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JP3078781B2 - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置

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JP3078781B2
JP3078781B2 JP10167908A JP16790898A JP3078781B2 JP 3078781 B2 JP3078781 B2 JP 3078781B2 JP 10167908 A JP10167908 A JP 10167908A JP 16790898 A JP16790898 A JP 16790898A JP 3078781 B2 JP3078781 B2 JP 3078781B2
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electrode
semiconductor device
forming
protruding
protruding electrode
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司 白石
芳宏 別所
正浩 小野
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • H01L2224/44Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/45Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/45001Core members of the connector
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    • H01L2224/451Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof
    • H01L2224/45138Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 950°C and less than 1550°C
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    • HELECTRICITY
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    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73203Bump and layer connectors
    • H01L2224/73204Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器に搭載され
る半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の集積度が高くなり、
半導体装置の小型化及び接続端子の狭ピッチ化が進み、
そのためフリップチップ実装技術用いた半導体装置の開
発が盛んに行われている。以下図面を参照しながら、従
来のフリップチップ実装技術を用いた半導体装置の一例
について説明する。
【0003】図12に、従来のフリップチップ実装技術
を用いた半導体装置の要部断面図を示す。図12におい
て、101は半導体素子、102は半導体素子内部に形
成された配線部、103は半導体素子内部に形成された
素子形成のための拡散領域である。なお、配線部が多層
化された領域及び素子形成のための拡散領域を回路形成
用素子と呼ぶ。また、104は絶縁膜、105は電極で
あり、この電極105上に導電性金属からなる突起電極
106を形成する。一方、107は回路基板であり、1
08は回路基板107上に形成した基板電極(端子電
極)である。さらに、109は電気的接続を行うための
導電性接着剤で、110は機械的補強を行うアンダーフ
ィル樹脂と呼ばれる絶縁性を有する樹脂である。
【0004】以上のように構成された半導体装置の製造
方法を図12及び図13を用いて説明する。
【0005】まず、通常の半導体プロセスにおいて所望
の回路形成用素子などを形成した半導体素子101の電
極105上に突起電極106を形成する。この突起電極
106は、まずワイヤーボンディング技術などを用いて
金属突起物を形成した後に、高さを均一とするために図
13に示すように平坦性を有す平板111に押し当てて
加圧して変形させることにより、許容する範囲内の高さ
ばらつきを確保することで形成していた。これは、突起
電極106の高さのバラツキが大きい場合、周囲と比べ
て低い突起電極には導電性接着剤109の転写量が著し
く少なくなったり、あるいは実装する際にこの部分の導
電性接着剤109が接続する回路基板107側の基板電
極108に到達しないなどの不具合が生じ、電気的接続
に著しい障害を与えるためである。
【0006】一方、AuやCu等の導電性金属材料を用
いて、絶縁物からなる回路基板107上に所望の回路パ
ターンや端子電極108を形成しておく。
【0007】予め均一な膜厚を形成した液状の導電性接
着剤膜に、上記によって形成した突起電極105の先端
部を浸した後、引き上げて導電性接着剤109を突起電
極105に転写して塗布する。
【0008】その後、回路基板107上に、導電性接着
剤109を介して、所定の端子電極108と突起電極1
06とが当接して電気的接続が行えるように、半導体素
子101をフェースダウンにて配置する。それから、加
熱処理を行い、導電性接着剤109を硬化させる。最後
に、半導体素子101と回路基板107の間に液状のエ
ポキシ系等の絶縁性を有するアンダーフィル樹脂110
を毛細管現象を利用して充填する。充填完了後、加熱処
