JP3073316B2 - 熱交換器付き燃焼器 - Google Patents
熱交換器付き燃焼器Info
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- JP3073316B2 JP3073316B2 JP04140659A JP14065992A JP3073316B2 JP 3073316 B2 JP3073316 B2 JP 3073316B2 JP 04140659 A JP04140659 A JP 04140659A JP 14065992 A JP14065992 A JP 14065992A JP 3073316 B2 JP3073316 B2 JP 3073316B2
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- Japan
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- exhaust fan
- heat exchanger
- damper
- combustor
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- Control Of Combustion (AREA)
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房、給湯などに用い
られる熱交換器付き燃焼器に関するものである。
られる熱交換器付き燃焼器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の給湯用燃焼器の構成図で
ある。
ある。
【0003】給湯時には、混合室51内の空気と燃料供
給部59から送られた燃料が混合室51において混合さ
れ、予混合気を生成する。生成された予混合気は送風器
52によりさらに混合されながら通気路a53に送ら
れ、さらに通気路a53下流に設けた炎口部54に到達
する。給湯の開始時は、予混合気は点火器55により着
火される。炎口部54において予混合気は燃焼し、高温
の燃焼ガスになり、炎口部54下流に設けた通気路b5
6に向けて高温のガスを排出する。排出された燃焼ガス
は通気路b56下流に設けた熱交換器57に送られ、こ
こで熱交換機57内部を通る流体と熱交換する。熱交換
して冷却された燃焼ガスは、熱交換器57下流に設けた
通気路c58を通じて、大気中に排出される。
給部59から送られた燃料が混合室51において混合さ
れ、予混合気を生成する。生成された予混合気は送風器
52によりさらに混合されながら通気路a53に送ら
れ、さらに通気路a53下流に設けた炎口部54に到達
する。給湯の開始時は、予混合気は点火器55により着
火される。炎口部54において予混合気は燃焼し、高温
の燃焼ガスになり、炎口部54下流に設けた通気路b5
6に向けて高温のガスを排出する。排出された燃焼ガス
は通気路b56下流に設けた熱交換器57に送られ、こ
こで熱交換機57内部を通る流体と熱交換する。熱交換
して冷却された燃焼ガスは、熱交換器57下流に設けた
通気路c58を通じて、大気中に排出される。
【0004】本装置は燃焼に必要な空気と燃料をあらか
じめ混合させて燃焼させる全一次燃焼という燃焼形態を
とり、振動燃焼することがある。特に起動時は振動燃焼
することが多い。
じめ混合させて燃焼させる全一次燃焼という燃焼形態を
とり、振動燃焼することがある。特に起動時は振動燃焼
することが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
ては、特に起動時において振動燃焼しやすく、熱交換器
付き燃焼器から騒音や振動を生じ、騒音の環境基準を越
えたり、時には振動によって熱交換器付き燃焼器を破損
するという問題があった。
ては、特に起動時において振動燃焼しやすく、熱交換器
付き燃焼器から騒音や振動を生じ、騒音の環境基準を越
えたり、時には振動によって熱交換器付き燃焼器を破損
するという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るために本発明で用いる技術的手段は以下に述べるとお
りである。
るために本発明で用いる技術的手段は以下に述べるとお
りである。
【0007】第1発明は、請求項1に記載されるよう
に、送風器の下流で、かつ炎口部の上流に配置された通
気路aにダンパを設けると共に、起動時にダンパ開度を
小さく設定するダンパ制御器を設けたものである。
に、送風器の下流で、かつ炎口部の上流に配置された通
気路aにダンパを設けると共に、起動時にダンパ開度を
小さく設定するダンパ制御器を設けたものである。
【0008】上記第1発明において、通気路aに温度検
出器を設け、温度検出器による検出温度に基きダンパの
開度を制御するようにダンパ制御器を構成すると好適で
ある。また、第1発明において、通気路bの適所と、ダ
ンパと送風器の間の適所とのそれぞれに、圧力検出器を
設け、両圧力検出器で検出された圧力の差圧によってダ
ンパの作動を制御するようにダンパ制御器を構成すると
好適である。
出器を設け、温度検出器による検出温度に基きダンパの
開度を制御するようにダンパ制御器を構成すると好適で
ある。また、第1発明において、通気路bの適所と、ダ
ンパと送風器の間の適所とのそれぞれに、圧力検出器を
設け、両圧力検出器で検出された圧力の差圧によってダ
ンパの作動を制御するようにダンパ制御器を構成すると
好適である。
【0009】第2発明は、請求項4に記載されるよう
に、通気路cに、排気ファンを設けると共に、起動時に
高速回転するように排気ファンの作動を制御する排気フ
ァン制御器を設けたものである。
に、通気路cに、排気ファンを設けると共に、起動時に
高速回転するように排気ファンの作動を制御する排気フ
ァン制御器を設けたものである。
【0010】上記第2発明において、排気ファンの入り
口側にあるいは出口側に圧力検出器を設け、圧力検出器
による検出圧力に基き排気ファンの回転を制御するよう
に排気ファン制御器を構成すると好適である。また第2
発明において、排気ファンの入り口側あるいは出口側に
温度検出器の設け、温度検出器による検出温度に基き排
気ファンの回転を制御するように排気ファン制御器を構
成すると好適である。
口側にあるいは出口側に圧力検出器を設け、圧力検出器
による検出圧力に基き排気ファンの回転を制御するよう
に排気ファン制御器を構成すると好適である。また第2
発明において、排気ファンの入り口側あるいは出口側に
温度検出器の設け、温度検出器による検出温度に基き排
気ファンの回転を制御するように排気ファン制御器を構
成すると好適である。
【0011】
【作用】本発明は上記の手段により以下のような作用が
ある。
ある。
【0012】第1発明によれば、送風器の下流で、かつ
炎口部の上流に配置された通気路aに配したダンパがダ
ンパ制御器によって制御され、起動時にダンパ開度が小
に設定されるので、炎口部より上流側の圧力損失が大と
なり、起動時に起こる振動燃焼を防ぐことができる。ま
た仮に振動燃焼が発生しても、ダンパの部分で振動燃焼
の影響を減衰させることができるので、送風器や燃料供
給部に及ぼす影響を小さくすることができる。
炎口部の上流に配置された通気路aに配したダンパがダ
ンパ制御器によって制御され、起動時にダンパ開度が小
に設定されるので、炎口部より上流側の圧力損失が大と
なり、起動時に起こる振動燃焼を防ぐことができる。ま
た仮に振動燃焼が発生しても、ダンパの部分で振動燃焼
の影響を減衰させることができるので、送風器や燃料供
給部に及ぼす影響を小さくすることができる。
【0013】第2発明によれば、通気路cに配した排気
ファンが排気ファン制御器によって制御され、振動時に
高速回転することにより、通気路bおよび通気路cの排
気ドラフトが増加し、排気が容易になるので、起動時に
起こる振動燃焼を防ぐことができる。
ファンが排気ファン制御器によって制御され、振動時に
高速回転することにより、通気路bおよび通気路cの排
気ドラフトが増加し、排気が容易になるので、起動時に
起こる振動燃焼を防ぐことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例である給湯用燃
焼器の構成図である。
焼器の構成図である。
【0016】給湯時には、混合室1内の空気と燃料供給
部9から送られた燃料が混合室1において混合され、予
混合気を生成する。生成された予混合気は送風器2によ
りさらに混合されながら通気路a3に送られ、さらに通
気路a3下流に設けた炎口部4に到達する。給湯の開始
