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JP3109109B2 - 周期ドメイン反転構造を有する光デバイス装置の製造方法 - Google Patents

周期ドメイン反転構造を有する光デバイス装置の製造方法

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JP3109109B2
JP3109109B2 JP03046859A JP4685991A JP3109109B2 JP 3109109 B2 JP3109109 B2 JP 3109109B2 JP 03046859 A JP03046859 A JP 03046859A JP 4685991 A JP4685991 A JP 4685991A JP 3109109 B2 JP3109109 B2 JP 3109109B2
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JP
Japan
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domain inversion
periodic domain
inversion structure
ferroelectric crystal
optical device
Prior art date
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JP03046859A
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公一朗 木島
正裕 山田
歩 田口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US07/727,942 priority patent/US5249250A/en
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Priority to DE69133503T priority patent/DE69133503T2/de
Priority to EP97105290A priority patent/EP0785459B1/en
Priority to DE69131612T priority patent/DE69131612T2/de
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    • G02F1/353Frequency conversion, i.e. wherein a light beam is generated with frequency components different from those of the incident light beams
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光第2高調波発
生素子(以下SHG素子という)等の光デバイス装置に
適用して好適な周期ドメイン反転構造を有する光デバイ
ス装置の製法に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年特にSHG素子等の光デバイス装置
において、その表面に周期ドメイン反転構造を形成して
光出力等の特性の向上をはかることが提案されている。
【0003】例えばSHG素子は、周波数ωの光を導入
すると、2ωの周波数の第2高調波の光を発生するもの
で、このSHG素子によって単一波長光の波長範囲の拡
大化がはかられ、これに伴いレーザの利用範囲の拡大化
と各技術分野でのレーザ光利用の最適化をはかることが
できる。例えばレーザ光の短波長化によってレーザ光を
用いた光記録再生、光磁気記録再生等において、その記
録密度の向上をはかることができる。
【0004】このようなSHG素子としては、例えばK
NbO3 を用いたいわゆるバルク型のSHG素子や、よ
り大なる非線形光学定数を利用して位相整合を行う導波
路型のSHG素子、例えばLiNbO3 (LN)等の強
誘電体結晶の非線形光学材料より成る単結晶基板の上に
線形導波路を形成して、これに近赤外光の基本波を入力
して第2高調波の例えば緑、青色光を放射モードとして
基板側からとりだすチェレンコフ放射型のSHG素子等
がある。
【0005】しかしながらバルク型SHG素子はその特
性上SHG変換効率が比較的低く、また廉価で高品質が
得られるLNを用いることができない。またチェレンコ
フ放射型SHG素子は、SHGビームの放射方向が基板
内方向であり、ビームスポット形状も例えば三日月状ス
ポットという特異な形状をなし、実際の使用においての
問題点が存在する。
【0006】変換効率の高いデバイス実現のためには、
基本波と第2高調波の位相伝搬速度を等しくしなくては
ならない。これを擬似的に行う方法として非線形光学定
数の+−を周期的に配列する方法が提案されている(J.
A.Armstrong,N.Bloembergen, 他,Phys.Rev.,127,1918(1
962))。これを実現する方法として結晶(例えば結晶
軸)の方向を周期的に反転させる方法がある。具体的な
方法としては、例えば結晶を薄く切断して貼り合わせる
