に利用した移動通信システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯用の極小移動通信端末で
あるPHS端末による通信サービスが行われている。図
5は、従来のPHSを示す概略構成図であり、図におい
て、1a、1bはPHS端末、2aは通信管理可能なエ
リアAを有する無線送受信装置(以下、単にCS装置と
も称する)、2bは通信管理可能なエリアBを有するC
S装置、3a、3bはラインサーキット(以下、単にL
Cとも称する)、4は交換機である。
あるPHS端末による通信サービスが行われている。図
5は、従来のPHSを示す概略構成図であり、図におい
て、1a、1bはPHS端末、2aは通信管理可能なエ
リアAを有する無線送受信装置(以下、単にCS装置と
も称する)、2bは通信管理可能なエリアBを有するC
S装置、3a、3bはラインサーキット(以下、単にL
Cとも称する)、4は交換機である。
【0003】このPHSでは、PHS端末1aを有する
エリアA内の加入者が、PHS端末1bを有するエリア
Bの加入者と通話する場合、PHS端末1a→CS装置
2a→LC3a→交換機4→LC3b→CS装置2b→
PHS端末1bという様に、交換機4を介して通話パス
を接続している。
エリアA内の加入者が、PHS端末1bを有するエリア
Bの加入者と通話する場合、PHS端末1a→CS装置
2a→LC3a→交換機4→LC3b→CS装置2b→
PHS端末1bという様に、交換機4を介して通話パス
を接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のPH
Sにおいては、交換機4を介して通話パスを接続してい
るために、CS装置2a、2bと交換機4との間に設置
された回線数は固定されており、一つのCS装置2aの
回線数を超えた発呼が発生した場合、隣接するCS装置
に空きの回線が存在したとしてもこの空き回線を使用す
ることが出来ず、通話が出来ない状態が生じるという問
題点があった。
Sにおいては、交換機4を介して通話パスを接続してい
るために、CS装置2a、2bと交換機4との間に設置
された回線数は固定されており、一つのCS装置2aの
回線数を超えた発呼が発生した場合、隣接するCS装置
に空きの回線が存在したとしてもこの空き回線を使用す
ることが出来ず、通話が出来ない状態が生じるという問
題点があった。
【0005】また、これらのCS装置2a(2b)は交
換機4と固定回線で接続されているために、容易に回線
数を増やすことは困難であり、また、CS装置2a(2
b)の設置はより広いエリアA(B)をカバーする為
に、できるだけ各エリアの重なる部分を小さくして設置
することが望ましい。しかしながら、このCS装置2
a、2bは、携帯電話に比べて出力が小さいため1つの
CS装置が管理するエリアの半径が小さく、市街地の広
範囲をカバーするためには沢山のCS装置の設置が必要
になるが、PHS利用者がどこで発呼するかは予想がつ
かず、設置したCS装置の回線を常に有効利用すること
は難しい。特に、都市部においては発呼しても電話が繋
がらないということがしばしば発生し、利用者にとって
使いたい時に使えないというPHSに対する不信感を抱
かせる一因になっている。
換機4と固定回線で接続されているために、容易に回線
数を増やすことは困難であり、また、CS装置2a(2
b)の設置はより広いエリアA(B)をカバーする為
に、できるだけ各エリアの重なる部分を小さくして設置
することが望ましい。しかしながら、このCS装置2
a、2bは、携帯電話に比べて出力が小さいため1つの
CS装置が管理するエリアの半径が小さく、市街地の広
範囲をカバーするためには沢山のCS装置の設置が必要
になるが、PHS利用者がどこで発呼するかは予想がつ
かず、設置したCS装置の回線を常に有効利用すること
は難しい。特に、都市部においては発呼しても電話が繋
がらないということがしばしば発生し、利用者にとって
使いたい時に使えないというPHSに対する不信感を抱
かせる一因になっている。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、PHS等の携帯用通信端末を用いた移動通
信システムにおいて、1つの送受信装置の通信領域内に
携帯用通信端末の利用者が集中した場合に、他の送受信
装置の空き回線を利用することにより送受信装置−交換
