JP3103091U - ベストアンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯する場合には、身体に容易に装着できると共に、全く違和感がなく、目立たず、しかも送受信性能が良好であること、また車両の搭載タイプにする場合には、外観上アンテナの存在を見せることなく容易に取り付けることができ、かつ送受信性能が良好なベストアンテナを提供する。
【解決手段】 ベスト5の背中部分の内側にアンテナ素子部1,整合部2,地線部3が接着されている。これら素材は導電性布が用いられ、自由に折り曲げが可能である。アンテナ素子部1および地線部3はテープ状であり、アンテナ素子部1は垂直に、地線部3は水平に接着される。ポケットなどに無線機本体を入れ、同軸ケーブル4で整合部2と地線部3の間に給電する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ベスト5の背中部分の内側にアンテナ素子部1,整合部2,地線部3が接着されている。これら素材は導電性布が用いられ、自由に折り曲げが可能である。アンテナ素子部1および地線部3はテープ状であり、アンテナ素子部1は垂直に、地線部3は水平に接着される。ポケットなどに無線機本体を入れ、同軸ケーブル4で整合部2と地線部3の間に給電する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、衣服等の生地上に導電性布を貼り合わせた無線機用のアンテナに関する。
携帯無線機を使用する場合、ホイップアンテナなどの金属製アンテナを無線機から突出させたり、車の一部に取り付けたりして通話するのが一般的なスタイルである。
アンテナを身体の一部に装着して通信するものとして、薄い金属アンテナを身体面に沿わせて支持するアンテナが提案されているが、これはフレキシブル基板やフィルム等に金属のアンテナパターンを形成したものであり、柔軟性に欠けたもので無線機使用者にとっては違和感を生じさせる。
また、これらはある程度は体の動きに沿って曲がるが、無線装置の使用者の姿勢によっては破損したり、時には身体に危害を及ぼす恐れがあった。
アンテナを身体の一部に装着して通信するものとして、薄い金属アンテナを身体面に沿わせて支持するアンテナが提案されているが、これはフレキシブル基板やフィルム等に金属のアンテナパターンを形成したものであり、柔軟性に欠けたもので無線機使用者にとっては違和感を生じさせる。
また、これらはある程度は体の動きに沿って曲がるが、無線装置の使用者の姿勢によっては破損したり、時には身体に危害を及ぼす恐れがあった。
衣服にアンテナを取り付けたアンテナとして可撓性プリント配線基板にプリント配線されたアンテナを有するデータキャリヤーをシーツ,白衣などに取り付けたものが存在する(特許文献1)。データキャリヤーはシーツ,白衣などを自動的に識別可能とするために白衣の首下部分に取り付けられている。しかしながら、これはタグとして機能するもので、データキャリヤ自体は小さく携帯無線装置のアンテナとして用いるものではない。
また、車載無線機のアンテナの場合、車の外観から上部に突出するようなアンテナ形状は、道路の障害物等となる出っ張り部分に接触しやすいことから、デザイン上好ましくない構造である。本件出願人は車から突出しないアンテナ(特許文献2)を提案している。これはドアミラー内にアンテナ素子を内蔵させたもので、車種によっては取付けができない場合があるので、車種を問わず全ての車両に容易に取り付けることができるアンテナの構造が要求される。
特開平11−180545号公報
実用新案登録第3095114号
以上のような背景から身体及び車両に取り付けても安全で邪魔にならず、しかも良好な送受信性能を持つアンテナの実現が望まれる。
そこで本件考案者は、従来のアンテナと異なる材質及び形状で送受信性能が良好かつ、アンテナとは外部から認識することができないものが作れないか検討した。
