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JP3071595B2 - 鋼片表層介在物検出装置の診断方法 - Google Patents

鋼片表層介在物検出装置の診断方法

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Publication number
JP3071595B2
JP3071595B2 JP5019822A JP1982293A JP3071595B2 JP 3071595 B2 JP3071595 B2 JP 3071595B2 JP 5019822 A JP5019822 A JP 5019822A JP 1982293 A JP1982293 A JP 1982293A JP 3071595 B2 JP3071595 B2 JP 3071595B2
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JP
Japan
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image
molten pool
imaging device
differential
luminance
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JP5019822A
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JPH06229946A (ja
Inventor
勇人 金山
次郎 松尾
正義 高橋
満 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼片表層介在物の分布
状況を溶融池画像の輝度分布から検出する検出装置の異
常を検出する鋼片表層介在物検出装置の診断方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼片の表層介在物を検出する検出
装置は、オフラインで分解検査されていた。この検査は
定期的に行われるため、検出装置の稼働中に異常を検出
することが難しく、検出装置に異常が発生すると鋼片表
層介在物起因の火花を過検出したり、不検出を起こして
表層介在物による品質上のトラブルが多発するという問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、オン
ライン上で鋼片表層介在物検出装置の異常を検出し、該
検出装置の異常による品質上のトラブルをなくすること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼片表層を溶
削して生成された溶融池を撮像して得られた溶融池画像
を溶融池の幅方向に微分し、得られた微分溶融池画像の
輝度分布から鋼片表層介在物による火花を測定しつつ、
前記溶融池画像の輝度分布を連続的に測定し、測定され
た輝度分布の時間的な変動から検出装置の異常を検出す
とともに、微分溶融池画像の最大輝度量と最小輝度量
との差を測定して撮像装置の微分機能の検査をも行う
とを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、微分機能を持つ撮像装置によ
って得られた微分溶融池画像の輝度分布から鋼片表層介
在物の分布状況を測定しながら、溶融池画像の輝度分布
を連続的にオンラインで測定することによって輝度分布
時間的な変動から鋼片表層介在物検出装置のレンズの
汚れ等の異常を直ちに検知することができる。またこれ
と同時に、微分溶融池画像の最大輝度量と最小輝度量と
の差から撮像装置の微分機能の異常の有無をも検査する
ことができる。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。1は走行台車2に取り付けられる撮像装置
で、該撮像装置1は走行台車2により往復動され、溶削
された鋼片表層の溶融池3を撮像する。また撮像装置1
には撮像された溶融池画像10の輝度分布をx軸方向
(溶融池3の幅方向)に微分処理して火花の検出精度を
高める微分機能が設けられている。4は前記走行台車2
を往復動自在に案内する走行架台である。5は前記走行
台車2に取り付けられる鋼片溶削用の火口で、該火口5
から放射される酸素とLPGとの燃焼炎により鋼片6の
表層は溶削される。7は撮像装置1の微分機能により微
分処理された微分溶融池画像11を入力して鋼片表層介
在物による火花の輝度分布を測定する火花検出装置であ
る。
【0007】8は撮像装置1により撮像された溶融池画
像10の輝度分布及び微分溶融池画像11の輝度分布を
連続的に入力して輝度分布の時間的な変動から撮像装置
1の異常を検出する診断装置であり、該診断装置8は火
花の発生していない溶融池画像10の輝度分布断面12
から最大輝度量Aを連続的に測定して輝度分布が異常変
動していないかを測定し、撮像装置1にかかる水蒸気の
量や撮像装置1のレンズの汚れを検査するものである。
これは溶融池画像10の最大輝度量Aは溶融池3の光量
変動を除けば略一定となるため、検出される最大輝度量
Aが溶融池3の光量変動量を越えて低減したとき、水蒸
気による外乱やレンズの汚損が発生したことを判定する
ものである。
【0008】また診断装置8は溶融池画像10の輝度分
布を微分処理した微分溶融池画像11の輝度分布断面1
3から溶融池幅Bを連続的に測定して撮像装置1の視野
が溶融池3からずれていないかを検査する。これは溶融
池3の幅は略一定であるため、輝度分布断面13の溶融
池幅Bがしきい値を越えて変動したとき、撮像装置1の
視野にずれが発生したことを判定するものである。
【0009】さらに診断装置8は溶融池画像10の輝度
分布を微分処理した微分溶融池画像11の輝度分布断面
13から火花による最大輝度量Cと溶融池3の発光によ
