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JP3075459B2 - 回路部品の固定方法 - Google Patents

回路部品の固定方法

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JP3075459B2
JP3075459B2 JP06182350A JP18235094A JP3075459B2 JP 3075459 B2 JP3075459 B2 JP 3075459B2 JP 06182350 A JP06182350 A JP 06182350A JP 18235094 A JP18235094 A JP 18235094A JP 3075459 B2 JP3075459 B2 JP 3075459B2
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Japan
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resin plate
circuit
thermoplastic resin
circuit component
fixing
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JP06182350A
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裕 榊原
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、バスバーや端子等の回路部品を
熱可塑性樹脂板の加熱軟化作用で回路基板に簡単且つ確
実に接続固定させ得る回路部品の固定方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図18〜19は、特開昭63−2374
95号公報に記載された従来の回路基板を示すものであ
る。この回路基板71は、絶縁性の樹脂基板72に細幅
の銅箔で信号用の小電流回路73を形成すると共に、打
抜き金属のバスバーで電力用の大電流回路74を形成し
て成るものである。該大電流回路74は図19の如く樹
脂基板72の表面にハンダあるいは接着剤75で貼着固
定され、スルーホール76を通じて基板裏側の回路に接
続される。
【0003】しかしながら、上記回路基板71は、三次
元形状に加工することができないという問題や、大電流
回路であるバスバー74の接続固定に多くの時間を要す
るという問題を有していた。
【0004】これに対し、特開平2−94496号公報
に記載された回路基板は、図20に示す如く三次元形状
に形成されるものである。この回路基板81は、図21
の如くフラットな樹脂基板82の表面に導電ペーストで
柔軟な回路パターン83を形成し、該樹脂基板82を真
空成形型84上にセットしてヒータ85で加熱すると同
時に、抜き孔86から真空引きして成形型84に沿った
三次元形状に成形して成るものである。
【0005】導電ペーストの回路パターン83はヒータ
85の加熱で序々に硬化して、成形完了時に小電流回路
83′として構成される。該回路83′の端部には接続
用のランド86が形成され、該ランド86にタブ端子8
7等がハンダ接続される。しかしながら、この回路基板
81にあっては、大電流回路を得るためには回路83′
上に導電メッキを厚膜に形成しなければならず、多くの
工数を要するという問題や、タブ端子87等の回路部品
の接続固定に多くの手間を要するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、回路基板上に大電流回路を容易に形成できるこ
とは勿論のこと、回路基板へのバスバーや端子等の回路
部品の接続及び固定を容易に且つ確実に行うことのでき
る回路部品の固定方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、成形型上に回路部品を載置し、熱可塑性
樹脂板を加熱して軟化させると共に、真空成形や圧空成
