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JP3105442B2 - ゴルフクラブのグリップ - Google Patents

ゴルフクラブのグリップ

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Publication number
JP3105442B2
JP3105442B2 JP08018445A JP1844596A JP3105442B2 JP 3105442 B2 JP3105442 B2 JP 3105442B2 JP 08018445 A JP08018445 A JP 08018445A JP 1844596 A JP1844596 A JP 1844596A JP 3105442 B2 JP3105442 B2 JP 3105442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
grip
golf club
grooves
hand
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP08018445A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09187540A (ja
Inventor
茂樹 武
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイワ精工株式会社 filed Critical ダイワ精工株式会社
Priority to JP08018445A priority Critical patent/JP3105442B2/ja
Publication of JPH09187540A publication Critical patent/JPH09187540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3105442B2 publication Critical patent/JP3105442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、握り易く改善し
たゴルフクラブのグリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からゴルフクラブのグリップはゴ
ム、合成樹脂等の滑り難く、弾性を有し手に馴染み易い
材料で形成され、表面には滑り止め用の多数の溝が形成
されている。例えば、実開昭59−85259 号公報のグリッ
プには軸長方向と周方向にコ字状の溝が形成されてい
る。 このように多数の溝を形成すると滑りは防止でき
るが、グリップを握った時の感触が悪くなるという欠点
があった。又、実公平3−49719 号公報には、径の中心
方向に向かわず斜め方向に刻まれた溝を有し、その結果
凸の上端側の一方の角が鋭角となり、変形しながら指に
食い込んで滑りを止めるようにしたゴルフ用グリップが
紹介されている。しかし、このように凸の上端が変形さ
せて滑りを止めると、グリップを握った時の感触が悪く
手に馴染まなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、グリップの表面に溝を形成して多数の凸で手の滑
りを止めようとすると、握った時の感触が悪くなってし
まうことである。
【0004】本発明の目的は前記欠点に鑑み、直接手で
触れる部分の変形を少なくして感触を良好にしながら表
面よりやや内層側が変形して手に馴染むゴルフクラブの
グリップを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、請求項1に係わる発明は、外表面に開
口側より内部先端側の方が夫々左右に近接する方向に拡
大した溝を設けたことを要旨とするものである。請求項
2に係わる発明は、外表面に開口側より内部先端側の方
が内壁の面積が大きい溝を設けたことを要旨とするもの
である。請求項3に係わる発明は、溝が先端側で分かれ
ていることを要旨とするものである。請求項4に係わる
発明は、溝が先端側で広くなっていることを要旨とする
ものである。請求項5に係わる発明は、溝はその周壁同
志が当接するように形成されていることを要旨とするも
のである。
【0006】課題を解決する手段によれば、請求項1に
係るゴルフクラブのグリップによれば、外表面3aの握り
感触が良好になり、内層側の変形が大きくなつて手に馴
染み易い。請求項2に係るゴルフクラブのグリップによ
れば、外表面3aの握り感触が良好になり、内層側の変形
が大きくなつて手に馴染み易く、水分の吸収も良好にな
る。請求項3・4に係るゴルフクラブのグリップによれ
ば、内層側の変形が大きくなつて手に馴染み易い。請求
項5に係るゴルフクラブのグリップによれば、長い溝が
切り溝で形成されているため、外表面3aの握り感触が良
好になり、水分の吸収も良好になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施例によって本発
明を説明すると、図1、図2は第1実施例で、図1はゴ
ルフクラブの斜視図、図2はゴルフクラブのグリップの
拡大断面正面図である。
【0008】ゴルフクラブは、繊維強化樹脂等で形成さ
れたシャフト1の下端にヘッド2が固定されて上端の外
周にグリップ3が接着剤で固定されている。グリップ3
はブタジエンゴム、エチレンブタジエンゴム、イソプレ
ンゴム、ウレタン等のような合成ゴム、合成樹脂或は天
然ゴムを用いて金型で加硫成形されて筒状に形成されて
いる。グリップ3の外表面3aには軸方向に多数の長い溝
3bが形成されている。長い溝3bは図2のように夫々直線
