JP3075986B2 - サイレントチェーンのプレート - Google Patents
サイレントチェーンのプレートInfo
- Publication number
- JP3075986B2 JP3075986B2 JP08152640A JP15264096A JP3075986B2 JP 3075986 B2 JP3075986 B2 JP 3075986B2 JP 08152640 A JP08152640 A JP 08152640A JP 15264096 A JP15264096 A JP 15264096A JP 3075986 B2 JP3075986 B2 JP 3075986B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprocket
- silent chain
- plate
- flank
- tooth surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G13/00—Chains
- F16G13/02—Driving-chains
- F16G13/04—Toothed chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプロケットとの
噛み合い時に発生する騒音を低減させる構造を有するサ
イレントチェーンのプレートに関する。
噛み合い時に発生する騒音を低減させる構造を有するサ
イレントチェーンのプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン等に用いられているサイ
レントチェーンのプレートは、運転時に発生する騒音を
低減させるための種々の改良がなされており、例えば、
特開平6−159446号公報に記載されているよう
に、プレートのフランク面の先端側に、噛み合い時にス
プロケットの歯面と干渉するはみ出し部を形成している
ものがある。
レントチェーンのプレートは、運転時に発生する騒音を
低減させるための種々の改良がなされており、例えば、
特開平6−159446号公報に記載されているよう
に、プレートのフランク面の先端側に、噛み合い時にス
プロケットの歯面と干渉するはみ出し部を形成している
ものがある。
【0003】これは、図4に示すように、スプロケット
Sの歯面Tと噛み合うプレートPのフランク面Fの先端
側にはみ出し部Dを形成しているもので、前記はみ出し
部Dは、サイレントチェーンを構成している前記プレー
トPがスプロケットSの歯面Tに噛み合いを開始する時
点で干渉し、次いでフランク面Fのはみ出し部Dから外
れた部分が歯面Tに接触して噛み合い動作完了時まで前
記歯面Tと噛み合いを継続する。
Sの歯面Tと噛み合うプレートPのフランク面Fの先端
側にはみ出し部Dを形成しているもので、前記はみ出し
部Dは、サイレントチェーンを構成している前記プレー
トPがスプロケットSの歯面Tに噛み合いを開始する時
点で干渉し、次いでフランク面Fのはみ出し部Dから外
れた部分が歯面Tに接触して噛み合い動作完了時まで前
記歯面Tと噛み合いを継続する。
【0004】前記構成のサイレントチェーンでは、スプ
ロケットの歯面とプレートとの噛み合い開始時点で、フ
ランク面Fに先だってはみ出し部DがスプロケットSの
歯面と干渉するため噛み合い時の衝撃が緩和され、ある
いは、噛み合い高さが変わることでチェーンの弦振動が
防止され、発生する騒音を低減させることができる。
ロケットの歯面とプレートとの噛み合い開始時点で、フ
ランク面Fに先だってはみ出し部DがスプロケットSの
歯面と干渉するため噛み合い時の衝撃が緩和され、ある
いは、噛み合い高さが変わることでチェーンの弦振動が
防止され、発生する騒音を低減させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うなはみ出し部のあるプレートで全体を編成したサイレ
ントチェーンや、はみ出し部のあるプレートを通常のプ
レートの間の特定の数カ所のみに混在させて編成したサ
イレントチェーンは、はみ出し部の無い通常のプレート
で編成したサイレントチェーンと同一ピッチに製作した
場合でも、これらに噛み合うスプロケットの歯形形状は
それぞれ異なっている。
うなはみ出し部のあるプレートで全体を編成したサイレ
ントチェーンや、はみ出し部のあるプレートを通常のプ
レートの間の特定の数カ所のみに混在させて編成したサ
イレントチェーンは、はみ出し部の無い通常のプレート
で編成したサイレントチェーンと同一ピッチに製作した
場合でも、これらに噛み合うスプロケットの歯形形状は
それぞれ異なっている。
