JP3104307U - 温度高低変化感応式動力機構および該動力機構を用いる温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】飲食用容器の温度の高低変化をバイメタルに感応せしめて回転エネルギーに変換し、それによって、視覚対象物のコマ送りとその結果のコマ表示を行い、あるいは自動的にオルゴール機構における発音を得て、該飲食用容器を使用する際の娯楽慰安などに供する。
【解決手段】湯飲み、珈琲カップまたはその他の飲食用容器に設けた中空部1内において、温度の高低変化をバイメタル10wに感応せしめ、その端の動きを主副移動制御回転体4、5の回転に変え、その回転によって視覚対象物のコマ15のコマ送りを行い、そのコマ15が窓3から見えるものとなすと共に、同じく温度の高低変化をバイメタル10wに感応せしめて窓覆い16の往復移動をさせ、窓3を開閉する結果を得るものとなし、あるいは、前記のコマ送りの機能および窓を開閉する機能に代え、オルゴール機構における発音用回転体を回転させ、自動的に発音を得るものとなす。
【選択図】図8
【解決手段】湯飲み、珈琲カップまたはその他の飲食用容器に設けた中空部1内において、温度の高低変化をバイメタル10wに感応せしめ、その端の動きを主副移動制御回転体4、5の回転に変え、その回転によって視覚対象物のコマ15のコマ送りを行い、そのコマ15が窓3から見えるものとなすと共に、同じく温度の高低変化をバイメタル10wに感応せしめて窓覆い16の往復移動をさせ、窓3を開閉する結果を得るものとなし、あるいは、前記のコマ送りの機能および窓を開閉する機能に代え、オルゴール機構における発音用回転体を回転させ、自動的に発音を得るものとなす。
【選択図】図8
Description
本考案は、湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器において、その底部などに設けた中空部内で温度高低変化感応式動力機構を用いることによって、娯楽慰安を得られるようにした温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器に関する。
従来の湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器においては、飲料や食物などを飲食するという直接目的を果たすための材質・形状をなすほか、該飲食用容器を用いる時の雰囲気づくりに寄与したり、美術工芸品・趣味品などとしての観賞に供するために材質・形状・色彩・絵模様などを工夫するのに止まっている。
そのため、実際に飲食用容器を用いて飲食するときには、飲食物の暖かさや冷たさを味わうことも満足の対象となっているが、暖かい、または冷たい飲食物を飲食用容器に入れたときに、該飲食用容器に起こる温度の高低変化によって得られるはずのエネルギーは、無駄に放散されている。
解決しようとする問題点は、従来の湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器にあっては、該飲食容器に起こる温度の高低変化によって得られるはずのエネルギーが無駄に放散されてしまい、該飲食容器を用いて飲食する際の娯楽慰安のために利用されていないことである。
上記問題点を解決するために、本考案の温度高低変化感応式動力機構においては、バイメタルなどを用いる熱感応体が環境の温度変化に感応してその形状を変えるものとなし、温度の高低変化の切り替わりに対応してその形状変化が起こる結果として、前記熱感応体または該熱感応体で構成する機構のある2部位が交互に相互間の距離を増減し、または温度の高低変化の切り替わりに対応して交互にそれぞれの反対方向に周回移動しようとする動きを、主移動制御回転体および副移動制御回転体のそれぞれ反対方向への回転動作に変えるものとなし、かつ、その回転に対する制御方式として、
(A)分類として、該主移動制御回転体および副移動制御回転体の双方の回転に対して片方向停止装置も双方向停止装置も働かせないままとするか、
(B)分類として、該主副の移動制御回転体の内、一方の回転に対して片方向停止装置を働かせるものとするか、または、
(B´)分類として、前記(B)分類において、さらに、その片方向停止装置が働く側の一方の回転体に対しては、該片方向停止装置が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置を働かせるものとするか、あるいは
(C)分類として、前記主副の移動制御回転体の一方の回転体の回転に対して双方向停止装置を働かせるものとするか、または、
(C´)分類として、前記(C)分類において、さらに、前記双方向停止装置が働く側の一方の回転体に対しては、その双方向停止装置が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置を働かせるものとするか、あるいは
(D)分類として、前記主副の移動制御回転体のそれぞれの回転に対して右回りまたは左回りのうちどちら回りでも、共通の同一方向へのみ働く片方向停止装置を働かせるものとするか、または、
(D´)分類として、前記(D)分類において、さらに、その両回転体のうち、特定の一方の回転体については、片方向停止装置(12)が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置(14)を働かせるものとするか、あるいは
(E)分類として、前記主副の移動制御回転体の一方の回転体の回転を不動とするか(すなわち、前記温度変化感応器の2部位のうち、一方の部位のプラスマイナス側への動きを止めるのと同じ意味であり、そのために回転体が不要となる)
の8種類の形態のいずれかを選択し、その制御のもとに、前記バイメタルなどの熱感応体が環境の温度変化に感応してその形状を変えるときに、前記主移動制御回転体および副移動制御回転体を回転させることを特徴とするものである。なお、このほか、前記主副の移動制御回転体に対して、双方向停止装置が働くものとする形態や、一方の回転体には片方向停止装置が働き、他方の回転体には双方向停止装置が働くとするものなどの形態が有り得るが、実際上の有効性が低いのでここでは選択肢から外している。
(A)分類として、該主移動制御回転体および副移動制御回転体の双方の回転に対して片方向停止装置も双方向停止装置も働かせないままとするか、
(B)分類として、該主副の移動制御回転体の内、一方の回転に対して片方向停止装置を働かせるものとするか、または、
(B´)分類として、前記(B)分類において、さらに、その片方向停止装置が働く側の一方の回転体に対しては、該片方向停止装置が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置を働かせるものとするか、あるいは
(C)分類として、前記主副の移動制御回転体の一方の回転体の回転に対して双方向停止装置を働かせるものとするか、または、
(C´)分類として、前記(C)分類において、さらに、前記双方向停止装置が働く側の一方の回転体に対しては、その双方向停止装置が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置を働かせるものとするか、あるいは
(D)分類として、前記主副の移動制御回転体のそれぞれの回転に対して右回りまたは左回りのうちどちら回りでも、共通の同一方向へのみ働く片方向停止装置を働かせるものとするか、または、
(D´)分類として、前記(D)分類において、さらに、その両回転体のうち、特定の一方の回転体については、片方向停止装置(12)が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置(14)を働かせるものとするか、あるいは
(E)分類として、前記主副の移動制御回転体の一方の回転体の回転を不動とするか(すなわち、前記温度変化感応器の2部位のうち、一方の部位のプラスマイナス側への動きを止めるのと同じ意味であり、そのために回転体が不要となる)
の8種類の形態のいずれかを選択し、その制御のもとに、前記バイメタルなどの熱感応体が環境の温度変化に感応してその形状を変えるときに、前記主移動制御回転体および副移動制御回転体を回転させることを特徴とするものである。なお、このほか、前記主副の移動制御回転体に対して、双方向停止装置が働くものとする形態や、一方の回転体には片方向停止装置が働き、他方の回転体には双方向停止装置が働くとするものなどの形態が有り得るが、実際上の有効性が低いのでここでは選択肢から外している。
温度高低変化感応式動力機構における主副の移動制御回転体の回転の制御方式として、上記Iおける(D)分類の形態を選択した場合や、(D´)分類、または(B´)分類を選択すると、バイメタルが温度の高低変化に感応する結果として、その両端がそれぞれの周回軌道上で相互に反対回りの方向に周回移動をしようとし、かつ、温度の高低変化が切り替わるたびにその移動方向を逆転して周回移動をしようとする力が働き、それに伴って主副の移動制御回転体がそれぞれ交互に往復回転しようとするが、それぞれの回転に対して片方向停止装置または移動制御負荷装置が働くことによって左回り、または右回りのうち、共通の一定方向への回転が止められ、かつ、その回転が止められたことによって生ずる反作用の力が他方側の回転体を反対回りの方向へ回転させる力となるので、温度の高低変化が切り替わるたびに、前記主副の移動制御回転体は片方向停止装置が働かない方向に、尺取虫を思わせるような態様で交互に断続的回転を繰り返すことになる。特に(D´)分類、または(B´)分類のように、前記主副の2回転体のうち一方に片方向停止装置、他方に移動制御負荷装置が働く構成の場合、妥当な大きさの負荷を発生する移動制御負荷装置は、前記一方側の回転体の片方向停止装置が働かない方向への反作用の力が有効に働き、該回転体の回転を支えるが、その回転体に対して片方向停止装置が働いてその回転を止めたときは、その反作用の力は無限大で温度高低変化感応式動力機構を構成する熱感応体が温度変化に感応してその形状を変える力の強さまで有効であるから、移動制御負荷装置側の回転体はその負荷を上回る力で反対側へ回転させられることになり、結局、両回転体とも、片方向停止装置が働かない方向へ、尺取虫を思わせるような態様で交互に回転を繰り返すようになっている。
上記のように、主副の移動制御回転体が同一の一定方向に交互に回転する制御方式を選択した場合の温度高低変化感応式動力機構は、動力機構としてはエネルギーを一つの軸に伝えるだけで済む便利さがあるが、さらに、温度の高低変化が切り替わる時に、温度計の指針を回転させる場合のようには元の状態に戻らないので、下記で説明する視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする場合の本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器に用いる場合に、コマ送り機能の目的によく適合した回転を実現できる。
上記温度高低変化感応式動力機構において、熱感応体で構成する機構のある2部位が交互に相互間の距離を増減し、または交互にそれぞれの反対方向に周回移動しようとする動きを主移動制御回転体および副移動制御回転体のそれぞれ反対方向への回転動作に変える具体的方法を次ぎに説明する。
熱感応体で構成する機構のある2部位が交互に相互間の距離を増減する場合に、その2部位の動きを主移動制御回転体および副移動制御回転体のそれぞれ反対方向への回転動作に変えるための1方法としては、主移動制御回転体および副移動制御回転体がそれぞれ、重なる位置か、または相互に近辺にある軸の回りに回転できるものとなし、前記2部位のプラスマイナス側への往復の動きを前記主移動制御回転体および副移動制御回転体の外周部に連結し、その半回転以下の往復回転に変える方法がある。その場合に用いる熱感応体としては、気体だまりの気体の温度変化に応じて、該気体だまりから管を延ばした管内の気体を塞ぐピストンの動きを利用するものや、直線状または円形状またはU字形状のバイメタルの両端の動きを利用するものがある。