時は、予混合気は点火器5により着火される。炎口部4
において予混合気は燃焼し、高温の燃焼ガスになり、炎
口部4下流に設けた通気路b6に向けて高温の燃焼ガス
を排出する。排出された燃焼ガスは通気路b6下流に設
けた熱交換器7に送られ、ここで熱交換器7内部を通る
流体と熱交換する。熱交換して冷却された燃焼ガスは、
熱交換器7下流に設けた通気路c8を通じて大気中に排
出される。
部9から送られた燃料が混合室1において混合され、予
混合気を生成する。生成された予混合気は送風器2によ
りさらに混合されながら通気路a3に送られ、さらに通
気路a3下流に設けた炎口部4に到達する。給湯の開始
時は、予混合気は点火器5により着火される。炎口部4
において予混合気は燃焼し、高温の燃焼ガスになり、炎
口部4下流に設けた通気路b6に向けて高温の燃焼ガス
を排出する。排出された燃焼ガスは通気路b6下流に設
けた熱交換器7に送られ、ここで熱交換器7内部を通る
流体と熱交換する。熱交換して冷却された燃焼ガスは、
熱交換器7下流に設けた通気路c8を通じて大気中に排
出される。
【0017】振動燃焼を防ぐためには、炎口部4より下
流側の圧力損失が小さく、炎口部4より上流側の圧力損
失が大きくなるようにすれば良いことが知られている。
流側の圧力損失が小さく、炎口部4より上流側の圧力損
失が大きくなるようにすれば良いことが知られている。
【0018】上記構成において、定常燃焼時は、炎口部
4より上流にある通気路a3は数十〜百数十℃に達す
る。しかし、起動時は、炎口部4より上流側にある通気
路a3は常温であり、定常燃焼時に比べて温度が低く粘
性抵抗が小さいため、圧力損失が小さい。このため容易
に振動燃焼する。これを防ぐには以下のようにすること
が有効である。
4より上流にある通気路a3は数十〜百数十℃に達す
る。しかし、起動時は、炎口部4より上流側にある通気
路a3は常温であり、定常燃焼時に比べて温度が低く粘
性抵抗が小さいため、圧力損失が小さい。このため容易
に振動燃焼する。これを防ぐには以下のようにすること
が有効である。
【0019】第1実施例は、通気路a3内部に、通気路
a3と炎口部4を合わせた圧力損失が起動時に大になる
ように作動する、左右一対のダンパ10を設けたもので
ある。前記ダンパ10の開度を調整することにより炎口
部4より上流側の起動時の圧力損失を増加させるもので
ある。その結果、起動時に起こる振動燃焼を防ぐことが
できる。また仮に振動燃焼が発生しても、ダンパの部分
で振動燃焼の影響を減衰させることができるので、送風
器や燃料供給部に及ぼす影響を小さくすることができ
る。ダンパ10の制御は、通気路a3が加熱する時間を
あらかじめ求めておき、起動時(低温時)のみダンパ1
0の開度を小にして、振動燃焼しないように制御する。
このためにはダンパ10を制御する別体のダンパ制御器
11を用いても良いし、ダンパ10に形状記憶合金等を
用いてダンパ10自身が制御機能を持つようにしても良
い。
a3と炎口部4を合わせた圧力損失が起動時に大になる
ように作動する、左右一対のダンパ10を設けたもので
ある。前記ダンパ10の開度を調整することにより炎口
部4より上流側の起動時の圧力損失を増加させるもので
ある。その結果、起動時に起こる振動燃焼を防ぐことが
できる。また仮に振動燃焼が発生しても、ダンパの部分
で振動燃焼の影響を減衰させることができるので、送風
器や燃料供給部に及ぼす影響を小さくすることができ
る。ダンパ10の制御は、通気路a3が加熱する時間を
あらかじめ求めておき、起動時(低温時)のみダンパ1
0の開度を小にして、振動燃焼しないように制御する。
このためにはダンパ10を制御する別体のダンパ制御器
11を用いても良いし、ダンパ10に形状記憶合金等を
用いてダンパ10自身が制御機能を持つようにしても良
い。
【0020】第2実施例は、上記第1実施例において、
通気路a3に温度検出器a12と、燃焼器外部にダンパ
制御器11を設け、所定温度に達するまで徐々にダンパ
10の開度を大きくしていくものである。このことによ
りダンパ10の開度を連続的に制御することができる。
すなわち第1実施例のように制御するより、正確に通気
路a3内の圧力の変動を検出できるため変動が滑らかに
なり、しかも定常運転にいたるまでの時間を短くできる
ものである。
通気路a3に温度検出器a12と、燃焼器外部にダンパ
制御器11を設け、所定温度に達するまで徐々にダンパ
10の開度を大きくしていくものである。このことによ
りダンパ10の開度を連続的に制御することができる。
すなわち第1実施例のように制御するより、正確に通気
路a3内の圧力の変動を検出できるため変動が滑らかに
なり、しかも定常運転にいたるまでの時間を短くできる
ものである。
【0021】また、上記第1実施例において、ダンパ1
0と送風器2の間の適所と、通気路b6の適所とのそれ
ぞれに、圧力検出器a13と圧力検出器b14を設け、
燃焼器外部にダンパ制御器11を設けて第3実施例を構
成することができる。このことにより、2つの圧力検出
器a13と圧力検出器b14とによって検出される差圧
値が所定値以上になるまで、ダンパ10の開度を徐々に
大きくするように制御するものである。その結果、給湯
起動時に起こる振動燃焼を防ぐことができ、しかも定常
運転にいたるまでの時間を短くできるものである。
0と送風器2の間の適所と、通気路b6の適所とのそれ
ぞれに、圧力検出器a13と圧力検出器b14を設け、
燃焼器外部にダンパ制御器11を設けて第3実施例を構
成することができる。このことにより、2つの圧力検出
器a13と圧力検出器b14とによって検出される差圧
値が所定値以上になるまで、ダンパ10の開度を徐々に
大きくするように制御するものである。その結果、給湯
起動時に起こる振動燃焼を防ぐことができ、しかも定常
運転にいたるまでの時間を短くできるものである。
【0022】図1に示す燃焼器は、鉛直方向に設定さ
れ、上方に排気されるものであるが、このようなタイプ
の燃焼器に適用すると好適な実施例を以下に説明する。
定常燃焼時には通気路b6内部は燃焼ガスの温度が10
00℃以上に達し、また通気路c8でも数百℃に達する
ことがある。このため、定常燃焼時は通気路b6および
通気路c8の内部の温度上昇による粘性抵抗の増加より
も、自然対流による煙筒ドラフト効果が大きく、総合す
ると通気路b6および通気路c8などの圧力損失が小さ
くなる。これに対し、起動直後は、炎口部4より下流に
ある通気路b6および通気路c8などは常温であるた
め、煙筒ドラフト効果がほとんどなく、圧力損失が大き
くなり、容易に振動燃焼する。これを防ぐには以下のよ
うにすることが有効である。
れ、上方に排気されるものであるが、このようなタイプ
の燃焼器に適用すると好適な実施例を以下に説明する。
定常燃焼時には通気路b6内部は燃焼ガスの温度が10
00℃以上に達し、また通気路c8でも数百℃に達する
ことがある。このため、定常燃焼時は通気路b6および
通気路c8の内部の温度上昇による粘性抵抗の増加より
も、自然対流による煙筒ドラフト効果が大きく、総合す
ると通気路b6および通気路c8などの圧力損失が小さ
くなる。これに対し、起動直後は、炎口部4より下流に
ある通気路b6および通気路c8などは常温であるた
め、煙筒ドラフト効果がほとんどなく、圧力損失が大き
くなり、容易に振動燃焼する。これを防ぐには以下のよ
うにすることが有効である。
【0023】第4実施例は、通気路c8内部に、起動時
に排気が容易になり、通気路b6および通気路c8の排
気ドラフトが増加するように作動する排気ファン15を
設けたものである。その結果、給湯起動時に起こる振動
燃焼を防ぐことができるものである。排気ファン15の
制御、通気路c8が加熱する時間をあらかじめ求めてお
き、その時間中排気ファン15の回転動作を定常燃焼時
より高速にして、振動燃焼をしないようにする。このた
めには排気ファン15を制御する排気ファン制御器18
を用いている。
に排気が容易になり、通気路b6および通気路c8の排
気ドラフトが増加するように作動する排気ファン15を
設けたものである。その結果、給湯起動時に起こる振動
燃焼を防ぐことができるものである。排気ファン15の
制御、通気路c8が加熱する時間をあらかじめ求めてお
き、その時間中排気ファン15の回転動作を定常燃焼時
より高速にして、振動燃焼をしないようにする。このた
めには排気ファン15を制御する排気ファン制御器18
を用いている。
【0024】第5実施例は、第4実施例において、排気
ファン15の入り口側に圧力検出器c16を設けるか、
又は排気ファン15の出口側に圧力検出器d17を設
け、燃焼器外部に排気ファン制御器18を設けたもので
ある。このことにより排気ファン15の入り口側あるい
は出口側の圧力を検出し、圧力が所定値以下になったと
き排気ファン15の回転を高速から低速に落とすように
制御するものである。その結果、給湯起動時に起こる振
動燃焼を防ぐことができ、しかも定常運転にいたるまで
の時間を短くできるものである。なお、排気ファン15
の回転を圧力が低下するに従って、徐々に低速化してい
くように構成することも可能である。
ファン15の入り口側に圧力検出器c16を設けるか、
又は排気ファン15の出口側に圧力検出器d17を設
け、燃焼器外部に排気ファン制御器18を設けたもので
ある。このことにより排気ファン15の入り口側あるい
は出口側の圧力を検出し、圧力が所定値以下になったと
き排気ファン15の回転を高速から低速に落とすように
制御するものである。その結果、給湯起動時に起こる振
動燃焼を防ぐことができ、しかも定常運転にいたるまで
の時間を短くできるものである。なお、排気ファン15
の回転を圧力が低下するに従って、徐々に低速化してい
くように構成することも可能である。
【0025】第6実施例は、第2発明において、排気フ
ァン15の入り口側に温度検出器b19を設けるか、又
は出口側に温度検出器c20を設け、燃焼器外部に排気
ファン制御器18を設けたものである。このことにより
排気ファンの入り口側あるいは出口側の温度を検出し、
低温のときは高速に、高温の時は低速になるように排気
ファン15を制御するものである。その結果、給湯起動
時に起こる振動燃焼を防ぐことができ、しかも定常運転
にいたるまでの時間を短くできるものである。
ァン15の入り口側に温度検出器b19を設けるか、又
は出口側に温度検出器c20を設け、燃焼器外部に排気
ファン制御器18を設けたものである。このことにより
排気ファンの入り口側あるいは出口側の温度を検出し、
低温のときは高速に、高温の時は低速になるように排気
ファン15を制御するものである。その結果、給湯起動
時に起こる振動燃焼を防ぐことができ、しかも定常運転
にいたるまでの時間を短くできるものである。
【0026】上記実施例では給湯用燃焼器を示したが、
本発明を温風用熱交換器その他の加熱用熱交換器に適用
しても同様の効果が認められる。
本発明を温風用熱交換器その他の加熱用熱交換器に適用
しても同様の効果が認められる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば以下のような効果があ
る。
る。
【0028】第1発明の効果は、起動時に炎口部より上
流側の圧力損失を増大させることで、起動時に起こる振
動燃焼を防ぐことができるものである。かつ仮に振動燃
焼が発生しても、ダンパの部分で振動燃焼の影響を減衰
させることができるので、送風器や燃料供給部に及ぼす
影響を小さくすることができる。
流側の圧力損失を増大させることで、起動時に起こる振
動燃焼を防ぐことができるものである。かつ仮に振動燃
焼が発生しても、ダンパの部分で振動燃焼の影響を減衰
させることができるので、送風器や燃料供給部に及ぼす
影響を小さくすることができる。
【0029】第1発明において、温度検出器で検出され
る温度によりダンパを制御する構成とすることにより、
起動時に起こる振動燃焼を円滑に防ぐことができると共
に、定常運転にいたるまでの時間を短くできる。また、
第1発明において、2つの圧力検出器によって検出され
る圧力の差圧によりダンパを制御する構成とすることに
より、起動時に起こる振動燃焼を円滑に防ぐことができ
ると共に、定常運転にいたるまでの時間を短くできる。
る温度によりダンパを制御する構成とすることにより、
起動時に起こる振動燃焼を円滑に防ぐことができると共
に、定常運転にいたるまでの時間を短くできる。また、
第1発明において、2つの圧力検出器によって検出され
る圧力の差圧によりダンパを制御する構成とすることに
より、起動時に起こる振動燃焼を円滑に防ぐことができ
ると共に、定常運転にいたるまでの時間を短くできる。
【0030】第2発明の効果は、起動時に炎口部より上
流側の排気ドラフトを増加させることで、起動時に起こ
る振動燃焼を防ぐことができるものである。
流側の排気ドラフトを増加させることで、起動時に起こ
る振動燃焼を防ぐことができるものである。
【0031】第2発明において、排気ファンの入り口側
あるいは出口側の圧力を検出し、排気ファンを制御する
構成とすることにより、起動時に起こる振動燃焼を円滑
に防ぐことができると共に、定常運転にいたるまでの時
間を短くできる。また、第2発明において、排気ファン
の入り口側あるいは出口側の温度を検出し、排気ファン
を制御する構成とすることにより、起動時に起こる振動
燃焼を円滑に防ぐことができると共に、定常運転にいた
るまでの時間を短くできる。
あるいは出口側の圧力を検出し、排気ファンを制御する
構成とすることにより、起動時に起こる振動燃焼を円滑
に防ぐことができると共に、定常運転にいたるまでの時
間を短くできる。また、第2発明において、排気ファン
の入り口側あるいは出口側の温度を検出し、排気ファン
を制御する構成とすることにより、起動時に起こる振動
燃焼を円滑に防ぐことができると共に、定常運転にいた
るまでの時間を短くできる。
【図1】本発明の一実施例の給湯用燃焼器の構成図。
【図2】従来例の給湯用燃焼器の構成図。
1 混合室 2 送風器 3 通気路a 4 炎口部 6 通気路b 7 熱交換器 8 通気路c 10 ダンパ 11 ダンパ制御器 12 温度検出器a 13 圧力検出器a 14 圧力検出器b 15 排気ファン 16 圧力検出器c 17 圧力検出器d 18 排気ファン制御器 19 温度検出器b 20 温度検出器c
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 3/06 F23N 5/02 F23N 5/18 F24H 1/10 303
Claims (6)
- 【請求項1】 燃料供給部と、室内の空気と前記燃料供
給部から送られる燃料とを混合する混合室と、前記混合
室で生成された予混合気をさらに混合しながら下流側に
送る送風器と、送風器より送られる予混合気の通気路a
と、前記通気路a下流に設けた炎口部と、前記炎口部下
流に設けた通気路bと、前記通気路bに設けた熱交換器
と、前記熱交換器下流に設けた通気路cとを備えた全一
次燃焼方式の熱交換器付き燃焼器において、前記送風器
と前記炎口部との間に位置する前記通気路aにダンパを
設けると共に、起動時にダンパの開度を小さく設定する
ダンパ制御器を設けたことを特徴とする熱交換器付き燃
焼器。 - 【請求項2】 通気路aに温度検出器を設け、温度検知
器による検出温度に基きダンパの開度を制御するように
ダンパ制御器を構成した請求項1記載の熱交換器付き燃
焼器。 - 【請求項3】 通気路bの適所と、ダンパと送風器の間
の適所とのそれぞれに、圧力検出器を設け、両圧力検出
器で検出された圧力の差圧によってダンパの作動を制御
するようにダンパ制御器を構成した請求項1記載の熱交
換器付き燃焼器。 - 【請求項4】 燃料供給部と、室内の空気と前記燃料供
給部から送られる燃料とを混合する混合室と、前記混合
室で生成された予混合気をさらに混合しながら下流側に
送る送風器と、送風器から送られる予混合気の通気路a
と、前記通気路a下流に設けた炎口部と、前記炎口部下
流に設けた通気路bと、前記通気路b下流に設けた熱交
換器と、前記熱交換器下流に設けた通気路cとを備えた
全一次燃焼方式の熱交換機付き燃焼器において、通気路
cに排気ファンを設けると共に、起動時に高速回転する
ように排気ファンの作動を制御する排気ファン制御器を
設けたことを特徴とする熱交換器付き燃焼器。 - 【請求項5】 排気ファンの入り口側あるいは出口側に
圧力検出器を設け、圧力検出器による検出圧力に基き排
気ファンの回転を制御するように排気ファンを構成した
請求項4記載の熱交換器付き燃焼器。 - 【請求項6】 排気ファンの入り口側あるいは出口側に
温度検出器を設け、温度検出器による検出温度に基き排
気ファンの回転を制御するように排気ファン制御器を構
成した請求項4記載の熱交換器付き燃焼器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04140659A JP3073316B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 熱交換器付き燃焼器 |
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