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JP3093290U - レジン混和器 - Google Patents

レジン混和器

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Publication number
JP3093290U
JP3093290U JP2002006367U JP2002006367U JP3093290U JP 3093290 U JP3093290 U JP 3093290U JP 2002006367 U JP2002006367 U JP 2002006367U JP 2002006367 U JP2002006367 U JP 2002006367U JP 3093290 U JP3093290 U JP 3093290U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
container
inner container
outer container
agar
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2002006367U
Other languages
English (en)
Inventor
郁司 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dentrochemical Co Ltd
Original Assignee
Dentrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dentrochemical Co Ltd filed Critical Dentrochemical Co Ltd
Priority to JP2002006367U priority Critical patent/JP3093290U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3093290U publication Critical patent/JP3093290U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 餅状レジンの取り出しを非常に容易に行うこ
とができ、容器への付着も皆無であり、また、保冷効果
が高いので、レジンの餅状態を長く維持できる。 【解決手段】 義歯を作製する過程において使用するア
クリルレジンを作るレジン混和器であり、比較的堅牢な
外側容器4の内側に、寒天を主成分とする材料で成形し
たもので、上面開口の窪み6を形成した内側容器5を設
けた。また、外側容器4は合成樹脂製の容器であり、蓋
7を有する。さらに、内側容器5は窪み6の底を球状と
して坩堝形状とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、義歯を作製する過程において使用するアクリルレジンを作るレジン 混和器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に義歯を作製する過程で、義歯のピンク色のプラスチックはアクリルレ ジンで作製される。
【0003】 アクリルレジンは、メタクリル酸メチルの液体(モノマー)と粉末状にしたポ リマーとを一定の比重で混合後、一定時間経過するとこれらは餅状になり、これ を専用フラスコに圧入して加熱重合させる。
【0004】 現在、この液体と粉末を計量、混和し、餅状にする為の一連の過程は、例えば 下記の文献に示されるような混和器を用いて行っている。
【0005】
【非特許文献1】 “アクロン混和器”、[online]、株式会社ジーシー、[ 平成14年08月 15日検索] 、インターネット<URL:http://mls.gcdental.co.jp/detail/ detail .asp?id=111&mode=category&oid=14&oid2=3 >
【0006】 この混和器は、図4〜図6に示すように、ガラス製のシャーレタイプのもので 、偏平皿状の本体1の内部に中央に同心円状の区画2を形成し、この区画2で混 和を行う。図中3は合成樹脂製の蓋である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、餅状になった後のレジンは容器に付着して取り出し難く、糸を引いて 器側に残ってしまたり、器の後始末が非常に困難であった。なお、直接容器にレ ジンが触れないように合成樹脂ラップ等の使用も考えられなくはないが、付着に 関してはラップ等自体へのものが発生してしまい、使いものにならない。
【0008】 また、専用フラスコへの圧入作業は、この餅状態が長く続くと余裕を持って作 業が出来るが、その為には低温下での餅状態の維持が望ましい。
【0009】 その為に事前に容器を冷蔵庫等で冷却しておくことが理想であるが、前記図4 〜図6に示すようなガラス製の混和器では冷却したものが直ぐに常温に戻ってし まい、冷却効果が持続しない。
【0010】 本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、餅状レジンの取り出しを非常に 容易に行うことができ、容器への付着も皆無であり、また、寒天ゲルは保冷効果 が高いので、レジンの餅状態を長く維持できるレジン混和器を提供することにあ る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、第1に、比較的堅牢な外側容器の内側に、 寒天を主成分とする材料で成形したもので、上面開口の窪みを形成した内側容器 を設けたこと、第2に、外側容器は合成樹脂製の容器であり、蓋を有すること、 第3に、内側容器は窪みの底を球状として坩堝形状とすることを要旨とするもの である。
【0012】 請求項1記載の本考案によれば、内側容器は寒天を主成分とする材料で成形し たものであるので、餅状レジンがこれに付着することがなく、糸を引いて器側に 残ってしまったりすることはない。さらに、水分割合が多いので冷蔵庫等で冷却 した場合に保冷効果が高いので、レジンの餅状態を長く維持できる。
【0013】 また、内側容器は比較的柔らかく、壊れ易いが、外側を比較的堅牢な外側容器 が保護しているので、取り扱いには支障がなく、形状も維持できる。
【0014】 請求項2記載の本考案によれば、前記作用に加えて、非使用時には外側容器を 蓋することで、同時に内側容器にも蓋することになり、保護ができる。
【0015】 請求項3記載の本考案によれば、内側容器は坩堝形状なので、底に隅部がなく 、より餅状レジンの付着を無くすことができる。
【0016】 また、大量のレジンの混和や専用フラスコへの圧入作業を簡便化するために、 坩堝形状部分に雄型を利用してキッチン用等のポリエチレンシートを密着させ、 それをカバーとし、その上でもち状レジンを作製することにより、もち状レジン の容器からの取り出しと圧入を一層、簡便かつスピーディに行うことが可能とな る。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、図面について本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は本考案のレ ジン混和器の1実施形態を示す斜視図、図2は同上横断平面図、図3は同上縦断 側面図で、外側容器4と内側容器5とからなるものである。
【0018】 外側容器4は合成樹脂製の比較的堅牢な容器であり、本実施形態では深みのあ る円形容器としたが、四角形の容器でもよい。
【0019】 この外側容器4は蓋7を有するもので、該蓋7はネジ8で結合するものまたは 嵌着するものである。
【0020】 内側容器5は寒天を成分する材料で成形したもので、一例として下記の成分か らなるものである。 工業用寒天粉末 10% プロピレングリコール(保湿剤) 10% 色素 3% 防腐剤 1% 精製水 76%
【0021】 工業用寒天粉末とする寒天は、可逆的水性コロイド印象材のベースとして利用 されているものを使用することができる。前記寒天を成分する材料は、種々の添 加剤を加えることができ、例えば酸化防止剤、紫外線防止剤、熱安定剤、滑剤等 を用いることができる。例えば、材料としては、寒天、ホウ酸塩、硝酸塩、ワッ クス(硬質)、チクソトロピーを示す物質、水などがあげられるが、この他にケ イソウ土、粘土、シリカ、ゴムあるいはこれらに類似した不活性粉末などを任意 に加えられていてもよく、さらには防腐剤、可塑剤、香料、顔料など通常の添加 剤が加えられているものであってもよい。
【0022】 工業用寒天粉末の組成は、種々の範囲で用いることができるが、例えば10〜 25%配合されていることもできる。
【0023】 内側容器5は上面開口の窪み6を形成したものであり、この窪み6は底を球状 として内側容器5の全体を坩堝形状とした。内側容器5はその外周は外側容器4 に密着し、図3にも示すように肉厚で、上端は外側容器4の本体部の上端と略合 致させ、殆ど段差を生じないようにする。
【0024】 以上の構成とすることで内側容器5は側壁上部に比べて、側壁下部および底部 が肉厚のものとなり、窪み6の球状底の外側が肉厚部分となる。
【0025】 なお、前記のごとく色素を配合することで、もち状レジンの状態を確認し易く することもできる。
【0026】 外側容器4の内部に内側容器5を成形するには、工業用寒天やその他の材料を 一定時間加熱、攪拌しながら溶解する寒天ゾル(ドロドロ状態)を一定量流し込 み、その直後に窪み6を形成する型を規定位置に挿入し、ゾルを溢れさせ、硬化 させる。硬化後に余剰寒天ゲル(固まった状態)を鋭利な刃物で切断し、体裁を 整える。
【0027】 使用に際しては、外側容器4ともに内側容器5を冷蔵庫で冷やして保冷させ、 この内側容器5の内部でアクリルレジンのメタクリル酸メチルの液体(モノマー )と粉末状にしたポリマーとを一定の比重で混合させ、餅状のレジンを得る。
【0028】 その際、キッチン用ポリエチレンシートを内側容器5内に敷き、(雄型で押し て密着させる)レジンの粉(ポリマー)と液(モノマー)を混合し、もち状のな ったら、ポリエチレンシートごと取り出し、そと側から押して専用ブラスコの圧 入する。
【0029】
【考案の効果】
以上述べたように本考案のレジン混和器は、餅状レジンの取り出しを非常に容 易に行うことができ、容器への付着も皆無であり、また、保冷効果が高いので、 レジンの餅状態を長く維持できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のレジン混和器の1実施形態を示す斜視
図である。
【図2】本考案のレジン混和器の1実施形態を示す横断
平面図である。
【図3】本考案のレジン混和器の1実施形態を示す縦断
側面図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す縦断側面図である。
【図6】従来例を示す横断平面図である。
【符号の説明】
1…本体 2…区画 3…合成樹脂製の蓋 4…外側容器 5…内側容器 6…窪み 7…蓋 8…ネジ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的堅牢な外側容器の内側に、寒天を
    主成分とする材料で成形したもので、上面開口の窪みを
    形成した内側容器を設けたことを特徴とするレジン混和
    器。
  2. 【請求項2】 外側容器は合成樹脂製の容器であり、蓋
    を有する請求項1記載のレジン混和器。
  3. 【請求項3】 内側容器は窪みの底を球状として坩堝形
    状とする請求項1または請求項2記載のレジン混和器。
JP2002006367U 2002-10-08 2002-10-08 レジン混和器 Expired - Lifetime JP3093290U (ja)

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