[go: up one dir, main page]

JP3071278U - 携帯型通信機用アンテナ装置 - Google Patents

携帯型通信機用アンテナ装置

Info

Publication number
JP3071278U
JP3071278U JP2000001004U JP2000001004U JP3071278U JP 3071278 U JP3071278 U JP 3071278U JP 2000001004 U JP2000001004 U JP 2000001004U JP 2000001004 U JP2000001004 U JP 2000001004U JP 3071278 U JP3071278 U JP 3071278U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
light emitting
light
coil
rectifier diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000001004U
Other languages
English (en)
Inventor
隆 井上
Original Assignee
有限会社モスト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社モスト filed Critical 有限会社モスト
Priority to JP2000001004U priority Critical patent/JP3071278U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3071278U publication Critical patent/JP3071278U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、発光素子の発光駆動効率を向
上させ、発光素子を安定して発光させること。 【解決手段】 線状アンテナ106とヘリカルアンテナ
201との接続点の電圧が、コイル302及びコンデン
サ303から成る共振回路でピックアップされて、整流
ダイオード301によって整流された後、LED203
に駆動電流が供給され、これにより、LED203が発
光する。同時に、ヘリカルアンテナ201との電磁結合
によって、LED203の駆動電力が供給され、これに
よっても、LED203が発光駆動される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)等の携帯型通 信機に使用する携帯型通信機用アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、携帯電話機やPHS等の携帯型通信機において、電波を送受信する ための携帯型通信機用アンテナ装置が使用されている。 前記携帯型通信機に着信したことを報知する方法として、着信音を発生するこ とによって聴覚的に報知する方法が広く採用されている。 しかしながら、着信音で報知する方法では、周囲の人にとっては騒音となるた め、着信音によらずに、発光表示によって着信を視覚的に報知する方法も採用さ れている。
【0003】 着信を視覚的に報知する方法においては、直線状のアンテナの先端に透光性の ケース部材を取付け、前記ケース部材内に、発光ダイオード及び駆動回路によっ て構成された発光表示回路を配設した構成となっている。 前記発光表示回路は、図5に示すように、直線状のアンテナ501とコイルア ンテナ502から成るアンテナ部に、相互に逆方向になるように一端が接続され た第1の整流ダイオード503及び第2の整流ダイオード504と、整流ダイオ ード503及び整流ダイオード504の他端間に接続された発光ダイオード(L ED)505とによって構成されている。 前記アンテナ部から得られる交流電圧によって生じる電流を整流ダイオード5 03、504で整流し、これを電源としてLED505を発光駆動する。これに より携帯型通信機に着信があったことを視覚的に報知するようにしている。 また、複数のLEDを並列接続することにより、これらの混合色で多彩な発光 表示を行うことも行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記構成の携帯型通信機用アンテナ装置においては、前記アンテナ部の交流電 圧によって生じる電流を、単に整流ダイオード503、504で整流してLED 505を発光駆動するにすぎないため、駆動効率が低く、前記アンテナ部で発生 する電力が小さい場合にはLED505が発光しないという問題があった。 また、2個の整流ダイオードを使用しているため、回路構成が複雑になり、高 価になるという問題があった。 また、複数のLEDを単に並列接続した場合には、各LEDのオン抵抗(LE Dが発光した際の抵抗)の相違により、複数のLEDが同時に発光しないという 問題があった。
【0005】 本考案は、簡単な構成で、発光素子の発光駆動効率を向上させ、発光素子を安 定して発光させることを課題としている。 また、本考案は、複数のLEDを同時に発光させて多彩な表示を行うことを可 能にすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、アンテナ部と、少なくともその一部が透光性を有し前記アン テナ部と一体的に形成されたケース部材と、前記ケース部材内に配設された発光 素子とを有し、前記アンテナ部に生じる電力を電源として前記発光素子を発光さ せるようにした携帯型通信機用アンテナ装置において、前記アンテナ部に一端が 接続された整流ダイオードと、前記整流ダイオードの他端と前記アンテナ部との 間に直列接続されたコンデンサ及びコイルと、前記コンデンサ及びコイルの接続 点と前記整流ダイオードの他端との間に接続された発光素子とを備えて成り、前 記コンデンサ及びコイルは、少なくとも使用電波の周波数近傍で共振する共振回 路を構成することを特徴とする携帯型通信機用アンテナ装置が提供される。前記 アンテナ部に生じる電圧は共振回路によりピックアップされ、前記電圧によって 生じる電流は整流ダイオードによって整流され、これによって発光素子が発光駆 動される。
【0007】 ここで、前記アンテナ部はヘリカルアンテナを有し、前記整流ダイオード、コ ンデンサ及びコイルは、前記ヘリカルアンテナが発生する電磁界内に配設される ように構成してもよい。これにより、ヘリカルアンテナから電磁結合によっても 、発光素子を駆動するための駆動電力が供給される。 また、前記整流ダイオード、コンデンサ及びコイルは、前記ヘリカルアンテナ 内に配設されるように構成してもよい。 さらに、前記発光素子は、直列接続された複数の発光ダイオードによって構成 してもよい。また、前記発光素子は並列接続又は直並列接続された複数の発光ダ イオードによって構成され、並列接続された複数の発光ダイオードは相互に等し いオン抵抗を有するようにしてもよい。これにより、各発光ダイオードは同時に 発光する。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の第1の実施の形態に係る携帯型通信機用アンテナ装置の正面 図で、携帯電話機に適用した携帯電話機用アンテナ装置の例を示している。また 、図2は、図1の部分拡大断面図で、図1と同一部分には同一符号を付している 。 図1及び図2において、本実施の形態に係る携帯電話機用アンテナ装置は、直 線状に形成されたアンテナ本体部101及びアンテナ本体部101の上部先端に 着脱自在に取付けられたケース部材104を備えている。
【0009】 アンテナ本体部101は、例えば形状記憶合金によって形成された線状アンテ ナ106、透光性部材(例えば透光性樹脂)によって円筒状に形成され線状アン テナ106を被覆するチューブ部材107、線状アンテナ106と一体に形成さ れた導電性の上側接触部105、線状アンテナ106と一体に形成された導電性 の下側接触部110とによって構成されている。 線状アンテナ106には着色が施されており、チューブ部材107によって被 覆されることにより、着色の剥がれや傷の発生を防止するように構成されている 。
【0010】 上側接触部105はアンテナ本体部101を携帯電話機(図示せず)内に収納 したときに固定部材108を介して携帯電話機の給電回路(図示せず)と電気的 に接続するように構成され又、下側接触部110はアンテナ本体部101を携帯 電話機から引き出して突出させたときに固定部材108を介して携帯電話機の給 電回路と電気的に接続するように構成されている。 固定部材108は導電性の材料によって形成されると共に貫通孔(図示せず) 及びネジ部109が形成されている。また、固定部材108は、前記貫通孔に線 状アンテナ106及びチューブ部材107が挿通され、携帯電話機にネジ部10 9によって螺合することによりアンテナ本体部101を携帯電話機に出没自在に 取り付けると共に、前記貫通孔が上側接触部105及び下側接触部110に嵌合 するように構成されている。
【0011】 ケース部材104は、上部が丸みを帯びて全体として略円筒形状に形成され又 、アンテナ本体部101の上側接触部105の上端に取付けられると共に少なく ともその一部が光透過性を有する部材によって形成されており、本実施の形態に おいては、透光性部材(例えば、透明樹脂、光透過性の樹脂、蓄光剤が混入され た光透過性の樹脂等の透光性樹脂)によって形成されたケース頂部102及び非 透光性の導電性金属によって形成されたケース底部103によって構成されてい る。 ケース頂部102の下部外周面とケース底部103の内周面には各々、ネジ部 206が形成されており、これらを螺合させることにより一体化されている。こ れにより、ケース頂部102を交換可能(例えば異なる色彩を有するケース頂部 に交換可能)に構成されている。
【0012】 また、ケース底部103の底部中心には内周面にネジ部207が形成された貫 通孔が設けられ又、上部接触部105の上部外周面にもネジ部207が形成され ており、両ネジ部207を螺合させることによって、ケース部材104は着脱自 在に上側接触部105に取り付けられている。これによってケース部材104は 、アンテナ本体部101に着脱自在に取り付けられ又、ケース部材104内に配 設された発光表示回路とともに交換可能になっている。 ここで、ケース底部103及び上側接触部105に形成されたネジ部207は 、ケース部材104をアンテナ本体部101に着脱自在に取り付けるための取付 部材を構成し又、ネジ部材を構成している。
【0013】 このような構成とすることにより、ケース部材104を交換可能(例えば、異 なる色彩を有するケース部材、あるいは異なる色に発光するLEDを備えたケー ス部材等に交換可能)にしている。 尚、ケース部材104をアンテナ本体部101に着脱自在に取り付けるための 取付部材としては、ケース部材104及びアンテナ本体部101の一方に凸部を 形成すると共に、他方に前記凸部と嵌合する凹部を形成して、ケース部材104 をアンテナ本体部101に着脱自在に取り付けるようにしてもよい。この場合、 前記凸部と凹部が取付部材を構成し又、嵌合部材を構成する。
