JP3108010U - ソーチェーンの目立て機 - Google Patents
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Abstract
【課題】目立て作業が、ソーチェーンの上にガイド板を載せて、左右いずれか一方のカッター刃の先端部を研削具の側面に合わせて、目立て機を左右いずれかの方向に押し付けるだけで、正確な刃先角と目立て角が確保されて、安定した姿勢でブレの無く行われるようにする。
【解決手段】電動モータに装着するための装着部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでソーチェーンの上部に沿わせて載せるための平面視X方向に形成された上板部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでチェーンソーのガイドバーの手前面に沿わせるための押え板部とを有し、前記上板部に、目立でをする個所が上方から可視できる開口が形成されたガイド板が装着されており、ガイド板と研削具は、目立てするカッター刃の刃先角と目立て角に合わせた高さ及び向きに設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】電動モータに装着するための装着部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでソーチェーンの上部に沿わせて載せるための平面視X方向に形成された上板部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでチェーンソーのガイドバーの手前面に沿わせるための押え板部とを有し、前記上板部に、目立でをする個所が上方から可視できる開口が形成されたガイド板が装着されており、ガイド板と研削具は、目立てするカッター刃の刃先角と目立て角に合わせた高さ及び向きに設けられている。
【選択図】図1
Description
本考案は、電動モータの先端に取り付けた丸軸状の研削具を回転させてその側部でチェーンソーに設けられているソーチェーンのカッター刃の刃先を研削することにより目立てを行ない、とくに、目立て作業の際に、研削具の向きを左右のカッター刃の目立て角に合わせることができるソーチェーンの目立て機に関する。
チェーンソーには、エンドレス状のソーチェーンが取り付けられており、このソーチェーンには、一定間隔ごとにカッター刃が設けられており、このカッター刃は交互に刃先の向きを対向方向に向けられている。そして、一般に多く使用されているカッター刃は、30°に傾斜した目立て角を有し、60°の刃先角を有する。
ところで、これら目立て角と刃先角は木などを切るために必要なものであり、刃先が欠けたり、磨耗すると切れ味が悪くなる。このようになると、木の切断に余分な時間を要し、作業者者に余分な負担を与え、また、木の切断開始時にソーチェーンの食い付きが悪くなってキックバック(跳ね返り)という危険な事態を招くことがある。
このため、刃先が鋭利になるように研削する必要がある。以下の説明において、目立ては、目立て角と刃先角に合わせた刃先の研削をいう。
このため、刃先が鋭利になるように研削する必要がある。以下の説明において、目立ては、目立て角と刃先角に合わせた刃先の研削をいう。
従来では、この目立てをするときに、丸軸のヤスリなどを用いて手作業で行なわれていたが、手作業による目立ては作業効率が悪く、ヤスリの操作に多少の熟練が必要であり、目立て角が正確でないと、太い木を切断するときに、真っ直ぐに切れなかったり、切れ味が悪くなったりする。
このため、最近では、ハンディタイプの電動モータを備えた目立て機を用いて目立てすることが多くなっている。
このため、最近では、ハンディタイプの電動モータを備えた目立て機を用いて目立てすることが多くなっている。
この種の目立て機による従来技術としては、例えば、特開昭61−2412号公報に記載のチェーンソー用上刃研削装置、特開昭57−186227号公報に記載の研削具のいらないソーチェーンの目立て機が公知である。
特開昭61−2412号公報 特開昭57−186227号公報