形等で該回路部品に該熱可塑性樹脂板を被着させる回路
部品の固定方法において、バスバーや端子といった前記
回路部品に、水平方向に貫通した係止孔や水平方向に突
出した突出部を設け、前記熱可塑性樹脂板を前記真空成
形時の吸引作用や圧空成形時の押圧作用で該係止孔の内
部や該突出部の下側空間に入り込ませることを基本とす
る(請求項1)。 また、真空成形型上に回路部品を載置
し、熱可塑性樹脂板を加熱して軟化させると共に、真空
成形によって該回路部品に該熱可塑性樹脂板を被着させ
る回路部品の固定方法において、バスバーや端子といっ
た前記回路部品に、水平方向に貫通した係止孔や水平方
向に突出した突出部を設け、該係止孔の底部や該突出部
の下側空間に連通する吸気孔を前記真空成形型に設け、
該吸気孔から該係止孔内の空気や該突出部の下側空間の
空気を吸引して、該係止孔の内部や該突出部の下側空間
に前記熱可塑性樹脂板を入り込ませることも有効である
(請求項2)。
【0008】また、前記回路部品の立ち上げ片や圧接片
前記係止孔や前記突出部を設けたり、前記回路部品に
立ち上げたループ片の内側に前記係止孔を形成させるこ
とも可能である(請求項3)また、前記突出部の下側
において前記立ち上げ片に略U字状の折り返し部を形成
して、該折り返し部の内側に、前記吸気孔に対する連通
溝を形成させることも可能である(請求項4)
【0009】ま、電線を圧接する一対の圧接片を有す
前記回路部品に、該電線に対向するエア抜き孔を設
け、該圧接片に電線を圧接した後に、該回路部品上に加
熱軟化させた前記熱可塑性樹脂板を被せて、該エア抜き
孔から該電線の下側空間の空気を吸引して、該電線の下
側空間に該熱可塑性樹脂板を入り込ませることも可能で
ある(請求項5)
【0010】また、真空成形型上に回路部品を載置し、
熱可塑性樹脂板を加熱して軟化させると共に、真空成形
によって該回路部品に該熱可塑性樹脂板を被着させる回
路部品の固定方法において、バスバーや端子といった前
記回路部品に形成した立ち上げ片に、加熱軟化させた前
記熱可塑性樹脂板を被着させると共に、該熱可塑性樹脂
板が柔軟なうちに該立ち上げ片を折り曲げることも可能
である(請求項6)。 また、前記熱可塑性樹脂板に回路
を形成させ、前記係止孔や前記突出部の下側空間への該
熱可塑性樹脂板の入り込みと同時に、該係止孔の上縁部
や該突出部に該回路を密着接続させることも可能である
(請求項7)
【0011】
【作用】請求項1記載の発明において、加熱軟化された
熱可塑性樹脂板は真空成形や圧空成形等により回路部品
の係止孔の内部や突出部の下側空間に吸引あるいは押圧
されて入り込む。また、請求項2記載の発明において、
係止孔内の空気や突出部の下側空間の空気が真空成形型
の吸気孔から吸引される。そして、熱可塑性樹脂板の冷
却固化と共に係止孔の上縁部や突出部が熱可塑性樹脂板
によって強固に保持される。
【0012】また、請求項4記載の発明において、突出
部の下側空間の空気はU字状の折り返し部内の連通溝を
経て真空成形型の吸気孔へ排出される。また、請求項5
記載の発明において、熱可塑性樹脂板は電線の下側空間
に吸引されて入り込み、それにより電線が固定される。
また、請求項6記載の発明において、立ち上げ片の折り
曲げ後に熱可塑性樹脂板が冷却固化して折り曲げ部を保
持し、それにより回路部品が固定される。また、請求項
7記載の発明によれば、熱可塑性樹脂板に形成した回路
が熱可塑性樹脂板の吸引と同時に係止孔の上縁部や突出
部に密着し、回路部品との確実な電気的接触を得る。
【0013】
【実施例】図1〜5は、本発明に係る回路部品としての
バスバーの固定方法の第一実施例を示すものである。こ
の方法は、図1の如く絶縁性の熱可塑性樹脂板1と、該
熱可塑性樹脂板1を加熱軟化させる図示しないヒータ
と、該熱可塑性樹脂板1に固定されるバスバー2と、該
バスバー2に対して軟化した熱可塑性樹脂板1を吸引さ
せる真空成形型3とを用いて、図2の如く軟化した熱可
塑性樹脂板1でバスバー2の立ち上げ片4を包み込むよ
うにして固定させるものである。なお図1〜2に示す部
分は後述する回路体39の一部を構成するものである。