方法(岡田、滝沢、家入、NHK技術研究、29(1) 、24
(1977)) や、また結晶引き上げ時に例えば印加する電流
の極性を制御して周期的な分域(ドメイン)を形成して
周期ドメイン反転構造を形成する方法(D.Feng,N.B.Min
g,J.F.Hong,他、Appl.Phys.Lett.37,607(1980),K.Nassa
u,H.J.Levinstein,G.H.Loiacano Appl.Phys.Lett.6,228
(1965),A.Feisst,P.Koidl Appl.Phys.Lett.47,1125(198
5))がある。これらの方法は結晶材料の全体に渡って周
期構造を形成することを目的としている。しかしながら
上述した方法による場合は大規模な装置が必要となるの
みならず、ドメイン形成の制御が難しいという問題点が
ある。
【0007】これに対して結晶材料の表面近傍に上述の
周期ドメイン反転構造を形成する方法として、例えばTi
を結晶表面から拡散させる方法( 伊藤弘昌、張英海、稲
場文男、第49回応用物理学会講演会予稿集919(1988))
が提案されている。しかしながらこの方法による場合、
ドメイン反転部分の屈折率が変化し出力光のビームが多
数本になる恐れがあり、また、基本波が漏波する場合が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さらに本出願人は、先
に特願平1−8271号特許出願及び特願平1−184
362号特許出願において、強誘電体結晶の非線形光学
材料に対するドメイン制御方法を提案した。この方法
は、シングルドメイン化された強誘電体結晶を挟んでそ
の相対向する両主面に対向電極を配置または絶縁体を介
して対向配置し、両電極間に直流電圧を印加することに
よって局部的にドメイン反転部を形成して周期ドメイン
反転構造を得るものである。
【0009】しかしながらこのような方法により形成し
た周期ドメイン反転構造は、図19A及びBに示すよう
に、分極反転の幅wと厚さtとの比t/wが1以下であ
った。このため周期ドメイン反転構造を微細にするとt
の絶対値が小となってしまい、光導波路の厚さより小と
なってしまう。即ち例えば分極反転の小ピッチ化に伴っ
てその幅wを約1.5μmとする場合、その厚さtは約
0.5μmとなってしまい、光導波路の厚さを約1.0
μmとする場合、充分その光導波路部分とそのエバネッ
セント領域に周期ドメイン反転構造が形成されないた
め、上述したような、非線形光学定数の+−を周期的に
配列することにより、基本波と第2高調波の位相伝搬速
度を等しくすることの効果が充分得られず、SHG効率
の向上を阻む一因となっている。
【0010】このような方法に対して、電子線を非線形
光学材料に照射して、所要のパターンの周期ドメイン反
転構造を得る方法が提案されている(R.W.Keys,A.Loni,
B.J.Luff,P.D.Townsend, 他、Elecronics Letters lst
Feburuary 1990 Vol.26 No.3)。この方法による場合、
図20に略線的断面図を示すように、非線形光学材料の
LN基板61の−c面61C上に、50nmの厚さにN
iCr層62を被着し、更に、400nmの厚さにAu
層を被着した後所要のパターンにパターニングし、この
パターニングされたAu層63上から電子ビームを照射
するものである。この方法では、基板を約580℃に加
熱し、基板自体にそのc軸方向に10V/cmの電界を
かけ、10keVのエネルギーで、9mm2 に対して全
ドーズ量1017、即ち約1016mm-2の電子ビーム照射
を行うものである。
【0011】しかしながらこのような方法による場合、
非線形光学材料の表面に、絶縁体或いは電極材料等の物
質を被着してパターニングした状態で、高温の熱処理及
び高温中での電圧印加を行うことにより、非線形光学材
料の表面が汚れる恐れがある。またこの場合、LN基板
から酸素分子の外拡散によって分極反転を形成するた
め、Li外拡散法と同様に組成の変化により屈折率の変
動をもたらす恐れがあり、特性の変動を生ずる恐れがあ
る。
【0012】本発明は、上述したような課題を解決し
て、光変換効率の高い周期ドメイン反転構造を有する光
デバイス装置を得るとともに、周期ドメイン反転構造の
制御性の良い製法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による周期ドメイ
ン反転構造を有する光デバイス装置の略線的斜視図を図
1及び図2に示す。また、他の本発明による周期ドメイ
ン反転構造を有する光デバイス装置の製法の各例の一工
程を示す略線的斜視図及び断面図を図3〜図14に示
す。
【0014】本発明は、図1に示すように、強誘電体結
晶1の表面に光導波路2が形成されて成り、周期ドメイ
ン反転構造3が形成された光導波路型の周期ドメイン反
転構造を有する光デバイス装置10において、この周期
ドメイン反転構造3の分極反転3Aの幅wとこの分極反
転3Aの厚さtとの関係を、(t/w)≧1と選定す
る。
【0015】他の本発明は、図2に示すように、強誘電
体結晶1に周期ドメイン反転構造3が形成されて成るバ
ルク型の周期ドメイン反転構造を有する光デバイス装置
10において、この強誘電体結晶1の厚さTと周期ドメ