機間の回線を有効に利用し、加入者に対するサービスの
向上を図ることのできる移動通信システムを提供するこ
とを目的とする。
のであって、PHS等の携帯用通信端末を用いた移動通
信システムにおいて、1つの送受信装置の通信領域内に
携帯用通信端末の利用者が集中した場合に、他の送受信
装置の空き回線を利用することにより送受信装置−交換
機間の回線を有効に利用し、加入者に対するサービスの
向上を図ることのできる移動通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な移動通信システムを提供した。す
なわち、請求項1記載の移動通信システムは、複数の携
帯用通信端末と、通信管理可能な領域を有し、前記携帯
用通信端末が該領域内に位置する場合に該携帯用通信端
末と無線通信を行う複数の送受信装置と、これらの送受
信装置と通信を行う交換設備とを備えた移動通信システ
ムにおいて、前記複数の送受信装置の少なくとも2つ以
上に、これらの送受信装置間で無線通信を行うための装
置間送受信装置をそれぞれ設け、前記送受信装置の一つ
が、前記交換設備との間の通信回線に空き回線が無くな
った場合に、該送受信装置の装置間送受信装置により隣
接する複数の領域のそれぞれの送受信装置の装置間送受
信装置に対して空き回線の有無の問い合わせを行い、こ
の問い合わせの結果をもとに空き回線が最も多かった送
受信装置から順に呼を転送し、この転送させる送受信装
置と前記交換設備との通信回線を確保することを特徴と
している。
に、本発明は次の様な移動通信システムを提供した。す
なわち、請求項1記載の移動通信システムは、複数の携
帯用通信端末と、通信管理可能な領域を有し、前記携帯
用通信端末が該領域内に位置する場合に該携帯用通信端
末と無線通信を行う複数の送受信装置と、これらの送受
信装置と通信を行う交換設備とを備えた移動通信システ
ムにおいて、前記複数の送受信装置の少なくとも2つ以
上に、これらの送受信装置間で無線通信を行うための装
置間送受信装置をそれぞれ設け、前記送受信装置の一つ
が、前記交換設備との間の通信回線に空き回線が無くな
った場合に、該送受信装置の装置間送受信装置により隣
接する複数の領域のそれぞれの送受信装置の装置間送受
信装置に対して空き回線の有無の問い合わせを行い、こ
の問い合わせの結果をもとに空き回線が最も多かった送
受信装置から順に呼を転送し、この転送させる送受信装
置と前記交換設備との通信回線を確保することを特徴と
している。
【0008】請求項2記載の移動通信システムは、請求
項1記載の移動通信システムにおいて、前記装置間送受
信装置及びそれを備えた前記送受信装置に、該送受信装
置と前記交換設備との間の通信回線の空きの有無を検知
し、空き回線が無い場合に他の送受信装置に対して前記
装置間送受信装置を介して通信回線の確保を依頼する制
御装置を設けたことを特徴としている。
項1記載の移動通信システムにおいて、前記装置間送受
信装置及びそれを備えた前記送受信装置に、該送受信装
置と前記交換設備との間の通信回線の空きの有無を検知
し、空き回線が無い場合に他の送受信装置に対して前記
装置間送受信装置を介して通信回線の確保を依頼する制
御装置を設けたことを特徴としている。
【0009】請求項3記載の移動通信システムは、請求
項2記載の移動通信システムにおいて、前記制御装置
は、前記送受信装置と前記交換設備との間の通信回線の
空きの有無を検知する第1のモジュールと、この検知信
号に基づき転送先の送受信装置との間の無線通信を制御
する第2のモジュールと、他の送受信装置に対して周期
的に空き回線を問い合わせる第3のモジュールとを備え
たことを特徴としている。
項2記載の移動通信システムにおいて、前記制御装置
は、前記送受信装置と前記交換設備との間の通信回線の
空きの有無を検知する第1のモジュールと、この検知信
号に基づき転送先の送受信装置との間の無線通信を制御
する第2のモジュールと、他の送受信装置に対して周期
的に空き回線を問い合わせる第3のモジュールとを備え
たことを特徴としている。
【0010】請求項4記載の移動通信システムは、請求
項1、2または3記載の移動通信システムにおいて、前
記携帯用通信端末は、簡易型携帯電話端末、携帯電話端
末、移動通信端末のいずれかであることを特徴としてい
る。
項1、2または3記載の移動通信システムにおいて、前