本考案は、上記要請に応えるもので、その目的は、携帯する場合には、身体に容易に装着できると共に、全く違和感がなく、目立たず、しかも送受信性能が良好であること、また車両の搭載タイプにする場合には、外観上アンテナの存在を見せることなく容易に取り付けることができ、かつ送受信性能が良好なベストアンテナを提供することにある。
そこで本件考案者は、従来のアンテナと異なる材質及び形状で送受信性能が良好かつ、アンテナとは外部から認識することができないものが作れないか検討した。
本考案は、上記要請に応えるもので、その目的は、携帯する場合には、身体に容易に装着できると共に、全く違和感がなく、目立たず、しかも送受信性能が良好であること、また車両の搭載タイプにする場合には、外観上アンテナの存在を見せることなく容易に取り付けることができ、かつ送受信性能が良好なベストアンテナを提供することにある。
前記目的を達成するために本考案の請求項1は、携帯無線機用のλ/4接地アンテナにおいて、衣服と、前記衣服の内面に垂直方向に設けられた導電性布のアンテナ素子部と、前記アンテナ素子部の端部に接続され、前記衣服の内面に設けられた導電性布の整合部と、前記衣服の内面に水平方向に設けられた導電性布の地線部とからなり、衣服の着用によって衣服内面にアンテナを形成することを特徴とする。すなわち本発明はλ/4接地アンテナの変形であり、アンテナ素子部,整合部及び地線部で構成され、それぞれに導電性布を使用しており、母体となる衣服の背中部分に貼り付けて使用する。
本考案の請求項2は請求項1記載の発明において前記アンテナ素子部および前記地線部はテープ状に、前記整合部はクランク状にそれぞれ形成し、アンテナ形状が逆T字形となるように構成したしたことを特徴とする。
本考案の請求項3は請求項1または2において前記整合部と前記地線部の端部にそれぞれ衣類用の金属性ホックオスを半田付けし、同軸ケーブルに、該同軸ケーブルの内部導体端部に前記整合部のホックオスに着脱する金属性ホックメスを、該同軸ケーブルの外部導体端部に前記地線部のホックオスに着脱する金属性ホックメスをそれぞれ有するコネクタを設け、同軸ケーブルを着脱可能にしたことを特徴とする。すなわち、同軸ケーブルの内部導体を整合部に、外部導体を地線部に接続して給電を可能としている。
本考案の請求項4は、メッシュ生地の吸盤付サンシェードに導電性布のアンテナ素子,整合部および地線部をアイロンプリントで接着したことを特徴とする。
上記衣服では衣服の背中部分に縫いつけられたフェルト生地にプリント接着させている。車両用のものは、メッシュ生地のサンシェードに貼り付けて、リヤウィンドウに吸盤で取り付ける。
本考案の請求項2は請求項1記載の発明において前記アンテナ素子部および前記地線部はテープ状に、前記整合部はクランク状にそれぞれ形成し、アンテナ形状が逆T字形となるように構成したしたことを特徴とする。
本考案の請求項3は請求項1または2において前記整合部と前記地線部の端部にそれぞれ衣類用の金属性ホックオスを半田付けし、同軸ケーブルに、該同軸ケーブルの内部導体端部に前記整合部のホックオスに着脱する金属性ホックメスを、該同軸ケーブルの外部導体端部に前記地線部のホックオスに着脱する金属性ホックメスをそれぞれ有するコネクタを設け、同軸ケーブルを着脱可能にしたことを特徴とする。すなわち、同軸ケーブルの内部導体を整合部に、外部導体を地線部に接続して給電を可能としている。
本考案の請求項4は、メッシュ生地の吸盤付サンシェードに導電性布のアンテナ素子,整合部および地線部をアイロンプリントで接着したことを特徴とする。
上記衣服では衣服の背中部分に縫いつけられたフェルト生地にプリント接着させている。車両用のものは、メッシュ生地のサンシェードに貼り付けて、リヤウィンドウに吸盤で取り付ける。