また、熱感応体で構成する機構のある2部位が交互にそれぞれの反対方向に周回移動しようとする場合に、その2部位の動きを主移動制御回転体および副移動制御回転体のそれぞれ反対方向への回転動作に変えるための1方法としては、主移動制御回転体および副移動制御回転体がそれぞれ、重なる位置か、または相互に近辺にある軸の回りに回転できるものとなし、かつ、前記2部位の往復周回の中心軸と前記主移動制御回転体および副移動制御回転体の回転軸が一致するか、またはほぼ一致している状態で、前記2部位を前記主移動制御回転体および副移動制御回転体に連結する方法がある。その場合に用いる熱感応体としては、渦巻状または螺旋状のバイメタルを用い、その両端の動きを利用するものがある。
なお、上記温度高低変化感応式動力機構において、特に熱感応体としては渦巻状のバイメタルを選択して使用するものとし、主移動制御回転体または副移動制御回転体の一方に、前記渦巻状のバイメタルの両端のうち内側の端を固着し、他方の回転体には外側の端を、該バイメタルの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置を介して連結し、またはその両端の連結先と連結方法を逆にしている場合には、最も簡便でその湾曲が屈伸するときの歪みや中心軸のぶれが少なく、かつ、回転体の回転量が多い合理的な構造の温度高低変化感応式動力機構を構成することができる。
また、バイメタルの連結の態様に関しては、渦巻状または螺旋状のバイメタルを使用し、その両端とも2回転体に固着する場合には、バイメタルが温度の高低変化に感応してその湾曲が屈伸するとき、該バイメタルの渦巻形または螺旋形が膨脹・収縮しようとするので、該バイメタル自体に歪みが生じ、その円滑な周回移動が妨げられる恐れがあるが、通常は、両端から中心軸までの距離の拡大・縮小量は小さいので、その歪みは該バイメタル自体の弾性によって無理なく吸収される可能性が高い。また、本発明においては、バイメタルの両端それぞれの周回移動に連動している各回転体の回転はなるべく滑らかであるようにしておくことが望ましいが、一方、該バイメタルは、各回転体を回転させるとき、その両端に掛かる力に耐えられるだけの応力を有するものでなければならない。
そして、視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする場合の本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器において、該飲食用容器を二重底にすることなどによって中空部を設け、かつ、該中空部に一つの、またはいくつかの窓を設け、該中空部内において、上記温度高低変化感応式動力機構を用いるものとし、該動力機構の主副の移動制御回転体の一方、または双方それぞれと、外周部に視覚対象物のコマまたは任意の態様の視覚対象物を配した主コマ配置回転体または副コマ配置回転体との軸間連結により、相互の回転を機械的に連動せしめ、または、前記主副の移動制御回転体の一方、または双方それぞれを該主コマ配置回転体または副コマ配置回転体を兼ねるものとなし、該主副のコマ配置回転体の一方、または双方を回転させることによって、前記視覚対象のコマまたは任意の態様の視覚対象物の各々を、次々と、飲食用容器の中空部に設けた一つ、または複数の窓に接近せしめ、該窓から見えるものとなすコマ送り機構を構成し、かつ、必須ではないが任意の機構として、さらに、別の上記温度高低変化感応式動力機構を窓開閉用として用いるものとし、ただし、該温度高低変化感応式動力機構における主副の移動制御回転体の回転を制御する方式としては、上記(C´)分類の形態を選択し、前記主副の移動制御回転体の一方の回転体の回転に対して必要な幅を持って両サイドのストッパー機構として機能する双方向停止装置を働かせるものとし、さらに、前記双方向停止装置が働く側の一方の回転体に対しては、その双方向停止装置が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置を働かせるものとなし、前記双方向停止装置が働く側の回転体と窓覆いを取り付けた窓開閉用回転体との軸間を連結することにより、あるいは前記窓覆いを前記双方向停止装置が働く側の回転体に取り付けて該回転体が窓開閉用回転体を兼ねるものとすることにより、前記窓開閉用の温度高低変化感応式動力機構が働くときに、前記窓覆いが、前記窓に正対する位置と該窓から外れる位置との間を回転軌道上で往復移動できるものとなし、かつ、前記双方向停止装置が両サイドのストッパーとして働くことによって、該窓覆いの移動範囲が前記窓に正対する位置と該窓から外れる適切な位置との間に限定され、かつ、該窓覆いが前記窓に正対する位置にあるとき、該窓に接近している視覚対象物のコマまたは任意の態様の視覚対象物と窓の間を遮蔽して窓を閉める結果となり、窓から外れる位置にあるとき、窓を開ける結果となることを得る窓開閉機構を構成することを特徴とするものである。
前記の任意の態様の視覚対象物は、特にコマ単位に区切らずに配置されるものを想定しているが、本発明では、その場合を含めて、主副のコマ配置回転体の回転により、窓から見えるものを切り替えることをコマ送りと呼ぶことにしている。
また、念の為に言えば、本発明における主移動制御回転体と副移動制御回転体の関係は相対的なものであるから、上記構成において、主移動制御回転体側と副移動制御回転体側の関係を入れ替えてもなんら差しつかえがない。
なお、中空部に設ける窓の大きさは、当然に、コマの大きさと適合するものとすることが望ましく、また、窓は透明の丈夫な材質のもので、水などが入らない程度に密閉する構造にしておくと、中空部の内部にほこりなどが入るのを防げるだけでなく、該飲食用容器の洗浄や取扱いが容易である。また、中空部底面など、熱を逃がしたくない側で断熱処理をすれば、飲食物の温度を早くバイメタルに伝えられる。バイメタルに温度を早く伝えるためには、その一端を上底に接触固定することなども有効である。
上記温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、温度高低変化感応式動力機構の主副の移動制御回転体の一方か、または双方が円盤状のものであるとなし、その円盤状回転体の外周部に視覚対象として有効な大きさでコマ割りをして、一つの、またはいくつかの、または多数の彫刻・絵画・文字・記号その他の視覚対象物のコマを配置し、あるいはそれらの視覚対象物を任意の態様で配置して、一つのコマ配置回転体か、または主副のコマ配置回転体をそれぞれに兼ねるものとし、前記コマまたは任意の態様の視覚対象物の各々が、前記主移動制御回転体または副移動制御回転体がそれぞれ回転するとき、前記中空部に設けた一つの、またはいくつかの窓に次々と接近して窓越しに見えるものとなし、かつ、前記温度高低変化感応式動力機構における主副の移動制御回転体の回転を制御する方式としては(D)分類の形態を選択し、前記主副の移動制御回転体のそれぞれの回転に対して右回りまたは左回りのうちどちら回りでも、共通の同一方向へのみ働く片方向停止装置を働かせるものとする方式を選択するものとなし、前記温度高低変化感応式動力機構が働くときに、前記主副の移動制御回転体のうち一方の外周部か、または双方の外周部に配置された視覚対象物のコマまたは任意の態様の視覚対象物の各々を、次々と、前記中空部に設けた窓に接近せしめ、該窓に接近したものが窓越しに見えるものとなすことにより、最も簡便で、かつ、極めて偶然性の高いコマ送り結果を得ることができる。
上記の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、主移動制御回転体または副移動制御回転体には視覚対象物のコマを配置せず、軸間を連結することにより該主移動制御回転体または副移動制御回転体の回転と連動して回転する主コマ配置回転体または副コマ配置回転体を設置し、そのいずれか一方か、または双方に視覚対象物のコマを配置し、あるいは視覚対象物を任意の態様で配置して、窓越しに見えるものとなすこともできる。その場合には、機構としては複雑になるが、温度高低変化感応式動力機構と中空部に設けた窓との位置関係に融通がつけやすくなる。
上記の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器における片方向停止装置として、例えばそれが主移動制御回転体の回転に対するものとして働く場合、該主移動制御回転体の回転に連動して、多数配置した刻み目の一つ一つと、一つまたはいくつかの爪が循環して相対するものとなし、前記主移動制御回転体の右回りまたは左回りの特定方向への回転に対してのみ、前記爪が刻み目に掛かることによって前記主移動制御回転体の回転が止まるものであるとなし、かつ、副移動制御回転体の回転に対しては、片方向停止装置を使用せず、左右どちら回りの場合でも、前記主移動制御回転体をそれに対する片方向停止装置が働かない場合に回転させるときの負荷を上回る妥当な大きさの負荷を掛けるための移動制御負荷装置が働くものとなすと、この場合、バイメタルの端の周回機構の形態は、上記の(B´)分類の形態を選択した場合に相当し、前記主移動制御回転体側のコマ配置回転体を確実にコマ送りの目的に適う角度で停止させることができる。なぜならば、温度はいったん高低いずれかの方向に変化すれば、必ず、その変化の方向が切り替わるときがくるから、そのとき、バイメタルの動きが逆転し、それまでとは反対方向に、移動制御負荷装置の働きによる反作用の力を得て、主移動制御回転体を爪が刻み目に掛かるところまで逆回転させることになり、その結果、爪が刻み目に掛かって該主移動制御回転体が停止する停止角は、前もって、刻み目の位置に対応する有限なものとして予測できるからである。
この場合、コマ送りとしてのコマ配置回転体を兼ねる移動制御回転体の回転量は、温度の変化量によって決まるが、仮に、毎回、同じ温度の飲食物を本発明の上記温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器に入れた場合でも、主副の移動制御回転体の回転は前回までの回転量の累積によって達している位置を開始点にし、かつ、それは飲食用容器の温度がどのくらい冷めていたか(または暖まっていたか)が影響して、その回転量は他方側の移動制御回転体の回転量と干渉し合う結果になるので、毎回のコマ送り結果は、偶然性が高く、極めて予測し難いものとなる。この利点は(D)分類、または(D´)分類の制御方式を選択した場合も同じである。
さらに、上記の刻み目と爪による片方向停止装置の機能を補足的に説明すると、多数配置した刻み目の一つ一つと爪が循環して相対するものとなす方法としては、例えば、主移動制御回転体が一方向へ回転するとき、その外周部に取り付けた爪が、その回転軌道に沿って配置された刻み目に掛からないという条件下で回転し、温度の高低変化が切り替わって前記主移動制御回転体の回転が逆転し、その回転に連動して前記爪と刻み目の循環の方向が逆転したとき、相対する刻み目に爪が掛かる構造とすることによって刻み目と爪の循環の逆進を止め、結果として、前記主移動制御回転体に対する片方向停止装置としての目的を達することができる。ただし、爪または刻み目の周回移動の方向が逆転した後、刻み目に爪が掛かるまでに、わずかとはいえ、前記主移動制御回転体の逆方向の回転が進むことになる。なお、当然に、爪と刻み目との循環は刻み目側が爪に沿って回転するものであってもよい。
前記主移動制御回転体の逆方向の回転が進む現象は、双方向停止装置の場合でも、爪が刻み目に掛かるまでいくらかのルーズさがあれば同じように起こり、両サイドからのストッパーとして機能することになる。そのことが、上記で主副の移動制御回転体の制御方式の形態分類において、主副の移動制御回転体の一方の回転に対して双方向停止装置を働かせる場合と、一方の回転体の回転を不動とする場合とを別けて扱っている理由である。
なお、双方向停止装置は片方向停止装置とは異なる機能、いわば単純な機能のものでよいから、爪が刻み目に掛かるものやあるいは電磁石式スイッチで働くロック装置などでなく、単に両サイドからのストッパーが働くようにした構造のものでよい。
