JP3062166B2 - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を符号化して
記録する画像記録装置に関する。
記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、発電施設や公共施設等では保安
のために施設の状況をカメラで撮影し、その撮影した画
像を画像記録装置に伝送して記録するようにしている。
画像記録装置では、通常とは異なる動きをする物体(人
物)が発見されたときは、その動きを記録し、またその
物体(人物)を特定するために高精細の映像を記録する
ようにしている。
のために施設の状況をカメラで撮影し、その撮影した画
像を画像記録装置に伝送して記録するようにしている。
画像記録装置では、通常とは異なる動きをする物体(人
物)が発見されたときは、その動きを記録し、またその
物体(人物)を特定するために高精細の映像を記録する
ようにしている。
【0003】一般に、動画像をMPEG-1方式を用いて記録
すると、約1Mbpsのデータストリームとなり、1時間当
たり約450MByteの記憶媒体が必要となる。また、MPE
G-1の画素数は360×240程度であり物体(人物)
を特定するための十分な解像度があるわけではない。従
って、物体(人物)を特性できる十分な解像度を得るた
めにMPEG-2方式を採用することも考えられる。
すると、約1Mbpsのデータストリームとなり、1時間当
たり約450MByteの記憶媒体が必要となる。また、MPE
G-1の画素数は360×240程度であり物体(人物)
を特定するための十分な解像度があるわけではない。従
って、物体(人物)を特性できる十分な解像度を得るた
めにMPEG-2方式を採用することも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このMPEG-2は
より高い解像度を持つが、記憶媒体および現場から画像
を伝送するための伝送装置は、より大容量となり高価な
ものが必要となる。そこで、物体(人物)の動きを記録
するためには程々の解像度で動画を記録し、必要に応じ
て高精細の静止画像を記録する方式が考えられる。例え
ば、画像を4分割してそれぞれを静止画として符号化し
て伝送することで高精細画像を得る。
より高い解像度を持つが、記憶媒体および現場から画像
を伝送するための伝送装置は、より大容量となり高価な
ものが必要となる。そこで、物体(人物)の動きを記録
するためには程々の解像度で動画を記録し、必要に応じ
て高精細の静止画像を記録する方式が考えられる。例え
ば、画像を4分割してそれぞれを静止画として符号化し
て伝送することで高精細画像を得る。
【0005】しかし、実際には、符号化側と復号化側と
には遅延時間が存在するため、得られた高精細画像は、
高精細画像を必要とした場面よりも多少後のものになっ
てしまう。また、静止画を伝送している間は、動画像の
伝送が停止するので、高精細な静止画像を伝送するタイ
ミングを適切に判定し、無意味な静止画像の伝送と記録
を抑制することが必要である。
には遅延時間が存在するため、得られた高精細画像は、
高精細画像を必要とした場面よりも多少後のものになっ
てしまう。また、静止画を伝送している間は、動画像の
伝送が停止するので、高精細な静止画像を伝送するタイ
ミングを適切に判定し、無意味な静止画像の伝送と記録
を抑制することが必要である。
【0006】本発明の目的は、監視に必要とする静止画
像を適切に記録することができる画像記録装置を提供す
ることである。
像を適切に記録することができる画像記録装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
画像記録装置は、画像を符号化し伝送して記録する画像
記録装置において、動画像を撮影するカメラ部と、前記
カメラ部からの動画像をブロック化して符号化すると共
に前記カメラ部からの動画像を一時的に記録し特定の画
像を静止画像としてブロック化して符号化する符号化手
段と、前記符号化手段で符号化された符号化データ伝送
する伝送手段と、前記伝送手段からの動画像符号化デー
タおよび静止画像符号化データを復号化する復号化手段
と、前記復号化手段で復号化されたブロック内の画像が
静止状態か動状態かを判定し動状態であるときは雑音除
去処理および移動物体包含処理により移動物体を検出す
る移動物体検出手段と、前記移動物体検出手段によって
検出された移動物体を含む領域の座標が予め定められた
条件を満たしたとき前記符号化手段に静止画像の符号化
を要求するための要求信号を送信する静止画像符号化タ
イミング判定手段と、前記動画像符号化データおよび前
記静止画像符号化データを記録する記録手段とを備えた
ことを特徴とする。
画像記録装置は、画像を符号化し伝送して記録する画像
記録装置において、動画像を撮影するカメラ部と、前記
カメラ部からの動画像をブロック化して符号化すると共
に前記カメラ部からの動画像を一時的に記録し特定の画
像を静止画像としてブロック化して符号化する符号化手
段と、前記符号化手段で符号化された符号化データ伝送
する伝送手段と、前記伝送手段からの動画像符号化デー
タおよび静止画像符号化データを復号化する復号化手段
と、前記復号化手段で復号化されたブロック内の画像が
静止状態か動状態かを判定し動状態であるときは雑音除
去処理および移動物体包含処理により移動物体を検出す
る移動物体検出手段と、前記移動物体検出手段によって
検出された移動物体を含む領域の座標が予め定められた
条件を満たしたとき前記符号化手段に静止画像の符号化
を要求するための要求信号を送信する静止画像符号化タ
イミング判定手段と、前記動画像符号化データおよび前
記静止画像符号化データを記録する記録手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明に係わる画像記録装置で
は、カメラ部で撮影され符号化手段で符号化された動画
像を伝送手段を介して復号化手段に送信する。復号化手
段で復号された動画像の中から、移動物体検出手段によ
る雑音除去処理および移動物体包含処理により移動物体
が検出されると、静止画像符号化タイミング判定手段
は、移動物体の座標が予め定められた条件を満たしたと
きに、伝送手段を介して符号化手段に静止画像の符号化
の要求信号を出力する。符号化手段はその要求信号に応
じて静止画像符号化データを作成し記録手段に送信す
る。これにより、無駄な静止画像の送信が抑制される。
は、カメラ部で撮影され符号化手段で符号化された動画
像を伝送手段を介して復号化手段に送信する。復号化手
段で復号された動画像の中から、移動物体検出手段によ
る雑音除去処理および移動物体包含処理により移動物体
が検出されると、静止画像符号化タイミング判定手段
は、移動物体の座標が予め定められた条件を満たしたと
きに、伝送手段を介して符号化手段に静止画像の符号化
の要求信号を出力する。符号化手段はその要求信号に応
じて静止画像符号化データを作成し記録手段に送信す
る。これにより、無駄な静止画像の送信が抑制される。
【0009】請求項2の発明に係わる画像記録装置は、
請求項1の発明において、前記静止画像符号化タイミン
グ判定手段は、前記移動物体検出手段によって検出され
た移動物体を含む領域の座標の履歴を記録する座標履歴
記憶手段と、前記座標履歴記憶手段に記録された移動物
体を含む領域の座標履歴の変化に基づいて静止画像符号
化のタイミングを判定する座標判定手段とを備えたこと
を特徴とする。
請求項1の発明において、前記静止画像符号化タイミン
グ判定手段は、前記移動物体検出手段によって検出され
た移動物体を含む領域の座標の履歴を記録する座標履歴
記憶手段と、前記座標履歴記憶手段に記録された移動物
体を含む領域の座標履歴の変化に基づいて静止画像符号
化のタイミングを判定する座標判定手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0010】請求項2の発明に係わる画像記録装置は、
請求項1の作用に加え、静止画像符号化タイミング判定
手段は、移動物体の座標の履歴から静止画像符号化の要
求信号の発生のタイミングを判定する。
請求項1の作用に加え、静止画像符号化タイミング判定
手段は、移動物体の座標の履歴から静止画像符号化の要
求信号の発生のタイミングを判定する。
【0011】請求項3の発明に係わる画像記録装置は、
請求項1または請求項2の発明において、前記符号化手
段は、前記カメラ部から入力した符号化前の動画像に第
1のタイムコードを付加する第1のタイムコード付加部
と、第1のタイムコードを付加した動画像を一時的に記
録する入力画像バッファと、前記カメラ部からの動画像
をブロック化して符号化する動画像符号化部と、前記動
画像符号化部の出力する動画像符号化データに第2のタ
イムコードを付加する第2のタイムコード付加部と、前
記第1のタイムコードと第2のタイムコードとの対応関
係を記憶し前記静止画像符号化タイミング判定手段から
第2のタイムコードに基づく静止画像符号化の要求信号
を受信したときその第2のタイムコードに対応する第1
のタイムコードを出力するタイムコード対応記憶手段
と、前記タイムコード対応記憶手段からの第1のタイム
コードに基づいて前記入力画像バッファから動画像デー
タの一部を取り出し静止画像としてブロック化して符号
化する静止画像符号化部とを備えたことを特徴とする。
請求項1または請求項2の発明において、前記符号化手
段は、前記カメラ部から入力した符号化前の動画像に第
1のタイムコードを付加する第1のタイムコード付加部
と、第1のタイムコードを付加した動画像を一時的に記
録する入力画像バッファと、前記カメラ部からの動画像
をブロック化して符号化する動画像符号化部と、前記動
画像符号化部の出力する動画像符号化データに第2のタ
イムコードを付加する第2のタイムコード付加部と、前
記第1のタイムコードと第2のタイムコードとの対応関
係を記憶し前記静止画像符号化タイミング判定手段から
第2のタイムコードに基づく静止画像符号化の要求信号
を受信したときその第2のタイムコードに対応する第1
のタイムコードを出力するタイムコード対応記憶手段
と、前記タイムコード対応記憶手段からの第1のタイム
コードに基づいて前記入力画像バッファから動画像デー
タの一部を取り出し静止画像としてブロック化して符号
化する静止画像符号化部とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明に係わる画像記録装置で
は、請求項1または請求項2の発明の作用に加え、動画
像を一時的に記憶する入力画像バッファに動画像を記憶
する際に第1のタイムコードを付加し、動画像符号化部
で符号化された動画像にだI2のタイムコードを付加す
る。そして、タイムコード対応記憶手段によって上記の
二つのタイムコードの対応を関連付けておき、静止画像
符号化タイミング判定手段が判定した時刻に適正に対応
する動画像を入力画像バッファより取り出し正しく静止
画像を符号化する。
は、請求項1または請求項2の発明の作用に加え、動画
像を一時的に記憶する入力画像バッファに動画像を記憶
する際に第1のタイムコードを付加し、動画像符号化部
で符号化された動画像にだI2のタイムコードを付加す
る。そして、タイムコード対応記憶手段によって上記の
二つのタイムコードの対応を関連付けておき、静止画像
符号化タイミング判定手段が判定した時刻に適正に対応
する動画像を入力画像バッファより取り出し正しく静止
画像を符号化する。
【0013】請求項4の発明に係わる画像記録装置は、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項の発明において、
前記静止画像符号化タイミング判定手段に、移動物体を
含む領域の判定条件を入力するためのマンマシンインタ
フェース手段を設けたことを特徴とする。
請求項1乃至請求項3のいずれか1項の発明において、
前記静止画像符号化タイミング判定手段に、移動物体を
含む領域の判定条件を入力するためのマンマシンインタ
フェース手段を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明に係わる画像記録装置で
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項の発明の作用
に加え、マンマシンインタフェース手段から、静止画像
符号化タイミング判定手段に対し移動物体を含む領域の
判定条件を入力する。
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項の発明の作用
に加え、マンマシンインタフェース手段から、静止画像
符号化タイミング判定手段に対し移動物体を含む領域の
判定条件を入力する。
【0015】請求項5の発明に係わる画像記録装置は、
請求項4の発明において、前記マンマシンインタフェー
ス手段は、前記復号化手段が復号化した動画像を画面上
に表示する表示手段と、前記表示手段の画面上で領域を
指定して移動物体を含む領域の判定条件を入力するため
のポインティング手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明において、前記マンマシンインタフェー
ス手段は、前記復号化手段が復号化した動画像を画面上
に表示する表示手段と、前記表示手段の画面上で領域を
指定して移動物体を含む領域の判定条件を入力するため
のポインティング手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項5の発明に係わる画像記録装置で
は、請求項4の発明の作用に加え、復号化手段が復号化
した動画像を表示手段に表示する。そして、ポインティ
ング手段によって、その画面上で静止画像符号化タイミ
ング判定手段の判定条件となる映像中の領域を指定し、
指定された領域のマークを動画像に重ねて表示する。こ
のマークの部分が静止画像符号化タイミング判定手段の
判定条件となる。
は、請求項4の発明の作用に加え、復号化手段が復号化
した動画像を表示手段に表示する。そして、ポインティ
ング手段によって、その画面上で静止画像符号化タイミ
ング判定手段の判定条件となる映像中の領域を指定し、
指定された領域のマークを動画像に重ねて表示する。こ
のマークの部分が静止画像符号化タイミング判定手段の
判定条件となる。
【0017】請求項6の発明に係わる画像記録装置は、
請求項5の発明において、前記表示手段は、前記復号化
手段が復号化した動画像に前記移動物体検出手段が検出
した移動物体を包含する領域のマークを重ねて画面上に
表示し、前記ポインティング手段により前記マークが指
定されたとき、前記静止画符号化タイミング判定手段
は、前記静止画像符号化の要求信号を出力するようにし
たことを特徴とする。
請求項5の発明において、前記表示手段は、前記復号化
手段が復号化した動画像に前記移動物体検出手段が検出
した移動物体を包含する領域のマークを重ねて画面上に
表示し、前記ポインティング手段により前記マークが指
定されたとき、前記静止画符号化タイミング判定手段
は、前記静止画像符号化の要求信号を出力するようにし
たことを特徴とする。
【0018】請求項6の発明に係わる画像記録装置で
は、請求項5の発明の作用に加え、復号化手段が復号化
した動画像に移動物体検出手段が検出した移動物体を包
含する領域のマークを重ねて画面上に表示し、移動物体
検出手段により表示された移動物体を包含する領域のマ
ークを画面上で指定することで、静止画像符号化タイミ
ング判定手段の判定条件となる座標データを入力する。
は、請求項5の発明の作用に加え、復号化手段が復号化
した動画像に移動物体検出手段が検出した移動物体を包
含する領域のマークを重ねて画面上に表示し、移動物体
検出手段により表示された移動物体を包含する領域のマ
ークを画面上で指定することで、静止画像符号化タイミ
ング判定手段の判定条件となる座標データを入力する。
【0019】請求項7の発明に係わる画像記録装置は、
請求項1の発明において、前記記録手段は、前記静止画
像符号化タイミング判定手段から静止画像符号化の要求
信号を入力したときは、前記符号化手段からの静止画像
符号化データおよびその前後の動画像符号化データをま
とめて記録するようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明において、前記記録手段は、前記静止画
像符号化タイミング判定手段から静止画像符号化の要求
信号を入力したときは、前記符号化手段からの静止画像
符号化データおよびその前後の動画像符号化データをま
とめて記録するようにしたことを特徴とする。
【0020】請求項7の発明に係わる画像記録装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、記録手段は、一時的
に動画像を記録しておき、静止画像符号化タイミング判
定手段からの静止画像符号化を要求する要求信号を入力
すると、要求信号を入力した前後の符号化された動画像
データを取り出して静止画像データと共に記録する。
は、請求項1の発明の作用に加え、記録手段は、一時的
に動画像を記録しておき、静止画像符号化タイミング判
定手段からの静止画像符号化を要求する要求信号を入力
すると、要求信号を入力した前後の符号化された動画像
データを取り出して静止画像データと共に記録する。
【0021】請求項8の発明に係わる画像記録装置は、
請求項1乃至請求項7のいずれか1項の発明において、
前記移動物体検出手段は、復号化手段で復号化された動
画像データに代えて、前記符号化手段からの動画像デー
タを用いて移動物体を検出するようにしたことを特徴と
する。
請求項1乃至請求項7のいずれか1項の発明において、
前記移動物体検出手段は、復号化手段で復号化された動
画像データに代えて、前記符号化手段からの動画像デー
タを用いて移動物体を検出するようにしたことを特徴と
する。
【0022】請求項8の発明に係わる画像記録装置で
は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項の発明の作用
に加え、移動物体検出手段は、復号化手段からではな
く、符号化手段からの動画像データを用いて移動物体を
検出する。
は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項の発明の作用
に加え、移動物体検出手段は、復号化手段からではな
く、符号化手段からの動画像データを用いて移動物体を
検出する。
【0023】請求項9の発明に係わる画像記録装置は、
画像を符号化し伝送して記録する画像記録装置におい
て、動画像を撮影するカメラ部と、前記カメラ部からの
動画像をタイムコードを付加して一時的に入力画像バッ
ファに記憶し前記カメラ部からの動画像を符号化すると
共に前記入力画像バッファからの特定の画像を静止画と
して符号化する符号化手段と、前記符号化手段で符号化
された静止画像符号化データを記録する記録手段と、前
記符号化手段で符号化された動画像符号化データを伝送
する伝送手段と、前記伝送手段を通して送られてきた前
記符号化手段からの符号化された動画像符号化データを
復号化する復号化手段と、前記復号化手段が復号化した
動画像を表示する表示手段と、前記伝送手段を介して前
記符号化手段に対しタイムコードを指定した静止画像の
符号化を要求し前記記録手段に記録させるための要求信
号を送信する操作入力手段とを備えたこと特徴とする。
画像を符号化し伝送して記録する画像記録装置におい
て、動画像を撮影するカメラ部と、前記カメラ部からの
動画像をタイムコードを付加して一時的に入力画像バッ
ファに記憶し前記カメラ部からの動画像を符号化すると
共に前記入力画像バッファからの特定の画像を静止画と
して符号化する符号化手段と、前記符号化手段で符号化
された静止画像符号化データを記録する記録手段と、前
記符号化手段で符号化された動画像符号化データを伝送
する伝送手段と、前記伝送手段を通して送られてきた前
記符号化手段からの符号化された動画像符号化データを
復号化する復号化手段と、前記復号化手段が復号化した
動画像を表示する表示手段と、前記伝送手段を介して前
記符号化手段に対しタイムコードを指定した静止画像の
符号化を要求し前記記録手段に記録させるための要求信
号を送信する操作入力手段とを備えたこと特徴とする。
【0024】請求項9の発明に係わる画像記録装置で
は、記録手段はカメラ部および符号化手段と一体化さ
れ、離れた場所でユーザーは表示手段を見て静止画像と
して記録するタイミングを判断する。記録手段の入力画
像バッファには、カメラ部からの動画像がタイムコード
を付加して一時的に記録される。そして、操作入力手段
からタイムコードを含んだ静止画像符号化の要求信号が
符号化手段に送られると、この要求信号によって符号化
手段はタイムコードに対応した静止画像を符号化し記録
手段に記録する。
は、記録手段はカメラ部および符号化手段と一体化さ
れ、離れた場所でユーザーは表示手段を見て静止画像と
して記録するタイミングを判断する。記録手段の入力画
像バッファには、カメラ部からの動画像がタイムコード
を付加して一時的に記録される。そして、操作入力手段
からタイムコードを含んだ静止画像符号化の要求信号が
符号化手段に送られると、この要求信号によって符号化
手段はタイムコードに対応した静止画像を符号化し記録
手段に記録する。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。
【0030】図1において、カメラ部101によって撮
られた入力映像信号は、符号化手段102で符号化され
伝送手段103に送られる。カメラ部101は、高精細
な静止画像を撮影可能なものを用いる。符号化手段10
2は、カメラ部101からの動画像をブロック化して符
号化して伝送手段103に伝送する。また、カメラ部1
01からの動画像を一時的に記録し、静止画像符号化タ
イミング判定手段H102からの静止画像符号化の要求
信号があったとき、その要求のあった動画像を特定し
て、その特定の画像を静止画像としてブロック化して符
号化し伝送手段103に伝送する。伝送手段103は、
例えば、LAN、赤外線通信手段、電話回線、無線電話回
線であり、伝送能力は数10Kbpsから数Mbps程度のもの
である。この伝送能力は、動画像データをそのまま送信
した場合の解像度には限界があるが、移動物体が存在す
ることは確認できる。
られた入力映像信号は、符号化手段102で符号化され
伝送手段103に送られる。カメラ部101は、高精細
な静止画像を撮影可能なものを用いる。符号化手段10
2は、カメラ部101からの動画像をブロック化して符
号化して伝送手段103に伝送する。また、カメラ部1
01からの動画像を一時的に記録し、静止画像符号化タ
イミング判定手段H102からの静止画像符号化の要求
信号があったとき、その要求のあった動画像を特定し
て、その特定の画像を静止画像としてブロック化して符
号化し伝送手段103に伝送する。伝送手段103は、
例えば、LAN、赤外線通信手段、電話回線、無線電話回
線であり、伝送能力は数10Kbpsから数Mbps程度のもの
である。この伝送能力は、動画像データをそのまま送信
した場合の解像度には限界があるが、移動物体が存在す
ることは確認できる。
【0031】伝送手段103からの動画像符号化データ
および静止画像符号化データは、記録手段H103に記
録され、また、動画像符号化データは復号化手段104
に入力される。
および静止画像符号化データは、記録手段H103に記
録され、また、動画像符号化データは復号化手段104
に入力される。
【0032】復号化手段104では、伝送手段103か
ら送られてきた符号化データを復号し再生画像信号を作
成する。移動物体検出手段H101では、復号化手段1
04から送られてくる動画像データを基に動画像の中の
移動物体を含む領域を検出する。すなわち、移動物体検
出手段H101では、復号化手段104で復号化された
ブロック内の画像が静止状態か動状態かを判定し、その
判定結果から移動物体を検出する。
ら送られてきた符号化データを復号し再生画像信号を作
成する。移動物体検出手段H101では、復号化手段1
04から送られてくる動画像データを基に動画像の中の
移動物体を含む領域を検出する。すなわち、移動物体検
出手段H101では、復号化手段104で復号化された
ブロック内の画像が静止状態か動状態かを判定し、その
判定結果から移動物体を検出する。
【0033】静止画符号化タイミング判定手段H102
では、移動物体検出手段H101によって検出された移
動物体の領域が予め定められた大きさを越えたとき、伝
送手段103を通して符号化手段102に対して静止画
像符号化を要求する要求信号を送信する。符号化手段1
02は、その要求信号に応じて静止画像符号化データを
作成し、伝送手段103を介して記録手段H103に送
信する。これにより、無駄な静止画像の送信を抑制する
ようにしている。
では、移動物体検出手段H101によって検出された移
動物体の領域が予め定められた大きさを越えたとき、伝
送手段103を通して符号化手段102に対して静止画
像符号化を要求する要求信号を送信する。符号化手段1
02は、その要求信号に応じて静止画像符号化データを
作成し、伝送手段103を介して記録手段H103に送
信する。これにより、無駄な静止画像の送信を抑制する
ようにしている。
【0034】図2は、符号化手段102の構成の一例を
示すブロック図である。カメラ部101から送られてき
た入力映像信号は、まずA/D部201でアナログ信号か
らデジタル信号に変換される。デジタル化された映像信
号は、そのフレームを符号化するかどうかを決めるスイ
ッチ202を通過した後、Format変換部203に入力さ
れる。Format変換部203では、RGB信号をYCbCr信号に
変換し、画像サイズ変換部204と入力画像バッファ2
06とに入力する。
示すブロック図である。カメラ部101から送られてき
た入力映像信号は、まずA/D部201でアナログ信号か
らデジタル信号に変換される。デジタル化された映像信
号は、そのフレームを符号化するかどうかを決めるスイ
ッチ202を通過した後、Format変換部203に入力さ
れる。Format変換部203では、RGB信号をYCbCr信号に
変換し、画像サイズ変換部204と入力画像バッファ2
06とに入力する。
【0035】画像サイズ変換部204は、入力映像信号
にローパスフィルタをかけた後、ダウンサンプリングし
てを画像サイズを縮小し、動画像符号化部205に入力
する。動画像符号化部205では、入力映像信号を動画
像として符号化し、タイムコードを付けて符号化データ
を多重化部210に入力する。
にローパスフィルタをかけた後、ダウンサンプリングし
てを画像サイズを縮小し、動画像符号化部205に入力
する。動画像符号化部205では、入力映像信号を動画
像として符号化し、タイムコードを付けて符号化データ
を多重化部210に入力する。
【0036】一方、符号化制御部209は、静止画像符
号化を要求する要求信号を静止画像符号化タイミング判
定手段H102から受信したときに、スイッチ207を
オンにして、入力画像バッファ206の中から、再送要
求信号のタイムコードと一致するフレームを選択し、静
止画像符号化部208で符号化し、その符号化データ
は、多重化部210で動画像符号化部205からの符号
化データと多重化する。
号化を要求する要求信号を静止画像符号化タイミング判
定手段H102から受信したときに、スイッチ207を
オンにして、入力画像バッファ206の中から、再送要
求信号のタイムコードと一致するフレームを選択し、静
止画像符号化部208で符号化し、その符号化データ
は、多重化部210で動画像符号化部205からの符号
化データと多重化する。
【0037】多重化部210で多重化された符号化デー
タは、出力バッファ211を介して伝送路103に送ら
れる。符号化制御部209は、また、出力バッファ21
0のバッファ量と動画像符号化部205および静止画像
符号化部208の符号化結果を用いて符号化パラメータ
を決めて符号量の制御を行う。
タは、出力バッファ211を介して伝送路103に送ら
れる。符号化制御部209は、また、出力バッファ21
0のバッファ量と動画像符号化部205および静止画像
符号化部208の符号化結果を用いて符号化パラメータ
を決めて符号量の制御を行う。
【0038】図3は、符号化手段102の動画像符号化
部205の構成の一例を示すブロック図である。図3に
おいて、画像サイズ変換部204からの動画像信号は、
動画像符号化部205のブロック化部301に入力さ
れ、ここでマクロブロックに分割される。マクロブロッ
クに分割された動画像信号は、減算器302に入力さ
れ、予測画像信号との差分がとられて予測残差信号が生
成される。
部205の構成の一例を示すブロック図である。図3に
おいて、画像サイズ変換部204からの動画像信号は、
動画像符号化部205のブロック化部301に入力さ
れ、ここでマクロブロックに分割される。マクロブロッ
クに分割された動画像信号は、減算器302に入力さ
れ、予測画像信号との差分がとられて予測残差信号が生
成される。
【0039】この予測残差信号とブロック化部301か
らの動画像信号とのうちのいずれか一方を、モード選択
スイッチ303によって選択し、DCT(離散コサイン変
換)部304により離散コサイン変換される。DCT部3
04で得られたDCT係数データは、量子化部305で量
子化される。量子化部305で量子化された信号は2分
岐され、一方は可変長符号化部313で可変長符号化さ
れる。
らの動画像信号とのうちのいずれか一方を、モード選択
スイッチ303によって選択し、DCT(離散コサイン変
換)部304により離散コサイン変換される。DCT部3
04で得られたDCT係数データは、量子化部305で量
子化される。量子化部305で量子化された信号は2分
岐され、一方は可変長符号化部313で可変長符号化さ
れる。
【0040】一方、量子化部305で量子化され2分岐
された信号の他方は、逆量子化部306及びIDCT(逆離
散コサイン変換)部307により量子化部305および
DCT部304の処理と逆の処理を順次受けた後、加算器
308でスイッチ311を介して入力される信号と加算
されることにより、局部復号信号が生成される。この局
部復号信号は、フレームメモリ309に蓄えられ、動き
補償部310に入力される。動き補償部310では、予
測画像信号が生成されるとともに、モード選択部312
に必要な情報を送る。
された信号の他方は、逆量子化部306及びIDCT(逆離
散コサイン変換)部307により量子化部305および
DCT部304の処理と逆の処理を順次受けた後、加算器
308でスイッチ311を介して入力される信号と加算
されることにより、局部復号信号が生成される。この局
部復号信号は、フレームメモリ309に蓄えられ、動き
補償部310に入力される。動き補償部310では、予
測画像信号が生成されるとともに、モード選択部312
に必要な情報を送る。
【0041】モード選択部312では、マクロブロック
単位に動き補償部310からの予測情報に基づいて、フ
レーム間符号化を行うマクロブロックとフレーム内符号
化を行うマクロブロックを選択する。フレーム内符号化
(イントラ符号化)を行う場合は、モード選択スイッチ
情報MをAとし、スイッチ情報SをAとする。フレーム間符
号化(インター符号化)を行う場合は、モード選択スイ
ッチ情報MをBとし、スイッチ情報SをBとする。モード選
択スイッチ303ではモード選択スイッチ情報Mに基づ
きスイッチを切り換え、また、スイッチ311ではスイ
ッチ情報Sに基づきスイッチを切り換える。
単位に動き補償部310からの予測情報に基づいて、フ
レーム間符号化を行うマクロブロックとフレーム内符号
化を行うマクロブロックを選択する。フレーム内符号化
(イントラ符号化)を行う場合は、モード選択スイッチ
情報MをAとし、スイッチ情報SをAとする。フレーム間符
号化(インター符号化)を行う場合は、モード選択スイ
ッチ情報MをBとし、スイッチ情報SをBとする。モード選
択スイッチ303ではモード選択スイッチ情報Mに基づ
きスイッチを切り換え、また、スイッチ311ではスイ
ッチ情報Sに基づきスイッチを切り換える。
【0042】ここで、モードとして、イントラモード
(INTRA)、インターモード(INTER)、非符号化モード
(NOT_CODED)があり、各マクロブロック毎に対応づけ
られ、INTRAのマクロブロックはフレーム内符号化され
る画像領域、INTERのマクロブロックはフレーム間符号
化される画像領域、NOT_CODEDのマクロブロックは、符
号化不要の画像領域である。
(INTRA)、インターモード(INTER)、非符号化モード
(NOT_CODED)があり、各マクロブロック毎に対応づけ
られ、INTRAのマクロブロックはフレーム内符号化され
る画像領域、INTERのマクロブロックはフレーム間符号
化される画像領域、NOT_CODEDのマクロブロックは、符
号化不要の画像領域である。
【0043】図4は、符号化手段102の静止画像符号
化部208の構成の一例を示すブロック図である。静止
画像符号化部208は、静止画像符号化タイミング判定
手段H102からの静止画像符号化の要求信号があった
とき符号化制御部209により起動される。静止画像符
号化部208は起動がかけられると、動画像信号をブロ
ック化部401に取り込み、このブロック化部401で
動画像信号をマクロブロックに分割する。
化部208の構成の一例を示すブロック図である。静止
画像符号化部208は、静止画像符号化タイミング判定
手段H102からの静止画像符号化の要求信号があった
とき符号化制御部209により起動される。静止画像符
号化部208は起動がかけられると、動画像信号をブロ
ック化部401に取り込み、このブロック化部401で
動画像信号をマクロブロックに分割する。
【0044】マクロブロックに分割された動画像信号
は、DCT(離散コサイン変換)部402により離散コサ
イン変換される。DCT部402で得られたDCT係数データ
は、量子化部403で量子化される。量子化された信号
は、可変長符号化部404で可変長符号化され多重化部
210に送られる。多重化部210では動画像符号化部
205からの符号化データと多重化し、多重化部210
で多重化された符号化データは、出力バッファ211を
介して伝送路103に送られる。
は、DCT(離散コサイン変換)部402により離散コサ
イン変換される。DCT部402で得られたDCT係数データ
は、量子化部403で量子化される。量子化された信号
は、可変長符号化部404で可変長符号化され多重化部
210に送られる。多重化部210では動画像符号化部
205からの符号化データと多重化し、多重化部210
で多重化された符号化データは、出力バッファ211を
介して伝送路103に送られる。
【0045】次に、図5は復号化手段104の構成の一
例を示すブロック図である。伝送手段103から送られ
てきた符号化データは、まず入力バッファ501に一度
蓄えられ、多重化分離部502により動画像符号化デー
タと静止画像符号化データとを分離し、それぞれを動画
像復号化部503と静止画像復号化部504とに送る。
動画像復号化部503では、動画像符号化データを復号
し再生画像信号を作成する。一方、静止画像復号化部5
04では、静止画像データを復号し再生画像信号を作成
する。
例を示すブロック図である。伝送手段103から送られ
てきた符号化データは、まず入力バッファ501に一度
蓄えられ、多重化分離部502により動画像符号化デー
タと静止画像符号化データとを分離し、それぞれを動画
像復号化部503と静止画像復号化部504とに送る。
動画像復号化部503では、動画像符号化データを復号
し再生画像信号を作成する。一方、静止画像復号化部5
04では、静止画像データを復号し再生画像信号を作成
する。
【0046】図6は、復号化手段104の動画像復号化
部503および移動物体検出手段H101の構成の一例
を示すブロック図である。復号化手段104の多重化分
離部502で分離された動画像符号化データは、動画像
復号化部503の可変長復号化部601に入力される。
この可変長復号化部601では、多重化分離部502に
よって分離された動画像符号化データを各シンタクスの
情報の可変長符号の復号を行う。
部503および移動物体検出手段H101の構成の一例
を示すブロック図である。復号化手段104の多重化分
離部502で分離された動画像符号化データは、動画像
復号化部503の可変長復号化部601に入力される。
この可変長復号化部601では、多重化分離部502に
よって分離された動画像符号化データを各シンタクスの
情報の可変長符号の復号を行う。
【0047】可変長復号化部601において、マクロブ
ロックのモードがINTRAならば、モード切替スイッチ6
07をオフに選択する。可変長復号化部601で復号化
された量子化DCT係数情報は、逆量子化部602で逆量
子化され、IDCT部603で逆離散コサイン変換処理を行
うことにより、再生画像信号を生成させる。この再生画
像信号は、フレームメモリ605に参照画像として蓄積
される。
ロックのモードがINTRAならば、モード切替スイッチ6
07をオフに選択する。可変長復号化部601で復号化
された量子化DCT係数情報は、逆量子化部602で逆量
子化され、IDCT部603で逆離散コサイン変換処理を行
うことにより、再生画像信号を生成させる。この再生画
像信号は、フレームメモリ605に参照画像として蓄積
される。
【0048】一方、可変長復号化部601において、マ
クロブロックのモードがINTERまたはNOT_CODEDと判定さ
れたときは、モード切替スイッチ607をオンに選択す
る。可変長復号化部601で復号化された量子化DCT係
数情報は、逆量子化部602で逆量子化され、IDCT部6
03で逆離散コサイン変換処理を行い、加算器604に
出力する。また、可変長復号化部601で復号化された
動きベクトル情報に基づいて、動き補償部606におい
て参照画像を動き補償し、加算器604で足しあわせて
再生画像信号を生成する。この再生画像信号は、フレー
ムメモリ605に参照画像として蓄積される。
クロブロックのモードがINTERまたはNOT_CODEDと判定さ
れたときは、モード切替スイッチ607をオンに選択す
る。可変長復号化部601で復号化された量子化DCT係
数情報は、逆量子化部602で逆量子化され、IDCT部6
03で逆離散コサイン変換処理を行い、加算器604に
出力する。また、可変長復号化部601で復号化された
動きベクトル情報に基づいて、動き補償部606におい
て参照画像を動き補償し、加算器604で足しあわせて
再生画像信号を生成する。この再生画像信号は、フレー
ムメモリ605に参照画像として蓄積される。
【0049】一方、移動物体検出手段H101において
は、INTRAマクロブロックの時の再生画像信号と1フレ
ーム前のフレームメモリの画像信号との差分絶対値和
(SAD)を減算器H112で求め、マクロブロック静動
判定部H111では、可変長復号化部601において復
号された、モード情報、動きベクトル情報、DCT係数情
報、および減算器H112で求めた差分絶対値和(SAD)
から、フレーム内のマクロブロック毎の静動判定を行
う。移動物体判定部H113で移動物体の判定を行う。
は、INTRAマクロブロックの時の再生画像信号と1フレ
ーム前のフレームメモリの画像信号との差分絶対値和
(SAD)を減算器H112で求め、マクロブロック静動
判定部H111では、可変長復号化部601において復
号された、モード情報、動きベクトル情報、DCT係数情
報、および減算器H112で求めた差分絶対値和(SAD)
から、フレーム内のマクロブロック毎の静動判定を行
う。移動物体判定部H113で移動物体の判定を行う。
【0050】図7は、移動物体検出手段H101の動作
を示す流れ図である。移動物体検出手段H101では、
図7に示すように、1フレーム毎にマクロブロック静動
判定を行い(S101)、その後に移動物体の判定を行
う(S102)。の2つの処理をそれぞれ、マクロブロ
ック静動判定部H111、移動物体判定部H112で行
う。
を示す流れ図である。移動物体検出手段H101では、
図7に示すように、1フレーム毎にマクロブロック静動
判定を行い(S101)、その後に移動物体の判定を行
う(S102)。の2つの処理をそれぞれ、マクロブロ
ック静動判定部H111、移動物体判定部H112で行
う。
【0051】図8は、図7のマクロブロック静動判定
(S101)の具体的な流れ図である。ここで、iとj
は、フレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロック
のアドレスをそれぞれ表し、V_NMBとH_NMBはフレーム内
の垂直方向と水平方向のマクロブロック数を表してい
る。2次元配列M[i][j]は、各マクロブロックが動マ
クロブロックか否かの情報を蓄える配列で、TRUEならば
動マクロブロック、FALSEならば静止マクロブロックを
表す。また、LOOP1およびLOOP2はその間で処理を繰り返
し行うことを示している。例えば、LOOP1の場合には、
iが0〜V_NMB-1を満たすまでステップS201〜ステ
ップS209を繰り返し行うことを示している。また、
LOOP2の場合には、jが0〜H_NMB-1を満たすまでステッ
プS202〜ステップS208を繰り返し行うことを示
している。
(S101)の具体的な流れ図である。ここで、iとj
は、フレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロック
のアドレスをそれぞれ表し、V_NMBとH_NMBはフレーム内
の垂直方向と水平方向のマクロブロック数を表してい
る。2次元配列M[i][j]は、各マクロブロックが動マ
クロブロックか否かの情報を蓄える配列で、TRUEならば
動マクロブロック、FALSEならば静止マクロブロックを
表す。また、LOOP1およびLOOP2はその間で処理を繰り返
し行うことを示している。例えば、LOOP1の場合には、
iが0〜V_NMB-1を満たすまでステップS201〜ステ
ップS209を繰り返し行うことを示している。また、
LOOP2の場合には、jが0〜H_NMB-1を満たすまでステッ
プS202〜ステップS208を繰り返し行うことを示
している。
【0052】まず、マクロブロック毎に可変長復号化部
601からのモード情報MODEの判定を行う(S20
3)。もし、MODEがINTRAならば、そのマクロブロック
の再生画像信号と1フレーム前のフレームメモリとの差
分絶対値和(SAD)を計算し、閾値T0と比較を行う(S
204)。もし、差分絶対値和(SAD)が閾値T0よりも
大きい場合には、そのマクロブロックは動マクロブロッ
クであると判定し、 M[i][j]にTRUEが代入される(S
206)。差分絶対値和(SAD)が閾値T0以下の場合に
は、そのマクロブロックは静止マクロブロックであると
判定し、 M[i][j]にFALSEが代入される(S20
7)。
601からのモード情報MODEの判定を行う(S20
3)。もし、MODEがINTRAならば、そのマクロブロック
の再生画像信号と1フレーム前のフレームメモリとの差
分絶対値和(SAD)を計算し、閾値T0と比較を行う(S
204)。もし、差分絶対値和(SAD)が閾値T0よりも
大きい場合には、そのマクロブロックは動マクロブロッ
クであると判定し、 M[i][j]にTRUEが代入される(S
206)。差分絶対値和(SAD)が閾値T0以下の場合に
は、そのマクロブロックは静止マクロブロックであると
判定し、 M[i][j]にFALSEが代入される(S20
7)。
【0053】ステップS203の判定で、MODEがINTER
ならば、可変長復号化部103からの動きベクトル情報
およびDCT係数情報から、そのマクロブロックの動きベ
クトルの絶対値和Σ|MV|およびDCT係数の絶対値和Σ|CO
FF|を計算し、それぞれの閾値T1、T2と比較を行う(S
205)。もし、動きベクトルの絶対値和Σ|MV|と、DC
T係数の絶対値和Σ|COFF|が閾値T1、T2よりも小さけれ
ば、そのマクロブロックは静止マクロブロックであると
判定し、 M[i][j]にFALSEが代入される(S20
7)。そうでない場合には、そのマクロブロックは動マ
クロブロックと判定し、 M[i][j]にTRUEが代入される
(S206)。
ならば、可変長復号化部103からの動きベクトル情報
およびDCT係数情報から、そのマクロブロックの動きベ
クトルの絶対値和Σ|MV|およびDCT係数の絶対値和Σ|CO
FF|を計算し、それぞれの閾値T1、T2と比較を行う(S
205)。もし、動きベクトルの絶対値和Σ|MV|と、DC
T係数の絶対値和Σ|COFF|が閾値T1、T2よりも小さけれ
ば、そのマクロブロックは静止マクロブロックであると
判定し、 M[i][j]にFALSEが代入される(S20
7)。そうでない場合には、そのマクロブロックは動マ
クロブロックと判定し、 M[i][j]にTRUEが代入される
(S206)。
【0054】ステップS203の判定で、MODEがNOT_CO
DEDならば、そのマクロブロックは静止マクロブロック
と判定し、 M[i][j]にFALSEが代入される(S20
7)。
DEDならば、そのマクロブロックは静止マクロブロック
と判定し、 M[i][j]にFALSEが代入される(S20
7)。
【0055】次に、移動物体検出手段H101の移動物
体判定部H113では、マクロブロック静動判定部H1
11のマクロブロック毎の静動判定情報から、移動物体
の判定を行う。図9は、図7におけるステップS102
での移動物体判定処理の処理内容を示す流れ図である。
体判定部H113では、マクロブロック静動判定部H1
11のマクロブロック毎の静動判定情報から、移動物体
の判定を行う。図9は、図7におけるステップS102
での移動物体判定処理の処理内容を示す流れ図である。
【0056】図9に示すように、移動物体判定処理は、
雑音除去処理(S301)と移動物体包含処理(S30
2)との2つから成り立っている。雑音除去処理(S3
01)では、背景画像の小物体の揺らぎや画像取り込み
時の雑音によって動マクロブロックと誤検出されてしま
う防止するために、動マクロブロックと判定されたもの
であっても、その周囲の8マクロブロックが全て静止し
ている場合には、その動マクロブロックを取り除くよう
にしている。
雑音除去処理(S301)と移動物体包含処理(S30
2)との2つから成り立っている。雑音除去処理(S3
01)では、背景画像の小物体の揺らぎや画像取り込み
時の雑音によって動マクロブロックと誤検出されてしま
う防止するために、動マクロブロックと判定されたもの
であっても、その周囲の8マクロブロックが全て静止し
ている場合には、その動マクロブロックを取り除くよう
にしている。
【0057】移動物体包含処理(S302)は、雑音を
取り除いた後の静動判定結果から、隣接して動マクロブ
ロックが存在する領域を包含する最小の長方形を検出す
る処理を行う。この処理で、移動物体を包含する長方形
を見つけることができる。
取り除いた後の静動判定結果から、隣接して動マクロブ
ロックが存在する領域を包含する最小の長方形を検出す
る処理を行う。この処理で、移動物体を包含する長方形
を見つけることができる。
【0058】図10は、図9の雑音除去処理(S30
1)の具体的な処理内容の流れ図である。図8の場合と
同様に、iとjはフレーム内の垂直方向と水平方向のマ
クロブロックのアドレスをそれぞれ表し、V_NMBとH_NMB
はフレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロック数
を表している。2次元配列M[i][j]は、各マクロブロ
ックが動マクロブロックか否かの情報を蓄える配列で、
TRUEならば動マクロブロック、FALSEならば静止マクロ
ブロックを表す。また、LOOP1およびLOOP2はその間で処
理を繰り返し行うことを示している。例えば、LOOP1の
場合には、iが0〜V_NMB-1を満たすまでステップS4
01〜ステップS408を繰り返し行うことを示してい
る。また、LOOP2の場合には、jが0〜H_NMB-1を満たす
までステップS402〜ステップS407を繰り返し行
うことを示している。
1)の具体的な処理内容の流れ図である。図8の場合と
同様に、iとjはフレーム内の垂直方向と水平方向のマ
クロブロックのアドレスをそれぞれ表し、V_NMBとH_NMB
はフレーム内の垂直方向と水平方向のマクロブロック数
を表している。2次元配列M[i][j]は、各マクロブロ
ックが動マクロブロックか否かの情報を蓄える配列で、