【0014】 一方、図2に示すように、ケース部材104内には、アンテナとして機能する と共にバネ部材として機能するヘリカルアンテナ201、導電性の台座205、 台座205に半田付け又はカシメ等の固着手段によって固着されると共に電気的 に接続された回路基板202が設けられている。ヘリカルアンテナ201は線状 アンテナ106とともに、アンテナ部を構成している。 台座205は、ケース底部103及びネジ部207を介してアンテナ本体部1 01の上側接触部105に電気的に接続されると共に、アンテナ本体部101の 上側接触部105に電気的に直接接続されている。 尚、台座205はケース底 部103内に載置された状態で保持されており、台座205と上側接触部105 との間の電気的な接続は、後述するように、ヘリカルアンテナ201の付勢力に よって確実に実現されるように構成されている。
【0015】 回路基板202には、発光素子としての発光ダイオード(LED)203、L ED203を発光駆動するための駆動回路204が半田付けによって固着される ている。駆動回路204は、後述するように、整流ダイオード、コンデンサ及び コイルによって構成され、回路基板202に形成された配線パターンによって接 続されている。尚、駆動回路204及びLED203は発光表示回路を構成して いる。 ヘリカルアンテナ201は、その一方(上方)がケース頂部102内壁に当接 すると共に他方(下方)が台座205に当接しており、ヘリカルアンテナ201 の伸張力により台座205が下方に押圧付勢され、これにより、台座205はケ ース底部103及び上側接触部105に当接している。
【0016】 以上のように構成することにより、ヘリカルアンテナ201、台座205、ア ンテナ本体部101及び回路基板202の前記発光表示回路は、電気的に接続さ れている。 尚、回路基板202はヘリカルアンテナ201内に配設されており、これによ り、回路基板202に形成された駆動回路204及びLED203はヘリカルア ンテナ201内に配設されている。 また、携帯電話機が電波を発信するとき、ヘリカルアンテナ201の前記一方 の端部が最大電圧となる点に設定されており、台座205は最大電圧点と最小電 圧点の中間点に接続されている。
【0017】 以上のように構成された携帯電話機用アンテナ装置を組み立てる場合には、チ ューブ部材107内に線状アンテナ106を挿通した状態で、上側接触部105 及び下側接触部110をカシメ等の方法で線状アンテナ106に取付けることに よってアンテナ本体部101を形成する。これにより、チューブ部材107によ って線状アンテナ106を被覆したアンテナ本体部101が完成する。 次に、LED203及び駆動回路204が配線パターンに半田付けされた回路 基板202を、半田付けやカシメ等によって台座205に一体化して取付けた後 、台座205をケース底部103内に載置する。このとき、台座205のドーナ ツ状の最下部面がケース底部103に当接する。 次に、台座205上にヘリカルアンテナ201を載置してネジ部206を螺合 することにより、ケース頂部102とケース底部103とを一体的に組み付け、 ケース部材104内にヘリカルアンテナ201及び前記発光表示回路が収容され たアンテナヘッド部の組立が完了する。
【0018】 このとき、ヘリカルアンテナ201はケース頂部102の内壁により押圧され 圧縮されて伸張力が発生し、これにより、台座205がケース底部103に押し つけられた状態で固定される。したがって、台座205を介してヘリカルアンテ ナ201及び前記発光表示回路が電気的に接続された状態となる。また、回路基 板202はヘリカルアンテナ201内に配設され、これにより、回路基板202 に形成された前記発光表示回路はヘリカルアンテナ201内に完全に収容された 状態に配設される。
【0019】 その後、ケース底部103のネジ部207と上側接触部105のネジ部207 とを螺合させることによりケース部材104をアンテナ本体部101に取付ける 。 このとき、台座205は、ヘリカルアンテナ201の付勢力によって台座20 5の下部中央に形成された凹部が上側接触部105に直接圧接されることにより 上側接触部105と電気的に直接接続されると共に、ケース底部103を介して 上側接触部105と電気的に接続される。これにより、本実施の形態に係る携帯 型通信機用アンテナ装置が完成する。
【0020】 以上のようにして、特殊な取付専用器具を使用することなく又、煩雑な半田付 け作業を多く行うことなく、ヘリカルアンテナ201及び前記発光表示回路をア ンテナ本体部101に電気的に接続することが可能になり、構成が簡単で又、組 立が極めて容易になる。 また、アンテナ本体部101とケース部材104を取外して他の組み合わせに 交換することが可能になる。 さらに、アンテナ本体部101が携帯電話機内に収納された場合にも、ヘリカ ルアンテナ201が携帯電話機から突出し、送受信感度の低下を抑えることが可 能になると共に、着信応答時の電波に基づいて前記発光表示回路が発光し、着信 の報知表示を行うことが可能になる。
