JP3080274B2 - 車両懸架装置 - Google Patents
車両懸架装置Info
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- JP3080274B2 JP3080274B2 JP04246109A JP24610992A JP3080274B2 JP 3080274 B2 JP3080274 B2 JP 3080274B2 JP 04246109 A JP04246109 A JP 04246109A JP 24610992 A JP24610992 A JP 24610992A JP 3080274 B2 JP3080274 B2 JP 3080274B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/015—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
- B60G17/016—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements characterised by their responsiveness, when the vehicle is travelling, to specific motion, a specific condition, or driver input
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2400/00—Indexing codes relating to detected, measured or calculated conditions or factors
- B60G2400/10—Acceleration; Deceleration
- B60G2400/102—Acceleration; Deceleration vertical
-
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバの
減衰力特性(ハードあるいはソフトなど)を最適制御す
る車両の懸架装置に関し、特に、ロール時の制御に関す
る。
減衰力特性(ハードあるいはソフトなど)を最適制御す
る車両の懸架装置に関し、特に、ロール時の制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ショックアブソーバの減衰力特性
制御を行う車両懸架装置としては、例えば、特開昭61
−163011号公報に記載されたものが知られてい
る。
制御を行う車両懸架装置としては、例えば、特開昭61
−163011号公報に記載されたものが知られてい
る。
【0003】この従来の車両懸架装置は、ばね上上下速
度およびばね上・ばね下間の相対速度を検出し、両者が
同符号の時には、減衰力特性をハード特性とし、両者が
異符号の時には減衰力特性をソフト特性にするといった
スカイフック理論に基づく減衰力特性制御を、4輪独立
に行うものであった。そして、これにより、車体に伝達
される加振エネルギを低減しながら、制振エネルギを大
きくすることができ、車体の振動を抑制して、優れた乗
り心地を得ることができるとともに、スカット・ダイブ
などを抑制して操縦安定性も向上させることができるも
のであった。
度およびばね上・ばね下間の相対速度を検出し、両者が
同符号の時には、減衰力特性をハード特性とし、両者が
異符号の時には減衰力特性をソフト特性にするといった
スカイフック理論に基づく減衰力特性制御を、4輪独立
に行うものであった。そして、これにより、車体に伝達
される加振エネルギを低減しながら、制振エネルギを大
きくすることができ、車体の振動を抑制して、優れた乗
り心地を得ることができるとともに、スカット・ダイブ
などを抑制して操縦安定性も向上させることができるも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来装置では、路面入力に対して、ばね上への振動伝達
を抑えながら制振性を確保するように制御ゲインを決定
すると、操舵時などのように、ばね上に慣性力が加わっ
てロールを発生した際には、慣性力の分だけ制御力が不
足して、十分なばね上制振効果が得られないという問題
点があった。
従来装置では、路面入力に対して、ばね上への振動伝達
を抑えながら制振性を確保するように制御ゲインを決定
すると、操舵時などのように、ばね上に慣性力が加わっ
てロールを発生した際には、慣性力の分だけ制御力が不
足して、十分なばね上制振効果が得られないという問題
点があった。
【0005】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、ばね上への振動伝達を抑えながら制振
性を確保し、かつ、慣性力が加わってロールが発生した
際に十分な制御力が得られるようにすることを目的とし
ている。
なされたもので、ばね上への振動伝達を抑えながら制振
性を確保し、かつ、慣性力が加わってロールが発生した
際に十分な制御力が得られるようにすることを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、操
舵角速度および操舵角を求めた制御信号により各サスペ
ンションユニットの減衰力特性を制御して、サスペンシ
ョンのばね常数を増加させる方向に減衰力を作用させて
上述の目的を達成することとした。
舵角速度および操舵角を求めた制御信号により各サスペ
ンションユニットの減衰力特性を制御して、サスペンシ
ョンのばね常数を増加させる方向に減衰力を作用させて
上述の目的を達成することとした。
【0007】すなわち、本発明の車両懸架装置は、図1
のクレーム対応図に示すように、車両のばね上−ばね下
間に介在され、減衰特性変更手段aにより減衰力特性を
変更可能なサスペンションユニットbと、少なくとも、
ばね上の挙動に関する因子を検出するばね上挙動検出手
段cと、操舵に関する因子を検出するステアリングセン
サdとを有した入力手段eと、前記ステアリングセンサ
dからの信号から得られた操舵角速度および操舵角と、
前記ばね上挙動検出手段cから得られた信号とを用いて
求めた制御信号により各サスペンションユニットbの減
衰力特性を制御する減衰特性制御手段fを備え、前記減
衰特性制御手段fは、制御信号を求めるにあたり、所定
の操舵条件の非成立時には、ばね上挙動検出手段cから
の信号に基づいて制御信号を求め、前記操舵条件の成立
時には、少なくとも操舵角速度と操舵角とを用いて制御
信号を求めるように構成されていることを特徴とする。
のクレーム対応図に示すように、車両のばね上−ばね下
間に介在され、減衰特性変更手段aにより減衰力特性を
変更可能なサスペンションユニットbと、少なくとも、
ばね上の挙動に関する因子を検出するばね上挙動検出手
段cと、操舵に関する因子を検出するステアリングセン
サdとを有した入力手段eと、前記ステアリングセンサ
dからの信号から得られた操舵角速度および操舵角と、
前記ばね上挙動検出手段cから得られた信号とを用いて
求めた制御信号により各サスペンションユニットbの減
衰力特性を制御する減衰特性制御手段fを備え、前記減
衰特性制御手段fは、制御信号を求めるにあたり、所定
の操舵条件の非成立時には、ばね上挙動検出手段cから
の信号に基づいて制御信号を求め、前記操舵条件の成立
時には、少なくとも操舵角速度と操舵角とを用いて制御
信号を求めるように構成されていることを特徴とする。
【0008】なお、前記減衰特性制御手段fを、ばね上
挙動に関する項と、操作角速度および操舵角の補正項と
を有した制御式により制御信号を求め、前記操舵条件の
非成立時には、補正項の係数を0とし、操舵条件の成立
時には、ばね上挙動の項を0とするようにしてもよい。
また、前記サスペンションユニットbを、伸側の減衰特
性が可変で圧側の減衰特性が低減衰特性に固定の伸側ハ
ード特性と、圧側の減衰特性が可変で伸側の減衰特性が
低減衰特性に固定の圧側ハード特性と、伸側・圧側のい
ずれも低減衰特性に固定のソフト特性との3つの特性を
形成可能に構成し、前記減衰特性制御手段fを、制御信
号が正で所定のしきい値を越えたときサスペンションユ
ニットbを伸側ハード特性に制御し、制御信号が、正・
負のしきい値内のときソフト特性に制御し、制御信号が
負のしきい値より小さいとき圧側ハード特性に制御する
ようにしてもよい。
挙動に関する項と、操作角速度および操舵角の補正項と
を有した制御式により制御信号を求め、前記操舵条件の
非成立時には、補正項の係数を0とし、操舵条件の成立
時には、ばね上挙動の項を0とするようにしてもよい。
また、前記サスペンションユニットbを、伸側の減衰特
性が可変で圧側の減衰特性が低減衰特性に固定の伸側ハ
ード特性と、圧側の減衰特性が可変で伸側の減衰特性が
低減衰特性に固定の圧側ハード特性と、伸側・圧側のい
ずれも低減衰特性に固定のソフト特性との3つの特性を
形成可能に構成し、前記減衰特性制御手段fを、制御信
号が正で所定のしきい値を越えたときサスペンションユ
ニットbを伸側ハード特性に制御し、制御信号が、正・
負のしきい値内のときソフト特性に制御し、制御信号が
負のしきい値より小さいとき圧側ハード特性に制御する
ようにしてもよい。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】走行時には、例えば、ばね上上下速度のよう
な、ばね上の挙動を示す制御因子を検出するばね上挙動
検出手段からの信号と、ステアリングセンサからの信号
から得られた操舵角速度および操舵角とを用いて求めた
制御信号により各サスペンションユニットの減衰力特性
を制御する。
な、ばね上の挙動を示す制御因子を検出するばね上挙動
検出手段からの信号と、ステアリングセンサからの信号
から得られた操舵角速度および操舵角とを用いて求めた
制御信号により各サスペンションユニットの減衰力特性
を制御する。
【0012】ところで、車線変更時やスラローム時など
の操舵時のロール方向の周波数は、ばね上共振,ロール
共振などの周波数に対して非常に低い周波数帯であり、
操舵角および操舵角速度と、ロール角およびロールレー
トとがほぼ同位相となる。したがって、操舵角および操
舵角速度に基づいて、ロール方向に制振力が得られるよ
うにサスペンションユニットの減衰力特性を制御し、そ
れにより、サスペンションユニットのばね常数をアップ
させるように減衰力を作用させてロール角を低減させる
ことができる。
の操舵時のロール方向の周波数は、ばね上共振,ロール
共振などの周波数に対して非常に低い周波数帯であり、
操舵角および操舵角速度と、ロール角およびロールレー
トとがほぼ同位相となる。したがって、操舵角および操
舵角速度に基づいて、ロール方向に制振力が得られるよ
うにサスペンションユニットの減衰力特性を制御し、そ
れにより、サスペンションユニットのばね常数をアップ
させるように減衰力を作用させてロール角を低減させる
ことができる。
【0013】すなわち、本発明では、車線変更時やスラ
ローム時などの操舵時のような操舵条件成立時には、少
なくとも操舵角速度および操舵角とを用いて制御信号を
求めて、サスペンションユニットの減衰特性を制御し、
上述の作用を得る。この場合、請求項2記載の装置の発
明では、ばね上挙動に関する項と操舵角速度および操舵
角の項を有した制御式により制御信号を求めるが、操舵
条件成立時には、ばね上挙動に関する項を0として、操
舵角速度および操舵角の項を有した制御式により制御信
号を求める。
ローム時などの操舵時のような操舵条件成立時には、少
なくとも操舵角速度および操舵角とを用いて制御信号を
求めて、サスペンションユニットの減衰特性を制御し、
上述の作用を得る。この場合、請求項2記載の装置の発
明では、ばね上挙動に関する項と操舵角速度および操舵
角の項を有した制御式により制御信号を求めるが、操舵
条件成立時には、ばね上挙動に関する項を0として、操
舵角速度および操舵角の項を有した制御式により制御信
号を求める。
【0014】一方、直進時や一定舵角(定常旋回)時な
どのような操舵条件非成立時には、本発明では、ばね上
挙動検出手段からの信号に基づいて制御信号を求め、ば
ね上共振やロール共振などの高周波数に対応した制御を
行う。この場合、請求項2記載の装置では、制御式にお
ける操舵角速度および操舵角の補正項の係数を0とし、
ばね上挙動検出手段からの信号に基づいた制御式から制
御信号を求める。
どのような操舵条件非成立時には、本発明では、ばね上
挙動検出手段からの信号に基づいて制御信号を求め、ば
ね上共振やロール共振などの高周波数に対応した制御を
行う。この場合、請求項2記載の装置では、制御式にお
ける操舵角速度および操舵角の補正項の係数を0とし、
ばね上挙動検出手段からの信号に基づいた制御式から制
御信号を求める。
【0015】上述のようなサスペンションユニットの減
衰力特性制御を行うにあたり、請求項3記載の装置で
は、伸側ハード特性あるいは圧側ハード特性とした場
合、逆行程側が低減衰力特性に固定されている。したが
って、発生減衰力が制振方向に作用している行程側を高
減衰力特性として制振力を高めている状態から、行程方
向が切り換わって発生減衰力が加振方向に作用する状態
となったときには、逆行程側が低減衰力特性に固定され
ているから、同じ特性のままで特性を切り換えることな
しに加振力を弱めることができる。
衰力特性制御を行うにあたり、請求項3記載の装置で
は、伸側ハード特性あるいは圧側ハード特性とした場
合、逆行程側が低減衰力特性に固定されている。したが
って、発生減衰力が制振方向に作用している行程側を高
減衰力特性として制振力を高めている状態から、行程方
向が切り換わって発生減衰力が加振方向に作用する状態
となったときには、逆行程側が低減衰力特性に固定され
ているから、同じ特性のままで特性を切り換えることな
しに加振力を弱めることができる。
【0016】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。ま
ず、構成について説明する。
ず、構成について説明する。
【0017】図2は、各請求項に記載の発明の実施例の
車両懸架装置を示す構成説明図であり、車体と4つの車
輪との間に介在されて、4つのショックアブソーバ(サ
スペンションユニット)SA1 ,SA2 ,SA3 ,SA
4 (なお、ショックアブソーバを説明するにあたり、こ
れら4つをまとめて指す場合、およびこれらの共通の構
成を説明する時にはただ単にSAと表示する。)が設け
られている。そして、各ショックアブソーバSAの近傍
位置の車体には、上下方向の加速度を検出するばね上上
下加速度センサ(以後、上下Gセンサという)1が設け
られている。また、ステアリングには操舵角を検出する
ステアリングセンサ2が設けられている。
車両懸架装置を示す構成説明図であり、車体と4つの車
輪との間に介在されて、4つのショックアブソーバ(サ
スペンションユニット)SA1 ,SA2 ,SA3 ,SA
4 (なお、ショックアブソーバを説明するにあたり、こ
れら4つをまとめて指す場合、およびこれらの共通の構
成を説明する時にはただ単にSAと表示する。)が設け
られている。そして、各ショックアブソーバSAの近傍
位置の車体には、上下方向の加速度を検出するばね上上
下加速度センサ(以後、上下Gセンサという)1が設け
られている。また、ステアリングには操舵角を検出する
ステアリングセンサ2が設けられている。
【0018】そして、運転席の近傍位置には、各上下G
センサ1およびステアリングセンサ2からの信号を入力
して、各ショックアブソーバSAのパルスモータ3に駆
動制御信号を出力するコントロールユニット4が設けら
れている。
センサ1およびステアリングセンサ2からの信号を入力
して、各ショックアブソーバSAのパルスモータ3に駆
動制御信号を出力するコントロールユニット4が設けら
れている。
【0019】図3は、上記構成を示すシステムブロック
図であって、コントロールユニット4は、インタフェー
ス回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前記イ
ンタフェース回路4aには、上述の各上下Gセンサ1お
よびステアリングセンサ2からの信号が入力される。
図であって、コントロールユニット4は、インタフェー
ス回路4a,CPU4b,駆動回路4cを備え、前記イ
ンタフェース回路4aには、上述の各上下Gセンサ1お
よびステアリングセンサ2からの信号が入力される。
【0020】次に、図4は、ショックアブソーバSAの
構成を示す断面図で、このショックアブソーバSAは、
シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部室Bと
に画成したピストン31と、シリンダ30の外周にリザ
ーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリザーバ
室32とを画成したベース34と、ピストン31に連結
されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイド部材
35と、外筒33と車体との間に介在されたサスペンシ
ョンスプリング36と、バンパラバー37とを備えてい
る。また、図中7はピストンロッドで、このピストンロ
ッド7には、前記パルスモータ3により回動されるコン
トロールロッド70が貫通して設けられている。
構成を示す断面図で、このショックアブソーバSAは、
シリンダ30と、シリンダ30を上部室Aと下部室Bと
に画成したピストン31と、シリンダ30の外周にリザ
ーバ室32を形成した外筒33と、下部室Bとリザーバ
室32とを画成したベース34と、ピストン31に連結
されたピストンロッド7の摺動をガイドするガイド部材
35と、外筒33と車体との間に介在されたサスペンシ
ョンスプリング36と、バンパラバー37とを備えてい
る。また、図中7はピストンロッドで、このピストンロ
ッド7には、前記パルスモータ3により回動されるコン
トロールロッド70が貫通して設けられている。
【0021】次に、図5は前記ピストン31の部分を示
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する伸側減
衰バルブ12および圧側減衰バルブ20とが設けられて
いる。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウ
ンドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッ
ド38が螺合により固定されていて、このスタッド38
には、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと
下部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸
側第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形
成するための連通孔39が形成されていて、この連通孔
39内には前記流路の流路断面積を変更するための調整
子40が回動自在に設けられている。また、スタッド3
8の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔
39で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チ
ェックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けら
れている。なお、この調整子40には、前記コントロー
ルロッド70が連結されている。また、スタッド38に
は、上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3
ポート18,第4ポート14,第5ポート16が形成さ
れている。
す拡大断面図であって、この図に示すように、ピストン
31には、貫通孔31a,31bが形成されていると共
に、各貫通孔31a,31bをそれぞれ開閉する伸側減
衰バルブ12および圧側減衰バルブ20とが設けられて
いる。また、ピストンロッド7の先端に螺合されたバウ
ンドストッパ41には、ピストン31を貫通したスタッ
ド38が螺合により固定されていて、このスタッド38
には、貫通孔31a,31bをバイパスして上部室Aと
下部室Bとを連通する流路(後述の伸側第2流路E,伸
側第3流路F,バイパス流路G,圧側第2流路J)を形
成するための連通孔39が形成されていて、この連通孔
39内には前記流路の流路断面積を変更するための調整
子40が回動自在に設けられている。また、スタッド3
8の外周部には、流体の流通の方向に応じて前記連通孔
39で形成される流路側の流通を許容・遮断する伸側チ
ェックバルブ17と圧側チェックバルブ22とが設けら
れている。なお、この調整子40には、前記コントロー
ルロッド70が連結されている。また、スタッド38に
は、上から順に第1ポート21,第2ポート13,第3
ポート18,第4ポート14,第5ポート16が形成さ
れている。
【0022】一方、調整子40は、中空部19が形成さ
れていると共に、内外を連通する第1横孔24および第
2横孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形
成されている。
れていると共に、内外を連通する第1横孔24および第
2横孔25が形成され、さらに、外周部に縦溝23が形
成されている。
【0023】したがって、前記上部室Aと下部室Bとの
間には、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔
31bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部
室Bに至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝2
3,第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外
周側を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2
ポート13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側
チェックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3
流路Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19
を経由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路
がある。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、
貫通孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側
第1流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート
21を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室
Aに至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔2
5,第3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス
流路Gとの3つの流路がある。
間には、伸行程で流体が流通可能な流路として、貫通孔
31bを通り伸側減衰バルブ12の内側を開弁して下部
室Bに至る伸側第1流路Dと、第2ポート13,縦溝2
3,第4ポート14を経由して伸側減衰バルブ12の外
周側を開弁して下部室Bに至る伸側第2流路Eと、第2
ポート13,縦溝23,第5ポート16を経由して伸側
チェックバルブ17を開弁して下部室Bに至る伸側第3
流路Fと、第3ポート18,第2横孔25,中空部19
を経由して下部室Bに至るバイパス流路Gの4つの流路
がある。また、圧行程で流体が流通可能な流路として、
貫通孔31aを通り圧側減衰バルブ20を開弁する圧側
第1流路Hと、中空部19,第1横孔24,第1ポート
21を経由し圧側チェックバルブ22を開弁して上部室
Aに至る圧側第2流路Jと、中空部19,第2横孔2
5,第3ポート18を経由して上部室Aに至るバイパス
流路Gとの3つの流路がある。
【0024】すなわち、ショックアブソーバSAは、調
整子40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれ
とも低減衰力(ソフト)特性から高減衰力(ハード)特
性に特性変更可能であり、本実施例では、この特性変化
が図6に示すように比例的に多段階に変更可能に構成さ
れていることから、この特性を減衰係数という言葉で表
す。
整子40を回動させることにより、伸側・圧側のいずれ
とも低減衰力(ソフト)特性から高減衰力(ハード)特
性に特性変更可能であり、本実施例では、この特性変化
が図6に示すように比例的に多段階に変更可能に構成さ
れていることから、この特性を減衰係数という言葉で表
す。
【0025】また、本実施例にあっては、図7に示すよ
うに、伸側・圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソ
フト特性SSという)から調整子40を反時計方向に回
動させると、伸側のみ減衰係数を多段階に変更可能で、
圧側が低減衰係数に固定の特性(以後、伸側ハード特性
HSという)となり、逆に、調整子40を時計方向に回
動させると、圧側のみ減衰係数を多段階に変更可能で、
伸側が低減衰係数に固定の領域(以後、圧側ハード特性