イン反転構造3の分極反転3Aの厚さtとの関係を、
0.1<(t/T)≦1と選定する。
【0016】本発明製法においては、図3に示すよう
に、シングルドメイン化された強誘電体結晶1に、この
強誘電体結晶1の単位mm厚さに対して加速電圧10k
V以上で照射電流密度1μA/mm2 以上の荷電粒子を
照射して、周期ドメイン反転構造3の分極反転3Aを形
成する。
【0017】本発明においては、上述の荷電粒子の照射
は、図3に示すように、強誘電体結晶1に、最終的に得
る周期ドメイン反転構造のパターンに対応して荷電粒子
をパターン照射して周期ドメイン反転構造3の分極反転
3Aを形成する。或いは、図7または図14に示すよう
に、強誘電体結晶1の少なくとも一の面上、例えば裏面
1D上或いは側面1S上に最終的に得る周期ドメイン反
転構造のパターンに対応するパターンの導電層を設け
て、強誘電体結晶1の導電層が設けられない面、例えば
主面1C上から全面的に荷電粒子を照射して、この導電
層に荷電粒子を局部的に集中させて、周期ドメイン反転
構造3の分極反転3Aを形成する。
【0018】
【作用】上述したように、本発明製法による周期ドメイ
ン反転構造3を有する光導波路型の光デバイス装置10
は、周期ドメイン反転構造3の分極反転3Aの幅wとこ
の分極反転3Aの厚さtとの関係を、(t/w)≧1と
選定することができるため、周期ドメイン反転構造が微
細化されても実質的に光導波路2の厚さTwgに比してほ
ぼ同じか大とすることができ、光導波路2と強誘電体結
晶1との界面におけるSHG効率の向上をはかることが
できる。
【0019】また、他の本発明製法による周期ドメイン
反転構造3を有するバルク型の光デバイス装置20は強
誘電体結晶1の厚さTと周期ドメイン反転構造3の分極
反転3Aの厚さtとの関係を、0.1<(t/T)≦1
と選定することができるため、例えば従来位相整合条件
からバルク型として構成することができなかったLNに
おいても、上述の条件によって周期ドメイン反転構造3
を形成することにより、波長800nmの半導体レーザ
に対応する良好なSHG素子得ることができる。
【0020】また更に他の本発明による周期ドメイン反
転構造を有する光デバイス装置の製法は、シングルドメ
イン化された強誘電体結晶1に対し、加速電圧を単位m
m厚さ当り10kV以上として、或いは照射電流密度を
1μA/mm2 以上として、荷電粒子を強誘電体結晶1
の最終的に得る周期ドメイン反転構造3のパターンに対
応するパターンに局部的に照射するか、或いは、少なく
とも一の面上、例えば裏面上又は側面上に最終的に得る
周期ドメイン反転構造のパターンに対応するパターンの
導電層を設けて、強誘電体結晶1の導電層が設けられな
い面、例えば主面1C上から全面的に荷電粒子を照射し
てこの導電層に荷電粒子を局部的に集中させて分極反転
を形成するものであるが、このように荷電粒子の加速電
圧及び照射電流密度を選定することによって、分極反転
3Aを確実に形成することができた。
【0021】図4は、荷電粒子の加速電圧に対する強誘
電体結晶上に形成された分極反転の面積の変化を示す図
である。この場合強誘電体結晶として厚さ1mmで厚さ
方向にシングルドメイン化されて成るLN単結晶を用
い、このLN単結晶の+c面上にAlを約500Å被着
し、−c面上から荷電粒子として電子線を照射した例
で、電子線の走査速度は50μm2 /sec、照射幅が
4μmで照射距離が140μm、従って全照射面積は5
60μm2 であった。図4において線Aは強誘電体結晶
1表面における照射電流密度が60μA/mm2 の場合
で、線Bは同様に40μA/mm2 の場合を示す。また
分極反転面積は+c面上での面積を示す。図4からわか
るように、各場合共に加速電圧が10kV程度以上の場
合に分極反転が形成されていることがわかる。この場合
厚さ1mmのLN単結晶を用いたが、このような分極反
転を形成するための荷電粒子の加速電圧従って照射エネ
ルギーは、このLN単結晶即ち強誘電体結晶の厚さに比
例する。即ち強誘電体結晶の厚さが2mmの場合分極反
転を生じ得る加速電圧は20kV以上、強誘電体結晶の
厚さが0.5mmの場合は同じく加速電圧は5kV以上
となる。
【0022】また図5に荷電粒子の照射電流密度に対す
る強誘電体結晶上の分極反転の面積の変化を示す。この
場合においても、強誘電体材料として厚さが1mmで、
この厚さ方向にシングルドメイン化されて成るLN単結
晶を用いて電子線を照射した場合で、電子線の走査速
度、全照射面積等は図4において説明した例と同様に選
定した。図5において線Cは加速電圧30kV、線Dは
25kV、線Eは20kVの場合を示す。また分極反転
面積は図4と同様に+c面上に形成された面積を示す。
図5からわかるように、各場合共に照射電流密度が1μ
A/mm2 程度以上のときに分極反転が形成されること
がわかる。
【0023】このような荷電粒子の照射によって形成し
た分極反転は、その厚さtが、幅wに対して(t/w)
≧1とすることができた。このような現象は、荷電粒子
の照射によって、強誘電体結晶1の表面に電界が生じる
ことと、これに加えて強誘電体結晶1内に荷電粒子例え
ば電子が入り込むことによって照射面近傍に分極反転が
生じるものと思われ、特にこの荷電粒子の照射エネルギ
ーが大なるときは、電子がある程度たまると雪崩現象的