なお、双方向停止装置は片方向停止装置とは異なる機能、いわば単純な機能のものでよいから、爪が刻み目に掛かるものやあるいは電磁石式スイッチで働くロック装置などでなく、単に両サイドからのストッパーが働くようにした構造のものでよい。
上記中の移動制御負荷装置としては、軸の回転の滑らかさを低めたりする方法などや、あるいは副移動制御回転体に転がり摩擦装置などを取り付け、本考案の飲食用容器の中空部内の側壁内面や底面部、天井部など、または中空部内の他の固定物に接して回転させることにより、該副移動制御回転体の回転の負荷とする方法などによることができる。
片方向停止装置や双方向停止装置、または移動制御負荷装置の具体的構造は、上記説明のものに限定するところではないが、刻み目に爪が掛かる方式の片方向停止装置について、さらに説明を加えると、刻み目の形状は実際的に爪がかかる構造のものであればよく、形状よりも爪が掛かる位置により多く着眼して用いている表現である。例えば、刻み目側が爪形状をなし、爪側が刻み目形状をなすものであっても構わない。常識的には、一つか、またはせいぜいいくつかの爪に対して、多数の刻み目が設置されることが多いが、逆に、多数の爪に対して、刻み目が少数か、一つという停止装置の構成でもよい。また、爪が刻み目に沿って循環する構造でも、逆に刻み目側が爪に接しながら循環する構造の停止装置でもよい。また、刻み目の一つ一つと爪とが相対する組み合わせは必ずしも一組でなければならないということはなく、複数の爪を設け、その内の一つが刻み目の一つに掛かるか、または一つ以上の爪が同時にそれぞれに対応する刻み目の一つに掛かるようにして、速やかにかつ確実に、停止装置としての機能を発揮する効果を得る方式にすることも任意である。
さらに、片方向停止装置または双方向停止装置は、主移動制御回転体または副移動制御回転体それぞれの回転を直接止めるように設置するか、または、それと連結されている他の回転体を止めるように設置するかは任意であり、または、温度高低変化感応式動力機構における熱感応体の形状の変化による2部位の動きを直接制御するものであってもよい。この考え方は移動制御負荷装置についても同じである。
また、視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする場合の本考案の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器における特殊形態の構成として、湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器において、該飲食用容器を二重底にすることなどによって中空部を設け、かつ、該中空部に一つの、またはいくつかの窓を設け、該中空部内において、上記本考案の温度高低変化感応式動力機構を用いるものとし、該動力機構における熱感応体として渦巻状のバイメタルを用いるものとし、かつ、主副の移動制御回転体の回転の制御方式としては上記(E)分類の形態を選択し、主移動制御回転体の外周部に、または該主移動制御回転体と軸間を連結され、連動して回転する主コマ配置回転体の外周部に、視覚対象として有効な大きさでコマ割りをして、一つの、またはいくつかの、または多数の彫刻・絵画・文字・記号その他の視覚対象物のコマを配置し、あるいはそれらの視覚対象物を任意の態様で配置し、そのコマまたは任意の態様の視覚対象物の各々が、前記主移動制御回転体または主コマ配置回転体が回転するとき、飲食用容器に設けた中空部に設けた窓に次々と接近して窓越しに見えるものとなし、かつ、前記温度高低変化感応式動力機構の構成として、前記バイメタルの内端を前記主移動制御回転体に固着し、その外端を該バイメタルの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置を介して前記中空部の床面に連結し、副移動制御回転体を不要とすれば、最も、簡潔な構造で、視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器を構成できる。
上記の視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする場合の本考案の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器のいずれににおいても、必須ではないが、任意の機構として前記の窓開閉機構を用いれば、コマ送りの最中には窓を閉め、コマ送りが完了したときに窓が空くようにできる。
上記の窓開閉機構の構成において用いる温度高低変化感応式動力機構における主移動制御回転体および副移動制御回転体の回転の制御方式としては、上記8種類の分類のうち、(C´)分類の形態を選択し、主移動制御回転体には双方向停止装置、副移動制御回転体には移動制御負荷装置がそれぞれ働き、かつ、主移動制御回転体の回転に連動して窓覆いが回転するものとすれば、熱感応体が温度の高低変化に感応する結果として、主移動制御回転体および副移動制御回転体が相互に反対方向に回転しようとするとき、副移動制御回転体側に移動制御負荷装置が働くので、まず、主移動制御回転体がストッパーとして働く双方向停止装置で止められるまで回転し、該主移動制御回転体が該双方向停止装置で止められた後、さらに余分の位置エネルギーがあるとき、前記ストッパーからの反作用の力で副移動制御回転体を移動制御負荷装置から受けている負荷に抗して回転させる。ただし、熱感応体自体の応力がその負荷の強さに絶えられるものでなければならないことは当然である。次ぎに、温度の高低変化が切り替わり、主移動制御回転体および副移動制御回転体が先の回転とは逆方向に回転しようとし、先と同様の現象が生じ、該主移動制御回転体の回転が逆側のストッパーで止められた後、さらに余分のエネルギーがあるとき、ストッパーからの反作用の力で副移動制御回転体を移動制御負荷装置から受けている負荷に抗して先と反対方向に回転させる。このとき、主移動制御回転体の回転に連動して、窓覆いは窓を開閉するように往復移動している。したがって、温度の高低変化の繰り返しに応じて、窓覆いがストッパーで限定づけられた範囲で窓開閉に必要な往復移動をする時、副移動制御回転体は、温度高低変化感応式動力機構における熱感応体の余分の位置エネルギーを吸収して回転するバッファーになっている。
上記温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において上記窓開閉機構を用いる場合、コマ送りがされている途中においては、窓覆いが窓を閉めるように働き、コマ送り結果のコマまたは任意の態様の視覚対象物が窓に正対している時に窓覆いが窓から外れ、窓を開けるように働くようにすることは容易である。そのためには、温度の高低変化に対応する熱感応体の形状変化と主移動制御回転体および副移動制御回転体の連結形態によることも随意であるが、窓覆いを窓のどちらサイドで往復させるかというストッパーの置き方一つで対応できる。すなわち、主コマ配置回転体が回転しつつあり、例えば、該主コマ配置回転体に取り付けた窓覆いが右側から左回りに回転して、ストッパーの働きで止められた位置を窓が閉まっている状態として扱うときは、そのとき、窓覆いが窓に正対するようにストッパーを立て、窓覆いがそこから右回りに移動して窓から外れたときの位置でその移動を止めるようにもう一つのストッパーを立てればよい。窓覆いがその逆方向から窓に正対する位置に来たときがコマ送りと同期が取れるのであれば、その様にストッパーを立て直せばよい。
また、オルゴール機構の発音用金属板が発する音を娯楽慰安などの対象とする場合の本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器において、該飲食用容器を二重底にすることなどによって中空部を設け、該中空部内において、本発明の温度高低変化感応式動力機構を用いるものとし、該動力機構の主副の移動制御回転体の一方、または双方の軸とオルゴール機構またはその類似機構におけるぜんまいバネを巻く軸、あるいは発音用回転体の軸とを連結することにより、それぞれの回転を機械的に連動させることによりオルゴール機構またはその類似機構におけるぜんまいバネを巻き、あるいは発音用回転体の回転させることによって、該オルゴール機構またはその類似機構における発音用回転体から聴覚対象の発音を得ることを特徴とするものである。
ただし、前記動力機構の主副の移動制御回転体の一方、または双方の軸とオルゴール機構またはその類似機構におけるぜんまいバネを巻く軸とを連結する場合は、該軸に連結している主副の移動制御回転体の一方、または双方の軸と該ぜんまいバネを巻く軸との非有効方向への回転関係は空回りする構成のものでなければならない。
ただし、前記動力機構の主副の移動制御回転体の一方、または双方の軸とオルゴール機構またはその類似機構におけるぜんまいバネを巻く軸とを連結する場合は、該軸に連結している主副の移動制御回転体の一方、または双方の軸と該ぜんまいバネを巻く軸との非有効方向への回転関係は空回りする構成のものでなければならない。
その場合、温度高低変化感応式動力機構の主副の移動制御回転体の一方、または双方がオルゴール機構またはその類似機構におけるぜんまいバネを巻く軸、あるいは発音用回転体と軸を直結されて一体化した回転体をなすものか、またはそれを兼ねるものとなせば、簡単な構造で温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器を構成することができる。
また、上記のオルゴール機構またはその類似機構における発音用金属板が発する音を娯楽慰安などの対象とする場合の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器に設けた中空部に一つ、またはいくつかの窓を設け、かつ、オルゴール機構またはその類似機構における発音用回転体の外周部に視覚対象物のコマまたは任意の態様の視覚対象物を配置し、前記発音用回転体が回転するとき、前記窓から見えるようにすれば、合わせて、視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とすることができる。
さらにまた、上記のオルゴール機構またはその類似機構における発音用金属板が発する音を娯楽慰安などの対象とする場合の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、発音用回転体が双方向に回転する構造の場合に、オルゴール機構またはその類似機構における発音用金属板を弾いて発音させるトゲの片方向への曲げ応力を弱くしてあるものとすれば、前記発音用回転体の片方への回転のときは発音がしないようにすることができる。
本考案の温度高低変化感応式動力機構は、飲食用容器に設けた中空部において、熱感応体が温度の高低変化に感応するときの形状変化を2回転体の回転に変え、かつ、その制御方式として、上記で列挙した8種類のいずれかの形態を選択することによって、該飲食用容器に暖かい、または冷たい飲食物をいれるなどしたときの温度の高低変化によるエネルギーを無駄に放散させることなく、有効に利用できるようにしている。
視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする場合の本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、該飲食容器に設けた中空部において、コマ割りした様々な視覚対象物または任意の態様の様々な視覚対象物を配置した回転体を回転させるコマ送り機構を構成し、上記温度高低変化感応式動力機構を動力機構として利用することにより自動的にコマ送りを行い、かつ、そのコマ送り結果を偶然性が高い、予測困難なものとすることによって、該飲食用容器を用いるとき、まったく新しい娯楽慰安などを実現できるようにしている。
さらに上記の温度感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、窓覆いの往復移動による窓開閉機構を付加して用いるものとし、上記温度高低変化感応式動力機構を動力機構として利用することにより、中空部に設けた窓を自動的に開閉して、上記のコマ送りの効果を高めることができるようにしている。