【0014】該バスバー2は図1の如く両端部を直角に
屈曲させて立ち上げ片4を形成し、該立ち上げ片4に、
熱可塑性樹脂板1に対する係止孔5を穿設して成るもの
である。該係止孔5はバスバー2の底板部2aから立ち
上げ片4の高さ方向にかけて矩形状に形成される。
【0015】前記真空成形型3には、該バスバー2に対
するやや浅め乃至同一深さの載置溝6を形成し、該載置
溝6の溝底に、バスバー2の係止孔5に対する吸気孔7
を設けている。該吸気孔7は係止孔5に連通する位置に
設けられる。該真空成形型3の載置溝6以外の部分には
熱可塑性樹脂板1に対向する吸気孔8を設けている。該
熱可塑性樹脂板1の裏面側には柔軟な導電ペーストない
し薄膜の銅箔による回路パターン9を予め形成してあ
る。
【0016】そして図3の如くバスバー2を真空成形型
3にセットした後、熱可塑性樹脂板1をバスバー2上に
位置させた状態で図示しないヒータで加熱し、軟化した
熱可塑性樹脂板1を真空成形型3で吸引する。これによ
り図2ないし図4の如く軟化した樹脂板1がバスバー2
上に被さると共にバスバー2の係止孔5内に入り込んで
立ち上げ片4の上縁部4aを包み込む。これによりバス
バー2は樹脂板1すなわち真空成形された回路基板10
に強固に固定される。ここで真空成形型3の吸気孔7を
図3の如くバスバー2の係止孔5に連通して設けている
ので、真空引きと同時に係止孔5内の空気が吸引され、
該係止孔5内に確実に樹脂板1が引き込まれる。
【0017】また樹脂板1上のペースト回路9は成形時
に樹脂板1と一体に屈曲しつつヒータの熱で序々に硬化
し、成形完了時に小電流回路9′として完成する。該回
路9′は樹脂板1の成形と同時に係止孔内5に引き込ま
れて立ち上げ片4の上縁部4aに密着して接続され、且
つバスバー2の底板部2aに密着する。そして図5の如
く冷却固化した回路基板10を成形型3から取り外して
図示しない電気接続箱に収納させたり、後述する回路体
39を構成させる。
【0018】なおバスバー2の両端部ではなく中間部を
切り起こして、その立ち上げ片(図示せず)に前記係止
孔5を設けてもよい。この構成は長尺のバスバーや、端
部に雄タブ端子を有するバスバーに有効である。また、
バスバー2と前記回路9′とをさらにメッキ浴やハンダ
付けで電気接続させてもよい。さらに、本例では真空引
きにより熱可塑性樹脂板1を成形しているが、真空成形
に代えて樹脂板1の外側から圧力を加える圧空成形やブ
ロー成形等を行ってもよい。
【0019】図6はバスバーの固定方法の第二実施例を
示すものである。この方法は、バスバー12に、真空成
形型13の吸気孔17に対する連通溝20を形成し、該
連通溝20の上方に水平方向の突出部21を対向して位
置させ、該突出部21の下側空間(係止空間)22に軟
化した熱可塑性樹脂板11を入り込ませるものである。
【0020】すなわちバスバー12の両端部に屈曲形成
される立ち上げ片14の幅方向両側に一対の略U字状の
折り返し部23,23を一体に形成し、該折り返し部2
3の内側に前記連通溝20を形成させ、該連通溝20の
上側において係止空間22を立ち上げ片14から切欠形
成して、該立ち上げ片14の上端部両側に水平方向の一
対の突出部21,21を形成させている。
【0021】該折り返し部23は立ち上げ片14の側端
から背面側に向かう屈曲片部23aと該屈曲片部23a
から折り返された折り返し片部23bとにより構成さ
れ、該屈曲片部23aと折り返し片部23bとの間に高
さ方向の隙間状の前記連通溝20を形成させている。該
連通溝20は載置溝16内の吸気孔17に連通する。
【0022】そしてバスバー12を載置溝16内にセッ
トし、前例同様の熱可塑性樹脂板11をヒータで加熱し
た状態でバスバー12上に被せ、吸気孔17から真空引
きすることにより、図7の如く折り返し部23上の係止
空間22内の空気が連通溝20から吸引され、該係止空
間22内に樹脂板11が入り込んで、該樹脂板11が突
出部21を包み込むように保持する。これによりバスバ
ー12は樹脂板11すなわち冷却固化した回路基板にし
っかりと固定される。
