JP3080570U - スリップ装置 - Google Patents
スリップ装置Info
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- JP3080570U JP3080570U JP2001002592U JP2001002592U JP3080570U JP 3080570 U JP3080570 U JP 3080570U JP 2001002592 U JP2001002592 U JP 2001002592U JP 2001002592 U JP2001002592 U JP 2001002592U JP 3080570 U JP3080570 U JP 3080570U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スリップ装置の検定の手間を減らし原価低減が
できるスリップ装置を得る。 【解決手段】スリップ装置の駆動部と被駆動部との間に
スリップ機構を設け、被駆動部の内側に回転伝達用穴を
有するスリップ装置において、被駆動部の外側にも回転
伝達部を設け、これをスリップトルクの検定に使う。
できるスリップ装置を得る。 【解決手段】スリップ装置の駆動部と被駆動部との間に
スリップ機構を設け、被駆動部の内側に回転伝達用穴を
有するスリップ装置において、被駆動部の外側にも回転
伝達部を設け、これをスリップトルクの検定に使う。
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、ボール弁やバタフライ弁等のハンドル操作 の安全装置に関し、特にスリップ機構を用いて、ハンドル操作で過大なトルクが 弁本体に伝わらないようにする安全装置に属する。
【0002】
【従来の技術】スリップ装置は、ハンドルと弁の間に取り付けられ、ハンドルに 過大なトルクをかけた時、スリップさせて過大なトルクが弁に伝わらないように するという原理で作られているが、安全装置なのでスリップするトルクを検定す る必要がある。従来この検定に手間がかかりコスト高の原因となっていた。
【0003】従来の検定方法を図1により説明する。図1のAはトルクの測定装 置でこれにアダプターBを取付け、アダプターBにスリップ装置Cを取付け、ス リップ装置Cに操作ハンドルDを取付ける。この状態で操作ハンドルDを回すと 、トルクがスリップ装置CアダプターBを経て測定装置Aへと伝わるのでハンド ルにかけたトルクが測定できる。そして、ハンドルにかけるトルクを増して行き スリップ装置Cがスリップした時のトルクを測定して検定を終わる。
【0004】このような手順でスリップ装置を次々と検定をして行くのであるが 、手間のかかるのは、前半のハンドルを取付けるまでの工程で、取付けた後の測 定はスリップするまでトルクをかければよいので簡単である。次ぎに、前半に手 間のかかる理由を説明する。
【0005】スリップ装置Cは次ぎのように構成されている。図1の1は駆動部 で2は被駆動部であり、これらの間にスリップ機構が組込まれている。被駆動部 2の内側には、弁棒または弁を操作するギヤー装置の軸に取付け回転を伝達する ための回転伝達用穴3があり、図1ではこの穴3が円形でキー溝4が設けてある 。この回転伝達用穴3は、客先の弁棒やギヤー装置に合わせて加工されるので、 円形の穴とキーを使う場合でも直径やキーの寸法はさまざまである。また、キー の変わりにピンを用いるものや角穴にするもの等もあり、形状も寸法もさまざま である。従って回転伝達用穴3の種類は非常に多い。そして、回転伝達用穴3の 精度は弁棒やギヤー装置の軸に取付けた時のガタツキを少なくするために高い。
【0006】アダプターBはスリップ装置Cの回転伝達用穴3と測定装置の入力 軸5を接続するためのもので、図1ではキー6及び7で回転が伝えられる。回転 伝達用穴3は上述のように種類が多いので、アダプターBはこれらの種類毎に必 要であり大変な数になる。
【0007】種類の多いアダプターBの入力軸5への取付け、及びスリップ装置 CのアダプターBへの取付けは、入力軸5及び回転伝達用穴3の精度が高く、キ ー、ピン、角穴等と位置も合わせねばならず難しい。スリップ装置Cを取付け易 くするためにアダプターBの方で隙間を大きくすることは、回転伝達用穴3を傷 めてしまい、弁棒やギヤー装置に取付けられなくなるのでできない。従って、種 類の多いアダプターBの取り替えとスリップ装置Cの取付けには、手間がかかり コスト高の原因になっていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上述の問題点「アダプターの取替え の手間がかかること」を解決できるスリップ装置を得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】問題の本質は、アダプターBとの接続に回転伝達 用穴3を使うことにある。回転伝達用穴3を使わずに、これとは別に被駆動部2 の外側にアダプターへの回転伝達部を設け、これにアダプターBを取付けて回転 を伝えるようにする。この回転伝達部を、スリップ装置の大小に関係なく一定の 形状寸法に統一しておけば、アダプターは1種類で取り替える必要がない。
【0010】
