JP3100042B2 - ディスポーザーの防振取付機構 - Google Patents
ディスポーザーの防振取付機構Info
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- JP3100042B2 JP3100042B2 JP09344761A JP34476197A JP3100042B2 JP 3100042 B2 JP3100042 B2 JP 3100042B2 JP 09344761 A JP09344761 A JP 09344761A JP 34476197 A JP34476197 A JP 34476197A JP 3100042 B2 JP3100042 B2 JP 3100042B2
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所からでる生ご
みの処理器であるディスポーザーの防振取付機構に関す
るものである。
みの処理器であるディスポーザーの防振取付機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】台所の生ごみ処理器であるディスポーザ
ーは米国を中心に普及しているが、日本に適用する場合
には、排水処理と騒音が問題となる。即ち、ディスポー
ザー本体は流し排水口の下側に取り付けた排水口取付筒
体(シュート)を介して取り付けられるため、ディスポ
ーザー本体から発生する振動は排水口側筒体を経て流し
排水口に伝わって騒音を発生する。このため、この騒音
を抑制する対策が必要となる。
ーは米国を中心に普及しているが、日本に適用する場合
には、排水処理と騒音が問題となる。即ち、ディスポー
ザー本体は流し排水口の下側に取り付けた排水口取付筒
体(シュート)を介して取り付けられるため、ディスポ
ーザー本体から発生する振動は排水口側筒体を経て流し
排水口に伝わって騒音を発生する。このため、この騒音
を抑制する対策が必要となる。
【0003】図4はディスポーザーの取付機構の従来例
の1つを示すものである。符号aは流し板であり、この
流し板aから一段低くした低段部b内に排水口を形成し
ている。cは排水口取付筒体であり、この排水口取付筒
体cは、締付部材dを螺合する雄ねじ部eを外側に形成
すると共に、上部に上記低段部bに対応するつば状の取
付部f、下部にディスポーザー本体gの取付部hを形成
している。この構成では、つば状の取付部fと低段部b
間にゴムパッキンiを介装した状態で締付部材dを締め
付けることにより排水口取付筒体cを流し排水口に取り
付け、次いでディスポーザー本体gの上部と取付部h間
にゴムパッキンjを介装して締付部材kを締め付けるこ
とにより排水口取付筒体cにディスポーザー本体gを取
り付けている。このためディスポーザー本体gは締付部
材kを緩めることにより排水口取付筒体cから取り外し
てメンテナンスを行うことができる。
の1つを示すものである。符号aは流し板であり、この
流し板aから一段低くした低段部b内に排水口を形成し
ている。cは排水口取付筒体であり、この排水口取付筒
体cは、締付部材dを螺合する雄ねじ部eを外側に形成
すると共に、上部に上記低段部bに対応するつば状の取
付部f、下部にディスポーザー本体gの取付部hを形成
している。この構成では、つば状の取付部fと低段部b
間にゴムパッキンiを介装した状態で締付部材dを締め
付けることにより排水口取付筒体cを流し排水口に取り
付け、次いでディスポーザー本体gの上部と取付部h間
にゴムパッキンjを介装して締付部材kを締め付けるこ
とにより排水口取付筒体cにディスポーザー本体gを取
り付けている。このためディスポーザー本体gは締付部
材kを緩めることにより排水口取付筒体cから取り外し
てメンテナンスを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】排水口取付筒体cと、
排水口の低段部b及びディスポーザー本体gとの間に夫
々介装するゴムパッキンi,jは水シールのためであっ
て、いわゆる締め勝手、即ち圧縮された状態であるため
振動伝達の抑制には余り寄与しない。従って、ディスポ
ーザー本体gから発生する振動による騒音を十分に低減
することはできない。また、この他、ディスポーザー本
体を防振機能を有する吊り構造で支持する提案もなされ
ているが、上下方向の防振効果が必ずしも十分ではな
い。本発明はこのような課題を解決し、上下方向の防振
