JP3105689B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents
画像処理装置及び方法Info
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- JP3105689B2 JP3105689B2 JP05060847A JP6084793A JP3105689B2 JP 3105689 B2 JP3105689 B2 JP 3105689B2 JP 05060847 A JP05060847 A JP 05060847A JP 6084793 A JP6084793 A JP 6084793A JP 3105689 B2 JP3105689 B2 JP 3105689B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を読み取
り、該画像を2色の着色材で表現できる画像に変換可能
な画像処理装置及び方法に関する。
り、該画像を2色の着色材で表現できる画像に変換可能
な画像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を読み取る所謂リーダに白黒
プリンタを組み合わせたシステムが提案されている。そ
して、入力した画像のうち白黒画像は階調画像として表
現し、カラーのグラフ等の色分けされて意味ある画像、
例えば図6(a)に示すような画像は図6(b)のよう
に斜線や点線等を組み合わせて色相ごとにパターン分け
処理して表現するような画像処理装置が提案されてい
る。
プリンタを組み合わせたシステムが提案されている。そ
して、入力した画像のうち白黒画像は階調画像として表
現し、カラーのグラフ等の色分けされて意味ある画像、
例えば図6(a)に示すような画像は図6(b)のよう
に斜線や点線等を組み合わせて色相ごとにパターン分け
処理して表現するような画像処理装置が提案されてい
る。
【0003】図5は、従来の画像処理装置の制御回路を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【0004】従来リーダ等により読み取られたR,G,
Bで光の3原色に色分解されたR(赤)、G(緑)、B
(青)の各信号はそれぞれ第1、第2、第3平滑化処理
回路(スムージング回路)101,102および103
に入力され、第1、第2、第3ルックアップテーブル
(LUT)104,105および106により視覚特性
を補正された後、無彩色判定回路107及び色相判定ル
ックアップテーブル(LUT)108に入力される。無
彩色判定回路107ではR,G,B信号の最大値と最小
値との差分を演算し、その値が所定の閾値以下なら
“1”、また所定の閾値以上なら“0”という無彩色判
定信号を出力し、この無彩色判定信号はセレクタ112
に入力される。また色相判定ルックアップテーブル10
8はR,G,B信号からLab座標空間のab平面上の
色相角tan(b/a)信号を出力し、このtan(b
/a)信号は認定色判別回路109を介してパターン発
生器110に入力される。認定色判別回路109は色相
角tan(b/a)信号に基づいて、その色相が登録さ
れているどの色に属するものであるかを判別する。パタ
ーン発生器110は認定色判別回路109によって判別
された色相に応じたパターン信号、即ち斜線や点線等を
組み合わせて色ごとにパターン分けして表現する信号を
発生し、このパターン信号はセレクタ112に入力され
る。一方、G信号は第4ルックアップテーブル(LU
T)111に入力され濃度信号に変換された後、セレク
タ112に入力される。セレクタ112は、無彩色信号
が“1”の場合に濃度信号を、“0”の場合にパターン
信号をそれぞれ選択して出力する。
Bで光の3原色に色分解されたR(赤)、G(緑)、B
(青)の各信号はそれぞれ第1、第2、第3平滑化処理
回路(スムージング回路)101,102および103
に入力され、第1、第2、第3ルックアップテーブル
(LUT)104,105および106により視覚特性
を補正された後、無彩色判定回路107及び色相判定ル
ックアップテーブル(LUT)108に入力される。無
彩色判定回路107ではR,G,B信号の最大値と最小
値との差分を演算し、その値が所定の閾値以下なら
“1”、また所定の閾値以上なら“0”という無彩色判
定信号を出力し、この無彩色判定信号はセレクタ112
に入力される。また色相判定ルックアップテーブル10
8はR,G,B信号からLab座標空間のab平面上の
色相角tan(b/a)信号を出力し、このtan(b
/a)信号は認定色判別回路109を介してパターン発
生器110に入力される。認定色判別回路109は色相
角tan(b/a)信号に基づいて、その色相が登録さ
れているどの色に属するものであるかを判別する。パタ
ーン発生器110は認定色判別回路109によって判別
された色相に応じたパターン信号、即ち斜線や点線等を
組み合わせて色ごとにパターン分けして表現する信号を
発生し、このパターン信号はセレクタ112に入力され
る。一方、G信号は第4ルックアップテーブル(LU
T)111に入力され濃度信号に変換された後、セレク
タ112に入力される。セレクタ112は、無彩色信号
が“1”の場合に濃度信号を、“0”の場合にパターン
信号をそれぞれ選択して出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置では、平滑化処理のエリアを広くする
と有彩色中の黒文字等は無彩色と判定されず黒文字等が
文字として処理されない不具合があり、逆に平滑化処理
のエリアを狭くすると粗いカラー網点等は均一なパター
ン画像に変換できないという不具合があった。更に、例
えば図7(a)のような有彩色中の黒文字は、たとえ無
彩色と判定されても、図7(b)のように黒文字がパタ
ーン画像上に配置され、見づらくなってしまうという不
具合があった。
来の画像処理装置では、平滑化処理のエリアを広くする
と有彩色中の黒文字等は無彩色と判定されず黒文字等が
文字として処理されない不具合があり、逆に平滑化処理
のエリアを狭くすると粗いカラー網点等は均一なパター
ン画像に変換できないという不具合があった。更に、例
えば図7(a)のような有彩色中の黒文字は、たとえ無
彩色と判定されても、図7(b)のように黒文字がパタ
ーン画像上に配置され、見づらくなってしまうという不
具合があった。
【0006】本発明は、上記従来の不具合を解消するた
めになされたもので、その目的は、色を色相に応じたパ
ターン画像に変換するにあたり、原画像中の網点や細線
等の有彩色部に対して、目障りなパターン化処理が施さ
れる事態を防止することができる画像処理装置及び方法
を提供することを目的とする。
めになされたもので、その目的は、色を色相に応じたパ
ターン画像に変換するにあたり、原画像中の網点や細線
等の有彩色部に対して、目障りなパターン化処理が施さ
れる事態を防止することができる画像処理装置及び方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の画像処理装置は、原画像中の黒でな
い領域の画像信号を平滑化処理する平滑化手段と、前記
平滑化手段により平滑化処理された画像信号に基づい
て、前記原画像中の有彩色領域の色相を判別する色相判
別手段と、前記原画像中の黒領域を黒を用いて出力する
第1出力手段と、前記色相判別手段の判別結果に応じ
て、前記原画像中の有彩色領域をパターン画像に変換し
て黒以外の単一色を用いて出力する第2出力手段とを有
することを特徴とする。また、同目的を達成するため、
請求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処
理装置において、前記原画像中の無彩色領域と有彩色領
域との境界部分に画像を付加する境界処理手段を有する
ことを特徴とする。また、同目的を達成するため、請求
項3記載の画像処理装置は、請求項1又は2記載の画像
処理装置において、前記黒以外の単一色は赤であること
を特徴とする。
め、請求項1記載の画像処理装置は、原画像中の黒でな
い領域の画像信号を平滑化処理する平滑化手段と、前記
