JP3097326B2 - 水平圧延機 - Google Patents
水平圧延機Info
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Description
みをクロスさせる水平圧延機に関し、既存設備を簡単に
クロスミルに変えることができるようにしたり、ロール
クロスによって発生するスラスト力を簡単な機構で安定
して受けることができるようにしたものである。
方法の一つに上下ワークロールを水平面内で板進行直角
方向に対してわずかにクロスさせロール間すきま分布を
変化させる方法があり、いわゆるクロスミルとして実用
化されている。
ルのクロス機構が必要であり、たとえば図3に1つのワ
ークロール1のクロス機構2を示すように、ハウジング
3の板進行方向Lの前後にそれぞれウォームジャッキ4
を取付け、これらウォームジャッキ4で往復動されるプ
ッシャバー5をハウジング3に形成したガイド孔6に沿
って往復動させ、プッシャバー5をロールチョック7の
側面のチョックライナ8に当てるようにしてワークロー
ル1を水平面内で板進行方向Lの直角方向に対してわず
かにクロスさせるようにしている。
ルを、たとえば4段圧延機として構成する場合に、上下
ワークロールのみをクロスさせ、ワークロールを支持す
る上下の控ロールをクロスせずにそのままの状態にして
圧延すると、ワークロールと圧延材との間およびワーク
ロールと控ロールとの間にスラスト力が発生することに
なり、ワークロールと圧延材との間に発生するスラスト
力は圧延材を挾む上下ワークロール間でほぼ相殺され、
その値自体は小さくなるが、ワークロールと控ロールと
の間には大きなスラスト力が残ることになる。
ワークロールと、これを支持する上下控ロールとの間の
スラスト力の発生をなくすためこれら上下控ロールもワ
ークロールの回転軸と平行となるように同一角度クロス
させるようにしたペアクロスミルとして実用化されてい
る。
るスラスト力を受けるスラスト受け機構として、図3に
1つのワークロールについて示すように、ワークロール
1の一方のロールチョック7の板進行方向Lの前後に板
進行方向Lと平行な回転軸を備えた車輪9をころがり軸
受を介して取付け、ハウジング3の側面とチョッククラ
ンプシリンダ10で移動可能とされたチョッククランプ
プレート11との間で車輪9を転動させることでスラス
ト力を支持するとともに、車輪9を介してワークロール
1を上下に移動するようにして板厚制御(AGC)が円
滑にできるようにしている。
を実現するための上記クロス機構2では、ハウジング3
にプッシャバー6のガイド孔6などを形成する必要があ
り、複雑かつ大掛かりとなり、特に既存の水平圧延機を
ワークロールをクロスさせる方式に改造することは機構
の製作上や操業停止期間などの面で非常に難しいという
問題がある。
スラスト力を受けるスラスト受け機構では、車輪9とハ
ウジング3ないしチョッククランププレート11とでス
ラスト力を支持することができるが、ワークロール1の
クロスに伴なって車輪9全体がハウジング3やチョック
クランププレート11と線接触せず、一部分のみが点接
触する状態となり、安定してスラスト力を支持すること
ができないという問題もある。
みてなされたもので、ロールクロスによって発生するス
ラスト力を安定して支持することができる水平圧延機を
提供しようとするものである。
に加えて、簡単な機構で精度良くクロス角を設定するこ
とができ、既存の圧延機に対しても簡単に適用すること
ができる水平圧延機を提供しようとするものである。
題を解決するためこの発明の水平圧延機は、上下ワーク
ロールのみを水平面内で板進行直角方向に対してクロス
させる水平圧延機において、前記上下ワークロールの両
端部を支持するロールチョックの少なくとも一方の端部
に平行4辺形リンクに軸支され常に板進行方向と平行に
突き出すスラスト受ブロックを設け、このスラスト受ブ
ロックの両面に沿って転動してスラスト力を受ける車輪
を、ハウジングに取り付けたサポートブロックに設けた
ことを特徴とするものである。
記載の構成に加え、前記上下ワークロールのロールチョ
ックにクロス用シリンダを内蔵し、ロッド先端をハウジ
ングに当接させてクロス可能としたことを特徴とするも
のである。
みをクロスさせるワークロールクロスミルとし、上下ワ
ークロールの両端部を支持するロールチョックの少なく
とも一方の端部に平行4辺形リンクに軸支され常に板進
行方向と平行に突き出すスラスト受ブロックを設け、こ
のスラスト受ブロックの両面に沿って転動してスラスト
力を受ける車輪を、ハウジングに取り付けたサポートブ
ロックに設けてスラスト力を受けるようにしており、ワ
ークロールをクロスしてもスラスト受ブロックを常に板
進行方向と平行となるようにし、安定した状態でスラス
ト力を支持できるようにしている。
クロールのみをクロスさせるワークロールクロスミル
で、クロス用シリンダをワークロールの両端部のロール
チョックのうちいずれか一方に内蔵してロッド先端をハ
ウジングに当接するようにしており、ハウジングへの孔
加工などの必要を無くし、シンプルな構造で精度良くク
ロス角の設定ができるようにしている。
細に説明する。図1および図2はこの発明の水平圧延機
の一実施例かかり、図1は上ワークロールのみを示す概
略水平断面図、図2はロール配置の概略斜視図である。
成されて上下ワークロール21,22、および上下控ロ
ール23,24を備えており、圧延板Wと接する上下ワ
ークロール21,22のみがロールクロスできるワーク
ロールクロスミルとして構成されている。
それぞれに同一のクロス機構が備えられるが、ここで
は、図1に示す上ワークロール21のクロス機構25を
例に説明する。
21の両端部がそれぞれ支持される上ワークロールチョ
ック26のハウジング27と対向する側面に板進行方向
Lの前後に開口してクロス用シリンダ28が形成され、
ピストンと連結されたロッド29の先端がそれぞれハウ
ジング27のウインド内側面に当接するようになってお
り、図示しない作動流体供給装置からの作動流体の供給
排出によってロッド29による押出量を調整して上ワー
クロール21の回転軸を板進行方向Lの直角方向に対し
てわずかにクロスさせることができるようにしてある。
を構成するクロス用シリンダ28をロールチョック26
側に内蔵するようにしているので、ハウジング27に何
等加工を施す必要がなく、ロールチョック26側への加
工だけで済み、クロス機構25の製作が容易となるとと
もに、既存の圧延機をクロスミルに改造する場合にもロ
ールチョックだけの改造で簡単に対応することができ
る。
ば、構造がシンプルとなり、しかもロッド29の伸縮で
高精度にクロス角を設定することができ、これまでのペ
アロールクロスミルに比べて板クラウン制御能力が増大
する。
機構について、図1に示した上ワークロールのものの場
合で説明する。
0は、上ワークロール21の両端部を支持するため設け
られる上ワークロールチョック26のうち一方のワーク
ロールチョック(図1では、下側のロールチョック)2
6に装備されている。
Lと直角方向の外側に板進行方向Lの前後および上下の
4か所に一体または別体にブラケット31が設けられ、
これら4個のブラケット31にそれぞれ同一長さの第1
リンク32がピンで連結されており、上下の第1リンク
32の先端部に板進行方向Lのブラケット31同志の間
隔と等しい長さの第2リンク33が上下に配置されてピ
ンで連結され、上下に2つの平行4辺形リンクが形成さ
れている。そして、上下の第1リンク32の中央部にそ
れぞれピン34が取付けられて板状のスラスト受ブロッ
ク35が板進行方向Lの前後に突き出して上下で支持さ
れている。
5の両面を挾むようにしてスラスト力を支持するため、
ハウジング27の外側に水平に板進行方向Lに沿うガイ
ド溝36が形成されてサポートブロック37が摺動可能
に装着され、ハウジング27に取付けられたサポートシ
リンダ38で往復操作されるようになっている。
ト受ブロック35の厚さよりわずかに広い間隔で両側に
車輪39が板進行方向Lと平行に回転軸が配置されて取
付けられている。
ートブロック37を前進させてスラスト受ブロック35
の両側を挾むように車輪39を配置するようにすること
で、ロールクロスによって発生するスラスト力をスラス
ト受ブロック35を介して車輪39で支持することがで
きる。
更する場合でも、平行4辺形リンクを構成する第1リン
ク32にピン34を介してスラスト受ブロック35が取
付けてあるので、常に板進行方向Lと平行な状態にスラ
スト受ブロック35を保つことができ、完全に車輪39
を接触させ、安定した状態でスラスト力を受けることが
できる。
スト受け機構30の構造がシンプルとなる。
段圧延機で構成した場合で説明したが、6段圧延機など
で構成するようにしても良い。
の発明の要旨を変更しない範囲で各構成要素に変更を加
えるようにしても良い。
たようにこの発明の水平圧延機によれば、上下ワークロ
ールのみをクロスさせるワークロールクロスミルとし、
上下ワークロールの両端部を支持するロールチョックの
少なくとも一方の端部に平行4辺形リンクに軸支され常
に板進行方向と平行に突き出すスラスト受ブロックを設
け、このスラスト受ブロックの両面に沿って転動してス
ラスト力を受ける車輪を、ハウジングに取り付けたサポ
ートブロックに設けてスラスト力を受けるようにしたの
で、ワークロールをクロスしてもスラスト受ブロックを
常に板進行方向と平行にすることができ、安定した状態
でスラスト力を支持することができるとともに、構造も
シンプルとなる。
クロールのみをクロスさせるワークロールクロスミル
で、クロス用シリンダをワークロールの両端部のロール
チョックのうちいずれか一方に内蔵してロッド先端をハ
ウジングに当接するようにしたので、ハウジングへの孔
加工などの必要を無くし、シンプルな構造で精度良くク
ロス角の設定ができる。これにより、従来のペアクロス
ミルに比べ、板クラウン制御能力をアップすることがで
きる。
クロールのみを示す概略水平断面図である。
配置の概略斜視図である。
構の平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上下ワークロールのみを水平面内で板進
行直角方向に対してクロスさせる水平圧延機において、
前記上下ワークロールの両端部を支持するロールチョッ
クの少なくとも一方の端部に平行4辺形リンクに軸支さ
れ常に板進行方向と平行に突き出すスラスト受ブロック
を設け、このスラスト受ブロックの両面に沿って転動し
てスラスト力を受ける車輪を、ハウジングに取り付けた
サポートブロックに設けたことを特徴とする水平圧延
機。 - 【請求項2】 前記上下ワークロールのロールチョック
にクロス用シリンダを内蔵し、ロッド先端をハウジング
に当接させてクロス可能としたことを特徴とする請求項
1記載の水平圧延機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04177322A JP3097326B2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 水平圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04177322A JP3097326B2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 水平圧延機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631306A JPH0631306A (ja) | 1994-02-08 |
JP3097326B2 true JP3097326B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=16028958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04177322A Expired - Fee Related JP3097326B2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 水平圧延機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097326B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1288931B1 (it) * | 1996-06-24 | 1998-09-25 | Danieli Off Mecc | Dispositivo di compensazione per guarniture in gabbie di laminazione a quarto con movimentazione incrociata dei cilindri |
WO2023026449A1 (ja) | 2021-08-26 | 2023-03-02 | 協和発酵バイオ株式会社 | シチジン-5'-ジリン酸化合物の製造方法 |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP04177322A patent/JP3097326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0631306A (ja) | 1994-02-08 |
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