理等を行いアンダーフィル樹脂110を硬化させてフリ
ップチップ実装を行う。
【0009】以上のようにしてフリップチップ実装技術
を用いた半導体装置を製造していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな製造方法では、突起電極の形成過程における外力
が、突起電極の直下に存在する回路形成用素子にダメー
ジを与えることがあった。例えば、突起電極106の高
さを必要な範囲の高さバラツキ内に抑える場合、突起電
極先端部を平坦性を有する平板に押し当てて荷重成分の
みで変形を生じせしめて高さを揃えているが、この直下
に回路形成用素子が存在する場合はこの素子に与えるダ
メージが大きいため必要機能を失うことが多い。従って
昨今に至るまでの間、半導体素子の低コスト化及び高性
能化の観点から、電極端子を回路形成用素子の直上に形
成した構成の半導体素子のニーズが強いにも関わらず、
このような構成の半導体素子と導電性接着剤を組み合わ
せたフリップチップ実装構成の半導体装置の作製は困難
であった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑み、上記した構成
の半導体素子の電気的接続を、半導体素子の電極上に形
成した突起電極と導電性接着剤を介して行うフリップチ
ップ実装構成により行う半導体装置を、必要機能を失う
ことなく極めて品質高く、かつ容易に製造することが可
能となる製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は以下の構成とする。
【0013】本発明の第1の構成に係る半導体装置の製
造方法は、導電性を有する金属材料からなる突起電極
を、内部に回路形成用素子を有し、前記回路形成用素子
の真上に電極を有する半導体素子の前記電極上に形成す
る工程と、前記突起電極を有する前記半導体素子をフェ
ースダウン方式にて、半導体素子の前記突起電極と回路
基板上の端子電極とを導電性接着剤を介して電気的に接
続する工程とを含む半導体装置の製造方法において、前
記突起電極を形成する工程が、前記回路形成用素子の
の電極上に、熱エネルギーまたは超音波エネルギーを
活用して突起電極を付着する工程と、前記突起電極の先
端部を平坦性を有する平板に押し当てた後、熱エネルギ
ーまたは超音波エネルギーまたはこれらを併用して前記
突起電極を軟化させてから変形させて高さを一様とする
工程とを有することを特徴とする。
【0014】本発明は上記の構成とすることにより、熱
エネルギーまたは超音波エネルギーを活用して突起電極
を付着し、熱エネルギーまたは超音波エネルギーを用い
て突起電極の高さを均一化するので、突起電極の直下の
回路形成用素子に加わるダメージが少なくすることがで
きる。従って、高機能と低コストを実現するために回路
形成用素子の直上に電極を形成した半導体素子の電気的
接続を、半導体素子の電極上に形成した突起電極と導電
性接着剤を介して行うフリップチップ実装構成により行
う半導体装置を、必要機能を失うことなく極めて品質高
く、かつ経済性良く製造することが可能となる。
【0015】また、本発明の第2の構成に係る半導体装
置の製造方法は、導電性を有する金属材料からなる2段
突起電極を、内部に回路形成用素子を有した半導体素子
の電極上に形成する工程と、前記2段突起電極を有する
前記半導体素子をフェースダウン方式にて、半導体素子
の前記2段突起電極と回路基板上の端子電極とを導電性
接着剤を介して電気的に接続する工程とを含む半導体装
置の製造方法において、前記2段突起電極を形成する工
程が、前記回路形成用素子の上部の電極上に、導電性を
有する金属塊を粘着性を有する有機材料にて付着せしめ
た後に、前記金属塊を熱エネルギーまたは超音波エネル
ギーまたはこれらを併用して溶融させて前記電極と前記
金属塊との間で合金層を形成し第1段目の突起電極を形
成する工程と、導電性を有する金属塊を粘着性を有する
有機材料にて前記第1段目の突起電極上に付着せしめた
後に、前記金属塊を熱エネルギーまたは超音波エネルギ
ーまたはこれらを併用して溶融させて前記第1段目の突
起電極上に第2段目の突起電極を形成する工程とを有す
ることを特徴とするまたは、導電性を有する金属材料
からなる2段突起電極を、内部に回路形成用素子を有し
た半導体素子の電極上に形成する工程と、前記2段突起
電極を有する前記半導体素子をフェースダウン方式に
て、半導体素子の前記2段突起電極と回路基板上の端子
電極とを導電性接着剤を介して電気的に接続する工程と
を含む半導体装置の製造方法において、前記2段突起電
極を形成する工程が、前記回路形成用素子の上部の電極
上に導電性を有する金属塊を粘着性を有する有機材料に
て付着せしめ、さらに前記金属塊上に別の金属塊を粘着
性を有する有機材料にて付着せしめた後、これらの金属
塊を熱エネルギーまたは超音波エネルギーまたはこれら
を併用して溶融させる工程を有することを特徴とする。
【0016】本発明は上記の構成とすることにより、
突起電極の付着を熱エネルギーまたは超音波エネルギ
ーを活用して行うので、2段突起電極の直下の回路形成
用素子に加わるダメージが少なくすることができる。従
って、高機能と低コストを実現するために回路形成用素
子の直上に電極を形成した半導体素子の電気的接続を、
半導体素子の電極上に形成した2段突起電極と導電性接
着剤を介して行うフリップチップ実装構成により行う半
導体装置を、必要機能を失うことなく極めて品質高く、
かつ経済性良く製造することが可能となる。上記の構成
において、2段突起電極を形成した後に、前記2段突起
電極の先端部を平坦性を有する平板に押し当てた後、熱
エネルギーまたは超音波エネルギーまたはこれらを併用
して前記突起電極を軟化させてから変形させて高さを一
様とする工程を有することが好ましい。かかる好ましい
構成によれば、2段突起電極の高さがより一層均一化さ
れるので、回路基板の端子電極との電気接続の信頼性が
向上する。また、その高さ均一化の手段が、熱エネルギ
ーまたは超音波エネルギーまたはこれらを併用して突起
電極を軟化させ、変形させて行われるので、突起電極の
下部に存在する回路形成用素子へのダメージを少なくす
ることができる。
【0017】また、本発明の第3の構成に係る半導体装
置の製造方法は、導電性を有する金属材料からなる突起
電極を、内部に回路形成用素子を有し、前記回路形成用
素子の真上に電極を有する半導体素子の前記電極上に形
成する工程と、前記突起電極を有する前記半導体素子を
フェースダウン方式にて、半導体素子の前記突起電極と
回路基板上の端子電極とを導電性接着剤を介して電気的
に接続する工程とを含む半導体装置の製造方法におい
て、前記突起電極を形成する工程が、前記回路形成用素
子の真上の電極上に任意形状を有する突起電極を形成す
る工程と、前記突起電極を所望の形状を有する鋳型に挿
入し、熱エネルギーを加えて前記突起電極を軟化させて
変形させる工程と、前記突起電極の先端部を平坦性を有
する平板に押し当てた後、熱エネルギーまたは超音波エ
ネルギーまたはこれらを併用して前記突起電極を軟化さ
せてから変形させて高さを一様とする工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0018】本発明は上記の構成とすることにより、鋳
型によって極めて形状精度の高い所定形状の突起電極を
形成することができる。しかも、鋳型による突起電極の
軟化を熱エネルギーにより行うから、突起電極の形成過
程における外力を抑えることができる。以上により、突
起電極の直下の回路形成用素子に加わるダメージを少な
くすることができる。従って、高機能と低コストを実現
するために回路形成用素子の直上に電極を形成した半導
体素子の電気的接続を、半導体素子の電極上に形成した
突起電極と導電性接着剤を介して行うフリップチップ実
装構成により行う半導体装置を、必要機能を失うことな
く極めて品質高く、かつ経済性良く製造することが可能
となる。
【0019】更に、本発明の第4の構成に係る半導体装
置の製造方法は、導電性を有する金属材料からなる突起
電極を、内部に回路形成用素子を有し、前記回路形成用
素子の真上に電極を有する半導体素子の前記電極上に形
成する工程と、前記突起電極を有する前記半導体素子を
フェースダウン方式にて、半導体素子の前記突起電極と
回路基板上の端子電極とを導電性接着剤を介して電気的
に接続する工程とを含む半導体装置の製造方法におい
て、前記突起電極の形成が、前記回路形成用素子の真上
の電極上に、電気めっき析出技術を活用して突起電極を
付着する工程と、前記突起電極の先端部を平坦性を有す
る平板に押し当てた後、熱エネルギーまたは超音波エネ
ルギーまたはこれらを併用して前記突起電極を軟化させ
てから変形させて高さを一様とする工程とを有すること
を特徴とする。
【0020】本発明は上記の構成とすることにより、電
気めっき析出技術によって極めて形状精度の高い所定形
状の突起電極を形成することができる。よって、突起電
極の直下の回路形成用素子に加わるダメージが少なくす
ることができる。従って、高機能と低コストを実現する
ために回路形成用素子の直上に電極を形成した半導体素
子の電気的接続を、半導体素子の電極上に形成した突起
電極と導電性接着剤を介して行うフリップチップ実装構
成により行う半導体装置を、必要機能を失うことなく極
めて品質高く、かつ経済性良く製造することが可能とな
る。
【0021】また、上記第〜第4の構成、突起電極
を形成した後に、前記突起電極の先端部を平坦性を有す
る平板に押し当てた後、熱エネルギーまたは超音波エネ
ルギーまたはこれらを併用して前記突起電極を軟化させ
てから変形させて高さを一様とする工程を有する。かか
る構成によれば、突起電極の高さがより一層均一化され
るので、回路基板の端子電極との電気接続の信頼性が向
上する。また、その高さ均一化の手段が、熱エネルギー
または超音波エネルギーまたはこれらを併用して突起電
極を軟化させ、変形させて行われるので、突起電極の下
部に存在する回路形成用素子へのダメージを少なくする
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の半導体装置の実施の
形態について、図面を参照しながら説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するため
の半導体装置の構成を示す要部断面図である。図1にお
いて、1は半導体素子、2は半導体素子内部に形成され
た配線部、3は半導体素子内部に形成された素子形成の
ための拡散領域である。なお、配線部が多層化された領
域及び素子形成のための拡散領域を回路形成用素子と呼
ぶ。また、4は絶縁膜、5は電極であり、6は電極5上
に形成した導電性金属からなる突起電極である。一方、
7は回路基板であり、8は回路基板7上に形成した端子
電極である。さらに、9は電気的接続を行うための導電
性接着剤で、10は機械的補強を行う絶縁性を有するア
ンダーフィル樹脂である。
【0024】以上のように構成された半導体装置の製造
方法を図1及び図2を用いて説明する。
【0025】まず、通常の半導体プロセスにおいて所望
の回路形成用素子などを形成した半導体素子1の電極5
上に突起電極6を形成する。この突起電極6は、ワイヤ
ーボンディング技術にて形成する方法、または導電性を
有する金属塊を粘着性を有する有機材料にて半導体素子
の電極上に付着せしめた後に、この金属塊を熱または超
音波またはこれらを併用して溶融させて前記電極5と金
属塊との間で合金層を形成して設ける方法により形成す
る。なお、ワイヤーボンディング技術にて突起電極6を
形成する方法とは、具体的にはAuワイヤーの先端部に
スパーク放電により形成した溶融状態のAuボールを端
子電極8に接触させる際に、超音波及び熱を加えて半導
体素子1側の電極5との間で化合物を形成して接着した
