JP3079464B2 - ターミナルとハウジングのロック機構 - Google Patents
ターミナルとハウジングのロック機構Info
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Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタを構成す
るターミナルとハウジングの、互いに係合する部分の新
規なロック機構に関する。
るターミナルとハウジングの、互いに係合する部分の新
規なロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気コネクタを絶縁性樹脂をモー
ルド成形したハウジングと、金属板を打ち抜き成形した
ターミナルで構成する場合、ハウジング内にターミナル
と係合可能としたランスを設け、ターミナルをハウジン
グ内に挿入すると前記ランスが弾性変形した後ターミナ
ルと係合して、ハウジング内の所定の位置にターミナル
を保持できる構成とされていた。前記ターミナルは、ハ
ウジングへの挿入前に、基端部側に電線が圧着、半田付
け等の手段で接続される場合が多いが、ハウジングへ挿
入した後に電線を接続したり、基端部をソルダーテール
の形状とし、ハウジングに挿入された複数のターミナル
のソルダーテールを、プリント回路基板上の導電パター
ンに一度に半田付けする構成とする場合もある。
ルド成形したハウジングと、金属板を打ち抜き成形した
ターミナルで構成する場合、ハウジング内にターミナル
と係合可能としたランスを設け、ターミナルをハウジン
グ内に挿入すると前記ランスが弾性変形した後ターミナ
ルと係合して、ハウジング内の所定の位置にターミナル
を保持できる構成とされていた。前記ターミナルは、ハ
ウジングへの挿入前に、基端部側に電線が圧着、半田付
け等の手段で接続される場合が多いが、ハウジングへ挿
入した後に電線を接続したり、基端部をソルダーテール
の形状とし、ハウジングに挿入された複数のターミナル
のソルダーテールを、プリント回路基板上の導電パター
ンに一度に半田付けする構成とする場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の様に、ターミナ
ルをハウジングに設けたランスと係合させるロック機構
において、ターミナルの基端部に電線を接続して使用さ
れる場合、電線の引き回しによって、ハウジング内に保
持されたターミナルに過剰の外力が掛かると、ターミナ
ルとランスの係合が外れて、ターミナルがハウジングよ
り抜けてしまう問題点があった。前記ランスは、一般に
ハウジング内に片持梁状に形成され、ターミナルを挿入
する際の弾性変形の方向と、ターミナルとの係合を解除
する為の変形の方向が同一の為である。
ルをハウジングに設けたランスと係合させるロック機構
において、ターミナルの基端部に電線を接続して使用さ
れる場合、電線の引き回しによって、ハウジング内に保
持されたターミナルに過剰の外力が掛かると、ターミナ
ルとランスの係合が外れて、ターミナルがハウジングよ
り抜けてしまう問題点があった。前記ランスは、一般に
ハウジング内に片持梁状に形成され、ターミナルを挿入
する際の弾性変形の方向と、ターミナルとの係合を解除
する為の変形の方向が同一の為である。
【0004】本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも
ので、ターミナルをハウジングに設けたランスと係合さ
せて保持するようにしたロック機構において、ターミナ
ルに接続された電線の引き回しによって、ターミナルと
ランスの係合が解除される恐れを無くしたロック機構を
提供することを目的としている。
ので、ターミナルをハウジングに設けたランスと係合さ
せて保持するようにしたロック機構において、ターミナ
ルに接続された電線の引き回しによって、ターミナルと
ランスの係合が解除される恐れを無くしたロック機構を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れた本発明は、ハウジング内に設けられるランスに対
し、その背面と対向させてバックアップ壁を設けて、ラ
ンスの変形を制限するようにしたものである。
れた本発明は、ハウジング内に設けられるランスに対
し、その背面と対向させてバックアップ壁を設けて、ラ
ンスの変形を制限するようにしたものである。
【0006】即ち本発明は、ハウジングに挿入されたタ
ーミナルに対し、ハウジングに設けたランスを係合させ
て、ターミナルをハウジング内に保持する構成としたタ
ーミナルとハウジングのロック機構において、上記ラン
スは、ハウジングに対して片持梁状に設けられ、その中
間部に、ターミナルと係合する為の係合突部を有すると
共に、係合突部からその先端に亘る部分に、先端に行く
に従ってランスが薄くなるような斜面を有して成り、し
かも、上記ハウジングには、少なくともランスの先端に
形成された斜面の背面と対向するバックアップ壁が、ラ
ンスの背面と対向させて設けてあり、このランスの先端
の背面とバックアップ壁の対向間隔が、ランスとターミ
ナルの係合を解除するために必要な、ランスの先端をバ
ックアップ壁側に向かって移動させる距離よりも短くし
てあるものであって、ハウジングに挿入されたターミナ
ルにランスの斜面が押され、先端に行くに従って薄くな
るランスの先端がバックアップ壁側に湾曲することによ
って、ランスとターミナルの係合が行われ、さらに、ラ
ンスの先端の移動をバックアップ壁によって制限するこ
とによって、ランスとターミナルの係合が解除されない
ようにしたことを特徴とするターミナルとハウジングの
ロック機構である。
ーミナルに対し、ハウジングに設けたランスを係合させ
て、ターミナルをハウジング内に保持する構成としたタ
ーミナルとハウジングのロック機構において、上記ラン
スは、ハウジングに対して片持梁状に設けられ、その中
間部に、ターミナルと係合する為の係合突部を有すると
共に、係合突部からその先端に亘る部分に、先端に行く
に従ってランスが薄くなるような斜面を有して成り、し
かも、上記ハウジングには、少なくともランスの先端に
形成された斜面の背面と対向するバックアップ壁が、ラ
ンスの背面と対向させて設けてあり、このランスの先端
の背面とバックアップ壁の対向間隔が、ランスとターミ
ナルの係合を解除するために必要な、ランスの先端をバ
ックアップ壁側に向かって移動させる距離よりも短くし
てあるものであって、ハウジングに挿入されたターミナ
ルにランスの斜面が押され、先端に行くに従って薄くな
るランスの先端がバックアップ壁側に湾曲することによ
って、ランスとターミナルの係合が行われ、さらに、ラ
ンスの先端の移動をバックアップ壁によって制限するこ
とによって、ランスとターミナルの係合が解除されない
ようにしたことを特徴とするターミナルとハウジングの
ロック機構である。
【0007】さらに、上記斜面を、ランスの係合突部へ
連なる急な斜面と、ランスの先端に所定の長さのランス
が薄い部分を形成する緩やかな斜面とで構成することも
できる。
連なる急な斜面と、ランスの先端に所定の長さのランス
が薄い部分を形成する緩やかな斜面とで構成することも
できる。
【0008】
【作用】本発明のターミナルとハウジングのロック機構
によれば、電線の引き回しによる外力がターミナルを介
してランスに掛かったとしても、ランスが変形できる量
がバックアップ壁で制限される結果、ターミナルとラン
スの係合の解除を防止することができる。
によれば、電線の引き回しによる外力がターミナルを介
してランスに掛かったとしても、ランスが変形できる量
がバックアップ壁で制限される結果、ターミナルとラン
スの係合の解除を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を電線とモータの接続部に使用
される電気コネクタに実施した例を添付の図を参照して
説明する。
される電気コネクタに実施した例を添付の図を参照して
説明する。
【0010】図1乃至図5が、電気コネクタのハウジン
グ1とターミナル2の嵌合状態を説明する図である。ハ
ウジング1は図6乃至図9に示したように絶縁性樹脂が
モールド成形されており、ターミナル2は図10乃至図
13に示したように、金属板が打ち抜き成形されている
ものである。嵌合状態を説明する前に、ハウジング1お
よびターミナル2の構造を説明する。
グ1とターミナル2の嵌合状態を説明する図である。ハ
ウジング1は図6乃至図9に示したように絶縁性樹脂が
モールド成形されており、ターミナル2は図10乃至図
13に示したように、金属板が打ち抜き成形されている
ものである。嵌合状態を説明する前に、ハウジング1お
よびターミナル2の構造を説明する。
【0011】ハウジング1は、方形板状に成形されたも
ので、方形板状の基板3の周縁に沿って、一側縁3aを
残して短側壁4が設けてあり、この短側壁4に沿って基
板3の内側に短側壁4と同じ高さのリブ5が設けてあ
る。また、前記一側縁3aの中央部分に、U字状のリブ
6、7が設けてある。リブ6、7も短側壁4と同じ高さ
である。そして、基板3の中央部分に、二つのランス8
が、夫々、基板3の一側縁3aに向けて設けてある。ラ
ンス8は、基板3に一体に設けた支持ブロック9から、
支持ブロック9と略平行に対向するように、片持梁状に
設けたもので、ランス8は、支持ブロック9との連続部
10を支点として、支持ブロック9に対して離接する方
向で回動自在となっている。一方のランス8(図6にお
いて上方のもの)は、その背面8aが前記リブ5と略平
行に対向しており、リブ5のこの対向部分が、ランス8
に対してバックアップ壁11を構成している。他方のラ
ンス8(図6において下方のもの)に対しては、基板3
の中央部分に設けた十字状のリブ12の一辺から直角に
延長したリブ13を略平行に対向するようにしてあり、
このリブ13が、他方のランス8に対してバックアップ
壁11を構成している。ランス8と支持ブロック9が対
向している空間が、基板3の一側縁3a側に向かって開
放された、ターミナル装着部14であり、支持ブロック
9のランス8と対向する側面に、ターミナル案内溝15
が形成してある。
ので、方形板状の基板3の周縁に沿って、一側縁3aを
残して短側壁4が設けてあり、この短側壁4に沿って基
板3の内側に短側壁4と同じ高さのリブ5が設けてあ
る。また、前記一側縁3aの中央部分に、U字状のリブ
6、7が設けてある。リブ6、7も短側壁4と同じ高さ
である。そして、基板3の中央部分に、二つのランス8
が、夫々、基板3の一側縁3aに向けて設けてある。ラ
ンス8は、基板3に一体に設けた支持ブロック9から、
支持ブロック9と略平行に対向するように、片持梁状に
設けたもので、ランス8は、支持ブロック9との連続部
10を支点として、支持ブロック9に対して離接する方
向で回動自在となっている。一方のランス8(図6にお
いて上方のもの)は、その背面8aが前記リブ5と略平
行に対向しており、リブ5のこの対向部分が、ランス8
に対してバックアップ壁11を構成している。他方のラ
ンス8(図6において下方のもの)に対しては、基板3
の中央部分に設けた十字状のリブ12の一辺から直角に
延長したリブ13を略平行に対向するようにしてあり、
このリブ13が、他方のランス8に対してバックアップ
壁11を構成している。ランス8と支持ブロック9が対
向している空間が、基板3の一側縁3a側に向かって開
放された、ターミナル装着部14であり、支持ブロック
9のランス8と対向する側面に、ターミナル案内溝15
が形成してある。
【0012】前記ランス8の背面8aとバックアップ壁
11の対向間隔は、後に詳しく説明するように、本発明
の重要な部分である。各ランス8の内側、即ち、ターミ
ナル装着部14側の中間部には、係合突部16が形成し
てあり、この係合突部16から、ランス8の先端8bに
亘る部分は、先端8bに行くに従ってランス8が薄くな
るようにして斜面17が形成してある。
11の対向間隔は、後に詳しく説明するように、本発明
の重要な部分である。各ランス8の内側、即ち、ターミ
ナル装着部14側の中間部には、係合突部16が形成し
てあり、この係合突部16から、ランス8の先端8bに
亘る部分は、先端8bに行くに従ってランス8が薄くな
るようにして斜面17が形成してある。
【0013】図6乃至図9において、符号18は、基板
3から短側壁4およびリブ5、6、7を越える高さで形
成したラッチで、このハウジング1をモータ本体(図示
していない)に取り付ける際にモータ本体と係合できる
ようにしたものである。
3から短側壁4およびリブ5、6、7を越える高さで形
成したラッチで、このハウジング1をモータ本体(図示
していない)に取り付ける際にモータ本体と係合できる
ようにしたものである。
【0014】次に、ターミナル2は、キャリア19に一
定の間隔で連続して、順次打ち抜かれて成形されたもの
で、各ターミナル2は、基部2aに、被覆電線の導線に
圧着されるクランプ片20と、被覆の上から圧着される
クランプ片21が、夫々断面U字状に設けられており、
ターミナル2に被覆電線を接続できるようになってい
る。また、各ターミナル2の先端部2bの一側には、金
属板を折り重ねて二重としたコンタクト片22が、ター
ミナル2の長手方向と直角の方向に突出させて設けられ
ていると共に、先端部2bの他側に立上り壁23が設け
られ、この立上り壁23の上端から内側に向かって直角
に、前記ランス8の係合突部16と係合する係合片24
が設けられている。立上り壁23の下縁延長部分に、先
端部2bの一部が連続するように成形されて突片25と
し、立上り壁23と突片25の先端縁側が斜めに形成さ
れて、前記ランス8に形成した斜面17と衝合するテー
パー縁部26としてある。
定の間隔で連続して、順次打ち抜かれて成形されたもの
で、各ターミナル2は、基部2aに、被覆電線の導線に
圧着されるクランプ片20と、被覆の上から圧着される
クランプ片21が、夫々断面U字状に設けられており、
