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JP3100459B2 - 陰極線管装置 - Google Patents

陰極線管装置

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JP3100459B2
JP3100459B2 JP11589592A JP11589592A JP3100459B2 JP 3100459 B2 JP3100459 B2 JP 3100459B2 JP 11589592 A JP11589592 A JP 11589592A JP 11589592 A JP11589592 A JP 11589592A JP 3100459 B2 JP3100459 B2 JP 3100459B2
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JP
Japan
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electric field
ray tube
cathode ray
pulse voltage
coil
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JP11589592A
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宣隆 奥山
宗一 桜井
浩二 木藤
弘樹 大黒
功 吉見
正雄 小原
通孝 大沢
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Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP93103424A priority patent/EP0568783B1/en
Priority to DE69321156T priority patent/DE69321156T2/de
Priority to KR1019930003161A priority patent/KR960000533B1/ko
Priority to US08/026,757 priority patent/US5475287A/en
Publication of JPH05314927A publication Critical patent/JPH05314927A/ja
Priority to US08/460,110 priority patent/US5701061A/en
Priority to US08/544,923 priority patent/US5689157A/en
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管と該陰極線管
に装着した偏向ヨークから成る陰極線管装置に関するも
のであり、更に詳しくは、該偏向ヨーク及び偏向高圧回
路から陰極線管装置の外部に放射される高周波の電界を
低減することのできる陰極線管装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来における関連する第1の技術として
は、特開昭61−138433号公報に記載されている
ように、陰極線管のネック部に封入された電子銃を構成
する集束電極系と、陰極線管に装着した偏向ヨークを構
成する磁気コアを、非磁性の導電性磁気シールド体で環
状に被覆したものがあった。
【0003】また、従来における関連する第2の技術と
しては、特開昭62−241241号公報に記載されて
いるように、くら型の水平偏向コイルを有する偏向ヨー
クのコアに、トロイダル状に巻回したキャンセルコイル
を設け、該キャンセルコイルを水平偏向コイルに接続す
ることにより、水平偏向コイルによって発生する偏向ヨ
ーク本体から外部に漏れる水平偏向磁界と逆極性の磁界
を発生するものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、陰極線管装置
においては、偏向ヨークの水平偏向コイルに高電圧のパ
ルス電圧を印加して水平偏向磁界を発生させる際、偏向
ヨーク及び偏向高圧回路から陰極線管装置の外部に向か
って高周波の電界が放射されるため、その高周波の電界
によって、陰極線管装置の周辺に配置された他の電機機
器に悪影響が及ぶ恐れがあった。よって、陰極線管装置
においては、このような外部に放射される高周波の電界
を低減する必要があった。
【0005】しかしながら、上記した従来における関連
する技術のうち、第1の技術は、偏向高圧回路に含まれ
るフライバックトランスなどによる、外部からの時間的
に変化する漏洩磁界が、電子ビームの軌道に影響を及ぼ
すことを防止するものであり、偏向ヨーク及び偏向高圧
回路から陰極線管装置の外部に放射される高周波の電界
の低減については配慮されていなかった。また、高電圧
のパルス電圧が印加される水平偏向コイルの蛍光面側開