上記の温度感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、温度高低変化感応式動力機構における2回転体の回転の制御方式として、上記で列挙した8種類のいずれかの形態を選択し、かつ、コマ送り機構および窓を開閉する機構の機能を巧みに組み合わせることにより、極めて多種多様の形態の視覚対象物の窓表示が得られ、その飲食用容器を用いるときの娯楽慰安などの種類が尽きることがないが、一方、簡易な構成による単純なコマ送りを娯楽慰安とすることも有効であり、かつ、その場合はその飲食用容器を製造することが容易である。
また、オルゴール機構の発音用金属板が発する音を娯楽慰安などの対象とする場合の本考案の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、上記の温度高低変化感応式動力機構を動力機構として利用することにより、自動的にオルゴール機構またはその類似機構のぜんまいバネを巻き、あるいは、発音用回転体を回転させ、その結果、発音用金属板が発する音を娯楽慰安とすることができる。
オルゴール機構またはその類似機構における発音用回転体に、最も単純な形態で上記の温度高低変化感応式動力機構を連結した場合、該発音用回転体は温度変化の切り替わりごとに反対方向に回転し、そのいずれの時も発音用金属板が発音するが、それを不都合とするときは、発音用金属板に当たるトゲの応力を片側だけ弱めて置くことにより、片方向の回転のときだけ、発音用金属板が発する音を娯楽慰安などの対象とすることができる。
本考案の温度高低変化感応式動力機構は、バイメタルなどの熱感応体が温度変化に感応するときの形状変化によって主移動回転体および副移動制御回転体を回転させ、該動力機構を動力機構として利用することを容易にした。
視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする本考案の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、上記温度高低変化感応式動力機構を動力機構として利用し、コマ送り機構の主コマ配置回転体を回転させてコマ送りを実施し、さらに、窓開閉機構を付加する場合も、上記温度高低変化感応式動力機構を動力機構として利用し、自動的に窓覆いの往復移動による窓の開閉を実施し、かつ、窓開閉とコマ送りの同期を取ることを可能とした。
また、オルゴール機構が発する音を娯楽慰安などの対象とする本考案の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においても、上記温度高低変化感応式動力機構を動力機構として利用し、自動的にオルゴール機構またはその類似機構のぜんまいバネを巻き、または発音用回転体を回転させ、自動的に発音の効果を得るものとした。
図1乃至図6は、本考案の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、最もその特徴をなす主要構成部である温度高低変化感応式動力機構の実施の形態を示すもので、熱感応体として何を用いるかによって実施例を別け、図1は螺旋状バイメタルを用いる場合、図2は渦巻状バイメタルを用いる場合、図3は円形状バイメタルを用いる場合、図4はU字形状バイメタルを用いる場合の前記動力機構の実施例を示すものである。
図1は、螺旋状のバイメタルを用いる場合の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器の1実施例を示すもので、この場合、端の移動の制御方式としては、(D)分類の方式を採用している。
図1(イ)において、主副の移動制御回転体4、5に挟まれた螺旋状のバイメタル10sの中心軸が主副の移動制御回転体4、5の回転軸と重なる位置か、その近辺にある状態で、その両端を前記主副の2回転体に、該バイメタルの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置11を介して連結し、それぞれには片方向停止装置12が働くようになっている。ただし、この場合、刻み目に爪が掛かる方式の片方向停止装置をイメージのみで表示し、かつ、刻み目は爪の付近のものだけを表示している。なお、この場合、螺旋状のバイメタル10sの中心軸のぶれをなるべく押さえるため、支持装置11aで該バイメタル10sを支えている。
なお、本図1(イ)では、主副の移動制御回転体4、5は重なる位置にある軸の回りに回転するものとしているが、前記バイメタル10sが温度の高低変化に感応してその湾曲を屈伸させるときの歪みを、その弾性で吸収し、両端が有効に周回移動できる限り、該主副の2回転体の軸は少し離れていても構わない。
図1(ロ)、図1(ハ)は、前記螺旋状のバイメタル10sが、その湾曲を屈伸させるときの両端の周回軌道を示す。ただし、その軌道を分かりやすく示すための便宜として、主副の移動制御回転体4、5の軸の位置があえて少しずれた点にあるものとして、前記バイメタル10sの両端の概念的な軌道を図示している。なお、二つの点線の円は、前記両端がそれぞれ前記主副の2回転体上の位置を変えないで各回転体が回転した場合の軌道を表す。
図1(ロ)において、前記螺旋状のバイメタル10sの両端が、始めa1、b1の位置にあり、該バイメタル10sが温度の高低変化に感応して、その湾曲を伸ばした結果、両端は外側にスライドしつつ、それぞれ点a2、b2に移動した状況を示す。この場合、主移動制御回転体4に連結された端の位置は点a1からa2に移っており、それに連動して主移動制御回転体4が左回りに回転している。また、点b2は、副移動制御回転体5の右回りの回転が片方向停止装置12の働きとして爪が刻み目に掛かって止められた結果、始め点b1にあった端が移動して停止している位置を表し、点b1との間のわずかな距離の周回移動が、副移動制御回転体5の右回りの回転と連動していることを示している。
図1(ハ)においては、螺旋状のバイメタル10sが温度の高低変化の切り替わりに感応したことにより、その湾曲を屈め、その両端が図1(ロ)の場合とは逆方向に、点a2、b2の位置からそれぞれ点a3、b3に移動した結果を示す。この場合、温度の高低変化量が大きいとした結果、それぞれの中心までの距離はa1、b1にあったときよりも短くなっている。点a3は主移動制御回転体4の右回りの回転が片方向停止装置12の働きで止められた結果、点a2にあった端が移動して停止している位置を表し、点a2との間のわずかな距離の周回移動が、主移動制御回転体4の右回りの回転と連動していることを示している。もう一方の端の位置は点b2から元の位置点b1を通り越してb3に移っており、その間の周回移動が副移動制御回転体5の左回りの回転と連動していることを示す。
以上のように、図1(ロ)、図1(ハ)は、螺旋状のバイメタル10sの両端が、それぞれの始めの位置点a1、b1から点a2、b2に移動し、さらに反対方向へ点a3、b3の位置に移ったことを表し、その結果、始めの位置点a1、b1より左回りに進み、これに伴って主移動制御回転体4および副移動制御回転体5が左回りに回転したことになる。したがって、温度の高低変化が無限に繰り返される場合、該主副の2回転体は無限に断続的に左回りの回転運動をする。
ただし、前記主副の2回転体の回転量は、その右回りの回転がそれぞれ片方向停止装置12で止められるまでの回転量が、ロス分になっている。このロスは、刻み目の数を増やしたり、即時停止の機能をもつ停止装置を使用すれば少なくなる。ただし、本発明では、前記主副の2回転体の回転をコマ送りに利用することも目的の一つにしているので、刻み目の数や位置は重要な要素をしめる。
なお、図1に示す構成においては、毎回ごとの温度変化に対応する螺旋状のバイメタル10sの両端の周回移動量の限度は、スライド連結装置11によるスライド限界に達するまでであり、通常は大きな余裕がある。さらに、その限度に達した後も、両端を固着したと類似の状態になるだけで、バイメタル10sの歪みがその弾性によって吸収される限り、両端は有効に周回移動する余地がある。また、螺旋状のバイメタル10sの中心軸の位置とその両端を連結する2回転体の回転軸の位置が相互に少々ずれていても、該バイメタル10sの歪みがその弾性によって吸収される範囲である場合には、両端は有効に周回移動する余地がある。
次ぎに、図2は、渦巻状のバイメタルを用いる場合のバイメタルの端の周回機構の1実施例を示すもので、この場合、端の移動の制御方式としては(C´)分類の方式を採用している。
図2(イ)において、主副の移動制御回転体4、5に挟まれた渦巻状のバイメタル10wの中心軸が該主副の移動制御回転体4、5の回転軸と重なる位置か、その近辺にある状態で、その両端のうち、外側の端を副移動制御回転体5に、該バイメタルの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置11を介して連結し、内側の端を主移動制御回転体4に固着している。そして、主移動制御回転体4には双方向主停止装置13が働き、副移動制御回転体5には、主移動制御回転体4を回転させるときの負荷を上回る妥当な大きさの負荷が掛かるようにするための移動制御負荷装置14が働くものとしている。ただし、双方向停止装置13は一対のストッパーのイメージで表し、移動制御負荷装置14は転がり摩擦を利用する機能的イメージのみで表示している。
なお、本図2(イ)では、主副の移動制御回転体4、5は重なる位置にある軸の回りに回転するものとしているが、該バイメタル10wが温度の高低変化に感応してその湾曲を屈伸させるときの歪みを、その弾性で吸収し、両端が有効に周回移動できる限り、該2回転体の軸は少し離れていても構わない。
図2(ロ)、図2(ハ)は、前記渦巻状のバイメタル10wが、その湾曲を屈伸させるときの両端の周回軌道を示す。ただし、その軌道を分かりやすく示すための便宜として、2回転体の軸の位置があえて少しずれた点にあるものとして、その概念的な軌道を図示している。なお、二つの点線の円は、前記両端が回転体上の位置を変えないで各回転体が回転した場合の軌道を表す。
図2(ロ)において、前記渦巻状のバイメタル10wの外側の端と内側の端が、始めa1、b1の位置にあり、該バイメタル10wが温度の高低変化に感応して、その湾曲を屈めた結果、それぞれ点a2、b2に移動した状況を示す。点a1およびa2は双方向停止装置13の働きでそれ以上は移動できない位置とする。本図においては、始め、移動制御負荷装置14の働きで主移動制御回転体4が回転が右回りに進行し、双方向停止装置13で止められた後は、ストッパーによる反作用の力で、移動制御負荷装置14の負荷に抗して、副移動制御回転体が回転した結果を示している。この場合、バイメタル10wがその湾曲を屈めたことにより、外側の端は内側にスライドした結果になっている。ただし、内側の端は、主移動制御回転体4に固着してあるから、円軌道上で周回移動している。
図2(ハ)においては、渦巻状のバイメタル10wが温度の高低変化の切り替わりに感応したことにより、その湾曲を伸ばし、その両端が図2(ロ)の場合とは逆方向に、点a2、b2の位置からそれぞれ点a3、b3に移動した結果を示す。この場合、温度の高低変化量が大きいとした結果、外側の端は大きく周回移動して元の点b1を通り越し、かつ、それより外側までスライドしてb3に達している状況を表す。ただし、内側の端は双方向停止装置13の働きでとめられるa3まで円軌道上を移動し、その位置は始めの位置点a1と同じである。なお、この場合の双方向停止装置13と移動制御負荷装置14の反作用の関係は、図3(ロ)の場合と同じである。
以上のように、図2(ロ)、図2(ハ)は、渦巻状のバイメタル10wの両端が、それぞれの始めの位置点a1、b1から点a2、b2に移動し、さらに点a3(a1)、b3の位置まで移ったことを表し、これに伴って主移動制御回転体4および副移動制御回転体5が往復回転したことになる。したがって、温度の高低変化が繰り返される場合、それに伴って前記主副の2回転体は往復回転を繰り返す。