【0021】 また、前記発光表示回路にはアンテナ本体部101から直接電力を供給される だけでなく、回路基板202に形成された前記発光表示回路はヘリカルアンテナ 201内に配設されて電磁界内に配設されているので、着信応答時には、前記発 光表示回路はヘリカルアンテナ201の強電磁界領域内に位置することになり、 ヘリカルアンテナ201からも電磁結合によって駆動電力を供給されることにな る。したがって、発光素子の駆動効率が向上する。
【0022】 図3は、図1及び図2に示した第1の実施の形態に係る回路図で、同一部分に は同一符号を付している。 図3において、線状アンテナ106とヘリカルアンテナ201の接続点には、 整流ダイオード301の一端であるアノードが接続されている。即ち、整流ダイ オード301の一端であるアノードは、アンテナ部に接続されている。
【0023】 線状アンテナ106及びヘリカルアンテナ201の接続点と整流ダイオード3 01の他端であるカソードとの間には、直列接続されたコンデンサ303及びコ イル302が接続されている。コイル302及びコンデンサ303は、線状アン テナ106及びヘリカルアンテナ201の接続点から、効率よく電圧をピックア ップするための並列共振回路を構成しており、前記共振回路の共振周波数は使用 する電波の周波数に一致している。尚、前記共振回路の共振周波数は使用電波の 周波数と完全に一致している方が、電圧のピックアップ効率という点からは好ま しいが、LED203を駆動するのに必要な電圧が得られれば十分であるため、 使用する部品の精度のバラツキ等を考慮して、前記電圧が得られるような使用周 波数近傍に設定するようにしてもよい、即ち、前記共振回路の共振周波数が、少 なくとも使用電波の周波数近傍になるように設定してもよい。
【0024】 また、前記共振回路は、必ずしもコイル304及びコンデンサ305、306 のみで構成する必要はなく、分布容量や分布インダクタンスも含めて、コイル3 04及びコンデンサ305、306が共振回路を構成するようにしてもよい。即 ち、コイル304及びコンデンサ305、306は、少なくとも使用電波の周波 数近傍で共振する共振回路を構成するようにしてもよい。 整流ダイオード301の他端であるカソードと、コンデンサ303及びコイル 302の接続点との間には、発光素子としてのLED203が接続されている。 ここで、整流ダイオード301、コイル302及びコンデンサ303は駆動回路 を構成している。
【0025】 次に、以上のように構成された本第1の実施の形態に係る回路の動作を説明す る。 携帯電話機の着信応答時等、携帯電話機から電波を発信する際に、携帯型通信 機から線状アンテナ106及びヘリカルアンテナ201に電流が流れて電波が送 信される。このとき、線状アンテナ106及びヘリカルアンテナ201の接続点 に発生する電圧は、少なくともコイル302及びコンデンサ303によって構成 される共振回路によってピックアップされて、この電圧によって生じる電流がダ イオード301によって整流され、LED203に駆動電流が供給される。これ により、効率良くLED203が発光する。
【0026】 また、整流ダイオード301、コイル302及びコンデンサ303は、ヘリカ ルアンテナ201が発生する電磁界内、例えば、ヘリカルアンテナ201内に配 設されているため、駆動回路には、アンテナ106及びヘリカルアンテナ201 の接続点から直接電力が供給されるだけでなく、ヘリカルアンテナ201からも 電磁結合によって電力が供給され、したがって、LED203の駆動効率が向上 する。
【0027】 以上述べたように、本考案の実施の形態に係る携帯型通信機用アンテナ装置は 、アンテナ部と、少なくともその一部が透光性を有し前記アンテナ部と一体的に 形成されたケース部材と、前記ケース部材内に配設された発光素子とを有し、前 記アンテナ部に生じる電力を電源として前記発光素子を発光させるようにした携 帯型通信機用アンテナ装置において、前記アンテナ部(線状アンテナ106及び ヘリカルアンテナ201)に一端が接続された整流ダイオード301と、整流ダ イオード301の他端と前記アンテナ部との間に直列接続されたコンデンサ30 3及びコイル302と、コンデンサ303及びコイル302の接続点と整流ダイ オード301の他端との間に接続されたLED203とを備えて成り、コンデン サ303及びコイル302は、少なくとも使用電波の周波数近傍で共振する共振 回路を構成することを特徴としている。したがって、LED203の発光駆動効 率を向上させ、LED203を安定して発光させることが可能になる。また、1 個の整流ダイオード301によって整流回路を構成しているので簡単な構成で実 現することが可能になる。
【0028】 また、前記アンテナ部はヘリカルアンテナ201を有し、整流ダイオード30 1、コンデンサ303及びコイル302は、ヘリカルアンテナ201内に配設さ れ、これによってヘリカルアンテナ201が発生する電磁界内に配設されるよう に構成することにより、電磁結合によってLED203の駆動電力が供給され、 駆動効率をさらに向上させることが可能になる。
【0029】 図4は、本考案の第2の実施の形態に係る回路図で、図3と同一部分には同一 符号を付している。 前記第1の実施の形態においては1個のLED203を備えていたが、本第2 の実施の形態においては、相互に直列接続され、各々異なる色に発光する複数の LED203、401、402を備えている点で、前記第1の実施の形態と相異 している。駆動回路やLED203、401、402がヘリカルアンテナ201 内に配設されて、ヘリカルアンテナ201の電磁界内に配設されている点等、他 の点は前記第1の実施の形態と同一である。