状の開口側の溝3cと内部先端側で分かれた溝3d、3dで逆
Y字形に形成されている。外表面3aの開口側の溝3cより
内部先端側の溝3d、3dの方が間隔aだけ左右つまり両側
の隣接する他の溝3bの内部先端側の溝3dに近接する方向
に拡大されている。即ち溝3bのやや内層側が左右の溝3b
の内部先端側の溝3dに近接するそれぞれ両方向に拡大さ
れた溝になっている。溝3bの開口側の溝3cの周壁同志は
成形後の状態では当接されるように近接されて形成され
ている。
【0009】グリップ3の外表面3aが手で握られると、
溝3bの開口側の溝3cの周壁同志は近接しているので、直
接手に触れる部分の変形は少ない。又、溝3bのやや内層
側の内部先端側の溝3d、3d側は握った手の加重にしたが
つて変形し易い。グリップ3は雨天の時や汗をかいた時
など、外表面3aに付着した水分は溝3b内に吸収されて内
部先端側の溝3d、3dの容積内に収容される。
【0010】前記のようにゴルフクラブのグリップが構
成されると、グリップ3の外表面3aが握られた時、溝3b
の開口側の溝3cの周壁同志は内部先端側の溝3d、3dより
近接しているので、直接手に触れる部分の変形は少な
く、感触が良く、溝3bのやや内層側の内部先端側の溝3
d、3dは握った手の加重にしたがつて変形し易いので、
手に馴染むグリップとなる。グリップ3を握って感触が
良く、手に馴染むとゴルフクラブの操作がし易くなり、
良い成績を上げることが出来る。又、グリップ3は雨天
の時や汗をかいた時など、外表面3aに付着した水分は溝
3b内に吸収されて内部先端側の溝3d、3dの容積内に収容
されるので、適度に水分の戻りを防止するため、水分に
よる滑りを防止することが出来る。
【0011】図3は第2実施例で、図3はゴルフクラブ
のグリップの拡大断面正面図である。
【0012】第2実施例では、グリップ3の外表面3aに
軸方向に多数の長い溝3eが形成されている。長い溝3e
は、夫々直線状の開口側の溝3fと内部先端側の球状の広
い溝3gの組合せで形成されている。内部先端側の球状の
広い溝3gの内壁3hは面積が大きく、外表面3aの開口側の
溝3fより内部先端側の球状の広い溝3gの内壁3hの方が間
隔bだけ左右つまり両側の隣接する他の溝3eの球状の広
い溝3gの内壁3hに近接するそれぞれ両方向に拡大されて
溝3eの先端側が広くなっている。即ち溝3eのやや内層側
が球状の広い溝3gで左右の球状の広い溝3gに近接するそ
れぞれ両方向に拡大された溝になっている。溝3eの開口
側の溝3fの周壁同志は成形後の状態では内部先端側より
近接されて形成されている。他の構成は前記第1実施例
と略同一である。
【0013】第2実施例では、直接手に触れる部分の変
形は少なく、溝3eのやや内層側に大きな球状の広い溝3g
が形成されているから、握った手の加重にしたがつてや
や内層側の変形は大きくなる。又、球状の広い溝3gに収
容される水分の量も多くすることができる。
【0014】図4、図5は第3実施例で、図4はゴルフ
クラブのグリップの拡大断面正面図、図5はゴルフクラ
ブのグリップが成形される金型の分解断面正面図であ
る。
【0015】第3実施例では、グリップ3の外表面3aに
軸方向に多数の長い溝3jが形成されている。長い溝3j
は、外表面3aに開口が臨む直線溝3kと内部に逆U字状の
溝3mの組合せで形成されている。溝3jは外表面3aの直線
溝3kより逆U字状の溝3mの方が間隔cだけ左右つまり両
側の隣接する他の逆U字状の溝3mに近接する方向に拡大
されて先端側が広くなっている。即ち溝3jのやや内層側
が逆U字状の溝3mで左右の逆U字状の溝3mに近接するそ
れぞれ両方向に拡大された溝になっている。直線溝3kの
開口の周壁同志は成形後の状態では当接されるように形
成されている。長い溝3jが成形される金型は、図5のよ
うに芯金4と外側の分解金型5が用意され、分解金型5
の内側に多数の溝形成用突起6が固定されている。他の
構成は前記第1実施例と略同一である。
【0016】第3実施例では、長い溝3jが切り溝で形成
されているため、外表面3aの握り感触が良好になり、水
分の吸収も良好になる。前記第1・2実施例においても
前記第3実施例と略同型の金型が使用される。また前記
第1・2・3実施例の溝3b、3e、3jはグリップの軸方向
に長く形成したが、溝の方向、形状についてはこれに限
定されない。例えば溝はグリップ周方向や他の方向に形
成しても良く、また、長く形成せずにディンプル状にし
ても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されたから、
グリップの外表面が握られた時、溝の開口の直接手に触
れる部分の変形は少なく、感触が良く、溝のやや内層側
の内部先端側の溝は握った手の加重にしたがつて変形し
易いので、手に馴染むグリップとなる。又、グリップは
雨天の時や汗をかいた時など、外表面に付着した水分は
溝内に吸収されて内部先端の溝の容積内に収容されるの
で、適度に水分の戻りを防止するため、水分による滑り
を防止することが出来る等優れた効果を奏するゴルフク
ラブのグリップを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、ゴルフクラブの斜視図である。
【図2】同ゴルフクラブのグリップの拡大断面正面図で
ある。
【図3】第2実施例で、ゴルフクラブのグリップの拡大
断面正面図である。
【図4】第3実施例で、ゴルフクラブのグリップの拡大
断面正面図である。
【図5】ゴルフクラブのグリップが成形される金型の分
解断面正面図である。
【符号の説明】
3 グリップ 3a 外表面 3b、3e、3j 溝 3c、3f、3k 開口側の溝 3d 内部先端側で分かれた溝 3g、3m 内部先端側の広い溝

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面に開口側より内部先端側の方が夫
    々左右に近接する方向に拡大した溝を設けたこと特徴と
    するゴルフクラブのグリップ。
  2. 【請求項2】 外表面に開口側より内部先端側の方が内
    壁の面積が大きい溝を設けたこと特徴とするゴルフクラ
    ブのグリップ。
  3. 【請求項3】 溝が先端側で分かれていることを特徴と
    する請求項1または2記載のゴルフクラブのグリップ。
  4. 【請求項4】 溝が先端側で広くなっていることを特徴
    とする請求項1または2記載のゴルフクラブのグリッ
    プ。
  5. 【請求項5】 溝はその周壁同志が当接するように形成
    されていることを特徴とする請求項1または2または3
    または4記載のゴルフクラブのグリップ。
JP08018445A 1996-01-09 1996-01-09 ゴルフクラブのグリップ Expired - Fee Related JP3105442B2 (ja)

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JPH09187540A JPH09187540A (ja) 1997-07-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5260947B2 (ja) * 2007-12-04 2013-08-14 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ及びゴルフクラブ用グリップ
JP4606491B2 (ja) * 2008-12-09 2011-01-05 株式会社Iomic ゴルフクラブ用グリップ
US9199146B2 (en) * 2013-03-14 2015-12-01 Lamkin Corporation Golf grip with raked gripping features
US20200147463A1 (en) * 2018-11-08 2020-05-14 Eaton Intelligent Power Limited Golf grip with advanced texture

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JPH09187540A (ja) 1997-07-22

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