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JP3093601B2 - セラミック回路基板 - Google Patents

セラミック回路基板

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Publication number
JP3093601B2
JP3093601B2 JP07049723A JP4972395A JP3093601B2 JP 3093601 B2 JP3093601 B2 JP 3093601B2 JP 07049723 A JP07049723 A JP 07049723A JP 4972395 A JP4972395 A JP 4972395A JP 3093601 B2 JP3093601 B2 JP 3093601B2
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JP
Japan
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resistor
glass
circuit board
overcoat
ceramic circuit
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JP07049723A
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JPH08153945A (ja
Inventor
昌志 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc filed Critical Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C17/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors
    • H01C17/06Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for coating resistive material on a base
    • H01C17/065Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for coating resistive material on a base by thick film techniques, e.g. serigraphy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01C17/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors
    • H01C17/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for manufacturing resistors with envelope or housing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーバーコートガラスで
覆われた外部抵抗体を表面に有するセラミック回路基板
に関する。更に詳しくはトリミングによって得られた正
確な抵抗値を安定に維持する外部抵抗体を有するセラミ
ック回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路に使用されるセラミック回路基
板において、多層回路基板の層間に設けられる内蔵抵抗
体の他に、セラミック回路基板の表面に印刷された導体
パターンと外部抵抗体などからなる回路が設けられ、セ
ラミック回路基板の高機能化、低コスト化に貢献してい
る。基板表面に抵抗体を形成する場合、一般的にはガラ
ス組成分に導電性物質を加えたものをペースト状にして
印刷し、焼結して抵抗体とする。この際、抵抗体の保護
や耐候性の向上を目的として、抵抗体をガラス系材料で
覆うように印刷し、焼成することによりオーバーコート
することも行われている。更に、レーザートリミングな
どの手法を用いて抵抗値が微調整される。
【0003】一般にセラミック回路基板に用いられる抵
抗体は、抵抗体を800〜900℃で焼成後、低融点の
オーバーコートガラスを印刷し、500〜600℃で焼