後に、このAuボールの上方にてAuワイヤーを切断し
て完成させる方法をいう。形成された突起電極6は、図
2に示すように、その高さを一様とするために突起電極
6の先端部を平坦性を有する平板11に当てた後、熱ま
たは超音波またはこれを併用して前記突起電極を軟化さ
せてから変形させて高さを一様とする。
【0026】一方、回路基板7上にはAuやCu等の導
電性金属材料を用いて、所望の回路パターンや端子電極
8を形成しておく。
【0027】予め均一な膜厚を形成した液状の導電性接
着剤9の膜に、上記によって形成した突起電極6の先端
部を浸した後、引き上げて導電性接着剤9を突起電極6
に転写して塗布する。
【0028】その後、回路基板7上に導電性接着剤9を
介して所定の端子電極8と突起電極6とが当接して電気
的接続が行えるように、半導体素子1をフェースダウン
にて配置する。それから、加熱処理を行い、導電性接着
剤9を硬化させる。最後に、半導体素子1と回路基板7
の間に液状のエポキシ系等の絶縁性を有するアンダーフ
ィル樹脂10を毛細管現象を利用して充填する。充填完
了後、加熱処理等を行いアンダーフィル樹脂10を硬化
させてフリップチップ実装を行う。
【0029】本実施の形態の製造方法に示すように、突
起電極6の形成プロセスにおいて、熱エネルギーまたは
超音波エネルギーを活用しているので、突起電極の直下
の回路形成用素子に加わるダメージを少なくすることが
できる。従って、高機能と低コストを実現するために回
路形成用素子の直上に電極を形成した半導体素子の電気
的接続を、半導体素子の電極上に形成した突起電極と導
電性接着剤を介して行うフリップチップ実装構成により
行う半導体装置を、必要機能を失うことなく極めて品質
高く、かつ経済性良く製造することが可能となる。
【0030】フリップチップ方式による半導体装置は、
いずれの方式においても絶縁樹脂(アンダーフィル樹
脂)を半導体素子と回路基板との間の隙間部に介在させ
る構成となるが、この絶縁樹脂が硬化する際に収縮力が
生じる。この収縮力は接続層を介して接続層直下の回路
形成用素子に伝わる。これによりこの素子の機能が失わ
れる場合も多い。これに対し、接続層に導電性接着剤を
用いた本発明の構成では、導電性接着剤のフレキシブル
性が応力緩和作用としての働きを発現する。従って、回
路形成用素子へのダメージを少なくすることができるの
で、この点において他の方式に比べ有利である。
【0031】なお、上記の説明において、突起電極6
は、ワイヤーボンディング技術にて形成する方法、また
は導電性を有する金属塊を粘着性を有する有機材料にて
半導体素子の電極上に付着せしめた後に、この金属塊を
熱または超音波またはこれらを併用して溶融させて前記
電極5と金属塊との間で合金層を形成して設ける方法に
より形成するとしたが、本発明はこれに限定されず、例
えば電解めっき析出により形成する方法を用いても同様
な効果が得られる。
【0032】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態を示す半導体装置の製造方法を説明する
ための半導体装置の構成を示す要部断面図である。図3
において、図1と同じ部材については同一番号を付して
説明を省略する。図3において図1と異なる点は、液状
の導電性接着剤9を転写させる突起電極36が2段突起
電極形状となっている点である。
【0033】以上のように構成された半導体装置の製造
方法について図4を用いて説明する。
【0034】図4は、本実施の形態の半導体装置の製造
方法における突起電極形成工程を工程順に示した概略断
面図である。
【0035】図4において、まず(a)に示すように、
半導体素子1に形成した電極5上に粘着性を有する適当
な有機材料31(例えばフラックス材料など)を介し
て、金属塊32を接着する。次に(b)に示すように、
熱または超音波またはこれらを併用して活用することに
より、その金属塊32を軟化させ、溶融させた上で、電
極5の金属との間で化合物(合金層)を形成して付着さ
せて第1段目の突起電極とする。さらに(c)に示すよ
うに、第1段目の突起電極上に、(a)と同様の手法に
より粘着性を有する適当な有機材料31(例えばフラッ
クス材料など)を介して、金属塊32を接着する。次に
(d)に示すように、(b)と同様の手法により熱また
は超音波またはこれらを併用して活用することにより、
その金属塊32を軟化させ、溶融させた上で、第1段目
の突起電極に第2段目の突起電極を付着させる。以上に
より、1段目の突起電極に重ねて2段目の突起電極を形
成して2段突起形状の突起電極36を完成させる。この
後必要に応じ本発明の第1の実施の形態で示したように
前記突起電極について、その高さを一様とするために平
坦性を有する平板11に突起電極36の先端部を当てた
後、熱または超音波またはこれを併用して前記突起電極
を軟化させてから変形させて高さを一様とする(図2参
照)。また必要に応じ、有機材料31を洗浄などを施し
て除去する。
【0036】本実施の形態においては、突起電極36を
2段突起形状としている。これは、本発明の第1の実施
の形態の製造方法の中で説明したように、突起電極36
に液状の導電性接着剤9を転写する際、2段突起形状の
2段突起部(上段部)にのみに導電性接着剤9を塗布す
ることにより、導電性接着剤9が垂れ流れることが無く
なるため、導電性接着剤の横への広がりが抑制されるの
で、隣接する電極間でのショートが防止できるという効
果を有する。これにより、電極間の距離を狭くすること
も可能となるので、極めて高密度な接続を有する半導体
装置を高品質に歩留まり良く製造することができる。
【0037】以上のように、本実施の形態の半導体装置
の製造方法により、液状の導電性接着剤9を使用した構
成のフリップチップ実装方式の半導体装置に適する2段
突起形状の突起電極36を、熱エネルギーまたは超音波
エネルギーを活用して形成しているため、突起電極の直