【0006】そのため、それぞれの種類のサイレントチ
ェーンに対応した仕様のスプロケットを複数種類製作す
る必要があり、例えばホブカッターでスプロケットの歯
を創成する場合、その転移係数を種類毎に変えて歯切り
しなければならず、スプロケットの製造工程や在庫管理
が複雑になる問題があった。
ェーンに対応した仕様のスプロケットを複数種類製作す
る必要があり、例えばホブカッターでスプロケットの歯
を創成する場合、その転移係数を種類毎に変えて歯切り
しなければならず、スプロケットの製造工程や在庫管理
が複雑になる問題があった。
【0007】そこで、本発明は、噛み合い時に発生する
騒音を低減することができ、且つ、通常のサイレントチ
ェーンに使用するスプロケットをそのまま用いることが
できるサイレントチェーンのプレートを提供することを
目的とする。
騒音を低減することができ、且つ、通常のサイレントチ
ェーンに使用するスプロケットをそのまま用いることが
できるサイレントチェーンのプレートを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のサイレントチェ
ーンのプレートは、両外側のフランク面、及び、内側に
対向している一対のクロッチ面が形成され、前記フラン
ク面でスプロケット歯面と噛み合うサイレントチェーン
のプレートにおいて、前記クロッチ面の先端側には、曲
線状の輪郭を有するはみ出し部が、直線上に形成された
クロッチ面の輪郭から張り出すように形成されており、
前記はみ出し部が、スプロケット歯面との噛み合い開始
時にスプロケット歯面に干渉するとともに、少なくとも
スプロケット歯面とフランク面との噛み合い中はスプロ
ケット歯面から離間していることによって、前記課題を
解決したものである。
ーンのプレートは、両外側のフランク面、及び、内側に
対向している一対のクロッチ面が形成され、前記フラン
ク面でスプロケット歯面と噛み合うサイレントチェーン
のプレートにおいて、前記クロッチ面の先端側には、曲
線状の輪郭を有するはみ出し部が、直線上に形成された
クロッチ面の輪郭から張り出すように形成されており、
前記はみ出し部が、スプロケット歯面との噛み合い開始
時にスプロケット歯面に干渉するとともに、少なくとも
スプロケット歯面とフランク面との噛み合い中はスプロ
ケット歯面から離間していることによって、前記課題を
解決したものである。
【0009】
【作用】本発明のサイレントチェーンのプレートは、サ
イレントチェーンとして編成されてスプロケットと噛み
合う場合に、噛み合い開始時に先ず直線上に形成された
クロッチ面の先端側に張り出すように形成されている曲
線状のはみ出し部がスプロケット歯面と干渉し、次いで
フランク面がスプロケット歯面に当接する。そして、フ
ランク面がスプロケット歯面に当接した状態では曲線状
のはみ出し部はスプロケット歯面から離れ、フランク面
はスプロケットからプレートが離れるまで継続してスプ
ロケット歯面と接触して動力の伝動が行われる。
イレントチェーンとして編成されてスプロケットと噛み
合う場合に、噛み合い開始時に先ず直線上に形成された
クロッチ面の先端側に張り出すように形成されている曲
線状のはみ出し部がスプロケット歯面と干渉し、次いで
フランク面がスプロケット歯面に当接する。そして、フ
ランク面がスプロケット歯面に当接した状態では曲線状
のはみ出し部はスプロケット歯面から離れ、フランク面
はスプロケットからプレートが離れるまで継続してスプ
ロケット歯面と接触して動力の伝動が行われる。
【0010】フランク面とスプロケット歯面との噛み合
い開始に先だって、曲線状のはみ出し部がスプロケット
歯面に干渉して摺動接触するため、噛み合い時の衝撃は
緩和され、発生する騒音は低減される。この際、前記曲
線状のはみ出し部はクロッチ面の先端側に形成されてい
るため、スプロケットの歯面と噛み合うフランク面の輪
郭は、通常のサイレントチェーンのプレートの輪郭と同
一に形成することができ、同一ピッチの通常のサイレン
トチェーン用のスプロケットをそのまま使用することが
できる。
い開始に先だって、曲線状のはみ出し部がスプロケット
歯面に干渉して摺動接触するため、噛み合い時の衝撃は
緩和され、発生する騒音は低減される。この際、前記曲
線状のはみ出し部はクロッチ面の先端側に形成されてい
るため、スプロケットの歯面と噛み合うフランク面の輪
郭は、通常のサイレントチェーンのプレートの輪郭と同
一に形成することができ、同一ピッチの通常のサイレン
トチェーン用のスプロケットをそのまま使用することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。図1は、本発明のサイレントチェーンのプレートの
1実施例を示すものであって、プレート1には2つのピ
ン孔2,3と、サイレントチェーンとして編成された際
に、スプロケットに噛み合う噛み合い面を構成している
両外側のフランク面4,5、及び、内側に対向している
一対のクロッチ面6,7が形成されている。
る。図1は、本発明のサイレントチェーンのプレートの
1実施例を示すものであって、プレート1には2つのピ
ン孔2,3と、サイレントチェーンとして編成された際
に、スプロケットに噛み合う噛み合い面を構成している
両外側のフランク面4,5、及び、内側に対向している
一対のクロッチ面6,7が形成されている。
【0012】前記一対のクロッチ面6,7のそれぞれの
先端側には、曲線状の輪郭を有するはみ出し部8,9
が、直線上に形成されたクロッチ面6,7の輪郭から張
り出すように形成されている。
先端側には、曲線状の輪郭を有するはみ出し部8,9
が、直線上に形成されたクロッチ面6,7の輪郭から張
り出すように形成されている。
【0013】図2は、前記構成のプレートで編成された
サイレントチェーンがスプロケットに噛み込む状態を示
した図であって、隣接するプレート1A,1B,1C・
・がチェーンピン10によって相互に屈曲自在に連結さ
れて、サイレントチェーン11が編成されている。
サイレントチェーンがスプロケットに噛み込む状態を示
した図であって、隣接するプレート1A,1B,1C・
・がチェーンピン10によって相互に屈曲自在に連結さ
れて、サイレントチェーン11が編成されている。
【0014】同図に示すように、スプロケット12の回
転に伴って位置Aまで前進してきたサイレントチェーン
11のプレート1Aは、その進行方向前側のクロッチ面
6の先端側に形成されている曲線状のはみ出し部8が後
方から回転してきたスプロケット12の歯面12Aに位
置Kで干渉し始め、前記曲線状のはみ出し部8の湾曲し
た表面とスプロケット歯面12Aとが相互に摺動接触す
る状態となる。
転に伴って位置Aまで前進してきたサイレントチェーン
11のプレート1Aは、その進行方向前側のクロッチ面
6の先端側に形成されている曲線状のはみ出し部8が後
方から回転してきたスプロケット12の歯面12Aに位
置Kで干渉し始め、前記曲線状のはみ出し部8の湾曲し
た表面とスプロケット歯面12Aとが相互に摺動接触す
る状態となる。
【0015】一方、前記プレートより先行して位置Bに
移動したプレート1Bは、スプロケット12の回転に伴
い、その前側のクロッチ面6の先端側に形成されている
曲線状のはみ出し部8がスプロケット12の歯面12A
から離れ、後側のフランク面5がスプロケット歯面12
Aに対して相対的に歯底側に向かって移動して摺動接触
し始める。
移動したプレート1Bは、スプロケット12の回転に伴
い、その前側のクロッチ面6の先端側に形成されている
曲線状のはみ出し部8がスプロケット12の歯面12A
から離れ、後側のフランク面5がスプロケット歯面12
Aに対して相対的に歯底側に向かって移動して摺動接触
し始める。
【0016】また、前記プレート1Bに先行する位置C
にあるプレート1Cは、その両側のフランク面4,5が
スプロケット12の2つの歯と噛合点P1,P2でそれ
ぞれ完全に噛み合って、スプロケット12上に安定して
保持される。
にあるプレート1Cは、その両側のフランク面4,5が
スプロケット12の2つの歯と噛合点P1,P2でそれ
ぞれ完全に噛み合って、スプロケット12上に安定して
保持される。
【0017】これを一つのプレートについて見ると、位
置Aへ進行してきたプレート1Aは、スプロケット12
の回転により、位置Bを経て位置Cへと移動するが、そ
の際、スプロケット12の歯面12Aに先ず位置Aで前
側のクロッチ面6の先端側に形成されている曲線状のは
み出し部8が干渉し始め、その後、後側のフランク面5
がスプロケット歯面12Aに摺動接触しながら次第に深
い噛み合い状態となり、最後に前側のフランク面4がス
プロケット12の歯面に当接して噛み合うため、サイレ
ントチェーン11とスプロケット12との噛み合い時に
衝撃が少なく、噛み合い時に発生する騒音が低減され
る。
置Aへ進行してきたプレート1Aは、スプロケット12
の回転により、位置Bを経て位置Cへと移動するが、そ
の際、スプロケット12の歯面12Aに先ず位置Aで前
側のクロッチ面6の先端側に形成されている曲線状のは
み出し部8が干渉し始め、その後、後側のフランク面5
がスプロケット歯面12Aに摺動接触しながら次第に深
い噛み合い状態となり、最後に前側のフランク面4がス
プロケット12の歯面に当接して噛み合うため、サイレ
