JP3068417U - 揺動式置物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に設けられている装飾物が揺れ動く揺動
置物を提供する。 【解決手段】 透明容器１０は、透明容器１０の外部か
ら鑑賞可能な装飾物３０を収容する中空の密封容器であ
る。底座２０の収容空間の中央底部に重心となる錘２２
が設けられている。透明容器１０は、外表面に凹部が射
出成型されている。凹部は、筆挿し、名刺入れ、または
クリップ入れなどに使用できる。底座２０の球面部分が
接地面となり、揺動式置物が揺動する。揺動式置物は、
底座２０の錘２２が重心となり、揺動式置物が揺動して
も倒れない。また、透明容器１０に収容されている液体
や浮漂物などの装飾物３０が動態を示す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、揺動式置物に関する。

【０００２】

【従来の技術】

内部に液体を有する従来の装飾置物には、筆挿し、文鎮、乳液の瓶、石鹸箱、 あるいはコップなどがある。これらの装飾置物は、静止している安定した置物で あり、内部の液体および浮標物も静態を示し、使用者がこれらの装飾置物を揺り 動かして初めて動態を示す。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の装飾置物によれば、使用者が手に取ってこれらの装 飾置物を揺り動かさない限り、内部の液体および浮標物が動態を示すことはない 。 従って本考案は、内部に設けられている装飾物が揺れ動く揺動式置物を提供す ることを目的とする。 本考案の他の目的は、いくら揺動しても倒れない装飾置物を提供することにあ る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するための本考案の揺動式置物は、透明容器と、透明容器の 下部に接続され、収容空間を有する半球形の底座とを備えている。透明容器は、 透明容器の外部から鑑賞可能な装飾物を収容する中空の密封容器である。底座の 収容空間の中央底部に重心となる錘が設けられている。透明容器は、外表面に凹 部が射出成型されている。凹部は、筆挿し、名刺入れ、またはクリップ入れなど に使用できる。底座の球面部分が接地面となり、揺動式置物が揺動する。揺動式 置物は、底座の錘が重心となり、揺動式置物が揺動しても倒れない。また、透明 容器に収容されている液体や浮漂物などの装飾物が動態を示す。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の複数の実施例を図面に基づいて説明する。 図１および図２に示すように、本考案の一実施例による揺動式置物は、上部を 構成する透明容器１０と、透明容器１０の下部に設けられ、底部を構成する半球 形の底座２０とからなる。透明容器１０は密封容器であり、透明容器１０の内部 の空間に装飾物３０が収容される。装飾物３０は透明容器１０の外部から鑑賞で きる。装飾物３０は、液体と、浮漂物とを用いるのが好ましい。底座２０は、球 面部を接地面とし、収容空間を有する。透明容器１０の下部と底座２０の上部と は、例えば噛み合せたり、またはねじ込んだりして容易に接続されている。底座 ２０の収容空間の中央底部に、重心となる錘２２が設けられている。錘２２は、 本考案の揺動式置物がいくら揺れ動いても揺動式置物が倒れたり、または転がっ たりしないよう、十分な重量を有する。揺動式置物が揺れ動くと、透明容器１０ に収容されている装飾物３０も同時に動態を示す。

【０００６】 透明容器１０の外表面に凹部１１が形成され、様々な用途に用いられる。例え ば図３に示すように、凹部１１を皿形に成形し、凹部１１の上面の中央部に磁石 １２を設け、クリップ４０を入れる容器として利用できる。 第２実施例として図５に示すように、凹部１１を垂直に長い孔状に成形し、凹 部１１に筆５０を挿入し、筆挿しとして利用できる。

【０００７】 第３実施例として、図６に示すように、凹部１１を細く狭い溝状に成形し、名 刺入れなどとして利用できる。すなわち、凹部１１を成形することにより、装飾 置物としての効能を備える以外に、実用的でもある。一般の筆立て、名刺入れ、 クリップ入れなどの卓上物品に、本考案により装飾の効果を与えることができる 。

【０００８】 第４実施例として、図７に示すように、透明容器１０の形状を変更することが できる。ただし透明容器１０と底座２０とを組合せてできる装飾置物が揺れ動い ても倒れないような形状でなければならない。図３に示すように、底座２０の収 容空間に錘２２の他に計時器２３を設ける。あるいは灯光装置２４などを設ける 。灯光装置２４は、一般の電球以外に例えば発光ダイオードなどを用いてもよい 。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の揺動式置物は、透明容器と、該透明容器の下方 に設けられる座底とから構成されている。透明容器は、液体および浮漂物などの 装飾物を収容する。透明容器の外表面には凹部が形成され、筆立て、名刺入れ、 またはクリップ入れなどとして使用できる。底座は、半球形であり、収容空間を 有する。収容空間の中央底部に重心として十分な重量の錘が配置され、揺動式置 物が揺れ動いても倒れないようになっている。また、揺動式置物が揺れ動くとき 、透明容器に収容されている液体および浮標物などの装飾物は動態を示す。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による揺動装飾置物を示す断
面図である。

【図２】本考案の一実施例による揺動装飾置物を示す斜
視図である。

【図３】本考案の他の実施例による揺動装飾置物を示す
断面図である。

【図４】本考案の他の実施例による揺動装飾置物を示す
斜視図である。

【図５】本考案の第２実施例による揺動装飾置物を示す
斜視図である。

【図６】本考案の第３実施例による揺動装飾置物を示す
斜視図である。

【図７】本考案の第４実施例による揺動装飾置物を示す
斜視図である。

【符号の説明】

１０ 透明容器 １１ 凹部 ２０ 底座 ３０ 装飾物

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明容器と、 前記透明容器の下部に接続され、収容空間を有する半球
   形の底座とを備え、 前記透明容器は、前記透明容器の外部から鑑賞可能な装
   飾物を収容する中空の密封容器であり、 前記収容空間は、中央底部に重心となる錘が設けられて
   いることを特徴とする揺動式置物。
2. 【請求項２】 前記透明容器は、外表面に凹部が射出成
   型されていることを特徴とする請求項１記載の揺動式置
   物。
3. 【請求項３】 前記収容空間は、計時器または灯光装置
   が設けられていることを特徴とする請求項１記載の揺動
   式置物。