JP3097374U - スタッカー - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単で、プリンタから排出される印刷済み紙票を、動力を要せずに表裏反転して内部に貯蔵するスタッカーを提供する。
【解決手段】スタッカー1の貯蔵領域21の上方に、紙票排出口4に上端を臨ませて紙排出方向に沿って下方傾斜して配設され、紙票排出口4から印刷面pを上向きにして排出された紙票Cが、印刷面pを上に向けたまま滑降する上部案内斜面11と、該上部案内斜面11の下端との間に紙反転間隔13を置き、該上部案内斜面11と逆方向に下方傾斜して、その下端を前記貯蔵領域21上方に臨ませるように配設され、上部案内斜面11下端から落下する紙票Cが紙反転間隔13内で表裏反転した後、印刷面pを下に向けてその上面を滑降し、その下端から貯蔵領域21へ下降する下部案内斜面12とを備えた反転部材10を配設した。
【選択図】 図5
【解決手段】スタッカー1の貯蔵領域21の上方に、紙票排出口4に上端を臨ませて紙排出方向に沿って下方傾斜して配設され、紙票排出口4から印刷面pを上向きにして排出された紙票Cが、印刷面pを上に向けたまま滑降する上部案内斜面11と、該上部案内斜面11の下端との間に紙反転間隔13を置き、該上部案内斜面11と逆方向に下方傾斜して、その下端を前記貯蔵領域21上方に臨ませるように配設され、上部案内斜面11下端から落下する紙票Cが紙反転間隔13内で表裏反転した後、印刷面pを下に向けてその上面を滑降し、その下端から貯蔵領域21へ下降する下部案内斜面12とを備えた反転部材10を配設した。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一側面に紙票排出口を具備するプリンタに装着されて、該紙票排出口より排出される複数の紙票を、順次積み重ねて内部に貯蔵するスタッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
値札や棚ラベル、チケット等の矩形の紙票を印刷するのに用いるプリンタは一側面に紙票排出口を備え、所定用紙に文字やバーコード等を印刷した後、印刷部分を切断して印刷済み紙票として紙票排出口から排出するようになっている。そして、こうしたプリンタには専用のスタッカーが付属しており、多数の紙票を連続して印刷し、排出する場合には、該スタッカーを紙票排出口近傍に装着して、印刷済み紙票をスタッカー内部の貯蔵領域に順次積み重ねて貯蔵するようになっている。ここで従来のスタッカーは、紙票排出口から紙票が排出される方向(紙排出方向)に貯蔵領域が配置され、排出された紙票を変形、回転させることなく該貯蔵領域に案内して積み重ね、印刷順に堆積した紙票束として貯蔵するという単純なものである。
【0003】
ところで、上述のプリンタは、その構造状、印刷済み紙票をその印刷面を上向きに排出するものが多い。このため従来のスタッカーで製品番号や発行番号等の連番を付した紙票を順番に印刷する場合、プリンタから排出された紙票は、印刷面を上に向けて、番号の小さい紙票の上に積み重なっていくため、該貯蔵領域に貯蔵された紙票束は番号が逆順、すなわち番号の大きな紙票が印刷面を向けた状態となり、紙票を商品に貼付したり、配付したりする際に不都合を生じるため、該紙票束をわざわざ正順に並べ直す等の手間を要していた。
【0004】
こうした問題を解決するために、プリンタから排出された紙票を強制的に表裏反転させる反転ローラーを備えたスタッカーが提案されている。かかるスタッカーは紙票排出口に該反転ローラー臨ませて設置されて、印刷済み紙票を該反転ローラーで巻き取って強制的に表裏反転させてから貯蔵領域に放出する。このため、印刷済み紙票は印刷面を下に向けて貯蔵領域に積み重なることとなり、上述したような連番を付した紙票を印刷する際に、正しい番号順に並んだ紙票束を作ることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の反転ローラーを備えたスタッカーは、反転ローラー及びその駆動機構の構造が複雑であるため製造コストが高く、また、反転する際に紙票が反転ローラーに詰まったり、反転ローラーの曲面で変形したりする等の問題が生じている。
【0006】