しかしながら、上述した研削装置及び目立て機は、その使用に際し、ホルダやモートルを手で持って、当板や角度調整板をソーチェーン上に置いてモータで高速回転させた研削具でカッター刃の目立てを行うように構成されているが、ホルダやモータを手で持つこと自体、不安定になり易いのにもかかわらず、何の支えも無く当板や角度調整板をソーチェーン上に置くだけの構造になっているため、研削装置や目立て機の姿勢を安定させるのが難しく、研削正確な刃先角や目立て角に合わせてカッター刃を目立てするのに熟練を要し、上手に目立て出来ないとカッター刃の切れ味が更に悪くなることもある。このため、手が疲れ、作業効率が次第に低下するなどの問題があった。
特に、交互に対向しているカッター刃の刃先角と目立て角の向きが対称方向になっているために、 研削装置及び目立て機の位置合わせが難しかった。
特に、交互に対向しているカッター刃の刃先角と目立て角の向きが対称方向になっているために、 研削装置及び目立て機の位置合わせが難しかった。
本考案は、ハンディタイプの電動モータを利用して丸軸状の研削具や丸軸状と石などの研削具を高速回転させて、その側部でソーチェーンの目立てを行なう目立て作業が、ソーチェーンの上にガイド板を載せて、左右いずれか一方のカッター刃の先端部を研削具の側面に合わせて、目立て機を目立て角に合わせた左右いずれかの方向に押し付けるだけで、正確な刃先角と目立て角が確保されて、安定した姿勢でブレの無く行われるソーチェーンの目立て機を提供することにより、従来技術が解決しようとする問題点を解消しようとするものである。
以上の課題を達成するために提案される請求項1に記載のソーチェーンの目立て機は、ハンディタイプの電動モータの駆動軸先端に丸軸状の研削具が取り付けられた目立て機本体の電動モータ前端部から前方に向けて、
電動モータに装着するための装着部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでソーチェーンの上部に沿わせて載せるための平面視X方向に形成された上板部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでチェーンソーのガイドバーの手前面に沿わせるための押え板部とを有し、前記上板部に、目立てをする個所が上方から可視できる開口が形成されたガイド板が装着され、
ガイド板と研削具は、目立てするカッター刃の刃先角と目立て角に合わせた高さ及び向きに設けられていることを特徴とする。
電動モータに装着するための装着部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでソーチェーンの上部に沿わせて載せるための平面視X方向に形成された上板部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでチェーンソーのガイドバーの手前面に沿わせるための押え板部とを有し、前記上板部に、目立てをする個所が上方から可視できる開口が形成されたガイド板が装着され、
ガイド板と研削具は、目立てするカッター刃の刃先角と目立て角に合わせた高さ及び向きに設けられていることを特徴とする。
本考案の目立て機による目立て作業は、ガイド板の上板部をソーチェーンの上部に置き、手前側の押え板部をチェーンソーのガイドバーに沿わせ、高速回転する研削具の側面をカッター刃の刃先に合わせて接触させて研削する。上板部は、平面視、X形状を有し、このX形状の方向は、左右のカッター刃の目立て角に合わせた方向であり、左右のカッター刃の目立てに対応させて、このX形状の方向の何れか一方の方向に、目立て機の向きを変えて使用する。目立て機の位置決めと、上下方向の傾きを防ぐものが押え板であり、上板部をソーチェーンの上に置き、カッター刃の刃先を研削具に側面に合わせて、目立て機全体を左右いずれかの方向に押し付けて、押え板部をチェーンソーのガイドバーに押し当てると、目立て角と刃先角が正確に揃う。このため、ガイド板の上板部と研削具の高さと向きは、ガイド板をソーチェーンの上に載せて研削具の側面をカッター刃の刃先に合わせたときに、正確な目立て角と刃先角が得られるようにしてある。そして、電動モータで高速回転させた研削具の側面で、カッター刃の刃先の目立てを行なう。その作業の際には、上板部に形成されている開口の上から研削具とカッター刃の刃先を見ながら行なう。