SHという)となる構造に構成されている。
うに、伸側・圧側いずれもソフトとした状態(以後、ソ
フト特性SSという)から調整子40を反時計方向に回
動させると、伸側のみ減衰係数を多段階に変更可能で、
圧側が低減衰係数に固定の特性(以後、伸側ハード特性
HSという)となり、逆に、調整子40を時計方向に回
動させると、圧側のみ減衰係数を多段階に変更可能で、
伸側が低減衰係数に固定の領域(以後、圧側ハード特性
SHという)となる構造に構成されている。
【0026】ちなみに、図7において、調整子40を
,,のポジションに配置した時の、図5のK−K
断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面を、そ
れぞれ図8,図9,図10に示し、また、各ポジション
の減衰力特性を図11,12,13に示している。
,,のポジションに配置した時の、図5のK−K
断面,L−L断面およびM−M断面,N−N断面を、そ
れぞれ図8,図9,図10に示し、また、各ポジション
の減衰力特性を図11,12,13に示している。
【0027】次に、パルスモータ3の駆動を制御するコ
ントロールユニット4の作動について、図14のフロー
チャートに基づき説明する。なお、この制御は、各ショ
ックアブソーバSA毎に別個に行う。
ントロールユニット4の作動について、図14のフロー
チャートに基づき説明する。なお、この制御は、各ショ
ックアブソーバSA毎に別個に行う。
【0028】ステップ101は、各上下Gセンサ1から
の信号を処理して得られる速度v,を読み込むととも
に、各ステアリングセンサ2からの信号を処理して得ら
れる操舵角θおよび操舵角速度Δθを読み込むステップ
である。なお、操舵角θは、図15に示すように、ステ
アリングセンサ2からの信号を、5Hzのローパスフィル
タLPFを通過させて高周波成分のノイズをカットする
ことで得られ、また、操舵角速度Δθは、図16に示す
ように、ステアリングセンサ2からの信号の単位時間当
りのパルス数の変化から求めた操舵角の変化率に、使用
する周波数範囲を限定する1HzのローパスフィルタLP
Fを通過させることで得られる。
の信号を処理して得られる速度v,を読み込むととも
に、各ステアリングセンサ2からの信号を処理して得ら
れる操舵角θおよび操舵角速度Δθを読み込むステップ
である。なお、操舵角θは、図15に示すように、ステ
アリングセンサ2からの信号を、5Hzのローパスフィル
タLPFを通過させて高周波成分のノイズをカットする
ことで得られ、また、操舵角速度Δθは、図16に示す
ように、ステアリングセンサ2からの信号の単位時間当
りのパルス数の変化から求めた操舵角の変化率に、使用
する周波数範囲を限定する1HzのローパスフィルタLP
Fを通過させることで得られる。
【0029】ステップ102は、操舵条件が成立したか
否かを判定するステップで、すなわち、(θ・Δθ)の
絶対値が、所定値Kよりも大きいか否かを判定するステ
ップで、YESでステップ103に進み、NOでステッ
プ110に進む。ちなみに、図17に、操舵条件成立領
域(ON)および非成立領域(OFF)をマップとして
表している。
否かを判定するステップで、すなわち、(θ・Δθ)の
絶対値が、所定値Kよりも大きいか否かを判定するステ
ップで、YESでステップ103に進み、NOでステッ
プ110に進む。ちなみに、図17に、操舵条件成立領
域(ON)および非成立領域(OFF)をマップとして
表している。
【0030】ステップ103は、フラグF=1とする処
理を行うステップである。
理を行うステップである。
【0031】ステップ104は、下記の制御式によりそ
れぞれのショックアブソーバSAについて制御信号Vを
求めるステップであり、この操舵条件成立(ON)時に
は、制御式の係数をαf =αr =0、かつ、af =a
f 、ar =ar とする。
れぞれのショックアブソーバSAについて制御信号Vを
求めるステップであり、この操舵条件成立(ON)時に
は、制御式の係数をαf =αr =0、かつ、af =a
f 、ar =ar とする。
【0032】(制御式) VFR=αf (v1 +βf v1 ・vP +γf v1 ・vR )
+af (Δθ+bf θ) VFL=αf (v2 +βf v2 ・vP −γf v2 ・vR )
−af (Δθ+bf θ) VRR=αr (v3 −βr v3 ・vP +γr v3 ・vR )
+ar (Δθ+br θ) VRL=αr (v4 −βr v4 ・vP −γr v4 ・vR )
−ar (Δθ+br θ) なお、VFRは右前輪,VFLは左前輪,VRRは右後輪,V
RLは左後輪の制御信号を表しているが、以下、特定のも
のを指さない場合には、単に制御信号Vと表すこととす
る。
+af (Δθ+bf θ) VFL=αf (v2 +βf v2 ・vP −γf v2 ・vR )
−af (Δθ+bf θ) VRR=αr (v3 −βr v3 ・vP +γr v3 ・vR )
+ar (Δθ+br θ) VRL=αr (v4 −βr v4 ・vP −γr v4 ・vR )
−ar (Δθ+br θ) なお、VFRは右前輪,VFLは左前輪,VRRは右後輪,V
RLは左後輪の制御信号を表しているが、以下、特定のも
のを指さない場合には、単に制御信号Vと表すこととす
る。
【0033】ただし、v1 は、右前輪のばね上上下速
度,v2 は、左前輪のばね上上下速度,v3 は、右後輪
のばね上上下速度,v4 は、左後輪のばね上上下速度,
vP は、ピッチレート,vR は、ロールレート,Δθ
は、操舵角速度,θは、操舵角である。
度,v2 は、左前輪のばね上上下速度,v3 は、右後輪
のばね上上下速度,v4 は、左後輪のばね上上下速度,
vP は、ピッチレート,vR は、ロールレート,Δθ
は、操舵角速度,θは、操舵角である。
【0034】また、ピッチレートvP は、下記の式に示
すように、前後の平均速度差により求め、ロールレート
vR は、下記の式に示すように、左右の平均速度により
求める。
すように、前後の平均速度差により求め、ロールレート
vR は、下記の式に示すように、左右の平均速度により
求める。
【0035】vP =(v1 +V2 −v3 −v4 )/2 vR =(v1 +V3 −v2 −v4 )/2 次に、ステップ105は、求めた制御信号Vの絶対値が
所定のしきい値δより大きいか否かを判定するステップ
で、YESでステップ106に進み、NOでステップ1