成する。しかしながら電子機器の小型化、高密度化に伴
いセラミック基板も高密度のための多層化、シリコンチ
ップ搭載のために低熱膨張化の傾向にある。このような
回路基板には低温焼成基板が用いられている。低温焼成
基板は多くの場合内層にAg,Cuが用いられていて、
その熱膨張収縮の回数を少なくし、信頼性の高い回路基
板を得るためには焼成回数はできる限り少なくする必要
がある。又、回路基板と熱膨張を合わせる為、オーバー
コートガラスも低熱膨張のガラスを用いる必要がある
が、低融点のガラスは耐候性の点で欠点がある。そのた
め抵抗体の焼成温度程度のガラスを用いざるを得ない。
従って、多層構造、あるいは低熱膨張のセラミック回路
基板にはオーバーコートと同時焼成の抵抗体を用いるの
が望ましいことになる。しかし、抵抗体とオーバーコー
トを同時に焼成すると、オーバーコートガラスが抵抗体
から発生する気泡を閉じ込め、焼結後の抵抗体内部に気
泡が残存する傾向がある。抵抗体中気泡はレーザートリ
ミング時にトリミング先端が気泡と非常に接近した場
合、トリミング先端と気泡との間にクラックが入り、抵
抗値の安定性のない抵抗体になるという問題点があっ
た。
【0004】これを図によって説明すると、図1はセラ
ミック回路基板上に設けられた従来の外部抵抗体の平面
図であり、図2はその断面図である。セラミック基板の
表面1に金属ペーストなどを配線材料として印刷して表
面の導体パターン2が形成され、その一部が抵抗体への
電極となっている。抵抗体3はガラス成分に金属などの
導電材料を加えたものが用いられ、その上部を覆ってガ
ラス材料がオーバーコート4されている。そして、抵抗
体3とオーバーコート4とで外部抵抗体7が形成されて
いる。このオーバーコート4は個々の抵抗体3よりやや
広くなるように覆ってもよいし、複数の抵抗体3を導体
パターン2をも含めて広い面積にわたって一様に覆って
もよい。広い範囲をオーバーコートする場合には、必要
な個所にビアホールを設け、更に外部との導通を図るこ
ともできる。オーバーコート4と抵抗体3は同時焼成さ
れると、抵抗体内に発生した気泡6がオーバーコート4
が存在することによって外部へ逃げられなくなって内部
に閉じ込められた状態となっている。このような外部抵
抗体7をレーザートリミングすると図示されるようなト
リミング溝5がオーバーコート4と抵抗体3中に形成さ
れる。通常、レーザートリミングは抵抗値を測定しなが
ら行われるが、気泡6の存在はこのような精密なトリミ
ングを困難にするばかりでなく、トリミング溝の先端が
気泡6と接近した場合にはマイクロクラックが生ずるこ
とになる。また、トリミング中にはクラックが生じてい
なくても、気泡が原因となって製品として使用中にクラ
ックが発生することもある。このように抵抗体中の気泡
の存在は抵抗値を不正確にし、安定性のないものとして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、抵抗
体が気泡をほとんど含有せず、かつ、抵抗体と同時焼成
されたオーバーコートを有する外部抵抗体付きセラミッ
ク回路基板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、抵抗体とオーバーコートガラスが特定の関係を有
する時に上記目的が達成されることを見出し本発明に至
った。 即ち、本発明は下記の(1)〜(4)の構成のセラミッ
ク回路基板である。(1)抵抗体とオーバーコートガラ
スとを同時焼成してなる外部抵抗体を有するセラミック
回路基板において、上記抵抗体に含まれるAg系成分の
含有量が0〜1%であり、該抵抗体のガラスの屈伏点が
上記オーバーコートガラスの屈伏点未満であることを特
徴とするセラミック回路基板。(2)抵抗体とオーバーコートガラスとを同時焼成して
なる外部抵抗体を有するセラミック回路基板において、
上記抵抗体がAg系成分を1%以上含有し、該抵抗体の
ガラスの屈伏点の10℃低い温度が、上記オーバーコー
トガラスの屈伏点未満であることを特徴とするセラミッ
ク回路基板。(3) 上記抵抗体のガラス成分がCaO−Al23−S
iO2−B23系ガラスであることを特徴とする前記
(1)又は(2)記載のセラミック回路基板。(4) 上記オーバーコートガラスの成分がCaO−Al
23−SiO2−Cr23−B23系ガラス粉末60〜
90重量%とアルミナ粉末10〜40重量%を含有し、
かつガラスの屈伏点が720〜740℃であることを特