下の回路形成用素子に加わるダメージを少なくすること
ができることに加えて、本発明の第1の実施の形態に比
べ高密度な接続を有する高性能な半導体装置を経済性良
く製造できるという効果を有する。
【0038】なお、本実施の形態において、2段突起形
状を有する突起電極を、導電性を有する金属塊を粘着性
を有する有機材料にて付着後溶融して形成する方法に代
えて、実施の形態1で説明したワイヤーボンディング技
術を用いて、1段目の突起電極と2段目の突起電極を順
次形成しても良い。この場合も、上記と同様の効果を奏
する。
【0039】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態の半導体装置の製造方法における突起電極形成工
程を図5を用いて説明する。図5において図3及び図4
と同じ部材については、同一番号を付して説明を省略す
る。
【0040】図5において、まず(a)に示すように、
半導体素子1に形成した電極5上に粘着性を有する適当
な有機材料31a(例えばフラックス材料など)を介し
て、金属塊32aを接着する。次に(b)に示すよう
に、前記金属塊32aに重ねて別の金属塊32bを、前
記粘着性を有する適当な有機材料31bを介して接着す
る。その後(c)に示すように、熱または超音波または
これらを併用して活用することによりそれら金属塊32
a,32bを軟化させた上で、電極5の金属との間で化
合物を形成して付着させると同時に、金属塊323,3
2b同士も付着して2段突起形状の突起電極36を完成
させる。この後必要に応じ、本発明の第1の実施の形態
で示したように、前記突起電極36について、その高さ
を一様とするために平坦性を有する平板11に突起電極
36の先端部当てた後、熱または超音波またはこれを併
用して前記突起電極を軟化させてから変形させて高さを
一様とする(図2参照)。また、必要に応じ有機材料3
1を洗浄などを施して除去する。
【0041】本実施の形態では、前記した本発明の第2
の実施の形態に記載した効果に加えて、熱または超音波
またはこれらを併用して活用することによりその金属塊
32を軟化させる工程が1回で済むため、工程の簡略化
が図られるという効果を併せ有する。
【0042】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態を示す半導体装置の製造方法における突起電極形
成工程を図6を用いて説明する。図6において図3及び
図4と同じ部材については、同一番号を付して説明を省
略する。
【0043】図6において41及び43はレジスト膜
で、42及び44は突起電極である。
【0044】まず(a)に示すように、半導体素子1の
表面上に、所望の電極5部をフォトリソ技術を用いて開
口した1段目のレジスト膜41を形成した後、(b)に
示すように、開口部に電気めっき析出によりAu、Cu
などの導電性金属を析出させて1段目の突起電極42を
形成する。次に(c)に示すように、この1段目の突起
電極42の上に、開口部の小さい2段目のレジスト膜4
3を重ねて形成し、2段目の突起電極44を電気めっき
析出にて形成する。その後、(d)に示すように、1段
目及び2段目のレジスト膜41,43を除去して2段突
起形状の突起電極36を完成させる。また、この後必要
に応じ、本発明の第1の実施の形態で記載したのと同じ
ように、前記突起電極36について、その高さを一様と
するために平坦性を有する平板に突起電極36の先端部
を当てた後、熱または超音波またはこれを併用して前記
突起電極を軟化させてから変形させて高さを一様とする
(図2参照)。
【0045】本実施の形態では、突起電極を2段突起形
状としたことによる上記の効果に加えて、突起電極36
の形成位置はフォトリソ技術で規定しているので非常に
高精度であるため、極めて位置精度を要求する半導体装
置にも適用可能であるという効果を有する。
【0046】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態の半導体装置の製造方法における突起電極形成工
程を、図7を用いて説明する。図7において図3及び図
4と同じ部材については、同一番号を付して説明を省略
する。
【0047】図7において、51は任意の形状を有する
突起電極で、52は所望の2段突起形状を形成する鋳型
である。
【0048】図7において、まず(a)に示すように、
半導体素子1に形成した電極5上に、任意の形状を有す
る突起電極51を形成する。突起電極51を形成する方
法は特に限定されないが、例えば、本発明の第1の実施
の形態に記載したように、ワイヤーボンディング技術に
より形成する方法、または導電性を有する金属塊を粘着
性を有す有機材料にて半導体素子の電極上に付着せしめ
た後に、この金属塊を熱または超音波またはこれらを併
用して溶融させて前記電極5と金属塊との間で合金層を
形成して設ける方法により形成することができる。かか
る方法で形成することにより、突起電極の直下の回路形
成用素子に加わるダメージを少なくすることができる。
次に(b)に示すように、所望の2段突起形状を形成す
る鋳型52の中にこの突起電極51を挿入する。その
後、(c)に示すように、熱を加えて突起電極51を溶
融軟化させて、変形させた後、鋳型52を取り除くこと
により、(d)に示すように、所望の2段突起形状を有
す突起電極36を完成させる。
【0049】本実施の形態では、鋳型52により突起電
極36形状を極めて高い精度で規定できるので、極めて
形状精度の高い所望の2段突起形状の突起電極を安定し
て作製できるという効果を有する。従って、突起電極形
成後、突起電極を平坦性を有する平板に押し当てて高さ
を均一化する工程を必須としない。しかも、鋳型による
突起電極の軟化を熱エネルギーにより行う。以上によ
り、突起電極の直下の回路形成用素子に加わるダメージ
が少なくすることができる。
【0050】なお、上記説明では、突起電極36は、ワ
イヤーボンディング技術にて形成する方法、または導電
