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JP3108784U - リング用テープ及びリング付リング用テープ - Google Patents

リング用テープ及びリング付リング用テープ Download PDF

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JP3108784U JP2004004424U JP2004004424U JP3108784U JP 3108784 U JP3108784 U JP 3108784U JP 2004004424 U JP2004004424 U JP 2004004424U JP 2004004424 U JP2004004424 U JP 2004004424U JP 3108784 U JP3108784 U JP 3108784U
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政己 渡辺
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株式会社スタイルジャパン
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Abstract

【課題】リング用テープの本体を構成する縦糸と縦糸の間の間隔及び横糸と横糸の間の間隔をできるだけ広くとった、透明性の高いテープ本体を構成するとともにリング付リング用テープをカーテンに縫着する際に、縫着糸が1本ですむような構成とする。
【解決手段】リング用テープ1の本体2の隣あう縦糸3同士の間及び横糸4同士の間に0.7mm〜1.2mmの間隔S1を設け、テープの幅方向の中央付近に、隣あう縦糸の間隔を上記間隔の2分の1以下としたガイドラインG1,G2を1条あるいは複数条延設したリング用テープを提供する。
【選択図】図1

Description

本考案は、ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンのコードを挿通するリングを配設するリング用テープ及び上記リングが縫着配設されたリング付リング用テープに関するものであり、さらに詳しくは下記の構成のリング用テープ及びリング付リング用テープに関するものである。
<構成1>
ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンのコードを挿通するリングを配設するリング用テープにおいて、リング用テープの本体を構成する縦糸及び横糸を透明性のある素材とし、隣あう縦糸の間に0.7mm〜1.2mmの間隔を設け、隣あう横糸の間に0.7mm〜1.2mmの間隔を設け、リング用テープの幅方向の中央付近に、隣あう縦糸の間隔を上記0.7mm〜1.2mmの間隔の2分の1以下としたガイドラインを1条あるいは複数条延設したことを特徴とするリング用テープ。
<構成2>
上記ガイドラインを視認しつつ手縫いミシンにて中央糸を上記ガイドラインに沿って縫製し、一定間隔あるいは可変間隔で上記中央糸に前記リングを縫着して構成されることを特徴とする構成1に記載のリング用テープを用いたリング付リング用テープ。
<構成3>
上記ガイドラインをセンサーにて検知しつつ機械ミシンにて中央糸を上記ガイドラインに沿って縫製し、一定間隔あるいは可変間隔で上記中央糸に前記リングを縫着して構成されることを特徴とする構成1に記載のリング用テープを用いたリング付リング用テープ。
ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンの1例を図8a、図8b、図8cに示す。リング付リング用テープaは、カーテンcaの裏面に、縦方向にカーテンca全体で数条縫着されるもので、リング付リング用テープaに配設固着されているリングr、r、…にコードcoが挿通され、最下端のリングrにはコードcoの下端に係着されたフックhが係着されている。コードcoを引き上げることにより、カーテンcaは図8aに示す状態から図8bに示す状態に引き上げられるものであり、カーテンcaの下方には複数の襞が形成されて美観上も重厚で雅趣の豊な雰囲気を生ずるものである。
ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンの他の例としては、下記特許文献1の図7、図8に示すようなものがあり、これ以外にも様々な形態の襞を発生する方法がある。このように、ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンにはさまざまな形態が存するが、これらの形態の全てを生み出す基礎となる構成が、リング用テープに複数個のリングを配設固着したリング付リング用テープである。
下記特許文献1にはリング付リング用テープの様々な構成が開示されているが、それらのうちの主なものを、図6a、図6b、図6cに示す。
図6aに示すリング付リング用テープA1は、縦糸と横糸によって織り上げられた本体A2にリングr付の台座A3を一定間隔で固定したもので、本体A2がカーテンcaに縫着糸A4、A5によって縫着される。また、図6bに示すリング付リング用テープB1は、縦糸と横糸によって織り上げられた本体B2にリング部r´が一体として設けられた台座B3を一定間隔で固定したもので、カーテンcaに縫着糸B4、B5によって縫着される。
さらに、図6cに示すリング付リング用テープC1は、縦糸と横糸によって織り上げられた本体C2の巾方向の中央に織り糸の密な部分C3を設け、部分C3から一定間隔にてループC4を繰出す。このループC4は部分C3を構成する織り糸が縒り合わされて形成されており、該ループC4にリングrが係着される。なお、C5はリング付リング用テープC1をカーテンcaに縫着する縫着糸である。
特開2000−201803
ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンには様々な素材(カーテン生地)が用いられるが、素材としてレース等の透明性の高い素材を用いた場合には、必然的にカーテンの生地に縫着されるリング用テープが視覚上目だってしまうこととなる。すなわち、リング用テープは室内から見て引き上げ式カーテンの裏面(窓側)に縫着されるものであるので、カーテンの生地に不透明のものを用いた場合には、室内から視認される率は低くなるが、カーテンの生地がレースのように透明度の高いものとなると、外光を受けてリング用テープのシルエットが室内にいる者の目に入り、カーテン全体の美観を著しく損なう結果とならざるをえない。これは、不透明の生地でも、生地が薄い場合には同様の結果となる。
したがって、リング用テープの本体、すなわちテープは、通常透明性の高い糸、例えばポリエステル製の透明糸を用いて織られるのが普通である。しかし、いくら透明性の高い糸を用いても織り方が密であるとやはり目だってしまうのはさけられないので、強度的に問題のない範囲内でできるだけ疎に織られるのが一般的である。すなわち、縦糸と縦糸の間隔、あるいは横糸と横糸の間隔を強度的に問題のない範囲内でできるだけ拡げて織られるのが普通である。
しかしながら、従来のリング用テープにおいては、この問題の解決がまだまだ不十分であった。例えば、図6aのリング付リング用テープA1においては、台座A3が合成樹脂製の稠密な物体であるため、本体A2には台座A3を固定するに足るだけの強度が求められる。従って、縦糸同士の間隔も横糸同士の間隔もあまり疎にすることができず、結果として、リング付リング用テープA1がカーテンcaに縫着され、カーテンcaが窓(図示せず)に掛けられたとき、外光で本体A2のシルエットが目立つことを避けられなかった。この点では、図6bのリング付リング用テープB1においても全く同様の問題が生じていた。
図6cのリング付リング用テープC1は、台座に相当する構成がないので、本体C2の縦糸同士の間隔も横糸同士の間隔もリング付リング用テープA1あるいはリング付リング用テープB1より疎に織り上げることが可能である。しかし、ループC4を構成するためには、本体C2の幅方向の中央に設ける部分C3の少なくとも縦糸同士の間隔を、リング付リング用テープA1あるいはリング付リング用テープB1よりかなり密にしなければならない。しかも、ループC4には、リングrを係着するためにある程度の伸縮性が必要なので、あまり透明性の高い素材が使用できない。すなわち、伸縮性を求めると、どうしても不透明素材を使用せざるを得ない。したがって、本体C2は目立ちにくくなったものの、中央の部分C3は逆により目立つ結果とならざるをえなかった。
また、リング付リング用テープA1及びリング付リング用テープB1には以下のような問題点もあった。すなわち、リング付リング用テープA1あるいはリング付リング用テープB1をカーテンcaに縫着する際に、台座A3あるいは台座B3が合成樹脂製の稠密な物体であるので、縫着糸の位置を中心にもってくることができない。したがって、リング付リング用テープA1においては、縫着糸をA4、A5と2本にして両側に位置させざるをえない。リング付リング用テープB1においてもやはり縫着糸をB4、B5と2本にして両側に位置させざるをえない。
上記のように、逢着糸が両側に1本ずつ走ることになると、縫着糸の下糸が2条平行してカーテンcaの室内側に顕れることになるが、この2条の縫着糸の下糸は、カーテンcaの生地が透明の場合にはいうに及ばず、不透明の場合でも、カーテンcaに接近するとかなり目立つ。しかも、リング付リング用テープA1あるいはリング付リング用テープB1がカーテンcaに縫着されている箇所が2条となるので、カーテンCaを引き上げていく際に襞が綺麗にできないという問題も生じてくる。このような点から、リング付リング用テープA1あるいはリング付リング用テープB1のような構成のリング用テープは実際にあまり使用されなくなり、もっぱらリング付リング用テープC1のような構成のリング用テープが使用されているのが現状である。
また、リング付リング用テープA1及びリング付リング用テープB1においては、合成樹脂製の台座A3、B3がある程度の大きさを有する固形物であるので、実際にカーテンcaを引き上げた際に邪魔になって綺麗な襞ができにくいという問題もある。この点からも、リング用テープA1あるいはリング付リング用テープB1のような構成のリング用テープは現実の小売現場からは姿を消す傾向にある。
したがって、現在、現実の小売現場にて多用されているのは、もっぱらリング付リング用テープC1のような構成のリング用テープあるいはリング付リング用テープである。しかしながら、このような構成のリング用テープあるいはリング付リング用テープにも問題がないわけではなく、前述のように中央に不透明度の高い部分C3が出現するという問題の他、ループC4にリングrを係着させる作業は機械化が難しく人手で行わねばならないので、手間と時間を要するという点が大きな問題点として残されているのが現状である。
したがって、本考案においては、解決すべき課題として、次の3つの課題を設定した。
<課題1>
リング用テープにおいて、リング用テープの本体を構成する透明性の高い糸を織り上げてリング用テープを構成する場合に、縦糸と縦糸の間の間隔及び横糸と横糸の間の間隔をできるだけ広げた、透明性の高いテープ本体を構成できるようにする。
<課題2>
リングをリング用テープに係着する際に、できる限り手間がかからず、機械化できる構成とし、かつリングをリング用テープに係着する係着手段によってリング付リング用テープ全体の透明性が損なわれることのない構成とする。
<課題3>
リング付リング用テープをカーテンに縫着する際に、縫着糸が1本ですむような構成とする。
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであって、下記の解決手段を提供するものである。
<解決手段1>
ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンのコードを挿通するリングを配設するリング用テープにおいて、リング用テープの本体を構成する縦糸及び横糸を透明性のある素材とし、隣あう縦糸の間に0.7mm〜1.2mmの間隔を設け、隣あう横糸の間に0.7mm〜1.2mmの間隔を設け、リング用テープの幅方向の中央付近に、隣あう縦糸の間隔を上記0.7mm〜1.2mmの間隔の2分の1以下としたガイドラインを1条あるいは複数条延設したことを特徴とするリング用テープ。
<解決手段2>
上記ガイドラインを視認しつつ手縫いミシンにて中央糸を上記ガイドラインに沿って縫製し、一定間隔あるいは可変間隔で上記中央糸に前記リングを縫着して構成されることを特徴とする解決手段1に記載のリング用テープを用いたリング付リング用テープ。
<解決手段3>
上記ガイドラインをセンサーにて検知しつつ機械ミシンにて中央糸を上記ガイドラインに沿って縫製し、一定間隔あるいは可変間隔で上記中央糸に前記リングを縫着して構成されることを特徴とする解決手段1に記載のリング用テープを用いたリング付リング用テープ。
本考案の解決手段1に記載の考案によれば、ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンのコードを挿通するリングを配設するリング用テープにおいて、リング用テープの本体を構成する縦糸及び横糸を透明性のある素材とし、隣あう縦糸の間に0.7mm〜1.2mmの間隔を設け、隣あう横糸の間に0.7mm〜1.2mmの間隔を設けたことにより、リング用テープの本体全体の透明性を高め、リング用テープが透明性の高い生地からなるカーテン、あるいは薄い生地からなるカーテンに縫着された場合にも、室内からリング用テープが目立たないように構成することができる。
本考案の解決手段1に記載の考案によれば、リング用テープの幅方向の中央付近に、隣あう縦糸の間隔を上記0.7mm〜1.2mmの間隔の2分の1以下としたガイドラインを1条あるいは複数条延設したことにより、上記1条あるいは複数条のガイドラインを目安として、リング用テープの略中央にリングを縫着する中央糸を縫着させていくことが可能である。したがって、中央糸を、縫い手の技量にかかわらず、真っ直ぐに、正確な位置に、一定の速度で迅速に縫着することが可能である。
本考案の解決手段2の考案によれば、本考案のリング付リング用テープは、上記ガイドラインを視認しつつ手縫いミシンにて中央糸を上記ガイドラインに沿って縫製し、一定間隔あるいは可変間隔で上記中央糸に前記リングを縫着して構成されるので、本考案のリング付リング用テープをカーテンに縫着する際に、台座等の邪魔になる構成がなく、リング付リング用テープをカーテンに縫着するための縫着糸を幅方向の略中央付近に1条設けるだけで良い。
本考案の解決手段3の考案によれば、本考案のリング付リング用テープは、上記ガイドラインをセンサーにて検知しつつ機械ミシンにて中央糸を上記ガイドラインに沿って縫製し、一定間隔あるいは可変間隔で上記中央糸に前記リングを縫着して構成されるので、本考案のリング付リング用テープをカーテンに縫着する際に、台座等の邪魔になる構成がなく、リング付リング用テープをカーテンに縫着するための縫着糸を幅方向の略中央付近に1条設けるだけで良い。
本考案を実施するための最良の形態を以下に図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に記述する実施例1は、本考案の解決手段2あるいは解決手段3の1実施例であり、実施例2は、本考案の解決手段2あるいは解決手段3の1実施例である。
<実施例1の構成>
図1は、本考案の実施例1のリング付リング用テープ1の一部を省略した平面図、図2はリング付リング用テープ1の一部を省略した外観斜視図である。リング付リング用テープ1の本体2は、ポリエステル等の透明性の高い素材からなる縦糸3,3、…と2本取りの横糸4,4、…により織られており、隣り合う縦糸3,3の間には間隔S1が設けられている。また、隣り合う2本取りの横糸4,4の間の間隔も略S1に等しい。
間隔S1は、0.7〜1.2mmとする。その理由は、間隔S1が0.7mmを下回ると、リング付リング用テープ1の本体2の透明性が損なわれて、カーテンCa(図7a参照)に縫着した際に、室内から見て本体2が目だってしまうからであり、間隔S1が1.2mmを上回ると、リング付リング用テープ1の本体2の強度が低下するからである。
リング付きリング用テープ1の幅方向の中央付近においては、縦糸3,3の間の間隔S2を間隔S1の2分の1以下(実施例1にては約4分の1)に設定したガイドラインG1、G2が延設されている。間隔S2を間隔S1の2分の1以下とした理由は、間隔S2が間隔S1の2分の1を越えると、間隔S2と間隔S1の差が視認しづらくなり、また、機械によるセンサーで検知する場合も誤作動が多くなるからである。なお、間隔S2の下限値は0mmであり、すなわち、2本の縦糸3,3が間隙なく隣接する状態までを範囲に含むものとする。
ガイドラインG1とガイドラインG2の中間には、透明性の高い素材からなる中央糸5が横糸4に縫着された状態で延伸され、縫着部Tにおいて、所謂「返し縫」の方法によりリングRが中央糸5により本体2に縫着されている。リングRは縫着部Tを支点として360°の範囲の運動が可能な状態で縫着されていて、図1及び図2の2点鎖線に示すように水平に倒すことも、あるいは図5に示すように横方向に倒すことも可能である。なお、中央糸5は手縫いミシンの場合にはガイドラインG1、G2を縫い手が目視して、機械縫製の場合にはガイドラインG1、G2をセンサー(図示せず)で検知して縫製されるものである。
図4はリング付きリング用テープ1の本体2にリングR、R、…を一定間隔で縫着した状態を示す。この状態において、ガイドラインG1、G2及び中央糸5は、本体2の他の部分に較べて若干目立つ程度で、本体2全体の透明性が損なわれることはない。なお、リングR、R、…も透明性の高い合成樹脂から構成されている。
<実施例1の作用>
実施例1のリング付リング用テープ1は、図5に示すような方法で、カーテンCaに縫着されるものである。すなわち、リング付リング用テープ1をカーテンCa上の所定の位置(1例として図7aに示す位置)に載置して、ガイドラインG1、G2の中間を縫着糸6により縫着していく(図5参照)。この際、ガイドラインG1、G2が目立つので、ガイドラインG1、G2を視認しながらミシン(図示せず)により縫着していけば、簡単に本体2の略中央を縫着できるものであり、縫い手の技量にかかわらず、一定の速度で縫着糸6が曲がることなく真っ直ぐに縫着できるものである。
この際、リングRが縫着されている箇所においては、図5に示すように矢印方向にリングRを倒して中央部分にリングRが掛からないようにして縫着を進めていく。このようにして、リングRに関係なく本体2の略中央を1条のみの縫着糸によって縫着できるものである。なお、図5はミシンによる手縫いの状態を示しているが、機械を用いる場合には、センサー(図示せず)でガイドラインG1、G2を検知し、ガイドラインG1、G2の略中間を自動ミシンで縫着していけば良い。この際、リングRは適切な傾動手段により図5の矢印方向に倒されるものである。
図7aは、4本の実施例1のリング付きリング用テープ1を裏面に縫着した状態のカーテンCaを示す。各々のリング付きリング用テープ1のリングR、R、…には図7cの縦断面図に示すようにコードCoが挿通されていて、最下端のリングRにはコードCoの下端に係着されたフックHが係着されている。コードCoを引き上げることにより、カーテンCaは図7aに示す状態から図7bに示す状態に引き上げられるものであり、カーテンCaの下方には複数の襞が形成されて美観上も重厚で雅趣の豊な雰囲気を生ずるものである。
なお、実施例1のリング付きリング用テープ1は、前記特許文献1の図7、図8に示すような襞はもちろんのこと、その他の変化に富んだ襞も当然構成できるものである。また、実施例1のリング付きリング用テープ1においては、縫着糸6が1条であるので(図5参照)、カーテンCaの室内側にも1条の縫着糸6しか顕れない。したがって、見栄えが良いばかりでなく、カーテンCaを引き上げた場合にも襞が美しく形成されるものである。
<実施例2の構成>
図3は、本考案の実施例2のリング付きリング用テープ11の一部を省略した平面図である。リング付きリング用テープ11の本体21は、ポリエステル等の透明性の高い素材からなる縦糸31,31、…と2本取りの横糸41,41、…により織られており、隣り合う縦糸31,31の間には間隔S3が設けられている。また、隣り合う2本取りの横糸41,41の間の間隔も略S3に等しい。この間隔S3は、0.7〜1.2mm程度である。この間隔S3の限定理由は実施例1のリング付きリング用テープ1の場合と同様である。
リング付きリング用テープ11の幅方向の中央付近においては、縦糸31,31の間の間隔S4を間隔S3の2分の1以下(実施例2にては約4分の1)に設定したガイドラインG3が延設されている。間隔S4を間隔S3の2分の1以下とした理由は、間隔S4が間隔S3の2分の1を越えると、間隔S4と間隔S3の差が視認しずらくなり、また、機械によるセンサーで検知する場合も誤作動が多くなるからである。なお、間隔S4の下限値は0mmであり、すなわち、2本の縦糸31,31が間隙なく隣接する状態までを範囲に含むものとする。
ガイドラインG3の左方には、透明性の高い素材からなる中央糸51が横糸41に縫着された状態で延伸され、縫着部Tにおいて、所謂「返し縫」の方法によりリングRが中央糸51により本体21に縫着されている。リングRは縫着部Tを支点として360°の範囲の運動が可能な状態で縫着されていて、図3の2点鎖線に示すように水平に倒すことも、あるいは実施例1と同様図5に示すように横方向に倒すことも可能である。なお、中央糸51は手縫いミシンの場合にはガイドラインG3を縫い手が目視して、機械縫製の場合にはガイドラインG3をセンサー(図示せず)で検知して縫製されるものである。
<実施例2の作用>
実施例2のリング付リング用テープ11の作用は、実施例1のリング付リング用テープ1の作用と略同一である。実施例2のリング付リング用テープ11は、実施例1のリング付リング用テープ1に比較するとガイドラインが1本少ないので、本体21にリングRを縫着する際も、本体21をカーテンCaに縫着する場合もやや縫製がしづらいが、ガイドラインが1本少ないという点から全体の透明性は高く、カーテンCaの生地の透明性が高い場合には、目だたないという点において特に顕著な効果を発揮できるものである。
本考案の実施例1のリング付リング用テープの一部を省略した平面図である。 本考案の実施例1のリング付リング用テープの一部を省略した外観斜視図である。 本考案の実施例2のリング付リング用テープの一部を省略した平面図である。 本考案の実施例1のリング付リング用テープの一部を省略した外観斜視図である。 本考案の実施例1のリング付リング用テープの作用を説明する説明図である。 (a)従来のリング付リング用テープの1例のカーテンに縫着された状態を示す説明図である。 (b)従来のリング付リング用テープの1例のカーテンに縫着された状態を示す説明図である。 (c)従来のリング付リング用テープの1例のカーテンに縫着された状態を示す説明図である。 (a)本考案の実施例1のリング付リング用テープの作用を説明する外観斜視図としての説明図である。 (b)本考案の実施例1のリング付リング用テープの作用を説明する外観斜視図としての説明図である。 (c)本考案の実施例1のリング付リング用テープの作用を説明する縦断面図としての説明図である。 (a)従来のリング付リング用テープの1例の作用を説明する外観斜視図としての説明図である。 (b)従来のリング付リング用テープの1例の作用を説明する外観斜視図としての説明図である。 (c)従来のリング付リング用テープの1例の作用を説明する縦断面図としての説明図である。
符号の説明
1 リング付リング用テープ
11 リング付リング用テープ
2 本体
21 本体
3 縦糸
31 縦糸
4 横糸
41 横糸
5 中央糸
51 中央糸
6 縫着糸
61 縫着糸
A1 リング付リング用テープ
A2 本体
A3 台座
A4 縫着糸
A5 縫着糸
B1 リング付リング用テープ
B2 本体
B3 台座
B4 縫着糸
B5 縫着糸
C1 リング付リング用テープ
C2 本体
C3 部分
C4 ループ
C5 縫着糸
Ca カーテン
Co コード
G1 ガイドライン
G2 ガイドライン
G3 ガイドライン
H フック
R リング
S1 間隔
S2 間隔
S3 間隔
S4 間隔
T 縫着部
a リング付リング用テープ
ca カーテン
co コード
h フック
r リング
r´ リング部















Claims (3)

  1. ローマンシェードと称される引き上げ式カーテンのコードを挿通するリングを配設するリング用テープにおいて、リング用テープの本体を構成する縦糸及び横糸を透明性のある素材とし、隣あう縦糸の間に0.7mm〜1.2mmの間隔を設け、隣あう横糸の間に0.7mm〜1.2mmの間隔を設け、リング用テープの幅方向の中央付近に、隣あう縦糸の間隔を上記0.7mm〜1.2mmの間隔の2分の1以下としたガイドラインを1条あるいは複数条延設したことを特徴とするリング用テープ。
  2. 上記ガイドラインを視認しつつ手縫いミシンにて中央糸を上記ガイドラインに沿って縫製し、一定間隔あるいは可変間隔で上記中央糸に前記リングを縫着して構成されることを特徴とする請求項1に記載のリング用テープを用いたリング付リング用テープ。
  3. 上記ガイドラインをセンサーにて検知しつつ機械ミシンにて中央糸を上記ガイドラインに沿って縫製し、一定間隔あるいは可変間隔で上記中央糸に前記リングを縫着して構成されることを特徴とする請求項1に記載のリング用テープを用いたリング付リング用テープ。











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