JP3083540U - 商品陳列棚のフロントガード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前出し棚板の前部に載せた商品の前方及び側
方への落下を防止できる商品陳列棚のフロットガードを
提供する点にある。 【解決手段】 棚板陳列ラインの一部を通路側に突出さ
せて、同突出部上に載せた商品を通路を通る客に対して
目立たせるようにする商品陳列棚において、前記棚板に
設けた脚嵌挿孔に支持脚を嵌挿して棚板の前部に起立状
態に保持すフロントガード本体を平面形状Ｕ字状に形成
して、棚板の前部に載せた商品の前方及び側方への落下
を防止するように構成したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、スーパーマケット等で使用される商品陳列棚のフロントガードに関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

スーパーマケット等では、仕切板の脚部を仕切板取付孔に挿入して、棚板を複 数の商品陳列区画に仕切る一方、棚板の前部に設けたプライスカード取付用レー ルに商品名を表示したプライスカードを挿入して、商品を陳列、表示する商品陳 列棚が広く使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

スーパーマーケットへの入店客は、目的の商品以外に対して比較的無関心であ り、目的の商品の陳列場所まで歩き、店内を隈なく歩いて品揃えの商品の全てを 見たり、振れたりすることは少ない。 入店客を店側の計画通りに誘導して、店内を隈なく歩いて貰うために、誘導通 路の計画、照明、商品パッケージ等に様々な工夫が凝らされているが、思惑通り の結果を得られていない。 主な原因は、商品陳列棚の前縁部が誘導通路入口から誘導通路出口まで一直線 に整然と並ぶ単調なラインで、客の興味を引き起こすことができず、客の素通り を許してしまうことにある。 この点は、ある特定の棚板の前部を隣接する棚板の前部よりも前方に突出させ て、その上に載せた商品を買物客の目につき易くすることにより、解消できるが 、その場合、前出し棚板の前部に載せた商品の前方及び側方への落下を防止する 必要がある。

【０００４】 本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その目的とする処は、前出 し棚板の前部に載せた商品の前方及び側方への落下を防止できる商品陳列棚のフ ロットガードを提供する点にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するために、本考案は、棚板陳列ラインの一部を通路側に突 出させて、同突出部上に載せた商品を通路を通る客に対して目立たせるようにす る商品陳列棚において、前記棚板に設けた脚嵌挿孔に支持脚を嵌挿して棚板の前 部に起立状態に保持すフロントガード本体を平面形状Ｕ字状に形成して、棚板の 前部に載せた商品の前方及び側方への落下を防止することを特徴としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

次に本考案の商品陳列棚のフロントガードを図１〜図８に示す一実施例により 説明すると、図１（ａ）はフロントガードを斜め後方から見た斜視図、図１（ｂ ）はフロントガードを斜め前方から見た斜視図で、１がフロントガード、１ａが 平面形状Ｕ字状のフロンドガード本体、１ｂが同フロンドガード本体１ａに固定 した支持脚である。

【０００７】 図２、図４、図５、図６の２が商品陳列棚の支柱、２ａが同支柱２に設けたア ーム差込孔（角型孔）、３がアーム、４が同アーム３と一体の棚板で、アーム３ の基端部を支柱２のアーム差込孔２ａに嵌挿して、棚板４を多段、多列に支持す るようになっている。 図５の４ａが前出しを行う棚板の後部、４ｂが前出しを行う棚板の前部で、棚 板前部４ｂの後縁部に設けた多数の突起（図（ｂ）参照）を棚板後部４ａに設け た多数の孔に嵌挿して、棚板前部４ｂを棚板後部４ａに前出し状態に保持するよ うになっている。

【０００８】 ５が棚板４の前部に設けたプライスカード取付用レールで、同プライスカード 取付用レール５に商品名を表示したプライスカードを挿入して、陳列商品を表示 するようになっている。 図４は前出し陳列状態を示している。誘導通路に沿って一直線に並ぶ各棚板４ のうち、前出しを行う棚板４ａに棚板前部４ｂを取付け、棚板陳列ラインの一部 を通路側に突出させて、同突出部上に載せた商品を通路を通る客に対して目立た せるようにする。その際、平面形状Ｕ字状に形成したフロントガード本体１ａの 支持脚１ｂを棚板前部４ｂに設けた支持脚差込孔６に嵌挿し（図７参照）、フロ ントガード本体１ａを棚板前部に起立状態に保持して、棚板前部４ｂに載せた商 品の前方及び側方への落下を防止する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は前記のように誘導通路に沿って一直線に並ぶ各棚板のうち、前出しを 行う棚板に棚板前部を取付け、棚板陳列ラインの一部を通路側に突出させて、同 突出部上に載せた商品を通路を通る客に対して目立たせるようにする。その際、 平面形状Ｕ字状に形成したフロントガード本体の支持脚を棚板前部に設けた支持 脚差込孔に嵌挿して、フロントガード本体を棚板前部に起立状態に保持するので 、棚板前部に載せた商品の前方及び側方への落下を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）はフロントガードを斜め後方から見た斜
視図、（ｂ）はフロントガードを斜め前方から見た斜視
図である。

【図２】フロントガードの装着状態を示す斜視図であ
る。

【図３】フロントガードの装着状態を示す縦断側面図で
ある。

【図４】前出し陳列状態を示す斜視図である。

【図５】（ａ）は前出し陳列棚を示す斜視図、（ｂ）は
前出し陳列棚の前部を示す斜視図である。

【図６】前出し陳列用補助棚及びフロントガードの組付
け状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ フロントガード １ａ フロントガード本体 １ｂ 支持脚 ２ 商品陳列棚の支柱 ２ａ アーム差込孔 ３ 棚板のアーム ４ 棚板 ５ プライスレール ６ 支持脚差込孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 棚板陳列ラインの一部を通路側に突出さ
   せて、同突出部上に載せた商品を通路を通る客に対して
   目立たせるようにする商品陳列棚において、前記棚板に
   設けた脚嵌挿孔に支持脚を嵌挿して棚板の前部に起立状
   態に保持すフロントガード本体を平面形状Ｕ字状に形成
   して、棚板の前部に載せた商品の前方及び側方への落下
   を防止するように構成したことを特徴とする商品陳列棚
   のフロントガード。