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JP3063675B2 - 映像信号の再生装置 - Google Patents

映像信号の再生装置

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Publication number
JP3063675B2
JP3063675B2 JP11926097A JP11926097A JP3063675B2 JP 3063675 B2 JP3063675 B2 JP 3063675B2 JP 11926097 A JP11926097 A JP 11926097A JP 11926097 A JP11926097 A JP 11926097A JP 3063675 B2 JP3063675 B2 JP 3063675B2
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Japan
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recording
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video signal
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JP11926097A
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正一 西野
達郎 重里
秀樹 大高
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号をディジ
タル記録する映像信号の録画再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】映像信号を録画再生する録画再生装置
(VTRやビデオディスクなど)を構成するには、長時
間録画のために元映像信号のデータ量を削減する帯域圧
縮技術(または高能率符号化技術)が用いられている。
【0003】前記帯域圧縮技術の一例として、アダマー
ル変換や離散コサイン変換(DCT)などによる直交変
換符号化を用いたものがある。直交変換符号化は、映像
信号をある一定の画素で構成される矩形単位毎に直交変
換を施すことによって、前記矩形単位内の情報を周波数
分解して得られた各周波数成分に対して符号化を行なう
ものである。この時、視覚特性上で劣化の影響の少ない
高域成分については、そのデータ割当量を少なくするな
どの手法により、元映像信号のデータ量を削減する方法
であって、画質劣化が少なく有効な帯域圧縮技術のひと
つである。また、直交変換により得られたデータの値に
応じて符号長の異なる可変長符号を割り当てる手法があ
る。これは、各データの値の発生頻度により、発生頻度
の高い値に対してほど短い符号長の符号語を割り当てる
ようにして、全体のデータ量を少なくする方法である。
【0004】一従来例として、VTRでの映像信号の映
像信号の録画再生装置を説明する。図13は従来の映像
信号の録画再生装置のブロック図であって、10は映像
信号を入力する入力端子、2は所定の矩形単位毎に直交
変換を行なう直交変換手段、3は可変長符号化手段であ
って可変長符号化回路30とバッファメモリ31より構
成されている。4は記録手段であって誤り訂正符号化回
路および変調回路等によって構成されて磁気テープ5に
記録ヘッドを通じて信号を磁気記録する。6は検出回路
であって、前記記録手段4で磁気テープ5に記録された
信号を再生ヘッドを通じて信号検出し、前記記録手段4
とを逆の復調回路および誤り訂正復号化回路等で構成さ
れている。7は前記可変長符号化手段3で可変長符号化
された信号を復号するか変調復号化手段、8は逆直交変
換手段であって元の映像信号の画素値を直交変換値より
得て出力端子11に送って再生画像となしている。
【0005】テレビジョン信号をみるような映像信号
は、一定のフレーム周波数(またはフィールド周波数)
毎に一画面ずつを定期的に提供する事により動画像を構
成するものであって、そのために映像信号の録画再生装
置においても単位時間内に再生する画面数は一定でなけ
ればならない。よって、可変長符号化手法を用いる録画
再生装置では、単位時間内画面数を一定にするように制
御する必要がある。本従来例のような構成では1フレー
ム分のデータ量を一定にしているが、そのデータ量制御
は前記可変長符号化手段3で行なっている。前記可変長
符号化回路30により可変長符号化された信号は、前記
バッファメモリ31に送られてそのデータ量の変化を検
出される。そのとき、可変長符号化された信号の前記デ
ータ量の変移が多いときにはバッファメモリ31より可
変長符号化回路30に制御信号が送られて、可変長符号
化回路30は以後の前記データ量を少なくするようにデ
ータ量圧縮するように可変長符号化する。具体的には、
前記直交変換手段2出力の量子化ステップ幅を広げるこ
とによりデータ割当を少なくするのが一般である。ま
た、逆に記録するデータ量に余裕が出てきたならば、そ
の後には前記ステップ幅を小さくして、記録できるだけ
のデータ量を有効に使うよう制御するものである。
【0006】図13は、本従来例によって記録されるデ
ータ量の一例を示すものである。同図のシンク1,シン
ク2,…は、記録及び再生されるときの最小同期単位の
シンクブロックを示しており、またS1,S2,…は前
記直交変換手段2と可変長符号化手段3によって符号化
された前記矩形単位を記述するものであってその大きさ
はデータ量を示している。また、各矩形単位毎の最後の
斜線部は矩形単位のデータの終わりを示す終了信号(以
後EOBと呼ぶ)が送られているものとする。このEO
Bは、各矩形単位のデータの信号列の最後の部分が値0
である時には、その値0列を記録せずにEOBを記録す
るだけでも、復号時に容易に値0として可変長復号でき
るので前記値0の分のデータ量を削減できるものであ
る。同図では、バッファメモリ31からのフィールドバ
ック制御によりデータ量調整をしており、前記シンクブ
ロック単位で前記矩形単位が一致しないのが一般である
(例えばシンク1とシンク2で短形単位Siが分割され
て記録されている)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、バッファメモリ31の容量で記録されるべきデー
タ量を制御しているが、前記したようにデータ量の一定
範囲が1フレームの場合でもその最後のあたりに非常に
情報量の多い矩形単位が集中している場合には、データ
量制御の余裕が少ないのでフレームの最初に比べて割当
のバランスが悪く画質劣化を引き起こしたり、さらには
矩形単位で記録することができない場合もありうるとい
う課題を有していた。
【0008】また再生時に誤りが発生した場合にはその
誤り部分が小範囲であっても可変長符号化しているの
で、その誤りの影響が広範囲におよぶという課題を有し
ていた。例えば、誤りのためにシンク1が検出できない
ばあいには、シンク2の先頭に記録されている矩形単位
がSiであることが復号時に解らないので、シンク2以
後のシンクブロックが検出されてSi以後の矩形単位を
検出することができなくなる。しかし、上記誤り伝搬を
少なくするためにシンク2内に矩形単位のアドレス(た
とえばi+1)を一緒に記録する事により、少なくとも
Si+1以後の矩形単位は前記矩形単位SiのEOBを
検出して再生でき方法はある。しかし、上記矩形単位の
アドレスを各シンクブロック毎に記録するのは非常に大
きな冗長成分となり、その分の映像信号への割当データ
量が少なくなるので有効ではない。
【0009】上記シンクブロックと矩形単位が非同期で
ある影響は高速再生などの特殊再生時にも現れる。高速
再生時には、通常に記録・再生ヘッドが磁気テープ上を
通る軌跡を通らずに前記軌跡を斜めにまたがっていく状
態であるので、前記記録時のシンクブロックの並び毎に
は検出・再生できないため、記録されている矩形単位の
順番には復号できない。よって、再現される高速再生画
は非常に劣化するという課題があった。
【0010】つぎに、記録された映像信号を編集または
複写するときのことを考える。これら機能はある映像信
号が記録されている一方のテープから、他のテープに記
録し直すことで実現できる。しかし上記従来構成では、
誤った場合の為に常に可変長復号と逆直交変換を行なっ
て、前記検出できない部分と矩形単位(たとえばシンク
1が誤れば矩形単位S1からSi)を画素レベルで修整
し、再度直交変換と可変長符号化を加える必要があっ
て、直交変換を繰り返すことにより劣化が出てくること
が避けられないという課題も有していた。
【0011】本発明はかかる点に鑑み、誤り発生や高速
再生時で検出されないシンクブロックがあっても画面上
のより広い範囲の再生ができ、また編集や複写を繰り返
しても直交変換を繰り返すことなく劣化のない映像信号
の録画再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は、録
画装置により記録された信号を第1の記録媒体より検出
して可変長符号を得る検出手段と、前記検出手段の出力
を可変長復号する可変長復号手段と、前記可変長復号手
段の出力を逆直交変換する逆直交変換手段とを備えた映
像信号の再生装置である。この再生装置は、映像信号を
直交変換する直交変換手段と、前記直交変換手段の出力
を可変長符号化する可変長符号化手段と、前記可変長符
号化手段の出力を第2の記録媒体上に記録する記録手段
とを備えた映像信号の録画装置を用いて前記第1の記録
媒体上の信号を前記第2の記録媒体に複写する際、前記
検出手段の出力を前記可変長復号手段を経由せずに前記
記録手段に送る。ここで前記検出手段がデータを検出で
きなかったときには、前記検出手段の出力を可変長符号
化された他の信号で置き換えた信号を前記記録手段に送
り、前記記録手段はその信号を記録媒体上に記録する。
前記検出手段がデータを検出できなかったときには、前
記検出手段の出力を前記検出信号が出力する他の信号で
置き換えた信号を前記記録手段に送り、その信号を記録
媒体上に記録してもよい
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は前記した構成により、所
定の矩形単位数のデータ量を同一にして記録するので、
誤りが発生しても前記所定の矩形単位数を少なくすれば
最大でも前記所定の矩形単位数以内に誤り伝搬を抑える
ことができ、かつ前記データ量に納めきれない場合でも
失われるのは高域成分であるのでその影響を少なくでき
る。
【0014】また、一方の磁気テープ上に記録された信
号を可変長符号化復号化および順逆直交変換を行なわず
にかつ修整する矩形単位並びを補償しつつ行えるので、
編集複写に起因する画質劣化への影響を少なくでき、か
つ常に誤った部分を修整した状態で複写しているので一
部のデータしか取り出せない高速再生時に再生画面をよ
り広範囲にわたって新しいデータに更新して良好な画質
を得ることができる。
【0015】図1は本発明の第1の実施例における映像
信号の録画装置及び再生装置のブロック図である。同図
(a)は録画装置であって、10は映像信号の入力端
子、2は映像信号を矩形単位で直交変換する直交変換手
段、300は可変長符号化手段である。可変長符号化手
段300は可変長符号化回路30と前記直交変換手段2
出力の所定の矩形単位数のデータ量を可変長符号化する
前に予め見積るデータ量見積回路32より構成される。
4は記録手段で前記可変長符号化手段300出力を誤り
訂正符号化及び変調して磁気テープ5に記録する信号と
する。同図の(b)は再生装置であって、6は磁気テー
プ5に記録されている信号を再生ヘッドを通して検出
し、復調および誤り訂正復号化する検出手段、700は
可変長復号化手段で可変長復号化回路7とEOB挿入回
路70で構成されている。8は逆直交変換回路、11は
再生映像信号を出力する出力端子である。
【0016】本実施例の映像信号の録画装置及び再生装
置の動作を説明する。図2は本実施例の録画装置で記録
されたデータの一例を示しており、前記同一データ量に
する矩形単位数は2n個の場合で、そのデータ量は同図
の3個のシンクブロックである。前記2n個の矩形単位
をA1,A2,…An,B1,…Bnとする。シンク1
にはA1からAnの矩形単位の低減から一定量づつを配
置し、シンク2にはB1からBnの矩形単位の低減から
一定量づつを配置し、シンク3にはA1からAnおよび
B1からBnの前記シンク1及びシンク2に配置できな
かった高域成分A’1,A’2,…A’n,B’1、…
B’nを配置する。またシンク3内の斜線部は各矩形単
位の終了位置を示すEOBである。
【0017】以上のようにすれば、3シンクブロック単
位で常に同数(2n個)の矩形単位が記録されるので、
誤りによって1シンクブロック分のデータを検出できな
くとも、その誤り伝搬の範囲は、最大でも2n個の矩形
単位に納めることができる。そのときに、前述の従来例
のように矩形単位のアドレスを記録する必要もない。ま
た検出できないシンクブロックがシンク3の場合には、
誤り影響は各矩形単位の高域成分のみで2n個の全矩形
単位の重要な低域成分は検出・再生可能であるのは、高
速再生時のように一部のシンクブロックしか検出できな
ときにでもより広範囲の再生画を構成できるので効果が
ある。
【0018】図3のデータ並びの図は、本実施例の録画
装置において、非常に情報量の多い矩形単位が集中した
場合のデータ配置を示している。同図のシンク1及びシ
ンク2は前記図2と全く同じで2n個の矩形単位の重要
な低減成分から一定量のデータが配置される。異なるの
はシンク3の配置であって、情報量が非常に多くて2n
個の矩形単位分の高域成分をシンク3のデータ量に納め
きれなくなる。図3の本実施例では、矩形単位Bmの高
域成分B’mの一部までがシンク3に配置できており、
B’mの残りおよびB’m+1からB’nのデータが記
録できない。しかしながら、矩形単位BmからBnの重
要な低域成分は前記シンク2に配置されているので、前
述の従来例のように矩形単位全部の情報が記録できない
ことはないので、以上のような最悪の場合においても全
画面の再生をできるので非常に効果がある。
【0019】つぎに、本実施例の再生装置について説明
する。通常の場合(前記図2のデータ並び)は、各矩形
単位がシンク1,2とシンク3に分割してはいるが従来
の再生装置と同様に再生処理できる。しかしながら図3
のような場合には、B’m以降の矩形単位の(可変長)
符号語列が途中で消失しているので、前記EOB挿入回
路70によりシンク3直後にB’mからB’nまでの
(n−m+1)個分のEOBを挿入して、前記可変長復
号化回路7入力を図4のようなデータ並びにする。以上
のようにすることで、後段の可変長復号化回路7が可変
長符号語の誤検出を防ぐことができる。
【0020】以上の本実施例の構成は、回路規模的にも
けっして大きいものではなく、録画装置においては単純
に前記高域成分を記録してあるメモリから前記シンク3
分のデータ量のみを可変長符号化手段300出力とする
だけでよく、また再生装置においてはEOBの個数を数
えてシンク3を終了して不足する個数のEOBを順次可
変長復号化手段に送るだけでよく、非常に実用的であ
る。
【0021】次に本発明の第2の実施例における映像信
号の録画装置について説明する。図5は本実施例の映像
信号の録画装置の構成を示すブロック図である。
【0022】本実施例は、前記第1の実施例の映像信号
の録画装置に対して図533のEOB挿入回路が可変長
符号化手段301に構成されており、その他構成要素は
前記図1構成要素と同等であるので同番号を付してあ
る。
【0023】本実施例の動作を図6データ並びの図を用
いて説明する。通常の状態(前記図2に相当)では前記
第1の実施例と同一であるので省略し、前記2n個の矩
形単位のデータ量が圧縮処理されても3シンクブロック
分のデータ量に納まらない場合について説明する。本実
施例は前記第1の実施例と異なり、前記3シンクブロッ
ク内に必ず2n個のEOBを記録するものである。その
ためには、高域成分を記憶してあるメモリから前記シン
ク3分のデータ量から残りの個数のEOB分のデータ量
を考慮して取り出し、その直後に必要個数のEOBをつ
け加えて可変長符号化手段300出力とすればよい。再
生装置においてはEOBの個数は常に2n個あるので、
前記第1の実施例のように不足EOBを付け加える必要
がなく簡単構成で実用的である。
【0024】更に効果的なのは、誤りがシンクブロック
全体が検出できないのではなく、シンクブロック内の一
部が検出されないときにある。このような誤りが前記シ
ンク3に発生した場合、本実施例では、常に2n個のE
OBが前記3シンクブロック内に存在するので、誤り部
分をのぞいた正常のデータからEOBの個数を検出する
ことで、前記誤り部分がどの矩形単位のデータであるの
かが知り得る。つまり誤り伝搬範囲を更に小さくできる
ので、非常に効果がある。
【0025】次に本発明の第3の実施例における映像信
号の録画装置及び再生装置について説明する。図7は本
実施例の映像信号の録画装置及び再生装置の一部ブロッ
ク図である。同図の左側の部分は前記第1及び第2の実
施例の構成(前記図1及び図5)と同等であるので省略
する。本実施例における新たな構成要素は、90の検出
手段6出力を1フレーム分遅延する遅延回路と91のス
ウィッチ回路である。以下、図8,9,10のデータ並
びの図を用いて本実施例の説明をする。本実施例は、V
TR等に於て編集及び複写機能の実行時に行なう既に記
録されてある記録媒体上の信号を他の記録媒体上に複写
するときに効果のある構成である。
【0026】通常時、図7前記スウィッチ91は検出手
段6で磁気テープ51上に記録してある信号を復調及び
操り訂正復号化した可変長符号化された状態の信号をそ
のまま出力して同図の記録手段4に入力し、あらためて
誤り訂正符号化及び変調を施されて磁気テープ50に記
録される。つまり、再生装置の検出手段6の後段にある
逆直交変換手段8および録画装置の直交変換手段2を施
す必要がないのでこれら両手段の演算精度によって左右
される量子化誤差の多重が全くなく、ただ一度の直交変
換手段と可変長符号化手段が施された状態のまま前記磁
気テープ50に再度記録されるので、複写による劣化が
全くなく行えて非常に効果的なものである。図8が前記
磁気テープ上に記録されている2n個の矩形単位が配置
されているシンクブロックとすると、全く同じ状態で前
記磁気テープ50上に複写されることになる。
【0027】ここで、前記磁気テープ51に記録されて
いた前記図8の3シンクブロック(シンク1,2,3)
の内シンク1が誤っており検出できなかった場合の動作
を説明する。図9の3シンクブロック(シンク1’,
2’,3’)は図8の3シンクブロックのちょうど1フ
レーム前のデータを示しており、この図9データは前記
図7の遅延回路90より得ることができる。いま、シン
ク1が誤って検出できないときには前記遅延回路90出
力であるシンク1’及びシンク3’の内の一部で置き換
えて図10に示す3シンクブロック(シンク1’,2,
3”)の構成になるようにスウィッチ91で切り換え操
作を行なう。
【0028】以上のようにすると、複写時にシンク1が
誤っていても修整された信号(シンク1’)が他の磁気
テープ50上に記録されるので、この信号を再度再生し
ても通常修整と同等の再生効果があって、良好な複写操
作が行える。また、遅延回路90は遅延する信号が圧縮
後のデータであるので、そのデータ量が少なくて実用的
である。
【0029】さて、本実施例ではシンク3内のA’1か
らA’nにおよぶデータ量が、スウィッチ91で置き換
えられるべきシンク3’内のC’1からC’nにおよぶ
データ量より少ない場合の例を示したが、そのときには
シンク3”のようにC’1からC’nのうちのp個の矩
形単位分の高域成分しか(ただしC’pはその一部の
み)修整していない。よって、シンク3”内の可変長符
号語列およびEOBの数が通常時と合わないので、この
ようにして複写されたテープ50を再生するには、前述
の第1の実施例で説明したようなEOB挿入回路を持つ
再生装置を使えばよい。但し、前記第1の実施例ではシ
ンク3の最後の矩形単位の場合しか説明していなかった
が、図10のようなシンク3”のような場合には、図8
に示すようなA’nとB’nとの境界の位置tを記録し
ておけばシンク3”の最後のみでなくとも境界の位置t
においても同様のEOB挿入操作はできる。
【0030】本実施例の効果は複写時の誤り修整の効果
ばかりでなく、複写されたテープ(図7では磁気テープ
50)の高速再生における画面構成する上で非常に効果
がある。高速再生時は常に2n個の連続する矩形単位が
配置されている3シンクブロックを一緒に取り出せると
は限らないので、前記のような置き換え操作が頻繁に行
なわれることになる。そのとき、本実施例のように複写
時にも修整処理を施すことは、図10のシンク1’が取
り出せたときには少なくとも元の矩形単位のデータ(A
1からAn)に時刻的に非常に近いデータを再生できる
ので高速再生画面を、誤っているままで時刻的に離れた
データを使うよりは、より良好に構成することができ
る。
【0031】次に本発明の第4の実施例における映像信
号の録画装置及び再生装置について説明する。本実施例
は、前述の第3の実施例と同じくVTR等に於て編集及
び複写機能の実行時に行なう既に記録されてある記録媒
体上の信号を他の記録媒体上に複写するときに効果のあ
る構成である。図11は本実施例の映像信号の録画装置
及び再生装置の一部のブロック図であり、同図の左側の
部分は前記第1及び第2の実施例の構成(前記図1及び
図5)と同等であるので省略する。本実施例が図7の第
3の実施例と異なるのは、遅延回路90出力をスイッチ
回路91に送るのはEOBを挿入するEOB挿入回路9
2を構成させたことである。以下、前述の図8、9及び
図12のデータ並びの図を用いて本実施例を説明する。
【0032】図12は、前記図8の記録データ並びの3
シンクブロック分に対してシンク1が誤りにより検出で
きなかったときに全フレームのデータ(図9データ)を
用いて、誤り修正を伴う複写操作を行った結果の磁気テ
ープ50上に記録されるデータ並びを示している。
【0033】同図において、図10と異なるのは、シン
ク3”において置き換えられた高域成分の最後の部分に
C’p以後C’nまでの矩形単位数分のEOBを配置し
て3シンクブロック内のEOBの個数を通常の2n個に
するものである。
【0034】以上のようにすれば、誤り修正を加えられ
て複写した磁気テープについても常にEOB個数は2n
個あるので、可変長復号化手段にEOB挿入回路のない
再生装置でも再生可能である。また、高速再生時におけ
る効果は前記第3の実施例と同等で実用的である。
【0035】なお、前記第3及び第4の実施例に於て、
誤り修整するのに遅延回路90を用いて前フレームとの
フレーム間の遅延操作をするように説明したが、これは
一例であって、後フレームとのフレーム間操作やまたフ
ィールド間、フレーム内、フィールド内操作など有効な
手段は多くあるが、本発明では可変長復号化符号化手段
及び逆順直交変換手段等を経ずに誤り修整もしながら複
写操作を行える。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の矩形単位数のデータ量を同一にして記録するので、
誤りが発生しても前記所定の矩形単位数を少なくすれば
最大でも前記所定の矩形単位数以内に誤り伝搬を抑える
ことができ、かつ前記データ量に納めきれない場合でも
失われるのは高域成分であるのでその影響を少なくでき
る。
【0037】また、一方の磁気テープ上に記録された信
号を可変長符号化復号化および順逆直交変換を行なわず
にかつ修整する矩形単位並びを補償しつつ行えるので、
編集複写に起因する画質劣化への影響を少なくでき、か
つ常に誤った部分を修整した状態で複写しているので一
部のデータしか取り出せない高速再生時に再生画面をよ
り広範囲にわたって新しいデータに更新して良好な画質
を得ることができるので、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における映像信号の録画
装置及び再生装置のブロック図
【図2】第1の実施例の動作を説明するためのテープ上
に記録されるデータ並びの説明図
【図3】第1の実施例の動作を説明するためのテープ上
に記録されるデータ並びの説明図
【図4】第1の実施例の動作を説明するためのテープ上
に記録されるデータ並びの説明図
【図5】本発明の第1の実施例における映像信号の録画
装置のブロック図
【図6】第2の実施例の動作を説明するためのテープ上
に記録されるデータ並びの説明図
【図7】本発明の第3の実施例における映像信号の録画
装置及び再生装置の一部を示すブロック図
【図8】第3の実施例の動作を説明するためのテープ上
に記録されるデータ並びの説明図
【図9】第3の実施例の動作を説明するためのテープ上
に記録されるデータ並びの説明図
【図10】第3の実施例の動作を説明するためのテープ
上に記録されるデータ並びの説明図
【図11】本発明の第4の実施例における映像信号の録
画装置及び再生装置の一部を示すブロック図
【図12】第4の実施例の動作を説明するためのテープ
上に記録されるデータ並びの説明図
【図13】従来の映像信号の録画装置及び再生装置のブ
ロック図
【図14】従来例の動作を説明するためのテープ上に記
録されるデータ並びの説明図
【符号の説明】
2 直交変換手段 300 可変長符号化手段 301 可変長符号化手段 4 記録手段 6 検出手段 700 可変長復号化手段 8 逆直交変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−217087(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12 H04N 5/92,7/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録画装置により記録された信号を第1の
    記録媒体より検出して可変長符号を得る検出手段と、
    検出手段の出力を可変長復号する可変長復号手段と、
    前記可変長復号手段の出力を逆直交変換する逆直交変換
    手段とを備えた映像信号の再生装置であり、 映像信号を直交変換する直交変換手段と、前記直交変換
    手段の出力を可変長符号化する可変長符号化手段と、前
    記可変長符号化手段の出力を第2の記録媒体上に記録す
    る記録手段とを備えた映像信号の録画装置を用いて前記
    第1の記録媒体上の信号を前記第2の記録媒体に複写す
    る際、前記検出手段の出力を前記可変長復号手段を経由
    せずに前記記録手段に送り、前記検出信号の出力を前記記録手段へと送る場合、前記
    検出手段がデータを検出できなかったときには、前記検
    出手段の出力を可変長符号化された他の信号で置き換え
    た信号を前記記録手段によって記録媒体上に記録するこ
    とを特徴とする映像信号の再生装置。
  2. 【請求項2】 録画装置により記録された信号を第1の
    記録媒体より検出して可変長符号を得る検出手段と、前
    記検出手段の出力を可変長復号する可変長復号手段と、
    前記可変長復号手段の出力を逆直交変換する逆直交変換
    手段とを備えた映像信号の再生装置であり、 映像信号を直交変換する直交変換手段と、前記直交変換
    手段の出力を可変長符号化する可変長符号化手段と、前
    記可変長符号化手段の出力を第2の記録媒体上に記録す
    る記録手段とを備えた映像信号の録画装置を用いて前記
    第1の記録媒体上の信号を前記第2の記録媒体に複写す
    る際、前記検出手段の出力を前記可変長復号手段を経由
    せずに前記記録手段に送り、 前記検出信号の出力を前記記録手段へと送る場合、前記
    検出手段がデータを検出できなかったときには、前記検
    出手段の出力を前記検出信号が出力する他の信号で置き
    換えた信号を前記記録手段によって記録媒体上に記録す
    ることを特徴とする映像信号の再生装置。
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