記携帯用通信端末は、簡易型携帯電話端末、携帯電話端
末、移動通信端末のいずれかであることを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の移動通信システムの一実
施形態について図面に基づき説明する。図1は本発明の
一実施形態のPHS(移動通信システム)を示す概略構
成図であり、図において、1は加入者が有するPHS端
末(携帯用通信端末)、3a〜3fはラインサーキット
(LC)、4は交換機(交換設備)、11a〜11fは
通信管理可能なエリア(領域)A〜Fを有し、PHS端
末1がこのエリアA〜F内に位置する場合にPHS端末
1と無線通信を行うCS装置(送受信装置)である。
施形態について図面に基づき説明する。図1は本発明の
一実施形態のPHS(移動通信システム)を示す概略構
成図であり、図において、1は加入者が有するPHS端
末(携帯用通信端末)、3a〜3fはラインサーキット
(LC)、4は交換機(交換設備)、11a〜11fは
通信管理可能なエリア(領域)A〜Fを有し、PHS端
末1がこのエリアA〜F内に位置する場合にPHS端末
1と無線通信を行うCS装置(送受信装置)である。
【0012】このPHSでは、エリアAのCS装置11
aは、自分の回線をすべて使用した時点で隣接するエリ
アB〜FのCS装置11b〜11fに対し、CS装置間
通信電波(以下、CS−CS間電波)12を用いて空き
の回線があるか否かの問い合わせを行う。問い合わせに
対して各エリアB〜FのCS装置11b〜11fは自己
の空き回線数を問い合わせ結果としてエリアAのCS装
置11aへ返送する。エリアAのCS装置11aで回線
数をオーバーした発呼があった場合に、回りのCS装置
11b〜11fで空き回線数が最も多かったCS装置か
ら順に呼を転送する。
aは、自分の回線をすべて使用した時点で隣接するエリ
アB〜FのCS装置11b〜11fに対し、CS装置間
通信電波(以下、CS−CS間電波)12を用いて空き
の回線があるか否かの問い合わせを行う。問い合わせに
対して各エリアB〜FのCS装置11b〜11fは自己
の空き回線数を問い合わせ結果としてエリアAのCS装
置11aへ返送する。エリアAのCS装置11aで回線
数をオーバーした発呼があった場合に、回りのCS装置
11b〜11fで空き回線数が最も多かったCS装置か
ら順に呼を転送する。
【0013】これらのCS装置11a〜11fでは、図
2に示すように、従来のCS装置2にCS-CS間電波
12を送受信するCS−CS間送受信装置(装置間送受
信装置)21を付加する。さらに、CS−CS間送受信
装置21を付加したCS装置11a〜11fには、CS
装置の回線不足を検知する検知モジュール(第1のモジ
ュール)22と、転送するCSを判断して呼の転送を制
御する制御モジュール(第2のモジュール)23と、C
S−CS間送受信装置21を使用して隣接するCS装置
に対して周期的に空きの回線数を問い合わせる処理モジ
ュール(第3のモジュール)24と、タイマー25とか
らなるソフト機能モジュールを有するCS制御装置26
が接続されている。
2に示すように、従来のCS装置2にCS-CS間電波
12を送受信するCS−CS間送受信装置(装置間送受
信装置)21を付加する。さらに、CS−CS間送受信
装置21を付加したCS装置11a〜11fには、CS
装置の回線不足を検知する検知モジュール(第1のモジ
ュール)22と、転送するCSを判断して呼の転送を制
御する制御モジュール(第2のモジュール)23と、C
S−CS間送受信装置21を使用して隣接するCS装置
に対して周期的に空きの回線数を問い合わせる処理モジ
ュール(第3のモジュール)24と、タイマー25とか
らなるソフト機能モジュールを有するCS制御装置26
が接続されている。
【0014】例えば、CS装置11aでは、CS装置1
1aの回線不足を検知した検知モジュール22は、CS
装置11aと交換機4を繋ぐ回線がすべて使用されてい
る状態の時に新たにPHS端末1よりの発呼を受信した
場合に、制御モジュール23に対して回線の不足が発生
したことを通知する。次に、制御モジュール23は、周
期的に空き回線を問い合わせる処理モジュール24より
空き回線のあるのはCS装置11b〜11fのうちどれ
かかという情報をもらい、自制御モジュール23の情報
蓄積エリアにセーブしておく。この情報をもとに回線不