効果をより高めることにより、ディスポーザー本体から
発生する振動が排水口側筒体を経て流し台に伝達される
のを効果的に低減して、騒音の発生を抑制することを目
的とするものである。
排水口の低段部b及びディスポーザー本体gとの間に夫
々介装するゴムパッキンi,jは水シールのためであっ
て、いわゆる締め勝手、即ち圧縮された状態であるため
振動伝達の抑制には余り寄与しない。従って、ディスポ
ーザー本体gから発生する振動による騒音を十分に低減
することはできない。また、この他、ディスポーザー本
体を防振機能を有する吊り構造で支持する提案もなされ
ているが、上下方向の防振効果が必ずしも十分ではな
い。本発明はこのような課題を解決し、上下方向の防振
効果をより高めることにより、ディスポーザー本体から
発生する振動が排水口側筒体を経て流し台に伝達される
のを効果的に低減して、騒音の発生を抑制することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、流し排水口に取り付けて下側に突出
させる排水口側筒体と、ディスポーザー本体を取り付け
る本体側筒体との間に可撓筒体を設けると共に、排水口
側筒体と本体側筒体の夫々の横方向につば状支持体を突
設し、夫々のつば状支持体の対応する複数個所に嵌合孔
を設けると共に、嵌合孔に弾性ブッシュを装着して支持
棒体を嵌合し、支持棒体の両端側にストッパーを設ける
と共に、少なくとも本体側筒体のつば状支持体におい
て、ストッパーと弾性ブッシュ間に弾性筒体を介装する
ことを提案する。
ために本発明では、流し排水口に取り付けて下側に突出
させる排水口側筒体と、ディスポーザー本体を取り付け
る本体側筒体との間に可撓筒体を設けると共に、排水口
側筒体と本体側筒体の夫々の横方向につば状支持体を突
設し、夫々のつば状支持体の対応する複数個所に嵌合孔
を設けると共に、嵌合孔に弾性ブッシュを装着して支持
棒体を嵌合し、支持棒体の両端側にストッパーを設ける
と共に、少なくとも本体側筒体のつば状支持体におい
て、ストッパーと弾性ブッシュ間に弾性筒体を介装する
ことを提案する。
【0006】そして本発明では上記の構成において、弾
性筒体として嵌合孔に装着するものと同様な弾性ブッシ
ュを用いることを提案する。
性筒体として嵌合孔に装着するものと同様な弾性ブッシ
ュを用いることを提案する。
【0007】また本発明では、締付部材により流し排水
口に取り付けて下側に突出させる排水口側筒体と、ディ
スポーザー本体を取り付ける本体側筒体との間に可撓筒
体を設けると共に、排水口側筒体と本体側筒体の夫々の
横方向につば状支持体を突設し、夫々のつば状支持体の
対応する複数個所に嵌合孔を設けると共に、嵌合孔に弾
性ブッシュを装着して支持棒体を嵌合し、支持棒体の両
端側にストッパーを設けると共に、少なくとも本体側筒
体のつば状支持体において、ストッパーとつば状支持体
間に圧縮コイルばねを介装することを提案する。
口に取り付けて下側に突出させる排水口側筒体と、ディ
スポーザー本体を取り付ける本体側筒体との間に可撓筒
体を設けると共に、排水口側筒体と本体側筒体の夫々の
横方向につば状支持体を突設し、夫々のつば状支持体の
対応する複数個所に嵌合孔を設けると共に、嵌合孔に弾
性ブッシュを装着して支持棒体を嵌合し、支持棒体の両
端側にストッパーを設けると共に、少なくとも本体側筒
体のつば状支持体において、ストッパーとつば状支持体
間に圧縮コイルばねを介装することを提案する。
【0008】さらに本発明では、以上の構成において、
可撓筒体を抗菌ゴムで構成することを提案する。
可撓筒体を抗菌ゴムで構成することを提案する。
【0009】以上の本発明によれば、ディスポーザー本
体は、複数の弾性ブッシュ又は弾性ブッシュと弾性筒体
或いは圧縮コイルスプリングを介装した支持棒体により
吊り構造で支持されるため、ディスポーザー本体から流
し台側への振動の伝達をこれらの複数の弾性ブッシュ又
は弾性ブッシュと弾性筒体或いは圧縮コイルスプリング
により抑制することができ、従ってディスポーザー本体
によって流し台から発生する騒音レベルを低減すること
ができる。
体は、複数の弾性ブッシュ又は弾性ブッシュと弾性筒体
或いは圧縮コイルスプリングを介装した支持棒体により
吊り構造で支持されるため、ディスポーザー本体から流
し台側への振動の伝達をこれらの複数の弾性ブッシュ又
は弾性ブッシュと弾性筒体或いは圧縮コイルスプリング
により抑制することができ、従ってディスポーザー本体