07に進む。
所定のしきい値δより大きいか否かを判定するステップ
で、YESでステップ106に進み、NOでステップ1
07に進む。
【0036】ステップ106は、制御信号Vが正である
か否かを判定するステップで、YESでステップ108
に進み、NOでステップ109に進む。
か否かを判定するステップで、YESでステップ108
に進み、NOでステップ109に進む。
【0037】ステップ107は、ショックアブソーバS
Aをソフト特性SSに制御するようパルスモータ3に作
動信号を出力するステップである。
Aをソフト特性SSに制御するようパルスモータ3に作
動信号を出力するステップである。
【0038】ステップ108は、ショックアブソーバS
Aを伸側ハード特性HSに制御するようパルスモータ3
に作動信号を出力するステップである。なお、この時の
伸側減衰係数は、制御信号Vの大きさに比例させる。
Aを伸側ハード特性HSに制御するようパルスモータ3
に作動信号を出力するステップである。なお、この時の
伸側減衰係数は、制御信号Vの大きさに比例させる。
【0039】ステップ109は、ショックアブソーバS
Aを圧側ハード特性SHに制御するようパルスモータ3
に作動信号を出力するステップである。なお、この時の
圧側減衰係数は、制御信号Vの大きさに比例させる。
Aを圧側ハード特性SHに制御するようパルスモータ3
に作動信号を出力するステップである。なお、この時の
圧側減衰係数は、制御信号Vの大きさに比例させる。
【0040】ステップ110は、フラグF=1であるか
否かを判定するステップで、YESでステップ111に
進み、NOでステップ114に進む。
否かを判定するステップで、YESでステップ111に
進み、NOでステップ114に進む。
【0041】ステップ111は、タイマを作動させて時
間tの計測を開始するステップである。
間tの計測を開始するステップである。
【0042】ステップ112は、タイマ計測時間tが所
定の時間T0 に達したか否かを判定するステップであ
り、YESでステップ113に進み、NOでステップ1
04に進む。
定の時間T0 に達したか否かを判定するステップであ
り、YESでステップ113に進み、NOでステップ1
04に進む。
【0043】ステップ113は、フラグF=0とする処
理を行うステップである。
理を行うステップである。
【0044】ステップ114は、操舵条件非成立(OF
F)時に対応して制御信号を求めるステップで、この場
合は、上記制御式の係数をαf =αf ,αr =αr 、か
つ、af =ar =0とする。
F)時に対応して制御信号を求めるステップで、この場
合は、上記制御式の係数をαf =αf ,αr =αr 、か
つ、af =ar =0とする。
【0045】次に、実施例装置の作動を説明する。
【0046】a)操舵条件非成立時 直進走行時や一定旋回(定常旋回)時などには、操舵角
θと操舵角速度Δθとの積の値が小さく、ステップ10
2に示す操舵条件が成立しない(OFF)。
θと操舵角速度Δθとの積の値が小さく、ステップ10
2に示す操舵条件が成立しない(OFF)。
【0047】このような場合には、ステップ114のよ
うに、制御式の係数をαf =αf ,αr =αr 、かつ、
af =ar =0として、制御信号Vを演算する。この場
合、操舵角に関する補正項が0となって、ばね上上下速
度v,ピッチレートvP およびロールレートvR に基づ
きショックアブソーバSAの減衰係数を制御する。
うに、制御式の係数をαf =αf ,αr =αr 、かつ、
af =ar =0として、制御信号Vを演算する。この場
合、操舵角に関する補正項が0となって、ばね上上下速
度v,ピッチレートvP およびロールレートvR に基づ
きショックアブソーバSAの減衰係数を制御する。
【0048】この場合の作動状態を、図18のタイムチ
ャートにより示す。すなわち、このタイムチャートは、
上から順に制御信号V(この場合、主としてばね上上下
速度vに対応している),減衰力Fおよびばね上・ばね
下間の相対速度,ショックアブソーバSAの制御方向,
パルスモータ3に対する作動信号(減衰係数)を示して
いる。
ャートにより示す。すなわち、このタイムチャートは、
上から順に制御信号V(この場合、主としてばね上上下
速度vに対応している),減衰力Fおよびばね上・ばね
下間の相対速度,ショックアブソーバSAの制御方向,
パルスモータ3に対する作動信号(減衰係数)を示して
いる。
【0049】このタイムチャートに示すように、制御信
号Vの絶対値がしきい値δを越えない状態では、ソフト
特性SSに制御し、しきい値δを越えた状態では、制御
信号Vの符号がプラスであれば、伸側ハード特性HSと
し、逆に、制御信号の符号がマイナスであれば圧側ハー
ド特性SHとし、さらに、制御信号Vの大きさに対応し
て減衰係数を制御している。
号Vの絶対値がしきい値δを越えない状態では、ソフト
特性SSに制御し、しきい値δを越えた状態では、制御
信号Vの符号がプラスであれば、伸側ハード特性HSと
し、逆に、制御信号の符号がマイナスであれば圧側ハー
ド特性SHとし、さらに、制御信号Vの大きさに対応し
て減衰係数を制御している。
【0050】このように、本実施例では、制御信号Vの
符号に基づいて、特性を切り換えているが、タイムチャ
ートに示しているように、ばね上上下速度vにほぼ対応
した制御信号Vと相対速度との符号が一致している状
態、すなわち、ショックアブソーバSAで発生している
減衰力が制振方向に作用している状態では、行程方向を
高減衰係数に制御しているし、逆に、制御信号Vと相対
速度との符号が一致していない状態、すなわち、減衰力
が加振方向に作用している状態では、行程方向を低減衰
係数に制御して(すなわち、スカイフック制御を行っ
て)、路面入力を抑えて優れた乗り心地が得られる。
符号に基づいて、特性を切り換えているが、タイムチャ
ートに示しているように、ばね上上下速度vにほぼ対応
した制御信号Vと相対速度との符号が一致している状
態、すなわち、ショックアブソーバSAで発生している
減衰力が制振方向に作用している状態では、行程方向を
高減衰係数に制御しているし、逆に、制御信号Vと相対
速度との符号が一致していない状態、すなわち、減衰力
が加振方向に作用している状態では、行程方向を低減衰
係数に制御して(すなわち、スカイフック制御を行っ
て)、路面入力を抑えて優れた乗り心地が得られる。
【0051】さらに、タイムチャートにおいて、例え