【考案の実施の形態】以下本考案の実施例を図面により説明する。図2は本考案 の一実施例の検定方法説明図で、図1と同じ状態であるが操作ハンドルDは描い てない。図3は図2のスリップ装置Cの下面図である。スリップ装置Bの被駆動 部2には内側に回転伝達用穴3が設けてあるが、外側にもアダプターBへ回転を 伝えるための回転伝達部Eが設けてある。図2の回転伝達部Eは外周が円形でそ こに二面幅8が設けてある。
【0011】この回転伝達部Eに合わせてアダプターBに穴を作る。アダプター Bの穴は嵌め易くするために隙間を設けておく。このアダプターBを測定装置に 取付ける。
【0012】回転伝達部Eの形状寸法は、回転伝達用穴3の種類に関係なく同じ にしてある。従ってアダプターBは1種類ですみ取り替える必要がない。もしス リップ装置Cの大小により回転伝達部Eの形状寸法を変えねばならぬ場合でも、 スリップ装置Cが変わる時だけアダプターBを変えればよいので、アダプターB の交換の手間が大幅に省ける。
【0013】アダプターBにスリップ装置Cを取付けるのは、隙間があるので容 易である。隙間があるために、二面幅8が傷む場合があるが、二面幅8は検定以 外に使わないので問題はない。
【0014】この二面幅8は、別の方法でスリップトルクの検定をする場合にも 使える。例えば、この二面幅8をバイスで挟んで固定し、駆動部1をトルクレン チで回してスリップトルクを計ることができる。この方法はアダプターが必要な く回転伝達用穴3と関係なく検定ができるので上述と同じように手間が省ける。 もし二面幅8がないとアダプターBをバイスに挟んで検定をしなければならず、 上述のように回転伝達穴3の種類だけアダプターが必要で手間がかかる。
【0015】上述の実施例は回転伝達部Eに二面幅8を用いているが、他の実施 例として二面幅8ではなく、四角や六角にすることがあり、特別な場合はキーや ピンを用いることもある。しかし、それでもどれかに統一しておけば上述の効果 を得ることができる。
【0016】上述の説明は、操作ハンドルDとスリップ装置Cが別々の場合につ いて述べたが、ハンドルにスリップ装置Cを組込んだ場合、即ちハンドルボスに 上述の駆動部1を設けた場合も被駆動部2に上述と同じ回転伝達部Eを設けるこ とにより、同じ効果が得られる。
【0017】
【考案の効果】本考案によりスリップ装置及びスリップ装置付ハンドルの検定の 手間を減らし原価低減ができる。
【図1】 従来のスリップ装置の検定方法説明図。
【図2】 本考案の一実施例の検定方法説明図。
【図3】 図2のスリップ装置の下面図。
A:トルク測定装置 B:アダプター C:スリップ装
置 D:操作ハンドル E:回転伝達部 1:駆動部 2:被駆動部 3:回転伝達用穴 4:キ
ー溝 5:入力軸 6:キー 7:キー 8:二面幅
置 D:操作ハンドル E:回転伝達部 1:駆動部 2:被駆動部 3:回転伝達用穴 4:キ
ー溝 5:入力軸 6:キー 7:キー 8:二面幅
Claims (1)
- 【請求項1】駆動部と被駆動部との間にスリップ機構を
設け、被駆動部の内側に回転伝達用穴を有するスリップ
装置において、被駆動部の外側にも回転伝達部を設けた
ことを特徴とするスリップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002592U JP3080570U (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | スリップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002592U JP3080570U (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | スリップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3080570U true JP3080570U (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=43213394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001002592U Expired - Fee Related JP3080570U (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | スリップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3080570U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020200934A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | Ckd株式会社 | 切換弁 |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001002592U patent/JP3080570U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020200934A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | Ckd株式会社 | 切換弁 |
JP7033563B2 (ja) | 2019-06-13 | 2022-03-10 | Ckd株式会社 | 切換弁 |
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