性を有する金属塊を粘着性を有する有機材料にて半導体
素子の電極上に付着せしめた後に、この金属塊を熱また
は超音波またはこれらを併用して溶融させて前記電極5
と金属塊との間で合金層を形成して設ける方法により形
成するとしたが、これは電解めっき析出により形成する
方法を用いても同様な効果が得られる。
【0051】また、形成される突起電極の形状は、2段
突起形状に限定されず、鋳型52を変更することによ
り、1段突起形状とすることもできる。この場合も、極
めて形状精度の高い所望の突起電極を安定して作製する
ことができる。
【0052】(第6の実施の形態)図8は、本発明の第
6の実施の形態の半導体装置の要部断面図である。図8
において、図1と同一の部材については同一番号を付し
て説明を省略する。図8において、66は突起電極、6
9は導電性接着剤である。本実施の形態では、突起電極
66と導電性接着剤69とは、少なくとも1種類以上の
同じ金属材料を含有している。
【0053】突起電極66と導電性接着剤69とが、同
一の金属材料を含有することによる効果について図9を
用いて説明する。
【0054】図9は、図8の突起電極66と導電性接着
剤69との接続部Aを拡大した断面図である。
【0055】導電性接着剤69は、導電を司る金属フィ
ラー60と接着を司る樹脂61とに分けることが出来る
が、導電性は金属フィラー60同士の接触により発現す
る。そのため、金属フィラー60の表面間の接触界面の
与える影響は大きい。これと同様のことが、この導電性
接着剤69中の金属フィラー60の表面と突起電極66
の表面の接触界面についてもいえる。すなわち、導電性
接着剤69と突起電極66との電気的接続は、導電性接
着剤69中の金属フィラー60表面と突起電極66表面
との間での接触により発現する。従って、突起電極66
中に、この導電性接着剤69中の金属フィラー60と同
じ金属材料が少なくとも1種類以上含まれていることに
より、この接触界面においても金属フィラー60同士の
界面と同様の整合の取れた接続状態を発現できる。
【0056】本実施の形態では、突起電極66と導電性
接着剤69とが少なくとも1種類以上の同じ金属材料を
含有しているために、接続界面に影響されない極めて安
定した接続抵抗を有する、高い接続品質の半導体装置と
することができるという効果を有する。
【0057】(第7の実施の形態)図10は、本発明の
第7の実施の形態の半導体装置の要部断面図である。図
10において、図1と同一の部材については同一番号を
付して説明を省略する。図10において、76は突起電
極、79は導電性接着剤である。
【0058】本実施の形態では、突起電極76と導電性
接着剤79は、これらを構成する金属材料としていずれ
も少なくともAgを含有している。Agはイオン化傾向
が高いため不純物イオンを含有する液中では容易に溶出
することにより不導体を形成する場合があるという欠点
があるが、本実施の形態の半導体装置の構成の場合、ア
ンダーフィル樹脂10により接続部付近に水分が入るの
を遮断しているためにAgの溶出が発生する事は極めて
少ない。逆にAgは、加熱しても不安定な酸化膜しかで
きないため金属フィラーの接触を阻害する事が極めて少
なく、体積固有抵抗値も低いといった長所がある。ま
た、Ag系金属材料は電解めっき析出により形成する方
法、または金属塊を粘着性を有する有機材料にて半導体
素子の電極上に付着せしめた後に、この金属塊を熱また
は超音波またはこれらを併用して溶融させて電極5と金
属塊との間で合金層を形成して設ける方法により任意の
形状を有する突起電極76を容易に作製することがで
き、かつAgを含有する導電性接着剤79も容易に作製
できるので、本発明の第6の実施の形態に記載した構成
の半導体装置を容易に作製できるという効果を有する。
【0059】従って、本実施の形態によれば、本発明の
半導体装置の構成とすることで、本発明の第6の実施の
形態に比べ、更に安定した非常に低い電気的接続を有す
る高性能な半導体装置を容易に作製できるという効果を
有する。
【0060】(第8の実施の形態)図11は、本発明の
第8の実施の形態の半導体装置の要部断面図である。図
11において、図1と同一の部材については同一番号を
付して説明を省略する。図11において、86は突起電
極、89は導電性接着剤である。
【0061】本実施の形態では、突起電極86はAg−
Sn系の高温はんだ材料を含有し、導電性接着剤89中
に含まれる金属フィラーはAg系金属材料を含有する。
このような構成とすることで、突起電極86ははんだ材
料であるので他の金属材料に比べ比較的低い温度で溶融
軟化するため他の構成材料に与える影響が少ない。ま
た、実装モジュールの他の搭載部材の電気接続には通常
Pb−Snの共晶はんだを用いるが、そのリフロー温度
はAg−Sn系はんだの融点より少し低いため、突起電
極86は変形することがなく安定した接続形態を維持す
ることができる。従って、これらの理由により、本実施
の形態は、第7の実施の形態に記載した効果に加えて、
モジュール構成とした場合に他の構成部材に与える影響
の少ない極めて安定した接続状態が確保できる半導体装
置を製造できるという効果を併せて有する。
【0062】なお、上記の第6〜第8の実施の形態にお
ける突起電極は特に限定されず、上記の第1〜第5の実
施の形態において説明した全ての突起電極を適用するこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置の製
造方法によれば、突起電極の直下の回路形成用素子に加
わるダメージを少なくすることができるので、高機能と
低コストを実現するために回路形成用素子の直上に電極
を形成した半導体素子の電気的接続を、半導体素子の電
極上に形成した突起電極と導電性接着剤を介して行うフ
リップチップ実装構成により行う半導体装置を、必要機
能を失うことなく極めて品質高く、かつ経済性良く製造