ば、最初のショックアブソーバSAの制御方向を圧側ソ
フトから伸側ハードに制御方向を切り換える場合を参照
すればわかるように、圧側ソフトに制御するにあたり、
伸側ハード特性に切り換えていれば、このショックアブ
ソーバSAの制御方向を圧側ソフトから伸側ハードに切
り換える際には、減衰力特性を切り換える必要がない。
したがって、作動応答性および耐久性に優れるという特
徴を有する。
ば、最初のショックアブソーバSAの制御方向を圧側ソ
フトから伸側ハードに制御方向を切り換える場合を参照
すればわかるように、圧側ソフトに制御するにあたり、
伸側ハード特性に切り換えていれば、このショックアブ
ソーバSAの制御方向を圧側ソフトから伸側ハードに切
り換える際には、減衰力特性を切り換える必要がない。
したがって、作動応答性および耐久性に優れるという特
徴を有する。
【0052】b)操舵条件成立時 車線変更時やスラローム時などには、操舵角θと操舵角
速度Δθとの積の値が大きくなって、ステップ102に
示す操舵条件が成立する(ON)。
速度Δθとの積の値が大きくなって、ステップ102に
示す操舵条件が成立する(ON)。
【0053】このような場合には、ステップ104のよ
うに、制御式の係数をαf =αr =0、かつ、af =a
f 、ar =ar として、制御信号Vを演算する。この場
合、ばね上上下速度vに関する項が0となって、操舵角
速度Δθおよび操舵角θに基づいてショックアブソーバ
SAの減衰係数を制御する。
うに、制御式の係数をαf =αr =0、かつ、af =a
f 、ar =ar として、制御信号Vを演算する。この場
合、ばね上上下速度vに関する項が0となって、操舵角
速度Δθおよび操舵角θに基づいてショックアブソーバ
SAの減衰係数を制御する。
【0054】この場合の作動状態を、図19のタイムチ
ャートにより示す。このタイムチャートは、上から順に
操舵角θおよび操舵角速度Δθ,本操舵条件成立時(操
舵時制御)の制御信号Vおよび上記a)操舵条件非成立時
(いわゆるスカイフック制御時)の制御信号V’を示し
ている。
ャートにより示す。このタイムチャートは、上から順に
操舵角θおよび操舵角速度Δθ,本操舵条件成立時(操
舵時制御)の制御信号Vおよび上記a)操舵条件非成立時
(いわゆるスカイフック制御時)の制御信号V’を示し
ている。
【0055】すなわち、車線変更時やスラローム時など
の操舵時に発生するロール方向の周波数は、ばね上共
振,ロール共振などの周波数に対して非常に低い周波数
帯であって、操舵角θおよび操舵角速度Δθは、ロール
角およびロールレートに比例する。したがって、図20
の操舵時制御切換線により、制御を行うことで、スカイ
フック制御の場合よりも、ロール角およびロールレート
に比例して高減衰係数に制御して、ロール角を低減させ
ることができるという特徴を有する。
の操舵時に発生するロール方向の周波数は、ばね上共
振,ロール共振などの周波数に対して非常に低い周波数
帯であって、操舵角θおよび操舵角速度Δθは、ロール
角およびロールレートに比例する。したがって、図20
の操舵時制御切換線により、制御を行うことで、スカイ
フック制御の場合よりも、ロール角およびロールレート
に比例して高減衰係数に制御して、ロール角を低減させ
ることができるという特徴を有する。
【0056】ちなみに、図21は、本実施例の操舵時制
御の場合の減衰力のリサージュ波形を実線で示している
もので、この図に示すように、ばね常数を増加させるこ
とができ、この増加分によってロール角を低減すること
ができる。なお、図において点線は、制御信号を操舵角
速度のみに比例させた場合を示していて、この場合には
ばね常数は変わらない。
御の場合の減衰力のリサージュ波形を実線で示している
もので、この図に示すように、ばね常数を増加させるこ
とができ、この増加分によってロール角を低減すること
ができる。なお、図において点線は、制御信号を操舵角
速度のみに比例させた場合を示していて、この場合には
ばね常数は変わらない。
【0057】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明
に含まれる。
【0058】例えば、実施例では、伸側ハード特性H
S,圧側ハード特製SH,ソフト特性SSを形成可能な
サスペンションユニットを用いた例を示したが、従来技
術で示したように、伸側・圧側が同時にハードからソフ
トに変化するようなサスペンションユニットを用いても
よい。この場合、制振制御を行うに際して相対速度を検
出する必要がある。
S,圧側ハード特製SH,ソフト特性SSを形成可能な
サスペンションユニットを用いた例を示したが、従来技
術で示したように、伸側・圧側が同時にハードからソフ
トに変化するようなサスペンションユニットを用いても
よい。この場合、制振制御を行うに際して相対速度を検
出する必要がある。
【0059】また、制御信号を求める制御式は、実施例
で示したものに限定されることはなく、速度vの項にお
いて、ピッチレートやロールレートを省いてもよい。
で示したものに限定されることはなく、速度vの項にお
いて、ピッチレートやロールレートを省いてもよい。
【0060】さらに、実施例では操舵条件成立時には、
制御信号Vを求めるにあたりばね上上下速度に関する項
を0としたが、必ずしもばね上上下速度に関する項を0
として制御する必要はない。
制御信号Vを求めるにあたりばね上上下速度に関する項
を0としたが、必ずしもばね上上下速度に関する項を0
として制御する必要はない。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の車両懸
架装置は、減衰特性制御手段が、非操舵時にはばね上挙
動検出手段から得られた信号を用いて制御信号を求め、
操舵時には、操舵角速度および操舵角を用いて制御信号
を求め、この制御信号により各サスペンションユニット
の減衰力特性を制御するように構成したため、ロールが
発生するときには、ロール角およびロールレートとほぼ
同位相の操舵角および操舵角速度に基づいて、ロール方
向に制振力が得られるようにサスペンションユニットの
減衰力特性を制御し、それにより、サスペンションユニ
ットのばね常数をアップさせるように減衰力を作用させ
てロール角を低減させることができるという効果が得ら
れる。
架装置は、減衰特性制御手段が、非操舵時にはばね上挙
動検出手段から得られた信号を用いて制御信号を求め、
操舵時には、操舵角速度および操舵角を用いて制御信号