ントチェーン11とスプロケット12との噛み合い時に
衝撃が少なく、噛み合い時に発生する騒音が低減され
る。
【0018】なお、図2においてスプロケット12の回
転方向が逆転した場合や噛み合いが外れる際には、それ
ぞれのプレートのクロッチ面7のはみ出し部9が、はみ
出し部8に代わってスプロケット12の歯面12Aと噛
み合いの開始時に接触する。
転方向が逆転した場合や噛み合いが外れる際には、それ
ぞれのプレートのクロッチ面7のはみ出し部9が、はみ
出し部8に代わってスプロケット12の歯面12Aと噛
み合いの開始時に接触する。
【0019】次に、図3は、本発明のサイレントチェー
ンのプレートの他の実施例を示すものであって、前述し
た実施例では、図1に示すように両側のクロッチ面6,
7の先端側に曲線状のはみ出し部8,9を形成している
が、同図に示すものは、一方向にのみ回転されるスプロ
ケットに掛け渡されるサイレントチェーンに用いるもの
で、この実施例では、曲線状のはみ出し部8Cはプレー
ト1をサイレントチェーンに編成してスプロケットに掛
け渡した場合に、進行方向前方側となるクロッチ面6の
先端側のみに形成している。
ンのプレートの他の実施例を示すものであって、前述し
た実施例では、図1に示すように両側のクロッチ面6,
7の先端側に曲線状のはみ出し部8,9を形成している
が、同図に示すものは、一方向にのみ回転されるスプロ
ケットに掛け渡されるサイレントチェーンに用いるもの
で、この実施例では、曲線状のはみ出し部8Cはプレー
ト1をサイレントチェーンに編成してスプロケットに掛
け渡した場合に、進行方向前方側となるクロッチ面6の
先端側のみに形成している。
【0020】なお、直線上に形成されたクロッチ面の輪
郭から張り出すように形成されたはみ出し部の形状は、
前述した各実施例に限定するものではなく、噛み合い開
始時にスプロケットの歯面と干渉するとともに、少なく
ともスプロケット歯面とフランク面との噛み合い中、ス
プロケット歯面から離間しているような輪郭に形成され
ていれば十分である。
郭から張り出すように形成されたはみ出し部の形状は、
前述した各実施例に限定するものではなく、噛み合い開
始時にスプロケットの歯面と干渉するとともに、少なく
ともスプロケット歯面とフランク面との噛み合い中、ス
プロケット歯面から離間しているような輪郭に形成され
ていれば十分である。
【0021】さらに、本発明のプレートを用いてサイレ
ントチェーンを編成する場合には、本発明のプレートの
みを複数連結して編成できる他、通常のサイレントチェ
ーンのプレートと組み合わせて特定の数カ所に本発明の
プレートを連結して編成することも可能である。
ントチェーンを編成する場合には、本発明のプレートの
みを複数連結して編成できる他、通常のサイレントチェ
ーンのプレートと組み合わせて特定の数カ所に本発明の
プレートを連結して編成することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサイレン
トチェーンのプレートによれば、プレートのクロッチ面
の先端側に、スプロケット歯面との噛み合い開始時に前
記スプロケット歯面に干渉するとともに、少なくともス
プロケット歯面とフランク面との噛み合い中はスプロケ
ット歯面から離間している曲線状のはみ出し部を形成し
ているので、サイレントチェーンとして編成した場合
に、プレートのフランク面がスプロケット歯面との噛み
合う前に、前記曲線状のはみ出し部がスプロケット歯面
に干渉して噛み合い時の衝撃が緩和され、噛み合い騒音
を低減することができる。
トチェーンのプレートによれば、プレートのクロッチ面
の先端側に、スプロケット歯面との噛み合い開始時に前
記スプロケット歯面に干渉するとともに、少なくともス
プロケット歯面とフランク面との噛み合い中はスプロケ
ット歯面から離間している曲線状のはみ出し部を形成し
ているので、サイレントチェーンとして編成した場合
に、プレートのフランク面がスプロケット歯面との噛み
合う前に、前記曲線状のはみ出し部がスプロケット歯面
に干渉して噛み合い時の衝撃が緩和され、噛み合い騒音
を低減することができる。
【0023】しかも、スプロケットの歯面と噛み合うフ
ランク面の輪郭は、通常のサイレントチェーンのプレー
トの輪郭と同一に形成することができるため、曲線状の
はみ出し部を有するプレートだけで編成したサイレント
チェーンや、特定の数カ所に曲線状のはみ出し部を有す
るプレートを用いて編成したサイレントチェーンに、こ
れらと同一ピッチの通常のサイレントチェーン用スプロ
ケットをそのまま使用することができ、スプロケットの
製造工程や在庫の管理を簡略化にすることができる。
ランク面の輪郭は、通常のサイレントチェーンのプレー
トの輪郭と同一に形成することができるため、曲線状の
はみ出し部を有するプレートだけで編成したサイレント
チェーンや、特定の数カ所に曲線状のはみ出し部を有す
るプレートを用いて編成したサイレントチェーンに、こ
れらと同一ピッチの通常のサイレントチェーン用スプロ
ケットをそのまま使用することができ、スプロケットの
製造工程や在庫の管理を簡略化にすることができる。
【図1】 本発明のサイレントチェーンのプレートの第
1実施例を示す側面図である。
1実施例を示す側面図である。
【図2】 本発明のプレートで編成したサイレントチェ
ーンとスプロケットとの噛み合い状態を示す図である。
ーンとスプロケットとの噛み合い状態を示す図である。
【図3】 本発明のサイレントチェーンのプレートの別
の実施例を示す図であり、片側のクロッチ面の先端側の
みにはみ出し部を形成したもの。
の実施例を示す図であり、片側のクロッチ面の先端側の
みにはみ出し部を形成したもの。
【図4】 従来のサイレントチェーンのプレートの一例
を示す図である。
を示す図である。
1,1A,1B,1C プレート 2,3 ピン孔 4,5 フランク面 6,7 クロッチ面 8,8C,9, はみ出し部 10 チェーンピン 11 サイレントチェーン 12 スプロケット 12A スプロケット歯面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 均 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 藤本 信之 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 佐藤 政広 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (56)参考文献 特開 平6−159446(JP,A) 特開 平8−74940(JP,A) 実開 平2−96063(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16G 13/02 - 13/10
Claims (1)
- 【請求項1】 両外側のフランク面、及び、内側に対向
している一対のクロッチ面が形成され、前記フランク面
でスプロケット歯面と噛み合うサイレントチェーンのプ
レートにおいて、 前記クロッチ面の先端側には、曲線状の輪郭を有するは
み出し部が、直線上に形成されたクロッチ面の輪郭から
張り出すように形成されており、 前記はみ出し部が、スプロケット歯面との噛み合い開始
時にスプロケット歯面に干渉するとともに、少なくとも
スプロケット歯面とフランク面との噛み合い中はスプロ
ケット歯面から離間している ことを特徴とするサイレン
トチェーン用プレート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08152640A JP3075986B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | サイレントチェーンのプレート |
US08/873,728 US6077181A (en) | 1996-06-13 | 1997-06-12 | Plate for a silent chain having a protruding portion for reducing the noise generated when the plate engages a sprocket |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08152640A JP3075986B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | サイレントチェーンのプレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102383A JPH102383A (ja) | 1998-01-06 |
JP3075986B2 true JP3075986B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=15544830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08152640A Expired - Lifetime JP3075986B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | サイレントチェーンのプレート |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6077181A (ja) |
JP (1) | JP3075986B2 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3096276B2 (ja) | 1998-08-31 | 2000-10-10 | 株式会社椿本チエイン | サイレントチェーン伝動装置 |
JP2000065156A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-03-03 | Borg Warner Automotive Kk | サイレントチェーン伝動装置 |
JP3091458B1 (ja) * | 1999-10-29 | 2000-09-25 | 株式会社椿本チエイン | サイレントチェ−ン |
JP3092805B1 (ja) | 1999-11-24 | 2000-09-25 | 株式会社椿本チエイン | サイレントチェーン用ガイドプレート |
JP3108417B1 (ja) * | 2000-04-19 | 2000-11-13 | 株式会社椿本チエイン | サイレントチェーン伝動装置 |
JP3402591B2 (ja) * | 2000-09-26 | 2003-05-06 | 株式会社椿本チエイン | サイレントチェーン伝動機構 |
NL1020535C2 (nl) * | 2002-05-03 | 2003-11-04 | Theodorus Henricus Johannes Carolina Korse | Kettingoverbrenging. |
JP5000520B2 (ja) * | 2004-09-24 | 2012-08-15 | クロイズ ギア アンド プロダクツ インコーポレイテッド | 内部フランク係合を備えた逆歯チェーンシステム |
US9377082B2 (en) | 2008-09-09 | 2016-06-28 | Cloyes Gear And Products, Inc. | Inverted tooth chain and sprocket drive system with reduced meshing impact |
US8529389B2 (en) * | 2008-09-09 | 2013-09-10 | Cloyes Gear And Products, Inc. | Inverted tooth chain and sprocket drive system with reduced meshing impact |
US8672786B2 (en) * | 2008-09-09 | 2014-03-18 | Cloyes Gear And Products, Inc. | Inverted tooth chain and sprocket drive system with reduced meshing impact |
EP2538111B1 (en) | 2008-09-09 | 2015-03-18 | Cloyes Gear and Products, Inc. | Inverted tooth chain sprocket drive system with reduced meshing impact |
JP4846825B2 (ja) * | 2009-05-28 | 2011-12-28 | 株式会社椿本チエイン | 低干渉音型サイレントチェーン |
JP2017171141A (ja) * | 2016-03-24 | 2017-09-28 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の駆動装置 |
CN107061650A (zh) * | 2017-03-30 | 2017-08-18 | 北京航空航天大学 | 一种活齿无级变速器金属链张紧装置 |
US10830309B2 (en) * | 2018-06-27 | 2020-11-10 | Borgwarner Inc. | Chain drive system having anti-rotation features between pivot pin and guide link and related assembly method |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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