JP3062752U - 装飾部が交換可能な装身用ベルトのバックル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】着用した服装に応じて装飾部を交換できる装身
用ベルトを提供する。 【解決手段】装身用ベルとのバックル１に螺着部２、交
換可能な装飾シート、装飾シート収納部６、装飾シート
を押止する掛止突起５及び透孔窓３を設けた額縁部４を
備える。装飾シートは、合成樹脂、紙、ゴム、布、金属
及び陶器等焼き物、印刷された絵、写真、記号、図形又
は鋳型で成形し又は彫刻を施した模様等の装飾的なデザ
インを施したものであり、服装、個人の趣味、その場の
状況に応じて変換する。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】

本考案は、衣服やズボン等を着用する場合に用いる装身用のベルトのバックルに おいて、装飾部が交換可能な装身用ベルトのバックルに関する。

【従来の技術】

従来の装身用ベルトのバックルは、通常バックルの表面部分に装飾が施されて居 る。またこのバックルの表面の装飾部が固定されていて、これを交換することが 出来ない構造であるのが通常である。バックル全体を交換できる構造のものも古 くから販売さてれいるが、バックルの装飾部を交換することは出来ない構造のも のである。

【考案が解決しようとする課題】

着用した服装に適した装身用ベルトを選択して着用するのが、お洒落の要諦であ る。従ってこの為には、それぞれの服装に適したベルトを多くの種類を取り揃え て置かなければならず、また数多くのベルトを揃えて何時でも使える状態に手入 れをして、これを保管、管理するには手間が掛かり、極めて煩わしいことである 。またこの為に、多数のベルトを買い揃えるのは経済的にも負担が大きいもので ある。

【課題を解決するための手段】

装身用ベルトのバックル１において、螺着部２と交換可能な装飾シート１０と 装飾シート収納部６と装飾シートを押止する脱着自在に設けられ掛止部の掛止突 起５を備え、透孔を設けた窓枠４とを備えたことを特徴とする装飾部が交換可能 な装身用ベルトのバックルであり、装身用ベルトのバックル１において、交換可 能な装飾シート４と、透孔を設けた装飾シート収納溝９とを備えたことを特徴と する装飾部が交換可能な装身用ベルトのバックルでもある。 更には、装飾シート１０は、合成樹脂、紙、ゴム、布、金属及び陶器等焼き物で あることを特徴とする上記記載の装飾部が交換可能な装身用ベルトのバックルで あり、装飾シートに１０は、印刷された絵、写真、記号、図形又は鋳型で成形し 又は彫刻を施した模様等の装飾的なデザインを施された上記記載の装飾部が交換 可能な装身用ベルトのバックルでもある。

【考案の実施の形態】

本考案の実施の態様を第１図〜第３図に従って説明する。 装身用ベルトのバックルは、装飾品の内では、物理的な大きさは小さなものであ るが、男女を問わず、服装のアクセントとして、ネクタイと並んで服装全体に占 める効果は、大きなウエイトを占めている。なぜならば、相手方の注目を引く位 置にあって、相手方に与える美観上の印象が大きく、服飾上の重要なアクセント の一つを成しているものであると考えられるからである。 本願考案は、装身用ベルトのバックルにおいて、予め用意して置いた装飾用シー ト１０を交換するだけで、着用した服装にマッチした、用意されたシートの数だ け、全く印象の違う装身ベルトを選択することができるものである。 予め用意して置いた装飾シート１０を交換するだけと言う、極めて簡便な手段に よって、この目的を達成する事が出来る構成である。 即ち、着用した服装のデザイン及び色彩等に応じて、それに適合した飾身用ベル トのバックルの装飾シートを選択して、これを交換して、服飾上の変化を演出す ることができるものである。 お洒落は、微妙なバランス感覚のうえに成り立っているものであって、装身用ベ ルトであっても、その服装に適合したベルトを選択することが重要である。従っ て、着用した服装と装身用ベルトのミスマッチは美的感覚に致命的な影響を与え るので、ベルトのバックルの装飾部分を変化させて、ミスマッチを手軽に防止で きることは、お洒落を楽しむ上での服飾生活上の効果が大きい。 装身用ベルトのバックルの装飾シートを取り替えることによって、無限に近い数 の変化を選択することができて、各種の服装に対応することが可能となる。また 、使用者の趣味に合致する様々なシリーズを構成し服装上の演出をしてすること も出来る。 交換する装飾シートは、自己の好みのものを予め用意して置き、服装及び個人の 趣味及びその場の状況に適したものを適宜選択し、交換することが出来るように する。例えば、花のシリーズ、スポーツ及びスポーツ選手のシリーズ、名画のシ リーズ、名山シリーズ、サッカーのスタープレイヤー、プロ野球選手、スターの プロマイド等、その応用できる範囲は極めて広く無限にあるといっても過言では ない。 また男女のペアー、スポーツ大会での選手団又はチーム毎に統一した服装等にも 利用することが可能である。また親睦団体、趣味のサークル等幅広く利用する事 ができる。 装飾シートは、合成樹脂等に印刷または凹凸のある絵、写真、記号、図形又は鋳 型で成形し又は彫刻を施した模様等の装飾的なデザインを施されたもの等とする ことによって、如何なる装飾効果の要求にも対応することが出来るものである。 また、装飾シートの裏側にネジを設けてバックルの台に螺着する構造のものも考 えられるが、バックルの台に設けたネジ溝とネジ山が一致しないと、装飾シート が傾いたり、着用中に脱落したりするので、あまり実用的ではない。 更には、装飾シートをバックルの台座に嵌着する方式のものも考えられるが、使 用中の脱落等の恐れがあって、何れも実用性に乏しい。 バックルを構成する素材は、主として金属である。一般的にバックルの素材とし て採用されている通常の金属が使用される。またバックルに求められる強度を満 し、加工性が良く及び装飾性のある重厚感を有する材質であれば、金属の素材に 限定されるものではないことは言うまでもなく、合成樹脂等の半透明、透明の材 質のもの及び金属と合成樹脂、金属とその他の素材との組み合わせたものも選択 できることは言うまでもない。 また、バックルの台座の部分と額縁部４とは機能が異なるので、装飾上の必要が あれば、異なった素材をそれぞれ違えて選択することもできる。 またバックル全体の形状は、実施例１では、フラットな形状のものであるが、バ ックルを一層身体に密着させる為、身体に密着するように身体の湾曲に合わせて 、バックル全体が湾曲した形状のものを採用することができることは言うまでも ない。 また、形状は実施例では方形と成っているが、必要に応じて楕円径、円形、その 他の形状であるものも採用できる。またそのバックルの大きさも、バックルとい う機能から来るところの、自ずから限度はあるが、装飾シート及び嗜好に応じて 限度内の任意の大きさのものを採用すれば良い。

【実施例１】 実施例１は、装飾シート１０と装飾シートを収納する装飾シート収納部６と装飾 シートを押止する掛止突起５を備えた透孔を備えた額縁部４を設けた例である。 装飾シートの交換は、脱着自在に設け額縁部の掛止突起５を脱解して、今まで装 着されていた、装飾シート１０を装飾シート収納部６から取り外して、予め用意 してある新たに装着する装飾シートと交換して、装飾シート収納部６に装着する 。次に額縁部４に設けられた掛止突起５を掛止凹部９に嵌着して掛止し、装飾シ ートを押止して、固定する。 この構成では、平面的な装飾シートが使用できるのは当然であるが、更にバック ル表側の額縁部４には透孔が設けられているので、表面に凹凸がある立体的な装 飾シートを採用することも可能となる。平面的な装飾シートに比較して、立体的 な装飾シートは、これによりその装飾性は広い範囲のものに応用することが可能 となり、より一層装飾性を高めることができ、使用者や観者により豪華な美的な 印象を与えることができ、その美的な装飾性及び実用性は大きく広げることが可 能である。

【実施例２】 実施例２は、バックルに平面的な装飾シート１０（多少の凹凸のあるものを包含 する）を収納する、透孔を備えた装飾シート収納溝８を設けた例である。 装飾シートの交換は、現在使用していた装飾シートを透孔を設けた装飾シート収 納溝９から引き出し、次に予め用意をして置いた中から選択した装飾シートを、 装飾シート収納溝９に上方から下端に届く様に嵌装することで、装飾シートの交 換が簡単にできる。装飾シート１０ををバックルに設けられた装飾シート溝８に 上方から挿入するに際して、該装飾シート溝８の幅が許容する範囲内での多少の 表面の凹凸のある装飾シートを利用することも可能である。 装飾シートの収納溝は、装飾シートが身体の激しい運動でも脱落しない程度の厚 みの溝幅及び溝の長さに装飾シート収納溝９が設けてある。装飾シートは、装飾 シート溝９に上方から装飾シート１０を嵌装して交換する。これにより全く別な 印象を与えるバックルに変化させることができる。

【考案の効果】

本考案に依れば、着用した衣服に応じて、シートを散り替えることにより、平面 的なものから立体的な装飾シートが利用できるので、衣服に適した装身用ベルト を自由に選択することができ、１つのベルトで多様な目的に使用することが出来 て、経済的であり、且つ豊かな服飾生活を享受することができる。 団体で服装を統一する場合にあっては、

【図面の簡単な説明】

【図１】 斜視図

【図２】 側面見取図

【図３】 上面見取図

【図４】 見取図

【図５】 見取図

【符号の説明】

１ バックル ２ 螺着部 ３ 透孔窓 ４ 額縁部 ５ 掛止突起 ６ 装飾シート収納部 ７ ベルト皮等 ８ 装飾シート収納溝 ９ 掛止凹部 １０ 装飾用シート

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷合 哲 埼玉県富士見市上南畑243番地 (72)考案者 工藤 誠司 千葉県茂原市緑ヶ丘３丁目22−２

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 装身用ベルトのバックル（１）におい
   て、螺着部分（２）と交換可能な装飾シート（１０）と
   装飾シート収納部（６）と装飾シートを押止する脱着自
   在に設けられ掛止部の掛止突起（５）を備え透孔を設け
   た窓枠（４）とを備えたことを特徴とする装飾部が交換
   可能な装身用ベルトのバックル。
2. 【請求項２】 装身用ベルトのバックル（１）におい
   て、交換可能な装飾シート（４）と透孔を設けた装飾シ
   ート収納溝（９）とを備えたことを特徴とする装飾部が
   交換可能な装身用ベルトのバックル。
3. 【請求項３】 装飾シート（１０）は、合成樹脂、紙、
   ゴム、布、金属及び陶器等焼き物であることを特徴とす
   る請求項１又は２記載の装飾部が交換可能な装身用ベル
   トのバックル。
4. 【請求項４】 装飾シートに（１０）は、印刷された
   絵、写真、記号、図形又は鋳型で成形し又は彫刻を施し
   た模様等の装飾的なデザインを施された請求項１、２及
   び３記載の装飾部が交換可能な装身用ベルトのバック
   ル。