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための半導体装置の概略構成を示
した要部断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための概略断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための半導体装置の概略構成を示
した要部断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法において、突起電極の形成工程を工程順に示
した概略断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法において、突起電極の形成工程を工程順に示
した概略断面図である。
【図6】 本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法において、突起電極の形成工程を工程順に示
した概略断面図である。
【図7】 本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法において、突起電極の形成工程を工程順に示
した概略断面図である。
【図8】 本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法を説明するための半導体装置の概略構成を示
した要部断面図である。
【図9】 図8の突起電極と導電性接着剤との接続部A
を拡大した断面図である。
【図10】 本発明の第7の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法を説明するための半導体装置の概略構成を
示した要部断面図である。
【図11】 本発明の第8の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法を説明するための半導体装置の概略構成を
示した要部断面図である。本発明の第8の実施の形態を
説明するための半導体装置の要部断面図である。
【図12】 従来のフリップチップ実装技術を用いた半
導体装置の一例の概略構成を示した要部断面図である。
【図13】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの概略断面図である。
【符号の説明】
1、101 半導体素子 2、102 配線部 3、103 拡散領域 4、104 絶縁膜 5、105 電極 6、36、66、76、86、106 突起電極 7、107 回路基板 8、108 端子電極(基板電極) 9、69、79、89、109 導電性接着剤 10、110 アンダーフィル樹脂 11、111 平板 31、31a、31b 粘着性を有する有機材料 32、32a、32b 導電性の金属魂 41、43 レジスト膜 42 1段目の突起電極 44 2段目の突起電極 51 任意形状を有する突起電極 52 所望の2段突起形状を形成する鋳型 60 金属フィラー 61 樹脂成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−326420(JP,A) 特開 平6−209028(JP,A) 特開 平6−283537(JP,A) 特開 平8−321505(JP,A) 特開 平4−196324(JP,A) 特開 平4−356935(JP,A) 特開 平9−246321(JP,A) 特開 平7−88681(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60 311 H01L 21/60

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を有する金属材料からなる突起電
    極を、内部に回路形成用素子を有し、前記回路形成用素
    子の真上に電極を有する半導体素子の前記電極上に形成
    する工程と、前記突起電極を有する前記半導体素子をフ
    ェースダウン方式にて、半導体素子の前記突起電極と回
    路基板上の端子電極とを導電性接着剤を介して電気的に
    接続する工程とを含む半導体装置の製造方法において、 前記突起電極を形成する工程が、前記回路形成用素子の
    真上の電極上に、熱エネルギーまたは超音波エネルギー
    を活用して突起電極を付着する工程と、前記突起電極の
    先端部を平坦性を有する平板に押し当てた後、熱エネル
    ギーまたは超音波エネルギーまたはこれらを併用して前
    記突起電極を軟化させてから変形させて高さを一様とす
    る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記突起電極の付着が、導電性を有する
    金属塊を粘着性を有する有機材料にて前記半導体素子の
    電極上に付着せしめた後に、前記金属塊を熱エネルギー
    または超音波エネルギーまたはこれらを併用して溶融さ
    せて前記電極と前記金属塊との間で合金層を形成するこ
    とにより行われる請求項1に記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 導電性を有する金属材料からなる2段突
    起電極を、内部に回路形成用素子を有した半導体素子の
    電極上に形成する工程と、前記2段突起電極を有する前
    記半導体素子をフェースダウン方式にて、半導体素子の
    前記2段突起電極と回路基板上の端子電極とを導電性接
    着剤を介して電気的に接続する工程とを含む半導体装置
    の製造方法において、 前記2段突起電極を形成する工程が、前記回路形成用素
    子の上部の電極上に、導電性を有する金属塊を粘着性を
    有する有機材料にて付着せしめた後に、前記金属塊を熱
    エネルギーまたは超音波エネルギーまたはこれらを併用
    して溶融させて前記電極と前記金属塊との間で合金層を