口部をシールド体で覆っていないため、偏向ヨークから
陰極線管装置の外部に放射される高周波の電界は、ほと
んど低減することができなった。
【0006】一方、第2の技術は、キャンセルコイルに
電流が流れることより、偏向ヨークからの漏洩磁界を打
ち消す磁界を発生するものであり、偏向ヨーク及び偏向
高圧回路から陰極線管装置の外部に放射される高周波の
電界を低減するものではなかった。
【0007】そこで、本発明は、偏向ヨーク及び偏向高
圧回路から陰極線管装置の外部に放射される高周波の電
界を低減することのできる陰極線管装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかわる陰極線管装置では、水平偏向コイ
ルを有する偏向ヨークと、該偏向ヨークが装着される陰
極線管と、を備え、前記水平偏向コイルに高電圧のパル
ス電圧を印加して、水平偏向磁界を発生させる陰極線管
装置において、前記水平偏向コイルに印加される前記パ
ルス電圧と逆極性のパルス電圧を発生する逆パルス電圧
発生手段と、該逆パルス電圧発生手段にて発生された逆
極性の前記パルス電圧を入力し、前記水平偏向コイルが
水平偏向磁界を発生する際に発生される電界を打ち消す
べく、該電界と逆極性の電界を発生する電界打ち消し電
極と、を設け、かつ 前記陰極線管のファンネル部の管内
内側に形成されていて、前記電界発生の経路として寄与
する内装黒鉛と、前記ファンネル部の管外外側に形成さ
れていて、アースされている外装黒鉛と、のうち、前記
外装黒鉛の本来在るべきファンネル部上の位置の近傍
に、該外装黒鉛とは切り離した形で、前記電界打ち消し
電極を配した。
【0009】
【作用】前記逆パルス電圧発生手段は、水平偏向コイル
に印加される高電圧のパルス電圧と逆極性のパルス電圧
を発生する。また、前記電界打ち消し電極は、逆パルス
電圧発生手段にて発生された前記パルス電圧を入力し
て、電界を発生する。このとき、入力したパルス電圧
は、水平偏向コイルに印加される高電圧のパルス電圧と
逆極性のパルス電圧であるため、発生する電界は、偏向
ヨーク及び偏向高圧回路から陰極線管装置の外部に放射
される高周波の電界と逆極性の電界となる。従って、こ
の発生した電界は、偏向ヨーク及び偏向高圧回路から陰
極線管装置の外部に放射される高周波の電界を打ち消す
よう作用するため、陰極線管装置全体として外部に放射
される高周波の電界は低減されることになる。そして前
電界打ち消し電極が、電界発生の経路として寄与する
内装黒鉛に、ファンネル部を介して接する近傍位置にあ
ることから、電界の打ち消しに有効に作用する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するわけである
が、その前に本発明の理解に役立つ陰極線管装置の説明
を行う。図1は、本発明の理解のために役立つ陰極線管
装置の一例を一部破断して示した側面図であり、図2は
図1における偏向高圧回路に含まれるフライバックトラ
ンスを示す回路図であり、図3は図1における電界打ち
消し電極を一部破断して示した斜視図である。
【0011】上記各図において、1は陰極線管装置、2
は陰極線管、3は偏向ヨーク、4は偏向高圧回路、5は
フライバックトランス、6は電界打ち消し電極、7は絶
縁枠、8は水平偏向コイルである。
【0012】本例は、フライバックトランス5に逆パル
ス電圧発生機能を持たせたことと、陰極線管2のファン
ネル部2bに電界打ち消し電極6を装着したことを特徴
としている。
【0013】ここで、フライバックトランス5は、水平
偏向コイル8に接続される端子P1,P3、電界打ち消
し電極6に接続される端子P2及び陰極線管2のアノー
ドに接続される高圧出力端子P4を有する偏向高圧回路
4に含まれており、逆パルス電圧発生機能として、端子
P1から偏向ヨーク3の水平偏向コイル8に印加する高
電圧のパルス電圧e1に対し、逆極性のパルス電圧e2
を端子P2に発生する。
【0014】このフライバックトランス5は、図2に示
すように、水平偏向出力端子である端子P1及び+B電
源に接続された一次側コイル5aと、ダイオード5dに
直列接続され端子P4より高圧を得る二次側コイル5b
と、から成る基本構成に加えて、誘導コイル5cを備え
ている。この誘導コイル5cの一端である端子P5はア
ースに接続され、他端である端子P2は電界打ち消し電
極6に接続されている。従って、誘導コイル5cの端子
P2には、端子P1にかかる高電圧のパルス電圧e1に
対して逆極性のパルス電圧e2が発生される。
【0015】一方、電界打ち消し電極6は、陰極線管2
のファンネル部2bにおいて、左右両側に装着されてお
り、端子P2に発生された逆極性のパルス電圧e2を入
力し、その電圧e2にほぼ比例した電界を発生する。
【0016】この電界打ち消し電極6は金属板から成
り、図3に示すように、絶縁枠7に形成された溝部7a
に埋め込まれており、その挿入部には絶縁カバー7bが
取り付けられている。絶縁枠7の面7cは、陰極線管2