このようにすると、正確な目立てが、短時間で行なえ、しかも、目立てに経験の無い人でも、容易に目立てが出来るようになる。ここにいう刃先角は、上刃前端の刃先と湾曲部の後縁に形成されている刃先を合わせたものを指し、目立て角は、平面視した刃先の傾斜角をいい、目立ては、刃先角と目立て角の研磨(研削)により行われる。
電動モータは家庭用100V交流電源を利用するもの又は二次電池を利用するものが用いられ、研削具は、丸軸の外周面にダイヤモンド粒子などを固定させた、ダイヤモンド砥石、又は、超硬カッターが用いられる。
電動モータは家庭用100V交流電源を利用するもの又は二次電池を利用するものが用いられ、研削具は、丸軸の外周面にダイヤモンド粒子などを固定させた、ダイヤモンド砥石、又は、超硬カッターが用いられる。
そして、更に好ましい目立て機として、本考案の請求項2に記載の目立て機を挙げる。この目立て機は、上記構成の上、更に、前記ガイド板の上板部の前端縁に沿った箇所、又はその一部箇所に、ソーチェーンの側面に近接して沿わせるための下方に向けたリブ又は突起或いは前板部を有している。
このリブ(又は前板部)は、ガイド板を更にソーチェーンに沿わせて置き易くするためにあり、平面視X方向の何れの方向にも対応した箇所に設けられている。このため、目立て作業をするときには、ガイド板を、平面視,X方向の何れかの方向に向けて、ソーチェーンの上から嵌め込む方法が採られる。
そして、更に好ましい目立て機として、本考案の請求項3に記載の目立て機を挙げる。この請求項3に記載の目立て機は、請求項1又は2に記載の目立て機における前記開口に、目立てをする刃先に対して位置合わせの目印になり、且つ、研削により発生する金属粉及び火花が上方に飛散するのを防ぐための案内部が設けられているものである。
このように案内部が設けられていると、目立ての位置合わせが更に楽に出来、しかも、目立て作業をするときに発生する金属粉や火花から作業者の顔を守ることが出来る。
以上、説明した本考案によるソーチェーンの目立て機を用いると、ハンディタイプの電動モータを利用した高効率な目立てができる。特に、ガイド板の上板部と研削具が、ソーチェーンに沿って交互に対向させて設けられている刃先の目立て角と刃先角に合わせた向き及び高さに正確に合わせることが出来るようにした結果、ガイド板をソーチェーンの上に置いてカッター刃の刃先を研削具の側面に合わせて、目立て機全体を左右いずれかの方向に押し付けて、目立て機をチェーンソーのガイドバーに押し当てるだけで、正確な目立て角と目立て角に合わせた研削具の姿勢が確保出来るようになった。このため、目立ての経験の無い人や女性でも、正確な目立てが楽に短時間で出来、この結果、切れが悪くなったチェーンソーを、我慢して使用し続ける必要も無くなった。
そして、本考案の請求項2に記載のソーチェーンの目立て機では、ソーチェーンの前面側に沿わせるリブ又は前板部がガイド板に設けられているので、ガイド板をソーチェーンの上に沿わせて置き易くなり、しかも、1つのカッター刃の刃先の目立てを終えた後、次の刃先の目立てを行なうときのガイド板の移動と位置合わせが楽に出来るようになった。しかも、目立て作業中に、手元がブレそうになっても、前方の前板部と手前側の押え板部でソーチェーンを固定させているので、目立て作業に影響はない。この結果、作業の際の安全性も向上させることが出来るようになった。
更に、本考案の請求項3に記載のソーチェーンの目立て機では、前記開口に、目立てをする刃先に対して位置合わせの目印になり、且つ、研削により発生する金属粉及び火花が上方に飛散するのを防ぐ案内部を設けた結果、目立ての位置合わせが目で見て正確に行なうことができるようになり、しかも、目立て作業をする人の顔などを、金属粉や火花から守り、安全な目立て作業が出来るようになった。
本考案を実施するための最良の形態は、次の実施例のとおりである。
図1は本考案の実施例1によるソーチェーンの目立て機を斜め上方から見た斜視図、図2は同じく斜め下方から見た斜視図、図3(a)は同じくその要部を示した平面図、(b)は同じく底面図、図4は同じく右側面図である。
これら各図に示すように、本考案の実施例1におけるソーチェーンの目立て機(以下、実施例1の目立て機と略称する)1Aは、電動モータ3の駆動軸先端部に丸軸形状の研削具7が装着された目立て機本体2からその前方に向けてガイド板8が着脱可能に装着されたもので構成されている。
詳述すると、電動モータ3は、外部から取り入れた交流電源又直流電源又は2次電池で駆動するハンディタイプのものであり、図1及び図2では、家庭用電源で駆動する電動モータ3を示している。この電動モータ3は、本体ケースに、スライド操作して電源のON/OFFを行なうメインスイッチ4が設けられ、後端に、外部から電源を取り入れるための電源コード10の延出させたものが用いられている。
電動モータ3の本体ケース3aは、前端部に向かうに従って若干細く絞られた形状を有し、更にその先端部は、ガイド板8を装着するための、外周面にねじ溝が刻設された筒形状の装着部3bで形成されている。そして、この電動モータ3の駆動軸先端部に装着されているチャック6に、丸軸形状のダイヤモンド砥石又は超硬カッターよりなる研削具7が装着されて、目立て機本体2が構成されている。
電動モータ3の本体ケース3aは、前端部に向かうに従って若干細く絞られた形状を有し、更にその先端部は、ガイド板8を装着するための、外周面にねじ溝が刻設された筒形状の装着部3bで形成されている。そして、この電動モータ3の駆動軸先端部に装着されているチャック6に、丸軸形状のダイヤモンド砥石又は超硬カッターよりなる研削具7が装着されて、目立て機本体2が構成されている。
ガイド板8は、平面視、略X形状を有する上板部80を有し、この上板部80の中央後部に形成された、左右から斜め下方に傾斜した取付板部88a,88bに、大きなナットで形成されている装着部9が、ビス11,11を利用して装着されており、この装着部9が電動モータ2前端の装着部に螺装されて、電動モータ本体2とガイド板8とが一体的に組み付けられている。
ガイド板8の上板部80を構成している各分岐面80a,80b,80c,80dは、ガイド板8がソーチェーンの上に容易に載せることが出来るように、ソーチェーン(図示せず)の幅よりも幾分か幅広く形成されている。
ガイド板8の上板部80を構成している各分岐面80a,80b,80c,80dは、ガイド板8がソーチェーンの上に容易に載せることが出来るように、ソーチェーン(図示せず)の幅よりも幾分か幅広く形成されている。
各分岐面80a,80b,80c,80dの先端部と、斜め後方に向けた分岐面80d,80cの間の中央部を除いた外側縁に沿った個所には、それぞれ下方に向けてリブ83a,82,83bが形成されており、左右片側に位置する2つの分岐面80b,80cの外側に沿った縁には、下方に向けて折曲したリブ83bが形成され、同様に、左右対称方向に位置する2つの分岐面80a,80dの左側縁に沿った箇所にも、下方に向けて折曲したリブ83aが形成されている。
各分岐面80a,80b,80c,80dの先端部の後側面には、ソーチェーンの保持板に押し当てる舌片形状の押え板部81a,81b,81d,81cが、前方から更に直下方に向けて形成されている。
上板部80の左右方向の中央には、目立て作業者が目立てをするときに、研削具7とカッター刃(図示せず)の刃先を見ることができる大きさの開口85が形成されており、この開口85に近接した片側にも、開口86が形成されている。そして、双方の開口85,86の間に位置する前後方向に向けた幅狭い上板部分が、目立ての位置合わせをするときの目印となり、且つ、研削により発生する金属粉及び火花が上方に飛散するのを防ぐための案内部87になっている。
図5は、カッター刃の目立て角を示した平面図、図6は、カッター刃31の刃先角を示した側面図カッター刃に対する研削具の向きを示した側面断面図である。
図5に示すカッター刃31の目立て角αは30°に設定されており、図6に示すように、カッター刃31の刃先角βは60°に設定されている。
実施例1の目立て機1Aは、このような角度を持つ目立て角αと刃先角βに対応した一般的なカッター刃31の目立てに対応するように、ガイド板8と研削具7の高さと向きが設定されている。尚、目立て角と刃先角が上記の角度と異なる目立て機にしてもよく、この場合には、ガイド板と研削具の高さと向きが、正確な目立て角と刃先角に合わせられるように設定された目立て機を用いる。