本考案は整合部のメアンダラインを増加させることによりアンテナ素子の長さを短くすることができ小形化したアンテナの製作が可能となる。また、同軸ケーブルの着脱が容易になり、衣服の折り畳みに嵩張ることはなく折り畳みに支障が生じることはない。また、使用感は良好で、違和感なく衣服を着ている状態で通信を行なうことができる。
車両設置ではサンシェードに取り付けるため、車外に飛び出すことはなく、また、めだつこともない。
車両設置ではサンシェードに取り付けるため、車外に飛び出すことはなく、また、めだつこともない。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本考案によるベストアンテナの実施の形態を説明するための図、図2は、アンテナ素子部,整合部および地線部の拡大図である。
ベスト5の背中内側の中央垂直方向に導電性布製のアンテナ素子部1が、アンテナ素子部1の下部は導電性布製の整合部2が連設されている。
また、ベスト5の背中内側最下端に水平方向に接地となる地線部3が同様に設けられている。
アンテナ素子部1はテープ状に、整合部2は整合が容易になるようにクランク状に蛇行(メアンダライン)させている。地線部3はアンテナ素子部1と同様にテープ状であり、これらによって逆T字形になるように構成されている。
図1は、本考案によるベストアンテナの実施の形態を説明するための図、図2は、アンテナ素子部,整合部および地線部の拡大図である。
ベスト5の背中内側の中央垂直方向に導電性布製のアンテナ素子部1が、アンテナ素子部1の下部は導電性布製の整合部2が連設されている。
また、ベスト5の背中内側最下端に水平方向に接地となる地線部3が同様に設けられている。
アンテナ素子部1はテープ状に、整合部2は整合が容易になるようにクランク状に蛇行(メアンダライン)させている。地線部3はアンテナ素子部1と同様にテープ状であり、これらによって逆T字形になるように構成されている。
ベスト5の背中内側はフェルト生地が縫い付けられており、この上にアンテナ素子部1,整合部2および地線部3がアイロンプリントで接着されている。
給電を行なう同軸ケーブル4の外部導体の一端は整合部2の下端に、内部導体の一端は地線部3の中央部にそれぞれ半田付けで接続されている。アンテナ素子部1の長さを短くし整合部2のクランクの数を増加させることにより整合をとり、アンテナのさらなる小形化を図ることができる。
図示しない携帯無線装置本体はベスト5のポケットなどに入れて通信を行なう。
給電を行なう同軸ケーブル4の外部導体の一端は整合部2の下端に、内部導体の一端は地線部3の中央部にそれぞれ半田付けで接続されている。アンテナ素子部1の長さを短くし整合部2のクランクの数を増加させることにより整合をとり、アンテナのさらなる小形化を図ることができる。
図示しない携帯無線装置本体はベスト5のポケットなどに入れて通信を行なう。
図3は、アンテナと同軸ケーブルの接続用コネクタの実施の形態を示す図、図4は、接続用コネクタを外した状態を示す図である。
アンテナと同軸ケーブルを半田付けで直結するのではなく、接続コネクタ6を用いて同軸ケーブルを脱着可能にしてある。整合部2の下端および地線部3の中央部上端にはそれぞれホックオス7a,7bが半田付けで固定されている。一方、同軸ケーブル4の端部にはホックオス7aに嵌合するホックメス6aと、ホックオス7bに嵌合するホックメス6bが接続コネクタ6に取り付けられている。ホックは衣類用の金属製のものを用い電気接続を行なっている。ベスト5と同軸ケーブルとの取り外しが簡単にできるため、ベスト5の収納が簡単であり、ベスト5の洗濯も容易となる。
アンテナと同軸ケーブルを半田付けで直結するのではなく、接続コネクタ6を用いて同軸ケーブルを脱着可能にしてある。整合部2の下端および地線部3の中央部上端にはそれぞれホックオス7a,7bが半田付けで固定されている。一方、同軸ケーブル4の端部にはホックオス7aに嵌合するホックメス6aと、ホックオス7bに嵌合するホックメス6bが接続コネクタ6に取り付けられている。ホックは衣類用の金属製のものを用い電気接続を行なっている。ベスト5と同軸ケーブルとの取り外しが簡単にできるため、ベスト5の収納が簡単であり、ベスト5の洗濯も容易となる。
図5は、衣服としてブルゾンを用いたベストアンテナの実施の形態を示す図である。
ベストと同様にブルゾン8の背中内側に取り付けた例である。
図6は、本考案によるベストアンテナが貼付されたベストとブルゾンを着用した状態を示す図である。
図6(a),(b)に示すようにアンテナは外見上見ることができず通常のベストやブルゾンを着用した状態と全く変わることはない。背中を丸くしたり、腰を前に折り曲げたり、さらに腰を捻ったりすることによりベストまたはブルゾンの形が身体の姿勢に沿って変形しても、アンテナ貼付部分は通常の衣服と同様に自然に折り曲がるため違和感がない。また、コネクタを含むアンテナの重量も軽いため、アンテナが付いているという感覚は生じない。
ベストと同様にブルゾン8の背中内側に取り付けた例である。
図6は、本考案によるベストアンテナが貼付されたベストとブルゾンを着用した状態を示す図である。
図6(a),(b)に示すようにアンテナは外見上見ることができず通常のベストやブルゾンを着用した状態と全く変わることはない。背中を丸くしたり、腰を前に折り曲げたり、さらに腰を捻ったりすることによりベストまたはブルゾンの形が身体の姿勢に沿って変形しても、アンテナ貼付部分は通常の衣服と同様に自然に折り曲がるため違和感がない。また、コネクタを含むアンテナの重量も軽いため、アンテナが付いているという感覚は生じない。
図7は、本考案によるベストアンテナの他の実施の形態を示す図で、サンシェードに適用した例である。
この図は車内17を後部座席19方向に見たもので、リアウインドウ18に吸盤21a,21bによってサンシェード20が取り付けられている。サンシェード20上に接着されているアンテナは搬送周波数が異なる2種類のアンテナである。第1のアンテナはアンテナ素子部22,整合部23および地線部24により、第2のアンテナはアンテナ素子部25,整合部26および地線部24によりそれぞれ構成され、地線部24と同軸ケーブル27は共用されている。地線部24の中央部と整合部23および26の接続端の間に同軸ケーブル27の内導体と外導体とが半田付けで接続されている。
アンテナ素子部22,25,整合部23,26および地線部24は、図1と同様、導電性布によって構成され、メッシュ生地のサンシェードにアイロンプリントで接着されている。第1と第2のアンテナを使い分ける場合、同軸ケーブルに接続する無線電話機を変えることとなる。
この図は車内17を後部座席19方向に見たもので、リアウインドウ18に吸盤21a,21bによってサンシェード20が取り付けられている。サンシェード20上に接着されているアンテナは搬送周波数が異なる2種類のアンテナである。第1のアンテナはアンテナ素子部22,整合部23および地線部24により、第2のアンテナはアンテナ素子部25,整合部26および地線部24によりそれぞれ構成され、地線部24と同軸ケーブル27は共用されている。地線部24の中央部と整合部23および26の接続端の間に同軸ケーブル27の内導体と外導体とが半田付けで接続されている。
アンテナ素子部22,25,整合部23,26および地線部24は、図1と同様、導電性布によって構成され、メッシュ生地のサンシェードにアイロンプリントで接着されている。第1と第2のアンテナを使い分ける場合、同軸ケーブルに接続する無線電話機を変えることとなる。
図8は、本考案によるベストアンテナの定在波比と周波数の関係を示すグラフ、図9は、本考案によるベストアンテナの受信入力電界と距離の関係を示すグラフである。
図8において、このデータはアンテナ着用者が直立姿勢した値であり、所定の周波数における定在波比は良好である。図9において、背部面は所定の距離、例えば1kmで受信入力電界が通話可能なレベルになっていることが分かる。また、胸部面は背部面の2/3の電界が得られている。以上のことから通話可能距離はホイップアンテナと同等の性能を持っていることが分かる。
図8において、このデータはアンテナ着用者が直立姿勢した値であり、所定の周波数における定在波比は良好である。図9において、背部面は所定の距離、例えば1kmで受信入力電界が通話可能なレベルになっていることが分かる。また、胸部面は背部面の2/3の電界が得られている。以上のことから通話可能距離はホイップアンテナと同等の性能を持っていることが分かる。
つぎに本考案によるアンテナを他の構造のアンテナの垂直偏波水平面内指向特性および水平面内平均利得と比較した結果について説明する。
図10は、アンテナの性能を比較するための測定システムの構成を示す図であり、比較対象としてヘリカルアンテナを用いている。電波暗室内において評価用被測定アンテナ(本考案によるベストアンテナ,ヘリカルアンテナ)と携帯用無線機電話機を装着した被測定者が該無線機を用いて電波を送信し、被測定者15から3メートル離れた場所でバイコニカルアンテナ13を使用して受信し、垂直偏波水平面内指向特性および水平面内平均利得の測定を行なうものである。
被測定者15をターンテーブル10の上に、アンテナ位置がターンテーブル10の中央部になるように直立させ、ターンテーブル10を360度回転させてスペクトラムアナライザ14で受信入力レベルを測定した。なお、評価用被測定アンテナの絶対利得を計算するため、ターンテーブル中央に標準ダイポールアンテナを設置し、該アンテナに無線機を接続して送信したときの受信入力レベルをスペクトルアナライザ14で測定した。
図10は、アンテナの性能を比較するための測定システムの構成を示す図であり、比較対象としてヘリカルアンテナを用いている。電波暗室内において評価用被測定アンテナ(本考案によるベストアンテナ,ヘリカルアンテナ)と携帯用無線機電話機を装着した被測定者が該無線機を用いて電波を送信し、被測定者15から3メートル離れた場所でバイコニカルアンテナ13を使用して受信し、垂直偏波水平面内指向特性および水平面内平均利得の測定を行なうものである。
被測定者15をターンテーブル10の上に、アンテナ位置がターンテーブル10の中央部になるように直立させ、ターンテーブル10を360度回転させてスペクトラムアナライザ14で受信入力レベルを測定した。なお、評価用被測定アンテナの絶対利得を計算するため、ターンテーブル中央に標準ダイポールアンテナを設置し、該アンテナに無線機を接続して送信したときの受信入力レベルをスペクトルアナライザ14で測定した。
図11は、図10による測定システムで測定した各アンテナの垂直偏波水平面内指向特性と水平面内平均利得の比較図である。
ベストアンテナ状態1−1はベストの左脇ポケットに無線機を収納し、ベストアンテナのアンテナ給電点から無線機に接続するために約1メートルの高周波ケーブルを接続しているが、左脇腹ポケットからアンテナ給電点までの高周波ケーブルの引回しを極力短くするため、余った高周波ケーブルを折り畳んで左脇腹ポケットに収納した状態である。ベストアンテナ状態1−2は、ベストの左胸ポケットに無線機を収納し、高周波ケーブルについては上記と同じである。ヘリカルアンテナ(UW−201付属)状態1−1は被測定者着用カッターシャツの左胸ポケットにヘリカルアンテナを装着した無線機を収納した状態である。ヘリカルアンテナ状態1−2は被測定者の左腰にヘリカルアンテナ用皮ケースを利用してヘリカルアンテナを接続した無線機を装着した状態である。