を求め、この制御信号により各サスペンションユニット
の減衰力特性を制御するように構成したため、ロールが
発生するときには、ロール角およびロールレートとほぼ
同位相の操舵角および操舵角速度に基づいて、ロール方
向に制振力が得られるようにサスペンションユニットの
減衰力特性を制御し、それにより、サスペンションユニ
ットのばね常数をアップさせるように減衰力を作用させ
てロール角を低減させることができるという効果が得ら
れる。
【0062】また、請求項3記載の装置では、サスペン
ションユニットの構造を、伸側・圧側の一方を項減衰力
特性とした場合に、他方が、低減衰力特性に固定されて
いる構造としたため、発生減衰力が制振方向に作用して
いる行程側を高減衰力特性として制振力を高めている状
態から、行程方向が切り換わって発生減衰力が加振方向
に作用する状態となったときには、減衰力特性を切り換
えなくても逆行程側が低減衰力特性となっていて加振力
を弱めることができ、これにより、簡単な制御により高
い応答性と耐久性が得られるという効果を奏する。
ションユニットの構造を、伸側・圧側の一方を項減衰力
特性とした場合に、他方が、低減衰力特性に固定されて
いる構造としたため、発生減衰力が制振方向に作用して
いる行程側を高減衰力特性として制振力を高めている状
態から、行程方向が切り換わって発生減衰力が加振方向
に作用する状態となったときには、減衰力特性を切り換
えなくても逆行程側が低減衰力特性となっていて加振力
を弱めることができ、これにより、簡単な制御により高
い応答性と耐久性が得られるという効果を奏する。
【図1】本発明の車両懸架装置を示すクレーム概念図で
ある。
ある。
【図2】本発明実施例の車両懸架装置を示す構成説明図
である。
である。
【図3】実施例の車両懸架装置を示すシステムブロック
図である。
図である。
【図4】実施例装置に適用したショックアブソーバ(サ
スペンションユニット)を示す断面図である。
スペンションユニット)を示す断面図である。
【図5】前記ショックアブソーバの要部を示す拡大断面
図である。
図である。
【図6】前記ショックアブソーバのピストン速度に対応
した減衰力特性図である。
した減衰力特性図である。
【図7】前記ショックアブソーバのパルスモータのステ
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
ップ位置に対応した減衰力特性図である。
【図8】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のK
−K断面図である。
−K断面図である。
【図9】前記ショックアブソーバの要部を示す図5のL
−L断面およびM−M断面図である。
−L断面およびM−M断面図である。
【図10】前記ショックアブソーバの要部を示す図5の
N−N断面図である。
N−N断面図である。
【図11】前記ショックアブソーバの伸側ハード時の減
衰力特性図である。
衰力特性図である。
【図12】前記ショックアブソーバの伸側・圧側ソフト
状態の減衰力特性図である。
状態の減衰力特性図である。
【図13】前記ショックアブソーバの圧側ハード状態の
減衰力特性図である。
減衰力特性図である。
【図14】実施例装置のコントロールユニットの制御作
動を示すフローチャートである。
動を示すフローチャートである。
【図15】実施例装置の要部を示す回路図である。
【図16】実施例装置の要部を示す回路図である。
【図17】実施例装置の操舵条件成立・非成立を決定す
るマップを示す図である。
るマップを示す図である。
【図18】実施例装置の操舵条件非成立時の作動を示す
タイムチャートである。
タイムチャートである。
【図19】実施例装置の操舵条件成立時の作動を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図20】実施例装置の操舵時制御切換線を示す図であ
る。
る。
【図21】実施例装置の操舵時制御の場合の減衰力のリ
サージュ波形を示す図である。
サージュ波形を示す図である。
a 減衰力特性変更手段 b サスペンションユニット c ばね上挙動検出手段 d ステアリングセンサ e 入力手段 f 減衰特性制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 17/015
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のばね上−ばね下間に介在され、減
衰特性変更手段により減衰力特性を変更可能なサスペン
ションユニットと、 少なくとも、ばね上の挙動に関する因子を検出するばね
上挙動検出手段と、操舵に関する因子を検出するステア
リングセンサとを有した入力手段と、 前記ステアリングセンサからの信号から得られた操舵角
速度および操舵角と、前記ばね上挙動検出手段から得ら
れた信号とを用いて求めた制御信号により各サスペンシ
ョンユニットの減衰力特性を制御する減衰特性制御手段
と、 を備え、 前記減衰特性制御手段は、制御信号を求めるにあたり、
所定の操舵条件の非成立時には、ばね上挙動検出手段か
らの信号に基づいて制御信号を求め、前記操舵条件の成
立時には、少なくとも操舵角速度と操舵角とを用いて制
御信号を求めるように構成されている ことを特徴とする
車両懸架装置。 - 【請求項2】 前記減衰特性制御手段を、ばね上挙動に
関する項と、操作角速度および操舵角の補正項とを有し
た制御式により制御信号を求め、前記操舵条件の非成立
時には、補正項の係数を0とし、操舵条件の成立時に
は、ばね上挙動の項を0とするようにしたことを特徴と
する請求項1記載の車両懸架装置。 - 【請求項3】 前記サスペンションユニットを、伸側の
減衰特性が可変で圧側の減衰特性が低減衰特性に固定の
伸側ハード特性と、圧側の減衰特性が可変で伸側の減衰
特性が低減衰特性に固定の圧側ハード特性と、伸側・圧
側のいずれも低減衰特性に固定のソフト特性との3つの
特性を形成可能に構成し、 前記減衰特性制御手段を、制御信号が正で所定のしきい
値を越えたときサスペンションユニットを伸側ハード特
性に制御し、制御信号が、正・負のしきい値内のときソ
フト特性に制御し、制御信号が負のしきい値より小さい
とき圧側ハード特性に制御するようにしたことを特徴と
する 請求項1または2記載の車両懸架装置。
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