のファンネル部2bとの接着面であり、電界打ち消し電
極6の面と鋭角を成している。このため、電界打ち消し
電極6は、陰極線管2のファンネル部2bに装着された
際、蛍光面2aとほぼ平行を成すように配置でき、電界
打ち消し電極6からは効率的に電界を蛍光面2a側に放
射できる。また、電界打ち消し電極6は、陰極線管2の
ファンネル部2bに形成される外装黒鉛との距離を保て
るため、浮遊容量を低減できる。
【0017】では、電界打ち消し電極6の動作をさらに
詳しく説明する。図4は偏向ヨーク3の水平偏向コイル
8に印加する高電圧のパルス電圧e1とフライバックト
ランス5が発生する逆極性のパルス電圧e2の波形を示
す波形図である。
【0018】図4に示すように、パルス電圧e1とe2
は、互いに位相は同じであるが、極性は逆である。パル
ス電圧e1の振幅は、通常1000V程度と高電圧であ
る。このため、水平偏向出力端子P1と接続した水平偏
向コイル8は、高周波の電界を放射する電極として作用
し、水平偏向出力端子P1のパルス電圧e1にほぼ比例
した電界を陰極線管装置1の外部に放射する。
【0019】一方、電界打ち消し電極6は、水平偏向コ
イル8に印加されるパルス電圧e1と逆極性のパルス電
圧e2を入力しているため、このパルス電圧e2にほぼ
比例した電界を陰極線管装置1の外部に放射し、偏向ヨ
ーク3によって陰極線管装置1の外部に放射される高周
波の電界と相殺し、その高周波の電界を低減することが
できる。
【0020】なお、電界打ち消し電極6の面積を大きく
した場合には、電界打ち消し電極6に印加するパルス電
圧e2を低くしても、同等の、高周波電界の低減効果を
得ることができる。
【0021】図5は本発明の理解に役立つ陰極線管装置
の他の例を示す側面図であり、図6は図5における偏向
ヨークを一部破断して示した正面図である。上記各図に
おいて、9は水平偏向磁界、10は誘導コイル、11は
絶縁体である。
【0022】本例は、逆パルス電圧発生機能を有する誘
導コイル10を偏向ヨーク3に設けたことと、電界打ち
消し電極6を偏向ヨーク3の蛍光面側の外周に装着した
ことを特徴としている。
【0023】ここで、誘導コイル10は、偏向ヨーク3
の内面に装着され、水平偏向磁界9が鎖交するように配
置されている。そして、この誘導コイル10の一端であ
るP5は水平偏向コイル8の低電位側端子P3に接続さ
れ、他端である端子P2は電界打ち消し電極6に接続さ
れている。
【0024】一方、電界打ち消し電極6はリング状の金
属板から成り、その周囲は絶縁枠7で覆われている。そ
して、その電界打ち消し電極6は偏向ヨーク3の蛍光面
側の外周に装着されている。
【0025】本例では、水平帰線期間に急激に変化する
水平偏向磁界9によって、誘導コイル10は図4に示し
た電圧波形と同様な逆極性のパルス電圧e2を発生す
る。従って、誘導コイル10と接続された電界打ち消し
電極6は、このパルス電圧e2にほぼ比例した電界を陰
極線管装置1の外部に放射し、偏向ヨーク3によって陰
極線管装置1の外部に放射される高周波の電界と相殺
し、その高周波の電界を低減することができる。本例
は、偏向ヨーク3だけを変更することで高周波の電界を
低減できる利点がある。
【0026】なお、誘導コイル10は、図6に示すよう
にフィルム状の絶縁体11の上にコイルの導体パターン
を印刷またはエッチングによって形成することにより構
成されている。このため、誘導コイル10の厚さを薄く
でき、偏向ヨーク3をより陰極線管2のファンネル部2
bに密着して使用することができる。また、本例では、
誘導コイル10を水平偏向コイル8の内面に装着してい
るが、水平偏向磁界9が漏洩している所ならどこの場所
に誘導コイル10を置いても良い。
【0027】図7は本発明の理解のために役立つ陰極線
管装置において用いられる陰極線管を示す側面図であ
る。本例は、逆パルス電圧発生機能を有する誘導コイル
10を陰極線管2に設けたことと、電界打ち消し電極6
を陰極線管2の蛍光面側外周に装着したことを特徴とし
ている。
【0028】ここで、誘導コイル10は、陰極線管2の
ファンネル部2bにおいて、破線で示す偏向ヨーク取付
け部に装着され、前述の例と同様に、水平偏向磁界9が
鎖交するように配置されている。そして、この誘導コイ
ル10の一端であるP5は陰極線管2のアースに接続さ
れ、他端である端子P2は電界打ち消し電極6に接続さ
れている。一方、電界打ち消し電極6は絶縁被覆付きの
導線から成り、陰極線管2の蛍光面側外周に装着されて
いる。
【0029】本例では、水平帰線期間に急激に変化する
水平偏向磁界9により、誘導コイル10は図4に示した
電圧波形と同様な逆極性のパルス電圧e2を発生する。
従って、誘導コイル10と接続された電界打ち消し電極
6は、このパルス電圧e2にほぼ比例した電界を陰極線
管装置1の外部に放射し、偏向ヨーク3によって陰極線
管装置1の外部に放射される高周波の電界と相殺し、そ
の高周波の電界を低減することができる。本例では、陰