ターミナル2に被覆電線を接続できるようになってい
る。また、各ターミナル2の先端部2bの一側には、金
属板を折り重ねて二重としたコンタクト片22が、ター
ミナル2の長手方向と直角の方向に突出させて設けられ
ていると共に、先端部2bの他側に立上り壁23が設け
られ、この立上り壁23の上端から内側に向かって直角
に、前記ランス8の係合突部16と係合する係合片24
が設けられている。立上り壁23の下縁延長部分に、先
端部2bの一部が連続するように成形されて突片25と
し、立上り壁23と突片25の先端縁側が斜めに形成さ
れて、前記ランス8に形成した斜面17と衝合するテー
パー縁部26としてある。
【0015】図1乃至図5は、被覆電線27を接続した
上記のターミナル2を上記ハウジング1に装着した状態
を示した図である。ターミナル2は図2、3に示した矢
示28のように、ハウジング1の基板3の一側縁3a側
から基板3に沿うようにして、ターミナル装着部14へ
挿入する。この場合、ターミナル2の先端部2aに形成
されたテーパー縁部26がランス8の先端8b側に形成
した斜面17に当たり、ランス8を先ずバックアップ壁
11側に回動させる。回動の支点は、ランス8と支持ブ
ロックの連続部分である点a(図2参照)の部分であ
る。ランス8が回動すると、その先端8bの背面8a
(図2の点b)がバックアップ壁11に当たり、ランス
8の回動はこの時点で停止する。ランス8の先端8bの
背面8aとバックアップ壁11の対向間隔は、この回動
が停止した時点で、ランス8の係合突部16が未だ、タ
ーミナル2の係合片24よりも支持ブロック9側となる
ように設定されているものである。
上記のターミナル2を上記ハウジング1に装着した状態
を示した図である。ターミナル2は図2、3に示した矢
示28のように、ハウジング1の基板3の一側縁3a側
から基板3に沿うようにして、ターミナル装着部14へ
挿入する。この場合、ターミナル2の先端部2aに形成
されたテーパー縁部26がランス8の先端8b側に形成
した斜面17に当たり、ランス8を先ずバックアップ壁
11側に回動させる。回動の支点は、ランス8と支持ブ
ロックの連続部分である点a(図2参照)の部分であ
る。ランス8が回動すると、その先端8bの背面8a
(図2の点b)がバックアップ壁11に当たり、ランス
8の回動はこの時点で停止する。ランス8の先端8bの
背面8aとバックアップ壁11の対向間隔は、この回動
が停止した時点で、ランス8の係合突部16が未だ、タ
ーミナル2の係合片24よりも支持ブロック9側となる
ように設定されているものである。
【0016】ランス8の回動が停止した状態から、更に
ターミナル2を挿入方向に進入させると、ターミナル2
のテーパー縁部26がランス8の先端内面に形成した斜
面17を押すことになり、ランス8の先端8b側がバッ
クアップ壁11側に湾曲する。この結果、ターミナル2
の係合片24はランス8の係合突部16を乗り越えて進
入できることになり、ターミナル2の挿入を完了したと
ころでは、回動したランス8が支持ブロック9側に復帰
して、係合片24と係合突部16が係合し、ターミナル
2はハウジング1内に保持される。この状態で、ターミ
ナル2のコンタクト片22はハウジング1の側面から外
側に突出した状態で、突出したコンタクト片22をモー
タ本体に挿入するようにして、ハウジング1をモータ本
体に装着すれば、被覆電線27とモータ本体間の接続を
完結することができる。
ターミナル2を挿入方向に進入させると、ターミナル2
のテーパー縁部26がランス8の先端内面に形成した斜
面17を押すことになり、ランス8の先端8b側がバッ
クアップ壁11側に湾曲する。この結果、ターミナル2
の係合片24はランス8の係合突部16を乗り越えて進
入できることになり、ターミナル2の挿入を完了したと
ころでは、回動したランス8が支持ブロック9側に復帰
して、係合片24と係合突部16が係合し、ターミナル
2はハウジング1内に保持される。この状態で、ターミ
ナル2のコンタクト片22はハウジング1の側面から外
側に突出した状態で、突出したコンタクト片22をモー
タ本体に挿入するようにして、ハウジング1をモータ本
体に装着すれば、被覆電線27とモータ本体間の接続を
完結することができる。
【0017】上記のようにしてターミナル装着部14に
装着したターミナル2に対して、被覆電線27の引き回
しによって外力が掛かり、ランス8をバックアップ壁1
1側に回動させる場合、ターミナル2がランス8に作用
する点は、前記回動の支点aに近い点cとなる。然して
この回動は、ランス8の先端8aの背面8bである点b
がバックアップ壁11に当たったところで停止され、ま
た、ランス8のバックアップ壁11方向への湾曲もほと
んど起こり得ない。この結果、ランス8の係合突部16
はターミナル2の係合片24よりも支持ブロック9に近
いところに位置することになり、係合突部16と係合片
24の係合が外れることは無く、ターミナル2の抜け出
しを防ぐことが可能である。
装着したターミナル2に対して、被覆電線27の引き回
しによって外力が掛かり、ランス8をバックアップ壁1
1側に回動させる場合、ターミナル2がランス8に作用
する点は、前記回動の支点aに近い点cとなる。然して
この回動は、ランス8の先端8aの背面8bである点b
がバックアップ壁11に当たったところで停止され、ま
た、ランス8のバックアップ壁11方向への湾曲もほと
んど起こり得ない。この結果、ランス8の係合突部16
はターミナル2の係合片24よりも支持ブロック9に近
いところに位置することになり、係合突部16と係合片
24の係合が外れることは無く、ターミナル2の抜け出
しを防ぐことが可能である。
【0018】ランス8の中間部に形成した係合突部16
からランス8の先端8bまでの長さは、ターミナル2の
挿入に要する力が十分低く押さえられるように設定す
る。そしてこの長さを考慮し、ランス8の先端8bの背
面8aとバックアップ壁11の対向間隔を決定する。ラ
ンス8を点aを支点として回動させて、ランス8の係合
突部16とターミナル2の係合片24の係合を解除しよ
うとする時に必要となる、ランス8の先端8bの背面8
aのバックアップ壁11側への移動距離よりも、ランス
8の先端8bの背面8aとバックアップ壁11の対向間
隔を短く設定するものである。
からランス8の先端8bまでの長さは、ターミナル2の
挿入に要する力が十分低く押さえられるように設定す
る。そしてこの長さを考慮し、ランス8の先端8bの背
面8aとバックアップ壁11の対向間隔を決定する。ラ
ンス8を点aを支点として回動させて、ランス8の係合
突部16とターミナル2の係合片24の係合を解除しよ
うとする時に必要となる、ランス8の先端8bの背面8
aのバックアップ壁11側への移動距離よりも、ランス
8の先端8bの背面8aとバックアップ壁11の対向間
隔を短く設定するものである。
【0019】以上、電線とモータ本体間で使用される電
気コネクタの実施例について説明したが、本発明は、他
の形式の電気コネクタであっても同様に実施することが
でき、電線の引き回しによってターミナルが外れる恐れ
の無い製品を製造することが可能である。
気コネクタの実施例について説明したが、本発明は、他
の形式の電気コネクタであっても同様に実施することが
でき、電線の引き回しによってターミナルが外れる恐れ
の無い製品を製造することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上に説明の通り、本発明によれば、電
線の引き回しによってターミナルとランスの係合が解除
されないようにしたので、装着したターミナルが抜け出
す恐れの無いロック機構とできる効果があり、電気コネ
クタとしての信頼性を向上できる。
線の引き回しによってターミナルとランスの係合が解除
されないようにしたので、装着したターミナルが抜け出
す恐れの無いロック機構とできる効果があり、電気コネ
クタとしての信頼性を向上できる。
【0021】請求項2に記載の本発明によれば、上記の
効果に加えて、ターミナルを装着する時の挿入力を、ラ
ンスの係合突部から先端までの長さを介して適度に設定
できる効果がある。
効果に加えて、ターミナルを装着する時の挿入力を、ラ
ンスの係合突部から先端までの長さを介して適度に設定
できる効果がある。
【図1】 本発明の実施例の電気コネクタの、ターミ
ナル装着部を拡大して示した平面図である。
ナル装着部を拡大して示した平面図である。
【図2】 同じく実施例電気コネクタの、ターミナル
装着部へターミナルを挿入する説明図である。
装着部へターミナルを挿入する説明図である。
【図3】 同じく実施例の電気コネクタの平面図であ
る。
る。
【図4】 同じく実施例の電気コネクタの右側面図で
ある。
ある。
【図5】 同じく実施例の電気コネクタの正面図であ
る。
る。
【図6】 同じく実施例のハウジングの平面図であ
る。
る。
【図7】 同じく実施例のハウジングの左側面図であ
る。
る。
【図8】 同じく実施例のハウジングの右側面図であ
る。
る。
【図9】 同じく実施例のハウジングの断面図であ
る。
る。
【図10】 同じく実施例のターミナルの平面図であ
る。
る。
【図11】 同じく実施例のターミナルの正面図であ
る。
る。
【図12】 同じく実施例のターミナルの側面図であ
