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JP3071240B2 - 搬送物品の個数分離方法 - Google Patents

搬送物品の個数分離方法

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JP3071240B2
JP3071240B2 JP3108590A JP10859091A JP3071240B2 JP 3071240 B2 JP3071240 B2 JP 3071240B2 JP 3108590 A JP3108590 A JP 3108590A JP 10859091 A JP10859091 A JP 10859091A JP 3071240 B2 JP3071240 B2 JP 3071240B2
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Japan
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JP3108590A
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Inventor
昭治 松井
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日本テトラパック株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送コンベヤ上で搬
送されてくる飲料パックなどの物品を、所定個数ずつ
してシュリンク包装などの所要の後処理工程へ送る場
合に用いられる搬送物品の個数分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送コンベヤによって次々と供給
される物品を集積などのために複数個ずつ分離する
合、搬送物品が飲料パックである場合を例にとれば、搬
送コンベヤの末端部に近い位置の左右両側方に所定長の
ブレーキ部材又はバーチカルベルトを対設して、その間
に物品を保持し又は保持移動せしめて搬送コンベヤによ
る物品の移動を制御し所定個数ずつ分離するようにして
いる。このうち、ブレーキ部材を用いるものでは、分離
時における物品の移動が専ら搬送コンベヤと物品との摩
擦にたより分離の際時間がかかるため、最近では専らバ
ーチカルベルトにより物品を強制移動させるものが用い
られるようになっている。
【0003】上記バーチカルベルトを用いた従来の分離
装置としては、図4、図5に示すようなタイプのものが
用いられる。この装置では、搬送コンベヤ1の末端に近
い所定位置の左右両側方に対向して一対のバーチカルベ
ルト2,2'が設けられ搬送コンベヤ1の搬送速度V1とほ
ぼ同一乃至はより早い速度V2(例えばV2=1.5V1)で物品
P(例えば図7に示すもの)を挟持して先方へ送り出す
ようになっており、搬送コンベヤ1の末端の所定位置に
は物品Pをせき止め側方にガイドするためのストッパー
兼ガイド板9が配設され、その手前(上流側)の側方に
ショートプッシャー8が設けられ、該ガイド板9手前に
分離され貯留した物品(図では3ケ)を側方(コンベヤ
進行方向の左方)の物品集積位置の方向に押動するよう
になっている。また、その際分離された物品Pの上流側
最後部をガイドして揃えるため上記ガイド板9に対向し
て補助ガイド板9'が設けられている。上記ショートプッ
シャー8の位置は作業速度を上げるため可及的にバーチ
カルベルト2,2'末端に近い位置に設けられる。
【0004】バーチカルベルト2,2'の物品排出側に
は、送り出される物品Pの個数をカウントするための光
センサー7,7'が搬送路を挟んで配設されている。この
光センサー7,7'は例えばバーチカルベルト2,2'の物
品送り出し側の一対の駆動軸中心を結んだ搬送方向に直
交する線Aより物品の進行方向の長さLの1/2 離れて該
線Aに平行な線B上に光路が位置するごとく配設され
る。これは分離した最終物品(3ケずつ分離する場合は
3ケ目)がバーチカルベルトに一部残る場合と、次の仕
分け物品(3ケずつ分離する場合は4ケ目)がバーチカ
ルベルトから覗く場合とを顧慮して、搬送物品をカウン
トするのに最適位置に光路を設定したものである。
【0005】
一方、バーチカルベルト2,2'の物品進入
側には、該バーチカルベルトが停止状態にあって物品が
所定個数(図では3ケ)以上貯ったとき(この場合、一
対のバーチカルベルト2,2'の対向する間隔は物品の進
行方向の幅より僅かに狭く例えば幅40ミリの場合は間
隔38ミリなどに設定してあるため搬送コンベヤ上で運
ばれて来た物品は停止する)、これを検知してバーチカ
ルベルト2,2'を駆動するための光センサー5,5'が搬
送路を挟んで配設されている。そしてバーチカルベルト
前に貯った物品をバーチカルベルトで送り出し、送り出
された物品Pを光センサー7,7'でカウントしてバーチ
カルベルト2,2'を停止せしめ、所定時間(機械の各部
の条件による)において、ストッパー兼ガイド板9前に
分離されて貯った所定個数(図では3ケ)の物品Pをシ
ョートプッシャー8で側方に押し出すようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置で搬
送物品を分離する際、バーチカルベルト2,2'から排出
される物品Pは、該バーチカルベルト2,2'に物品の一
部が保持されている限りバーチカルベルトの送り速度V2
で移送され、該ベルト2,2'から排出されると物品Pは
搬送コンベヤ1の送り速度V1で送られる。従って、物品
をカウントするための光路を横切って物品Pが通過する
とき、該光路がバーチカルベルトの送り出し側の軸心を
結ぶ線より物品の進行方向の長さLの半分1/2L前方に配
置されているので、物品Pが該光路を通過する前半1/2L
はバーチカルベルト2,2'の送り速度V2の速度で(図4
参照)、物品Pが該光路を通過する後半1/2Lは搬送コン
ベヤ1の送り速度V1で送られる(図6参照)。そして先
頭(一番目)の物品の遮光でタイマーONして物品Pの
通過を時間でカウントして所定個数(図では3ケ)に対
応した設定時間後クラッチOFFブレーキONによりバ
ーチカルベルト2,2'を停止せしめ、バーチカルベルト
の停止信号後所定時間をおいてショートプッシャーを作
動せしめるが、物品Pがセンサー7,7'の光路を通過す
るとき上述のごとく速度が変化するのとともに、クラッ
チが作動するときの立上りや物品とコンベヤ1との摩擦
などの影響で、バーチカルベルトの停止時における分離
の最終の物品の排出状態が一定せず不安定となり、その
物品が近時製造されるようになって来た細長いスリムタ
イプのパック容器の場合は光路調整の微妙な点や搬送コ
ンベヤの速度を下げることからその傾向は顕著で以下の
種々の問題が発生する。
【0007】その一番大きな問題は、光センサー7,7'
の光路の遮光時間で光路を通過した物品の個数を読むた
め、所定個数の物品Pが光センサーの光路を通過すると
き、最終物品の前の物品(所定個数が3ケの場合は2ケ
目の物品)までの通過時間が長びいて光センサーによる
カウントした通過時間が設定時間に到達したとき最終物
品が光路手前にある場合、分離個数(3ケ)の物品が光
センサー7,7'の光路を通過したものと判定してバーチ
カルベルト2,2'が停止するため、最終の物品がバーチ
カルベルトに保持された状態でプッシャー8が作動し
て、分離物品の個数に不足の状態が発生する。この場合
バーチカルベルトが停止して最終物品(3ケ目の物品)
はバーチカルベルトに残った状態にあるが光路が遮断さ
れていないため(バーチカルベルトが停止しているとき
センサー光路が遮断されるとアラームが鳴るようにして
いるが)アラームが鳴らず、個数不足の状態で作業が進
められるという問題が発生する。
【0008】また、所定個数の最終物品(上記3ケ目の
物品)が光センサーの光路を通過していないのに通過し
たものと判定してバーチカルベルトが停止し、最終物品
(3ケ目の物品)がバーチカルベルトに保持され且つ光
路が遮断された状態が発生すると、アラームが鳴ると同
時にプッシャーは停止作業は中断する。この場合は、最
終物品をバーチカルベルトより外して人手でプッシャー
前の個数不足の分離物品の隣に移しリセット釦を押して
作業を再開しなければならない。
【0009】さらに、所定個数の物品(上記の3ケの物
品)が光センサーの光路を通過してバーチカルベルトが
停止して次の物品(4ケ目の物品)がバーチカルベルト
に保持されて光路が遮断された状態が発生すると、アラ
ームが鳴ると同時にプッシャーは停止し作業は中断す
る。この場合は、次の物品をバーチカルベルトより外し
てリセット釦を押して作業を再開しなければならない。
【0010】その他、上記のごとく光センサーによるカ
ウント時間により所定個数の物品が光センサー7,7'の
光路を通過したと判定してバーチカルベルト2,2'が停
止するとき、最終物品がバーチカルベルトを離れた直後
で光センサーの光路を遮断しておりアラームが鳴ってシ
ョートプッシャー8が停止し人が機械に赴くと最終物品
はコンベヤ上で運ばれてプッシャー8前に正しく並んで
いたり、最終物品がバーチカルベルトを離れて上記光路
を通過直後の状態でアラームが鳴らずプッシャーが作動
し移動中の最終物品を該プッシャーが先に移動の終わっ
た物品と共に押動して、該最終物品が前述の補助ガイド
板9'とプッシャ8との間に挟まれて破損するという問題
が発生することがあった。
【0011】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、搬送コンペヤ上で次々と送られてくる物品をバ
ーチカルベルトでその動きを制御して所定個数ずつ分離
して送り出すに当たり、バーチカルベルトから送り出さ
れる物品をカウントしてバーチカルベルトを停止させる
際、仕分けの最終の物品の排出状態が一定せず不安定と
なることから発生する分離数の不足や最終物品(3ケ
目)の残りや次の物品(4ケ目)の顔出し、分離後の横
方向からのプッシャーによる分離物品の押動の際に発生
するトラブルの発生を防止し、安定して分離を行うこと
のできる搬送物品の個数分離方法を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては,搬送コンベヤ1で逐次供給され
る物品を所定個数N個ずつ区分して送り出すための搬送
物品の分離方法として、搬送コンベヤ1の左右両側方に
対向して設けた一対のバーチカルベルト2,2'で搬送コ
ンベヤ1によって供給される物品を挟持して先方へ送り
出すに当り、搬送コンベヤ1の搬送方向と、直交すると
ともにバーチカルベルト2,2'の送り出し側の一対の駆
動軸中心を結ぶ線Aより物品の進行方向の長さL離れて
該中心を結ぶ線Aと平行な線B上に光路が位置するよう
に配置した第1の光センサー7,7'が、駆動状態のバー
チカルベルト2,2'から排出される分離物品の一番目の
物品前面を検知したときから、上記駆動軸を結ぶ線A上
に光路が位置するように配置した第2の光センサー6,
6'により(N−1)個の各物品の該光路通過時間を検出
して、(N−1)個の物品の通過に対応した設定時間後
該バーチカルベルト2,2'を停止せしめて物品を分離
る一方、停止状態のバーチカルベルト2,2'の手前の搬
送コンベヤ1上に物品が少くとも所定数N個滞留したと
搬送方向と直交する線上に光路が位置するごとく配置
した第3の光センサー5,5'によりこれを検知して該バ
ーチカルベルト2,2'を駆動させて物品を送り出すよう
な方法を取っている。
【0013】
【作用】上記のように構成された方法を用いて搬送コン
ベヤ1上で送り速度V1で次々と運ばれてくる物品を所定
個数N個ずつ分離するとき、バーチカルベルト2,2'が
停止状態にあるときは、物品の進行方向の巾よりやや狭
い間隔に設定された該バーチカルベルト2,2'の入口部
分で物品はせき止められて次々と滞留し、少くとも所定
個数(例えば3ケ)に達すると、搬送コンベヤ1の両側
方に対設された光センサー5,5'などの検知手段からの
信号で停止状態のバーチカルベルト2,2'は動き始め
る。そしてバーチカルベルトの送り速度V2 (通常V2
V1)で強制的に物品はバーチカルベルト2,2'から排出
される。このとき、バーチカルベルト2,2'の送り出し
側の一対の駆動軸中心を結んだ搬送方向と直交する線A
と平行で該線Aより物品の進行方向の長さL離れた線B
上に光路が位置するように配設された第1の光センサー
7,7'の光路を分離物品の一番目(No1)の物品が遮光
し始めると該一番目(No1)の物品をカウントするとと
もに、遮光し始めた瞬間から上記駆動軸中心を結ぶ線A
上に光路が位置するように配設された第2の光センサー
6,6'により、次々と送られてくる二番目(No2)以降
の(N−1)個の物品の通過を遮光時間でカウントし
て、二番目(No2)以降の物品の通過による遮光に対応
した設定時間(バーチカルベルト駆動モータの回転数は
一定でバーチカルベルトの速度から算出される時間)後
(クラッチブレーキ付きモーターのブレーキをONする
などして)バーチカルベルト2,2'を停止させ次の仕分
けに備える。
【0014】すなわち、一番目(No1)の物品は、上記
バーチカルベルトの駆動軸の中心を結ぶ線Aより物品の
進行方向の長さL離れた位置に光路がある第1の光セン
サー7,7'により数え、二番目(No2)、三番目(No
3)──の物品は第2の光センサー6,6'により(N−
1)個に対応した光路遮光の設定時間で数えるため、一
番目(No1)の物品を数えた後二番目(No2)以降の物
品は上記の線A上の光路により常にコンスタントなバー
チカルベルトの速度に対応した設定時間でカウントする
ので正確にこれを数えることができ、従来のように光路
通過時、速度の変動する物品の通過をカウントしてバー
チカルベルトを停止するとき分離の最終物品のバーチカ
ルベルトからの排出の状態が一定せず分離個数の不足な
ど種々のトラブルの原因となっていたのをすべて解消
し、また、バーチカルベルトが停止したとき仕分けられ
排出された最終物品の次の物品の位置がどの位置にあっ
ても支障なく安定してカウントすることができる。(な
お、上記B線上の光路を前方に進めると、二番目以降の
物品のカウントが不正確になり、また、定速状態で上記
A線上の光路のみでカウントするようにすると、バーチ
カルベルト停止時、カウントすべき一番目の物品の停止
位置がまちまちで定速移動による物品の安定したカウン
トはできない。)
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面に基いて
説明する。
【0016】図1は、本発明の方法による搬送物品の個
分離装置の平面図で、図2は、図1の要部のみの側面
図を表わし、図7に示す物品P(飲料パック)を3ケず
分離してショートプッシャー8により逐次集積して幾
場合を示している。
【0017】図において、1は搬送コンベヤを示し、該
搬送コンベヤ上を次々と供給される物品Pは、搬送コン
ベヤ末端に近い所定位置のコンべヤの左右両側方に対向
して搬送物品Pの進行方向の巾より僅かに狭い間隔をお
いて設けられた一対のバーチカルベルト2,2'により、
搬送コンペヤ1の搬送速度V1より早い速度V2(例えばV2
=1.5V1 など)で物品Pを挟持して先方(下流側)へ送
り出し、その供給を制御して物品Pの個数を分離(実施
例では3ケずつ分離)するとともに、分離排出速度を上
げることにより爾後の工程である分離物品の集積速度を
上げるようになっている。
【0018】また、搬送コンベヤ1の末端の所定位置に
上記バーチカルベルト2,2'から排出されコンベヤ上で
送られてくる物品Pをせきとめ貯留した分離物品を側方
にガイドするためのストッパー兼ガイド板9が配設され
るとともに、該ガイド板9に対向して手前上流側に、
離された物品Pの最後端をガイドして揃えるために補助
ガイド板9'が配設されている。そして、ストッパー兼ガ
イド板9の手前(上流側)の側方にショートプッシャー
8が設けられ、バーチカルベルト2,2'から送り出され
分離された物品が所定個数(3ケ)溜まったとき側方の
集積位置の方へ押動して送り出すようになっている。
【0019】バーチカルベルト2,2'の物品排出側に
は、分離すべき物品の一番目(No1)の物品をカウント
するための第1光センサー7,7'が、搬送コンベヤ1
の搬送路を挟んでバーチカルベルト2,2'の一対の駆動
プーリー3,3'の駆動軸中心を結んだ搬送方向に直交す
る線Aより下流側に、物品の進行方向の長さL離れて該
線Aに平行な線B上に光路が位置するように、該光路を
コンペヤ搬送面に近付けて配設されている。これは、No
1の物品Pがバーチカルベルト2,2'の保持を離れその
送り速度がバーチカルベルトの送り速度V2からコンベヤ
の搬送速度V1に変り該光路を通過するときNo1の物品を
カウントするとともに、該物品の前面を検知して後述の
第2センサー6,6'を作動させるためのもので、検知に
際しコンベヤ上の物品の傾きによる影響を排除するよう
にしたものである。
【0020】さらに、上記バーチカルベルト2,2'の物
品排出側の一対の駆動軸中心を結んだ搬送方向に直交す
る線A上に、搬送コンベヤ1の搬送路を挟んでバーチカ
ルベルト2,2'の上方に光路が位置するようにして、
すべき所定個数N個の物品の二番目(No2)以後の物
品の通過を時間でカウントするための第2の光センサー
6,6'が、光ファイバーを用いてシャープに検知を行え
るように配設されている。すなわち、バーチカルベルト
2,2'から送り出される一番目(No1)の物品Pを上記
B線上の光センサー7,7'で検知した瞬間、つまりNo1
の物品Pが光センサー7,7'の光路を遮断した瞬間から
第2の光センサー6,6'を使用して物品による遮光時間
を検出し、予めバーチカルベルトのスピードV2及び物品
Pの進行方向の長さLから算出された(N−1)個(実
施例では2ケ)の物品の通過に対応する設定時間後、図
示しないクラッチブレーキ付モーターのブレーキを作動
せしめて該バーチカルベルト2,2'を停止せしめ物品P
分離を行うようになっている。
【0021】一方、バーチカルベルト2,2'の上流側の
搬送コンベヤ上の搬送路を挟んで、物品を送り出して停
止状態にあるバーチカルベルトの上流側のプーリー4,
4'の外周の該ベルトの手前側に物品Pが所定個数(3
ケ)滞留したとき、その遮光時間からこれを検知してバ
ーチカルベルト2,2'を駆動させるために、光センサー
5,5'が上下2段にそれぞれ一組ずつ設けられている。
これは、物品Pが倒伏した状態で搬送されて来た場合、
下段の光センサーのみがこれを検知して上段の光センサ
ーが検知しないとき倒伏状態と判定して機械を停止せし
めトラブルを防止するためのものである。
【0022】上記装置により搬送コンベヤ1上で次々と
運ばれてくる物品Pの分離を行うとき、所定個数N個
(3ケ)分離して停止状態にあるバーチカルベルト2,
2'の上流側のコンベヤ1上に物品Pが貯留して所定個数
(3ケ)以上貯ると上流側の第3の光センサー5,5'が
これを検知してバーチカルベルト2,2'が駆動され、物
品Pは次々と対向するバーチカルベルト2,2'間に送り
込まれるとともにバーチカルベルトに挟持された物品は
バーチカルベルトの送り速度V2でコンベヤ1の搬送速度
V1より早く強制輸送されてバーチカルベルトの駆動側プ
ーリー3,3'の駆動軸中心を結ぶ線A上の第2の光セン
サー6,6'の光路を通過して排出される。このとき、
離すべき一番目(No1)の物品を、第1の光センサー
7,7'がその光路を該物品で遮光されることにより数え
るが、該No1の物品が該光路を遮光し始めた瞬間から該
第1の光センサーからの信号により上流側の第2の光セ
ンサー6,6'がON状態となり(図1参照)二番目(No
2)、三番目(No3)の物品は、該第2の光センサー
6,6'によりその定速移動での光路通過を時間で検出さ
れ、設定時間後図示しないクラッチブレーキ付モーター
のブレーキが作動しバーチカルベルト2,2'は停止せし
められる。そしてバーチカルベルト2,2'から排出され
分離された所定個数(3ケ)の物品は、搬送コンベヤ
上で運ばれストッパー兼ガイド板9の手前に次々と貯留
される(図3参照)。上記のバーチカルベルトが停止し
て所定時間(仕分け個数や搬送コンベヤの速度などで決
まる)経過後、ショートプッシャー8は搬送コンベヤ上
分離された物品を搬送方向と直角方向に、対向するガ
イド板9,9'の間に押動して先に分離され押動された物
品の背後に集積せしめる。集積を終わった後ショートプ
ッシャー8は復動して次の集積に備える一方、上記停止
していたバーチカルベルト2,2'はその上流に貯留した
物品の状態に応じて駆動され該ベルト間に挟持していた
物品を該ベルトの送り速度V2で次々と送り出し前述のよ
うにして所定個数カウントされたときバーチカルベルト
2,2'は停止せしめられ以後このサイクルを繰返して順
分離を行って行く。
【0023】本装置では上記のように第1の光センサー
7,7'で分離すべき一番目(No1)の物品を、バーチカ
ルベルトから排出されコンベヤで搬送され始めるとき数
えた後、第2の光センサー6,6'により二番目(No2)
以後の物品を定速状態で数えて仕分けを行うため常に正
確に安定して分離することができ、而も、分離してバー
チカルベルト2,2'が停止したとき、次の物品Pがバー
チカルベルトのどの位置にあっても〔例えば第2の光セ
ンサー6,6'の光路を遮光する位置(図3参照)にあっ
ても〕、物品のカウントは常に第1の光センサー7,7'
で開始するので、分離した次の物品の停止位置に関係な
く安定して分離ができ、従来のように物品の停止位置に
よるトラブルを起こすことがない。
【0024】上記実施例では搬送物品の分離個数を3個
ずつにする場合について説明したが、任意のN個(例え
ば5個など)に分離する場合も同様にして第1の光セン
サーで一番目の物品を数え、(N−1)個を第2の光セ
ンサーで設定時間で数えて分離することにより常に安定
