JP3107907U - 取付金具 - Google Patents
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Abstract
【目的】C形鋼に対し位置調整及び取り外しが可能にして結合され、C形鋼同士もしくはC形鋼と他の鋼材を所定の位置で適切に連結することのできる取付金具を提供する。
【構成】長手方向に沿って一対のリップ部12で挟まれる帯状の開口部11が形成されるC形鋼1に結合する取付金具2であり、C形鋼1の内側に配される座板3と、この座板に対向してC形鋼1の外側に配されるL形のブラケット4と、座板3及びブラケット4を一対のリップ部12を介して締め付けるボルト5とを備える。座板3には、ボルト5をねじ込むネジ孔31が形成され、ブラケット4にはボルト5を通す貫通孔41A,42Aが形成される。
【選択図】図1
【構成】長手方向に沿って一対のリップ部12で挟まれる帯状の開口部11が形成されるC形鋼1に結合する取付金具2であり、C形鋼1の内側に配される座板3と、この座板に対向してC形鋼1の外側に配されるL形のブラケット4と、座板3及びブラケット4を一対のリップ部12を介して締め付けるボルト5とを備える。座板3には、ボルト5をねじ込むネジ孔31が形成され、ブラケット4にはボルト5を通す貫通孔41A,42Aが形成される。
【選択図】図1
Description
本考案はC形の断面を有する鋼材(C形鋼)に結合する建築用の取付金具に係り、特にC形鋼に溶接せずに取り付けて、その取付位置を必要に応じて容易に調整できるようにした取付金具に関する。
一般に、鉄骨造の建築物では躯体工事などに際し、柱やその間に掛け渡される胴縁といった鉄骨部材として構造用鋼が多用されるが、係る構造用鋼はその断面形状によってC形鋼、H形鋼、I形鋼、又は溝形鋼などに区分される。
特に、それらの構造用鋼は、溶接やボルト及びナットで連結されてパネルなどを取り付けるための下地となる枠組みを構成する。
図6はC形鋼同士を連結した従来例を示す。図6において、A1,A2は建築物の骨組みを形成するC形鋼であり、一方のC形鋼A1には着座部B1と起立部B2とを有するL形のブラケットB(ピース)が取り付けられる。ブラケットBの起立部B2には孔hが穿設されており、その孔hにはボルトSが通される。そして、そのボルトSにC形鋼A2を介して図示せぬナットを締め付け、係るボルトS及びナットでブラケットBの起立部B2にC形鋼A2を締結することにより、2つのC形鋼A1,A2がブラケットBを介して連結される構成とされている。
ここに、従来では2つのC形鋼を連結するのに用いる上記のようなブラケット(L形の受け金具)を一方のC形鋼に溶接により取り付けている(例えば、特許文献1)。
上記のように、従来では一方のC形鋼にL形のブラケットを溶接により取り付けていることから、作業に時間が掛かり、しかもブラケットの取付位置を誤ってしまった場合や仕様変更が生じた場合、ブラケットの取り外しに苦慮するという問題があった。
又、ブラケットを溶接せしめたC形鋼に連結する他方のC形鋼には、ボルト止めするための孔を穿設する必要があった。このため係る穿孔作業に時間や労力を費やしてしまうばかりでなく、穿孔位置が不正確のために連結不能に陥ることもあった。
尚、一方のC形鋼に取り付けたブラケットに対し、他方のC形鋼もボルト孔を穿設せずして溶接することもできるが、これでは溶接位置が不適切であったり仕様変更が生じた場合にブラケットとC形鋼を容易に分離することはできない。
本考案は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的はC形鋼に対し位置調整及び取り外しが可能にして結合され、C形鋼同士もしくはC形鋼と他の鋼材を所定の位置で適切に連結することのできる取付金具を提供することにある。
本考案は上記目的を達成するため、長手方向に沿って一対のリップ部で挟まれる帯状の開口部が形成される断面C形の鋼材に結合する取付金具であって、前記鋼材の内側に配される座板と、この座板に対向して前記鋼材の外側に配されるブラケットと、前記座板及びブラケットを前記鋼材における一対のリップ部を介して締め付ける締結部品とを具備して構成されることを特徴とする。
又、上記のような取付金具において、締結部品がボルトであり、このボルトをねじ込むネジ孔が座板に形成されると共に、ブラケットには前記ボルトを通す貫通孔が形成され、該貫通孔の周縁部に前記ボルトのヘッド部が着座することを特徴とする。
更に、座板は、断面C形の鋼材における一対のリップ部の間隔よりも小さな寸法で対向する対辺部と、前記リップ部に連なる鋼材内の両壁面に密着する回転規制用の障壁部とを有することを特徴とする。
尚、座板には、断面C形の鋼材におけるリップ部の内面部に密着する突起が形成されることが好ましい。
本考案に係る取付金具によれば、断面C形の鋼材(C形鋼)の内側に配される座板と該座板に対向してC形鋼の外側に配されるブラケットとを備え、その座板とブラケットが締結部品によりC形鋼の開口部の両縁リップ部を介して締結される構成であるから、従来のようにC形鋼に対して連結用のL形金具を溶接するものに比べ、ブラケットの固定位置を必要に応じて適宜調整してC形鋼同士またはC形鋼と他の鋼材を所定の位置で正確に連結することができる。
しかも、C形鋼に対する穿孔作業や溶接作業を省けるようになるので、それらの作業不良による材料のロスが減り、躯体工事に用いて工期の短縮を図ることも可能になる。
加えて、締結部品がボルトであり、このボルトをねじ込むネジ孔が座板に形成されると共に、ブラケットにはボルトを通す貫通孔が形成され、該貫通孔の周縁部にボルトのヘッド部が着座することから、簡易構造にして低コストでの提供が可能である。
又、座板は、C形鋼における一対のリップ部の間隔よりも小さな寸法で対向する対辺部と、リップ部に連なるC形鋼内の両壁面に密着する回転規制用の障壁部とを有することから、座板をリップ部の間からC形鋼内に導入しながら、該座板を回転させることなくブラケットとの締結を容易に行うことができる。
更に、座板にはリップ部の内面部に密着する突起が形成されることから、係る突起の部分に締結部品による締付力を集中的に作用せしめてC形鋼に対する結合力を上げることができる。
以下、本考案を図面に基づいて詳しく説明する。先ず、図1は係る取付金具の斜視分解図を示す。図1において、1は所定の長さを有する断面C形の鋼材(C形鋼)であり、係るC形鋼の一面にはその長手方向に沿って帯状の開口部11が一端から他端まで連続して形成される。12は開口部11を挟んで対向する左右一対の長片状のリップ部であり、この両リップ部12は側壁13の上部に直交状態で連なってその相互間に上記の開口部11を形成する。
2は上記のようなC形鋼に結合する取付金具であり、係る取付金具2はC形鋼1の内側に配される座板3と、この座板に対向してC形鋼1の外側に配されるブラケット4と、座板3及びブラケット4を締め付ける締結部品としてのボルト5で構成される。
本例において、座板3は所定の強度を有する平板鋼であり、その中心部にはボルト5をねじ込むためのネジ孔31が形成されると共に、その上部表面には数ミリ程度の高さを有する突起32が形成される。
一方、ブラケット4は、座板3に対面状態で近接される着座部41と該着座部に直交する起立部42とを有するL形の金物(アングルプレート)であり、その幅はC形鋼1の幅とほぼ同等に設定され、着座部41及び起立部42にはボルト5を通す貫通孔41A,42Aが形成される。
そして、係る貫通孔41A(又42A)からC形鋼1の開口部11を通じて座板3のネジ孔31にボルト5をねじ込んで締め付けたとき、該ボルト5のヘッド部5Aが貫通孔41A,42Aの周縁部に着座するようにしてある。
図2は、以上のような取付金具2をC形鋼1に結合した状態を示す。この図で明らかなように、座板3とブラケット4は、C形鋼1の内外で一対のリップ部12を挟んで対向され、この状態でボルト5を締め付けることにより座板3とブラケット4が一対のリップ部12を介して堅固に締結されるようになっている。
特に、座板3の上部表面に形成される突起32は、リップ部12の内面部に密着されるのであり、このためボルト5の締付力を突起32の部分に集中的に作用せしめてボルト5が緩むことを防止しながらC形鋼1に対する取付金具2の結合力を上げることができる。
又、座板3の長手方向両端は障壁部3Aとしてリップ部12に連なるC形鋼1内の両壁面(リップ部12に直交する側壁13の内面)に密着するようになっている。このため、ボルト5の締め付けに際して座板3が共回りせず、ボルト5の締め付け作業を容易に行うことが可能になる。
尚、座板3をC形鋼1の内側と同等の幅を有する方形板として、これをC形鋼1の端部からその内側に差し込むこともできるが、本例では図1及び図3のように座板3の対角を平行する対辺部3Bとして切り欠き、その対辺部3B,3B間の寸法がC形鋼1における一対のリップ部12,12の間隔(開口部11の幅)より小さくなるようにしている。
これによれば、座板3とブラケット4の間隔をリップ部12の厚さより広げた状態で、座板3の対辺部3Bを図3の実線で示すようリップ部12に平行させて座板3を開口部11からC形鋼1内に導入することができ、しかも座板3の導入後にボルト5を締め付ければ、図3の想像線に示される如く座板3の障壁部3AをC形鋼1内の両壁面部に密着させながら、座板3とブラケット4をリップ部12を介して堅固に締結することができる。
但し、係る座板3は、短辺間の寸法がC形鋼1内の幅より大きく、且つ長辺間の寸法が開口部11の幅より小さい長方形の板でもよく、この場合でも係る座板を開口部11からC形鋼1内に導入しながら対角部分をC形鋼1内の両壁面部に密着させてボルト5の締め付けによる共回りを防止することができる。