平滑化手段により平滑化処理された画像信号に基づい
て、前記原画像中の有彩色領域の色相を判別する色相判
別手段と、前記原画像中の黒領域を黒を用いて出力する
第1出力手段と、前記色相判別手段の判別結果に応じ
て、前記原画像中の有彩色領域をパターン画像に変換し
て黒以外の単一色を用いて出力する第2出力手段とを有
することを特徴とする。また、同目的を達成するため、
請求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処
理装置において、前記原画像中の無彩色領域と有彩色領
域との境界部分に画像を付加する境界処理手段を有する
ことを特徴とする。また、同目的を達成するため、請求
項3記載の画像処理装置は、請求項1又は2記載の画像
処理装置において、前記黒以外の単一色は赤であること
を特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項4記載の
画像処理方法は、原画像中の黒でない領域の画像信号を
平滑化する平滑化ステップと、前記平滑化ステップにお
いて平滑化処理された画像信号に基づいて、前記原画像
中の有彩色領域の色相を判別する色相判別ステップと、
前記原画像中の黒領域に対して平滑化処理を行わないで
出力する第1出力ステップと、前記原画像中の有彩色領
域を前記色相判別ステップの判別結果に応じたパターン
画像に変換して出力する第2出力ステップとを有するこ
とを特徴とする。
画像処理方法は、原画像中の黒でない領域の画像信号を
平滑化する平滑化ステップと、前記平滑化ステップにお
いて平滑化処理された画像信号に基づいて、前記原画像
中の有彩色領域の色相を判別する色相判別ステップと、
前記原画像中の黒領域に対して平滑化処理を行わないで
出力する第1出力ステップと、前記原画像中の有彩色領
域を前記色相判別ステップの判別結果に応じたパターン
画像に変換して出力する第2出力ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の画像処理装置は、平滑化手段が
原画像中の黒でない領域の画像信号を平滑化処理し、色
相判別手段が平滑化手段により平滑化処理された画像信
号に基づいて、原画像中の有彩色領域の色相を判別し、
第1出力手段が原画像中の黒領域を黒を用いて出力し、
第2出力手段が色相判別手段の判別結果に応じて、原画
像中の有彩色領域をパターン画像に変換して黒以外の単
一色を用いて出力する。また、請求項2記載の画像処理
装置は、境界処理手段が原画像中の無彩色領域と有彩色
領域との境界部分に画像を付加する。また、請求項3記
載の画像処理装置は、黒以外の単一色は赤である。
原画像中の黒でない領域の画像信号を平滑化処理し、色
相判別手段が平滑化手段により平滑化処理された画像信
号に基づいて、原画像中の有彩色領域の色相を判別し、
第1出力手段が原画像中の黒領域を黒を用いて出力し、
第2出力手段が色相判別手段の判別結果に応じて、原画
像中の有彩色領域をパターン画像に変換して黒以外の単
一色を用いて出力する。また、請求項2記載の画像処理
装置は、境界処理手段が原画像中の無彩色領域と有彩色
領域との境界部分に画像を付加する。また、請求項3記
載の画像処理装置は、黒以外の単一色は赤である。
【0010】また、請求項4記載の画像処理方法は、平
滑化ステップが原画像中の黒でない領域の画像信号を平
滑化し、色相判別ステップが平滑化ステップにおいて平
滑化処理された画像信号に基づいて、原画像中の有彩色
領域の色相を判別し、第1出力ステップが原画像中の黒
領域に対して平滑化処理を行わないで出力し、第2出力
ステップが原画像中の有彩色領域を色相判別ステップの
判別結果に応じたパターン画像に変換して出力する。
滑化ステップが原画像中の黒でない領域の画像信号を平
滑化し、色相判別ステップが平滑化ステップにおいて平
滑化処理された画像信号に基づいて、原画像中の有彩色
領域の色相を判別し、第1出力ステップが原画像中の黒
領域に対して平滑化処理を行わないで出力し、第2出力
ステップが原画像中の有彩色領域を色相判別ステップの
判別結果に応じたパターン画像に変換して出力する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜4を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】〔第1実施例〕本実施例における画像処理
装置は、3原色信号であるR,G,B信号を読み取り、
白色部を除く無彩色部を黒色(第1)の着色材に、また
有彩色部を赤色(第2)の着色材により表現できる画像
に処理して出力することができる装置であり、図1は該
装置の制御回路構成を示すブロック回路図である。
装置は、3原色信号であるR,G,B信号を読み取り、
白色部を除く無彩色部を黒色(第1)の着色材に、また
有彩色部を赤色(第2)の着色材により表現できる画像
に処理して出力することができる装置であり、図1は該
装置の制御回路構成を示すブロック回路図である。
【0013】同図において、1は輝度を判別する輝度判
別回路、2,3,4は平滑化処理を行なう第1、第2、
第3スムージング回路、5,6,7は第1〜第3スムー
ジング回路2〜4により平滑化処理されたR,G,Bの
輝度信号を視覚特性に合うように補正する第1、第2、
第3ルックアップテーブル(LUT)、8はR,G,B
信号の最大値と最小値の差分から無彩色を判定する無彩
色判定回路、9はLab座標空間でのab平面上の角度
を求める色相判定ルックアップテーブル(LUT)、1
0はあらかじめ登録されているどの色に属するものであ
るかを判別する認定色判別回路、11及び12はそれぞ
れ第1、第2比較器、13,14及び21,22,23
はAND回路、15,16,17はそれぞれの領域内で
論理和をとる第1の9×9OR回路、第1の3×3OR
回路及び第2の3×3OR回路、18,19及び25は
XOR回路、20及び35はNOT回路、24はOR回
路、26はNAND回路、27は認定色判別回路10に
より判別された色に応じて、パターン信号を発生するも
ので、本実施例では赤色の着色材で着色した所定のパタ
ーン信号を発生するパターン発生器、28は赤ベタパタ
ーン(赤色の縁どり)信号を、また29は白色パターン
(白抜き)信号をそれぞれ発生するパターン発生器、3
0,31,32,36,37は乗算器、33は輝度信号
を濃度信号に変換する第4ルックアップテーブル(LU
T)、34は加算器である。
別回路、2,3,4は平滑化処理を行なう第1、第2、
第3スムージング回路、5,6,7は第1〜第3スムー
ジング回路2〜4により平滑化処理されたR,G,Bの
輝度信号を視覚特性に合うように補正する第1、第2、
第3ルックアップテーブル(LUT)、8はR,G,B
信号の最大値と最小値の差分から無彩色を判定する無彩
色判定回路、9はLab座標空間でのab平面上の角度
を求める色相判定ルックアップテーブル(LUT)、1
0はあらかじめ登録されているどの色に属するものであ
るかを判別する認定色判別回路、11及び12はそれぞ
れ第1、第2比較器、13,14及び21,22,23
はAND回路、15,16,17はそれぞれの領域内で
論理和をとる第1の9×9OR回路、第1の3×3OR
回路及び第2の3×3OR回路、18,19及び25は
XOR回路、20及び35はNOT回路、24はOR回
路、26はNAND回路、27は認定色判別回路10に
より判別された色に応じて、パターン信号を発生するも
ので、本実施例では赤色の着色材で着色した所定のパタ
ーン信号を発生するパターン発生器、28は赤ベタパタ
ーン(赤色の縁どり)信号を、また29は白色パターン
(白抜き)信号をそれぞれ発生するパターン発生器、3
0,31,32,36,37は乗算器、33は輝度信号
を濃度信号に変換する第4ルックアップテーブル(LU
T)、34は加算器である。
【0014】次に、上記構成なる本装置が黒色部と有彩
色部との境界及び白色部と有彩色部との境界を2色の着
色材を用いて異なる着色処理する動作原理について説明
する。
色部との境界及び白色部と有彩色部との境界を2色の着
色材を用いて異なる着色処理する動作原理について説明
する。
【0015】入力されたR,G,B信号はそれぞれ輝度
判別回路1に入力される。輝度判別回路1では、この
R,G,B信号のうちの最小値及びR,G,B信号の最
大値と最小値との差分をそれぞれ演算し輝度を判別する
判別信号を出力する。R,G,B信号は、同時に第1〜
第3スムージング回路2〜4にもそれぞれ入力される。
そして、第1〜第3スムージング回路2〜4では、その
判別信号に基づいて平滑化処理に際し、平滑化係数を変
え、前記回路1により輝度が暗黒と判別された場合は、
例えば平滑化処理を行なわず、暗黒でないと判別された
場合は例えば画素数5×5の平滑化処理を行なう。第1
〜第3ルックアップテーブル(LUT)5〜7は前記平
滑化処理されたR,G,Bの輝度信号を視覚特性に合う
ように補正する。この補正されたR,G,B信号(以
下、「補正RGB信号」という。)は無彩色判定回路8
と色相判定LUT9とにそれぞれ入力される。無彩色判
定回路8は補正RGB信号の最大値と最小値との差分を
演算し、その差分値が所定の閾値以下のとき“1”、所
定の閾値以上のとき“0”の無彩色信号を出力する。
判別回路1に入力される。輝度判別回路1では、この
R,G,B信号のうちの最小値及びR,G,B信号の最
大値と最小値との差分をそれぞれ演算し輝度を判別する
判別信号を出力する。R,G,B信号は、同時に第1〜
第3スムージング回路2〜4にもそれぞれ入力される。
そして、第1〜第3スムージング回路2〜4では、その
判別信号に基づいて平滑化処理に際し、平滑化係数を変
え、前記回路1により輝度が暗黒と判別された場合は、
例えば平滑化処理を行なわず、暗黒でないと判別された
場合は例えば画素数5×5の平滑化処理を行なう。第1
〜第3ルックアップテーブル(LUT)5〜7は前記平
滑化処理されたR,G,Bの輝度信号を視覚特性に合う
ように補正する。この補正されたR,G,B信号(以
下、「補正RGB信号」という。)は無彩色判定回路8
と色相判定LUT9とにそれぞれ入力される。無彩色判
定回路8は補正RGB信号の最大値と最小値との差分を
演算し、その差分値が所定の閾値以下のとき“1”、所
定の閾値以上のとき“0”の無彩色信号を出力する。
【0016】一方、色相判定LUT9は補正RGB信号
に対する色相角tan(b/a)信号を出力する。認定
色判別回路10はその色相角tan(b/a)信号を基
に、予め登録されているどの認定色に属するかを判別す
る。またG信号は第2スムージング回路3及び第2LU
T6を介してそれぞれ第1比較器11及び第2比較器1
2に入力される。第1比較器11は該G信号が所定の閾
値以上のとき“1”、所定の閾値以下のとき“0”とい
う明部判定信号を、また第2比較器12はG信号が所定
の閾値以下のとき“1”、所定の閾値以上のとき“0”
という暗部判定信号を出力する。AND回路13は明部
判定信号と前述した無彩色判定信号との論理積をとり、
白判定信号を出力する。またAND回路14は暗部判定
信号と前述の無彩色判定信号との論理積をとり、黒判定
信号を出力する。黒判定信号は第1の9×9のOR回路
15に、また第1の3×3OR回路16にそれぞれ入力
され、更に白判定信号は第2の3×3OR回路17に入
力される。
に対する色相角tan(b/a)信号を出力する。認定
色判別回路10はその色相角tan(b/a)信号を基
に、予め登録されているどの認定色に属するかを判別す
る。またG信号は第2スムージング回路3及び第2LU
T6を介してそれぞれ第1比較器11及び第2比較器1
2に入力される。第1比較器11は該G信号が所定の閾
値以上のとき“1”、所定の閾値以下のとき“0”とい
う明部判定信号を、また第2比較器12はG信号が所定
の閾値以下のとき“1”、所定の閾値以上のとき“0”
という暗部判定信号を出力する。AND回路13は明部
判定信号と前述した無彩色判定信号との論理積をとり、
白判定信号を出力する。またAND回路14は暗部判定
信号と前述の無彩色判定信号との論理積をとり、黒判定
信号を出力する。黒判定信号は第1の9×9のOR回路
15に、また第1の3×3OR回路16にそれぞれ入力
され、更に白判定信号は第2の3×3OR回路17に入
力される。
【0017】第1の9×9OR回路15は、現在処理中
の画素(以下、「注目画素」という。)について、その
注目画素の回り9×9=81個の画素すべての黒判定信
号との論理和をとり、そのうち1つでも黒判定信号が
“1”となっている画素があれば第1の9×9OR回路
15の出力信号は“1”となり、すべての画素の黒判定
信号が“0”のとき第1の9×9OR回路15の出力信
号は“0”となる。同様に、第1の3×3OR回路16
は注目画素の回り3×3=9個の画素すべての黒判定信
号との論理和をとる。
の画素(以下、「注目画素」という。)について、その
注目画素の回り9×9=81個の画素すべての黒判定信
号との論理和をとり、そのうち1つでも黒判定信号が
“1”となっている画素があれば第1の9×9OR回路
15の出力信号は“1”となり、すべての画素の黒判定
信号が“0”のとき第1の9×9OR回路15の出力信
号は“0”となる。同様に、第1の3×3OR回路16
は注目画素の回り3×3=9個の画素すべての黒判定信
号との論理和をとる。
【0018】また、XOR回路18は、第1の9×9O
R回路15の出力信号と第1の3×3OR回路16の出
力信号との排他的論理和をとる。XOR回路18は、注
目画素の回り3×3画素領域に黒と判定される画素がな
く且つ9×9画素領域に黒と判定される画素があると
き、その出力信号は“1”となる。即ち、注目画素が黒
と判定された画素から4画素分離れているときに出力信
号は“1”となる。また、第1の3×3OR回路16
は、注目画素が有彩色で且つ黒と判定された画素から1
画素離れているとき、即ち黒と判定された画素の隣にな
るときその出力信号は“1”となる。
R回路15の出力信号と第1の3×3OR回路16の出
力信号との排他的論理和をとる。XOR回路18は、注
目画素の回り3×3画素領域に黒と判定される画素がな
く且つ9×9画素領域に黒と判定される画素があると
き、その出力信号は“1”となる。即ち、注目画素が黒
と判定された画素から4画素分離れているときに出力信
号は“1”となる。また、第1の3×3OR回路16
は、注目画素が有彩色で且つ黒と判定された画素から1
画素離れているとき、即ち黒と判定された画素の隣にな
るときその出力信号は“1”となる。
【0019】更に、AND回路21はNOT回路20を
介して入力される無彩色判定信号の反転信号と前記XO
R回路18の出力信号との論理積をとる。即ち、注目画
素が有彩色で且つ黒と判定された画素から4画素離れて
いるときに、AND回路21の出力信号は“1”とな
る。同様にAND回路22は、注目画素が有彩色で且つ
黒と判定された画素から1画素離れているときに出力信
号は“1”となる。
介して入力される無彩色判定信号の反転信号と前記XO
R回路18の出力信号との論理積をとる。即ち、注目画
素が有彩色で且つ黒と判定された画素から4画素離れて
いるときに、AND回路21の出力信号は“1”とな
る。同様にAND回路22は、注目画素が有彩色で且つ
黒と判定された画素から1画素離れているときに出力信
号は“1”となる。
【0020】そして、これらAND回路21及び22か
らの出力信号(境界判定信号)はXOR回路25及びO
R回路24にそれぞれ入力される。
らの出力信号(境界判定信号)はXOR回路25及びO
R回路24にそれぞれ入力される。
【0021】また、第2の3×3OR回路17は、注目
画素について、その注目画素の回り3×3=9個の画素
すべての白判定信号との論理和をとり、そのうち1つで
も白判定信号が“1”となっている画素があれば第2の
3×3OR回路17の出力信号は“1”となり、すべて
の画素の白判定信号が“0”のとき第2の3×3OR回
路17の出力信号は“0”となる。また、XOR回路1
9は、注目画素が白と判定された画素から1画素離れて
いるとき、即ち黒と判定された画素の隣にあるときその
出力信号は“1”となる。更に、AND回路23は、N
OT回路20を介して入力される無彩色判定信号の反転
信号とXOR回路19の出力信号との論理積をとる。即
ち注目画素が有彩色で且つ白と判定された画素から1画
素離れているときAND回路23の出力信号は“1”と
なる。このAND回路23からの出力信号(境界判定信
号)は乗算器31に入力される。
画素について、その注目画素の回り3×3=9個の画素
すべての白判定信号との論理和をとり、そのうち1つで
も白判定信号が“1”となっている画素があれば第2の
3×3OR回路17の出力信号は“1”となり、すべて
の画素の白判定信号が“0”のとき第2の3×3OR回
路17の出力信号は“0”となる。また、XOR回路1
9は、注目画素が白と判定された画素から1画素離れて
いるとき、即ち黒と判定された画素の隣にあるときその
出力信号は“1”となる。更に、AND回路23は、N
OT回路20を介して入力される無彩色判定信号の反転
信号とXOR回路19の出力信号との論理積をとる。即
ち注目画素が有彩色で且つ白と判定された画素から1画
素離れているときAND回路23の出力信号は“1”と
なる。このAND回路23からの出力信号(境界判定信
号)は乗算器31に入力される。
【0022】そして、乗算器31は、AND回路23か
らの出力信号と赤ベタパターン発生器28からの赤ベタ
パターン信号を乗算した信号を加算器34に出力する。
らの出力信号と赤ベタパターン発生器28からの赤ベタ
パターン信号を乗算した信号を加算器34に出力する。
【0023】また、XOR回路25は、AND回路21
の出力信号とAND回路23の出力信号との排他的論理
和をとり、その信号(排他的論理和信号)を乗算器32
に出力する。該乗算器32は前記排他的論理和信号と白
色パターン信号発生器29からの白色パターン信号とを
乗算した信号を加算器34に出力する。
の出力信号とAND回路23の出力信号との排他的論理
和をとり、その信号(排他的論理和信号)を乗算器32
に出力する。該乗算器32は前記排他的論理和信号と白
色パターン信号発生器29からの白色パターン信号とを
乗算した信号を加算器34に出力する。
【0024】また、NAND回路26は、AND回路2
1の出力信号とAND回路23の出力信号との否定的論
理積をとって、その出力信号を乗算器30に出力する。
該乗算器30はNAND回路26の出力信号とパターン
発生器27からのパターン信号を乗算した信号を加算器
34に出力する。
1の出力信号とAND回路23の出力信号との否定的論
理積をとって、その出力信号を乗算器30に出力する。
該乗算器30はNAND回路26の出力信号とパターン
発生器27からのパターン信号を乗算した信号を加算器
34に出力する。
【0025】このようにこれらOR回路15〜17で論
理和をとりその出力信号に基づいてXOR回路18及び
19で排他的論理和をとることにより注目画素の回りに
白色部があるか、黒色部があるかを判断する。そして、
無彩色判定信号の反転信号とAND回路21〜23の入
力信号との論理積をとることにより、前記注目画素が有
彩色と無彩色との境界のどの位置にあるかを判定するも
のである。
理和をとりその出力信号に基づいてXOR回路18及び
19で排他的論理和をとることにより注目画素の回りに
白色部があるか、黒色部があるかを判断する。そして、
無彩色判定信号の反転信号とAND回路21〜23の入
力信号との論理積をとることにより、前記注目画素が有
彩色と無彩色との境界のどの位置にあるかを判定するも
のである。
【0026】一方、G信号はLUT33により濃度信号
に変換される。更に、乗算器36は、OR回路24を介
して入力される前記無彩色判定信号が“1”のとき、こ
の濃度信号を選択し、黒色(第1)の着色材による画像
表示がなされ、また、乗算器36は、前述したOR回路
24を介して入力されるAND回路22の出力信号が
“1”のとき、即ち有彩色の隣に黒と判定される画素が
あるとき、この濃度信号を選択し、有彩色と黒色部との
境界線が黒色の着色材で着色された太い線で画像表示さ
れる。
に変換される。更に、乗算器36は、OR回路24を介
して入力される前記無彩色判定信号が“1”のとき、こ
の濃度信号を選択し、黒色(第1)の着色材による画像
表示がなされ、また、乗算器36は、前述したOR回路
24を介して入力されるAND回路22の出力信号が
“1”のとき、即ち有彩色の隣に黒と判定される画素が
あるとき、この濃度信号を選択し、有彩色と黒色部との
境界線が黒色の着色材で着色された太い線で画像表示さ
れる。
【0027】一方、乗算器37は、OR回路24を介し
て入力される前記無彩色判定信号が“0”で、該信号が
NOT回路35により反転されて“1”のとき、前記加
算器34の出力信号を選択し、本実施例では赤色(第
2)の着色材により着色された色相に応じた所定パター
ンや赤ベタパターン、白色パターンで画像表示される。
て入力される前記無彩色判定信号が“0”で、該信号が
NOT回路35により反転されて“1”のとき、前記加
算器34の出力信号を選択し、本実施例では赤色(第
2)の着色材により着色された色相に応じた所定パター
ンや赤ベタパターン、白色パターンで画像表示される。
【0028】実際、図2(a)に示すような黒色部、有
彩色部及び白色部と色分けされているサンプルの場合に
は、図2(b)に示すように、有彩色部を赤色の着色材
で着色した所定パターンの画像により、黒色部は黒色の
画像により、また白色部は白抜きの画像により表示する
と共に、有彩色と黒色との境界は、その境界線は黒色の
太い線により、更にその太い線と有彩色部との境界は白
抜きの画像により、また有彩色と白色部との境界は赤ベ
タパターンの画像により表示される。
彩色部及び白色部と色分けされているサンプルの場合に
は、図2(b)に示すように、有彩色部を赤色の着色材
で着色した所定パターンの画像により、黒色部は黒色の
画像により、また白色部は白抜きの画像により表示する
と共に、有彩色と黒色との境界は、その境界線は黒色の
太い線により、更にその太い線と有彩色部との境界は白
抜きの画像により、また有彩色と白色部との境界は赤ベ
タパターンの画像により表示される。
【0029】また、図3(a)に示すように、赤色、黄
色、緑色の有彩色部の上に40%、30%、25%の黒
色文字がそれぞれ表示されているサンプルの場合には、
図3(b)に示すように、有彩色部をそれぞれの色相に
応じた赤色の着色材で着色した所定パターンに画像表示
すると共に、前記黒色文字部の背景が白抜きされ、黒色
文字が見易く画像表示される。
色、緑色の有彩色部の上に40%、30%、25%の黒
色文字がそれぞれ表示されているサンプルの場合には、
図3(b)に示すように、有彩色部をそれぞれの色相に
応じた赤色の着色材で着色した所定パターンに画像表示
すると共に、前記黒色文字部の背景が白抜きされ、黒色
文字が見易く画像表示される。
【0030】〔第2実施例〕次に本発明の第2実施例を
図4に基づき説明する。
図4に基づき説明する。
【0031】図4は本発明の第2実施例に係る画像処理
装置の制御回路構成を示すブロック回路図である。
装置の制御回路構成を示すブロック回路図である。
【0032】同図において、51は輝度を判別する輝度
判別装置、52〜54は平滑化処理を行なう第1〜第3
スムージング回路、55〜57は第1〜第3スムージン
グ回路52〜54により平滑化処理されたR,G,B信
号を視覚特性に合うように補正する第1〜第3ルックア
ップテーブル(LUT)、58はR,G,B信号の最大
値と最小値の差分から無彩色を判定する無彩色判定回
路、59はLab座標空間でのab平面上の角度を求め
る色相判定ルックアップテーブル(LUT)、60はあ
らかじめ登録されているどの色に属するものであるか判
別する認定色判別回路、61は視覚補正されたLUT5
5〜57のRGB信号に基づいて視覚輝度を演算する第
1演算器、62及び63はそれぞれ第1、第2比較器、
64,65及び79〜84はAND回路、66〜71は
それぞれの領域内で論理和をとるものであり、66,6
9は第1、第2の7×7OR回路、67,70は第1、
第2の5×5OR回路、68,71は第1、第2の3×
3OR回路、72〜77はXOR回路、78はNOT回
路、85は認定色判別回路60により判別された色に応
じてパターンを発生し、赤色(第2着色材)を用いて、
判別された色相に応じて所定パターンを発生するパター
ン発生器、86は輝度信号を濃度信号に変換する第4ル
ックアップテーブル(LUT)、87及び88はAND
回路79〜84のそれぞれの境界位置信号から有彩色と
無彩色との境界の隔たり度合いに応じた乗算数を演算す
る第2、第3演算器、89〜91はそれぞれ第1〜第3
乗算器、92及び93は第1、第2加算器である。
判別装置、52〜54は平滑化処理を行なう第1〜第3
スムージング回路、55〜57は第1〜第3スムージン
グ回路52〜54により平滑化処理されたR,G,B信
号を視覚特性に合うように補正する第1〜第3ルックア
ップテーブル(LUT)、58はR,G,B信号の最大
値と最小値の差分から無彩色を判定する無彩色判定回
路、59はLab座標空間でのab平面上の角度を求め
る色相判定ルックアップテーブル(LUT)、60はあ
らかじめ登録されているどの色に属するものであるか判
別する認定色判別回路、61は視覚補正されたLUT5
5〜57のRGB信号に基づいて視覚輝度を演算する第
1演算器、62及び63はそれぞれ第1、第2比較器、
64,65及び79〜84はAND回路、66〜71は
それぞれの領域内で論理和をとるものであり、66,6
9は第1、第2の7×7OR回路、67,70は第1、
第2の5×5OR回路、68,71は第1、第2の3×
3OR回路、72〜77はXOR回路、78はNOT回
路、85は認定色判別回路60により判別された色に応
じてパターンを発生し、赤色(第2着色材)を用いて、
判別された色相に応じて所定パターンを発生するパター
ン発生器、86は輝度信号を濃度信号に変換する第4ル
ックアップテーブル(LUT)、87及び88はAND
回路79〜84のそれぞれの境界位置信号から有彩色と
無彩色との境界の隔たり度合いに応じた乗算数を演算す
る第2、第3演算器、89〜91はそれぞれ第1〜第3
乗算器、92及び93は第1、第2加算器である。
【0033】上記のような構成において、入力された
R,G,B信号はそれぞれ輝度判別回路51に入力され
る。輝度判別回路51では、このR,G,B信号のうち
最小値及びR,G,B信号の最大値と最小値との差分を
それぞれ演算し、輝度の明暗を判別する判別信号を出力
する。R,G,B信号は、同時に第1〜第3スムージン
グ回路52〜54にもそれぞれ入力される。第1〜第3
スムージング回路52〜54は輝度判別回路51の判定
結果に応じて平滑化処理に際し平滑化係数を変えて、そ
れぞれR,G,Bの信号に対し平滑化処理を施す。輝度
判別回路51が出力する判別信号は平滑化係数を変える
ことのみに使われ、他の処理には影響しない。
R,G,B信号はそれぞれ輝度判別回路51に入力され
る。輝度判別回路51では、このR,G,B信号のうち
最小値及びR,G,B信号の最大値と最小値との差分を
それぞれ演算し、輝度の明暗を判別する判別信号を出力
する。R,G,B信号は、同時に第1〜第3スムージン
グ回路52〜54にもそれぞれ入力される。第1〜第3
スムージング回路52〜54は輝度判別回路51の判定
結果に応じて平滑化処理に際し平滑化係数を変えて、そ
れぞれR,G,Bの信号に対し平滑化処理を施す。輝度
判別回路51が出力する判別信号は平滑化係数を変える
ことのみに使われ、他の処理には影響しない。
【0034】第1〜第3LUT55〜57は前記平滑化
処理されたR,G,Bの輝度信号を視覚特性に合うよう
に補正する。補正されたR,G,B信号(以下、「補正
RGB信号」という。)は無彩色判定回路58と色相判
定ルックアップテーブル(LUT)59に入力される。
処理されたR,G,Bの輝度信号を視覚特性に合うよう
に補正する。補正されたR,G,B信号(以下、「補正
RGB信号」という。)は無彩色判定回路58と色相判
定ルックアップテーブル(LUT)59に入力される。
【0035】無彩色判定回路58はその画素における補
正RGB信号の最大値と最小値との差分を演算し、その
差分値が所定閾値以下のとき“1”、所定閾値以上のと
き“0”となる無彩色判定信号を出力する。即ち、補正
されたR,G,B信号がほぼ同じレベルならば無彩色と
判断し、補正されたR,G,B信号のレベルに差があれ
ば有彩色と判断するわけである。
正RGB信号の最大値と最小値との差分を演算し、その
差分値が所定閾値以下のとき“1”、所定閾値以上のと
き“0”となる無彩色判定信号を出力する。即ち、補正
されたR,G,B信号がほぼ同じレベルならば無彩色と
判断し、補正されたR,G,B信号のレベルに差があれ
ば有彩色と判断するわけである。
【0036】一方、色相判定LUT59は、補正RGB
信号により該信号に対応するLab座標空間のab平面
上の色相角tan(b/a)信号を出力する。認定色判
別回路60は色相角tan(b/a)信号の値から色相
を判断し、あらかじめ登録されているどの認定色に属す
るかを判別する。
信号により該信号に対応するLab座標空間のab平面
上の色相角tan(b/a)信号を出力する。認定色判
別回路60は色相角tan(b/a)信号の値から色相
を判断し、あらかじめ登録されているどの認定色に属す
るかを判別する。
【0037】第1演算器61は、補正RGB信号を人間
の目の分光特性に合わせた比率でかけ合わせ、輝度信号
をつくる。この輝度信号は第1比較器62及び第2比較
器63にそれぞれ入力される。第1比較器62は該輝度
信号が所定閾値以上のとき“1”、所定閾値以下のとき
“0”となる明部判定信号を、また第2比較器63は前
記輝度信号が所定閾値以下のとき“1”、所定閾値以上
のとき“0”となる暗部判定信号を出力する。AND回
路64は前記明部判定信号と無彩色判定回路58が出力
した無彩色判定信号との論理積をとり、白判定信号を出
力する。AND回路65は前記暗部判定信号と前記無彩
色判定信号との論理積をとり、黒判定信号を出力する。
この黒判定信号は第1の7×7OR回路66、第1の5
×5OR回路67及び第1の3×3OR回路68に、ま
た白判定信号は第2の7×7OR回路69、第2の5×
5OR回路70及び第2の3×3OR回路にそれぞれ入
力される。
の目の分光特性に合わせた比率でかけ合わせ、輝度信号
をつくる。この輝度信号は第1比較器62及び第2比較
器63にそれぞれ入力される。第1比較器62は該輝度
信号が所定閾値以上のとき“1”、所定閾値以下のとき
“0”となる明部判定信号を、また第2比較器63は前
記輝度信号が所定閾値以下のとき“1”、所定閾値以上
のとき“0”となる暗部判定信号を出力する。AND回
路64は前記明部判定信号と無彩色判定回路58が出力
した無彩色判定信号との論理積をとり、白判定信号を出
力する。AND回路65は前記暗部判定信号と前記無彩
色判定信号との論理積をとり、黒判定信号を出力する。
この黒判定信号は第1の7×7OR回路66、第1の5
×5OR回路67及び第1の3×3OR回路68に、ま
た白判定信号は第2の7×7OR回路69、第2の5×
5OR回路70及び第2の3×3OR回路にそれぞれ入
力される。
【0038】第1の7×7OR回路66は、注目画素に
ついてその注目画素の回り7×7=49個の画素すべて
の黒判定信号との論理和をとり、そのうち1つでも黒判
定信号が“1”となっている画素があれば第1の7×7
OR回路66の出力は“1”となり、すべての画素の黒
判定信号が“0”のとき第1の7×7OR回路66の出
力は“0”となる。同様に、第1の5×5OR回路67
は注目画素の回りの5×5=25個の画素すべての黒判
定信号との論理和を、また、第1の3×3OR回路68
は注目画素の回りの3×3=9個の画素すべてについて
該黒判定信号との論理和をとる。
ついてその注目画素の回り7×7=49個の画素すべて
の黒判定信号との論理和をとり、そのうち1つでも黒判
定信号が“1”となっている画素があれば第1の7×7
OR回路66の出力は“1”となり、すべての画素の黒
判定信号が“0”のとき第1の7×7OR回路66の出
力は“0”となる。同様に、第1の5×5OR回路67
は注目画素の回りの5×5=25個の画素すべての黒判
定信号との論理和を、また、第1の3×3OR回路68
は注目画素の回りの3×3=9個の画素すべてについて
該黒判定信号との論理和をとる。
【0039】そして、XOR回路72は、第1の7×7
OR回路66の出力と第1の5×5OR回路67の出力
との排他的論理和をとる。XOR回路72は、注目画素
の回り5×5画素領域には黒と判定される画素はないが
7×7画素領域には黒と判定される画素があるという場
合のみ、“1”を出力する。即ち、注目画素が黒と判定
された画素から3画素分離れているときに“1”を出力
するのである。同様に、XOR回路73は注目画素が黒
と判定された画素から2画素分離れているときに“1”
となり、XOR回路74は注目画素が黒と判定された画
素から1画素離れているとき、即ち黒と判定された画素
の隣にあるときに“1”となる。
OR回路66の出力と第1の5×5OR回路67の出力
との排他的論理和をとる。XOR回路72は、注目画素
の回り5×5画素領域には黒と判定される画素はないが
7×7画素領域には黒と判定される画素があるという場
合のみ、“1”を出力する。即ち、注目画素が黒と判定
された画素から3画素分離れているときに“1”を出力
するのである。同様に、XOR回路73は注目画素が黒
と判定された画素から2画素分離れているときに“1”
となり、XOR回路74は注目画素が黒と判定された画
素から1画素離れているとき、即ち黒と判定された画素
の隣にあるときに“1”となる。
【0040】そして、AND回路79はNOT回路78
を介して入力される無彩色判定信号の反転信号と前記X
OR回路72の出力信号との論理積をとる。即ち、注目
画素が有彩色で且つ黒と判定された画素から3画素離れ
ているときに、AND回路79は“1”を出力する。同
様に、AND回路80は注目画素が有彩色で且つ黒と判
定された画素から2画素離れているときに“1”を、A
ND回路81は注目画素が有彩色で且つ黒と判定された
画素から1画素離れているときに“1”をそれぞれ出力
する。これらAND回路79〜81からの出力(境界判
定信号)は第2演算器87に入力される。
を介して入力される無彩色判定信号の反転信号と前記X
OR回路72の出力信号との論理積をとる。即ち、注目
画素が有彩色で且つ黒と判定された画素から3画素離れ
ているときに、AND回路79は“1”を出力する。同
様に、AND回路80は注目画素が有彩色で且つ黒と判
定された画素から2画素離れているときに“1”を、A
ND回路81は注目画素が有彩色で且つ黒と判定された
画素から1画素離れているときに“1”をそれぞれ出力
する。これらAND回路79〜81からの出力(境界判
定信号)は第2演算器87に入力される。
【0041】また、第2の7×7OR回路69は注目画
素についてその注目画素の回り7×7=49個の画素す
べての白判定信号との論理和をとり、そのうち1つでも
白判定信号が“1”となっている画素があれば第2の7
×7OR回路69の出力は“1”となり、すべての画素
の白判定信号が“0”のとき、第2の7×7OR回路6
9の出力は“0”となる。同様に、第2の5×5OR回
路70は注目画素の回りの5×5=25個の画素すべて
の白判定信号との論理和を、また第2の3×3OR回路
71は注目画素の回り3×3=9個の画素のすべての白
判定信号との論理和をとる。
素についてその注目画素の回り7×7=49個の画素す
べての白判定信号との論理和をとり、そのうち1つでも
白判定信号が“1”となっている画素があれば第2の7
×7OR回路69の出力は“1”となり、すべての画素
の白判定信号が“0”のとき、第2の7×7OR回路6
9の出力は“0”となる。同様に、第2の5×5OR回
路70は注目画素の回りの5×5=25個の画素すべて
の白判定信号との論理和を、また第2の3×3OR回路
71は注目画素の回り3×3=9個の画素のすべての白
判定信号との論理和をとる。
【0042】XOR回路75は、第2の7×7OR回路
69の出力と第2の5×5OR回路70の出力との排他
的論理和をとる。XOR回路75は、注目画素の回り5
×5画素領域には白と判定される画素はないが7×7画
素領域には白と判定される画素があるという場合のみ、
“1”を出力する。即ち、注目画素が白と判定された画
素から3画素分離れているときに“1”となるわけであ
る。同様にXOR回路76は注目画素が白と判定された
画素から2画素分離れているときに“1”となり、XO
R回路77は注目画素が白と判定された画素から1画素
離れているとき、即ち、白と判定された画素の隣にある
ときに“1”となる。
69の出力と第2の5×5OR回路70の出力との排他
的論理和をとる。XOR回路75は、注目画素の回り5
×5画素領域には白と判定される画素はないが7×7画
素領域には白と判定される画素があるという場合のみ、
“1”を出力する。即ち、注目画素が白と判定された画
素から3画素分離れているときに“1”となるわけであ
る。同様にXOR回路76は注目画素が白と判定された
画素から2画素分離れているときに“1”となり、XO
R回路77は注目画素が白と判定された画素から1画素
離れているとき、即ち、白と判定された画素の隣にある
ときに“1”となる。
【0043】そして、AND回路82はNOT回路78
を介して入力される無彩色判定信号の反転信号とXOR
回路75の出力信号との論理和をとる。即ち、注目画素
が有彩色で且つ白と判定された画素から3画素離れてい
るときに、AND回路82は“1”を出力する。同様
に、AND回路83は注目画素が有彩色で且つ白と判定
された画素から2画素離れているときに“1”を、AN
D回路84は注目画素が有彩色で且つ白と判定された画
素から1画素離れているときに“1”を出力する。これ
らAND回路82〜84からの出力(境界判定信号)は
第3演算器88に入力される。
を介して入力される無彩色判定信号の反転信号とXOR
回路75の出力信号との論理和をとる。即ち、注目画素
が有彩色で且つ白と判定された画素から3画素離れてい
るときに、AND回路82は“1”を出力する。同様
に、AND回路83は注目画素が有彩色で且つ白と判定
された画素から2画素離れているときに“1”を、AN
D回路84は注目画素が有彩色で且つ白と判定された画
素から1画素離れているときに“1”を出力する。これ
らAND回路82〜84からの出力(境界判定信号)は
第3演算器88に入力される。
【0044】一方、パターン発生器85は認定色判別回
路60から送出された信号に基づき、色相に応じた所定
パターンを発生させる。また、第1演算器61から出力
された輝度信号は第4ルックアップテーブル(LUT)
86により濃度信号に変換される。
路60から送出された信号に基づき、色相に応じた所定
パターンを発生させる。また、第1演算器61から出力
された輝度信号は第4ルックアップテーブル(LUT)
86により濃度信号に変換される。
【0045】第3演算器88は、前記無彩色判定信号の
反転信号が“0”のとき、即ち無彩色判定回路58によ
り注目画素が無彩色と判定されたときは、第2乗算器9
0及び第3乗算器91に対して出力信号“0”を送出す
る。また、前記無彩色判定信号の反転信号が“1”のと
き、即ち、注目画素が有彩色と判定されたときは、AN
D回路82〜84から送出された境界判定信号に応じた
信号を送出する。
反転信号が“0”のとき、即ち無彩色判定回路58によ
り注目画素が無彩色と判定されたときは、第2乗算器9
0及び第3乗算器91に対して出力信号“0”を送出す
る。また、前記無彩色判定信号の反転信号が“1”のと
き、即ち、注目画素が有彩色と判定されたときは、AN
D回路82〜84から送出された境界判定信号に応じた
信号を送出する。
【0046】具体的には、第3演算器88は前記無彩色
判定信号の反転信号に基づいて、AND回路82〜84
の出力信号がすべて“0”ならば、境界付近ではないの
で、第2乗算器90に対して乗算数0を、第3乗算器9
1に対して乗算数1を送出する。また、AND回路82
の出力信号が“1”ならば、第2乗算器90に対して乗
算数0.25を、第3乗算器91に対して乗算数0.7
5を送出する。また、AND回路83の出力信号が
“1”ならば、第2乗算器90に対して乗算数0.5
を、第3乗算器91に対して乗算数0.5を送出する。
また更に、AND回路84の出力信号が“1”ならば、
第2乗算器90に対して乗算数1を、第3乗算器91に
対して乗算数0を送出する。
判定信号の反転信号に基づいて、AND回路82〜84
の出力信号がすべて“0”ならば、境界付近ではないの
で、第2乗算器90に対して乗算数0を、第3乗算器9
1に対して乗算数1を送出する。また、AND回路82
の出力信号が“1”ならば、第2乗算器90に対して乗
算数0.25を、第3乗算器91に対して乗算数0.7
5を送出する。また、AND回路83の出力信号が
“1”ならば、第2乗算器90に対して乗算数0.5
を、第3乗算器91に対して乗算数0.5を送出する。
また更に、AND回路84の出力信号が“1”ならば、
第2乗算器90に対して乗算数1を、第3乗算器91に
対して乗算数0を送出する。
【0047】このようにして、第3演算器88より第2
乗算器90及び第3乗算器91に送出された前記各乗算
数は、第2、第3乗算器90、91において、第4LU
T86より送出された濃度信号及びパターン発生器85
より送出された赤色の着色材で着色した所定パターン信
号にそれぞれ乗算され、第2加算器93により加算され
る。
乗算器90及び第3乗算器91に送出された前記各乗算
数は、第2、第3乗算器90、91において、第4LU
T86より送出された濃度信号及びパターン発生器85
より送出された赤色の着色材で着色した所定パターン信
号にそれぞれ乗算され、第2加算器93により加算され
る。
【0048】これにより白色領域にある有彩色の細線な
どは濃度信号で再現される。また、白色部と有彩色部と
の境界は白抜きのところから赤色の色相(有彩色)に応
じた所定パターンに徐々に変わって行くように処理され
る。
どは濃度信号で再現される。また、白色部と有彩色部と
の境界は白抜きのところから赤色の色相(有彩色)に応
じた所定パターンに徐々に変わって行くように処理され
る。
【0049】一方、第2演算器87は前記無彩色判定信
号の反転信号が“0”のとき、即ち無彩色判定回路58
により注目画素が無彩色と判定されたときは、第1乗算
器89に対し出力信号“1”を、第3乗算器91に対し
出力信号“0”を送出する。また、無彩色判定信号の反
転信号が“1”のとき、即ち注目画素が有彩色と判定さ
れたときは、AND回路79〜81から送出された境界
判定信号に応じた信号を送出する。具体的には、第2演
算器87は、前記無彩色判定信号の判定信号に基づい
て、AND回路79〜81の出力信号がすべて“0”な
らば、境界付近ではないので第1乗算器89に対して乗
算数0を、第3乗算器91に対しては乗算数1を送出す
る。また、AND回路79の出力信号が“1”ならば、
第1乗算器89に対して乗算数0.25を、第3乗算器
91に対して乗算数0.75を送出する。また、AND
回路80の出力信号が“1”ならば、第1乗算器89に
対して乗算数0.5を、第3乗算器91に対して乗算数
0.5を送出する。また更に、AND回路81の出力信
号が“1”ならば、第1乗算器89に対して乗算数1
を、第3乗算器91に対して乗算数0を送出する。この
ようにして、第2演算器87より第1乗算器89及び第
3乗算器91に送出された前記各乗算数は、第1乗算器
89及び第3乗算器91において、第4LUT86より
送出された濃度信号及びパターン発生器85より送出さ
れた赤色の所定パターン信号にそれぞれ乗算され、第1
加算器92及び第2加算器93により出力される。これ
により、黒色分と有彩色分との境界は、前述した白色部
と有彩色部との境界に対して施された処理と同様に、黒
色部のところから赤色の着色材で着色した色相(有彩
色)に応じた所定パターンに徐々に変わっていくように
処理される。
号の反転信号が“0”のとき、即ち無彩色判定回路58
により注目画素が無彩色と判定されたときは、第1乗算
器89に対し出力信号“1”を、第3乗算器91に対し
出力信号“0”を送出する。また、無彩色判定信号の反
転信号が“1”のとき、即ち注目画素が有彩色と判定さ
れたときは、AND回路79〜81から送出された境界
判定信号に応じた信号を送出する。具体的には、第2演
算器87は、前記無彩色判定信号の判定信号に基づい
て、AND回路79〜81の出力信号がすべて“0”な
らば、境界付近ではないので第1乗算器89に対して乗
算数0を、第3乗算器91に対しては乗算数1を送出す
る。また、AND回路79の出力信号が“1”ならば、
第1乗算器89に対して乗算数0.25を、第3乗算器
91に対して乗算数0.75を送出する。また、AND
回路80の出力信号が“1”ならば、第1乗算器89に
対して乗算数0.5を、第3乗算器91に対して乗算数
0.5を送出する。また更に、AND回路81の出力信
号が“1”ならば、第1乗算器89に対して乗算数1
を、第3乗算器91に対して乗算数0を送出する。この
ようにして、第2演算器87より第1乗算器89及び第
3乗算器91に送出された前記各乗算数は、第1乗算器
89及び第3乗算器91において、第4LUT86より
送出された濃度信号及びパターン発生器85より送出さ
れた赤色の所定パターン信号にそれぞれ乗算され、第1
加算器92及び第2加算器93により出力される。これ
により、黒色分と有彩色分との境界は、前述した白色部
と有彩色部との境界に対して施された処理と同様に、黒
色部のところから赤色の着色材で着色した色相(有彩
色)に応じた所定パターンに徐々に変わっていくように
処理される。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像処理装置によれば、平滑化手段が原画像中の黒でない
領域の画像信号を平滑化処理し、色相判別手段が平滑化
手段により平滑化処理された画像信号に基づいて、原画
像中の有彩色領域の色相を判別し、第1出力手段が原画
像中の黒領域を黒を用いて出力し、第2出力手段が原画
像中の有彩色領域を色相判別手段の判別結果に応じたパ
ターン画像に変換して黒以外の単一色を用いて出力する
ので、原画像のパターン画像への変換の際に、原画像中
に網点や細線等の有彩色領域が存在したとしても、該網
点や細線等の影響によって、異なるパターン画像同士
で、又はパターン画像と無地とが細かいピッチで切り替
わって不均一な画像が出力されるという事態を防止する
ことができ、加えて原画像中の黒領域を、該黒領域の画
像信号を平滑化処理することなく出力することができ
る。
像処理装置によれば、平滑化手段が原画像中の黒でない
領域の画像信号を平滑化処理し、色相判別手段が平滑化
手段により平滑化処理された画像信号に基づいて、原画
像中の有彩色領域の色相を判別し、第1出力手段が原画
像中の黒領域を黒を用いて出力し、第2出力手段が原画
像中の有彩色領域を色相判別手段の判別結果に応じたパ
ターン画像に変換して黒以外の単一色を用いて出力する
ので、原画像のパターン画像への変換の際に、原画像中
に網点や細線等の有彩色領域が存在したとしても、該網
点や細線等の影響によって、異なるパターン画像同士
で、又はパターン画像と無地とが細かいピッチで切り替
わって不均一な画像が出力されるという事態を防止する
ことができ、加えて原画像中の黒領域を、該黒領域の画
像信号を平滑化処理することなく出力することができ
る。
【0051】また、請求項4記載の画像処理方法によれ
ば、平滑化ステップが原画像中の黒でない領域の画像信
号を平滑化処理し、色相判別ステップが平滑化ステップ
において平滑化処理された画像信号に基づいて、原画像
中の有彩色領域の色相を判別し、第1出力ステップが原
画像中の黒領域に対して平滑化処理を行わないで出力
し、第2出力ステップが原画像中の有彩色領域を色相判
別ステップの判別結果に応じたパターン画像に変換して
出力するので、原画像のパターン画像への変換の際に、
原画像中に網点や細線等の有彩色領域が存在したとして
も、該網点や細線等の影響によって、異なるパターン画
像同士で、又はパターン画像と無地とが細かいピッチで
切り替わって不均一な画像が出力されるという事態を防
止することができ、加えて原画像中の黒領域を、該黒領
域の画像信号を平滑化処理することなく出力することが
できる。
ば、平滑化ステップが原画像中の黒でない領域の画像信