る最小輝度量Dとの差を測定して撮像装置1の微分機能
を検査している。これは最大輝度量Cと最小輝度量Dと
の差がしきい値以下となった場合、撮像装置1の微分機
能に異常が発生したことを判定するものである。14は
走行架台4間に設けられる鋼片送り込み用の搬送ロール
である。
【0010】このように構成されたものは、搬送ロール
14を介して送り込まれてくる鋼片6の表層を、走行架
台4に案内される走行台車2に取り付けられている火口
5から放射される酸素とLPGとの燃焼炎により溶削す
る。この溶削により鋼片6の表層には溶融池3が生成さ
れて溶融光を発するとともに、鋼片表面介在物の燃焼に
よって火花が発生する。これを撮像装置1により連続的
に撮像して溶融池画像10を得る。この溶融池画像10
を撮像装置1の微分機能で微分処理を施し、微分処理さ
れた微分溶融池画像11を火花検出装置7に入力して該
微分溶融池画像11から火花の輝度分布を測定し、鋼片
6の表層介在物の分布状況を検出する。
【0011】このようにして鋼片表層介在物の分布状況
を検知しながら、診断装置8に入力される前記溶融池画
像10の輝度分布断面12から最大輝度量Aを連続的に
オンラインで測定し、測定された最大輝度量Aにしきい
値以上の変動が発生した場合には、撮像装置1に水蒸気
による外乱やレンズの汚損が発生したと判定する。そし
て水蒸気による外乱やレンズの汚損が軽微な際には、最
大輝度量Aのしきい値を越える変動量から輝度補正を行
って火花の過検出や不検出を抑えればよく、また外乱や
レンズの汚損が激しい場合は検出を一時中断したり、レ
ンズを清掃するものである。
【0012】また微分処理された微分溶融池画像11を
診断装置8に入力し、該微分溶融池画像11の輝度分布
断面13から溶融池幅Bを測定して撮像装置1の視野が
溶融池からずれていないかを連続的にオンラインで検査
し、溶融池幅Bがしきい値を越えた場合には視野ずれが
発生したと判定して検出を一時中断して撮像装置1の視
野のずれを修正する。
【0013】さらに診断装置8に入力される微分溶融池
画像11の輝度分布断面13から火花による最大輝度量
Cと溶融池3の発光による最小輝度量Dとの差を測定し
て撮像装置1の微分機能を連続的にオンラインで検査
し、最大輝度量Cと最小輝度量Dとの差がしきい値を越
えた場合には、微分機能に異常が発生したと判定して検
出を一時中断して撮像装置1の微分回路を交換したり修
理するものである。このようにして撮像装置1の異常は
表層介在物の検出中に、オンラインにおいて直ちに検出
されるから、鋼片表層介在物の分布状況を過検出した
り、不検出することなく常に正確な検出が行われて品質
トラブルを的確に防止することができるものである。
【0014】なお実施例では溶融池画像10を撮像装置
1に設けた微分機能により微分処理したうえ火花の輝度
分布や溶融池幅を測定することにより検出精度を高めて
いるが、溶融池画像10から直接火花の輝度分布や溶融
池幅を検出しても良いことは勿論であり、また微分機能
を撮像装置1に設けているが、画像処理装置として別設
したり、診断装置8や火花検出装置7に設けても良いこ
とは勿論である。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、撮像装置によって得られた溶融池画像の輝度分布か
ら鋼片表層介在物の分布状況を測定しながら、該溶融池
画像の輝度分布を連続的にオンラインで測定することに
よって輝度分布の異常変動を検出するようにしたから、
鋼片表層介在物の検出中にオンラインで撮像装置の異常
を検出できることなり、撮像装置等の機能異常による品
質上のトラブルを的確に防止することができるうえに、
鋼片表層介在物を検出する溶融池画像及びその装置を利
用して検出装置の微分機能の異常をも検査するようにし
たから、新たな検査装置を付帯させる必要がないもの
で、従来の問題点を解決した鋼片表層介在物検出装置の
診断方法として業界にもたらすところ極めて大なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の撮像装置により撮像された溶融池画像
図である。
【図3】本発明の撮像装置により撮像された溶融池画像
の輝度分布断面図である。
【図4】本発明の撮像装置により撮像された溶融池画像
の微分溶融池画像図である。
【図5】本発明の撮像装置により撮像された溶融池画像
の微分溶融池画像の輝度分布断面図である。
【符号の説明】
1 撮像装置 8 診断装置 10 溶融池画像 11 微分溶融池画像
フロントページの続き (72)発明者 榊原 満 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社名古屋製鐵所内 (56)参考文献 特開 平4−350547(JP,A) 特開 昭62−79322(JP,A) 特開 昭64−47939(JP,A) 特開 平4−109647(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼片表層を溶削して生成された溶融池を
    撮像して得られた溶融池画像を溶融池の幅方向に微分
    し、得られた微分溶融池画像の輝度分布から鋼片表層介
    在物による火花を測定しつつ、前記溶融池画像の輝度分
    布を連続的に測定し、測定された輝度分布の時間的な
    動から検出装置の異常を検出するとともに、微分溶融池
    画像の最大輝度量と最小輝度量との差を測定して撮像装
    置の微分機能の検査をも行うことを特徴とする鋼片表層
    介在物検出装置の診断方法。
JP5019822A 1993-02-08 1993-02-08 鋼片表層介在物検出装置の診断方法 Expired - Fee Related JP3071595B2 (ja)

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