次に、図4は係る取付金具の使用態様を示す。ここに、図4は以上のような取付金具を用いて2つのC形鋼1a,1bを直角に連結した例であり、双方のC形鋼材1a,1b内にはそれぞれ座板3が配されている。そして、一方のC形鋼1a内に配した座板3とブラケット4の着座部41はボルト5により締結され、他方のC形鋼1B内に配した座板3とブラケット4の起立部42もボルト5により締結される。
このため、本例によればC形鋼1a,1b同士を所定の位置で正確に連結することができ、仕様変更が生じた場合でもボルト5を緩めて連結位置を微調整することができ、解体も容易に行うことができる。
尚、一方のC形鋼1aに対して取付金具2を結合した後、従来例に則って他方のC形鋼1bに穿孔を施してこれをブラケットの直立部42にボルト止めしたり、あるいは他方のC形鋼1bに穿孔せずしてこれをブラケットの直立部42に溶接するようにしてもよく、これによっても一方のC形鋼1aに対する取付金具の結合位置を変えてC形鋼1bの連結位置を容易に調整することができる。そして、この場合にはC形鋼同士に限らず、C形鋼と他の鋼材を連結することができる。
以上、本考案について説明したが、係る取付金具は上記例に限定されるものでなく、例えば、図5のように締結部品としてボルト5A及びナット5Bを利用することもできる。尚、図5において、ボルト5AはC形鋼1内に配される座板5に固着され、C形鋼1内からブラケット4の貫通孔41Aに通されるボルト5Aに対してナット5Bが螺着されるのであり、係る取付金具でもナット5Bを締め付けることによりC形鋼1における一対のリップ部12を介して座板3とブラケット4を堅固に締結することができる。
又、座板3は平板状に限るものでなく、これを断面コ字形の金物とするなどしても差し支えない。
1 断面C形の鋼材(C形鋼)
11 開口部
12 リップ部
2 取付金具
3 座板
3A 障壁部
3B 対辺部
31 ネジ孔
4 ブラケット
41 着座部
42 起立部
41A,42A 貫通孔
5 ボルト(締結部品)
11 開口部
12 リップ部
2 取付金具
3 座板
3A 障壁部
3B 対辺部
31 ネジ孔
4 ブラケット
41 着座部
42 起立部
41A,42A 貫通孔
5 ボルト(締結部品)
Claims (4)
- 長手方向に沿って一対のリップ部で挟まれる帯状の開口部が形成される断面C形の鋼材に結合する取付金具であって、前記鋼材の内側に配される座板と、この座板に対向して前記鋼材の外側に配されるブラケットと、前記座板及びブラケットを前記鋼材における一対のリップ部を介して締め付ける締結部品とを具備して構成される取付金具。
- 締結部品がボルトであり、このボルトをねじ込むネジ孔が座板に形成されると共に、ブラケットには前記ボルトを通す貫通孔が形成され、該貫通孔の周縁部に前記ボルトのヘッド部が着座することを特徴とする請求項1記載の取付金具。
- 座板は、断面C形の鋼材における一対のリップ部の間隔よりも小さな寸法で対向する対辺部と、前記リップ部に連なる鋼材内の両壁面に密着する回転規制用の障壁部とを有することを特徴とする請求項1、又は2記載の取付金具。
- 座板には、断面C形の鋼材におけるリップ部の内面部に密着する突起が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004005666U JP3107907U (ja) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | 取付金具 |
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JP2004005666U JP3107907U (ja) | 2004-09-27 | 2004-09-27 | 取付金具 |
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---|---|---|---|---|
JP2013104176A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Takayama Metal Industrial Co Ltd | 被覆材取付構造及び該被覆材取付構造の施工方法 |
CN112663823A (zh) * | 2021-01-20 | 2021-04-16 | 上海建工二建集团有限公司 | 滑槽式预制固定构件及其制作和使用方法、设备安装方法 |
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- 2004-09-27 JP JP2004005666U patent/JP3107907U/ja not_active Expired - Fee Related
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