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JP3110242B2 - 点火検出装置 - Google Patents

点火検出装置

Info

Publication number
JP3110242B2
JP3110242B2 JP06053862A JP5386294A JP3110242B2 JP 3110242 B2 JP3110242 B2 JP 3110242B2 JP 06053862 A JP06053862 A JP 06053862A JP 5386294 A JP5386294 A JP 5386294A JP 3110242 B2 JP3110242 B2 JP 3110242B2
Authority
JP
Japan
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voltage
resistor
detection
circuit
level
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP06053862A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07259712A (ja
Inventor
宣幸 沢崎
公昭 樽谷
満 小岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP06053862A priority Critical patent/JP3110242B2/ja
Publication of JPH07259712A publication Critical patent/JPH07259712A/ja
Priority to US08/719,882 priority patent/US5722378A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3110242B2 publication Critical patent/JP3110242B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関用点火装置
に関し、特に点火コイルの動作を検出する点火検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開平4−334769号
公報に示された従来の点火検出装置の構成図である。こ
の点火検出装置は単一又は複数の点火回路に電源電圧を
印加する電源路中に設置され、バッテリーより電源路L
を通して点火回路に流れる負荷電流Iを監視して点火回
路の異常の有無を検出するものである。図において、B
は車両に搭載されたバッテリーであり、このバッテリー
Bは車両内の電気設備の電源電圧となると共に、後述す
る点火回路に電源電圧を供給する。
【0003】R1は点火回路動作時にバッテリーBより
電源路Lを通して点火回路に流れる負荷電流Iを電圧レ
ベルで検出する検出抵抗であって電源路Lの途中に挿入
されている。VRは検出抵抗R1による降下電圧の比較
対象となる基準電圧Vεを、バッテリーBより供給され
たバッテリー電圧VBを基に発生させる基準電圧発生
部、COMはバッテリー電圧VBを電源とする比較器で
あり、この比較器COMは非反転入力端子にはバッテリ
ーBの正極電圧より幾分低下した正電圧が基準電圧発生
部VRより入力され、反転入力端子には検出抵抗R1の
一端より検出された降下電圧が入力される。Cはバッテ
リーBの正極電圧に重畳されるサージ電圧を低減させる
平滑コンデンサである。
【0004】尚、基準電圧発生部VRと比較器COMは
モノシリック1で構成されている。また、検出抵抗R
1、平滑コンデンサC、及びモノシリックIC1等で点
火検出装置2が構成されている。
【0005】次に、3A,3Bは点火回路であり、これ
ら点火回路3A、3Bはそれぞれダーリントン接続され
たトランジスタQ1,Q2、一次コイルL1の一端がト
ランジスタQ1,Q2のコレクタに接続され、一次コイ
ルL1と二次コイルL2の各他端が電源路Lに接続さ
れ、二次コイルL2の一端より高電圧を図示しないスパ
ークプラグに放電するイグニッションンコイルIG、ト
ランジスタQ2のエミッタとグランドG側に接続された
電流制限抵抗R、電流制限抵抗Rの両端電圧を検出して
トランジスタQ1のベースに流す点火信号のレベルを制
限する電流制限回路CRより構成されている。
【0006】次に、図5に示した従来の点火検出装置の
動作について説明する。モノシリックIC1により構成
される比較器COMは車両に搭載されたバッテリーBよ
り電源電圧が供給されると共に、比較器COMの非反転
入力端子には基準電圧発生部VRによりバッテリー電圧
Bから基準電圧Vε分を降下した電圧が入力されてい
る。
【0007】このような状態で点火回路3A,3Bに点
火信号が入力されないと各トランジスタQ1,Q2はオ
フ状態を保っているため、負荷電流IはバッテリーBよ
り電源路Lの検出抵抗R1を通して点火回路3A,3B
に流れ込むことがない。従って、検出抵抗R1による降
下電圧は発生しないため、比較器4の反転入力端子には
非反転入力端子に入力された電圧よりレベルの高い正電
極のバッテリー電圧VBが入力され出力端子よりL
(0)レベルの信号が図示しない点火制御回路へ出力さ
れる。
【0008】しかし、点火タイミングに合わせてHレベ
ルの点火信号が図示しない点火制御回路より点火回路3
A或いは3Bに入力されると、トランジスタQ1,Q2
はオンしてコレクタに接続されたイグニッションコイル
IGの一次コイルL1へバッテリー1より検出抵抗R1
を通して負荷電流Iが流れる。この結果、検出抵抗R1
による降下電圧で比較器COMの反転入力端子に入力さ
れる電圧は非反転入力電圧より低下して出力端子よりH
レベルの信号が出力される。
【0009】また、点火タイミングであるにも拘わら
ず、点火回路3A或いは3Bを構成するトランジスタQ
1,Q2のオン不良或いはイグニッションコイルIGの
断線等で検出抵抗R1に負荷電流Iが流れないと、検出
抵抗R1による降下電圧が発生しないため比較器COM
の反転入力端子には依然非反転入力電圧より大きな電圧
が入力されてLレベルの信号が出力端子より出力され
る。依って、点火回路3A,3Bの点火タイミングに合
わせて比較器COMの出力信号のレベル変化を点火制御
回路で監視することで点火回路3A,3Bの異常を検知
することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の点火検出装置は
以上のように、モノシリックICより構成されいる比較
器4にバッテリーの正極電圧を直接電源電圧として入力
したり、正極電圧を基準とした基準電圧発生部より基準
電圧を入力していた。
【0011】しかしながら、車両には様々な負荷が装備
されているため、バッテリーの正極電圧には高圧のサー
ジ電圧が重畳することが多く、このサージ電圧を平滑コ
ンデンサによって低減化してもその効果は十分でなく、
最悪の場合はサージ電圧によってモノシリックICが破
壊されてしまうという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、モノシリックICに対するサー
ジ電圧の影響を極力低減させると共に、負荷電流検出精
度の高い点火検出装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る点
火検出回路は、バッテリーより電源路を介して印加され
た電圧を高電圧に変換してスパークプラグに放電する点
火回路と、前記電源路の途中に挿入され、前記点火回路
に流れる電流を電圧に変換して検出する検出抵抗と、こ
の検出抵抗により検出された検出電圧の比較対象となる
基準電圧を発生する基準電圧発生部と、所定レベルの電
圧を前記検出電圧と前記基準電圧発生部に重畳して各電
圧を所定レベルだけシフトさせるレベルシフト回路と、
前記シフトされた検出電圧と基準電圧を比較して比較信
号を出力する比較器と、前記バッテリー電圧の変動時
に、前記比較器の電源電圧の変動分を抑制すると共に、
前記比較器の入力保護を行うクランプ回路とを備えたも
のである。
【0014】請求項2の発明に係る点火検出装置は、バ
ッテリーより電源路を介して印加された電圧を高電圧に
変換してスパークプラグに放電する点火回路と、前記電
源路の途中に挿入され、前記点火回路に流れる電流を電
圧に変換して検出する検出抵抗と、この検出抵抗の両端
の電圧レベルを同レベルにシフトするレベルシフト回路
と、前記バッテリーより前記点火回路へ電流流出時に生
じる前記検出抵抗の両端間の偏差電圧のレベルを調整し
て吸収すると共に、偏差電圧を出力するレベル偏差検出
回路と、偏差電圧の比較対象となる基準電圧を設定する
基準電圧発生部と、前記レベル偏差検出回路より出力さ
れた偏差電圧と前記基準電圧とを比較して比較信号を出
力する比較器と、前記レベル偏差検出回路と比較器の電
源電圧の変動分を抑制すると共に、前記レベル偏差検出
回路の入力保護を行うクランプ回路とを備えたものであ
る。
【0015】請求項3の発明に係る点火検出装置は、請
求項1または請求項2に記載のレベルシフト回路を、検
出抵抗の両端に各一端を接続した第1の抵抗と、第2の
抵抗と、前記第1の抵抗の他端と接地間に接続された第
1の定電流源と、前記第2の抵抗の他端と接地間に接続
された第2の定電流源とから成り、前記第1及び第2の
抵抗に同一の電流を流すカレントミラー回路から構成し
たものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明における点火検出装置は、レベ
ルシフト回路を通して比較器に基準電圧及び検出電圧が
入力されることでサージ電圧が重畳する電源路より直接
各電圧を入力することがないためサージに対する入力保
護が十分なされ、また、サージ電圧を抑制するクランプ
を電源側に設けることでサージに対する電源保護も十分
保証される。
【0017】請求項2の発明における点火検出装置は、
負荷電流が流れることで、検出抵抗の両端における降下
電圧に偏差が生じた場合、この偏差電圧を所定のレベル
に増幅した後に基準電圧と比較するようにしたので、偏
差電圧の増幅レベルに合わせて基準電圧レベルを調整す
ることで、基準電圧をサージ電圧の影響を受けないレベ
ルに設定できる。
【0018】請求項3の発明における点火検出装置は、
レベルシフト回路をカレントミラー回路で構成して検出
抵抗の両端に各一端を接続した第1の抵抗と第2の抵抗
に同一の電流を流して電圧降下を発生させ、この電圧降
下分で第1の抵抗の他端より比較器に入力する検出電圧
および第2の抵抗の他端にかかる基準電圧のレベルを同
等だけ上げるようにしたので、電源電圧の変動に拘わら
ず安定した検出電圧と基準電圧を入力させることができ
る。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本実施例による点火検出装置の構成図であ
る。尚、図中、図5と同一符号は同一又は相当部分を示
す。図において、2Aは本実施例における点火検出装置
の全体を示す。点火検出装置2Aは、バッテリーBの正
極電圧に重畳されたサージ電圧に対する影響を低減させ
るクランプ回路CLと、比較器COMの基準電圧Vεお
よび検出電圧を同等のレベルだけシフトさせるレベルシ
フト回路LSとを新たな構成要素としたモノシリックI
C1Aより構成されている。
【0020】モノシリックIC1Aは、電源路Lに接続
されたバッテリーBの正電極より抵抗R2を通してプラ
ス電源ラインVccが分岐入力されている。また、レベ
ルシフト回路LSは、検出抵抗2の両端に各一端が接続
されている抵抗R3,R4の各他端とグランドG間に接
続された定電流源IR1,IR2より構成され、抵抗R
3,R4の両端には定電流源IR1,IR2によって流
される定電流I1,I2により降下電圧が発生し、この降
下電圧により比較器COMの各入力端子のレベルが同レ
ベルだけシフトする。
【0021】また、比較器COMの入力端子をサージ電
圧より保護するクランプ回路は、抵抗R3と定電流源I
R1との接続点にアノードが接続され、カソードが比較
器COMのプラス電源端子に接続されたダイオ−ドD
1、抵抗R4と定電流源IR2との接続点にアノードが
接続され、カソードが比較器COMのプラス電源端子に
接続されたダイオ−ドD2より構成されている。
【0022】更に、比較器COMの電源をサージ電圧よ
り保護するクランプ回路CLは、カソードがプラス電源
ラインに接続され、アノードが抵抗R5を通してグラン
ドG側接続されたツェナーダイオードZD1、ツェナー
ダイオードZD1と抵抗R5の接続点にベースを接続
し、コレクタを電源路Lより分岐したプラス電源ランイ
ンに接続し、且つ、エミッタをグランドG側に接続した
トランジスタQ3より構成されている。トランジスタQ
3は、ツェナーダイオードZD1がサージ電圧により導
通状態となり抵抗R5間に所定電圧が発生するとオン状
態となってサージ電圧を吸収する。
【0023】尚、プラス電源ラインは電源路Lより抵抗
R2を介して比較器COMのプラス電源に引き込まれ
る。従って、モノシリックIC1Aには直接バッテリー
Bの正極電圧が印加されることはない。また、比較器C
OMの反転入力端子は抵抗R4間に現れた電位分電圧レ
ベルがシフトされ、また非反転入力端子の電圧レベルは
基準電圧レベルに加えて抵抗R3間に現れた電位分電圧
レベルがシフトされている。この時、各抵抗R3,R4
の電位はダイオードD1,D2のカソードにかかる正常
時のプラス電源電圧レベルと比較して低くし、ダイオー
ドD1,D2に逆方向バイアスがかかるように定電流値
I1,I2を設定する。
【0024】次に、本実施例の動作について説明する。
点火回路3A,3Bが動作し、バッテリーBより検出抵
抗R1を通して各点火回路3A,3Bに負荷電流Iが流
れると、検出抵抗R1の両端には流れた負荷電流Iの値
に応じた降下電圧が発生する。従って、比較器COMの
反転入力端子には、バッテリー電圧VBより、検出抵抗
R1間の降下電圧分と定電流源IR2による定電流I2
で抵抗R4間に発生する降下電圧を差し引いた値の電圧
が印加される。
【0025】更に、比較器4の非反転入力端子には、バ
ッテリー電圧VBより、定電流源IR1からの定電流に
より抵抗R3間に発生する降下電圧と基準電圧Vεとを
差し引た値の電圧が印加される。この時、抵抗R3と抵
抗R4の降下電圧はそれぞれを一致させるように定電流
源IR1,IR2より流れる定電流I1,I2の値と抵抗
R3,R4の値が設定されている。そのため、比較器C
OMは検出抵抗R1の降下電圧値(検出電圧)と基準電
圧発生部VRで設定した基準電圧値Vεとを単純に比較
して負荷電流Iを検出する。
【0026】反転入力端子に印加される電圧が非反転入
力電圧より低くなるとHレベルの比較信号が出力端子よ
り出力される。また、点火回路3A,3Bの故障により
負荷電流Iが流れないと反転入力端子には非反転入力電
圧より当然レベルが高いバッテリー電圧VB相当が印加
されるため出力端子よりLレベルの比較信号が出力され
る。従って、比較信号のロジックレベルをチェックする
だけで点火回路3A,3Bに流れる負荷電流Iを検出で
きる。
【0027】上記関係を式で表すと以下のようになる。 Vb=VB−(R3・I1+Vε) ・・・・(1) Va=VB−(R1・I+R4・I2) ・・・・(2) Vaは非反転入力端子の電位、Vbは非反転入力端子の
電位、Iは点火回路に流れる負荷電流、I1は抵抗R3
に流れる定電流、I2は抵抗R4に流れる定電流、Vε
は基準電圧である。
【0028】ここで、R3・I1=R4・I2=αとなる
ようにR3、I1、R4、I2を設定する。この結果、V
a,Vbは以下の(3),(4)式で表される。 Va=VB−R1・I−α ・・・・(3) Vb=VB−Vε−α ・・・・(4)
【0029】更に、VaとVbを比較するためにVaよ
りVbを減算すると以下の(5)式で表せる。
【0030】 Va−Vb=Vε−R1・I ・・・・(5)
【0031】この結果、電流検出は基準電圧Vεと負荷
電流Iにより発生する検出抵抗R1間の検出電圧を単純
に比較すればよいことになる。次に、クランプ回路CL
及び抵抗R3,R4、ダイオードD1,D2で構成され
るクランンプ回路の動作について説明する。バッテリー
Bより電源路Lを通して点火回路2Aに供給される電圧
にサージ電圧が重畳されて全体の電圧レベルが一時的に
上昇した場合、モノシリックIC1Aへの電圧をクラン
プ電圧に制限し、保護するのがクランプ回路の役割であ
る。
【0032】今、バッテリー電圧VBにサージ電圧が重
畳されて電圧レベルがツェナーダイオードZD1のツェ
ナー電圧に達すると、ツェナーダイオードZD1はブレ
ークダウンを起こして導通し、一定電圧を抵抗R5を通
してトランジスタQ3のベースに印加する。
【0033】この結果、トランジスタQ3はオン動作を
してバッテリーBより抵抗R2を介してサージ電流をグ
ランドG側にバイパスする。よって、プラス電源ライン
Vccの電圧レベルは抵抗R2の電圧降下によるサージ
吸収によりトランジスタQ3のベース−エミッタ間電圧
とツェナーダイオードZD1のツェナー電圧との和によ
りクランプされ、モノシリックIC1Aの電源に対する
サージ電圧の影響が阻止される。
【0034】一方、比較器COMの入力端子電圧は、バ
ッテリー電圧VBにサージ電圧が重畳されることにより
電圧レベルが上昇してクランプ回路CLによりクランプ
されたプラス電源ラインVccに対してダイオードD
1,D2には順方向バイアスがかかる。そのためにダイ
オードD1およびD2には抵抗R3およびR4を通して
電流が流れ、抵抗R3及びR4に電圧降下が発生する。
また、ダイオードD1及びD2のアノード−カソード間
に一定の電圧(VF)が発生する。従って、サージ電圧
は抵抗R3,R4及びダイオードD1,D2で消費され
るため比較器COMの入力端子がサージ電圧より保護さ
れる。
【0035】本実施例における定電流源IR1,IR2
は、図2に示すように特性(コレクタ電流Ic特性)が
等しいトランジスタQ4,Q5、これらトランジスタQ
4,Q5に共通のベース電流を流すトランジスタQ6、
トランジスタQ6にコレクタ電流を流す抵抗R6よりな
るカレントミラー回路CM1より構成されている。
【0036】これらトランジスタQ4,Q5,Q6のベ
ースは共通接続され、エミッタはグランドG側に接続さ
れている。また、トランジスタQ4のコレクタは抵抗R
3とダイオードD1のアノードの接続点に接続され、ト
ランジスタQ5のコレクタは抵抗R4とダイオードD2
のアノードの接続点に接続され、トランジスタQ6のコ
レクタは自己のベースに接続されてダイオード接続され
ると共に、抵抗R6を通してモノシリックIC1A内の
プラス電源ラインに接続されている。
【0037】カレントミラー回路CM1は以下の動作を
行う。ダイオード接続されたトランジスタQ6には、抵
抗R6を通してプラス電源ラインよりコレクタ電流Ic
が供給される。この時の、コレクタ電流Icは以下の
(6)式で表される。
【0038】 Ic=(Vcc−VBE(Q6))/R6 ・・・・・(6) ここで、VCCはバッテリー電圧VBを基にしたモノシリ
ックICの電源電圧、VB E(Q6)はトランジスタQ6のベ
ースーエミッタ間電圧(コレクタ電流Icにより決定さ
れる)である。
【0039】トランジスタQ4,Q5,Q6のベース−
エミッタ間は共通であるから、理論的にはトランジスタ
Q4,Q5には同じコレクタ電流Icが流れる。従っ
て、トランジスタQ4,Q5の各コレクタ電流Icは上
記(6)式から明らかなように電圧Vccの変動によっ
て変化する。
【0040】コレクタ電流ICに基づいて比較器COM
の反転入力端子の電位Va、と非反転入力端子Vbを式
で表すと以下の(7),(8)式で表せる。
【0041】 Va=VB−R1・I−R4・(VB−K−VBE(Q6))/R6 ・・・・(7)
【0042】 Vb=VB−Vε−R3・(VB−K−VBE(Q6))/R6 ・・・・(8) ここで、VCC=VB−Kとおく。
【0043】上記、各式を整理すると、 Va=VB・(1−(R4/R6))−R1・I+(R4/R6)・ (VBE(Q6)+K) ・・・・(9)
【0044】 Vb=VB・(1−(R4/R6))−Vε+(R4/R6)・(VBE(Q6)+ K) ・・・・(10) を得る。
【0045】ここで、上記(9),(10)式の項の
内、1−(R4/R6)=0となるようにR4=R6を
設定するとVa,Vbはバッテリー電圧VBの変動に拘
わらず一定に保つことができる。
【0046】次に、Va,Vbをバッテリー電圧VB
変動に拘わらず一定に保つ必要性について説明する。V
a,Vbは言い換えればトランジスタQ4,Q5のコレ
クタ−エミッタ間電圧である。カレンントミラー回路で
は、特にトランジスタQ4,Q5の特性が同一であるこ
とが要求される。
【0047】しかし、実際に特性を全く同一とすること
は困難であり、特にコレクタ−エミッタ間電圧が大きく
なると、特性上の差はコレクタ電流の差として顕著に現
れてくる。従って、Va,Vbがバッテリー電圧VB
変動に拘わらず一定に保たれることで電流検出精度が向
上する。
【0048】実施例2.上記、実施例1のカレントミラ
ー回路CM1では、カレントミラー回路CM1を構成す
るトランジスタQ4,Q5のコレクタ−エミッタ間電圧
がバッテリー電圧VBの変動により変化しないように構
成して、各トランジスタQ4,Q5のコレクタ電流特性
のばらつきを吸収するようにした。
【0049】ところが、コレクターエミッタ間電圧変動
による影響ほどでないが、実際コレクタ電流特性のばら
つきの要因はもう1つある。これは、コレクタ電流とベ
ース−エミッタ間電圧との関係である。各トランジスタ
Q4,Q5に流すコレクタ電流が小さい領域では各コレ
クタ電流に差が出ないが、大きなコレクタ電流を流そう
とした場合、ベースーエミッタ間電圧のばらつきにより
差が生じる。
【0050】カレントミラー回路CM1を構成するトラ
ンジスタQ4,Q5,Q6のベース−エミッタ間は共通
であるから、各トランジスタQ4,Q5のコレクタ電流
Cは、トランジスタQ6に流れるコレクタ電流Icに
応じて発生するベース−エミッタ間電圧に一致する様に
決定される。
【0051】しかし、コレクタ電流ICの大きい領域で
はトランジスタQ4,Q5のコレクタ電流特性に差が生
じる。ここで、コレクタ電流は以下の(11)式で表せ
るように、トランジスタQ6に流れるコレクタ電流I4
の値はバッテリー電圧VBに依存している。即ち、(1
1)式より明らかなようにトランジスタQ6に流れる電
流I4はバッテリー電圧VBにより若干変化することが分
かる。
【0052】 I4=(VB−K−VBE(Q6))/R6 ・・・・(11)
【0053】そこで、本実施例は上記の欠点を補い、よ
り電流検出精度の高いカレントミラー回路からなる定電
流源を組み込んだモノシリックIC内蔵型の点火検出装
置を提供する。図3は本実施例によるモノシリックIC
1Bを組み込んだ点火検出装置2Bの構成図である。
尚、図中、図2と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0054】図において、ZD2はカソードがモノシリ
ックIC1B内のプラス電源ラインに接続され、アノー
ドが抵抗R7を通してグランド側に接地されたツェナー
ダイオード、Q7はエミッタがトランジスタQ4,Q
5,Q6のエミッタに共通接続され、コレクタがグラン
ドG側に接地され、ベースがツェナーダイオードZD2
のアノードと抵抗7の接続点に接続されたトランジスタ
である。
【0055】ツェナーダイオードZD2はバッテリーB
より抵抗R2を通して導入したバッテリー電圧VCCを固
定化して後述するようにカレントミラー回路CM2に対
するバッテリー電圧VBの変動の影響を打ち消す。ま
た、トランジスタQ7はツェナー電圧によりオン動作す
ることによりベ−ス−エミッタ間に一定の電圧を発生さ
せ、このベース−エミッタ電圧VBE、ツェナー電圧VZ
(ZD2)、バッテリー電圧VCCと共にトランジスタQ
7のエミッタ電圧VXを設定する。
【0056】次に、本実施例の動作を説明する。ダイオ
ード接続されたトランジスタQ6には抵抗R6を通して
プラス電源ラインより電流が供給される。その時、供給
された電流の値Icとすると、Icは以下の(12)式
より求められる。
【0057】 Ic=(VZ(ZD2)−VBE(Q6)−VBE(Q7))/R6 ・・・・(12) ここで、VZ(ZD2)はツェナーダイオードZD2のツェナ
ー電圧である。
【0058】トランジスタQ4,Q5はトランジスタQ
6とベース−エミッタ間は共通であるから、理論的には
トランジスタQ4,Q5にはトランジスタQ6のコレク
タ電流と同じコレクタ電流Icが流れるということにな
る。従って、比較器COMの反転入力端子に入力される
電圧Vaと、非反転入力端子に入力される電圧Vbはそ
れぞれ以下の(13),(14)式で表せる。
【0059】 Va=VB−R1・I−R4・(VZ(ZD2)−VBE(Q7)−VBE(Q6))/R6 ・・・・(13)
【0060】 Vb=VB−Vε−R3・(VZ(ZD2)−VBE(Q7)−VBE(Q6))/R6 ・・・・(14)
【0061】また、トランジスタQ4,Q5,Q6のエ
ミッタ電圧をVXとすると、エミッタ電圧VXは以下の
(13)式で表せる。
【0062】 VX=VCC−(VZ(ZD2)−VBE(Q7)) =(VB−K)−(VZ(ZD2)−VBE(Q7)) ・・・・(15) ここで、VCCはVBにて表されVCC=VB−Kと仮にお
く。
【0063】トランジスタQ4,Q5のコレクタ−エミ
ッタ間電圧は上式(13),(14),(15)から求
めると以下の(16)式,(17)式のようになる。
【0064】 VCE(Q4)=Vb−VX =(VB−Vε−R3・(VZ(ZD2)−VBE(Q7)−VBE(Q6))/R6) −(VB−K)−(VZ(ZD2)−VBE(Q7)) =VZ(ZD2)−VBE(Q7)+K−Vε−R3・(VZ(ZD2)−VBE(Q7)− VBE(Q6))/R6 ・・・・(16)
【0065】 VCE(Q5)=VaーVX =(VBーR1・IーR4・(VZ(ZD2)−VBE(Q7)−VBE(Q6))/ R6)−(VBーK)ー(VZ(ZD2)ーVBE(Q7)) =VZ(ZD2)ーVBE(Q7)+K−R1・I−R4・(VZ(ZD2)− VBE(Q7)−VBE(Q6))/R6 ・・・・(17)
【0066】従って、上式(16),(17)カレント
ミラーCM2を構成するトランジスタQ4,Q5のコレ
クタエミッタ間電圧は電源(バッテリ−)電圧VBに依
存せず一定である。
【0067】実施例3.上記、実施例1,2では点火回
路3A,3Bに流れる負荷電流Iの判定を検出抵抗R1
による降下電圧と基準電圧Vεとの比較に基づいて行っ
た。従って、基準電圧Vεは検出抵抗R1による降下電
圧値に合わせる必要がある。この場合、基準電圧Vε
は、電源路Lに重畳されるノイズ(電圧変動又は電流変
動)の影響を考慮してノイズレベルよりも十分大きな電
圧レベルに設定するのが望ましい。
【0068】しかしながら、設定された電圧レベルに等
しい降下電圧を通常時に得ようとすると、検出抵抗R1
の値をある程度大きくして負荷電流Iによる降下電圧を
大きくしなければならない。だが、検出抵抗R1は電源
路Lの途中に挿入されているため、点火回路3A,3B
の性能に影響を与えないように定数を極めて小さくする
ほうが望ましい。
【0069】そのため、基準電圧Vεのレベルが検出抵
抗R1および負荷電流Iの値により制約を受ける上記各
実施例の回路構成では基準電圧Vεのレベルを上げるの
は困難であった。本実施例は上記のような不具合を解消
するものである。図4は本実施例による点火検出装置の
構成図である。尚、図中、図1と同一符号は同一又は相
当部分を示す。図において、1Cは本実施例におけるモ
ノシリックICであり、このモノシリックIC1Cは他
の実施例1におけるモノシリックIC1Aの構成に加
え、非反転入力端子を抵抗R3と定電流源IR1の接続
点に、反転入力端子を抵抗R4と定電流源IR2の接続
点に、出力端子を後述するトランジスタのベースにそれ
ぞれ接続して抵抗R3と検出抵抗R1及び抵抗R4のそ
れぞれに発生した降下電圧の差に応じた差電圧をトラン
ジスタに出力するレベル偏差検出回路としての差動増幅
器DF、ベースを差動増幅器DFの出力端子に、コレク
タを差動増幅器DFの非反転入力端子に、エミッタを抵
抗R8を通してグランドG側にそれぞれ接続したトラン
ジスタQ8を備えている。
【0070】本実施例における比較器COMの非反転入
力端子はトランジスタQ8のエミッタと抵抗R8の接続
点に接続され、反転入力端子は基準電圧発生部VRの出
力端子に接続されている。基準電圧発生部VRより発生
する基準電圧Vεレベルはグランドレベルよりプラス方
向へレベルが上げられた値である。
【0071】次に、本実施例の動作について説明する。
点火回路3A,3Bが動作してバッテリーBより負荷電
流Iが電源路Lに流れると、検出抵抗R1に負荷電流I
に対応した降下電圧が発生する。この結果、差動増幅器
DFの反転入力端子には、バッテリー電圧VBより検出
抵抗R1による降下電圧と抵抗R4による降下電圧を差
し引いた電圧値が印加される。
【0072】また、非反転入力端子にはバッテリー電圧
Bより抵抗R3による降下電圧を差し引いた電圧値が
印加される。この時、非反転入力端子に印加される電圧
値は反転入力端子に印加される電圧値より高いため、差
動増幅器DFは抵抗R3に流す電流I1を増やしてVc
=Vd、即ちI1・R3=R1I+I2・R4の状態にす
べく動作をする。
【0073】そのために、差動増幅器DFはプラスの差
電圧をトランジスタQ8のベースに出力してオン動作さ
せ、電流(吸い込み電流)をエミッタより抵抗R8に流
す。この結果、電流I1の電流値は定電流源IR1によ
って流れる定電流分I11に加えて吸い込み電流I12分が
増加して抵抗R3、検出抵抗R1及び抵抗R4のそれぞ
れに発生する降下電圧を一致させる。
【0074】このように、降下電圧を一致させる際に流
れた吸い込み電流により、抵抗R8の両端に基準電圧V
εより高い降下電圧が発生すると比較器COMはHレベ
ル信号を出力して負荷電流Iの検知信号を出力する。
【0075】以上の動作を詳細に説明すると以下のよう
になる。先ず、負荷電流Iが流れると、差動増幅器DF
の反転入力端子と非反転入力にはそれぞれ以下の(1
8)式、(19)式で示される電圧が印加される。
【0076】 VC=VB−(R1・I+R4・I2) ・・・・(18)
【0077】 Vd=VB−R3・I1 ・・・・(19)
【0078】ここで、(18)式と(19)式を用いて
反転入力電圧Vcと非反転入力Vdとの関係を表すと以
下の(18)式のようになる。
【0079】 VC=Vd=R1・I+R4・I2=R3・I1 ・・・(20)
【0080】更に、(20)式を展開して抵抗R3に流
れる電流I1を求めると以下の(21)式のようにな
る。
【0081】 I1=(R1・I)/R3+(R4・I2)/R3 ・・・(21)
【0082】ここで、抵抗R3と抵抗R4及び定電流値
11とI2の初期設定により抵抗R4と抵抗R4によっ
て発生する降下電圧は以下の(22)式の関係にある。
【0083】 R4・I2=R3・I11 ・・・・(22)
【0084】上記(22)式を展開して定電流源IR1
により流れる定電流I11を求めると以下の(23)とな
る。
【0085】 I11=(R4・I2)/R3 ・・・・(23)
【0086】従って、(21)式と(23)式を比べる
と、抵抗R3に流れる電流I1は定電流分I11と吸い込
み電流分I12の合成電流となることが分かる。吸い込み
電流I12は以下の(24)式で表せる。
【0087】 I1=I11(定電流分)+I12(吸い込み電流分) ・・・(24)
【0088】 I12(吸い込み電流分)=I1ーI11(定電流分)・・・(25)
【0089】 I12(吸い込み電流分)=(R1・I)/R3+(R4・I2)/R3 −(R4・I2)/R3 =(R1・I)/R3 ・・・・(26)
【0090】比較器COMの非反転入力端子を抵抗R8
の両端電圧(非反転入力電圧)とすると、その電圧は以
下の(27)式で表せる。
【0091】 I12・R8=(R8/R3)・R1・I ・・・・(27)
【0092】よって、比較器COMは以下の(28)式
で示すように反転入力電圧(基準電圧Vε)と非反転入
力電圧(I12・R8)との比較になる。
【0093】 Vε=(R8/R3)・R1・I ・・・・(28)
【0094】上記(28)式から明らかなように抵抗R
3に対して抵抗R8の値を大きな値に設定することで、
検出抵抗R1間に発生した検出電圧(R1・I)を大き
な値に増幅して比較器COMの非反転入力電圧として入
力することができる。従って非反転入力電圧レベルに合
わせて基準電圧Vεの値を大きく設定できる。
【0095】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、バッテリーよ
り電源路を介して印加された電圧を高電圧に変換してス
パークプラグに放電する点火回路と、前記電源路の途中
に挿入され、前記点火回路に流れる電流を電圧にて検出
する検出抵抗と、この検出抵抗により検出された検出電
圧の比較対象となる基準電圧を発生する基準電圧発生部
と、所定レベルの電圧を前記検出電圧と前記基準電圧出
力部に重畳して検出電圧を所定レベルだけシフトさせる
と共に、前記基準電圧を前記所定レベルだけシフトさせ
るシフト回路と、前記シフトされた検出電圧と基準電圧
を比較して比較信号を出力する比較器と、前記バッテリ
ー電圧の変動時に、前記比較器の電源電圧の変動分を抑
制すると共に、前記比較器の入力保護を行うクランプ回
路とを備えたので、電源路に重畳する高電圧のサージに
対モノシリックICへの影響を大幅に低減することがで
きるため、比較器等を構成するモノシリックICを破壊
に至らしめることなく装置の信頼性を大幅に向上できる
と共に、点火動作の検出精度が向上するという効果があ
る。
【0096】請求項2の発明によれば、バッテリーより
電源路を介して印加された電圧を高電圧に変換してスパ
ークプラグに放電する点火回路と、前記電源路の途中に
挿入され、前記点火回路に流れる電流を電圧にて検出す
る検出抵抗と、この検出抵抗の両端の電圧レベルを同レ
ベルにシフトするレベルシフト回路と、前記バッテリー
より前記点火回路へ電流流出時に生じる前記検出抵抗両
端間の偏差電圧のレベルを調整して吸収すると共に、偏
差電圧を出力するレベル偏差検出回路と、偏差電圧の比
較対象となる基準電圧を設定する基準電圧発生部と、前
記レベル偏差検出回路より出力された偏差電圧と前記基
準電圧とを比較して比較信号を出力する比較器と、前記
レベル偏差検出回路と比較器の電源電圧の変動分を抑制