して分離することができ、実施例では分離制御用のバー
チカルベルトの速度を搬送コンベヤの速度より大とした
がこれに拘泥されることなく、ほぼ同一の速度であって
も、分離した次の物品のバーチカルベルトでの停止位置
によりトラブルを防止することができる。
【0025】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように本発明に
よれば、搬送コンベヤで次々と供給される物品を所定個
数ずつに分離するに当たって、搬送コンベヤの左右両側
方に対向して設けたバーチカルベルトの物品排出位置に
第1と第2の光センサーの光路を配置して分離すべき一
番目の物品を第1の光センサーで該物品がバーチカルベ
ルトから離れるときこれをカウントするとともに、二番
目以降の物品の個数をバーチカルベルトの一定速度で送
られる状態を第2の光センサーにより時間でカウントし
分離するようにしたので、バーチカルベルトの速度を
搬送コンペヤの速度より早くした場合でも速度差に関係
なく安定してカウントして分離することができ、さら
に、分離した物品の次の物品がバーチカルベルトのどの
位置にあってもよいため、この種のバーチカルベルトを
用いた分離装置に従来起り勝ちであった分離した次の物
品のバーチカルベルトに保持された停止位置によるトラ
ブルを完全に防止することができるもので、近時生産さ
れるようになって来たスリムタイプのパック容器などの
物品の高速の分離などに寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法による搬送物品の個数分離装置の
平面図で、搬送物品をカウントし始め分離を開始すると
きの図、
【図2】図1の要部のみを表わす側面図、
【図3】図1の装置が搬送物品の一回の分離を終り、バ
ーチカルベルトが停止したときの平面図
【図4】従来の搬送物品の個数分離装置の平面図、
【図5】図4の要部のみを表わす側面図、
【図6】図4の装置で光センサーで検出する物品の送り
速度が変るときの図、
【図7】個数分離する物品の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 搬送コンベヤ 2 バーチカルベルト5 第3の光センサー(投光側) 5' 第3の光センサー(受光側) 6 第2の光センサー(投光側) 6' 第2の光センサー(受光側) 7 第1の光センサー(投光側) 7' 第1の光センサー(受光側) A バーチカルベルトの一対の駆動軸中心を結ぶ線 B 物品の進行方向の長さL離れて線Aに平行な線 L 物品の進行方向の長さ P 物品 V1 搬送コンベヤの送り速度 V2 バーチカルベルトの送り速度

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送コンベヤ1で逐次供給される物品を所
    定数N個ずつ区分して送り出すための搬送物品の個数分
    方法であって、搬送コンベヤ1の左右両側方に対向し
    て設けた一対のバーチカルベルト2,2'で搬送コンベヤ
    1によって供給される物品を挟持して先方へ送り出すに
    当たり、搬送コンベヤ1の搬送方向と直交するとともに
    バーチカルベルト2,2'の送り出し側の一対の駆動軸中
    心を結ぶ線Aより物品の進行方向の長さL離れて該中心
    を結ぶ線Aと平行な線B上に光路が位置するごとく配置
    した第1の光センサー7,7'が、駆動状態のバーチカル
    ベルト2,2'から排出される分離物品の当初の物品前面
    を検知したときから、上記駆動軸中心を結ぶ線A上に光
    路が位置するごとく配置した第2の光センサー6,6'に
    より(N−1)個の各物品の該光路通過時間を検出して
    (N−1)個の物品の通過に対応する設定時間後該バー
    チカルベルト2,2'を停止せしめて物品を分離する
    方、停止状態のバーチカルベルト2,2'の手前の搬送コ
    ンベヤ1上に物品が少くとも所定数N個滞留したとき
    送方向と直交する線上に光路が位置するごとく配置した
    第3の光センサー5,5'によりこれを検知して該バーチ
    カルベルト2,2'を駆動させ物品を送り出すようにした
    ことを特徴とする搬送物品の個数分離方法。
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