によって流し台から発生する騒音レベルを低減すること
ができる。
【0010】この際、複数の弾性ブッシュ又は弾性ブッ
シュと弾性筒体或いは圧縮コイルスプリングは、ディス
ポーザー本体の荷重により圧縮力が作用するように配置
されており、弾性ブッシュ及びスプリングの破損が起こ
った場合もディスポーザー本体は脱落しない。また上下
方向の防振効果を、より高めるために長い構成としてい
るが、支持棒体が貫通しているため圧縮力により座屈し
ない。
シュと弾性筒体或いは圧縮コイルスプリングは、ディス
ポーザー本体の荷重により圧縮力が作用するように配置
されており、弾性ブッシュ及びスプリングの破損が起こ
った場合もディスポーザー本体は脱落しない。また上下
方向の防振効果を、より高めるために長い構成としてい
るが、支持棒体が貫通しているため圧縮力により座屈し
ない。
【0011】また、ディスポーザー本体は上述したとお
り、防振効果を有する吊り構造で支持されるので、可撓
筒体は生ごみ等が落下する際の単なるカバーとして構成
することができ、この場合には特別な強度、防振性能等
を考慮しなくとも良いので、これらの性能は落ちるが、
カバーの材質としてこのような個所での使用に適する抗
菌ゴムを使用することができる。
り、防振効果を有する吊り構造で支持されるので、可撓
筒体は生ごみ等が落下する際の単なるカバーとして構成
することができ、この場合には特別な強度、防振性能等
を考慮しなくとも良いので、これらの性能は落ちるが、
カバーの材質としてこのような個所での使用に適する抗
菌ゴムを使用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。まず図1、図2は本発明の第1の実施
の形態を示すもので、図1は図2のA−A線断面図、図
2は図1の下方側から見た底面図である。符号1は流し
台の流し板であり、この流し板1に一段低くした低段部
2を形成し、この低段部2内に排水口を形成している。
符号3は排水口側筒体を示すもので、この排水口側筒体
3は、外側に雄ねじ部4を形成し、上部に上記低段部2
に対応するつば状取付部5を形成した内側筒体6と、上
記雄ねじ部4に螺合する雌ねじ部7を備えた外側筒体8
とから構成し、外側筒体8は、上部につば状支持体9を
設けると共に、下部をシュート状に構成している。
照して説明する。まず図1、図2は本発明の第1の実施
の形態を示すもので、図1は図2のA−A線断面図、図
2は図1の下方側から見た底面図である。符号1は流し
台の流し板であり、この流し板1に一段低くした低段部
2を形成し、この低段部2内に排水口を形成している。
符号3は排水口側筒体を示すもので、この排水口側筒体
3は、外側に雄ねじ部4を形成し、上部に上記低段部2
に対応するつば状取付部5を形成した内側筒体6と、上
記雄ねじ部4に螺合する雌ねじ部7を備えた外側筒体8
とから構成し、外側筒体8は、上部につば状支持体9を
設けると共に、下部をシュート状に構成している。
【0013】符号10はディスポーザー本体11を取り
付ける本体側筒体であり、この本体側筒体10の中間部
に、上記外側筒体8のつば状支持体9に対応するつば状
支持体12を突設しており、このつば状支持体12より
も下方においてディスポーザー本体11を取り付ける構
成としている。
付ける本体側筒体であり、この本体側筒体10の中間部
に、上記外側筒体8のつば状支持体9に対応するつば状
支持体12を突設しており、このつば状支持体12より
も下方においてディスポーザー本体11を取り付ける構
成としている。
【0014】また上記外側筒体8の外側と本体側筒体1
0の外側間に可撓筒体13を接続している。図示の接続
方法を詳細に説明すると、この実施の形態では、外側筒
体8と本体側筒体10の夫々の外周に係合溝14を形成
すると共に、可撓筒体13の上部と下部の内周に上記係
合溝14に係合する凸条15を形成し、可撓筒体13の
上部と下部を夫々外側筒体8と本体側筒体10の外側に
嵌合し、凸条15を係合溝14に係合した後、可撓筒体
13の外周を締付バンド16により締め付けて接続を行
うようにしている。尚、この実施の形態では、可撓筒体
13は可撓性を形状的に良くするために蛇腹状に構成し
ている。
0の外側間に可撓筒体13を接続している。図示の接続
方法を詳細に説明すると、この実施の形態では、外側筒
体8と本体側筒体10の夫々の外周に係合溝14を形成
すると共に、可撓筒体13の上部と下部の内周に上記係
合溝14に係合する凸条15を形成し、可撓筒体13の
上部と下部を夫々外側筒体8と本体側筒体10の外側に
嵌合し、凸条15を係合溝14に係合した後、可撓筒体
13の外周を締付バンド16により締め付けて接続を行
うようにしている。尚、この実施の形態では、可撓筒体
13は可撓性を形状的に良くするために蛇腹状に構成し
ている。
【0015】また上記つば状支持体9,12の夫々対応
する複数個所、図2においては、夫々角度120度ずつ
隔たった3個所に支持部17a,17bを構成してお
り、これらの支持部17a,17bはゴム筒体からなる
弾性ブッシュ18a,18bを装着可能とするために周
縁側を薄肉とした嵌合孔19a,19bを形成してい
る。
する複数個所、図2においては、夫々角度120度ずつ
隔たった3個所に支持部17a,17bを構成してお
り、これらの支持部17a,17bはゴム筒体からなる
弾性ブッシュ18a,18bを装着可能とするために周
縁側を薄肉とした嵌合孔19a,19bを形成してい
る。
【0016】しかして上記支持部17a,17bの嵌合
孔19a,19bの夫々に弾性ブッシュ18a,18b
を嵌合して装着した後、ボルト20を、弾性ブッシュ1
8aの上側から挿入して、この弾性ブッシュ18aと下
側の弾性ブッシュ18bを貫通する。次いで下側の弾性
ブッシュ18bを貫通したボルト20の先端側に、他の
適数、この場合、2つの弾性ブッシュ21を嵌合して重
ね、この状態でナット22を締め、上下のつば状支持体
9,12間の間隔を調整した状態で固定することによ
り、本体側筒体10をボルト20により吊り構造で排水
口側筒体3に支持することができる。尚、ナット23は
緩み止めのためロック剤により固定し、且つ、ナット2
2は緩み止めのために二重ナットとして構成している。
また、この実施の形態では、ボルト20が上記支持棒体
に相当し、またボルト20の頭部側のナット23とナッ
ト22が上記ストッパーに相当する。
孔19a,19bの夫々に弾性ブッシュ18a,18b
を嵌合して装着した後、ボルト20を、弾性ブッシュ1
8aの上側から挿入して、この弾性ブッシュ18aと下
側の弾性ブッシュ18bを貫通する。次いで下側の弾性
ブッシュ18bを貫通したボルト20の先端側に、他の
適数、この場合、2つの弾性ブッシュ21を嵌合して重
ね、この状態でナット22を締め、上下のつば状支持体
9,12間の間隔を調整した状態で固定することによ
り、本体側筒体10をボルト20により吊り構造で排水
口側筒体3に支持することができる。尚、ナット23は
緩み止めのためロック剤により固定し、且つ、ナット2
2は緩み止めのために二重ナットとして構成している。
また、この実施の形態では、ボルト20が上記支持棒体
に相当し、またボルト20の頭部側のナット23とナッ
ト22が上記ストッパーに相当する。
【0017】以上の構成において、内側筒体6のつば状
取付部5と低段部2間にゴムパッキン24を介装した状
態で外側筒体8を回動すれば、その雌ねじ部7と内側筒
体6の雄ねじ部4の螺合により締め付けられて、つば状
支持体9の上面とつば状取付部5の下面がゴムパッキン
24と低段部2を挟持するので、排水口側筒体3を流し
板1の排水口に取り付けることができる。次いで本体側
筒体10の下側にディスポーザー本体11を取り付ける
ことにより、ディスポーザー本体11を、主としてボル
ト20による吊り構造で、流し台の排水口の下側に支持
することができる。この場合、本体側筒体10に対する
ディスポーザー本体11の取り付けは、上述した従来の
取付機構を適用したり、または本体側筒体10の下部外
周に形成した係合用の凸条25を利用して取り付けた
り、または本体側筒体10の下部外周に雄ねじ部を形成
し、この雄ねじ部を利用して取り付けたり、またはこれ
らを組み合せて取り付ける方法等の適宜の方法を適用す
ることができる。
取付部5と低段部2間にゴムパッキン24を介装した状
態で外側筒体8を回動すれば、その雌ねじ部7と内側筒
体6の雄ねじ部4の螺合により締め付けられて、つば状
支持体9の上面とつば状取付部5の下面がゴムパッキン
24と低段部2を挟持するので、排水口側筒体3を流し
板1の排水口に取り付けることができる。次いで本体側
筒体10の下側にディスポーザー本体11を取り付ける
ことにより、ディスポーザー本体11を、主としてボル
ト20による吊り構造で、流し台の排水口の下側に支持
することができる。この場合、本体側筒体10に対する
ディスポーザー本体11の取り付けは、上述した従来の
取付機構を適用したり、または本体側筒体10の下部外
周に形成した係合用の凸条25を利用して取り付けた
り、または本体側筒体10の下部外周に雄ねじ部を形成
し、この雄ねじ部を利用して取り付けたり、またはこれ
らを組み合せて取り付ける方法等の適宜の方法を適用す
ることができる。
【0018】ディスポーザー本体11の使用時におい
て、流し台に開口している排水口側筒体3内に投入した
生ごみは、内側筒体6、外側筒体8、本体側筒体10を
経てディスポーザー本体11内に投入され、回転カッタ
ー等による処理に供される。この際、ディスポーザー本
体11に発生する振動は本体側筒体10に伝わるが、こ
の本体側筒体10は、つば状支持体12の複数個所にお
いて弾性ブッシュ18b,21を介してボルト20によ
り吊持されており、またこのボルト20は弾性ブッシュ
18aを介してつば状支持体9に支持されているため、
つば状支持体9への振動の伝達は抑制される。即ち、こ
の実施の形態ではボルト20と、つば状支持体9,12
の夫々の支持部17a,17bとの間には弾性ブッシュ
18a,18bが介在されていることに加えて、ボルト
20と本体側筒体10のつば状支持体12間には、弾性
ブッシュ18bに加えて適数の他の弾性ブッシュ21が
積み重なった状態で介在されるため、ディスポーザー本
体11から本体側筒体10に伝わった振動は、これらの
弾性ブッシュの弾性により吸収されて水平方向と上下方
向の振動の伝達を抑制し、防振を計ることができる。特
に、ボルト20と本体側筒体10のつば状支持体12間
は、弾性ブッシュ18bに加えて適数の他の弾性ブッシ
ュ21が積み重なった状態であって、弾性部分が長く構
成されるので、振動の伝達抑制効果が大きい。また、こ
のように積み重なった弾性ブッシュにより、弾性部分が
長く構成され、そこに圧縮力が作用するものではある
が、これらにはボルト20が貫通しているため荷重によ
り座屈することはない。尚、この実施の形態では、2つ
の弾性ブッシュ21は、それらの外周の装着溝に平座金
26を装着しているため、この部分の必要以上の座屈変
形を抑制することができる。このように2つの弾性ブッ
シュ21は、弾性ブッシュ18a,18bのように支持
部17a,17b等に装着する必要がないので、装着溝
を設けることは必須ではなく、従って、弾性ブッシュで
はなく単なる弾性筒体を使用することもできる。
て、流し台に開口している排水口側筒体3内に投入した
生ごみは、内側筒体6、外側筒体8、本体側筒体10を
経てディスポーザー本体11内に投入され、回転カッタ
ー等による処理に供される。この際、ディスポーザー本
体11に発生する振動は本体側筒体10に伝わるが、こ
の本体側筒体10は、つば状支持体12の複数個所にお
いて弾性ブッシュ18b,21を介してボルト20によ
り吊持されており、またこのボルト20は弾性ブッシュ
18aを介してつば状支持体9に支持されているため、
つば状支持体9への振動の伝達は抑制される。即ち、こ
の実施の形態ではボルト20と、つば状支持体9,12
の夫々の支持部17a,17bとの間には弾性ブッシュ
18a,18bが介在されていることに加えて、ボルト
20と本体側筒体10のつば状支持体12間には、弾性
ブッシュ18bに加えて適数の他の弾性ブッシュ21が
積み重なった状態で介在されるため、ディスポーザー本
体11から本体側筒体10に伝わった振動は、これらの
弾性ブッシュの弾性により吸収されて水平方向と上下方
向の振動の伝達を抑制し、防振を計ることができる。特
に、ボルト20と本体側筒体10のつば状支持体12間
は、弾性ブッシュ18bに加えて適数の他の弾性ブッシ
ュ21が積み重なった状態であって、弾性部分が長く構
成されるので、振動の伝達抑制効果が大きい。また、こ
のように積み重なった弾性ブッシュにより、弾性部分が
長く構成され、そこに圧縮力が作用するものではある
が、これらにはボルト20が貫通しているため荷重によ
り座屈することはない。尚、この実施の形態では、2つ
の弾性ブッシュ21は、それらの外周の装着溝に平座金
26を装着しているため、この部分の必要以上の座屈変
形を抑制することができる。このように2つの弾性ブッ
シュ21は、弾性ブッシュ18a,18bのように支持
部17a,17b等に装着する必要がないので、装着溝
を設けることは必須ではなく、従って、弾性ブッシュで
はなく単なる弾性筒体を使用することもできる。
【0019】次に図3は本発明の第2の実施の形態を示
すもので、図1と同様な個所の断面図である。この第2
の実施の形態では、上記第1の実施の形態における適数
の弾性ブッシュ21に代えて、本体側筒体10のつば状
支持体12とナット22間に圧縮コイルばね27を介装
している。尚、符号28はばね押さえであり、また29
は無負荷時、例えば本体側筒体10に未だディスポーザ
ー本体11を取付けていない場合や防振取付機構として
の流通時等に、圧縮コイルばね27の弾性により本体側
筒体10と排水口側筒体3間の距離が必要以上に狭めら
れる方向に移動するのを防ぐためのストッパーである。
その他の構成要素は、第1の実施の形態と同様であるの
で説明は省略する。
すもので、図1と同様な個所の断面図である。この第2
の実施の形態では、上記第1の実施の形態における適数
の弾性ブッシュ21に代えて、本体側筒体10のつば状
支持体12とナット22間に圧縮コイルばね27を介装
している。尚、符号28はばね押さえであり、また29
は無負荷時、例えば本体側筒体10に未だディスポーザ
ー本体11を取付けていない場合や防振取付機構として
の流通時等に、圧縮コイルばね27の弾性により本体側
筒体10と排水口側筒体3間の距離が必要以上に狭めら
れる方向に移動するのを防ぐためのストッパーである。
その他の構成要素は、第1の実施の形態と同様であるの
で説明は省略する。
【0020】このような構成においては、ボルト20と
本体側筒体10のつば状支持体12間は、弾性ブッシュ
18bに加えて、圧縮コイルばね27により弾性部分が
長く構成されるので、振動の伝達抑制効果が大きい。ま
た、このように圧縮コイルばね27が長く構成され、そ
こに圧縮力が作用するものではあるが、コイルばね27
が損傷してもディスポーザー本体11の脱落の危険はな
い。
本体側筒体10のつば状支持体12間は、弾性ブッシュ
18bに加えて、圧縮コイルばね27により弾性部分が
長く構成されるので、振動の伝達抑制効果が大きい。ま
た、このように圧縮コイルばね27が長く構成され、そ
こに圧縮力が作用するものではあるが、コイルばね27
が損傷してもディスポーザー本体11の脱落の危険はな
い。
【0021】以上の第1、第2の実施の形態のいずれに
おいても、弾性部分が荷重により圧縮される吊り構造で
あるため、仮に、弾性部分が損傷したとしてもディスポ
ーザー本体11の支持が維持されることになり、安全で
ある。
おいても、弾性部分が荷重により圧縮される吊り構造で
あるため、仮に、弾性部分が損傷したとしてもディスポ
ーザー本体11の支持が維持されることになり、安全で
ある。
【0022】また本発明では、上述したとおりディスポ
ーザー本体11は防振効果を有する吊り構造で支持され
るので、可撓筒体13は生ごみ等が落下する際の単なる
カバーとして構成することができる。従って、この場合
には特別な強度、防振性能等を考慮しなくとも良いの
で、これらの性能は落ちるが、可撓筒体13の材質とし
て抗菌性のものを使用することができる。抗菌性のもの
としては、例えば通常のゴムに無機系、有機ヨード系等
の抗菌剤を0.1%以上混合した抗菌ゴムや軟質プラス
チック等を使用することが可能である。
ーザー本体11は防振効果を有する吊り構造で支持され
るので、可撓筒体13は生ごみ等が落下する際の単なる
カバーとして構成することができる。従って、この場合
には特別な強度、防振性能等を考慮しなくとも良いの
で、これらの性能は落ちるが、可撓筒体13の材質とし
て抗菌性のものを使用することができる。抗菌性のもの
としては、例えば通常のゴムに無機系、有機ヨード系等
の抗菌剤を0.1%以上混合した抗菌ゴムや軟質プラス
チック等を使用することが可能である。
【0023】また図に示す実施の形態では、可撓筒体1
3は外側筒体8のシュート状の下部よりも外側に距離を
おいて位置し、また可撓筒体13の、内側に露出してい
る下端は外側筒体8のシュート状の下端よりも上方に位
置しているので、外側筒体13を通る生ごみが可撓筒体
13に付着するのを防止することができる。
3は外側筒体8のシュート状の下部よりも外側に距離を
おいて位置し、また可撓筒体13の、内側に露出してい
る下端は外側筒体8のシュート状の下端よりも上方に位
置しているので、外側筒体13を通る生ごみが可撓筒体
13に付着するのを防止することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の防振取付機構は以上のとおりで
あるので、次のような効果がある。 a.弾性部分が荷重により圧縮される吊り構造であるた
め、仮に、弾性部分が損傷したとしてもディスポーザー
本体の支持が維持されることになり、安全である。 b.弾性部分は、上下方向の防振効果を、より高めるた
めに長い構成としているが、支持棒体が貫通しているた
め圧縮力により座屈しない。 c.可撓筒体は生ごみ等が落下する際の単なるカバーと
して構成することができ、この場合には特別な強度、防
振性能等を考慮しなくとも良いので、これらの性能は落
ちるが、カバーの材質としてこのような個所での使用に
適する抗菌ゴムを使用することができる。
あるので、次のような効果がある。 a.弾性部分が荷重により圧縮される吊り構造であるた
め、仮に、弾性部分が損傷したとしてもディスポーザー
本体の支持が維持されることになり、安全である。 b.弾性部分は、上下方向の防振効果を、より高めるた
めに長い構成としているが、支持棒体が貫通しているた
め圧縮力により座屈しない。 c.可撓筒体は生ごみ等が落下する際の単なるカバーと
して構成することができ、この場合には特別な強度、防
振性能等を考慮しなくとも良いので、これらの性能は落
ちるが、カバーの材質としてこのような個所での使用に
適する抗菌ゴムを使用することができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す縦断面図
で、図2のA−A線断面図である。
で、図2のA−A線断面図である。
【図2】 図1の下方側から見た底面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図4】 従来のディスポーザー取付機構の一例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
1 流し板 2 低段部 3 排水口側筒体 4 雄ねじ部 5 つば状取付部 6 内側筒体 7 雌ねじ部 8 外側筒体 9 つば状支持体 10 本体側筒体 11 ディスポーザー本体 12 つば状支持体 13 可撓筒体 14 係合溝 15 凸条 16 締付バンド 17a,17b 支持部 18a,18b 弾性ブッシュ 19a,19b 係合孔 20 ボルト(支持棒体) 21 弾性ブッシュ 22 ナット(ストッパー) 23 頭部側ナット(ストッパー) 24 ゴムパッキン 25 凸条 26 平座金 27 圧縮コイルばね 28 ばね押さえ 29 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 和宏 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−125872(JP,U) 米国特許3089654(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44 B65F 1/00 - 1/16 E03C 1/12 - 1/33 F16F 1/00 - 6/00
Claims (4)
- 【請求項1】 流し排水口に取り付けて下側に突出させ
る排水口側筒体と、ディスポーザー本体を取り付ける本
体側筒体との間に可撓筒体を設けると共に、排水口側筒
体と本体側筒体の夫々の横方向につば状支持体を突設
し、夫々のつば状支持体の対応する複数個所に嵌合孔を
設けると共に、嵌合孔に弾性ブッシュを装着して支持棒
体を嵌合し、支持棒体の両端側にストッパーを設けると
共に、少なくとも本体側筒体のつば状支持体においてス
トッパーと弾性ブッシュ間に弾性筒体を介装することを
特徴とするディスポーザーの防振取付機構 - 【請求項2】 弾性筒体は弾性ブッシュであることを特
徴とする請求項1記載のディスポーザーの防振取付機構 - 【請求項3】 流し排水口に取り付けて下側に突出させ
る排水口側筒体と、ディスポーザー本体を取り付ける本
体側筒体との間に可撓筒体を設けると共に、排水口側筒
体と本体側筒体の夫々の横方向につば状支持体を突設
し、夫々のつば状支持体の対応する複数個所に嵌合孔を
設けると共に、嵌合孔に弾性ブッシュを装着して支持棒
体を嵌合し、支持棒体の両端側にストッパーを設けると
共に、少なくとも本体側筒体のつば状支持体においてス
トッパーとつば状支持体間に圧縮コイルばねを介装する
ことを特徴とするディスポーザーの防振取付機構 - 【請求項4】 可撓筒体は抗菌ゴムで構成することを特
徴とする請求項1〜3までのいずれか1項に記載のディ
スポーザーの防振取付機構
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09344761A JP3100042B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | ディスポーザーの防振取付機構 |
US09/075,258 US5924635A (en) | 1997-05-12 | 1998-05-11 | Vibration isolating installation mechanism for a disposer |
GB9810065A GB2327476B (en) | 1997-05-12 | 1998-05-12 | A vibration isolating installation mechanism for a disposer |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09344761A JP3100042B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | ディスポーザーの防振取付機構 |
US09/075,258 US5924635A (en) | 1997-05-12 | 1998-05-11 | Vibration isolating installation mechanism for a disposer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11169740A JPH11169740A (ja) | 1999-06-29 |
JP3100042B2 true JP3100042B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=26577858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09344761A Expired - Fee Related JP3100042B2 (ja) | 1997-05-12 | 1997-12-15 | ディスポーザーの防振取付機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100042B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101675357B1 (ko) * | 2015-09-15 | 2016-11-11 | 주식회사 퍼휴먼 | 음식물 처리기 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002086002A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-26 | Sekisui Chem Co Ltd | ディスポーザの取付構造及び取付方法 |
JP4748874B2 (ja) * | 2001-04-11 | 2011-08-17 | 特許機器株式会社 | ディスポーザの防振取付装置 |
JP4701535B2 (ja) * | 2001-05-11 | 2011-06-15 | パナソニック電工株式会社 | ディスポーザ |
JP4824873B2 (ja) * | 2001-07-12 | 2011-11-30 | 特許機器株式会社 | ディスポーザの防振装置とその回転防止部材 |
JP2003080101A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 粉砕装置の防振接続体 |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP09344761A patent/JP3100042B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101675357B1 (ko) * | 2015-09-15 | 2016-11-11 | 주식회사 퍼휴먼 | 음식물 처리기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11169740A (ja) | 1999-06-29 |
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