足の通知をうけた時に転送させるCS装置を判定して指
定したCS装置へ転送するよう検知モジュール22に指
示する。
1aの回線不足を検知した検知モジュール22は、CS
装置11aと交換機4を繋ぐ回線がすべて使用されてい
る状態の時に新たにPHS端末1よりの発呼を受信した
場合に、制御モジュール23に対して回線の不足が発生
したことを通知する。次に、制御モジュール23は、周
期的に空き回線を問い合わせる処理モジュール24より
空き回線のあるのはCS装置11b〜11fのうちどれ
かかという情報をもらい、自制御モジュール23の情報
蓄積エリアにセーブしておく。この情報をもとに回線不
足の通知をうけた時に転送させるCS装置を判定して指
定したCS装置へ転送するよう検知モジュール22に指
示する。
【0015】制御モジュール23より指示された検知モ
ジュール22は、CS−CS間送受信装置21を使用し
て指定のCS装置に呼の転送を行う。空き回線を問い合
わせる処理モジュール24は、周期的に隣接するCS装
置11b〜11fに対して空きの回線があるか否かの問
い合わせを行い、空きのあったCS装置の情報を制御モ
ジュール23に対して報告する。
ジュール22は、CS−CS間送受信装置21を使用し
て指定のCS装置に呼の転送を行う。空き回線を問い合
わせる処理モジュール24は、周期的に隣接するCS装
置11b〜11fに対して空きの回線があるか否かの問
い合わせを行い、空きのあったCS装置の情報を制御モ
ジュール23に対して報告する。
【0016】次に、図2〜図4を参照して本実施形態の
PHSの動作について説明する。例えば、PHS端末1
aからの発呼があった場合、発呼を受信したCS装置1
1aにて空きの回線をハントに行くが、回線が全て使用
中であった場合、検知モジュール22がCS装置11a
の回線不足を検知して制御モジュール23に対して「C
S回線不足による呼の転送要求」を行う。
PHSの動作について説明する。例えば、PHS端末1
aからの発呼があった場合、発呼を受信したCS装置1
1aにて空きの回線をハントに行くが、回線が全て使用
中であった場合、検知モジュール22がCS装置11a
の回線不足を検知して制御モジュール23に対して「C
S回線不足による呼の転送要求」を行う。
【0017】制御モジュール23は、常にモジュール2
4より隣接するCS装置の空き回線に対する情報を受信
しており、最新の空き回線情報を自制御モジュール23
内に蓄積している。この蓄積情報を利用して、例えば、
転送先としてCS装置11bを判断し、検知モジュール
22に対して「CS装置11bへの呼の転送指示信号」
を送出する。検知モジュール22は、転送先のCS装置
11bの情報をCS―CS間送受信装置21に対して与
え、空き回線のあるCS装置11bに呼の転送を行う。
この一連の処理によりCS装置11aの回線不足により
通話出来なかった呼が、空き回線のあるCS装置11b
に転送されることにより通話可能となる。
4より隣接するCS装置の空き回線に対する情報を受信
しており、最新の空き回線情報を自制御モジュール23
内に蓄積している。この蓄積情報を利用して、例えば、
転送先としてCS装置11bを判断し、検知モジュール
22に対して「CS装置11bへの呼の転送指示信号」
を送出する。検知モジュール22は、転送先のCS装置
11bの情報をCS―CS間送受信装置21に対して与
え、空き回線のあるCS装置11bに呼の転送を行う。
この一連の処理によりCS装置11aの回線不足により
通話出来なかった呼が、空き回線のあるCS装置11b
に転送されることにより通話可能となる。
【0018】本実施形態のPHSによれば、PHS端末
1の属するエリアのCS装置11aの通信回線に空きが
無い場合においても、隣接するCS装置11b等に呼を
転送することにより、空きの回線の使用を可能とするこ
とができる。したがって、空き回線が無くなったCS装
置11aのエリアAにおいても隣接するCS装置11b
等に空き回線があれば、CS装置11aのエリアA内で
通話を行うことができる。また、複数のCS装置11a
〜11fの各エリアで保有する回線を常に有効利用する
ことができるので、呼が集中する都市部においても、1
つのCS装置に対する回線の増設を行う必要が無い。
1の属するエリアのCS装置11aの通信回線に空きが
無い場合においても、隣接するCS装置11b等に呼を