徴とする前記(1)又は(2)記載のセラミック回路基
板。
【0007】本発明によって、オーバーコートガラスと
抵抗体を同時焼成しても、抵抗体に気泡が残留せず、低
気泡性抵抗体が得られる理由は、第一に、Ag系成分の
含有量が0〜1%であり、オーバーコートの屈伏点より
抵抗体のガラスが低い屈伏点を持つようにすることによ
り、抵抗体の焼結を早くし、発生した気泡をオーバーコ
ートガラス側に逃がすからであり、第二に、抵抗体にR
uO2系やBi2Ru27系の電気抵抗成分に加えてAg
1%以上積極的に添加することにより、Agがこの抵
抗体材料と組み合わされて焼結を促進し、上記と同様に
抵抗体の焼結を早くして発生した気泡をオーバーコート
ガラス側に逃がすからである。この場合は、抵抗体のガ
ラスの屈伏点の10℃低い温度が、上記オーバーコート
ガラスの屈伏点より低くなるようにする。なお、本発明
において用いる屈伏点とは、ガラス材料を加温するにつ
れて、ほぼ直線的に熱膨張率も上昇するが、ある温度で
この上昇が止まり低下に転じる時のガラスの軟化温度に
相当するものである。この熱膨張率の測定方法自体は日
本工業規格に定められている。
【0008】本発明のセラミック回路基板としては、セ
ラミックを絶縁体として使用するものであれば単層でも
多層でもよく、多層のセラミック回路基板の場合はその
製法として、グリーンシート積層法、グリーンシート印
刷法が挙げられる。又、基板の片面のみの回路基板でも
両面回路基板でもよい。本発明に用いられるセラミック
材料としては特に限定されず、アルミナ(Al23)、
窒化アルミニウム(AlN)や炭化ケイ素(SiC)及
びこれらを主成分とする各種セラミックが挙げる。又、
アルミナ粉末にガラス粉末を混入した低温焼成セラミッ
クも用いることができる。内層に用いられる導体材料は
基板材料によって異なり、アルミナや窒化アルミニウム
ではモリブデンやタングステンのような高融点金属が使
われる。比較的低温で焼成できる基板材料のときは、
金、銀、銀−パラジウム合金、銅、ニッケルなどの金属
が用いられる。セラミックグリーンシートと配線用導体
ペーストを同時焼成する同時焼成セラミック回路基板の
一つに、WやMoをアルミナまたは窒化アルミ等の基板
の配線用導体として使用し、導体が酸化しないように還
元雰囲気で同時焼成するセラミック回路基板がある。し
かしながら、酸化雰囲気で焼成する必要のある信頼性の
高いRuO2系やBi2Ru27系の抵抗を形成しようと
すると導体が酸化してしまうという問題がある。
【0009】これに対して、Ag、Ag−Pd、Ag−
Pt、Ag−Pd−Ptなどの導通抵抗が小さく、酸化
焼成が可能なAg系導体を使用し、これらの導体材料の
融点(900〜1200℃)以下で焼成できるセラミッ
ク材料を絶縁体として用いた低温焼成セラミック多層配
線基板が開発されており、本発明のセラミック基板とし
て特に好ましい。一般に約1200℃以下で焼成される
セラミック基板を低温焼成セラミック基板といい、導体
として内層および表層にAg系またはCu系等が用いら
れる。このように低温焼成セラミック絶縁体材料として
は、内蔵する例えばAg系導体材料の融点よりも低い温
度で焼成できるものを使用するのが好ましい。Ag導体
やPdおよびPtの含有率の低いAg合金系導体を使用
する場合には、それらの多層に形成される金属の融点が
約900〜1200℃と低いので、800〜1100℃
で焼成できる材料を使用する必要があり、代表的なもの
としては、ホウケイ酸ガラスやさらに数種類の酸化物
(例えばMgO,CaO,Al23,PbO,K2O,
Na2O,ZnO,Li2Oなど)を含むガラス粉末とア
ルミナ、石英などのセラミック粉末の混合物を原料とす
るものや、コージエライト系、αスポジュメン系の結晶
化が生じるガラス粉末を原料とするものがある。
【0010】かかる材料は上記のように単層としても用
いることができるが、積層して多層基板とするために
は、グリーンシートを使用したグリーンシート積層法が
用いられる。例えば、セラミック絶縁体材料粉末に溶
剤、樹脂等を加え、ドクターブレード法により成形し、
厚み0.1〜0.5mm程度のグリーンシートを得る。
そして必要な配線パターンをAg、Ag−Pd、Ag−
Pt、Ag−Pd−Ptなどの導体材料ペーストを使用
してスクリーン印刷する。また、他の導体層が接続でき
るように、打ち抜き金型やパンチングマシーンでグリー
ンシートに0.1〜2.0mmφ程度の貫通スルーホー
ルを形成する。配線用ビアホールにはAg系導体材料を
充填しておく。同様の方法で回路を形成するのに必要な
だけ、他のグリーンシートにも配線パターンを印刷す
る。これらのグリーンシートを各グリーンシートに穴明
けした位置決め穴を用いて正確に積層した後、80〜1
50℃、10〜250kg/cm2の条件で熱圧着し一
体化する。回路に内部抵抗を含む場合には、酸化雰囲気
で焼成されるRuO2,Bi2Ru27系の抵抗を形成す
る。その場合には抵抗用電極とともに内層用グリーンシ
ートに印刷しておく。
【0011】以上のようにしたものを酸化雰囲気で同時
焼成し、導体内蔵セラミック多層基板を得る。以上、低
温焼成セラミックを例にして説明したが、これらは本発
明の好ましい態様であるが、これに限定されるものでは
ない。本発明において用いられる抵抗体は、RuO2
やBi2Ru27系の電気抵抗成分とガラス成分からな
るものであり、ペースト状でセラミック回路基板に厚膜
法で、通常は印刷される。印刷された抵抗体の上にオー
バーコートガラス成分、例えばCaO−Al23−Si
2−B23系のガラスがやはり厚膜法で、通常は印刷
される。そして、本発明においてはこれら抵抗体とオー
バーコートガラスは同時焼成される。この焼成は通常の
空気中で行われる。
【0012】
【実施例】本発明を実施例及び比較例によって更に詳し
く説明する。セラミック回路基板は以下の方法によって
作成された低温焼成セラミックを用いた。重量組成がC
aO27%、Al235%、SiO259%、B23
%であるガラス粉末60重量%と平均粒径1.0μmの
Al23粉末40重量%を混合して粉末成分とした。
【0013】セラミックグリーンシートは上記粉末成分
と重量比でアクリル樹脂10%、トルエン30%、イソ
プロピルアルコール10%及びジブチルフタレート5%
をボールミルで混合し、ドクターブレード法にて膜厚
0.4mmのグリーンシートを作成した。次いでこのグ
リーンシートに金型で所定の位置に穴をあけ、Agペー
ストを穴にスクリーン印刷法で充填した。乾燥後Agペ
ーストで配線パターンをスクリーン印刷法で形成した。
同様の方法で他の配線パターンの印刷されたグリーンシ
ートを作成し、所定の層に重ね合せ熱圧着した。この積
層体を900℃20分ホールドで焼成し、セラミック回
路基板を得た。このセラミック基板に表1に示される組
成の抵抗体を抵抗体部が巾1mm、長さ2mmになるよ
うに印刷した。オーバーコート材料としては、表2のA
〜Hに示されるガラス組成と屈伏点を有するものにAl
23粉末を混合したものを上記抵抗体上に印刷した。
【表1】
【表2】 これらの抵抗体とオーバーコートガラスを各種組み合わ
せたものを890℃で10分間、空気中で同時焼成し
た。なお、表1に示す抵抗体材料のRuO2の割合とは
ガラス成分を含めた抵抗体の全量に対する重量%であ
り、同じくAgの割合も、ガラス成分、RuO2を含め
た抵抗体全量に対する重量%である。ここで、表3に示
す負荷テストとは1/32Wの負荷を連続して1000
時間与えたときの抵抗値の変化率の最大のものである。
【0014】
【表3】
【0015】表3には、抵抗体1〜24とオーバーコー
トガラスA〜Hを組み合せた場合の負荷テストの結果が
抵抗値の変化率の最大値を示し、又、表4は抵抗断面を
電子顕微鏡で観察し、300μm×15μmの断面に含
まれる直径5μm以上の気泡の数を示している。
【0016】
【表4】 表3及び表4の抵抗体1〜24とオーバーコートガラス
A〜Hの組み合せにおいて、Ag系成分の含有量が0%
抵抗体のガラスの屈伏点がオーバーコートガラスの屈
伏点未満である請求項1の発明の実施例は、Aの3〜
8、11〜14、Bの〜8、13、14、Cの1〜1
4、Dの3〜8、13、14、Eの3〜8、11〜1
4、Fの1〜14、16、18、21、23、Gの3〜
8、11〜14、Hの7、8、13、14である。又、
Agを1.0%以上添加することにより、抵抗体の屈伏
点から10℃低くした温度と同等の効果を奏するものの
実施例は、Aの15、17、19、20、22、24、
Bの15、17、19、20、24、Cの15、17、
19、20、22、24、Dの15、17、19、2
0、22、24、Eの15、17、19、20、22、
24、Fの15、17、19、20、22、24、Gの
15、17、19、20、22、24、Hの17、24
である。上記のもの以外は本願発明の比較例である。表