ベストアンテナ状態1−1はベストの左脇ポケットに無線機を収納し、ベストアンテナのアンテナ給電点から無線機に接続するために約1メートルの高周波ケーブルを接続しているが、左脇腹ポケットからアンテナ給電点までの高周波ケーブルの引回しを極力短くするため、余った高周波ケーブルを折り畳んで左脇腹ポケットに収納した状態である。ベストアンテナ状態1−2は、ベストの左胸ポケットに無線機を収納し、高周波ケーブルについては上記と同じである。ヘリカルアンテナ(UW−201付属)状態1−1は被測定者着用カッターシャツの左胸ポケットにヘリカルアンテナを装着した無線機を収納した状態である。ヘリカルアンテナ状態1−2は被測定者の左腰にヘリカルアンテナ用皮ケースを利用してヘリカルアンテナを接続した無線機を装着した状態である。
図11(a)において、0度方向は被測定者正面方向を示す。絶対利得は評価用被測定アンテナでの受信入力レベル測定結果から標準ダイポールアンテナでの受信入力レベル測定結果を引き、その値に標準ダイポールアンテナの絶対利得を加えることにより行なった。
ベストアンテナ状態1−1および1−2はともに全方向に利得差が少ない安定した指向製となることが分かる。ベストアンテナ状態1−1はベストアンテナ状態1−2と比較して約3d高い。また、ベストアンテナは総じてヘリカルアンテナと比較して利得差が少なく,平均利得も優位であることが分かる。
ベストアンテナ状態1−1および1−2はともに全方向に利得差が少ない安定した指向製となることが分かる。ベストアンテナ状態1−1はベストアンテナ状態1−2と比較して約3d高い。また、ベストアンテナは総じてヘリカルアンテナと比較して利得差が少なく,平均利得も優位であることが分かる。
衣服等の生地上に導電性布のアンテナを貼り合わせ、この衣服を着用して使用する無線機用のアンテナである。
1,22,25 アンテナ素子部
2,23,26 整合部
3 地線部
4 同軸ケーブル
5 ベスト(衣服)
6 接続用コネクタ
6a,6b ホックメス
7a,7b ホックオス
8 ブルゾン
10 ターンテーブル
11 ベストアンテナ
12 ヘリカルアンテナ
13 バイコニカルアンテナ
14 スペクトルアナライザ
15 被測定者
17 車内
18 リアウインドウ
19 後部座席
20 サイシェード
21a,21b 吸盤
27 同軸ケーブル
2,23,26 整合部
3 地線部
4 同軸ケーブル
5 ベスト(衣服)
6 接続用コネクタ
6a,6b ホックメス
7a,7b ホックオス
8 ブルゾン
10 ターンテーブル
11 ベストアンテナ
12 ヘリカルアンテナ
13 バイコニカルアンテナ
14 スペクトルアナライザ
15 被測定者
17 車内
18 リアウインドウ
19 後部座席
20 サイシェード
21a,21b 吸盤
27 同軸ケーブル
Claims (4)
- 携帯無線機用のλ/4接地アンテナにおいて、
衣服と、
前記衣服の内面に垂直方向に設けられた導電性布のアンテナ素子部と、
前記アンテナ素子部の端部に接続され、前記衣服の内面に設けられた導電性布の整合部と、
前記衣服の内面に水平方向に設けられた導電性布の地線部とからなり、
衣服の着用によって衣服内面にアンテナを形成することを特徴とするベストアンテナ。 - 前記アンテナ素子部および前記地線部は、テープ状に、
前記整合部は、クランク状にそれぞれ形成し、
アンテナ形状が逆T字形となるように構成したしたことを特徴とする請求項1記載のベストアンテナ。 - 前記整合部と前記地線部の端部にそれぞれ衣類用の金属性ホックオスを半田付けし、
同軸ケーブルに、該同軸ケーブルの内部導体端部に前記整合部のホックオスに着脱する金属性ホックメスを、該同軸ケーブルの外部導体端部に前記地線部のホックオスに着脱する金属性ホックメスをそれぞれ有するコネクタを設け、
同軸ケーブルを着脱可能にしたことを特徴とする請求項1または2記載のベストアンテナ。 - メッシュ生地の吸盤付サンシェードに導電性布のアンテナ素子,整合部および地線部をアイロンプリントで接着したことを特徴とするベストアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2004
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