号を平滑化処理し、色相判別ステップが平滑化ステップ
において平滑化処理された画像信号に基づいて、原画像
中の有彩色領域の色相を判別し、第1出力ステップが原
画像中の黒領域に対して平滑化処理を行わないで出力
し、第2出力ステップが原画像中の有彩色領域を色相判
別ステップの判別結果に応じたパターン画像に変換して
出力するので、原画像のパターン画像への変換の際に、
原画像中に網点や細線等の有彩色領域が存在したとして
も、該網点や細線等の影響によって、異なるパターン画
像同士で、又はパターン画像と無地とが細かいピッチで
切り替わって不均一な画像が出力されるという事態を防
止することができ、加えて原画像中の黒領域を、該黒領
域の画像信号を平滑化処理することなく出力することが
できる。
【0052】また、有彩色部中に黒文字等の無彩色部が
存在する画像に対しては、両者の境界を明瞭にして、黒
文字等を読み易く処理できる。
存在する画像に対しては、両者の境界を明瞭にして、黒
文字等を読み易く処理できる。
【0053】また、無彩色部(白色部)に有彩色の細い
線が存在する場合には、その有彩色に対応するパターン
化処理がされることなく、第2の着色材の細線(例えば
実施例中の赤ベタパターン処理)で処理され、原稿のカ
ラー画像を忠実に再現できる。
線が存在する場合には、その有彩色に対応するパターン
化処理がされることなく、第2の着色材の細線(例えば
実施例中の赤ベタパターン処理)で処理され、原稿のカ
ラー画像を忠実に再現できる。
【0054】また更に、例えば黒色部と有彩色との境界
や白色部と有彩色との境界を明瞭に区別させずに、色と
色との境界をぼんやりさせて色が自然に移っていくよう
な、所謂階調画像に処理することができる。
や白色部と有彩色との境界を明瞭に区別させずに、色と
色との境界をぼんやりさせて色が自然に移っていくよう
な、所謂階調画像に処理することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る画像処理装置の制御
回路を示すブロック図である。
回路を示すブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置により画像処理された一例
を示す図である。
を示す図である。
【図3】同装置により画像処理された一例を示す図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例に係る画像処理装置の制御
回路を示すブロック図である。
回路を示すブロック図である。
【図5】従来の画像処理装置の制御回路を示すブロック
図である。
図である。
【図6】図5の画像処理装置により画像処理された一例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】同装置により画像処理された一例を示す図であ
る。
る。
2,3,4,52,53,54 第1〜第3スムージン
グ回路(平滑化係数変更手段) 8,58 無彩色判定回路(第1判定手段) 10,60 認定色判別回路(色相角処理手段) 13,14,64,65 AND回路(第2判定手段) 21,22,23,79,80,81,82,83,8
4 AND回路(認識手段) 25 XOR回路(境界着色処理手段) 26 NAND回路(境界着色処理手段) 38 OR回路(境界着色処理手段) 87,88 演算回路(境界着色処理手段)
グ回路(平滑化係数変更手段) 8,58 無彩色判定回路(第1判定手段) 10,60 認定色判別回路(色相角処理手段) 13,14,64,65 AND回路(第2判定手段) 21,22,23,79,80,81,82,83,8
4 AND回路(認識手段) 25 XOR回路(境界着色処理手段) 26 NAND回路(境界着色処理手段) 38 OR回路(境界着色処理手段) 87,88 演算回路(境界着色処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 - 1/64
Claims (4)
- 【請求項1】 原画像中の黒でない領域の画像信号を平
滑化処理する平滑化手段と、 前記平滑化手段により平滑化処理された画像信号に基づ
いて、前記原画像中の有彩色領域の色相を判別する色相
判別手段と、 前記原画像中の黒領域を黒を用いて出力する第1出力手
段と、 前記原画像中の有彩色領域を前記色相判別手段の判別結
果に応じたパターン画像に変換して黒以外の単一色を用
いて出力する第2出力手段 とを有することを特徴とする
画像処理装置。 - 【請求項2】 前記原画像中の無彩色領域と有彩色領域
との境界部分に画像を付加する境界処理手段を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記黒以外の単一色は赤であることを特
徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 原画像中の黒でない領域の画像信号を平
滑化する平滑化ステップと、 前記平滑化ステップにおいて平滑化処理された画像信号
に基づいて、前記原画像中の有彩色領域の色相を判別す
る色相判別ステップと、 前記原画像中の黒領域に対して平滑化処理を行わないで
出力する第1出力ステップと、 前記原画像中の有彩色領域を前記色相判別ステップの判
別結果に応じたパターン画像に変換して出力する第2出
力ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05060847A JP3105689B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 画像処理装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05060847A JP3105689B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 画像処理装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253161A JPH06253161A (ja) | 1994-09-09 |
JP3105689B2 true JP3105689B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=13154180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05060847A Expired - Fee Related JP3105689B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | 画像処理装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3105689B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200489492Y1 (ko) | 2017-08-04 | 2019-09-27 | 박상선 | 힐 주도의 골프스윙 연습기 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4891130B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2012-03-07 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP05060847A patent/JP3105689B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
KR200489492Y1 (ko) | 2017-08-04 | 2019-09-27 | 박상선 | 힐 주도의 골프스윙 연습기 |
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JPH06253161A (ja) | 1994-09-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |