JP3072716U - 果物ナイフ - Google Patents
果物ナイフInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の小刀状の果物ナイフは、誰でも容易か
つ安全に皮むき作業ができるというものではなく、ま
た、凶器として悪用される危険性もある。 【解決手段】 把手2の先端から硬質かつ可撓性に富む
薄板状の刃体3を突設し、刃体3の一方側端部の後端部
に数センチにわたって鋸刃状とした剥き刃部4を形成
し、刃体3の他方側端部の全長にわたって鋸刃状とした
切断刃部6を形成し、把手2の先端部から刃体3にわた
って、剥き刃部4の側方に数センチ突出し該剥き刃部4
を囲む略半円状のガイド棒5を架設し、さらに把手2の
先端部に該把手2と果物Fとの干渉を避ける切欠部8を
形成する。
つ安全に皮むき作業ができるというものではなく、ま
た、凶器として悪用される危険性もある。 【解決手段】 把手2の先端から硬質かつ可撓性に富む
薄板状の刃体3を突設し、刃体3の一方側端部の後端部
に数センチにわたって鋸刃状とした剥き刃部4を形成
し、刃体3の他方側端部の全長にわたって鋸刃状とした
切断刃部6を形成し、把手2の先端部から刃体3にわた
って、剥き刃部4の側方に数センチ突出し該剥き刃部4
を囲む略半円状のガイド棒5を架設し、さらに把手2の
先端部に該把手2と果物Fとの干渉を避ける切欠部8を
形成する。
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、りんごや梨等の果物の皮を、誰でも 容易かつ安全に剥くことができ、また凶器として悪用される危険性のない果物ナ イフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来から、りんごや梨等の果物の皮を剥くために、小刀状 の果物ナイフが使用されている。この従来の果物ナイフでりんご等の皮を剥く場 合は、当該果物ナイフを握っている右手の親指をりんごの表面に添え、その親指 に向かって果物ナイフを移動させ、その部分の皮を剥く。すなわち、右手の親指 を、果物ナイフのガイドとして使い、皮むきを行っている。
【0003】 しかし、こうした従来の果物ナイフでりんご等の果物を剥く作業は、誰でもす ぐにできるものではない。特に、小さな子供にとっては難しい作業である。また 、果物に親指を添えて、その親指に向けて果物ナイフを移動させるので、誤って 親指を傷つけてしまい易い。皮むきに慣れない子供達に、こうした危険性が特に 高い。さらに、従来の果物ナイフは、小刀状で、刃先が比較的鋭利であると共に 剛性も高い。従って、凶器として悪用されることもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 解決しようとする課題は、従来の小刀状 の果物ナイフは、誰でも容易かつ安全に皮むき作業ができるというものではなく 、また、凶器として悪用される危険性もあることである。
【0005】
【考案を解決するための手段】 図1乃至図5を参照して説明する。本考案 の果物ナイフ1は、把手2の先端から硬質かつ可撓性に富む薄板状の刃体3を突 設し、刃体3の一方側端部の後端部に数センチにわたって鋸刃状とした剥き刃部 4を形成し、刃体3の他方側端部の全長にわたって鋸刃状とした切断刃部6を形 成し、把手2の先端部から刃体3にわたって、剥き刃部4の側方に数センチ突出 し該剥き刃部4を囲む略半円状のガイド棒5を架設し、さらに把手2の先端部に 該把手2と果物Fとの干渉を避ける切欠部8を形成してなる。
【0006】
【考案の実施の形態】 本考案に係る果物ナイフ1の一実施形態を、図1乃 至図5に示す。この果物ナイフ1は、把手2の先端から硬質かつ可撓性に富む薄 板状の刃体3を突設している。把手2は、木製で刃体3は金属製である。そして 、刃体3の一方側端部の後端部に約3cmにわたって鋸刃状として剥き刃部4を 形成している。この長さは、りんご等の果物Fの皮を剥くために必要十分な長さ である。通常、数センチが適当な長さである。
【0007】 また、刃体3の他方側端部を、その全長にわたって鋸刃状として切断刃部6を 形成している。さらに、把手2の先端部から刃体3にかけて、剥き刃部4の側方 に約1.5cm突出すると共に、その剥き刃部4を囲む形態で略半円状で針金製 のガイド棒5を架設している。この突出幅は、通常の大きさのりんごや梨等の果 物Fを剥く場合に適した長さであり、通常、数センチが適切な長さである。また さらに、把手2の先端部に、果物Fを剥く際に当該把手2と果物Fとが干渉する のを避けるために切欠部8を形成している。
【0008】 この果物ナイフ1の作用について説明する。まず、りんご等の果物Fの皮を螺 旋状に剥く際に、把手2を握った状態でガイド棒5と剥き刃部4を果物Fの表面 に当てる。次に、この状態を維持したまま、ガイド棒5を刃体3のガイドとして 、当該刃体3を前方(ガイド棒5の方向)に向けて押し進める。これによって、 果物Fの皮が剥き刃部4によって剥かれる(図4参照)。
【0009】 この際、ガイド棒5が果物Fの表面に当接しているので、その姿勢は常に安定 している。よって、剥き刃部4は果物Fの内部に鋭角に食込むことなく、皮のみ を常に一定の厚さで剥くことができる。また、剥き刃部4は鋸刃状とされている ので、単なる直線状の刃と比較して、果物Fとの接触抵抗が小さく、よって軽い 力でも容易に皮を剥くことができる。
【0010】 また、従来の親指に代えてガイド棒5を刃体3のガイドとして果物Fの表面に 当接しているので、誤って親指を傷つけてしまうこともない。従って、子供のよ うに皮むきに不慣れな者でも、容易かつ安全に果物Fの皮を剥くことができる。
【0011】 なお、把手2の先端部には切欠部8を形成しているので、皮を剥く際に当該把 手2の先端部が果物Fに当たることがなく、よって、皮剥き作業をスムースに行 うことができる。
【0012】 また、ガイド棒5の後端部を把手2に固定し、その先端部を刃体3に固定して いるので、皮を剥く際に剥き刃部4が揺動せず、当該剥き刃部4とガイド棒5と の位置関係が常に一定に保たれる。これにより、より確実に一定厚さで皮を剥く ことができる。
【0013】 果物Fの皮剥きが終わると、切断刃部6によって当該果物Fを縦に切断する( 図6参照)。切断刃部6は、刃体3の全長にわたって形成されているので、その 全長を使って一度に切断することができる。また、切断刃部6は鋸刃状であるの で、果物Fとの接触抵抗が小さく、よって軽い力で容易に切断することができる 。
【0014】 なお、本実施形態においては、果物の皮を先に螺旋状に剥いた後、縦に切断す る場合について説明したが、先に縦に切断し、次に、縦方向に皮を剥く場合にも 使用することができる。
【0015】 この果物ナイフ1の刃体3は、硬質ではあるが可撓性に富む薄板状であるので 、例えばこの果物ナイフ1を悪用して人を傷つけようとしても、きわめて小さな 力で撓み、折れ曲がってしまう。従って、この果物ナイフ1を凶器として悪用し 、人を傷つける危険性がない。
【0016】 なお、剥き刃部4および切断刃部6を共に鋸刃状として果物Fとの接触抵抗を 小さくしたので、刃先を従来の果物ナイフのように鋭利にする必要がない。これ によっても当該果物ナイフ1の安全性が確保されると共に、悪用される危険性が ない。なお、剥き刃部4の前方部分は、刃を形成しておらず、非鋭利状の鈍部7 としており、また刃体3の先端部分は円弧状の円弧部9としている。これによっ ても、当該果物ナイフ1を安全で、悪用される危険のないものとしている。
【0017】
【考案の効果】 本考案は、果物Fの皮を剥く際に、ガイド棒5を果物Fの 表面に当接させているので、皮のみを剥き取ることができる。また、剥き刃部4 は鋸刃状としているので、果物Fとの接触抵抗が小さく、よって軽い力で剥くこ とができる。また、ガイド棒5を刃体3のガイドとしているので、誤って親指を 傷つけてしまうこともない。従って、子供のように皮むきに不慣れな者でも、容 易かつ安全に果物Fの皮を剥くことができる。また、把手2の先端部には切欠部 8を形成しているので、皮を剥く際に当該把手2の先端部が果物Fに当たること がなく、よって、皮剥き作業をスムースに行うことができる。さらに、切断刃部 6も鋸刃状なので、果物Fとの接触抵抗が小さく、軽い力で容易に切断すること ができる。
【0018】 この果物ナイフ1の刃体3は、硬質ではあるが可撓性に富む薄板状であるので 、きわめて小さな力で撓み、よって人を傷つける危険性がない。
【図1】 本考案に係る果物ナイフの実施形態を示す正
面図である。
面図である。
【図2】 図1に示す果物ナイフの一方側面図である。
【図3】 図1に示す果物ナイフの他方側面図である。
【図4】 図1に示す果物ナイフで果物を剥く状態を示
す正面図である。
す正面図である。
【図5】 図1に示す果物ナイフで果物を切断する状態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
1 果物ナイフ 2 把手 3 刃体 4 剥き刃部 5 ガイド棒 6 切断刃部 7 鈍部 8 切欠部 9 円弧部 F 果物
Claims (1)
- 【請求項1】 把手(2)の先端から硬質かつ可撓性に
富む薄板状の刃体(3)を突設し、刃体(3)の一方側
端部の後端部に数センチにわたって鋸刃状とした剥き刃
部(4)を形成し、刃体(3)の他方側端部の全長にわ
たって鋸刃状とした切断刃部(6)を形成し、把手
(2)の先端部から刃体(3)にわたって、剥き刃部
(4)の側方に数センチ突出し該剥き刃部(4)を囲む
略半円状のガイド棒(5)を架設し、さらに把手(2)
の先端部に該把手(2)と果物(F)との干渉を避ける
切欠部(8)を形成してなる果物ナイフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002649U JP3072716U (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 果物ナイフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002649U JP3072716U (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 果物ナイフ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3072716U true JP3072716U (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=43205982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002649U Expired - Fee Related JP3072716U (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 果物ナイフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072716U (ja) |
-
2000
- 2000-04-21 JP JP2000002649U patent/JP3072716U/ja not_active Expired - Fee Related
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |