JP3066548B2 - カメラ用測光装置 - Google Patents
カメラ用測光装置Info
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Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
Description
し、より詳しくは、被写体距離を検出して測距データを
得る測距装置と、撮影光学系とは別個に独立して配設さ
れる測光光学系と、この測光光学系を通過する測光用光
束を受けて測光出力データを得る測光部とを有するカメ
ラ用測光装置に関するものである。
光態様が撮影画面領域に対して平均的もしくは中央部重
点的な測光を行う、平均測光もしくは中央部重点測光と
することが数年前までの主流であったが、平均測光や中
央部重点測光においては、大多数の作画意図を略満足さ
せることができるものの、特別な作画意図を満たすこと
ができないために現在の測光装置としては、測光領域を
数種に変化できるようになっている。
部重点測光、ハイライト基準もしくはシャドー基準で露
光させるに必要な部分測光、逆光部分の露光を測る部分
測光および必要とする部分のみを測る部分測光等々の多
くの測光モードに対応して測光領域を変化できるように
なっているのである。
開昭58−136020号公報に示されているように、
観察光学系の一部を分岐して測光光学系を構成した一眼
レフレックスカメラ本体の焦点板の近傍に液晶等で形成
される電気/光学的な遮光部材を配設し、この遮光部材
を電気的に制御し、平均測光を行う場合には撮影画面に
対応する領域をすべて透過させ、部分測光を行う場合に
は測光すべき領域を透過させ他の領域を遮光するように
パターン形成することによって部分測光と平均測光を切
換えることが可能とされている。
える手段としては、例えば特開昭62−133326号
公報に示されているように観察光学系の一部を分岐して
測光光学系を構成したカメラ本体の焦点板における光束
を機械的に進退自在に形成された遮光板を進入させるこ
とで一部分を遮った状態で部分測光を行い、遮光板を退
避させることで当該光束をすべて透過させた状態で平均
測光を行わせるようにしている。
ラにおける測光切換装置であるが、コンパクトカメラ等
のように撮影光学系と測光光学系がそれぞれ別個に独立
して配設されている場合には、撮影光軸に対応する測光
光軸を被写体距離が無限遠位置において略一致するよう
に各部の位置設定がされている。従って、この場合にも
部分測光と平均測光の切換えを行うことができるのであ
る。
置においては、一眼レフレックス形式のカメラにおいて
は、被写体距離がどこにあっても、実撮影範囲と測光領
域の対応性が不一致になることがなく、別段の問題が生
じないものの、コンパクトカメラに見られるように撮影
光学系と測光光学系がそれぞれ別個に独立して配設され
ている場合には、上述の対応性が不一致になってしまう
という問題がある。
画面領域に対応して測光領域が設定されているために、
被写体距離が無限遠の場合には、実画面領域と測光領域
の対応性が一致するが、被写体距離が至近距離に変化す
る程、視差が大きくなり不一致の量が増大してしまう。
これは、実撮影範囲と観察範囲が被写体距離に応じて変
化するファインダパララックスと同様の原理で生じるも
のである。
影距離が数10cmまで撮影できるカメラや焦点距離の
長い光学系を有したカメラが多くなってきているので、
その差が著しく現われてしまい、正確な測光を行うこと
ができなくなってきている。
ので、被写体距離が変化しても実撮影範囲と測光範囲の
対応性が不一致となることがないカメラ用測光装置を提
供することを目的とするものである。
めに、請求項1に係る発明は、被写体距離を検出して測
距データを得る測距装置と、撮影光学系とは別個に独立
して配設される測光光学系と、この測光光学系を通過す
る測光用光束を受けて測光出力データを得る測光部とを
有するカメラにおいて、上記測光光学系を通過する測光
用光束を、複数に分割された測光領域のそれぞれに対応
する複数の光電変換素子で受け、当該複数の光電変換素
子の各測光出力データを得る測光部と、この測光部で得
られた各測光出力データの重み付けを上記測距装置で得
られた測距データに基づいて変化させ、上記撮影光学系
で得られる撮影画面と上記測光光学系を通過する測光用
光束との視軸ずれを補正する補正制御部と、を具備する
ことを特徴とするものである。
を検出して測距データを得る測距装置と、撮影光学系と
は別個に独立して配設される測光光学系と、この測光光
学系を通過する測光用光束を受けて測光出力データを得
る測光部とを有するカメラにおいて、上記測光光学系を
通過する測光用光束を、複数に分割された測光領域のそ
れぞれに対応する複数の光電変換素子で受け、当該複数
の光電変換素子の各測光出力データを得る測光部と、こ
の測光部で得られる各測光出力を、上記測距装置で得ら
れた測距データに基づいて、上記撮影光学系で得られる
撮影画面と被写体距離が短かいときに上記測光光学系を
通過する測光用光束との視軸ずれを補正するために、上
記測光部における複数の光電変換素子のうちの特定の光
電変換素子の出力を測光出力データとする補正制御部
と、を具備することを特徴とするものである。
とは別個に独立して配設される測光光学系と、この測光
光学系を通過する測光用光束を受けて測光出力データを
得る測光部とを有するカメラにおいて、上記撮影光学系
における撮影距離範囲を通常撮影範囲と近接撮影範囲に
切換える撮影距離範囲切換手段と、上記測光光学系を通
過する測光用光束を、複数に分割された測光領域のそれ
ぞれに対応する複数の光電変換素子で受け、当該複数の
光電変換素子の各測光出力データを得る測光部と、この
測光部で得られた各測光出力の重み付けを、上記撮影範
囲切換手段によって撮影距離範囲が近接撮影範囲側に切
換えられたときと通常撮影範囲側に切換えられたときに
応じて変化させ、上記撮影光学系で得られる撮影画面と
上記測光光学系を通過する測光用光束との近接撮影時に
おける視軸ずれを補正する補正制御部と、を具備するこ
とを特徴とするものである。
とは別個に独立して配設される測光光学系と、この測光
光学系を通過する測光用光束を受けて測光出力データを
得る測光部とを有するカメラにおいて、上記撮影光学系
における撮影距離範囲を通常撮影範囲と近接撮影範囲に
切換える撮影距離範囲切換手段と、上記測光光学系を通
過する測光用光束を、複数に分割された測光領域のそれ
ぞれに対応する複数の光電変換素子で受け、当該複数の
光電変換素子の各測光出力データを得る測光部と、上記
撮影距離範囲切換手段によって撮影距離範囲が近接撮影
範囲側に切換えられるときに応じて、上記撮影光学系で
得られる撮影画面と上記測光光学系を通過する測光用光
束との近接撮影時における視軸ずれを補正するために、
上記測光部における複数の光電変換素子のうちの特定の
光電変換素子の出力を測光出力データとする補正制御部
と、を具備することを特徴とするものである。
撮影光軸と異なって配置された測光光学系を通過する測
光用光束を測光して露光制御するに際して、測光部を複
数分割された素子で形成し、測距装置で検出された被写
体距離データに基づいて上記各素子の測光出力データの
重み付けを変化させることで、撮影光学系と測光光学系
の視差(以下「パララックス」という)が実質的になく
なるようにしている。
は、測光部を複数分割された素子で形成し、測距装置で
検出された被写体距離データに基づいて上記各素子の測
光出力データうちの特定のものを用いることによってパ
ララックスを補正するようにしている。
は、測光部を複数分割された素子で形成し、「通常撮影
とマクロ撮影」の切換が通常撮影のときとマクロ撮影の
ときで上記各素子の測光出力データの重み付けを変化さ
せパララックスを補正するようにしている。
は、測光部を複数分割された素子で形成し、「通常撮影
とマクロ撮影」の切換が通常撮影のときとマクロ撮影の
ときで上記各素子の測光出力データのうちの特定のもの
を用いることによってパララックスを補正するようにし
ている。
例について説明する。
学系2が設けられ、この光軸の上方部にファインダ光学
系3が設けられている。このファインダ光学系3には、
測距装置が内蔵され、測距データdが得られるように構
成されている。
撮影光学系2から別個に独立して形成される測光光学系
4が配設されている。この測光光学系4の後方位置に
は、この測光光学系を通過する測光用光束を受けると共
に複数に分割された測光領域に対応して配置された複数
の光電変換素子(詳細は後述する)を有している。
押し操作できるシャッタレリーズ釦5が設けられてい
る。このシャッタレリーズ釦5は、撮影時に1段押し操
作することによって後述する第1レリーズスイッチ14
(図1)がオンされ、更により深く押し操作することに
より第2レリーズスイッチ15がオンされるようになっ
ている。
ード、シャッタ秒時、絞り値、ISOフィルム感度値、
撮影駒数等々のデータを表示する状態表示器6が設けら
れ、また、被写体距離を数十cmに設定したマクロ撮影
を行わせるためのマクロ撮影釦7とストロボ8が設けら
れている。
系は、図1に示すようになっている。即ち、カメラ各部
の動作を総合的に制御するためのCPU10が設けられ
ていて、このCPU10には、CCD等の素子を用いて
測距データdを求める周知の測距装置11から送出され
る測距データdが入力できるようになっていて、周知の
レンズ駆動装置12とシャッタ制御装置13を適正に制
御するための指令信号が送出されるようになっている。
操作に伴って作動する第1および第2レリーズスイッチ
14および15が接続され、上述のマクロ撮影釦7の操
作によって作動するマクロスイッチ16が接続されてい
る。
出力データが供給されるようになっている。この測光回
路部17は、複数分割された受光領域に対応するNo.1
〜No.nのn個の第1測光部181 、第2測光部182
〜第n測光部18n とこの出力をA/D変換するA/D
コンバータ19で構成されている。
18n は、図3に示すように長方形の撮影画面をマス目
状に9分割した第1ないし第9測光部21ないし29で
形成され、それぞれの受光素子出力が別々に取出せるよ
うになっている。
において、撮影を行うために図示しない電源スイッチが
オンされ、回路各部に電源供給がなされ図4に示すフロ
ーチャートのステップS0から次のステップS1に移行
する。
してシャッタレリーズ釦5が一段だけ押し操作されて第
1レリーズスイッチ14がオンされたことが検出される
と、次のステップS2に移行し、第2レリーズスイッチ
15の受付けが禁止される。即ち、この段階でシャッタ
レリーズ釦5が更に一段押し操作されて第2レリーズス
イッチ15がオンされても、このオン情報は一連の撮影
シーケンスに対して有効なデータとならない。
らの指令により測距装置11が作動し、測距検出データ
dが得られる。この測距検出データdは、CPU10に
送られ、次のステップS4に移行し、CPU10におい
て測距演算が行われ、測距データdが求められ、これが
メモリに格納される。
このステップS11は、本発明の要部を形成するもの
で、その動作の詳細は、先ずステップS12で測距デー
タdが第1の設定距離データL1より大であるか否かが
判定され、YESの場合には、次のステップS13に移
行し、測距データdが第2の設定距離データL2より大
であるか否かが判定される。上述の第1の設定距離デー
タL1は、至近距離、例えば0.7mとされ、第2の設
定距離データL2は、中距離に設定されている。
して処理が進み、ステップS14まで移行すると、測距
データdが第nの設定距離データLnより大であるか否
かが判定される。この第nの設定距離データLnは、遠
距離に設定されている。
即ち、測距データdが、第1、第2、第nの設定距離デ
ータL1,L2,Lnのいずれより大である場合には、
∞に近い距離であるとみなし、測光光学系と撮影光学系
とのパララックスが極めて少なく、実質的に無視できる
ので、次のステップS15に移行し、第1〜第9測光部
21〜29の各出力データを均等で測光演算を行い、ス
テップS11による測光データが得られる。
場合、即ち、測距データdが第1の設定距離データL1
より小の場合には、次のステップS16に移行し、測光
回路部17を構成する複数の測光部181 ,182 ……
18n のうちの1つ、例えば図5に示すように第5測光
部25の重み付けを「10」にし、他の測光部である第
1ないし第4、第6ないし第9測光部21ないし24,
26ないし29のそれぞれの重み付けを「1」にするよ
うに測光演算が行われ、このときの測光データがステッ
プS5で示すように露光制御値、即ち適正絞り値、シャ
ッタ秒時が決定されて待機状態にされ、次のステップS
6に移行する。
けは、測距データdが至近に近いために撮影画面と測光
光束の光軸のずれ(パララックス)が大きく生じ、実際
の撮影画面が測光部18における右下部分(図5におけ
る第5測光部25)に対応することになる。
以外の測光部は、露光決定に対する比率が少ないために
その重み付けを少なくしているのである。
ャッタ秒時は、ステップS6によって第2レリーズスイ
ッチ15のONを受付許可され、次のステップS7で第
2レリーズステッチS15がONであるか否かが判定さ
れ、第2レリーズ信号RL2がONでない場合には、待
機状態が継続する。
ONされて第2レリーズ信号RL2が出力されている場
合には、ステップS8に移行し、上述の絞り値とシャッ
タ秒時でもってフィルム露光が行われ、次のステップS
9でフィルム給送が行われ、次のステップS10で一連
の撮影シーケンスが完了する。
タL2より小である場合、換言すれば測距データdが第
1の設定距離データL1(至近距離に対応)より大きく
第2の設定距離データL2(中距離に対応)より小さい
場合にはステップS17に移行する。
構成する複数の測光部181 〜18n のうちの図6に示
すように、第5測光部5の重み付けを「10」にし、こ
れに隣接する第2測光部24、第9測光部29、第6測
光部26の重み付けを「2」にし、その他の第3測光部
23、第2測光部22、第1測光部21、第8測光部2
8、第7測光部27の重み付けを「1」にするように測
光制御が行われる。
おける重み付け(図5参照)に比べてその分布が測光部
分の右下部を重点とし、それに隣接する部分を次に考慮
し、さらにその外側に隣接する部分をその次に考慮して
いる。
場合には、その撮影画面範囲と測光領域との間に生じる
パララックスを上述の至近距離における場合(ステップ
S16の場合)よりも左上側の部分の重み付けを多くし
ていることを意味する。
10までは、上述の場合と同様に行われることになる。
ータLn(遠距離に対応)より小である場合、換言すれ
ば、測距データdが第n−1の設定距離データLn−1
と第nの設定距離データLnとの間にある場合には、ス
テップS18に移行する。
構成する複数の測光部181 〜18n のうちの図7に示
すように、測光領域の右下部分第5測光部5、第4測光
部24、第9測光部29の重み付けを「10」にし、こ
れらに隣接する第3測光部23、第2測光部22、第1
測光部21、第8測光部28、第7測光部27のそれぞ
れの重み付けを「9」にするように測光制御が行われ
る。
おける重み付け(図6参照)に比べてその分布が測光部
分の左上部分を多く考慮している。これは、測距データ
dが遠距離と∞との間にあるときには撮影画面の測光領
域とのパララックスがわずかに生じているため右下部の
重み付けをわずかに多くしているのである。
10までは、上述の場合と同様に行われることになる。
従って、測距データdが、∞と遠距離との間である場合
には、パララックスが無視できるので、全測光領域を均
等に用いた測光を行い、測距データdが至近側に近づく
につれて測光領域の右下部の重み付けを段階的に多くし
た測光を行っている。
しているのは、測距データdが至近側に近づくにつれて
撮影画面に対応する測光領域が右下部寄りに移行すると
いうパララックスを打消すためである。
施例を図8ないし図11を用いて説明する。
複する部分が多くあり、説明の煩雑化を避けるために同
一部分についての説明を略し、異なる部分のみについて
説明する。
る測光部18(図3、5〜7参照)が、図8に示す測光
部30に変更されたものである。また、その動作ステッ
プについては、第1実施例が図4に示すものであったの
に対して第2実施例においては、図9に示すようにした
もので、その差異は、第1実施例におけるステップS1
1の全体を、図9に示すステップS21に変えたもので
ある。
ように全体の測光領域を、第1ないし第5測光部31な
いし35に5分割して構成されている。
部に配置され、この第1測光部31の上辺と左辺のそれ
ぞれに接する帯状の第2測光部32が配置され、この第
2測光部32の上辺と左辺のそれぞれに接する帯状の第
3測光部33が配置され、以下同様に帯状に配置された
第4測光部34、第5測光部35が配置されているので
ある。
からステップS4が実行された後にステップS21に移
行し、先ずステップS22で測距データdが第1の設定
距離データL1以上であるか否かが判定される。
は、ステップS23に移行し測距データdが第2の設定
距離データL2以上であるか否かが判定される。このス
テップS23が、YESである場合には、以下同様にし
てn段階に亘る距離データの比較が行われる。
離データL1以上であるか否か、第2の設定距離データ
L2……第(n−1)の設定距離データLn−1という
ように行われる。ステップS24で測距データdが(n
−1)の設定距離データL(n−1)以上であるか否か
の判定が行われ、この判定結果が、YES、即ち測距デ
ータdが∞の場合に次のステップS25に移行する。
であるので、撮影画面と測光領域とのパララックスが生
ぜず一致したものとして第1ないし第5測光部31ない
し35の全てを用いた測光を行うことになる。
とき、換言すれば測距データdが第1の設定距離データ
L1(至近距離に対応)以下であるためにパララックス
が大きく生じ、撮影画面に対応する測光領域がその右下
部に位置するので、図10にハッチングを付して示すよ
うにその右下部の第1の測光部31の検出出力のみを用
いて測光部データとし、次のステップS5では、適正露
光を得るに必要な絞り値とシャッタ秒時が求められ、以
下同様にステップS6からステップS10が実行され
る。
とき、換言すれば、測距データdが第1の設定距離デー
タL1(至近距離に対応)と第2の設定距離データL2
(中距離に対応)との間にあるものと判定し、図11に
示すように第1測光部31と第2測光部32とを用いて
測光出力データとする。
ときは、測距データdが第(n−1)の設定距離データ
L(n−1)と∞との間にあると判断し、第1測光部3
1から第4測光部34までを用いて測光出力データとす
る。
域となるように複数の測光領域を段階的に組合せること
によってパララックスを無くすようにしているのであ
る。
施例を図12を用いて説明する。前述の第1および第2
実施例は、撮影画面と測光領域の一致性を持たせるため
に被写体距離の大小に応じて多段階に亘って測光領域を
選択し、もしくは重み付けを変化させることによって実
質的に選択しているが、これから説明する第3実施例
は、通常撮影時(被写体距離が至近から∞)とマクロ撮
影時(被写体距離30cm程度以下)との2段階の測光
補正を行うようにしたものである。
図3に示す測光部18が用いられている。また、その動
作ステップは、図12に示すようにステップS0〜S
2、S3〜S10のそれぞれが、上述実施例と同様であ
る。
ッチ15の受付が禁止された後、ステップS31に移行
し、このステップS31が実行された後に、上述同様に
ステップS3からステップS10が実行される。
する。先ず、ステップS32でマクロ撮影釦7がONさ
れているか否かが判断され、YESの場合には、次のス
テップS33に移行する。
第5測光部25の重み付けを「10」にし、他の測光部
(第1ないし第4,第6ないし第9測光部21ないし2
4,26ないし29のそれぞれの重み付けを「1」にす
るように測光演算が行われ、このときの測光データがス
テップS3で示すように、露光制御値、即ち適正絞り
値、シャッタ秒時が決定され、第2レリーズスイッチ1
5のONを条件として、以下同様にして露光、給送が行
われる。
場合には、ステップS34およびステップS35で測距
および測距演算を行うが、測光データとしては、測距デ
ータdの大小に関係なく、全測光部データを均等に用い
て露光制御値が決定される(ステップS36)。
施例を図13を用いて説明する。前述の第3実施例は、
通常撮影時とマクロ撮影時のそれぞれにおける測光部の
測光領域を通常撮影時とマクロ撮影時のそれぞれにおい
て重み付けを変化させ、撮影画面と測光領域のパララッ
クスを補正しているが、第4実施例は、通常撮影時とマ
クロ撮影時のそれぞれにおいて特定の測光領域の測光部
の出力データのみを用いて測光を行うようにしたもので
ある。
12のフローチャートのステップS31を変更したもの
で、他の動作は同様である。このステップS41は、本
実施例の要部を構成するもので、先ずステップS42で
マクロ撮影釦7がONされているか否かの判断を行い、
YESの場合には、撮影がマクロ撮影であるとし、先の
ステップS43に移行する。
光部21ないし29で形成される測光部18の(図3参
照)の一部の光電変換素子、即ち第5測光部25のみを
用いて測光出力データを演算するものである。
の右下部分に位置しており、この部分は、マクロ撮影時
における撮影画面に対応する実測光領域に一致してい
る。従って、マクロ撮影時のパララックスが生じないこ
とになる。
ロ撮影釦7がOFFされている場合には、通常撮影が行
われる。詳しくは、先ず、ステップS44で測距が行わ
れ、次のステップS45で測距演算が行われ、測距デー
タdが求められる。
駆動され、次のステップS46で測光が行われる。この
測光は、測光部18の全測光領域を用いて均等な測光が
行われ、次のステップS5以降に移行し、上述同様にし
て通常撮影が行われる。
ることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形
実施をすることができることは勿論である。
軸と測光光学系4の光軸が水平方向にずれ、かつカメラ
本体1の前面から見て左側にずれているために、近距離
撮影時に対応する測光領域がその右下部に位置するため
に、図8に示すように複数分割されている。
光学系2の光軸と測光光学系4の光軸が上下方向にずれ
ている場合には、両者のパララックスによる測光領域ず
れが全測光領域の中心を基準にして上下方向に生ずるこ
とになる。
に測光部40を形成する複数の測光部を、測光部40の
下辺の中央に至近またはマクロ距離に対応する測光領域
を有する第1測光部41を形成し、この第1測光部41
の右辺、上辺、左辺に接する連続した帯状の領域を第2
測光部42としている。
左辺に接する連続した帯状の領域を第3測光部43と
し、以下同様に第4および第5測光部44および45を
形成する。
離の場合には、第1測光部41のみを用い、多くの測光
部を用いることによって撮影画面と測光領域のパララッ
クスを補正することができる。
5のいずれかを選択的に用いる代りに、複数の測光部の
全てを用い、かつそれぞれの重み付けを被写体距離に応
じ、または「通常撮影とマクロ撮影の切換」に応じて変
化させるようにしても良い。
光学系4の光軸のずれが、図1に示す位置と逆になって
いた場合には、図15に示すように測光部50を測光部
30(図8参照)に対称となるように配置された第1な
いし第5測光部51ないし55としても良い。
ないで、ある特定距離に固定した状態で行うような形式
のカメラに本発明を適用したものであるが、マクロ撮影
領域まで合焦駆動できる形式のカメラにも上述同様に適
用できることは勿論である。
たり、その重み付けを変化させるのみならず、その両方
を採用してパララックス補正を行うようにしても良い。
ては、上述のようにマス目に分割したり帯状に分割する
等の他に全くの任意に設定することができる。
に、本発明は、被写体距離または撮影モードに応じて測
光領域を可変または重み付けを変化させているため、次
のような効果を奏するカメラ用測光装置を提供すること
ができる。
ずれに基づくパララックスが、被写体距離に対応して補
正されるので、撮影画面に正確に対応した測光をするこ
とができる。
パララックスは、被写体距離が近づくに伴って増大し、
特に、被写体距離が至近もしくはマクロ領域になった場
合には著しく生じてしまい、場合によっては撮影画面と
全く関係のない部分を測光してしまうことになる。
離が至近もしくはマクロ領域のときに大きな補正を施し
ているので上述の不具合を解消することができる。
図である。
傾斜図である。
ある。
トである。
体例を示す正面図である。
体例を示す正面図である。
体例を示す正面図である。
を示す正面図である。
トである。
示す正面図である。
示す正面図である。
ートである。
ートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 被写体距離を検出して測距データを得る
測距装置と、撮影光学系とは別個に独立して配設される
測光光学系と、この測光光学系を通過する測光用光束を
受けて測光出力データを得る測光部とを有するカメラに
おいて、 上記測光光学系を通過する測光用光束を、複数に分割さ
れた測光領域のそれぞれに対応する複数の光電変換素子
で受け、当該複数の光電変換素子の各測光出力データを
得る測光部と、 この測光部で得られた各測光出力データの重み付けを上
記測距装置で得られた測距データに基づいて変化させ、
上記撮影光学系で得られる撮影画面と上記測光光学系を
通過する測光用光束との視軸ずれを補正する補正制御部
と、 を具備することを特徴とするカメラ用測光装置。 - 【請求項2】 被写体距離を検出して測距データを得る
測距装置と、撮影光学系とは別個に独立して配設される
測光光学系と、この測光光学系を通過する測光用光束を
受けて測光出力データを得る測光部とを有するカメラに
おいて、 上記測光光学系を通過する測光用光束を、複数に分割さ
れた測光領域のそれぞれに対応する複数の光電変換素子
で受け、当該複数の光電変換素子の各測光出力データを
得る測光部と、 この測光部で得られる各測光出力を、上記測距装置で得
られた測距データに基づいて、上記撮影光学系で得られ
る撮影画面と被写体距離が短かいときに上記測光光学系
を通過する測光用光束との視軸ずれを補正するために、
上記測光部における複数の光電変換素子のうちの特定の
光電変換素子の出力を測光出力データとする補正制御部
と、 を具備することを特徴とするカメラ用測光装置。 - 【請求項3】 撮影光学系とは別個に独立して配設され
る測光光学系と、この測光光学系を通過する測光用光束
を受けて測光出力データを得る測光部とを有するカメラ
において、 上記撮影光学系における撮影距離範囲を通常撮影範囲と
近接撮影範囲に切換える撮影距離範囲切換手段と、 上記測光光学系を通過する測光用光束を、複数に分割さ
れた測光領域のそれぞれに対応する複数の光電変換素子
で受け、当該複数の光電変換素子の各測光出力データを
得る測光部と、 この測光部で得られた各測光出力の重み付けを、上記撮
影範囲切換手段によって撮影距離範囲が近接撮影範囲側
に切換えられたときと通常撮影範囲側に切換えられたと
きに応じて変化させ、上記撮影光学系で得られる撮影画
面と上記測光光学系を通過する測光用光束との近接撮影
時における視軸ずれを補正する補正制御部と、 を具備することを特徴とするカメラ用測光装置。 - 【請求項4】 撮影光学系とは別個に独立して配設され
る測光光学系と、この測光光学系を通過する測光用光束
を受けて測光出力データを得る測光部とを有するカメラ
において、 上記撮影光学系における撮影距離範囲を通常撮影範囲と
近接撮影範囲に切換える撮影距離範囲切換手段と、 上記測光光学系を通過する測光用光束を、複数に分割さ
れた測光領域のそれぞれに対応する複数の光電変換素子
で受け、当該複数の光電変換素子の各測光出力データを
得る測光部と、 上記撮影距離範囲切換手段によって撮影距離範囲が近接
撮影範囲側に切換えられるときに応じて、上記撮影光学
系で得られる撮影画面と上記測光光学系を通過する測光
用光束との近接撮影時における視軸ずれを補正するため
に、上記測光部における複数の光電変換素子のうちの特
定の光電変換素子の出力を測光出力データとする補正制
御部と、 を具備することを特徴とするカメラ用測光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340084A JP3066548B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | カメラ用測光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340084A JP3066548B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | カメラ用測光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05150286A JPH05150286A (ja) | 1993-06-18 |
JP3066548B2 true JP3066548B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=18333566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3340084A Expired - Lifetime JP3066548B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | カメラ用測光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066548B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102491795B1 (ko) | 2020-12-29 | 2023-01-26 | 주식회사 트라운드 | 시청각 시스템 구현을 위한 의자용 부재 및 상기 의자용 부재를 포함하는 의자 |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP3340084A patent/JP3066548B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102491795B1 (ko) | 2020-12-29 | 2023-01-26 | 주식회사 트라운드 | 시청각 시스템 구현을 위한 의자용 부재 및 상기 의자용 부재를 포함하는 의자 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05150286A (ja) | 1993-06-18 |
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