本考案はかかる問題の解決を試みたものであり、構造が簡単で、動力を用いずに印刷済み紙票を表裏反転して、内部に貯蔵するスタッカーの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一側面に紙票排出口を具備するプリンタに装着されて、該紙票排出口より排出される複数の印刷済み紙票Cを順次積み重ねて内部に貯蔵するスタッカーにおいて、前記紙票排出口の下方に配置され、印刷済み紙票Cを積み重ねて保持する貯蔵領域を有する箱部材と、箱部材上方に配置されて、印刷済み紙票Cを表裏反転して前記貯蔵領域へ案内する反転部材とを具備してなり、前記反転部材は、紙票排出口に上端を臨ませて紙排出方向に沿って下方傾斜して配設され、紙票排出口から印刷面pを上向きにして排出された紙票Cが、印刷面pを上に向けたまま滑降する上部案内斜面と、該上部案内斜面の下端との間に紙反転間隔を置き、該上部案内斜面と逆方向に下方傾斜して、その下端を前記貯蔵領域上方に臨ませるように配設され、上部案内斜面下端から落下する紙票Cが紙反転間隔内で表裏反転して、印刷面pを下向きにしてその上面を滑降し、その下端から貯蔵領域へ下降する下部案内斜面とを備えたものであることを特徴とするスタッカーである(請求項1)。
【0008】
すなわち、かかるスタッカーにあっては、印刷面pを上向きにして紙票排出口から排出された紙票Cは、相互に逆方向に傾斜する上下の案内斜面の上を、く字状に滑降して下方の貯蔵領域へ落下し、該貯蔵領域に堆積した紙票束S上に積み重なる。ここで紙票Cは、上部案内斜面から下部案内斜面へ移動する際に、両案内斜面間に形成された紙反転間隔内で、その自重と、下部案内斜面に突き当たる際の慣性力で紙排出方向に傾倒して表裏反転し、印刷面pを下向きにして下部案内斜面を滑降して、貯蔵領域の紙票束Sの上に印刷面pを下向きにして積み重なることとなり、複雑な反転機構を用いることなく、印刷済み紙票Cを表裏反転して貯蔵するようになっている。ここで、両案内斜面は紙票Cがスムーズに滑降する滑面をなすものである。また、反転部材や箱部材は別部品で構成する必要はなく、スタッカー全体を一体成形したものでもよい。
【0009】
前記反転部材は、その形状により、紙票Cを表裏反転する際の確実性や、反転可能な紙票Cの長さ(案内斜面を滑降する方向の長さ)が異なる。すなわち、両案内斜面の勾配が緩やか過ぎると、紙票Cが紙反転間隔内で反転せずに印刷面pを上に向けたまま貯蔵領域に案内されてしまうし、また紙反転間隔の幅d(上部案内斜面下端から下部案内斜面までの距離)に関しても、紙票Cに対して狭すぎると該紙反転間隔で紙票Cが引掛かってしまうし、逆に広すぎると紙反転間隔内での紙票Cの反転が不安定となる。このため本考案者は、反転部材の形状を種々変更し、一般的な値札やチケット等の紙票C(長さ3〜20cm程度)の反転の安定性や、反転可能な紙票Cの長さを調べ、好適な形状について検討した。その結果、反転部材は、上部案内斜面下部の仮想延長面と、下部案内斜面とがなす角度R1を75°以下とすれば、紙反転間隔の幅dに対して1〜2倍の長さの紙票Cが確実に反転された。このことから、反転部材を上部案内斜面下部の仮想延長面と下部案内斜面とが75°以下の角度で交わり、且つ紙反転間隔の幅を、紙票排出口から排出される紙票Cの長さに対して、0.5倍〜1倍の範囲内に設定した構成(請求項2)において、プリンタから排出される印刷済み紙票Cを好適に反転可能となる。なお、反転部材の横幅については、二つの案内斜面及び紙反転間隔で紙票Cが平面方向に回転しないように、排出される紙票Cの横幅の1〜1.5倍程度にするとよい。
【0010】
また、紙票Cを下部案内斜面から貯蔵領域に放出する際には、紙票Cを水平よりの姿勢で貯蔵領域に放出すると、紙票Cを貯蔵領域に安定して積み重ねることができる。ここで下部案内斜面に、その傾斜方向と直交する鈍角な屈折部を形成し、その下部の勾配を上部より緩やかにして、該下部案内斜面上を滑降する紙票Cを水平よりに姿勢転換するようにした構成が提案される。ここで、紙票Cが該屈折部で停止するのを防止するため、その屈折角R2,R3は135°以上であることが望ましい(請求項3)。かかる屈折部形状であれば、滑降する紙票Cが該屈折部で停止や反転、変形することなく、円滑に姿勢転換されることとなり、貯蔵領域に紙票Cを確実に積み重ねることが可能となる。そして、かかる屈折部は下部案内斜面を湾曲させるよりも、容易に成形可能であるため、スタッカーをより低コストで製造可能となる。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図1,2は、本実施例のスタッカー1をプリンタ2に組み付けた側面図及び正面図である。プリンタ2は、鋼板を成形してなる専用の載置台3上に設置される。このプリンタ2の一側面には中央に紙票排出口4が設けられた突出部5が形成され、この紙票排出口4から印刷済み紙票Cが印刷面pを上向きにして排出される。そして、本実施例のスタッカー1は、プリンタ2の紙票排出口4側に接するようにして設置される。
【0012】
スタッカー1は、紙票Cを積み重ねて紙票束Sとして貯蔵する貯蔵領域21と、紙反転間隔13を置いて形成されて、紙票Cを表裏反転すると同時に、紙票排出口4から該貯蔵領域21へ案内する上下二つの案内斜面11,12を備える。そして、スタッカー1は該上部案内斜面11の上端をプリンタ2の紙票排出口4の直下方に臨ませるようにして設置されており、紙票排出口4から排出された紙票Cが、回転することなく上部案内斜面11上に落下するようになっている。
【0013】
次にスタッカー1の構造について説明する。尚、以下の説明では、紙排出方向、すなわち図1中の左方向を前方と定めて説明を進める。スタッカー1は、図3に示すように、後下方に傾斜する台座面33が形成された底部31と、該底部31の両側から起立する側壁32とからなる支持部材30と、台座面33に着脱可能に装着されて貯蔵領域21を形成する箱部材20と、支持部材30の側壁32,32間上部に固着されて前記案内斜面11,12を形成する反転部材10とからなる。かかるスタッカー1の各部材10,20,30は、所定形状に切り出した鋼板等を成形、溶接することにより容易且つ低廉に製造できる。
【0014】
貯蔵領域21を形成する箱部材20は、図3,4に示すように、上部及び後部で開放する箱型をなし、支持部材30の台座面33に後下方に傾いた状態で載置されて、貯蔵領域21内に落下した紙票Cをその底板22に沿って貯蔵領域21の後下隅に集め、積み重ねて紙票束Sを形成するようになっている。
【0015】
次に本考案の要部である反転部材10の構成を説明する。反転部材10は、図3,4に示すように、支持部材30の側壁32,32の上部に固着される支持側部15,15と、両支持側部15間に夫々差し渡されて、上面に前記案内斜面11,12を形成する上下の傾斜板16,17とからなる。ここで上部傾斜板16の上端には、プリンタ2の突出部5と嵌合する取付け部18が形成されており、該取付け部18により、上部傾斜板16の上端が紙票排出口4の直下に位置するように係止する。(図1,2参照)。
【0016】
上部傾斜板16は、図4に示すように、スタッカー1の後側上部から前下方へ傾斜する平板状をなし、その上面を印刷済み紙票Cが滑降する上部案内斜面11とする。一方の下部傾斜板17は、上部傾斜板17の前下方に間隔を置いて設けられ、後下方へ傾斜すると共に下端を貯蔵領域21の上方に位置させて、その上面を上部傾斜板16下端から飛び出した紙票Cを貯蔵領域21へ案内する下部案内斜面12とする。ここで、上部傾斜板16下端と下部傾斜板17との間の間隔13は、上部案内斜面11から放出した紙票Cが、該間隔13内で前方に傾倒して表裏反転するように設定され、かかる間隔を紙反転間隔13とする。また下部傾斜板17は傾斜方向と直交する方向に沿って二箇所で屈折して側断面が後上方に屈曲しており、かかる屈折部14a,14bにより下方下部案内斜面12の勾配は下部側が緩やかになっている。
【0017】
上下の案内斜面11,12の形状を更に詳細に述べると、上部案内斜面11は45°の勾配をなし、一方の下部案内斜面12の上部は75°の勾配を形成する。すなわち、上部案内斜面11の仮想延長面と、下部案内斜面12のなす角度R1は60°となっている。また、紙反転間隔13の幅dは、プリンタ2より排出される紙票Cの長さの七割程度に設定されており、かかる形状により紙票Cを安定して表裏反転可能となっている。また、前記二箇所の屈折部14a,14bは、その屈折角R2,R3が共に150°であり、下部案内斜面12の下部の勾配は15°となっており、該斜面12を滑降する紙票Cは、該屈折部14a,14bで停滞することなく、水平よりに姿勢転換してその下端から飛び出し、貯蔵領域21へ落下することとなる。
【0018】
次に紙票Cの反転態様をついて説明する。図5は、印刷済み紙票Cの動きを、プリンタ2からスタッカー1に排出された時点C1から、貯蔵領域21へ収納される時点C9までを示したものである。順を追って述べると、まずプリンタ2の紙票排出口4から印刷済み紙票Cが印刷面pを上に向けて排出される(図4中C1)と、紙票Cは前下方に傾きながら上部案内斜面11上に落下し(図4中C2)、印刷面を上に向けて該案内斜面11上を滑降して、その下端から飛び出し、紙反転間隔13へ落下することとなる(図4中C3)。
【0019】
続いて紙票Cは、紙反転間隔13内で自重により前方に傾倒しつつ前進し、その前端が下部案内斜面12に突き当たると(図4中C4)、慣性力によりその後端を前方に傾倒し(図4中C5)、印刷面pを下向きにして下部案内斜面12上を滑降する(図4中C6)。ここで、上述したように下部案内斜面12の下部側の勾配は緩やかになっているから、紙票Cは下部案内斜面12で水平よりに姿勢転換して、該斜面12の下端から飛び出すこととなる(図4中C7)。
【0020】
そして、飛び出した紙票Cは箱部材20の後壁部23に突き当たり(図4中C8)、貯蔵領域21に堆積されている紙票束Sの上に落下して、印刷面pを下向きにして積み重なる(図4中C9)。同様にして、紙票排出口4から連続して排出される全ての紙票Cは、案内斜面11,12及び紙反転間隔13とで表裏反転してから貯蔵領域21に収納される。
【0021】
このように、本実施例のスタッカー1では、印刷面pを下向きにして紙票Cを貯蔵領域21に積み重ねることとなり、連番を付した紙票Cを印刷する場合に、貯蔵領域21内に正順に並んだ紙票束Sを貯蔵することができる。そして、かかる構成にあっては、排出された紙票Cを貯蔵領域21へ案内する過程で重力により反転・姿勢転換させるものであるから、反転ローラー等の複雑な反転機構を要することがなく、紙票Cを表裏反転でき、また、紙票Cに過度の負荷か加わらないため、反転・姿勢転換の際に紙票Cが変形することもない。
【0022】
尚、本考案のスタッカー1は上述の実施例の形状にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において、装着するプリンタの形状、及び貯蔵する紙票の形状等に合わせて適宜変更を加えることができる。例えば、本実施例のスタッカー1は、反転部材10と箱部材20とを支持部材30に組み付けて構成したものであるが、本考案の反転部材10は、案内斜面11,12及び紙反転間隔13を形成するものであればスタッカー1の一部として一体成形されるものでもよいし、多数の部品で構成されるものでも構わない。また、反転部材10の形状にあっても、紙票を好適に表裏反転するように、プリンタ及び紙票の形状に応じて、案内斜面11,12の勾配や紙反転間隔13の幅dを変更し得ることは勿論である。
【0023】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案は、スタッカーの貯蔵領域の上方に、紙票が貯蔵領域へと滑降する上下二つの案内斜面を具備してなる反転部材を設け、プリンタの紙票排出口から印刷面を上向きにして上部案内斜面上へ排出された紙票が、上部案内斜面下端から下部案内斜面へ移る際に、両案内斜面との間に形成した紙反転間隔内で表裏反転し、その印刷面を下に向けて下部案内斜面の下端から貯蔵領域へ下降するようにしたから(請求項1)、反転ローラーを用いて紙票を反転させるスタッカーに比べ、機構が簡単で、動力も必要ないため、低廉に製造できると共に、故障し難いという利点がある。さらに、紙票を反転する際に紙票に加わる負荷が小さいため、紙票が変形し難い。
【0024】
ここで、上部案内斜面下部の仮想延長面と下部案内斜面とが75°以下の角度で交わり、且つ紙反転間隔の幅が、紙票排出口から排出される紙票の長さに対して、0.5倍〜1倍の範囲内であるようにすれば(請求項2)、プリンタから排出された印刷済み紙票を紙反転間隔で確実に表裏反転して、貯蔵領域内に貯蔵することができる。
【0025】
さらに、前記下部案内斜面に、その傾斜方向と直交する135°以下の鈍角な屈折部を形成し、その下部の傾斜角度を上部より緩やかにして、該下部案内斜面上を落下する紙票を水平よりに姿勢転換するようにした場合には(請求項3)、下部案内斜面で紙票を変形させることなく姿勢転換し、貯蔵領域に確実に堆積することができる。また、かかる屈折部は下部案内斜面全体を湾曲させるよりも成形が容易であるため、低コストで製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタッカー1をプリンタ2に装着した側面図である。
【図2】スタッカー1をプリンタ2に装着した正面図である。
【図3】スタッカー1の分解斜視図である。
【図4】スタッカー1の縦断側面図である。
【図5】紙票Cの反転態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スタッカー
2 プリンタ
3 載置台
4 紙票排出口
5 突出部
10 反転部材
11 上部案内斜面
12 下部案内斜面
13 紙反転間隔
14a,14b 屈折部
15 支持側部
16 上部傾斜板
17 下部傾斜板
18 取付け部
20 箱部材
21 貯蔵領域
22 底板
23 後壁部
30 支持部材
31 底部
32 側壁
33 台座面
C,C1〜C9 紙票
p 印刷面
S 紙票束
【考案の属する技術分野】
本考案は、一側面に紙票排出口を具備するプリンタに装着されて、該紙票排出口より排出される複数の紙票を、順次積み重ねて内部に貯蔵するスタッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
値札や棚ラベル、チケット等の矩形の紙票を印刷するのに用いるプリンタは一側面に紙票排出口を備え、所定用紙に文字やバーコード等を印刷した後、印刷部分を切断して印刷済み紙票として紙票排出口から排出するようになっている。そして、こうしたプリンタには専用のスタッカーが付属しており、多数の紙票を連続して印刷し、排出する場合には、該スタッカーを紙票排出口近傍に装着して、印刷済み紙票をスタッカー内部の貯蔵領域に順次積み重ねて貯蔵するようになっている。ここで従来のスタッカーは、紙票排出口から紙票が排出される方向(紙排出方向)に貯蔵領域が配置され、排出された紙票を変形、回転させることなく該貯蔵領域に案内して積み重ね、印刷順に堆積した紙票束として貯蔵するという単純なものである。
【0003】
ところで、上述のプリンタは、その構造状、印刷済み紙票をその印刷面を上向きに排出するものが多い。このため従来のスタッカーで製品番号や発行番号等の連番を付した紙票を順番に印刷する場合、プリンタから排出された紙票は、印刷面を上に向けて、番号の小さい紙票の上に積み重なっていくため、該貯蔵領域に貯蔵された紙票束は番号が逆順、すなわち番号の大きな紙票が印刷面を向けた状態となり、紙票を商品に貼付したり、配付したりする際に不都合を生じるため、該紙票束をわざわざ正順に並べ直す等の手間を要していた。
【0004】
こうした問題を解決するために、プリンタから排出された紙票を強制的に表裏反転させる反転ローラーを備えたスタッカーが提案されている。かかるスタッカーは紙票排出口に該反転ローラー臨ませて設置されて、印刷済み紙票を該反転ローラーで巻き取って強制的に表裏反転させてから貯蔵領域に放出する。このため、印刷済み紙票は印刷面を下に向けて貯蔵領域に積み重なることとなり、上述したような連番を付した紙票を印刷する際に、正しい番号順に並んだ紙票束を作ることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の反転ローラーを備えたスタッカーは、反転ローラー及びその駆動機構の構造が複雑であるため製造コストが高く、また、反転する際に紙票が反転ローラーに詰まったり、反転ローラーの曲面で変形したりする等の問題が生じている。
【0006】
本考案はかかる問題の解決を試みたものであり、構造が簡単で、動力を用いずに印刷済み紙票を表裏反転して、内部に貯蔵するスタッカーの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、一側面に紙票排出口を具備するプリンタに装着されて、該紙票排出口より排出される複数の印刷済み紙票Cを順次積み重ねて内部に貯蔵するスタッカーにおいて、前記紙票排出口の下方に配置され、印刷済み紙票Cを積み重ねて保持する貯蔵領域を有する箱部材と、箱部材上方に配置されて、印刷済み紙票Cを表裏反転して前記貯蔵領域へ案内する反転部材とを具備してなり、前記反転部材は、紙票排出口に上端を臨ませて紙排出方向に沿って下方傾斜して配設され、紙票排出口から印刷面pを上向きにして排出された紙票Cが、印刷面pを上に向けたまま滑降する上部案内斜面と、該上部案内斜面の下端との間に紙反転間隔を置き、該上部案内斜面と逆方向に下方傾斜して、その下端を前記貯蔵領域上方に臨ませるように配設され、上部案内斜面下端から落下する紙票Cが紙反転間隔内で表裏反転して、印刷面pを下向きにしてその上面を滑降し、その下端から貯蔵領域へ下降する下部案内斜面とを備えたものであることを特徴とするスタッカーである(請求項1)。
【0008】
すなわち、かかるスタッカーにあっては、印刷面pを上向きにして紙票排出口から排出された紙票Cは、相互に逆方向に傾斜する上下の案内斜面の上を、く字状に滑降して下方の貯蔵領域へ落下し、該貯蔵領域に堆積した紙票束S上に積み重なる。ここで紙票Cは、上部案内斜面から下部案内斜面へ移動する際に、両案内斜面間に形成された紙反転間隔内で、その自重と、下部案内斜面に突き当たる際の慣性力で紙排出方向に傾倒して表裏反転し、印刷面pを下向きにして下部案内斜面を滑降して、貯蔵領域の紙票束Sの上に印刷面pを下向きにして積み重なることとなり、複雑な反転機構を用いることなく、印刷済み紙票Cを表裏反転して貯蔵するようになっている。ここで、両案内斜面は紙票Cがスムーズに滑降する滑面をなすものである。また、反転部材や箱部材は別部品で構成する必要はなく、スタッカー全体を一体成形したものでもよい。
【0009】
前記反転部材は、その形状により、紙票Cを表裏反転する際の確実性や、反転可能な紙票Cの長さ(案内斜面を滑降する方向の長さ)が異なる。すなわち、両案内斜面の勾配が緩やか過ぎると、紙票Cが紙反転間隔内で反転せずに印刷面pを上に向けたまま貯蔵領域に案内されてしまうし、また紙反転間隔の幅d(上部案内斜面下端から下部案内斜面までの距離)に関しても、紙票Cに対して狭すぎると該紙反転間隔で紙票Cが引掛かってしまうし、逆に広すぎると紙反転間隔内での紙票Cの反転が不安定となる。このため本考案者は、反転部材の形状を種々変更し、一般的な値札やチケット等の紙票C(長さ3〜20cm程度)の反転の安定性や、反転可能な紙票Cの長さを調べ、好適な形状について検討した。その結果、反転部材は、上部案内斜面下部の仮想延長面と、下部案内斜面とがなす角度R1を75°以下とすれば、紙反転間隔の幅dに対して1〜2倍の長さの紙票Cが確実に反転された。このことから、反転部材を上部案内斜面下部の仮想延長面と下部案内斜面とが75°以下の角度で交わり、且つ紙反転間隔の幅を、紙票排出口から排出される紙票Cの長さに対して、0.5倍〜1倍の範囲内に設定した構成(請求項2)において、プリンタから排出される印刷済み紙票Cを好適に反転可能となる。なお、反転部材の横幅については、二つの案内斜面及び紙反転間隔で紙票Cが平面方向に回転しないように、排出される紙票Cの横幅の1〜1.5倍程度にするとよい。
【0010】
また、紙票Cを下部案内斜面から貯蔵領域に放出する際には、紙票Cを水平よりの姿勢で貯蔵領域に放出すると、紙票Cを貯蔵領域に安定して積み重ねることができる。ここで下部案内斜面に、その傾斜方向と直交する鈍角な屈折部を形成し、その下部の勾配を上部より緩やかにして、該下部案内斜面上を滑降する紙票Cを水平よりに姿勢転換するようにした構成が提案される。ここで、紙票Cが該屈折部で停止するのを防止するため、その屈折角R2,R3は135°以上であることが望ましい(請求項3)。かかる屈折部形状であれば、滑降する紙票Cが該屈折部で停止や反転、変形することなく、円滑に姿勢転換されることとなり、貯蔵領域に紙票Cを確実に積み重ねることが可能となる。そして、かかる屈折部は下部案内斜面を湾曲させるよりも、容易に成形可能であるため、スタッカーをより低コストで製造可能となる。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図1,2は、本実施例のスタッカー1をプリンタ2に組み付けた側面図及び正面図である。プリンタ2は、鋼板を成形してなる専用の載置台3上に設置される。このプリンタ2の一側面には中央に紙票排出口4が設けられた突出部5が形成され、この紙票排出口4から印刷済み紙票Cが印刷面pを上向きにして排出される。そして、本実施例のスタッカー1は、プリンタ2の紙票排出口4側に接するようにして設置される。
【0012】
スタッカー1は、紙票Cを積み重ねて紙票束Sとして貯蔵する貯蔵領域21と、紙反転間隔13を置いて形成されて、紙票Cを表裏反転すると同時に、紙票排出口4から該貯蔵領域21へ案内する上下二つの案内斜面11,12を備える。そして、スタッカー1は該上部案内斜面11の上端をプリンタ2の紙票排出口4の直下方に臨ませるようにして設置されており、紙票排出口4から排出された紙票Cが、回転することなく上部案内斜面11上に落下するようになっている。
【0013】
次にスタッカー1の構造について説明する。尚、以下の説明では、紙排出方向、すなわち図1中の左方向を前方と定めて説明を進める。スタッカー1は、図3に示すように、後下方に傾斜する台座面33が形成された底部31と、該底部31の両側から起立する側壁32とからなる支持部材30と、台座面33に着脱可能に装着されて貯蔵領域21を形成する箱部材20と、支持部材30の側壁32,32間上部に固着されて前記案内斜面11,12を形成する反転部材10とからなる。かかるスタッカー1の各部材10,20,30は、所定形状に切り出した鋼板等を成形、溶接することにより容易且つ低廉に製造できる。
【0014】
貯蔵領域21を形成する箱部材20は、図3,4に示すように、上部及び後部で開放する箱型をなし、支持部材30の台座面33に後下方に傾いた状態で載置されて、貯蔵領域21内に落下した紙票Cをその底板22に沿って貯蔵領域21の後下隅に集め、積み重ねて紙票束Sを形成するようになっている。
【0015】
次に本考案の要部である反転部材10の構成を説明する。反転部材10は、図3,4に示すように、支持部材30の側壁32,32の上部に固着される支持側部15,15と、両支持側部15間に夫々差し渡されて、上面に前記案内斜面11,12を形成する上下の傾斜板16,17とからなる。ここで上部傾斜板16の上端には、プリンタ2の突出部5と嵌合する取付け部18が形成されており、該取付け部18により、上部傾斜板16の上端が紙票排出口4の直下に位置するように係止する。(図1,2参照)。
【0016】
上部傾斜板16は、図4に示すように、スタッカー1の後側上部から前下方へ傾斜する平板状をなし、その上面を印刷済み紙票Cが滑降する上部案内斜面11とする。一方の下部傾斜板17は、上部傾斜板17の前下方に間隔を置いて設けられ、後下方へ傾斜すると共に下端を貯蔵領域21の上方に位置させて、その上面を上部傾斜板16下端から飛び出した紙票Cを貯蔵領域21へ案内する下部案内斜面12とする。ここで、上部傾斜板16下端と下部傾斜板17との間の間隔13は、上部案内斜面11から放出した紙票Cが、該間隔13内で前方に傾倒して表裏反転するように設定され、かかる間隔を紙反転間隔13とする。また下部傾斜板17は傾斜方向と直交する方向に沿って二箇所で屈折して側断面が後上方に屈曲しており、かかる屈折部14a,14bにより下方下部案内斜面12の勾配は下部側が緩やかになっている。
【0017】
上下の案内斜面11,12の形状を更に詳細に述べると、上部案内斜面11は45°の勾配をなし、一方の下部案内斜面12の上部は75°の勾配を形成する。すなわち、上部案内斜面11の仮想延長面と、下部案内斜面12のなす角度R1は60°となっている。また、紙反転間隔13の幅dは、プリンタ2より排出される紙票Cの長さの七割程度に設定されており、かかる形状により紙票Cを安定して表裏反転可能となっている。また、前記二箇所の屈折部14a,14bは、その屈折角R2,R3が共に150°であり、下部案内斜面12の下部の勾配は15°となっており、該斜面12を滑降する紙票Cは、該屈折部14a,14bで停滞することなく、水平よりに姿勢転換してその下端から飛び出し、貯蔵領域21へ落下することとなる。
【0018】
次に紙票Cの反転態様をついて説明する。図5は、印刷済み紙票Cの動きを、プリンタ2からスタッカー1に排出された時点C1から、貯蔵領域21へ収納される時点C9までを示したものである。順を追って述べると、まずプリンタ2の紙票排出口4から印刷済み紙票Cが印刷面pを上に向けて排出される(図4中C1)と、紙票Cは前下方に傾きながら上部案内斜面11上に落下し(図4中C2)、印刷面を上に向けて該案内斜面11上を滑降して、その下端から飛び出し、紙反転間隔13へ落下することとなる(図4中C3)。
【0019】
続いて紙票Cは、紙反転間隔13内で自重により前方に傾倒しつつ前進し、その前端が下部案内斜面12に突き当たると(図4中C4)、慣性力によりその後端を前方に傾倒し(図4中C5)、印刷面pを下向きにして下部案内斜面12上を滑降する(図4中C6)。ここで、上述したように下部案内斜面12の下部側の勾配は緩やかになっているから、紙票Cは下部案内斜面12で水平よりに姿勢転換して、該斜面12の下端から飛び出すこととなる(図4中C7)。
【0020】
そして、飛び出した紙票Cは箱部材20の後壁部23に突き当たり(図4中C8)、貯蔵領域21に堆積されている紙票束Sの上に落下して、印刷面pを下向きにして積み重なる(図4中C9)。同様にして、紙票排出口4から連続して排出される全ての紙票Cは、案内斜面11,12及び紙反転間隔13とで表裏反転してから貯蔵領域21に収納される。
【0021】
このように、本実施例のスタッカー1では、印刷面pを下向きにして紙票Cを貯蔵領域21に積み重ねることとなり、連番を付した紙票Cを印刷する場合に、貯蔵領域21内に正順に並んだ紙票束Sを貯蔵することができる。そして、かかる構成にあっては、排出された紙票Cを貯蔵領域21へ案内する過程で重力により反転・姿勢転換させるものであるから、反転ローラー等の複雑な反転機構を要することがなく、紙票Cを表裏反転でき、また、紙票Cに過度の負荷か加わらないため、反転・姿勢転換の際に紙票Cが変形することもない。
【0022】
尚、本考案のスタッカー1は上述の実施例の形状にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において、装着するプリンタの形状、及び貯蔵する紙票の形状等に合わせて適宜変更を加えることができる。例えば、本実施例のスタッカー1は、反転部材10と箱部材20とを支持部材30に組み付けて構成したものであるが、本考案の反転部材10は、案内斜面11,12及び紙反転間隔13を形成するものであればスタッカー1の一部として一体成形されるものでもよいし、多数の部品で構成されるものでも構わない。また、反転部材10の形状にあっても、紙票を好適に表裏反転するように、プリンタ及び紙票の形状に応じて、案内斜面11,12の勾配や紙反転間隔13の幅dを変更し得ることは勿論である。
【0023】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案は、スタッカーの貯蔵領域の上方に、紙票が貯蔵領域へと滑降する上下二つの案内斜面を具備してなる反転部材を設け、プリンタの紙票排出口から印刷面を上向きにして上部案内斜面上へ排出された紙票が、上部案内斜面下端から下部案内斜面へ移る際に、両案内斜面との間に形成した紙反転間隔内で表裏反転し、その印刷面を下に向けて下部案内斜面の下端から貯蔵領域へ下降するようにしたから(請求項1)、反転ローラーを用いて紙票を反転させるスタッカーに比べ、機構が簡単で、動力も必要ないため、低廉に製造できると共に、故障し難いという利点がある。さらに、紙票を反転する際に紙票に加わる負荷が小さいため、紙票が変形し難い。
【0024】
ここで、上部案内斜面下部の仮想延長面と下部案内斜面とが75°以下の角度で交わり、且つ紙反転間隔の幅が、紙票排出口から排出される紙票の長さに対して、0.5倍〜1倍の範囲内であるようにすれば(請求項2)、プリンタから排出された印刷済み紙票を紙反転間隔で確実に表裏反転して、貯蔵領域内に貯蔵することができる。
【0025】
さらに、前記下部案内斜面に、その傾斜方向と直交する135°以下の鈍角な屈折部を形成し、その下部の傾斜角度を上部より緩やかにして、該下部案内斜面上を落下する紙票を水平よりに姿勢転換するようにした場合には(請求項3)、下部案内斜面で紙票を変形させることなく姿勢転換し、貯蔵領域に確実に堆積することができる。また、かかる屈折部は下部案内斜面全体を湾曲させるよりも成形が容易であるため、低コストで製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタッカー1をプリンタ2に装着した側面図である。
【図2】スタッカー1をプリンタ2に装着した正面図である。
【図3】スタッカー1の分解斜視図である。
【図4】スタッカー1の縦断側面図である。
【図5】紙票Cの反転態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スタッカー
2 プリンタ
3 載置台
4 紙票排出口
5 突出部
10 反転部材
11 上部案内斜面
12 下部案内斜面
13 紙反転間隔
14a,14b 屈折部
15 支持側部
16 上部傾斜板
17 下部傾斜板
18 取付け部
20 箱部材
21 貯蔵領域
22 底板
23 後壁部
30 支持部材
31 底部
32 側壁
33 台座面
C,C1〜C9 紙票
p 印刷面
S 紙票束
Claims (3)
- 一側面に紙票排出口を具備するプリンタに装着されて、該紙票排出口より排出される複数の印刷済み紙票を順次積み重ねて内部に貯蔵するスタッカーにおいて、
前記紙票排出口の下方に配置され、印刷済み紙票を積み重ねて保持する貯蔵領域を有する箱部材と、箱部材上方に配置されて、印刷済み紙票を表裏反転して前記貯蔵領域へ案内する反転部材とを具備してなり、
前記反転部材は、紙票排出口に上端を臨ませて紙排出方向に沿って下方傾斜して配設され、紙票排出口から印刷面を上向きにして排出された紙票が、印刷面を上に向けたまま滑降する上部案内斜面と、
該上部案内斜面の下端との間に紙反転間隔を置き、該上部案内斜面と逆方向に下方傾斜して、その下端を前記貯蔵領域上方に臨ませるように配設され、上部案内斜面下端から落下する紙票が紙反転間隔内で表裏反転して、印刷面を下向きにしてその上面を滑降し、その下端から貯蔵領域へ下降する下部案内斜面とを備えたものであることを特徴とするスタッカー。 - 上部案内斜面下部の仮想延長面と下部案内斜面とが75°以下の角度で交わり、且つ紙反転間隔の幅が、紙票排出口から排出される紙票の長さに対して、0.5倍〜1倍の範囲内であることを特徴とする請求項1記載のスタッカー。
- 下部案内斜面に、その傾斜方向と直交する135°以下の鈍角な屈折部を形成し、その下部の勾配を上部より緩やかにして、該下部案内斜面上を滑降する紙票を水平よりに姿勢転換するようにした請求項1又は請求項2に記載のスタッカー。
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- 2003-04-23 JP JP2003002266U patent/JP3097374U/ja not_active Expired - Fee Related
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