に電流が流れるため、これに沿った形で充分深く例えば
強誘電体結晶1を突き抜けて分極反転が起こるものと思
われる。
【0024】そしてこの場合、本発明方法においては、
電圧の印加が回避されること、更に高温の加熱を必要と
しないため、強誘電体結晶1の表面汚染等による特性の
劣化や変動を回避することができる。
【0025】また上述の方法による場合、従来のように
Liや酸素分子の外拡散による場合と異なり、強誘電体
結晶1の組成を変化させないため屈折率の変化を伴うこ
となく周期ドメイン反転構造3を得ることができる。
【0026】また、従来に比し分極反転3Aの厚みtを
大とすることができるため、例えば上述の光導波路型の
SHG素子において光変換効率を大とすることができ、
かつバルク型のSHG素子において光学材料の選択性を
大とすることができるとともに、従来結晶の貼り合わせ
等により行っていた製造方法を格段に簡易化することが
できる。
【0027】
【実施例】以下、本発明装置及び本発明製法による周期
ドメイン反転構造を有する光デバイス装置とその製法の
各例を、図1〜図3及び図6〜図14を参照して詳細に
説明する。
【0028】まず本発明製法の各例を図3及び図6〜図
14を参照して説明する。この例では、各例ともに常温
下で真空排気を行いながら荷電粒子の照射を行った。
【0029】 実施例1 図3において、1は例えば厚さ1mmのLN(ニオブ酸
リチウム)単結晶より成る強誘電体結晶の非線形光学材
料で、その厚さ方向にc軸(Z軸)を有し、この場合主
面1C側を−c面とする。この強誘電体結晶1は例えば
そのキュリー温度直下の例えば1200℃程度まで昇温
してその厚さ方向に外部直流電圧を全面的に印加するこ
とによって、全面的にc軸の厚さ方向に揃えてシングル
ドメイン化されて成る。
【0030】図3に示すように、強誘電体結晶1の主面
1C上に、例えば平行帯状のパターンに軌跡を描くよう
に荷電粒子例えば電子ビームbを走査照射して、周期ド
メイン反転構造3を形成した。この電子ビームbは約1
5kVの加速電圧従って15keVのエネルギーで、約
1μA/mm2 の電流密度とし、主面1C上から照射し
た。このとき、電子ビームbを照射した部分の下部の領
域に分極反転が形成された。
【0031】 実施例2 図6を参照して説明する。この例においても、厚さが1
mmで、この厚さ方向にシングルドメイン化されたLN
単結晶より成る強誘電体結晶1の場合で、この強誘電体
結晶1の主面1C上にAu等の導電材を蒸着等によって
全面的に被着した後、例えばフォトリソグラフィの技術
を適用してフォトレジストの塗布、パターン露光、現像
及び異方性エッチングによるパターンエッチング等の処
理を施して図6に示すように、例えば平行帯状パターン
の導電体5を形成する。
【0032】このような状態で、強誘電体結晶1の主面
1C上から実施例1と同様の条件をもって、荷電粒子例
えば電子ビームbの照射を行って、強誘電体結晶1に対
するパターン照射を行った。
【0033】即ちこの場合、例えば導電体5を接地する
ことによって導電体5の直下の強誘電体結晶1内への電
子の侵入が阻止されることから、結果的に強誘電体結晶
1に対して前述した実施例1と同様にパターン照射を行
うこととなり、局部的に分極反転を生じさせることがで
き、周期ドメイン反転構造3が形成された。
【0034】 実施例3 図7を参照して説明する。図7に示すようにフォトレジ
スト又はアルミナAl 2 3 等の絶縁層を、厚さ1mm
でこの厚さ方向にシングルドメイン化されたLN単結晶
等より成る強誘電体結晶1の裏面1Dすなわち+c面上
に全面的に被着した後、フォトリソグラフィ等の適用に
より例えば平行帯状パターンにパターニングを行って絶
縁体6を形成し、この絶縁体6上を覆って全面的にIT
O等の導電層7が形成されて成る。
【0035】このような状態で、強誘電体結晶1の主面
1C上から荷電粒子例えば電子ビームbの照射を実施例
1と同様の条件をもって例えば全面的に行った。
【0036】この場合の強誘電体結晶1のY軸に直交す
る方向の断面図を図8に示す。図8に示すように分極反
転3Aは、裏面1Dに近い領域で形成され、周期ドメイ
ン反転構造3を得ている。これは、強誘電体結晶1の導
電層7が存在する部分に電流が集中するためと思われ
る。
【0037】 実施例4 図9を参照して説明する。図9に示すように、絶縁基体
8上に導電体5を例えば平行帯状にパターニングし、こ
の上に厚さ1mmで、この厚さ方向にシングルドメイン
化されたLN単結晶等より成る強誘電体結晶1を、その
+c面が導電体5と接触するように載置する。そして実
施例1と同様の条件をもって荷電粒子例えば電子ビーム
bの照射を例えば全面的に行って周期ドメイン反転構造
を形成した。
【0038】この場合、強誘電体結晶1上に導電体5を
形成したが、所要のパターンに形成した絶縁体を設けた
場合においても、この絶縁体の下部では分極反転が形成
されないため、同様の周期ドメイン反転構造を得ること
ができる。
【0039】上述の各例においては、LN基板より成る
強誘電体結晶1の−c面上に電子ビームを照射して周期
ドメイン反転構造の分極反転を形成したが、その他LN
基板の+c面上に例えばLi+ イオンを照射したり、強
誘電体結晶1としてKTP等の他の材料を用いることも
できる。
【0040】また上述の各実施例においては、強誘電体
結晶1としてLN結晶を用いてこの−c面即ち−z面上
に分極反転を形成する場合について説明したが、以下の
実施例5〜7においては、それぞれ図10、図11及び
図14に示す略線的拡大斜視図を参照して、強誘電体結
晶1の矢印dで示す分極方向に平行な面に対し、その上
方から荷電粒子例えば電子線を照射する場合、即ち−z
面と直交するX面又はY面に対して荷電粒子を照射する
場合について説明する。
【0041】各例ともにLN単結晶より成る強誘電体結
晶1を用いて、その荷電粒子を照射する面の面内方向に
c軸(Z軸)を有し、またこの強誘電体結晶1は実施例
1と同様の方法をもって全面的にc軸の方向に揃えてシ
ングルドメイン化されて成る。
【0042】 実施例5 図10を参照して説明する。この場合例えばLN単結晶
の分極方向に沿う面を主面1Cとする強誘電体結晶1を
用いて、図10に示すようにその裏面1D上には、Au
等の導電体5を全面的に蒸着等により被着した後、主面
1C上から荷電粒子例えば電子ビームbを、例えば矢印
dで示す分極方向に平行な帯状にパターン照射を行っ
て、周期ドメイン反転構造を形成した。この電子ビーム
bは約15kVの加速電圧従って15keVのエネルギ
ーとし、約1μA/mm2 の電流密度として照射した。
このとき、電子ビームbを照射したパターンに対応する
パターンに、裏面1D側に分極反転が生じて、図10に
おいてビームbを照射した平行帯状パターンを横切るよ
うに周期ドメイン反転構造が形成された。
【0043】 実施例6 図11を参照して説明する。この例においてもLN単結
晶の分極方向に沿う面を主面1Cとする強誘電体結晶1
を用いて、図11に示すようにその裏面1D上には、A
u等の導電材料を例えば全面的に蒸着等により被着した
後、所要の直線状のパターンにフォトリソグラフィの適
用等によりパターンエッチングを行って、例えば矢印d
で示す分極方向に延長する平行帯状パターンの導電体5
を形成する。そして主面1C上から荷電粒子例えば電子
ビームbを、矢印dで示す分極方向に直交する方向に延
長する平行帯状パターンに照射した。この電子ビームb
の照射条件は、上述の実施例5と同様に選定した。この
場合、裏面1Dに導電体5が存在する部分において分極
反転が生じ、従って裏面1D上の導電体5の延長方向を
横切る方向に周期構造をもった周期ドメイン反転構造が
形成された。
【0044】このように、強誘電体結晶1の分極方向に
沿う面対して直交する方向に荷電粒子を照射した場合の
分極反転態様について考察する。強誘電体結晶1の模式
的な分極態様を示す断面図を図12に示す。9は強誘電
体結晶1内の各分極を示し、これらの分極方向を矢印d
で示す。強誘電体結晶1がLN単結晶の場合、各分極方
向はc軸(Z軸)方向に揃えられて成る。5は裏面1D
上に全面的に被着されたAu等より成る導電体である。
【0045】このような強誘電体結晶1に対して主面1
C上から荷電粒子例えば電子線bを照射すると、この照
射部分において電子の一部が残留して強誘電体結晶1の
表面上に−の電界Eが発生し、また電子の一部は強誘電
体結晶1内に入り込んで矢印iで示す電流となる。従っ
て、この部分において分極dの+側が、電界Eまたは電
流iの通過する方向に反転して、結果的に図13に示す
ように、分極反転3Aが生じるものと思われる。
【0046】 実施例7 図14を参照して説明する。この例においても、LN単
結晶の分極方向に沿う面を主面1Cとする強誘電体結晶
1を用いて、図14に示すように矢印dで示す分極方向
と直交する側面1S上に、Au等の導電材料を例えば全
面的に蒸着等により被着した後、所要の櫛形状のパター
ンにフォトリソグラフィ等の適用によりパターンエッチ
ングを行って、この櫛形の導電体5の櫛歯先端部が、強
誘電体結晶1の分極方向に沿う主面1Cと側面1Sとの
なす縁部1hに接触するように形成する。そして主面1
C上から荷電粒子例えば電子ビームbを、例えば全面的
に照射した。この電子ビームbの照射条件は、上述の実
施例5と同様に選定した。この場合、側面1Sの櫛歯状
導電体5が存在する部分において分極反転が生じ、側面
1S上の導電体5の延長方向を横切る方向に周期構造を
もった周期ドメイン反転構造が形成された。
【0047】このように、強誘電体結晶1の分極方向に
対して直交する面に導電体を被着し、分極方向に沿う面
の上方から荷電粒子を照射した場合の分極反転態様につ
いて考察する。強誘電体結晶1の模式的な分極態様を示
す断面図を図15に示す。図13において、図12に対
応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この場合においては、導電体5が強誘電体結晶1の分極
方向と直交する側面1S上に被着形成されて成る。
【0048】この強誘電体結晶1に対して主面1C上か
ら荷電粒子例えば電子線bを照射すると、この照射部分
において電子の一部が残留して強誘電体結晶1の表面上
に−の電界Eが発生し、また電子の一部は強誘電体結晶
1内に入り込んで矢印iで示す電流となり、側面1Sに
被着された導電体5に向かって通過する。従って、この
電流の通過する部分において分極dの+側が、電界Eま
たは電流iの通過する方向に反転して、結果的に図16
に示すように、導電体5の近傍において分極反転3Aが
生じるものと思われる。
【0049】尚、上述の実施例5〜7において、図1
0、図11及び図14に示すように、導電体5を接地す
ることによって、電気的に浮かした状態に比してより形
状の制御性よく分極反転3Aを形成することができて、
より鮮明なパターンの周期ドメイン反転構造を得ること
ができる。
【0050】また各例共に、加速電圧を15kV、照射
電流密度を1μA/mm2 と選定して荷電粒子を照射し
たが、加速電圧は強誘電体結晶1の単位mm厚さに対し
て10kV以上の望ましくは15kV程度以上、照射電
流密度は1μA/mm2 以上であれば良い。しかしなが
ら、加速電圧を強誘電体結晶の単位mm厚さ当り200
kV以上とすると強誘電体結晶が絶縁破壊される恐れが
あるため、加速電圧は強誘電体結晶の単位mm厚さ当り
200kV以下程度が望ましい。又、照射電流密度が1
A/mm2 以上の場合は強誘電体結晶が絶縁破壊或いは
熱破壊される恐れがあるため、照射電流密度は1A/m
2 以下程度とすることが望ましい。
【0051】なお上述の実施例5〜7においては、強誘
電体結晶としてLN単結晶を用いた場合を説明したが、
このLN単結晶のようにc軸方向に分極方向を有する、
いわゆる180°分域を有する強誘電体結晶1の場合
は、上述したような面内方向における分極反転が生じ易
いものと思われる。
【0052】しかしながら、例えばチタン酸バリウム
(BaTiO3)等の、結晶の2軸方向に分極方向を有す
る、いわゆる90°分域を有する強誘電体結晶1におい
ても、本発明製法によって、分極反転を形成することが
できる。この場合について図17A〜C及び図18A〜
Cを参照して詳細に説明する。各例ともに、実施例1と
同様の方法で矢印dで示す方向にシングルドメイン化さ
れて成る強誘電体結晶1を用いた場合である。
【0053】図17A〜Cは、強誘電体結晶1に対して
荷電粒子を照射する主面1Cとは反対側の裏面1D上に
導電体5を被着した場合で、主面1C上から荷電粒子例
えば電子ビームbを照射した部分に対応する裏面1Dの
近傍の領域において、図17において矢印hで示す裏面
1Dから主面1Cに向かう方向に分極反転が生じる。従
って、例えば図17A及びCに示すように、荷電粒子を
照射する主面1Cに沿う面内方向にシングルドメイン化
されて成る強誘電体結晶1の場合は、照射領域におい
て、分極が90°反転し、図17Bに示すように、荷電
粒子を照射する主面1Cに対して直交する方向にシング
ルドメイン化されて成る強誘電体結晶1の場合は、照射
領域において、分極が180°反転することとなる。
【0054】また図18A〜Cに示すように、強誘電体
結晶1に対して荷電粒子を照射する主面1Cに直交する
一側面1Sに導電体5を被着し、主面1C上の特にこの
導電体5の近傍に荷電粒子例えば電子ビームbを照射す
ると、この導電体5の近傍の側面1S上において図18
において矢印hで示す側面1Sに直交し、強誘電体結晶
1内部に向かう方向に分極反転が生じる。従って、例え
ば図18Aに示すように、この分極反転方向と反対方向
にシングルドメイン化されて成る強誘電体結晶1の場合
は、側面1S上において180°の分極反転が生じ、ま
た図18B及びCに示すように、側面1Sに沿う面内方
向にシングルドメイン化されて成る強誘電体結晶1の場
合は、照射領域において、分極が90°反転することと
なる。
【0055】即ち、このように90°分域を有する強誘
電体結晶1を分極反転を有する光デバイス装置に用いる
場合においても、その分極方向、荷電粒子を照射する方
向等を適切に選定することによって、周期ドメイン反転
構造を形成することができる。
【0056】なお、上述した実施例3、4、6及び7に
おいては強誘電体結晶1の一部に絶縁体や導電体をパタ
ーニングしたり、或いは所要のパターンの導電体に接触
させるか又は導電体を被着したりする等して、導電部分
に電流を集中させて分極反転を形成しているが、その他
同様の作用を生じさせる構造であれば良い。
【0057】次に上述の本発明方法を用いて形成した本
発明装置の各例について説明する。
【0058】 実施例8 図1に示すように、実施例1と同様の方法によって周期
ドメイン反転構造3を構成する。この周期ドメイン反転
構造3の各分極反転3Aは、その幅w及び厚さtがt/
w≧1に選定され、例えばt=3.0μm、w=1.5
μmとされる。
【0059】またこの周期ドメイン反転構造3が形成さ
れた主面1C上には、例えばプロトン交換法等により光
導波路2が、例えばその厚さTWgをTwg=1.0μmと
して形成され、光デバイス装置10が構成される。
【0060】このような構成による場合、周期ドメイン
反転構造3が光導波路2の全厚さに渡って形成され、更
に強誘電体結晶1内に延長して形成される。すなわち光
導波路2とそのエバネッセント領域に周期ドメイン反転
構造3が形成されるので、変換効率の大なる光導波路型
のSHG素子を得ることができる。
【0061】実施例9 この例においてはバルク型のSHG素子を構成する場合
で、実施例1と同様の方法、すなわち電荷粒子の照射に
よって周期ドメイン反転構造部の形成を行うものである
が、この例においては、その荷電粒子の照射エネルギー
の選定によってバルク型の強誘電体結晶1の厚さ方向の
中間部で周期ドメイン反転構造3を形成した場合であ
る。
【0062】すなわち、この例では電荷粒子の照射を強
誘電体結晶1の厚さ方向の中間部において分極反転を生
じさせる電圧・電流を発生させる照射エネルギーに選定
して行うものであり、このようにして、図2に示すよう
に、強誘電体結晶1の厚さの方向の中間部に周期ドメイ
ン反転構造部3を形成させるものである。そして、この
例では、強誘電体結晶1の厚さTと、この周期ドメイン
反転構造の各分極3Aの厚さtとは、0.1<t/T≦
1と選定され、例えばt=100μm、T=500μm
とされた光デバイス装置10を構成した。
【0063】このような構成による場合、周期ドメイン
反転構造3が強誘電体結晶1の所定部に形成することが
できるため、LNのように従来波長900nm以下の半
導体レーザ用のバルク型のSHG素子としては利用でき
なかった材料を用いることが可能となり、材料の選択性
の多様化をはかることができ、変換効率の大なるバルク
型のSHG素子を得ることができる。
【0064】また上述の各実施例においてはSHG素子
またはSHG素子の製法に適用した場合を示したが、そ
の他THG(第3高調波)素子、または光パラメトリッ
ク発振を利用した光デバイス装置等に適用することも可
能である。
【0065】また本発明製法では常温下での周期ドメイ
ン反転構造を形成することができるものの、或る程度の
比較的低い温度での加熱下で行うこともできる。
【0066】
【発明の効果】上述したように、本発明に製造方法によ
れば、周期ドメイン反転構造3を有する光導波路型の光
デバイス装置10は、周期ドメイン反転構造3の分極反
転3Aの幅wとこの分極反転3Aの厚さtとの関係を
(t/w)≧1と選定することができるため、周期ドメ
イン反転構造が微細化されても実質的にその厚さtを光
導波路2の厚さTwgに比してほぼ同じか大とすることが
でき、光導波路2と強誘電体結晶1との界面におけるS
HG効率の向上をはかることができる。
【0067】また、本発明に製造方法によれば、周期ド
メイン反転構造3を有するバルク型の光デバイス装置1
0は、強誘電体結晶1の厚さTと周期ドメイン反転構造
3の分極反転3Aの厚さtとの関係を、0.1<(t/
T)≦1と選定することができるため、例えば従来位相
整合条件から波長900nm以下の半導体レーザ用のバ
ルク型として使用することが不可能であったLNにおい
ても、上述の条件によって周期ドメイン反転構造を形成
することにより良好なSHG素子を得ることができる。
【0068】また更に、本発明による周期ドメイン反転
構造を有する光デバイス装置の製法は、シングルドメイ
ン化された強誘電体結晶1に対し、この強誘電体結晶1
の単位mm厚さ当り加速電圧10kV以上の、又は電流
密度1μA/mm2 以上の荷電粒子を照射することによ
り、分極反転を形成して周期ドメイン反転構造3を得る
ことができ、電圧の印加が回避されること、更に高温の
加熱を必要としないため、強誘電体結晶1の表面汚染等
による特性の低下や変動を回避することができる。
【0069】また従来のLi外拡散法等と異なり、強誘
電体結晶1の組成を変化させないため、屈折率の変化を
伴うことなく周期ドメイン反転構造3を得ることがで
き、より光変換効率の向上をはかることができる。
【0070】更に、従来より分極反転3Aの厚みtを大
とすることができるため、上述の光導波路型のSHG素
子において光変換効率を大とすることができ、かつバル
ク型のSHG素子において光学材料の選択性を大とする
ことができるとともに、従来結晶の貼り合わせ等により
行っていた製造方法を格段に簡易化することができる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による周期ドメイン反転構造を有する光
デバイス装置の略線的斜視図である。
【図2】他の本発明による周期ドメイン反転構造を有す
る光デバイス装置の略線的斜視図である。
【図3】他の本発明による周期ドメイン反転構造を有す
る光デバイス装置の製法の一例を示す略線的斜視図であ
る。
【図4】荷電粒子の加速電圧に対する分極反転領域の面
積の変化を示す図である。
【図5】荷電粒子の照射電流密度に対する分極反転領域
の面積の変化を示す図である。
【図6】他の本発明による周期ドメイン反転構造を有す
る光デバイス装置の製法の他の例を示す略線的斜視図で
ある。
【図7】他の本発明による周期ドメイン反転構造を有す
る光デバイス装置の製法の他の例を示す略線的斜視図で
ある。
【図8】荷電粒子照射による強誘電体結晶内部の分極反
転を示す模式的断面図である。
【図9】他の本発明による周期ドメイン反転構造を有す
る光デバイス装置の製法の他の例を示す略線的斜視図で
ある。
【図10】他の本発明による周期ドメイン反転構造を有
する光デバイス装置の製法の他の例を示す略線的斜視図
である。
【図11】他の本発明による周期ドメイン反転構造を有
する光デバイス装置の製法の他の例を示す略線的斜視図
である。
【図12】荷電粒子照射による強誘電体結晶内部の分極
態様を示す模式的断面図である。
【図13】荷電粒子照射による強誘電体結晶内部の分極
態様を示す模式的断面図である。
【図14】他の本発明による周期ドメイン反転構造を有
する光デバイス装置の製法の他の例を示す略線的斜視図
である。
【図15】荷電粒子照射による強誘電体結晶内部の分極
態様を示す模式的断面図である。
【図16】荷電粒子照射による強誘電体結晶内部の分極
態様を示す模式的断面図である。
【図17】荷電粒子照射による強誘電体結晶の分極態様
を示す略線的斜視図である。
【図18】荷電粒子照射による強誘電体結晶の分極態様
を示す略線的斜視図である。
【図19】従来の光デバイス装置の周期ドメイン反転構
造を示す略線的断面図である。
【図20】従来の周期ドメイン反転構造の製法の一例を
示す略線的断面図である。
【符号の説明】
1 強誘電体結晶 1C 主面 1D 裏面 1S 側面 1h 縁部 2 光導波路 3 周期ドメイン反転構造 3A 分極反転 5 導電体 6 絶縁体 7 導電層 8 基体 9 分極 61 LiNbO3 基板 61C −c面 62 NiCr層 63 Au層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−63026(JP,A) Applied Physics L etters Vol.37,No.7, pp.607−609(1980)D.Feng et al. Applied Physics L etters Vol.47,No.11, pp.1125−1127(1985)A.Feis st et al. Journal of Lightw ave Technology,Vo l.7,No.10,pp.1597−1600 (1989)J.Webjorn et a l. IEEE Photonics Te chnology Letters,V ol.1,No.10,pp.316−318 (1989)J.Webjorn et a l. Electronics Lette rs,Vol.25,No.11,pp. 731−732(1989)E.J.Lim et al. Electronics Lette rs,Vol.26,No.3,pp. 188−189(1990)R.W.Keys e t al. Applied Physics L etters,Vol.48,No.11, pp.698−700(1986)P.W.Hay cock et al Electronics Lette rs,Vol.25,No.3,pp. 174−175(1989)E.J.Lim et al. (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/37 - 1/39 INSPEC(DIALOG) JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体結晶の表面に光導波路が形成さ
    れて成り、周期ドメイン反転構造部が形成された光導波
    路型の周期ドメイン反転構造を有する光デバイス装置の
    製造方法において、 シングルドメイン化された強誘電体結晶に、該強誘電体
    結晶の単位mm厚さに対して加速電圧10kV以上で、
    照射電流密度1μA/mm2 以上の荷電粒子を照射し
    て、 上記周期ドメイン反転構造の分極反転の幅wと上記分極
    反転の厚さtとの関係を、 (t/w)≧1 に選定することを特徴とする周期ドメイン反転構造を有
    する光デバイス装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 強誘電体結晶に周期ドメイン反転構造部
    が形成されて成るバルク型の周期ドメイン反転構造を有
    する光デバイス装置の製造方法において、 シングルドメイン化された強誘電体結晶に、該強誘電体
    結晶の単位mm厚さに対して加速電圧10kV以上で、
    照射電流密度1μA/mm2 以上の荷電粒子を照射し
    て、 上記強誘電体結晶の厚さTと上記分極反転の厚さtとの
    関係を、 0.1<(t/T)≦1 に選定することを特徴とする周期ドメイン反転構造を有
    する光デバイス装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は請求項2の周期ドメイ
    ン反転構造を有する光デバイス装置の製造方法におい
    て、 上記強誘電体結晶に、最終的に得る周期ドメイン反転構
    造のパターンに対応して荷電粒子をパターン照射し、該
    パターン照射によって周期ドメイン反転構造の分極反転
    構造の分極反転を形成するようにしたことを特徴とする
    周期ドメイン反転構造を有する光デバイス装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記請求項1又は請求項2の周期ドメイ
    ン反転構造を有する光デバイス装置の製造方法におい
    て、 上記強誘電体結晶の少なくとも一の面上に最終的に得る
    周期ドメイン反転構造のパターンに対応するパターンの
    導電層を設けて、 上記強誘電体結晶の上記導電層が設けられない面上から
    全面的に荷電粒子を照射して、上記導電層に荷電粒子を
    局部的に集中させて、周期ドメイン反転構造の分極反転
    を形成するようにしたことを特徴とする周期ドメイン反
    転構造を有する光デバイス装置の製造方法。
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