る。
る。
【図13】 同じく実施例のターミナルの一部の斜視図
である。
である。
1 ハウジング 2 ターミナル 2a ターミナルの基部 2b ターミナルの先端部 3 ハウジングの基板 3a 基板の一側縁 4 短側壁 5 リブ 6 リブ 7 リブ 8 ランス 8a ランスの背面 8b ランスの先端 9 支持ブロック 10 連続部 11 バックアップ壁 12 リブ 13 リブ 14 ターミナル装着部 15 ターミナル案内溝 16 係合突部 17 斜面 18 ラッチ 19 キャリア 20 クランプ片 21 クランプ片 22 コンタクト片 23 立上り壁 24 係合片 25 突片 26 テーパー縁部 27 被覆電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/42
Claims (2)
- 【請求項1】 ハウジングに挿入されたターミナルに
対し、ハウジングに設けたランスを係合させて、ターミ
ナルをハウジング内に保持する構成としたターミナルと
ハウジングのロック機構において、 上記ランスは、ハウジングに対して片持梁状に設けら
れ、その中間部に、ターミナルと係合する為の係合突部
を有すると共に、係合突部からその先端に亘る部分に、
先端に行くに従ってランスが薄くなるような斜面を有し
て成り、しかも、上記ハウジングには、少なくともラン
スの先端に形成された斜面の背面と対向するバックアッ
プ壁が、ランスの背面と対向させて設けてあり、このラ
ンスの先端の背面とバックアップ壁の対向間隔が、ラン
スとターミナルの係合を解除するために必要な、ランス
の先端をバックアップ壁側に向かって移動させる距離よ
りも短くしてあるものであって、ハウジングに挿入され
たターミナルにランスの斜面が押され、先端に行くに従
って薄くなるランスの先端がバックアップ壁側に湾曲す
ることによって、ランスとターミナルの係合が行われ、
さらに、ランスの先端の移動をバックアップ壁によって
制限することによって、ランスとターミナルの係合が解
除されないようにしたことを特徴とするターミナルとハ
ウジングのロック機構。 - 【請求項2】 上記斜面は、ランスの係合突部へ連な
る急な斜面と、ランスの先端に所定の長さのランスが薄
い部分を形成する緩やかな斜面とで構成されていること
を特徴とする請求項1記載のターミナルとハウジングの
ロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07296195A JP3079464B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ターミナルとハウジングのロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07296195A JP3079464B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ターミナルとハウジングのロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09129296A JPH09129296A (ja) | 1997-05-16 |
JP3079464B2 true JP3079464B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17830412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07296195A Expired - Fee Related JP3079464B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | ターミナルとハウジングのロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079464B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3345372B2 (ja) * | 1999-04-28 | 2002-11-18 | モレックス インコーポレーテッド | ケーブルコネクタ |
-
1995
- 1995-10-19 JP JP07296195A patent/JP3079464B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09129296A (ja) | 1997-05-16 |
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