この構成においては、毎回ごとの温度変化に対応する渦巻状のバイメタル10wの両端の周回移動量の限度は、スライド連結装置11によるスライド限界に達するまでであり、通常は大きな余裕がある。さらに、その限度に達した後も、両端を固着したと類似の状態になるだけで、バイメタル10wの歪みがその弾性によって吸収される限り、両端は有効に周回移動する余地がある。また、渦巻状のバイメタル10wの中心軸の位置とその両端を連結する2回転体の回転軸の位置が相互に少々ずれていても、該バイメタル10wの歪みがその弾性によって吸収される範囲である場合には、両端は有効に周回移動する余地がある。
図3は、円形状のバイメタルを用いる場合のバイメタルの端の周回機構の1実施例を示すもので、この場合、端の移動の制御方式としては(B´)分類の方式を採用している。 図3(イ)において、主副の移動制御回転体4、5に挟まれた円形状のバイメタル10cの中心軸が該主副の移動制御回転体4、5の回転軸と重なる位置か、その近辺にある状態で、その両端を前記主副の2回転体4、5に固着し、前記主移動制御回転体4の右回りの回転に対してはそれを止めるように片方向停止装置12が働き、かつ、副移動制御回転体5の回転に対しては移動制御負荷装置14が働くようにしている。ただし、この場合、片方向停止装置は刻み目に爪が掛かる方式のもの、移動制御負荷装置は転がり摩擦装置をそれぞれイメージのみで表示している。
なお、本図では、主副の移動制御回転体4、5は重なる位置にある軸の回りに回転するものとし、また、両端の固着点の軸からの距離は同じにしているが、バイメタルが温度の高低変化に感応して、その湾曲を屈伸させるときの両端が有効に両端間の距離を拡大・収縮できる限り、前記主副の2回転体の軸は離れていても構わないし、また、両端の固着点の軸からの距離が異なっていても構わない。
この構成において、バイメタル10cの両端間は、その2周回軌道上での最遠点間以上には開くことができず、また、最近点間以下には縮まることができないが、その制約は、実際上の実施にあっては、該バイメタル10cの弾性によって吸収される余地がある。ただし、本例では円形状のバイメタルを使用しているから、通常、両端の移動量が小さいため、問題になる可能性が少ないが、逆に、そのため、実用上必要とする回転量が得られにくい結果にもなる。
図3(ロ)、図3(ハ)は、前記円形状のバイメタル10cが、その湾曲を屈伸させるときの両端の周回軌道を示す。ただし、その軌道を分かりやすく示すための便宜として、主副の移動制御回転体4、5の軸の位置があえて少しずれた点にあるものとして、バイメタル10cの両端の概念的な軌道を図示している。なお、二つの点線の円は、前記主副の2回転体が全周回転した場合の軌道を表す。
図3(ロ)において、前記円形状のバイメタル10cの両端が、始めa1、b1の位置にあり、該バイメタル10cが温度の高低変化に感応して、その湾曲を伸ばした結果、主移動制御用回転体4に固着された端の位置が点a1からa2に移っており、それに連動して主移動制御回転体4が左回りに回転した状態を示し、かつ、点b2は、副移動制御回転体5に移動制御負荷装置14による負荷が掛り回転しなかったため、該副移動制御回転体5に固着されている端が、始めの点b1のところから動いていない状態を示している。
図3(ハ)においては、円形状のバイメタル10cが温度の高低変化の切り替わりに感応したことにより、その湾曲を屈め、その両端が、点a2、b2の位置からそれぞれ点a3、b3に移動した結果を示す。点a3は主移動制御用回転体4の右回りの回転が片方向停止装置12の働きで止められた結果、点a2にあった端が移動して停止している位置を表し、点a2との間のわずかな距離の周回移動が、主移動制御用回転体4の右回りの回転と連動していることを示している。もう一方の端の位置は点b2からb3に移っており、その間の周回移動が副移動制御回転体5の左回りの回転と連動していることを示す。
以上のように、図3(ロ)、図3(ハ)は、前記円形状のバイメタル10cの両端が、それぞれの始めの位置点a1、b1から点a2、b2(=b1)に移動し、さらに点a3、b3の位置に移ったことを表し、その結果、始めの位置点a1、b1より左回りに進み、これに伴って主移動制御回転体4および副移動制御回転体5が左回りに回転したことになる。したがって、温度の高低変化が無限に繰り返される場合、該主副の2回転体は無限に断続的に左回りの回転運動をする。
ただし、前記主移動制御回転体4の回転量は、その右回りの回転が片方向停止装置12で止められるまでの回転量が、ロス分になっている。このロスは、刻み目の数を増やしたり、即時停止の機能をもつ停止装置を使用すれば少なくなる。ただし、本発明では、前記主副の2回転体の回転をコマ送りに利用することも目的の一つにしているので、刻み目の数や位置は重要な要素をしめる。
図4は、U字形状のバイメタルを用いる場合のバイメタルの端の周回機構の1実施例を示すもので、この場合、端の移動の制御方式としては(D)分類の方式を採用している。 図4(イ)において、主副の移動制御回転体4、5に挟まれたU字形状のバイメタル10uの中心軸が該主副の移動制御回転体4、5の回転軸と重なる位置か、その近辺にある状態で、その両端を前記主副の2回転体4、5に固着し、該主副の2回転体の右回りの回転に対しては、それを止めるように片方向停止装置12が働くようにしている。ただし、この場合、刻み目に爪が掛かる方式の片方向停止装置をイメージのみで表示し、かつ、刻み目は爪の付近のものだけを表示している。
なお、本図では、主副の移動制御回転体4、5は重なる位置にある軸の回りに回転するものとし、また、両端の固着点の軸からの距離は同じにしているが、バイメタルが温度の高低変化に感応して、その湾曲を屈伸させるときの両端が有効に両端間の距離を拡大・収縮できる限り、前記主副の2回転体の軸は離れていても構わないし、また、両端の固着点の軸からの距離が異なっていても構わない。
この構成において、バイメタル10uの両端間は、その2周回軌道上での最遠点間以上には開くことができず、また、最近点間以下には縮まることができないが、その制約は、実際上の実施にあっては、該バイメタル10uの弾性によって吸収される余地がある。ただし、本例ではU字形状バイメタルを使用しているから、通常、両端の移動量が小さいため、問題になる可能性が少ないが、逆に、そのため、実用上必要とする回転量が得られにくい結果にもなる。
図4(ロ)、図4(ハ)は、前記U字形状のバイメタル10uが、その湾曲を屈伸させるときの両端の周回軌道を示す。ただし、その軌道を分かりやすく示すための便宜として、主副の移動制御回転体4、5の軸の位置があえて少しずれた点にあるものとして、バイメタル10uの両端の概念的な軌道を図示している。なお、二つの点線の円は、前記両端がそれぞれ前記主副の2回転体上の位置を変えないで各回転体が全周回転した場合の軌道を表す。
図4(ロ)において、前記U字形状のバイメタル10uの両端が、始めa1、b1の位置にあり、該バイメタル10uが温度の高低変化に感応して、その湾曲を伸ばした結果、それぞれ点a2、b2に移動した状況を示す。この場合、主移動制御用回転体4に固着された端の位置は点a1からa2に移っており、それに連動して主移動制御回転体4が左回りに回転している。また、点b2は、副移動制御回転体5の右回りの回転が片方向停止装置12の働きとして爪が刻み目に掛かって止められた結果、始め点b1にあった端が移動して停止している位置を表し、点b1との間のわずかな距離の周回移動が、副移動制御回転体5の右回りの回転と連動していることを示している。
図4(ハ)においては、U字形状のバイメタル10uが温度の高低変化の切り替わりに感応したことにより、その湾曲を屈め、その両端が図4(ロ)の場合とは逆方向に、点a2、b2の位置からそれぞれ点a3、b3に移動した結果を示す。点a3は主移動制御用回転体4の右回りの回転が片方向停止装置12の働きで止められた結果、点a2にあった端が移動して停止している位置を表し、点a2との間のわずかな距離の周回移動が、主移動制御用回転体4の右回りの回転と連動していることを示している。もう一方の端の位置は点b2から元の位置点b1を通り越してb3に移っており、その間の周回移動が副移動制御回転体5の左回りの回転と連動していることを示す。
以上のように、図4(ロ)、図4(ハ)は、U字状のバイメタル10uの両端が、それぞれの始めの位置点a1、b1から点a2、b2に移動し、さらに反対方向へ点a3、b3の位置に移ったことを表し、その結果、始めの位置点a1、b1より左回りに進み、これに伴って主移動制御回転体4および副移動制御回転体5が左回りに回転したことになる。したがって、温度の高低変化が無限に繰り返される場合、該主副の2回転体は無限に断続的に左回りの回転運動をする。
ただし、前記主副の2回転体4、5の回転量は、その右回りの回転がそれぞれ片方向停止装置12で止められるまでの回転量が、ロス分になっている。このロスは、刻み目の数を増やしたり、即時停止の機能をもつ停止装置を使用すれば少なくなる。ただし、本発明では、前記主副の2回転体の回転をコマ送りに利用することも目的の一つにしているので、刻み目の数や位置は重要な要素をしめる。
図3では円形状のバイメタル10c、図4ではU字状のバイメタル10uのそれぞれの両端が相互間の距離を増減する動きを周回移動に変え、主副移動制御回転体4、5を回転せしめる動力としていることから分かるように、主副移動制御回転体4、5の回転動作を得るためには、バイメタルに限らず、温度変化に応じて、長さの伸長・収縮などによって、2点間の距離が拡大・縮小を繰り返すものであれば何でもよいことが分かる。
また、ほぼ直線状のバイメタルを使用する場合にも、湾曲の屈伸によって2点間の距離の増減が生じない訳ではないが、その増減量が小さいため、有効性が薄いので、ここでは利用対象から除外している。ただし、その2点間の距離の増減に比べて、直線状のバイメタルの湾曲の屈伸にともない、該両端それぞれの左右方向への移動距離は比較的大きいが、それを主副移動制御回転体4、5の回転に変換するのはやや複雑な機構になるので、ここではその方法の説明を省略している。
図5は、本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、バイメタルの端の周回機構と2つのコマ配置回転体を用いる場合のコマ送り機構とを連結する形態の1実施例を示すもので、この場合、バイメタルの端の周回機構における主移動制御回転体4と主コマ配置回転体6は歯車機構を介して連結され、一方、副移動制御回転体5がコマ送り機構における副コマ配置回転体7を兼ねている形態を示し、主コマ配置回転体6の外周部並びに副コマ配置回転体7を兼ねる副移動制御回転体5の外周部に視覚対象物のコマ15を配し、主移動制御回転体4および副移動制御回転体5がそれぞれ回転するとき、視覚対象物のコマ15の各々が次々と窓3に接近して、窓越しに見えるものとなしている。
ただし、実際に、バイメタルの端の周回機構においては、停止装置および負荷装置の組み合わせによるバイメタル両端の移動制御方式として上記で説明した8種類の形態から選択できるが、ここでは、前記両機構の連結方式の実施例を示すことを主目的としているので、本図5においては、その形態を表す停止装置および負荷装置の表示は省略している。なお、本図5では螺旋状のバイメタルを用いる例を図示しているが、便宜上、そのぶれ止めのための支持装置の表示も省略している。
図6は、本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、バイメタルの端の周回機構と1つのコマ配置回転体を用いる場合のコマ送り機構とを連結する形態の1実施例を示すもので、この場合、主移動制御回転体4と主コマ配置回転体6の両軸が直結されている形態を示すが、これは、主移動制御回転体4が主コマ配置回転体6を兼ねているものと見做すこともできる。バイメタル両端の移動制御方式の選択について一切の表示を省略していることについては、図5の場合と同じである。
本図6において、主コマ配置回転体6の外周部に視覚対象物のコマ15を配し、主移動制御回転体4および副移動制御回転体5がそれぞれ回転するとき、視覚対象物のコマ15の各々が次々と窓3に接近して、窓越しに見えるものとなしている。渦巻状のバイメタル10wの内側の端は、主移動制御回転体4の裏面に固着されているものとし、外側の端は、スライド式連結装置で副移動制御回転体5に連結されている。
次ぎに、図7は、本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、バイメタルの端の周回機構と窓を開閉する機構を連結する形態の1実施例を示すものである。
本図7において、主移動制御回転体4と同軸で、かつ、該主移動制御回転体4と直結されて一体化して回転する窓開閉用回転体8に取り付けた窓覆い16が窓3に正対する位置にあるとき窓を閉め、窓3から外れる位置にあるとき窓を開ける結果となるように、主移動制御回転体4の往復回転に伴って往復移動できるものとなし、その窓覆い16の移動範囲を窓3に正対する位置と余り窓3から外れない位置との間に機械的に限定するため、一対のストッパー9を設け、また、副移動制御回転体5が回転するときは、主移動制御回転体4が回転するときの負荷を上回る妥当な大きさの負荷が掛かるように、副移動制御回転体5側に移動制御負荷装置14を備え、かつ、渦巻状のバイメタルの内側の端を主移動制御回転体4の裏面に固着し、外側の端はスライド式連結装置で副移動制御回転体5に連結している。この構成において、渦巻状のバイメタル10wが繰り返し、温度の高低変化に感応して、その湾曲を屈伸させると、結果として、本図7における窓覆い16が往復して窓を開閉する機能を発揮する。
本図7において、上記の窓覆い16が窓に正対する位置から左右どちらの方向へ外れるように往復移動するようにするかは、ストッパー9を窓3のどちら側にするかによって任意に選択できる。したがって、渦巻状のバイメタルの湾曲が膨脹したとき窓3を開けた状態にし、収縮したとき窓3を閉めた状態にするか、またはその逆にするかは任意に選択できる。なお、本図7における一対のストッパー9は、上記で説明したバイメタルの端の周回機構における端の周回移動の制御方式の内、C´分類における双方向停止装置と見做し得るものであり、このC´分類の形態の端の周回移動の制御方式が、窓を開閉する機構に対しては適している。
また、本図7においては、窓覆い用回転体8を主移動制御回転体4と一体化して同軸で回転するものとしているが、結局、それは窓覆い16を主移動制御回転体4に取り付けた場合と同じである。ただし、必要があれば窓覆い用回転体8の軸と主移動制御回転体4の軸を離れたものとし、両軸間を歯車機構などによって機械的に連結すればよい。なお、窓3が複数あるときは、窓覆い16を複数設ければよい。
図8は、視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする場合の本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、バイメタルの端の周回機構およびコマ送り機構および窓を開閉する機構の機能を組み合わせて、多種多様の形態の視覚対象物の窓表示を得られるようにした場合の典型的な構成による1実施例を示すものである。
図8に示される実施例では、飲食用容器を二重底となし、その二重底の間の中空部1の側壁内面2を円周形となし、側壁部に窓3を設け、該中空部1の中央の垂直線を軸として、その回りにそれぞれが回転できるように、棒状の副移動制御回転体5および円盤状の主移動制御回転体4を設置し、その2回転体の間で渦巻状のバイメタル10wの中心軸が副移動制御回転体5または主移動制御回転体4の回転軸と重なる位置か、または近辺にある状態で、その外側の端は副移動制御回転体5に、前記バイメタル10wの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置11を介して連結し、内側の端は主移動制御回転体4に固着し、かつ、主移動制御回転体4が回転するとき、その外周部に取り付けた爪が、中空部1の側壁内面2に多数配置した刻み目に沿って周回するものとなし、該主移動制御回転体4の左回りの方向への回転に対してのみ、爪が刻み目に掛かることによって該主移動制御回転体4の回転が止まる構造の片方向停止装置12が働くものとなし、副移動制御回転体5が回転するときは、その左右双方向の回転に対して、前記主移動制御回転体4を主停止装置12が働かないで回転させるときの負荷を上回る妥当な大きさの負荷を持たせるための移動制御負荷装置14として副移動制御回転体5側に取り付けた転がり摩擦装置が中空部1の側壁内面2に接して周回移動するものとなすバイメタルの端の周回機構を形成し、さらに、この場合、主移動制御回転体4がコマ送り機構における主コマ配置回転体6を兼ねるものとして扱い、その外周部に多数の彫刻・絵画・文字・記号その他の視覚対象物のコマ15を配置し、該主移動制御回転体4が回転するとき、前記視覚対象物のコマ15の各々が、次々と窓3に接近して窓越しに外部から見えるものとなすと共に、さらに、前記移動制御回転体4の下側で、その回転軸と重なる位置にある軸の回りに棒状の主移動制御回転体4および副移動制御回転体5が回転できるものとなし、その2回転体の間で渦巻状のバイメタル10wの中心軸が主移動制御回転体4または副移動制御回転体5の回転軸と重なる位置か、または近辺にある状態で、該バイメタル10wの両端のうち、内側の端は主移動制御回転体4に固着し、外側の端は副移動制御回転体5に、前記バイメタル10wの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置11を介して連結し、さらに、前記主移動制御回転体4にアームで取り付けた窓覆い16が、該主移動制御回転体4が回転するとき、中空部1に設けた窓3と上記主コマ配置回転体6を兼ねる主移動制御回転体4の外周との間を通る周回軌道上で周回移動できるものとなし、前記窓覆い16が窓3に正対する位置では、窓3に接近している視覚対象物のコマ15と該窓3との間を遮蔽して窓3を閉める結果となり、窓3から外れる位置にあるときは窓3を開ける結果となるものとし、前記窓覆い16の移動範囲を窓3に正対する位置と窓3から外れる適切な位置との間に限定するように、前記主移動制御回転体4の回転に対する一対のストッパー9を設け、かつ、副移動制御回転体5を回転させるときに、前記主移動制御回転体4を回転させるときの負荷を上回る妥当な大きさの負荷が掛かるようにするための移動制御負荷装置14として、前記副移動制御回転体5に取り付けた転がり摩擦装置が中空部1の床面に接して周回移動するものとなしている。
この構成によって、該温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、中空部1内で、コマ送り機構側のバイメタル10wが温度の高低変化に感応して、その湾曲を屈伸させる結果、主移動制御回転体4(主コマ配置回転体6)のコマ送り回転と停止時のコマ送り結果表示と同期を取って、窓を開閉する機構側の渦巻状のバイメタル10wが温度の高低変化に感応して、その湾曲を屈伸させる結果、窓覆い16の往復移動によって窓を開閉することができる。もし、コマ送りと窓の開閉のタイミングが逆であれば、本図6においてストッパー9が窓3の左サイドにあるが、それを右サイドに移すだけで、同期を取るように修正することができる。
なお、この構成における窓を開閉する機構としての窓覆い用回転体8は主移動制御回転体4が兼ねているが、必要な場合には、主移動制御回転体4とは別の位置の軸の回りに窓覆い用回転体8が回転するものとなし、両軸間を歯車装置などで連結すればよい。
なお、この構成における窓を開閉する機構としての窓覆い用回転体8は主移動制御回転体4が兼ねているが、必要な場合には、主移動制御回転体4とは別の位置の軸の回りに窓覆い用回転体8が回転するものとなし、両軸間を歯車装置などで連結すればよい。
図9は、視覚対象物のコマ表示を娯楽慰安などの対象とする場合の本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、簡潔な構成による1実施例を示すものである。 図9においては、前記中空部1の側壁内面2を円周形となし、その一部に窓3を設け、該中空部1内において、円盤状のコマ配置回転体6と棒状の主移動制御回転体4を連結軸で直結して一体化した回転体が、該中空部1の中央の垂直線を軸として、それぞれその回りに回転できるものとなし、かつ、主コマ配置回転体6の外周に、視覚対象として有効な大きさでコマ割りして多数の視覚対象物のコマ15を配置し、該主コマ配置回転体6が回転するとき、コマ15の各々が次々と窓3に正対する位置に至って窓越しに外部から見えるものとなし、渦巻状のバイメタル10wの内側の端を主移動制御回転体4の裏側に固着し、外側の端を、該バイメタル10wの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置11を介して該中空部1の床面に連結している。
本図9に示す実施例は極めて単純な構成のものであるが、それでも、渦巻状のバイメタル10wが温度の高低変化に感応してその湾曲を屈伸させるたびに、主コマ配置回転体6が回転し、窓越しに外部から見える視覚対象物のコマ15が切り替わるので、それを娯楽慰安などとすることができる。
図10は、オルゴール機構が発する音を娯楽慰安などの対象とする場合の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、バイメタルの端の周回機構をぜんまいバネを巻くエネルギー機構として利用する形態の1実施例を示すもので、飲食用容器に設けた中空部1内において、主移動制御回転体4および副主移動制御回転体5が重なる位置の軸の回りに回転できるとなし、主移動制御回転体4には渦巻状のバイメタル10wの内側の端を固着し、副主移動制御回転体5には、該バイメタルの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置11を介して連結し、かつ、それぞれに、刻み目に爪を掛ける方式の片方向停止装置12を備えるものとなしてバイメタルの端の周回機構を形成し、その主移動制御回転体4の回転とオルゴール機構またはその類似機構のぜんまいバネを巻く軸の回転を連結軸を介して一体化している。なお、この場合、ぜんまいバネを巻く軸は、ぜんまい時計のぜんまいバネを巻く軸のように、逆回転しない構造のものであることを前提としている。
なお、本図10においては、主移動制御回転体4の回転とぜんまいバネを巻く軸の回転を連結しているが、代わりに副移動制御回転体5の回転を連結することも任意であり、また、その双方の回転を連結することも任意である。ただし、双方を連結する場合は、前記主副の2回転体4、5の一方が停止しているとき、停止している側とぜんまいバネ軸とは空回りさせて、他方の回転体でぜんまいバネを巻き上げられる構造でなければならない。
図11は、さらに、バイメタル10wの端の周回機構をオルゴール機構またはその類似機構の発音用回転体6aに直接連結して、該発音用回転体6aを回転させる形態の1実施例を示すもので、前図10におけると同様にバイメタルの端の周回機構を形成すると共に、その主移動制御回転体4の回転とぜんまいバネ部6bを除外したオルゴール機構またはそ
の類似機構の発音用回転体6aの回転とを連結軸を介して一体化している。なお、該発音用回転体6aが主移動制御回転体4を兼ねるものとなし、バイメタルの端を発音用回転体6aに直接固着して、本図における主移動制御回転体4と連結軸を除外すれば、より簡潔な構造になる。
の類似機構の発音用回転体6aの回転とを連結軸を介して一体化している。なお、該発音用回転体6aが主移動制御回転体4を兼ねるものとなし、バイメタルの端を発音用回転体6aに直接固着して、本図における主移動制御回転体4と連結軸を除外すれば、より簡潔な構造になる。
本図11においては、刻み目に爪を掛ける方式の片方向停止装置12を用いているが、その片方向停止装置12を除外し、代わりに、副移動制御回転体5を中空部1の床面などに固着するか、または副移動制御回転体5も除外してスライド式連結装置を直接床面に取り付けることも任意である。本例の場合は、バイメタル10wが温度の高低変化に感応してその湾曲を屈伸させるたびに、発音用回転体6aが往復回転する。