3及び4より、例えばオーバーコートガラスGを用いた
場合には、抵抗体1〜14との組み合せ例より、抵抗体
のガラスの屈伏点がオーバーコートガラスの屈伏点と同
等又は以下である時、抵抗体の焼結の方が早いため気泡
の数が非常に少なく、変化率が1%以下と負荷テストが
良好であることがわかる。なお、一般に厚膜抵抗の信頼
性の評価として、加速試験で±1%以内というのが目安
になっている。又、例えば、抵抗体15、17及び1
9、20、22、24の組み合せ例と比較例である抵抗
体16及び18、21、23との組み合せ例を比較する
ことにより、Agを添加することにより、抵抗体の焼結
を促進し、その結果、発生する泡の数がゼロか非常に少
ないため負荷テストが良好であることがわかる。Agを
1.0%以上添加することにより、抵抗体の焼結の促進
は屈伏点から10℃低くした温度と同等の効果があるこ
とが分かる。10%より多くなるとAgの粒子が析出し
て抵抗値が低くなる。
【0017】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば低気泡の外
部抵抗体とそれと同時焼成されたオーバーコートを有す
るセラミック回路基板が得られ、トリミング後の抵抗体
の保護が十分であり、耐候性、安定性に優れた低抗性能
を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の外部抵抗体を説明する図、
【図2】図1の断面図。
【符号の説明】
1 セラミック基板 2 表面導体 3 外部抵抗体 4 オーバーコートガラス 5 トリミング溝 6 気泡 7 外部抵抗体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 1/18 H05K 1/03 610 H05K 3/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗体とオーバーコートガラスとを同時
    焼成してなる外部抵抗体を有するセラミック回路基板に
    おいて、 上記抵抗体に含まれるAg系成分の含有量が0
    〜1%であり、該抵抗体のガラスの屈伏点が上記オーバ
    ーコートガラスの屈伏点未満であることを特徴とするセ
    ラミック回路基板。
  2. 【請求項2】 抵抗体とオーバーコートガラスとを同時
    焼成してなる外部抵抗体を有するセラミック回路基板に
    おいて、 上記抵抗体がAg系成分を1%以上含有し、該
    抵抗体のガラスの屈伏点の10℃低い温度が、上記オー
    バーコートガラスの屈伏点未満であることを特徴とする
    セラミック回路基板。
  3. 【請求項3】 上記抵抗体のガラス成分がCaO−Al
    23−SiO2−B23系ガラスであることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のセラミック回路基板。
  4. 【請求項4】 上記オーバーコートガラスの成分がCa
    O−Al23−SiO2−Cr23−B23系ガラス粉
    末60〜90重量%とアルミナ粉末10〜40重量%を
    含有し、かつガラスの屈伏点が720〜740℃である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のセラミッ
    ク回路基板。
JP07049723A 1994-09-28 1995-03-09 セラミック回路基板 Expired - Lifetime JP3093601B2 (ja)

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EP19950115134 EP0704864B1 (en) 1994-09-28 1995-09-26 Resistor on a ceramic circuit board
DE1995628802 DE69528802T2 (de) 1994-09-28 1995-09-26 Widerstand auf einer keramischen Platte

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JP23336594 1994-09-28
JP6-233365 1994-09-28
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