    形成し第1段目の突起電極を形成する工程と、導電性を
    有する金属塊を粘着性を有する有機材料にて前記第1段
    目の突起電極上に付着せしめた後に、前記金属塊を熱エ
    ネルギーまたは超音波エネルギーまたはこれらを併用し
    て溶融させて前記第1段目の突起電極上に第2段目の突
    起電極を形成する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 導電性を有する金属材料からなる2段突
    起電極を、内部に回路形成用素子を有した半導体素子の
    電極上に形成する工程と、前記2段突起電極を有する前
    記半導体素子をフェースダウン方式にて、半導体素子の
    前記2段突起電極と回路基板上の端子電極とを導電性接
    着剤を介して電気的に接続する工程とを含む半導体装置
    の製造方法において、 前記2段突起電極を形成する工程が、前記回路形成用素
    子の上部の電極上に導電性を有する金属塊を粘着性を有
    する有機材料にて付着せしめ、さらに前記金属塊上に別
    の金属塊を粘着性を有する有機材料にて付着せしめた
    後、これらの金属塊を熱エネルギーまたは超音波エネル
    ギーまたはこれらを併用して溶融させる工程を有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 2段突起電極を形成した後に、前記2段
    突起電極の先端部を平坦性を有する平板に押し当てた
    後、熱エネルギーまたは超音波エネルギーまたはこれら
    を併用して前記突起電極を軟化させてから変形させて高
    さを一様とする工程を有する請求項3または4に記載の
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 導電性を有する金属材料からなる突起電
    極を、内部に回路形成用素子を有し、前記回路形成用素
    子の真上に電極を有する半導体素子の前記電極上に形成
    する工程と、前記突起電極を有する前記半導体素子をフ
    ェースダウン方式にて、半導体素子の前記突起電極と回
    路基板上の端子電極とを導電性接着剤を介して電気的に
    接続する工程とを含む半導体装置の製造方法において、 前記突起電極を形成する工程が、前記回路形成用素子の
    真上の電極上に任意形状を有する突起電極を形成する工
    程と、前記突起電極を所望の形状を有する鋳型に挿入
    し、熱エネルギーを加えて前記突起電極を軟化させて変
    形させる工程と、前記突起電極の先端部を平坦性を有す
    る平板に押し当てた後、熱エネルギーまたは超音波エネ
    ルギーまたはこれらを併用して前記突起電極を軟化させ
    てから変形させて高さを一様とする工程とを有すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記任意形状を有する突起電極が、導電
    性を有する金属塊を粘着性を有する有機材料にて前記半
    導体素子の電極上に付着せしめた後に、前記金属塊を熱
    エネルギーまたは超音波エネルギーまたはこれらを併用
    して溶融させて前記電極と前記金属塊との間で合金層を
    形成することにより形成される請求項6に記載の半導体
    装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記鋳型が2段突起形状を形成する形状
    を有し、前記電極上に2段突起形状を有する突起電極を
    形成する請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 導電性を有する金属材料からなる突起電
    極を、内部に回路形成用素子を有し、前記回路形成用素
    子の真上に電極を有する半導体素子の前記電極上に形成
    する工程と、前記突起電極を有する前記半導体素子をフ
    ェースダウン方式にて、半導体素子の前記突起電極と回
    路基板上の端子電極とを導電性接着剤を介して電気的に
    接続する工程とを含む半導体装置の製造方法において、 前記突起電極の形成が、前記回路形成用素子の真上の電
    極上に、電気めっき析出技術を活用して突起電極を付着
    する工程と、前記突起電極の先端部を平坦性を有する平
    板に押し当てた後、熱エネルギーまたは超音波エネルギ
    ーまたはこれらを併用して前記突起電極を軟化させてか
    ら変形させて高さを一様とする工程とを有することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記突起電極が、2段突起形状を有す
    る請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記2段突起形状を有する突起電極
    が、前記半導体素子の電極上に電気めっき析出により第
    1段目の突起電極を形成した後、前記第1段目の突起電
    極上に電気めっき析出により第2段目の突起電極を形成
    することにより形成される請求項10に記載の半導体装
    置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記2段突起形状を有する突起電極
    が、前記半導体素子の電極上に電気めっき析出により任
    意形状を有する突起電極を形成した後、前記突起電極を
    所望の2段突起形状を有する鋳型に挿入し、熱エネルギ
    ーを加えて軟化させて変形させることにより形成される
    請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかの製造方法
    により製造された半導体装置。
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