すると共に、前記レベル偏差検出回路と入力保護を行う
クランプ回路とを備えたので、請求項1の効果に加え
て、偏差電圧のレベルに合わせて基準電圧レベルを調整
することで基準電圧レベルを自由に設定できるため、サ
ージによる誤動作を防止し易いという効果がある。
【0097】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2に記載のレベルシフト回路を、検出抵抗の両端
に各一端を接続した第1の抵抗と、第2の抵抗と、前記
第1の抵抗の他端と接地間に接続されて第1の定電流源
と、前記第2の抵抗の他端と接地間に接続されて第2の
定電流源とから成り、前記第1及び第2の抵抗に同一の
電流を流すカレントミラー回路で構成したので、電源電
圧の変動に拘わらず安定した検出電圧と基準電圧を入力
できるため検出精度がより向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による点火検出装置を示す
構成図である。
【図2】本従実施例によるレベルシフト回路を構成する
カレントミラー回路の詳細を示した点火検出装置の構成
図である。
【図3】回路構成の異なるカウレントミラー回路を用い
た点火検出装置を示す構成図である。
【図4】この発明の他の実施例による点火検出装置を示
す構成図である。
【図5】従来の点火検出装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C モノシリックIC 2A,2B,2C 点火検出装置 3A,3B 点火回路 R1 検出抵抗 LS レベルシフト回路 R2,R3,R4 抵抗 IR1,IR2 定電流源 D1,D2 ダイオード VR 基準電圧発生部 CM1,CM2 カレントミラー回路 COM 比較器 DF 差動増幅器 CL クランプ回路 L 電源路 B バッテリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−334769(JP,A) 特開 昭56−56966(JP,A) 特開 昭54−13839(JP,A) 特開 昭59−203873(JP,A) 特開 昭52−57442(JP,A) 実開 平3−97577(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 3/045 303 F02P 3/055

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリーより電源路を介して印加され
    た電圧を高電圧に変換してスパークプラグに放電する点
    火回路と、 前記電源路の途中に挿入され、前記点火回路に流れる電
    流を電圧に変換して検出する検出抵抗と、 この検出抵抗により検出された検出電圧の比較対象とな
    る基準電圧を発生する基準電圧発生部と、 所定レベルの電圧を前記検出電圧と前記基準電圧出力部
    に重畳して前記各電圧を所定レベルだけシフトさせるレ
    ベルシフト回路と、 前記シフトされた検出電圧と基準電圧とを比較して比較
    信号を出力する比較器と、 前記バッテリー電圧の変動時に、前記比較器の電源電圧
    の変動分を抑制すると共に、前記比較器の入力保護を行
    うクランプ回路とを備えたことを特徴とする点火検出装
    置。
  2. 【請求項2】 バッテリーより電源路を介して印加され
    た電圧を高電圧に変換してスパークプラグに放電する点
    火回路と、 前記電源路の途中に挿入され、前記点火回路に流れる電
    流を電圧に変換して検出する検出抵抗と、 この検出抵抗の両端の電圧レベルを同レベルにシフトす
    るレベルシフト回路と、 前記バッテリーより前記点火回路へ電流流出時に生じる
    前記抵抗両端間の偏差電圧のレベルを調整して吸収する
    と共に、偏差電圧を出力するレベル偏差検出回路と、偏
    差電圧の比較対象となる基準電圧を設定する基準電圧発
    生部と、 前記レベル偏差検出回路より出力された偏差電圧と前記
    基準電圧とを比較して比較信号を出力する比較器と、 前記レベル偏差検出回路と比較器の電源電圧の変動分を
    抑制すると共に、前記レベル偏差検出回路の入力保護を
    行うクランプ回路とを備えたことを特徴とする点火検出
    装置。
  3. 【請求項3】 レベルシフト回路は、検出抵抗の両端に
    各一端を接続した第1の抵抗と、第2の抵抗と、前記第
    1の抵抗の他端と接地間に接続されて第1の定電流源
    と、前記第2の抵抗の他端と接地間に接続されて第2の
    定電流源とを備え、前記第1及び第2の抵抗に同一の電
    流を流すようにしたカレントミラー回路で構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の点火検出
    装置。
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