図12は、オルゴール機構が発する音を娯楽慰安とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、図11における発音用回転体6aが両方向に回転する場合に、その片方の回転の発音を不要とするために、オルゴール機構またはその類似機構における発音用金属板6xを弾いて発音させるトゲ6yの片方向への応力を弱める方法の1実施例を示すものである。
本図12においては、オルゴール機構またはその類似機構における発音用金属板6xを弾いて発音させるトゲ6yの根元部または中間部の右側に切り込みを入れて、その切り込みをいれた側にトゲ6yの曲りを妨げる支え台6yを設けている。始め、発音用金属板6x側とトゲ6y側が図12(イ)の状態にあり、そのトゲ6y側が図12(ロ)に示すように、右側へ移動すると、トゲが容易に曲るため発音用金属板6xは曲がらず、音が出ない。また、反対にそのトゲ6y側が図12(ハ)に示すように、左側へ移動すると、トゲが曲がりにくく、発音用金属板6xをしっかり弾くため、音が出る。
本図12においては、オルゴール機構またはその類似機構における発音用金属板6xを弾いて発音させるトゲ6yの根元部または中間部の右側に切り込みを入れて、その切り込みをいれた側にトゲ6yの曲りを妨げる支え台6yを設けている。始め、発音用金属板6x側とトゲ6y側が図12(イ)の状態にあり、そのトゲ6y側が図12(ロ)に示すように、右側へ移動すると、トゲが容易に曲るため発音用金属板6xは曲がらず、音が出ない。また、反対にそのトゲ6y側が図12(ハ)に示すように、左側へ移動すると、トゲが曲がりにくく、発音用金属板6xをしっかり弾くため、音が出る。
一般に、飲食用容器を使用するときに、暖かい、または冷たい飲食物をいれるなどすると、飲食用容器に温度の高低変化が生ずる。従来、それは顧みられず、利用されることがなかったが、本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器においては、そのエネルギーをバイメタルの端の周回機構を介して、コマ送り機構または自動オルゴール機構の動力として利用しているので、従来の飲食用容器の楽しみ方に加えて、まったく別の娯楽慰安などが得られる。
本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器を適用する飲食用容器は、湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップあるいはその他の茶碗などの食器や徳利、銚子など何でもよく、種類を問わない。ただし、コップなどのガラス製の飲食用容器の場合、中空部の内部の様子が素通しで見えてしまうが、それを避けるためには中空部の周りを不透明のものにすればよい。なお、本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器に中空部を設ける製造方法としては、例えば二重底にすることにより中空部を設ける場合、上底より上の部分とそれより下の部分とを別けて製造し、後から接合したり、捩じ込み式で結合したりする方法によれば、簡単である。
この場合、飲食用容器に暖かいものを入れたときの温度変化を利用して楽しむか、冷たいものを入れたときの温度変化を利用して楽しむかは、バイメタルの端の周回機構およびコマ送り機構または自動オルゴール機構の構成における条件設定次第によることになるが、飲食用容器の使用者は、そのどちらを選択するかについては、必要な条件を備えた飲食用容器を選択することにより、目的を達成できる。
コマ送り機能を備えた飲食用容器を使用すれば、飲食時にそのコマ送りの過程の多様な変化を楽しむこともできるし、また、コマ送りの結果の偶然性を楽しむこともできる。また、それを楽しむだけではなく、窓に表示される内容を実用的に利用することも任意である。
バイメタルの端の周回機構やコマ送り機構の構成条件の選択により、様々な形態の移動制御方式が選択できるが、その結果として、単純素朴なコマ送り機能や極めて不規則で偶然性が高く予測し難いコマ送り機能まで、様々な態様のコマ送り機能を娯楽慰安などに利用することができる。
コマ配置回転体に配する視覚対象物としては、写真・絵・イラスト・デザイン・文字・数字・記号・彫刻・線刻など一切、その形態を問わず、また、花鳥風月・風景・動物・人物・いわゆるキャラクターもの・図案や模様・情報や文章・紋・色彩など、あるいは数字やサイコロの目・吉凶運勢占いなど一切、その内容を問わず、好みに合わせて様々な表現を娯楽・慰安などとすることができる。また、ユーモア的コマ表示などを活用して、飲食時の子供への躾などにも利用できる。
偶然性が高く予測し難いコマ送り機能を選択する場合、コマ配置回転体に配する視覚対象物のコマの数を少なくすれば、そのコマが窓から表示される確率が低くなるから、その当たり外れも娯楽・慰安などにすることができる。
該飲食用容器の中空部に設ける窓の数や使用するコマ配置回転体を複数にして、視覚対象物を表示すれば、スロット・マシン風に出目の組み合わせを見るなど、さらに多くの様々な表現の態様を娯楽・慰安などとすることができる。
窓の開閉機能が付加されたものを使用すれば、コマ送りが行われている時は窓が閉まり、その結果が出た時、窓が開くようになるので、コマ送りの結果を待つ間の興趣が高まり、かつ、その結果を見た時の新鮮度が高まる。
また、自動オルゴール機能を備えた飲食用容器を使用すれば、飲食時に自動的に発音用回転体を回転させ、それによって発する様々な音を娯楽・慰安などとすることができる。発音用回転体の回転によって音をだすための具体的な構造は、既存のオルゴール機構にとらわれず、目的に応じて任意に設定できる。また、音をメロデイにするか、単音にするか、あるいは音質などの工夫も任意である。音が出るタイミングを工夫すれば電子レンジの音のように合図にも活用できる。
本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器は、家庭内だけでなく、広く、レストラン、食堂、料理屋、旅館、喫茶店、バー、クラブなどにおいて、湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、あるいはその他の茶碗などの食器や徳利、銚子などとして使用して、従来の飲食用容器の利用の仕方に加えて、まったく新たな娯楽慰安などを得ることができる。
本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器は、家庭だけでなく、料理屋などのほか、それを利用する時や場所を問わない。また、該飲食用容器の構成は食器に限らず、他の容器にも応用することができる。
本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器に中空部を設ける方法としては、始めから一体的な構造で飲食用容器を製造するのでなく、例えば、二重底にすることにより中空部を設ける場合、上底より上の部分とそれより下の部分を別けて製造し、後から接合したり、捩じ込み式で結合するしたりすればよい。
なお、本発明の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器に用いるバイメタルの端の周回機構は、飲食用容器に限らず、多種多様の容器や器具、あるいは環境における温度の高低変化をエネルギーとして活用する場合にも適用できる。最大スケールの適用の仕方としては、自然界の気温の変化をバイメタルの端の周回機構によってエネルギーとして利用することであろう。その場合、バイメタルの端の周回機構を定位置に固定するのでなく、例えば、地表と上空または地表と地底、あるいは空気中と海水・湖水・地下水中または温泉湯中との間などでバイメタルの端の周回機構を往復移動させれば、その温度差に感応してバイメタルの端の周回機構が働き、かつ、原理的に往復移動のためにはエネルギーを消費しないから、無限のクリーンエネルギーが得られる。
1 中空部
2 側壁内面
3 窓
4 主移動制御回転体
5 副移動制御回転体
6 主コマ配置回転体
6a 発音用回転体
6b ぜんまいバネ部
6x 発音用金属板
6y トゲ
7 副コマ配置回転体
8 窓覆い用回転体
9 ストッパー
10w、10s バイメタル
11 スライド式連結装置
11a 支持装置
12 片方向停止装置
13 双方向停止装置
14 移動制御負荷装置
15 視覚対象物のコマ
16 窓覆い
2 側壁内面
3 窓
4 主移動制御回転体
5 副移動制御回転体
6 主コマ配置回転体
6a 発音用回転体
6b ぜんまいバネ部
6x 発音用金属板
6y トゲ
7 副コマ配置回転体
8 窓覆い用回転体
9 ストッパー
10w、10s バイメタル
11 スライド式連結装置
11a 支持装置
12 片方向停止装置
13 双方向停止装置
14 移動制御負荷装置
15 視覚対象物のコマ
16 窓覆い
Claims (11)
- バイメタルなどを用いる熱感応体が環境の温度変化に感応してその形状を変えるときに、該その形状変化の結果として、前記熱感応体または該熱感応体で構成する機構のある2部位が温度の高低変化の切り替わりに対応して交互に相互間の距離を増減し、または温度の高低変化の切り替わりに対応して交互にそれぞれの反対方向に周回移動しようとする動きを、主移動制御回転体(4)および副移動制御回転体(5)のそれぞれ反対方向への回転動作に変えるものとなし、かつ、その回転に対しては、前記主副の移動制御回転体(4、5)の双方の回転に対して片方向停止装置(12)も双方向停止装置(13)も働かせないままとするか、あるいは該主副の移動制御回転体(4、5)の内、一方の回転に対して片方向停止装置(12)を働かせるものとするか、または、さらに、その片方向停止装置(12)が働く側の一方の回転体に対しては、該片方向停止装置(12)が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置(14)を働かせるものとするか、あるいは前記主副の移動制御回転体(4、5)の一方の回転体の回転に対して双方向停止装置(13)を働かせるものとするか、または、さらに、前記双方向停止装置(13)が働く側の一方の回転体に対しては、その双方向停止装置(13)が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置(14)を働かせるものとするか、あるいは前記主副の移動制御回転体(4、5)のそれぞれの回転に対して右回りまたは左回りのうちどちら回りでも、共通の同一方向へのみ働く片方向停止装置(12)を働かせるものとするか、または、さらに、その両回転体のうち、特定の一方の回転体については、片方向停止装置(12)が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置(14)を働かせるものとするか、あるいは前記主副の移動制御回転体(4、5)の一方の回転体の回転を不動とするか(すなわち、前記温度変化感応器の2部位のうち、一方の部位のプラスマイナス側への動きを止めるのと同じで、一方の回転体自体が不要となる)の8種類の形態のいずれかを、前記主副の移動制御回転体(4、5)の回転を制御する方式として選択し、その制御のもとに、前記バイメタルなどの熱感応体が環境の温度変化に感応してその形状を変えるときに、前記主移動制御回転体(4)および副移動制御回転体(5)を回転させることを特徴とする温度高低変化感応式動力機構。