転送することにより、空きの回線の使用を可能とするこ
とができる。したがって、空き回線が無くなったCS装
置11aのエリアAにおいても隣接するCS装置11b
等に空き回線があれば、CS装置11aのエリアA内で
通話を行うことができる。また、複数のCS装置11a
〜11fの各エリアで保有する回線を常に有効利用する
ことができるので、呼が集中する都市部においても、1
つのCS装置に対する回線の増設を行う必要が無い。
【0019】以上、本発明の移動通信システムの一実施
形態について図面に基づき説明してきたが、具体的な構
成は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計の変更等が可能である。例え
ば、CS制御装置26を、検知モジュール22、制御モ
ジュール23、処理モジュール24及びタイマー25に
より構成することとしたが、これら検知モジュール2
2、制御モジュール23及び処理モジュール24を一体
化したモジュールとしてもよい。
形態について図面に基づき説明してきたが、具体的な構
成は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計の変更等が可能である。例え
ば、CS制御装置26を、検知モジュール22、制御モ
ジュール23、処理モジュール24及びタイマー25に
より構成することとしたが、これら検知モジュール2
2、制御モジュール23及び処理モジュール24を一体
化したモジュールとしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、複
数の送受信装置の少なくとも2つ以上に、これらの送受
信装置間で無線通信を行うための装置間送受信装置をそ
れぞれ設け、前記送受信装置の一つが、前記交換設備と
の間の通信回線に空き回線が無くなった場合に、該送受
信装置の装置間送受信装置により隣接する複数の領域の
それぞれの送受信装置の装置間送受信装置に対して空き
回線の有無の問い合わせを行い、この問い合わせの結果
をもとに空き回線が最も多かった送受信装置から順に呼
を転送し、この転送させる送受信装置と前記交換設備と
の通信回線を確保することとしたので、携帯用通信端末
の属する領域の送受信装置の通信回線に空きが無い場合
においても、隣接する送受信装置に呼を転送することに
より、空きの回線の使用を可能とすることができる。
数の送受信装置の少なくとも2つ以上に、これらの送受
信装置間で無線通信を行うための装置間送受信装置をそ
れぞれ設け、前記送受信装置の一つが、前記交換設備と
の間の通信回線に空き回線が無くなった場合に、該送受
信装置の装置間送受信装置により隣接する複数の領域の
それぞれの送受信装置の装置間送受信装置に対して空き
回線の有無の問い合わせを行い、この問い合わせの結果
をもとに空き回線が最も多かった送受信装置から順に呼
を転送し、この転送させる送受信装置と前記交換設備と
の通信回線を確保することとしたので、携帯用通信端末
の属する領域の送受信装置の通信回線に空きが無い場合
においても、隣接する送受信装置に呼を転送することに
より、空きの回線の使用を可能とすることができる。
【0021】したがって、空き回線が無くなった送受信
装置の通信管理領域内においても隣接する送受信装置に
空き回線があれば、現在無線通信している送受信装置の
領域内で通話を行うことができる。また、複数の送受信
装置の各通信管理領域で保有する回線を常に有効利用す
ることができるので、呼が集中する都市部においても、
1つの送受信装置に対する回線の増設を行う必要が無
い。
装置の通信管理領域内においても隣接する送受信装置に
空き回線があれば、現在無線通信している送受信装置の
領域内で通話を行うことができる。また、複数の送受信
装置の各通信管理領域で保有する回線を常に有効利用す
ることができるので、呼が集中する都市部においても、
1つの送受信装置に対する回線の増設を行う必要が無
い。
【0022】以上により、移動通信システムにおいて、
1つの送受信装置の通信管理領域内に携帯用通信端末の
利用者が集中した場合においても、1つの送受信装置で
は不足する送受信装置−交換設備間の回線を隣接する送
受信装置の空き回線を利用することにより各送受信装置
と交換機との間の回線を有効に利用することができ、加
入者に対するサービスの向上を図ることができる。
1つの送受信装置の通信管理領域内に携帯用通信端末の