【0023】図8〜9はバスバーの固定方法の第三実施
例を示すものである。この方法は、バスバー25の立ち
上げ片24に前例のような係止孔や係止空間を設けるこ
となく、熱可塑性樹脂板27を加熱軟化させて成形型2
6上のバスバー25に被せると同時に、該立ち上げ片2
4を内向きに水平に折り曲げて、この折り曲げ片(突出
部)24aを樹脂板27で保持させるものである。該立
ち上げ片24の折り曲げ作業は樹脂板27の柔軟な間に
プレス機等を用いて行う。この方法によれば立ち上げ片
24の高さが半分程に低くなり、後述する回路体の薄型
化が可能となる。
【0024】図10は上記バスバーを接続固定させた回
路体の一例を示すものである。図10でバスバー2′の
立ち上げ片4は回路基板10の裏側に突出し、その係止
孔5に熱可塑性樹脂板1が入り込んで固定されている。
この固定方法は、回路基板10を固定するための回路部
品としての金属ブラケット30や、回路基板10に実装
される電子部品や各種補機31の接続端子32、あるい
は電線33を回路基板10に固定する金属ブラケット3
4等にも応用される。
【0025】該回路基板10は補機31の取付部35に
おいて三次元形状に屈曲形成され、回路基板10の表面
には前記導電ペーストないし銅箔に導電メッキを施した
小電流回路9′が形成されている。該回路9′とバスバ
ー2′との接続は前述の如く直接的な接触やメッキある
いはハンダ付け等によって行われる。
【0026】図11は、図10のD部の接続構造を示す
断面図であり、円板状の耐熱樹脂部材36を樹脂板1の
孔部37に埋め込んで一体的に設け、該耐熱樹脂部材3
6上で回路9′とバスバー2′の端末部とをハンダ38
で接続させる。該回路基板10にはタブ状の端子40も
接続固定されている。上記回路体39は回路基板10の
三次元成形とバスバー2′や補機31あるいは端子40
の接続固定とが同時に行われて構成される。
【0027】図12〜15は回路部品の一つである端子
の固定方法の一実施例を示すものである。この方法は、
図12の如く一対の電線圧接片42及び水平方向(端子
幅方向)の突出部44を備えるタブ状端子40を真空成
形型43にセットし、該圧接片42に被覆電線53を圧
接接続させた後、図示しないヒータで加熱軟化させた熱
可塑性樹脂板41で図13の如く端子40の圧接片42
と突出部44及び電線53とを包み込むようにして固定
させるものである。
【0028】該端子40は図12の如く基板部48の先
端方の雄タブ部49と、該基板部48の基端に一体に起
立形成された一対の電線圧接片42と、該基板部48の
中間部すなわち雄タブ部49の基端方に切り起こし形成
された一対の水平方向の突出部44とを備える。
【0029】該一対の電線圧接片42には基板部48か
ら高さ方向に矩形状の係止孔45が形成されている。該
一対の突出部44は、基板部48の中央付近から切り起
こした立ち上げ片44aから外側に向けて一体に屈曲形
成されたものである。また一対の電線圧接片42の間の
スリット51に接続される電線45に対向して該基板部
48の中央に真空成形用のエア抜き孔54が形成されて
いる。
【0030】また、図13の如く該真空成形型43に
は、端子40の基板部48に対する載置溝46が形成さ
れ、該載置溝46の底部に、端子40の各係止孔45と
突出部44及び中央のエア抜き孔54に対する吸気孔4
1 〜473 がそれぞれ形成されている。該係止孔45
及びエア抜き孔54は吸気孔473 ,472 に連通し、
該突出部44は吸気孔471 に対向して位置し、該突出
部44の下側空間(係止空間)52が吸気孔471 に連
通する。
【0031】そして端子40に対して加熱軟化した熱可
塑性樹脂板41を真空成形型43で吸引することによ
り、図14の如く前方の吸気孔471 から端子40の突
出部44の下側空間52の空気が吸引されて該突出部4
4が樹脂板41で包囲されると共に、後方の吸気孔47
3 から電線圧接片42の係止孔45内の空気が吸引され
て該係止孔45内に樹脂板41が入り込む。ここで前方
の吸気孔471 は、突出部44を切り起こした後の切欠
部55を経て突出部44の下側空間52に連通し、後方
の吸気孔473 は係止孔45に直接連通している。
【0032】これと同時に図15の如く中間の吸気孔4
2 から端子中央のエア抜き孔54を経て、圧接された
電線53の下側空間(係止空間)56の空気が吸引さ
れ、電線53が樹脂板41で略円筒状に包み込まれる。
この状態で樹脂板41を冷却固化させることにより、突
出部44と圧接片42と電線53とが樹脂板41により
強固に保持され、端子40は固化した樹脂板41すなわ
ち回路基板50にしっかりと固定される。
【0033】上記端子40に代えて図16に示す如く基
板部57の両側に一対のループ片58を一体に立ち上げ
形成した端子61を用いてもよい。加熱軟化した樹脂板
41は該ループ片58の内側の係止孔59に入り込んで
ループ片58を包み込むように保持する。この端子61
の電線圧接片60には前記のような係止孔45を設けて
いない。
【0034】なお上記端子40,61の固定方法におい
てもバスバー2の固定方法と同様に真空成形に代えて樹
脂板の外側から圧力を加える圧空成形やブロー成形等を
行うことができる。
【0035】図17は上記端子40を用いた回路体62
を示すものである。この回路体62において端子40の
雄タブ部49は回路基板50の端末から突出して図示し
ないコネクタに接続される。また該端子40の圧接片4
2に接続された電線53は、回路基板50の裏側に配設
された補機63に接続される。補機63の裏側には圧接
端子64が突設され、該圧接端子64の圧接片42′に
は前例同様の係止孔45′が形成され、該係止孔45′
に熱可塑性樹脂板41が入り込んで補機63が固定され
ている。所望の圧接端子641 には二本の電線53が分
岐接続される。該圧接端子64及び前記端子40の圧接
部及び電線53は樹脂板41によって固定されると同時
に絶縁や防水防塵等の保護がなされる。
【0036】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、バスバ
ーや端子といった回路部品の係止孔の内部や突出部の下
側空間に、軟化した熱可塑性樹脂板が入り込むことによ
り、回路部品が簡単且つ強固に固定される。それと同時
に、熱可塑性樹脂板上の回路が係止孔内や突出部の下側
空間に入り込んで、係止孔の上縁部や突出部に密着する
から、回路と回路部品とが簡単且つ確実に接続される。
【0037】そして、熱可塑性樹脂板を加熱軟化させて
三次元形状の回路基板に成形すると同時に、回路基板へ
のバスバーや端子といった回路部品の固定と接続が一括
して行われ、且つ熱可塑性樹脂板により回路部品の絶縁
や防水・防塵が行われるから、三次元回路体の製造が簡
単且つ迅速に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路部品としてのバスバーの固定
方法の第一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同じく固定状態を示す斜視図である。
【図3】同じく回路基板へバスバーを固定する前の状態
を示す縦断面図である。
【図4】同じく固定した状態を示す図2のA−A断面図
である。
【図5】同じく回路基板を成形型から外した状態の縦断
面図である。
【図6】バスバーの固定方法の第二実施例を示す分解斜
視図である。
【図7】同じく固定状態を示す図6のB−B断面図であ
る。
【図8】バスバーの固定方法の第三実施例を示す斜視図
である。
【図9】図8のC−C断面図である。
【図10】回路部品を装着した三次元回路体を示す斜視
図である。
【図11】図10のD−D断面図である。
【図12】本発明に係る回路部品としての端子の固定方
法の一実施例を示す分解斜視図である。
【図13】同じく固定状態を示す分解斜視図である。
【図14】図13のE−E断面相当図である。
【図15】図13のF−F断面相当図である。
【図16】端子の他の実施例を示す斜視図である。
【図17】端子を用いた回路体を示す斜視図である。
【図18】従来の回路基板を示す平面図である。
【図19】同じく縦断面図である。
【図20】他の回路基板を示す斜視図である。
【図21】同じく成形方法を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,41 熱可塑性樹脂板 2,2′,12 バスバー 3,13,43 真空成形型 4,14,44a 立ち上げ片 4a 上縁部 5,45,59 係止孔 7,17,471 〜473 吸気孔 9 回路 20 連通溝 21,44 突出部 22,52,56 下側空間 23 折り返し部 40,61,64 端子 42 圧接片 54 エア抜き孔 58 ループ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 7/06 H01R 9/09 A

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型上に回路部品を載置し、熱可塑性
    樹脂板を加熱して軟化させると共に、真空成形や圧空成
    形等で該回路部品に該熱可塑性樹脂板を被着させる回路
    部品の固定方法において、 バスバーや端子といった前記回路部品に、水平方向に貫
    通した係止孔や水平方向に突出した突出部を設け、前記
    熱可塑性樹脂板を前記真空成形時の吸引作用や圧空成形
    時の押圧作用で該係止孔の内部や該突出部の下側空間に
    入り込ませる ことを特徴とする回路部品の固定方法。
  2. 【請求項2】 真空成形型上に回路部品を載置し、熱可
    塑性樹脂板を加熱して軟化させると共に、真空成形によ
    って該回路部品に該熱可塑性樹脂板を被着させる回路部
    品の固定方法において、 バスバーや端子といった前記回路部品に、水平方向に貫
    通した係止孔や水平方向に突出した突出部を設け、該係
    止孔の底部や該突出部の下側空間に連通する吸気孔を前
    記真空成形型に設け、該吸気孔から該係止孔内の空気や
    該突出部の下側空間の空気を吸引して、該係止孔の内部
    や該突出部の下側空間に前記熱可塑性樹脂板を入り込ま
    せる ことを特徴とする回路部品の固定方法。
  3. 【請求項3】 前記回路部品の立ち上げ片や圧接片に前
    記係止孔や前記突出部を設けたり、前記回路部品に立ち
    上げたループ片の内側に前記係止孔を形成させることを
    特徴とする請求項2記載の回路部品の固定方法。
  4. 【請求項4】 前記突出部の下側において前記立ち上げ
    片に略U字状の折り返し部を形成して、該折り返し部の
    内側に、前記吸気孔に対する連通溝を形成させることを
    特徴とする請求項記載の回路部品の固定方法。
  5. 【請求項5】 電線を圧接する一対の圧接片を有する
    回路部品に、該電線に対向するエア抜き孔を設け、該
    圧接片に電線圧接した後に該回路部品上に加熱軟化
    させた前記熱可塑性樹脂板を被せて、該エア抜き孔から
    該電線の下側空間の空気を吸引して、該電線の下側空間
    に該熱可塑性樹脂板を入り込ませることを特徴とする
    求項2又は3記載の回路部品の固定方法。
  6. 【請求項6】 真空成形型上に回路部品を載置し、熱可
    塑性樹脂板を加熱して軟化させると共に、真空成形によ
    って該回路部品に該熱可塑性樹脂板を被着さ せる回路部
    品の固定方法において、 バスバーや端子といった前記回路部品に形成した立ち上
    げ片に、加熱軟化させた前記熱可塑性樹脂板を被着させ
    ると共に、該熱可塑性樹脂板が柔軟なうちに該立ち上げ
    片を折り曲げる ことを特徴とする回路部品の固定方法。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性樹脂板に回路を形成させ、
    前記係止孔や前記突出部の下側空間への該熱可塑性樹脂
    板の入り込みと同時に、該係止孔の上縁部や該突出部に
    該回路を密着接続させることを特徴とする請求項1〜5
    の何れかに記載の回路部品の固定方法。
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