実施例1の目立て機1Aは、このような角度を持つ目立て角αと刃先角βに対応した一般的なカッター刃31の目立てに対応するように、ガイド板8と研削具7の高さと向きが設定されている。尚、目立て角と刃先角が上記の角度と異なる目立て機にしてもよく、この場合には、ガイド板と研削具の高さと向きが、正確な目立て角と刃先角に合わせられるように設定された目立て機を用いる。
実施例1によるチェーンソーの目立て機1Aのガイド板8は、以上のような形状を有している。
次に、この実施例1の目立て機1Aの使用方法を詳述する。
図7の(a)は、ソーチェーンに沿って交互に対向した向きに設けられているカッター刃において、一方向きのカッター刃を目立てする状態を示した平面図、(b)は、同じくその一部を拡大して示した図であり、図8は、カッター刃と研削具の高さと向きを示した斜視図、図9は、目立て機でカッター刃を目立てしている状態を示した左側面断面図である。
図7の(a)は、ソーチェーンに沿って交互に対向した向きに設けられているカッター刃において、一方向きのカッター刃を目立てする状態を示した平面図、(b)は、同じくその一部を拡大して示した図であり、図8は、カッター刃と研削具の高さと向きを示した斜視図、図9は、目立て機でカッター刃を目立てしている状態を示した左側面断面図である。
図7の(a)(b)に示すように、カッター刃31を目立てするときには、ガイド板8のA−A方向とソーチェーン30の向きに揃えて、ガイド板8の上板80の分岐面80a,80cをソーチェーン30の上に載せ、上板部8の中央に形成されている開口85,86の上方から、カッター刃31の刃先を見ながら、案内部87を目印にして、研削具7と刃先の位置合わせを行なう。そして、この位置合わせをした後、目立て機1Aを水平な姿勢のまま横に傾斜している方向に押して、これら分岐面80a,80cの後側に位置する押え部81a,81cをソーチェーン30のガイドバー40に押し当てる。
このようにすると、図7の(a)(b)、及び図8、図9に示すように、カッター刃31の刃先31aの目立て角と、刃先角が正確な角度に合わせられて、この姿勢で、高速回転させた研削具7の側面で、カッター刃31の目立てが行なわれる。
このようにすると、図7の(a)(b)、及び図8、図9に示すように、カッター刃31の刃先31aの目立て角と、刃先角が正確な角度に合わせられて、この姿勢で、高速回転させた研削具7の側面で、カッター刃31の目立てが行なわれる。
図10の(a)は、ソーチェーンに沿って交互に対向した向きに設けられているカッター刃において、他方の向きのカッター刃を目立てする状態を示した平面図、(b)は、同じくその一部を拡大して示した図である。
図10(a)及び(b)に示すように、カッター刃32を目立てするときには、ガイド板8のB−B方向とソーチェーン30の向きに揃えて、ガイド板8の上板80の分岐面80d,80bをソーチェーン30の上に載せ、上板部8の中央に形成されている開口85,86の上方から、カッター刃32の刃先を見ながら、案内部87を目印にして、研削具7と刃先の位置合わせを行なう。そして、この位置合わせをした後、目立て機1Aを水平な姿勢のまま横に傾斜している方向に押して、これら分岐面80d,80bの後側に位置する押え部81d,81bをソーチェーン30のガイドバー40に押し当てる。このようにすると、カッター刃32の目立て角と、刃先角が正確な角度に合わせられて、この姿勢で、高速回転させた研削具7の側面で、カッター刃32の目立てが行なわれる。
図11は、実施例2によるソーチェーンの目立て機を斜め上から見た斜視図であり、図12は同じくその要部を斜め下から見た斜視図、図13は同じくその要部を示した右側面図である。
これら各図に示す実施例2のソーチェーンの目立て機1Bに使用されているガイド板8は、斜め後方に向けた分岐面80d,80cの基部から後方に向けて、電動モータ3の本体ケース3aにネジ止めするための装着面85,86が延出されたものが用いられている。
これに対応させて、電動モータ3の本体ケース3aにおける前部の両側面部分には、この装着面85,86を装着するための羽根形状の取付面35,36,37,38が形成されており、ガイド板8の装着面85が、この取付面35,37の間に挟み入れられて上方からネジ止めされ、ガイド板8の装着面86が、この取付面36,38の間に挟み入れられて上方からネジ止めされることにより、ガイド板8が電動モータ3に装着されている。それ以外の部分は、図1ないし図5に示す実施例1によるソーチェーンの目立て機1Aと同じ構造を有する。このため、実施例1の目立て機1Aと共通する部分には同一符号を付した。実施例2のソーチェーンの目立て機1Bは以上のような構成を有する。
これら各図に示す実施例2のソーチェーンの目立て機1Bに使用されているガイド板8は、斜め後方に向けた分岐面80d,80cの基部から後方に向けて、電動モータ3の本体ケース3aにネジ止めするための装着面85,86が延出されたものが用いられている。
これに対応させて、電動モータ3の本体ケース3aにおける前部の両側面部分には、この装着面85,86を装着するための羽根形状の取付面35,36,37,38が形成されており、ガイド板8の装着面85が、この取付面35,37の間に挟み入れられて上方からネジ止めされ、ガイド板8の装着面86が、この取付面36,38の間に挟み入れられて上方からネジ止めされることにより、ガイド板8が電動モータ3に装着されている。それ以外の部分は、図1ないし図5に示す実施例1によるソーチェーンの目立て機1Aと同じ構造を有する。このため、実施例1の目立て機1Aと共通する部分には同一符号を付した。実施例2のソーチェーンの目立て機1Bは以上のような構成を有する。
本考案によるソーチェーンの目立て機は、チェーンソーに設けられているソーチェーンの刃先を研磨や研削による目立てをするもので、小型で使い易く、片手でもっている電動モータの向きを左右いずれかの水平方向に向きを変える操作だけでソーチェーンのカッター刃の目立てができ、特に、正確な目立て角と刃先角に容易に合わせることができ、目立て作業中に目立て機やカッター刃がブレ難い構造になっている。このため、ソーチェーンの研磨を熟練した方に限らず、研磨の経験のない方でも、上手に研磨できる。また構造が簡単で故障し難い構造になっているので、低価格で消費者に提供でき、新規の需要だけでなく、従来品からの買い替えが期待できる。
1A (実施例1の)ソーチェーンの目立て機
1B (実施例2の)ソーチェーンの目立て機
2 目立て機本体
3 電動モータ
4 メインスイッチ
6 チャック
7 研削具
8 ガイド板
9 装着部
80 上板部
80a,80b,80c,80d 分岐面
81a,81b,81d,81c 押え板部
83a,83b リブ
85,86 開口
87 案内部
88a,88b 取付板部
30 ソーチェーン
31、32 カッター刃
40 ガイドバー
1B (実施例2の)ソーチェーンの目立て機
2 目立て機本体
3 電動モータ
4 メインスイッチ
6 チャック
7 研削具
8 ガイド板
9 装着部
80 上板部
80a,80b,80c,80d 分岐面
81a,81b,81d,81c 押え板部
83a,83b リブ
85,86 開口
87 案内部
88a,88b 取付板部
30 ソーチェーン
31、32 カッター刃
40 ガイドバー
Claims (3)
- ハンディタイプの電動モータの駆動軸先端に丸軸状の研削具が取り付けられた目立て機本体の電動モータ前端部から前方に向けて、
電動モータに装着するための装着部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでソーチェーンの上部に沿わせて載せるための平面視X方向に形成された上板部と、ソーチェーンの左右何れかのカッター刃の目立て角に合わせた向きでチェーンソーのガイドバーの手前面に沿わせるための押え板部とを有し、前記上板部に、目立てをする個所が上方から可視できる開口が形成されたガイド板が装着され、
ガイド板と研削具は、目立てするカッター刃の刃先角と目立て角に合わせた高さ及び向きに設けられていることを特徴とするソーチェーンの目立て機。 - 前記ガイド板の上板部の前端縁に沿った箇所、又はその一部箇所に、ソーチェーンの側面に近接して沿わせるための下方に向けたリブ又は突起或いは前板部を有している請求項1に記載のソーチェーンの目立て機。
- 前記開口に、目立てをする刃先に対して位置合わせの目印になり、且つ、研削により発生する金属粉及び火花が上方に飛散するのを防ぐための案内部が設けられている請求項1又は2に記載のソーチェーンの目立て機。
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