- 請求項1に記載の温度高低変化感応式動力機構において、主移動制御回転体(4)および副移動制御回転体(5)がそれぞれ、重なる位置か、または相互に近辺にある軸の回りに回転できるものとなし、かつ、特に熱感応体としては渦巻状のバイメタル(10w)を選択して使用するものとし、その中心軸が前記主移動制御回転体(4)または副移動制御回転体(5)の回転軸と重なる位置か、またはその近辺にある状態で、該主副の2回転体(4、5)の一方に、前記渦巻状のバイメタル(10w)の両端のうち内側の端を固着し、他方の回転体には外側の端を、該バイメタル(10w)の中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置(11)を介して連結し、またはその両端の連結先と連結方法を逆にしていることを特徴とする温度高低変化感応式動力機構。
- 湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器において、該飲食用容器を二重底にすることなどによって中空部(1)を設け、かつ、該中空部(1)に一つの、またはいくつかの窓(3)を設け、該中空部(1)内において、請求項1または請求項2に記載の温度高低変化感応式動力機構を用いるものとし、該動力機構の主副の移動制御回転体(4、5)の一方、または双方それぞれと、外周部に視覚対象物のコマ(15)または任意の態様の視覚対象物を配した主コマ配置回転体(6)または副コマ配置回転体(7)との軸間連結により、相互の回転を機械的に連動せしめ、または、前記主副の移動制御回転体(4、5)の一方、または双方それぞれを該主コマ配置回転体(6)または副コマ配置回転体(7)を兼ねるものとなし、該主副のコマ配置回転体(6、7)の一方、または双方を回転させることによって、前記視覚対象のコマ(15)または任意の態様の視覚対象物の各々を、次々と、飲食用容器の中空部(1)に設けた一つ、または複数の窓(3)に接近せしめ、該窓(3)から見えるものとなすコマ送り機構を構成し、かつ、必須ではないが任意の機構として、さらに、別の請求項1または請求項2に記載の温度高低変化感応式動力機構を窓開閉用として用いるものとし、ただし、該温度高低変化感応式動力機構における主副の移動制御回転体(4、5)の回転を制御する方式としては、一方の回転体の回転に対して必要な幅を持って両サイドのストッパー機構として機能する双方向停止装置(13)を働かせるものとし、かつ、前記双方向停止装置(13)が働く側の一方の回転体に対しては、その双方向停止装置(13)が働かない範囲においては、他方側の回転体の回転よりも優先して回転するように、該他方側の回転体に移動制御負荷装置(14)を働かせるものとする方式を選択し、前記双方向停止装置(13)が働く側の回転体と窓覆い(16)を取り付けた窓開閉用回転体(8)との軸間を連結することにより、あるいは前記窓覆い(16)を前記双方向停止装置(13)が働く側の回転体に取り付けて該回転体が窓開閉用回転体(8)を兼ねるものとすることにより、前記窓開閉用の温度高低変化感応式動力機構が働くときに、前記窓覆い(16)が、前記窓(3)に正対する位置と該窓(3)から外れる位置との間を回転軌道上で往復移動できるものとなし、かつ、前記双方向停止装置(13)が両サイドのストッパーとして働くことによって、該窓覆い(16)の移動範囲が前記窓(3)に正対する位置と該窓(3)から外れる適切な位置との間に限定され、かつ、該窓覆い(16)が前記窓(3)に正対する位置にあるとき、該窓(3)に接近している視覚対象物のコマ(15)または任意の態様の視覚対象物と窓(3)の間を遮蔽して窓(3)を閉める結果となり、窓(3)から外れる位置にあるとき、窓(3)を開ける結果となることを得る窓開閉機構を構成することを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
- 湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器において、該飲食用容器を二重底にすることなどによって中空部(1)を設け、かつ、該中空部に一つの、またはいくつかの窓(3)を設け、該中空部(1)内において、請求項1または請求項2に記載の温度高低変化感応式動力機構の主副の移動制御回転体(4、5)の一方が円盤状のものであるとなし、その円盤状回転体の外周部に視覚対象として有効な大きさでコマ割りをして、一つの、またはいくつかの、または多数の彫刻・絵画・文字・記号その他の視覚対象物のコマ(15)を配置し、あるいはそれらの視覚対象物を任意の態様で配置して主副のコマ配置回転体(6、7)のうち、一つを兼ねるものとなし、前記コマ(15)または任意の態様の視覚対象物の各々が、該視覚対象物を配置した前記主移動制御回転体(4)または副移動制御回転体(5)が回転するとき、前記中空部(1)に設けた一つの、またはいくつかの窓(3)に次々と接近して窓越しに見えるものとなし、かつ、前記温度高低変化感応式動力機構における主副の移動制御回転体(4、5)の回転を制御する方式としては、前記主副の移動制御回転体(4、5)のそれぞれの回転に対して右回りまたは左回りのうちどちら回りでも、共通の同一方向へのみ働く片方向停止装置(12)を働かせるものとする方式を選択するものとなし、さらに、前記視覚対象物を配置していない側の前記主移動制御回転体(4)または副移動制御回転体(5)には移動制御負荷装置(14)を働かせるものとなし、前記温度高低変化感応式動力機構が働くときに、前記主副の移動制御回転体(4、5)のうち一方の外周部に配置された視覚対象物のコマ(15)または任意の態様の視覚対象物の各々を、次々と、前記中空部に設けた窓(3)に接近せしめ、該窓(3)に接近したものが窓越しに見えるものとなすことを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
- 請求項4において、主移動制御回転体(4)または副移動制御回転体(5)には視覚対象物のコマ(15)を配置せず、軸間を連結することにより該主移動制御回転体(4)または副移動制御回転体(5)の回転と連動して回転する主コマ配置回転体(6)または副コマ配置回転体(7)を設置し、該主コマ配置回転体(6)または副コマ配置回転体(7)に視覚対象物のコマ(15)を配置し、あるいは視覚対象物を任意の態様で配置して、窓越しに見えるものとなすことを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
- 請求項3に記載の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、特に、主移動制御回転体(4)の外周部に、または該主移動制御回転体(4)と軸間を連結され、連動して回転する主コマ配置回転体(6)の外周部に、視覚対象として有効な大きさでコマ割りをして、一つの、またはいくつかの、または多数の彫刻・絵画・文字・記号その他の視覚対象物のコマ(15)を配置し、あるいはそれらの視覚対象物を任意の態様で配置し、そのコマまたは任意の態様の視覚対象物の各々が、前記主移動制御回転体(4)または主コマ配置回転体(6)が回転するとき、飲食用容器に設けた中空部(1)に設けた窓(3)に次々と接近して窓越しに見えるものとなし、かつ、該飲食用容器に用いる本発明の温度高低変化感応式動力機構における熱感応体として渦巻状のバイメタル(10w)を用い、主副の移動制御回転体(4、5)の回転の制御方式としては(E)分類の形態を選択し、該バイメタル(10w)の内端を前記主移動制御回転体(4)に固着し、その外端を該バイメタルの中心側および外側への双方向にスライド可能としたスライド式連結装置(11)を介して前記中空部(1)の床面に連結し、副移動制御回転体(5)を不要としていることを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
- 請求項3または請求項4または請求項5または請求項6において、主移動制御回転体(4)の回転に対する片方向停止装置(12)の機能として、該主移動制御回転体(4)の回転に連動して、多数配置した刻み目の一つ一つと、一つまたはいくつかの爪が循環して相対するものとなし、前記主移動制御回転体(4)の右回りまたは左回りの特定方向への回転に対してのみ、前記爪が刻み目に掛かることによって前記主移動制御回転体(4)の回転が止まるものであるとなし、かつ、副移動制御回転体(5)の回転に対しては、片方向停止装置(12)を使用せず、左右どちら回りの場合でも、前記主移動制御回転体(4)をそれに対する片方向停止装置(12)が働かない場合に回転させるときの負荷を上回る妥当な大きさの負荷を掛けるための移動制御負荷装置(14)が働くものとなすことを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
- 湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器において、該飲食用容器を二重底にすることなどによって中空部を設け、該中空部内において、請求項1または請求項2に記載の温度高低変化感応式動力機構を用いるものとし、該動力機構の主副の移動制御回転体(4、5)の一方、または双方の軸とオルゴール機構またはその類似機構におけるぜんまいバネを巻く軸、あるいは発音用回転体(6a)の軸とを連結することにより、それぞれの回転を機械的に連動させることによりオルゴール機構またはその類似機構におけるぜんまいバネを巻き、あるいは発音用回転体(6a)を回転させることによって、該オルゴール機構またはその類似機構における発音用回転体(6a)から聴覚対象の発音を得ることを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
- 請求項8に記載の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、温度高低変化感応式動力機構の主副の移動制御回転体(4、5)の一方、または双方がオルゴール機構またはその類似機構におけるぜんまいバネを巻く軸、あるいは発音用回転体(6a)と軸を直結されて一体化した回転体をなすものか、またはそれを兼ねるものとなしていることを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
- 請求項8または請求項9において、湯飲み、珈琲カップ、マグカップ、コップ、茶碗、銚子、徳利などの飲食用容器に設けた中空部(1)に一つ、またはいくつかの窓(3)を設け、かつ、オルゴール機構またはその類似機構における発音用回転体(6a)の外周部に視覚対象物のコマ(15)または任意の態様の視覚対象物を配置し、前記発音用回転体(6a)が回転するとき、前記窓(3)から見えるものとなすことを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
- 請求項8または請求項9または請求項10に記載の温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器において、発音用回転体(6a)が双方向に回転する構造の場合に、オルゴール機構またはその類似機構における発音用金属板(6x)を弾いて発音させるトゲ(6y)の片方向への曲げ応力を弱くしてあることを特徴とする温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器。
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JP2004001685U JP3104307U (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 温度高低変化感応式動力機構および該動力機構を用いる温度変化感応式娯楽慰安機能付き飲食用容器 |
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JP7530493B1 (ja) | 2023-09-08 | 2024-08-07 | 株式会社タカラトミー | 動作玩具 |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004001685U patent/JP3104307U/ja not_active Expired - Fee Related
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