【0030】 以下、前記相違点のみについて説明すると、共振回路によってピックアップさ れた電圧によって生じる電流は、ダイオード301によって整流された後、直列 接続された3個のLED401、203、402に供給され、LED401、2 03、402が各々異なる色に同時に発光する。これにより、携帯電話機の着信 状態等が、LED401、203、402の混合色で発光表示される。 以上のように、本第2の実施の形態においては、複数のLED203、401 、402を直列接続しているため、LED203、401、402のオン抵抗( 発光時の抵抗)が相互に相異している場合でも、各LED203、401、40 2を同時に発光駆動することが可能になり、これらの混合色で多彩な発光表示が 可能になる。
【0031】 尚、本第2の実施の形態においては、複数のLED401、203、402を 直列接続したが、複数のLEDを並列接続したり、あるいは、直列接続及び並列 接続を組合わせる(直並列接続)ことにより、複数のLEDを同時に発光するよ うにしてもよい。このとき、並列接続した複数のLEDを同時に発光させるため には、並列接続されたLEDは、相互にオン抵抗が等しい特性のものを使用する 。
【0032】 上記各実施の形態は、携帯電話機用アンテナ装置の例で説明したが、PHS等 の他の携帯型通信機用アンテナ装置として適用することが可能である。 また、前記駆動回路、あるいは、LED及び駆動回路は、ヘリカルアンテナ2 01内に完全に収まるように配設する必要性は必ずしもなく、所望の効果が得ら れる場合には、部品組立時の利便性等を考慮して、これらの一部をヘリカルアン テナ201外近傍に露出するように配設してもよい。即ち、前記駆動回路、ある いは、LED及び駆動回路は、ヘリカルアンテナ201が生する電磁界内に配設 すれば前記効果を得ることが可能である。 さらに、前記各実施の形態においては、アンテナ本体106、ヘリカルアンテ ナ201及び駆動回路を直接電気的に接続するように構成したが、これらの全て 又は一部を、磁気結合や静電結合等の電磁結合による方法を用いて電気的に接続 するように構成してもよい。
【0033】
【考案の効果】
本考案によれば、簡単な構成で、発光素子の発光駆動効率を向上させ、発光素 子を安定して発光させることが可能になる。 また、複数の発光素子を発光させることにより、多彩な発光表示が可能になる という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施の形態に係る携帯電話機
用アンテナ装置の概略正面図である。
【図2】 本考案の第1の実施の形態に係る部分拡大断
面図である。
【図3】 本考案の第1の実施の形態に係る回路図であ
る。
【図4】 本考案の第2の実施の形態に係る回路図であ
る。
【図5】 従来の携帯電話用アンテナ装置の回路図であ
る。
【符号の説明】
101・・・アンテナ本体部 104・・・ケース部材 105・・・上側接触部 106・・・アンテナ部を構成する線状アンテナ 108・・・アンテナ取付部 110・・・下側接触部 201・・・アンテナ部を構成するヘリカルアンテナ 202・・・回路基板 203、401、402・・・発光素子としてのLED 204・・・駆動回路 205・・・台座 301・・・駆動回路を構成する整流ダイオード 302・・・駆動回路及び共振回路を構成するコイル 305・・・駆動回路及び共振回路を構成するコンデン

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ部と、少なくともその一部が透
    光性を有し前記アンテナ部と一体的に形成されたケース
    部材と、前記ケース部材内に配設された発光素子とを有
    し、前記アンテナ部に生じる電力を電源として前記発光
    素子を発光させるようにした携帯型通信機用アンテナ装
    置において、 前記アンテナ部に一端が接続された整流ダイオードと、
    前記整流ダイオードの他端と前記アンテナ部との間に直
    列接続されたコンデンサ及びコイルと、前記コンデンサ
    及びコイルの接続点と前記整流ダイオードの他端との間
    に接続された発光素子とを備えて成り、前記コンデンサ
    及びコイルは、少なくとも使用電波の周波数近傍で共振
    する共振回路を構成することを特徴とする携帯型通信機
    用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ部はヘリカルアンテナを有
    し、前記整流ダイオード、コンデンサ及びコイルは、前
    記ヘリカルアンテナが発生する電磁界内に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の携帯型通信機用アン
    テナ装置。
  3. 【請求項3】 前記整流ダイオード、コンデンサ及びコ
    イルは、前記ヘリカルアンテナ内に配設されていること
    を特徴とする請求項2記載の携帯型通信機用アンテナ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記発光素子は、直列接続された複数の
    発光ダイオードによって構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか一に記載の携帯型通信機用
    アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子は、並列接続又は直並列接
    続された複数の発光ダイオードによって構成され、並列
    接続された複数の発光ダイオードは相互に等しいオン抵
    抗を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    一に記載の携帯型通信機用アンテナ装置。
JP2000001004U 2000-02-24 2000-02-24 携帯型通信機用アンテナ装置 Expired - Fee Related JP3071278U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001004U JP3071278U (ja) 2000-02-24 2000-02-24 携帯型通信機用アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001004U JP3071278U (ja) 2000-02-24 2000-02-24 携帯型通信機用アンテナ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3071278U true JP3071278U (ja) 2000-08-29

Family

ID=43204629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000001004U Expired - Fee Related JP3071278U (ja) 2000-02-24 2000-02-24 携帯型通信機用アンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3071278U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004090699A1 (ja) * 2003-04-08 2004-10-21 Softbank Bb Corp. Pcカード
JP2009299455A (ja) * 2008-05-16 2009-12-24 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアハンドル及びロッキングシステム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004090699A1 (ja) * 2003-04-08 2004-10-21 Softbank Bb Corp. Pcカード
CN100397293C (zh) * 2003-04-08 2008-06-25 索福帮Bb股份有限公司 Pc卡
JP2009299455A (ja) * 2008-05-16 2009-12-24 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアハンドル及びロッキングシステム
EP2119852A3 (en) * 2008-05-16 2016-12-28 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Door handle and locking system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030114203A1 (en) Battery connector for mobile phone
US5917453A (en) Illuminant-mounted antenna
JP3071278U (ja) 携帯型通信機用アンテナ装置
CN1256524A (zh) 用于无线电通信收发机的天线
JP3071276U (ja) 携帯型通信機用アンテナ装置
US6292151B1 (en) Antenna for mobile phone
JP3069282U (ja) 携帯型通信機用アンテナ装置
JP3061737U (ja) 携帯型通信機用アンテナ装置
JP3062483U (ja) 合成色発光付アンテナ
JP3706972B2 (ja) 電源コードに着脱自在な導通コネクター
US20040246713A1 (en) Flashlight
JP2001217620A (ja) 電磁波検知器
JP2005252871A (ja) 携帯電話機用発光装置
JP3070726U (ja) 電磁波検知器
CN218102734U (zh) 一种模块化的智能电源适配器
JP2000134013A (ja) 携帯型通信機用表示装置
JPH062764U (ja) 発光素子実装基板を備えた機器構造
US6676273B2 (en) Flashlight
KR200168595Y1 (ko) 다기능 무선호출기
JP2000287726A (ja) 装身具
JP3027794U (ja) 送受信アンテナのled取付構造
JP3052839U (ja) ロツド・アンテナ調整用発光装置
US20230231345A1 (en) Power adapter with sensing control function for lamp load
JP3066889U (ja) 通信機器用発光装置
JP3059791U (ja) 携帯電話機用発光装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees