JP3072854B2 - 運搬船タンク - Google Patents
運搬船タンクInfo
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- JP3072854B2 JP3072854B2 JP04500103A JP50010392A JP3072854B2 JP 3072854 B2 JP3072854 B2 JP 3072854B2 JP 04500103 A JP04500103 A JP 04500103A JP 50010392 A JP50010392 A JP 50010392A JP 3072854 B2 JP3072854 B2 JP 3072854B2
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- Japan
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- tank
- oil
- carrier
- side wall
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B11/00—Interior subdivision of hulls
- B63B11/02—Arrangement of bulkheads, e.g. defining cargo spaces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B25/00—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby
- B63B25/02—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods
- B63B25/08—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods fluid
- B63B25/082—Arrangements for minimizing pollution by accidents
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Public Health (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、環境悪化を起こす水より軽い油及び他の液
体の輸送用運搬船タンクに関し、このタンクはその側壁
に穴が明いた場合の流出を防止するように構成されてい
る。
体の輸送用運搬船タンクに関し、このタンクはその側壁
に穴が明いた場合の流出を防止するように構成されてい
る。
本発明は、特に請求項1の前段に記載した運搬船タン
クに関する。
クに関する。
衝突時における運搬船タンクからの油及び他の液体の
漏れは、しばしば海洋環境への被害をもたらすために、
運搬船タンクのこの点におけるむしろ悪い防備が現在の
問題となっている。ある政府は、運搬船タンクが衝突時
の油漏れの危険を減少するために二重の側壁構造とされ
なければならない要求を出している。
漏れは、しばしば海洋環境への被害をもたらすために、
運搬船タンクのこの点におけるむしろ悪い防備が現在の
問題となっている。ある政府は、運搬船タンクが衝突時
の油漏れの危険を減少するために二重の側壁構造とされ
なければならない要求を出している。
確かに、このような解決方法は、ひどくない衝突時に
おける漏れ及び流出に対しての改良された防備をもたら
すが、多くの重大な欠点を有している。二重の側壁の間
の容積がバラストのためだけに使用されるために、タン
クの輸送容量は減少する。さらに、二重側壁構造は、よ
り重くなり、より複雑になり、従ってより高価なものと
なる。さらに、腐食に対して保護するための表面積はか
なり増大する。
おける漏れ及び流出に対しての改良された防備をもたら
すが、多くの重大な欠点を有している。二重の側壁の間
の容積がバラストのためだけに使用されるために、タン
クの輸送容量は減少する。さらに、二重側壁構造は、よ
り重くなり、より複雑になり、従ってより高価なものと
なる。さらに、腐食に対して保護するための表面積はか
なり増大する。
さらに、二重側壁は、ひどい衝突の場合において、油
が流出せず、環境を汚染しないことを保証できないこと
を注記しなければならない。
が流出せず、環境を汚染しないことを保証できないこと
を注記しなければならない。
調査は、幅57.5メートルで3.9及び6.0メートルそれぞ
れ離れた二重側壁の運搬船タンクが、衝突時において、
それぞれ80%及び60%の油の流出の可能性を有し、すな
わち、外側壁の内側に船の幅の6.8及び10.4%それぞれ
の位置に内壁が設置される時、それが衝突時に破損する
可能性が比較的高いことを示している。
れ離れた二重側壁の運搬船タンクが、衝突時において、
それぞれ80%及び60%の油の流出の可能性を有し、すな
わち、外側壁の内側に船の幅の6.8及び10.4%それぞれ
の位置に内壁が設置される時、それが衝突時に破損する
可能性が比較的高いことを示している。
危険な化学薬品を輸送する運搬船タンクの国際規則
は、たとえ船のタンク容量の約40%が荷積みのために使
用できなくても、妥当な安全レベルを達成するために、
船の幅の少なくとも20%の二重側壁間の距離を要求して
いる。
は、たとえ船のタンク容量の約40%が荷積みのために使
用できなくても、妥当な安全レベルを達成するために、
船の幅の少なくとも20%の二重側壁間の距離を要求して
いる。
近年、運搬船タンクは、少なくとも二つの全体的に垂
直な長手方向隔壁及び複数の横断方向隔壁によって、比
較的少ない数の中心部及び側部タンクに分割されてい
る。
直な長手方向隔壁及び複数の横断方向隔壁によって、比
較的少ない数の中心部及び側部タンクに分割されてい
る。
海洋汚染を防止するための国際規則により建造された
このような運搬船タンクは、衝突及び座礁における油流
出に対して、バラストタンク形状の限定された組み込み
防備を有している。
このような運搬船タンクは、衝突及び座礁における油流
出に対して、バラストタンク形状の限定された組み込み
防備を有している。
その底部に穴が明いた場合の液体漏れを防止するため
の手段を有する改良された形状の運搬船タンクが、英国
特許第1302476号に記載されており、この荷積タンク
は、運搬船が荷積みして浮かんでいる時、下側タンク内
の液体の静圧が運搬船の外側の海水の静圧より低くなる
ように設置された少なくとも一つの水平な甲板を備えて
いる。座礁時において、油はもたらされた穴を通り漏れ
ることはない。座礁時の流出を防止するために荷積タン
クを上側及び下側タンクに分割する組み込み水平甲板を
有する運搬船は、技術的及び作業的に困難のためにほと
んど建造されることはない。例えば、下側タンクへの荷
入れ又は荷積配管の配置の仕方についての満足する解決
方法は、見いだされていない。
の手段を有する改良された形状の運搬船タンクが、英国
特許第1302476号に記載されており、この荷積タンク
は、運搬船が荷積みして浮かんでいる時、下側タンク内
の液体の静圧が運搬船の外側の海水の静圧より低くなる
ように設置された少なくとも一つの水平な甲板を備えて
いる。座礁時において、油はもたらされた穴を通り漏れ
ることはない。座礁時の流出を防止するために荷積タン
クを上側及び下側タンクに分割する組み込み水平甲板を
有する運搬船は、技術的及び作業的に困難のためにほと
んど建造されることはない。例えば、下側タンクへの荷
入れ又は荷積配管の配置の仕方についての満足する解決
方法は、見いだされていない。
この種の運搬船の重要な欠点は、衝突時の油流出に対
する防備がないことである。例えば、海水が流入し、高
められた静圧によって、それ自身では流出することのな
い全ての油を押し出すために、側壁の穴がいくつかの上
側及び下側タンクに損害を与える可能性がある。
する防備がないことである。例えば、海水が流入し、高
められた静圧によって、それ自身では流出することのな
い全ての油を押し出すために、側壁の穴がいくつかの上
側及び下側タンクに損害を与える可能性がある。
本発明により、請求の範囲第1項の前段に示された種
類の運搬船が他の船又は物体に衝突し、又は他の理由に
より胴体の側壁に穴が明いた場合において、このような
運搬船からの油流出の危険を防止又はかなり低減するた
めの問題の新たな解決方法が提供される。
類の運搬船が他の船又は物体に衝突し、又は他の理由に
より胴体の側壁に穴が明いた場合において、このような
運搬船からの油流出の危険を防止又はかなり低減するた
めの問題の新たな解決方法が提供される。
側壁の破損は、運搬船タンク及び/又は他の船又は物
体の運動エネルギ、すなわち衝突エネルギが、運搬船タ
ンクの側壁板、フレーム、及び横断方向板材によって吸
収される時に、引き起こされると推定され、これらは次
に引き裂かれる。
体の運動エネルギ、すなわち衝突エネルギが、運搬船タ
ンクの側壁板、フレーム、及び横断方向板材によって吸
収される時に、引き起こされると推定され、これらは次
に引き裂かれる。
油流出は、より高い静圧のために側部上側タンク内の
油が側壁の穴から流出する時に起こることが推測され
る。
油が側壁の穴から流出する時に起こることが推測され
る。
さらに、油流出は、流入する水の位置エネルギが側部
下側タンク内の油によって吸収される時に起こることが
推定され、これが側壁の穴を通り漏れることの唯一の可
能性である。
下側タンク内の油によって吸収される時に起こることが
推定され、これが側壁の穴を通り漏れることの唯一の可
能性である。
本発明の考えにより、請求の範囲第1項の前段に記載
された種類の運搬船であって、側部上側タンクが水のバ
ラストタンクであり、側部下側タンクが荷積油タンクで
あり、この荷積油タンクのそれぞれが、上部において垂
直な立ち上がり油本管に接続され、この油本管が逆止弁
を備える分岐管を有し、この分岐管が油受けタンクに接
続されている運搬船が存在する。
された種類の運搬船であって、側部上側タンクが水のバ
ラストタンクであり、側部下側タンクが荷積油タンクで
あり、この荷積油タンクのそれぞれが、上部において垂
直な立ち上がり油本管に接続され、この油本管が逆止弁
を備える分岐管を有し、この分岐管が油受けタンクに接
続されている運搬船が存在する。
さらに、側部下側タンクは伸縮可塑性材料の補強部材
が取り付けられるコッファダムを備えている。
が取り付けられるコッファダムを備えている。
この解決方法の結果、衝突時における油流出の危険は
以下のように防止又は減少される。
以下のように防止又は減少される。
A) 衝突エネルギは、主に、まず他の船又は物体に接
触し、引き裂かれる可能性がある側部上側タンクの船外
部傾斜側壁における側壁板、フレーム、及び横断方向板
材によって吸収される。海水はバラストタンクである側
部上側タンクへ流入することが許容され、油は流出しな
い。さらに、通常、外部側壁から船幅の20%より大きく
離され設置される垂直な長手方向隔壁はおそらく破損し
ない。
触し、引き裂かれる可能性がある側部上側タンクの船外
部傾斜側壁における側壁板、フレーム、及び横断方向板
材によって吸収される。海水はバラストタンクである側
部上側タンクへ流入することが許容され、油は流出しな
い。さらに、通常、外部側壁から船幅の20%より大きく
離され設置される垂直な長手方向隔壁はおそらく破損し
ない。
B) 衝突エネルギは、側部下側タンクの側壁板及びコ
ッファダムが他の船又は物体に接触する時にそれらによ
っても吸収され、それらも引き裂かれる可能性がある。
その結果、水は、荷積油タンクである側部下側タンクへ
流入することが許容される。
ッファダムが他の船又は物体に接触する時にそれらによ
っても吸収され、それらも引き裂かれる可能性がある。
その結果、水は、荷積油タンクである側部下側タンクへ
流入することが許容される。
C) 伸縮可塑性材料の補強部材は、海水が流入するこ
とを防止するか、又は海水の流入を減少させることが期
待される。
とを防止するか、又は海水の流入を減少させることが期
待される。
D) 海水が荷積油タンクである側部下側タンク内へ流
入する場合、水はこの側部タンクの底に沈み、水平甲板
に対して及び立ち上がり油本管内へ油又は液体を押し上
げる。次に、油は逆止弁を有する接続管を通り受けタン
クへ逃げることができ、すなわち、流入する水の圧力及
び運動エネルギは、部分的に油自身の圧力エネルギとし
て、また部分的に接続管を通り逃げる油の運動エネルギ
として、油により吸収される。
入する場合、水はこの側部タンクの底に沈み、水平甲板
に対して及び立ち上がり油本管内へ油又は液体を押し上
げる。次に、油は逆止弁を有する接続管を通り受けタン
クへ逃げることができ、すなわち、流入する水の圧力及
び運動エネルギは、部分的に油自身の圧力エネルギとし
て、また部分的に接続管を通り逃げる油の運動エネルギ
として、油により吸収される。
油は、破損した側部下側タンクから少ない抵抗を提供
する通路、すなわち、立ち上がり油本管の接続管内の空
間を通り受けタンクへ逃げる。油は流入する海水に逆ら
って流れなければならないために、破損した側壁の穴を
通してほとんど漏れることはない。
する通路、すなわち、立ち上がり油本管の接続管内の空
間を通り受けタンクへ逃げる。油は流入する海水に逆ら
って流れなければならないために、破損した側壁の穴を
通してほとんど漏れることはない。
E) 衝突時の油流出を防止するための上述の構造は、
衝突が起こった時の乗組員によるいかなる操作をも必要
としない。
衝突が起こった時の乗組員によるいかなる操作をも必要
としない。
F) 衝突時の油流出を防止するための上述の構造は、
側部上側タンクだけがバラスト用に保有されている場
合、運搬船の荷積容量の経済的な使用となる。
側部上側タンクだけがバラスト用に保有されている場
合、運搬船の荷積容量の経済的な使用となる。
G) 衝突時の油流出を防止するための上述の構造は、
流入する海水のエネルギが荷積油又は液体の圧力エネル
ギとして、また受けタンクへ逃げる油の運動エネルギと
して吸収されることができる限り機能する。このエネル
ギは、例えばベルヌーイの理論によって計算される。も
し、側壁の穴が非常に大きいならば、流れのエネルギは
非常に大きく、油の流出なく油の圧力エネルギ及び運動
エネルギとして吸収できないことが起こる可能性があ
る。しかし、本発明はこれを考慮している。側部下側タ
ンクの穴の大きさを制限することが必要である。90゜の
衝突において、側壁板、フレーム、及び横断方向板材
は、船内に押され、引き裂かれるが、伸縮可塑性の補強
部材が破損によって生じる穴の最終表面積を減少させる
のに有効に機能することが期待される。例えば45゜の角
度の衝突は、側壁板及び補強部材が剪断されて大きな開
口を残す可能性があるためにさらに悪いが、側部上側タ
ンクの船外部傾斜側壁が有効に機能することが期待さ
れ、すなわち、それが、まず衝突エネルギのほとんどを
吸収して剪断する。
流入する海水のエネルギが荷積油又は液体の圧力エネル
ギとして、また受けタンクへ逃げる油の運動エネルギと
して吸収されることができる限り機能する。このエネル
ギは、例えばベルヌーイの理論によって計算される。も
し、側壁の穴が非常に大きいならば、流れのエネルギは
非常に大きく、油の流出なく油の圧力エネルギ及び運動
エネルギとして吸収できないことが起こる可能性があ
る。しかし、本発明はこれを考慮している。側部下側タ
ンクの穴の大きさを制限することが必要である。90゜の
衝突において、側壁板、フレーム、及び横断方向板材
は、船内に押され、引き裂かれるが、伸縮可塑性の補強
部材が破損によって生じる穴の最終表面積を減少させる
のに有効に機能することが期待される。例えば45゜の角
度の衝突は、側壁板及び補強部材が剪断されて大きな開
口を残す可能性があるためにさらに悪いが、側部上側タ
ンクの船外部傾斜側壁が有効に機能することが期待さ
れ、すなわち、それが、まず衝突エネルギのほとんどを
吸収して剪断する。
H) 受けタンクは、特定の荷積油タンク又はバラスト
用に保有された側部上側タンクとすることができ、配管
装置は、適当な側部下側タンクが破損する時に受けタン
クが破損しないように配置されることができる。
用に保有された側部上側タンクとすることができ、配管
装置は、適当な側部下側タンクが破損する時に受けタン
クが破損しないように配置されることができる。
I) この構造は、油が水より軽くそれに混合しない物
理現象を使用している。水が側部下側タンクへ流入する
時、油は水に浮かび、タンクの非破損部分と流入する水
とによって所定位置に保持される大きな泡のような油の
塊となる。
理現象を使用している。水が側部下側タンクへ流入する
時、油は水に浮かび、タンクの非破損部分と流入する水
とによって所定位置に保持される大きな泡のような油の
塊となる。
油の粘性力及び油と水との間の境界の力は、一体の泡
のような油の塊を維持し、それが受けタンクへ移動す
る。水平甲板近くの油と水との間の境界層において大き
な静圧の差は存在しない。しかしながら、泡のような油
の塊の下側部分の油と水との間の境界層における圧力差
が存在するが、泡のような油の塊は境界層を破壊するこ
となく圧力エネルギとしてこの圧力を吸収することがで
きる。
のような油の塊を維持し、それが受けタンクへ移動す
る。水平甲板近くの油と水との間の境界層において大き
な静圧の差は存在しない。しかしながら、泡のような油
の塊の下側部分の油と水との間の境界層における圧力差
が存在するが、泡のような油の塊は境界層を破壊するこ
となく圧力エネルギとしてこの圧力を吸収することがで
きる。
本発明をより理解するために、またその機能及び効果
をもたらすことができることを示すために、本発明によ
る運搬船の中央部断面を示す添付図面が参照される。
をもたらすことができることを示すために、本発明によ
る運搬船の中央部断面を示す添付図面が参照される。
運搬船タンクは、底板10、側部下側壁12、側部上側壁
14、及び上部甲板16を有する単一の胴体から成る。
14、及び上部甲板16を有する単一の胴体から成る。
胴体には、二つの垂直な油密の長手方向隔壁18と、胴
体の約半分の深さの側部タンク内の水平隔壁甲板22とが
配置される。
体の約半分の深さの側部タンク内の水平隔壁甲板22とが
配置される。
さらに、胴体は、図示されていない複数の垂直な横断
方向隔壁を有し、これらは、長手方向隔壁18と、底板10
と、側壁12及び14と、上部甲板16と、隔壁甲板22と共
に、複数のタンク隔室、すなわち、側部下側タンク隔室
24、側部上側タンク隔室26、及び中央部タンク隔室28を
形成する。
方向隔壁を有し、これらは、長手方向隔壁18と、底板10
と、側壁12及び14と、上部甲板16と、隔壁甲板22と共
に、複数のタンク隔室、すなわち、側部下側タンク隔室
24、側部上側タンク隔室26、及び中央部タンク隔室28を
形成する。
側部下側タンク隔室24は、上部において一つ以上の立
ち上がり油本管30に接続され、この油本管は上部甲板16
から油を入れることを可能にし、例えば、5から10平方
メートルの水平方向面積及び結合されたタンクの容量の
約1から3%に相当する全体の容量を有している。立ち
上がり油本管は、さらにタンクへ油を入れるための空間
として使用される。
ち上がり油本管30に接続され、この油本管は上部甲板16
から油を入れることを可能にし、例えば、5から10平方
メートルの水平方向面積及び結合されたタンクの容量の
約1から3%に相当する全体の容量を有している。立ち
上がり油本管は、さらにタンクへ油を入れるための空間
として使用される。
側部上側壁14は、その上側角部が側部下側壁12から約
2メートル外側に位置するような傾斜した船外部であ
る。コッファダム32が、側部下側壁12内に配置されてい
る。弾性プラスチック材料の補強部材34が、コッファダ
ム32の荷積タンク側に取り付けられる。
2メートル外側に位置するような傾斜した船外部であ
る。コッファダム32が、側部下側壁12内に配置されてい
る。弾性プラスチック材料の補強部材34が、コッファダ
ム32の荷積タンク側に取り付けられる。
逆止弁38を有する分岐管36は、立ち上がり油本管30を
油受けタンク(図示せず)又は立ち上がり本管のタンク
から所定距離離されて配置された側部上側タンク隔室に
接続する。
油受けタンク(図示せず)又は立ち上がり本管のタンク
から所定距離離されて配置された側部上側タンク隔室に
接続する。
衝突時において、他の船又は物体は、上側船外部傾斜
側壁14と、結合された板、フレーム、及び横断方向板材
に、まず損傷を与える可能性がある。バラストタンクで
ある側部上側タンク隔室26は、油流出なしに水で満たさ
れる。
側壁14と、結合された板、フレーム、及び横断方向板材
に、まず損傷を与える可能性がある。バラストタンクで
ある側部上側タンク隔室26は、油流出なしに水で満たさ
れる。
側部下側壁12も、コッファダム32及び補強部材34を含
み破損する可能性があるが、補強部材は側部下側タンク
隔室24への水の流入を減少することが期待されている。
み破損する可能性があるが、補強部材は側部下側タンク
隔室24への水の流入を減少することが期待されている。
側部下側タンク隔室24は、側壁の穴を通る水によって
満たされ、それにより、水はタンク24の底部へ流動し、
油は水平甲板22に対して、及び立ち上がり油本管30内へ
押し上げられる。油は、立ち上がり油本管から接続管36
及び逆止弁38を通り受けタンクへ逃げる。
満たされ、それにより、水はタンク24の底部へ流動し、
油は水平甲板22に対して、及び立ち上がり油本管30内へ
押し上げられる。油は、立ち上がり油本管から接続管36
及び逆止弁38を通り受けタンクへ逃げる。
衝突時において、水が側部下側タンク隔室24内へ流入
する時、油は、水に浮かび、タンクの非破損部分及び流
入する水自身によって所定位置に維持される泡のような
油の塊となる。泡のような油の塊は、タンクへ流入する
水が穏やかである限り、油と水との間の境界層における
表面張力及び油の粘性力によって一体に維持され、その
まま留まり、接続管36を通り移動し、それにより、流入
する水に逆らって側壁の穴を通り流出することはない。
する時、油は、水に浮かび、タンクの非破損部分及び流
入する水自身によって所定位置に維持される泡のような
油の塊となる。泡のような油の塊は、タンクへ流入する
水が穏やかである限り、油と水との間の境界層における
表面張力及び油の粘性力によって一体に維持され、その
まま留まり、接続管36を通り移動し、それにより、流入
する水に逆らって側壁の穴を通り流出することはない。
本発明の構造は、衝突の防備を改良するために現在の
運搬船タンクに完全に又は部分的に取り付けることがで
きる。隔壁甲板が現在の側部タンクに取り付けられ、そ
れと同時に、コッファダムが側部下側タンクの側面に組
み込まれる。一つ以上の立ち上がり本管が側部下側タン
クを上部甲板へ接続するように取り付けられる。補強部
材がコッファダムのタンク側に取り付けられる。
運搬船タンクに完全に又は部分的に取り付けることがで
きる。隔壁甲板が現在の側部タンクに取り付けられ、そ
れと同時に、コッファダムが側部下側タンクの側面に組
み込まれる。一つ以上の立ち上がり本管が側部下側タン
クを上部甲板へ接続するように取り付けられる。補強部
材がコッファダムのタンク側に取り付けられる。
側部上側壁を船外部傾斜面に変更することは困難であ
る可能性があるが、制限された喫水線を有する小型の船
との衝突に対して、船の側壁の半分までは完全に保護さ
れており、側部下側タンクに達する可能性はない。
る可能性があるが、制限された喫水線を有する小型の船
との衝突に対して、船の側壁の半分までは完全に保護さ
れており、側部下側タンクに達する可能性はない。
さらに、多くの船の船首の張出が他の船の側部上側を
破損させることは事実である。
破損させることは事実である。
Claims (5)
- 【請求項1】特に、環境悪化を起こす水より軽い油又は
他の液体を輸送するための運搬船タンクであって、複数
の中央部タンク隔室(28)と側部タンク隔室(24,26)
とを共に形成する底部(10)と、二つの対向する側壁
(12,14)と、上部甲板(16)と、少なくとも二つの主
に垂直な長手方向隔壁(18)と、複数の横断方向隔壁、
とを有する胴体から成り、船の満載喫水線よりかなり下
側に設置された主に水平な隔壁甲板(22)が、少なくと
も側部タンク隔室を上側及び下側タンク隔室(26,24)
に分割する運搬船タンクにおいて、側部上側タンク(2
6)は水のバラストタンクであり、側部下側タンク(2
4)は荷積油タンクであり、前記荷積油タンクが上部に
おいて垂直な立ち上がり油本管(30)に接続され、前記
油本管が逆止弁を有する分岐管(36)を介して油受けタ
ンクに接続されていることを特徴とする運搬船タンク。 - 【請求項2】側部下側タンク(24)には、その外部側壁
(12)の少なくとも上側部分にコッファダム(32)が取
り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の運
搬船タンク。 - 【請求項3】弾性プラスチック材料の補強部材(34)が
コッファダム(32)のタンク側に取り付けられているこ
とを特徴とする請求項2に記載の運搬船タンク。 - 【請求項4】立ち上がり本管(30)の容積が、結合され
た側部下側タンク(24)の容積の約1から3%であるこ
とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の運搬
船タンク。 - 【請求項5】側部上側タンク(26)の外部側壁(14)が
側部下側タンク(24)の主に垂直な側壁(12)から傾斜
した船外部であることを特徴とする請求項1から4のい
ずれかに記載の運搬船タンク。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE9003736A SE9003736L (sv) | 1990-11-23 | 1990-11-23 | Tankfartyg, saerskilt foer transport av olja eller andra vaetskor laettare aen vatten |
SE9003736-7 | 1990-11-23 | ||
PCT/SE1991/000792 WO1992009471A1 (en) | 1990-11-23 | 1991-11-21 | Tanker vessel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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