極線管2だけの構成により高周波の電界を低減できる利
点がある。また、本例では、電界打ち消し電極6は絶縁
被覆付きの導線から成っているため、その導体長を変え
るだけで、電界打ち消し電極6の総面積を容易に変える
ことができ、打ち消し電界の強さの調整が容易である
【0030】以上を踏まえ、本発明では、電界打ち消し
電極6を陰極線管2に装着する方法に工夫を凝らした。
即ち、陰極線管2のファンネル部2bの外装黒鉛の一部
をアース部分と切り離して電極を形成するなどの方法に
より、陰極線管2に直接電界打ち消し電極6を形成する
ようにし、これを実施例としている。
【0031】図8は本発明の参考例としての陰極線管装
置において用いられる偏向ヨークを一部破断して示した
側面図である。同図において、12はコア、15は絶縁
テープ、16は垂直偏向コイルである。
【0032】本例は、逆パルス電圧発生機能を有する誘
導コイル10を偏向ヨーク3のコア12に設けたことを
特徴としている。なお、電界打ち消し電極6について
は、前述の各例で述べた何れのものを用いても良い。
【0033】ここで、誘導コイル10は、偏向ヨーク3
のコア12にトロイダル状に巻回して構成され、水平偏
向磁界9が鎖交するように配置されていると共に、絶縁
テープ15によって垂直偏向コイル16と絶縁されてい
る。そして、この誘導コイル10の一端である端子P5
は、水平偏向コイル8の低電位側やアースなどの高周波
パルス的に低電位の端子に接続され、他端である端子P
2は電界打ち消し電極6に接続されている。
【0034】本例では、水平帰線期間に急激に変化する
水平偏向磁界9によって、誘導コイル10は図4に示し
た電圧波形と同様な逆極性のパルス電圧e2を発生す
る。従って、誘導コイル10と接続された電界打ち消し
電極6は、このパルス電圧e2にほぼ比例した電界を陰
極線管装置1の外部に放射し、偏向ヨーク3によって陰
極線管装置1の外部に放射される高周波の電界と相殺
し、その高周波の電界を低減することができる。本例
は、偏向ヨーク3だけの構成により、高周波の電界の打
ち消しに必要な逆極性のパルス電圧e2を発生すること
ができる利点がある。
【0035】図9は本発明の他の参考例として陰極線管
装置において用いられるインピーダンス変換用の変圧器
を示す回路図である。同図において、13はインピーダ
ンス変換用の変圧器である。
【0036】本例は水平偏向コイル8のインピーダンス
変換用の変圧器13に逆パルス電圧発生機能を持たせた
ことを特徴としている。なお、電界打ち消し電極6につ
いては、前述の各例で述べた何れのものを用いても良
い。
【0037】ここで、変圧器13は、一次側コイル13
aに加えて、誘導コイル13bを備えている。この誘導
コイル13bの一端は水平偏向出力の低電位側端子P3
に接続され、他端である端子P2を電界打ち消し電極6
に接続される。
【0038】本例によれば、偏向ヨーク3、陰極線管1
及び偏向高圧回路4を変更することなく、単に変圧器1
3と電界打ち消し電極6を設けるのみで、偏向ヨーク3
から陰極線管装置1の外部に放射される高周波の電界を
打ち消すことができる。
【0039】なお、変圧器13おいて、偏向高圧回路4
の端子P1と接続する一次側コイル13aは、中間タッ
プP6を出して水平偏向コイル8と接続することによ
り、巻線の一部を二次側コイルと兼用している。変圧器
13の一次側コイルと二次側コイルの巻数比が1対1の
場合には、中間タップP6の位置は、端子P1の位置と
等しくなる。
【0040】なお、上記した各例において、誘導コイル
5c、10または13bの出力である逆極性のパルス電
圧e2に直流電圧が重畳されていても、陰極線管装置1
の外部に放射される高周波の電界に対する低減効果は同
じである。従って、誘導コイル5c、10または13b
の両端子のうち、電界打ち消し電極6と接続しない方の
端子P5を接続する部分の電位は、アース電位に限らず
直流電位であっても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように構
成されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0042】すなわち、陰極線管装置の、外装黒鉛の本
来在るべきファンネル部上の位置の近傍に備えた電界打
ち消し電極に、逆極性のパルス電圧を印加し、偏向ヨー
ク及び偏向高圧回路から陰極線管装置の外部に放射され
る高周波の電界と逆極性の電界を発生させることによ
り、陰極線管装置の外部に放射される高周波の電界を
めて有効に打ち消して低減することができるという効果
がある。
【0043】さらにまた、水平偏向出力に接続した変圧
器または水平偏向磁界と鎖交する誘導コイルを設ける
いう比較的簡単な構成により、陰極線管装置の外部に放
射される高周波の電界の低減に必要な逆極性のパルス電
圧を発生できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を理解するのに役立つ陰極線管装置の一
を一部破断して示した側面図である。
【図2】図1における偏向高圧回路に含まれるフライバ
ックトランスを示す回路図である。
【図3】図1における電界打ち消し電極を一部破断して
示した斜視図である。
【図4】偏向ヨーク3の水平偏向コイル8に印加する高
電圧のパルス電圧e1とフライバックトランス5が発生
する逆極性のパルス電圧e2の波形を示す波形図であ
る。
【図5】本発明を理解するのに役立つ陰極線管装置の他
の例を示す側面図である。
【図6】図5における偏向ヨークを一部破断して示した
正面図である。
【図7】本発明を理解するのに役立つ陰極線管装置にお
いて用いられる陰極線管を示す側面図である。
【図8】本発明の参考例としての陰極線管装置において
用いられる偏向ヨークを一部破断して示した側面図であ
る。
【図9】本発明の他の参考例として陰極線管装置におい
て用いられるインピーダンス変換用の変圧器を示す回路
図である。
【符号の説明】
1…陰極線管装置、2…陰極線管、3…偏向ヨーク、4
…偏向高圧回路、5…フライバックトランス、6…電界
打ち消し電極、7…絶縁枠、8…水平偏向コイル、9…
水平偏向磁界、10…誘導コイル、11…絶縁体、12
…コア、13…変圧器、15…絶縁テープ、16…垂直
偏向コイル。
フロントページの続き (72)発明者 桜井 宗一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (72)発明者 木藤 浩二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (72)発明者 大黒 弘樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (72)発明者 吉見 功 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日 立製作所茂原工場内 (72)発明者 小原 正雄 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会 社日立水沢エレクトロニクス内 (72)発明者 大沢 通孝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (56)参考文献 特開 平4−315741(JP,A) 特開 平5−303942(JP,A) 特開 平5−207404(JP,A) 特開 平5−244540(JP,A) 特開 平5−242821(JP,A) 特開 平3−89437(JP,A) 特開 平3−64836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/86 H01J 29/76

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平偏向コイルを有する偏向ヨークと、
    該偏向ヨークが装着される陰極線管と、を備え、前記水
    平偏向コイルに高電圧のパルス電圧を印加して、水平偏
    向磁界を発生させる陰極線管装置において、 前記水平偏向コイルに印加される前記パルス電圧と逆極
    性のパルス電圧を発生する逆パルス電圧発生手段と、該
    逆パルス電圧発生手段にて発生された逆極性の前記パル
    ス電圧を入力し、前記水平偏向コイルが水平偏向磁界を
    発生する際に発生される電界を打ち消すべく、該電界と
    逆極性の電界を発生する電界打ち消し電極と、を設け
    かつ 前記陰極線管のファンネル部の管内内側に形成され
    ていて、前記電界発生の経路として寄与する内装黒鉛
    と、前記ファンネル部の管外外側に形成されていて、ア
    ースされている外装黒鉛と、のうち、前記外装黒鉛の本
    来在るべきファンネル部上の位置の近傍に、該外装黒鉛
    とは切り離した形で、前記電界打ち消し電極を配し、該
    電界打ち消し電極が、前記電界発生の経路として寄与す
    る内装黒鉛に、ファンネル部を介して接する近傍位置に
    あることから、前記電界の打ち消しに有効に作用するよ
    うにしたことを特徴とする陰極線管装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の陰極線管装置におい
    て、前記逆パルス電圧発生手段は、誘導コイルを備えた
    フライバックトランスから成り、逆極性の前記パルス電
    圧を前記誘導コイルから得るようにしたことを特徴とす
    る陰極線管装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の陰極線管装置におい
    て、前記逆パルス電圧発生手段は、前記偏向ヨークにお
    ける前記水平偏向磁界が鎖交する位置に配置された誘導
    コイルから成ることを特徴とする陰極線管装置。
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