利用者が集中した場合においても、1つの送受信装置で
は不足する送受信装置−交換設備間の回線を隣接する送
受信装置の空き回線を利用することにより各送受信装置
と交換機との間の回線を有効に利用することができ、加
入者に対するサービスの向上を図ることができる。
【図1】 本発明の一実施形態のPHSを示す概略構成
図である。
図である。
【図2】 本発明の一実施形態のPHSの送受信装置を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図3】 本発明の一実施形態のPHSのCS−CS間
通信を利用した接続方法の一例を示す概略構成図であ
る。
通信を利用した接続方法の一例を示す概略構成図であ
る。
【図4】 本発明の一実施形態のPHSのCS制御装置
の各モジュールの動作を示すシーケンス図である。
の各モジュールの動作を示すシーケンス図である。
【図5】 従来のPHSを示す概略構成図である。
1、1a、1b PHS端末(携帯用通信端末) 3a〜3f ラインサーキット(LC) 4 交換機(交換設備) 11a〜11f CS装置(送受信装置) 12 CS装置間通信電波 21 CS−CS間送受信装置(装置間送受信装置) 22 検知モジュール(第1のモジュール) 23 制御モジュール(第2のモジュール) 24 処理モジュール(第3のモジュール) 25 タイマー 26 CS制御装置 A〜F エリア(領域)
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の携帯用通信端末と、 通信管理可能な領域を有し、前記携帯用通信端末が該領
域内に位置する場合に該携帯用通信端末と無線通信を行
う複数の送受信装置と、 これらの送受信装置と通信を行う交換設備とを備えた移
動通信システムにおいて、 前記複数の送受信装置の少なくとも2つ以上に、これら
の送受信装置間で無線通信を行うための装置間送受信装
置をそれぞれ設け、 前記送受信装置の一つが、前記交換設備との間の通信回
線に空き回線が無くなった場合に、該送受信装置の装置
間送受信装置により隣接する複数の領域のそれぞれの送
受信装置の装置間送受信装置に対して空き回線の有無の
問い合わせを行い、この問い合わせの結果をもとに空き
回線が最も多かった送受信装置から順に呼を転送し、こ
の転送させる送受信装置と前記交換設備との通信回線を
確保することを特徴とする移動通信システム。 - 【請求項2】 前記装置間送受信装置及びそれを備えた
前記送受信装置に、 該送受信装置と前記交換設備との間の通信回線の空きの
有無を検知し、空き回線が無い場合に他の送受信装置に
対して前記装置間送受信装置を介して通信回線の確保を
依頼する制御装置を設けたことを特徴とする請求項1記
載の移動通信システム。 - 【請求項3】 前記制御装置は、前記送受信装置と前記
交換設備との間の通信回線の空きの有無を検知する第1
のモジュールと、この検知信号に基づき転送先の送受信
装置との間の無線通信を制御する第2のモジュールと、
他の送受信装置に対して周期的に空き回線を問い合わせ
る第3のモジュールとを備えたことを特徴とする請求項
2記載の移動通信システム。 - 【請求項4】 前記携帯用通信端末は、簡易型携帯電話
端末、携帯電話端末、移動通信端末のいずれかであるこ
とを特徴とする請求項1、2または3記載の移動通信シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11032026A JP3110415B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 移動通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11032026A JP3110415B2 (ja) | 1999-02-09 | 1999-02-09 | 移動通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000232677A JP2000232677A (ja) | 2000-08-22 |
JP3110415B2 true JP3110415B2 (ja) | 2000-11-20 |
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