TRUEならば動マクロブロック、FALSEならば静止マクロ
ブロックを表す。また、LOOP1およびLOOP2はその間で処
理を繰り返し行うことを示している。例えば、LOOP1の
場合には、iが0〜V_NMB-1を満たすまでステップS4
01〜ステップS408を繰り返し行うことを示してい
る。また、LOOP2の場合には、jが0〜H_NMB-1を満たす
までステップS402〜ステップS407を繰り返し行
うことを示している。
【0059】まず、マクロブロック毎の静動判定結果を
みる(S403)。もし、2次元配列M[i][j]の値がF
ALSE、つまり静止マクロブロックならば、そのマクロブ
ロックでは何も行わず、次のマクロブロックにいく。一
方、2次元配列M[i][j]の値がTURE、つまり動マクロ
ブロックならば、そのマクロブロックの周囲の8マクロ
ブロックの静動判定結果をチェックし(S405)、全
てFALSEつまり静止マクロブロックならば、そのマクロ
ブロックは雑音であると判定し、静止マクロブロックに
書き換える(S406)。もし、周囲の8マクロブロッ
クのうち一つでもTUREがあれば雑音とは判定せず、次の
マクロブロックに移る。なお、画面の外側については、
静止マクロブロックとして仮定している。
みる(S403)。もし、2次元配列M[i][j]の値がF
ALSE、つまり静止マクロブロックならば、そのマクロブ
ロックでは何も行わず、次のマクロブロックにいく。一
方、2次元配列M[i][j]の値がTURE、つまり動マクロ
ブロックならば、そのマクロブロックの周囲の8マクロ
ブロックの静動判定結果をチェックし(S405)、全
てFALSEつまり静止マクロブロックならば、そのマクロ
ブロックは雑音であると判定し、静止マクロブロックに
書き換える(S406)。もし、周囲の8マクロブロッ
クのうち一つでもTUREがあれば雑音とは判定せず、次の
マクロブロックに移る。なお、画面の外側については、
静止マクロブロックとして仮定している。
【0060】図11は、図9の移動物体包含処理(S3
02)の具体的な処理内容の流れ図である。ここで、n
は、移動物体の数を示すカウンタであり、S1〜S4
は、移動物体を包含する長方形を探索する範囲を示すパ
ラメータで、S1、S2は、垂直方向のアドレスの始点
と終点であり、S3、S4は、水平方向のアドレスの始
点と終点である。まず、探索範囲としてフレーム全体を
指定するように初期化を行う(S501)。次に、指定
された探索範囲で移動物体を包含する最小の長方形を探
索する関数Rectangularを呼び出す(S502)。
02)の具体的な処理内容の流れ図である。ここで、n
は、移動物体の数を示すカウンタであり、S1〜S4
は、移動物体を包含する長方形を探索する範囲を示すパ
ラメータで、S1、S2は、垂直方向のアドレスの始点
と終点であり、S3、S4は、水平方向のアドレスの始
点と終点である。まず、探索範囲としてフレーム全体を
指定するように初期化を行う(S501)。次に、指定
された探索範囲で移動物体を包含する最小の長方形を探
索する関数Rectangularを呼び出す(S502)。
【0061】図12乃至図15は、関数Rectangularの
処理の内容の流れ図を示している。関数Rectangular
は、探索範囲であるS1〜S4と移動物体の数nと各マ
クロブロックの静動判定結果の格納された2次元配列M
[i][j]を入力とし、探索結果の長方形のアドレスを格
納した1次元配列B1〜B4と移動物体の数nとを出力とす
る。
処理の内容の流れ図を示している。関数Rectangular
は、探索範囲であるS1〜S4と移動物体の数nと各マ
クロブロックの静動判定結果の格納された2次元配列M
[i][j]を入力とし、探索結果の長方形のアドレスを格
納した1次元配列B1〜B4と移動物体の数nとを出力とす
る。
【0062】ここで、1次元配列HVは、垂直方向の動マ
クロブロックの数のヒストグラムを作成するための作業
配列であり、1次元配列HHは、水平方向の動マクロブロ
ックの数のヒストグラムを作成するための作業配列であ
る。また、変数VFLAGは、水平方向のヒストグラムの値
が0でない状態の時にTRUEとなり、値が0の時にFALSE
となるように変更されるフラグであり、変数HFLAGは、
垂直方向のヒストグラムの値が0でない状態の時にTRUE
となり、値が0の時にFALSEとなるように変更されるフ
ラグである。また、LOOP1〜LOOP6はその間で処理を繰り
返し行うことを示している。
クロブロックの数のヒストグラムを作成するための作業
配列であり、1次元配列HHは、水平方向の動マクロブロ
ックの数のヒストグラムを作成するための作業配列であ
る。また、変数VFLAGは、水平方向のヒストグラムの値
が0でない状態の時にTRUEとなり、値が0の時にFALSE
となるように変更されるフラグであり、変数HFLAGは、
垂直方向のヒストグラムの値が0でない状態の時にTRUE
となり、値が0の時にFALSEとなるように変更されるフ
ラグである。また、LOOP1〜LOOP6はその間で処理を繰り
返し行うことを示している。
【0063】図12において、垂直方向の動マクロブロ
ックの数のヒストグラムを作成するための作業配列HV
[i]の探索範囲であるS1〜S2の範囲を値0で初期化
する(S601)。次のLOOP1(S602〜S607)
とLOOP2(S603〜S606)の2重ループでは、探
索範囲での垂直方向の動マクロブロックの数のヒストグ
ラムを作成している。つまり、マクロブロック毎の静動
判定結果M[i][j]の値を比較し(S604)、その値
がTURE(動マクロブロック)ならば、HV[i]をプラス1
し(S605)、FALSEの場合は何もしない。
ックの数のヒストグラムを作成するための作業配列HV
[i]の探索範囲であるS1〜S2の範囲を値0で初期化
する(S601)。次のLOOP1(S602〜S607)
とLOOP2(S603〜S606)の2重ループでは、探
索範囲での垂直方向の動マクロブロックの数のヒストグ
ラムを作成している。つまり、マクロブロック毎の静動
判定結果M[i][j]の値を比較し(S604)、その値
がTURE(動マクロブロック)ならば、HV[i]をプラス1
し(S605)、FALSEの場合は何もしない。
【0064】次に、その垂直方向のヒストグラムの中か
ら、0でない連続した部分を探索する。まず、フラグVF
LAGをFALSEにセットする(S608)。そして、図13
に示すように、探索範囲S1からS2の順序で、ヒスト
グラムHV[i]が0でなく、VFLAGがFALSEであるか否かを
チェックする(S610)。この条件に当てはまるの
は、ヒストグラムが0でない連続した部分の始点の部分
である。従って、探索している長方形の垂直方向の始点
の候補となるので、1次元配列B1[n]にアドレスiを格
納し、VFLAGをTUREにセットする(S611)。
ら、0でない連続した部分を探索する。まず、フラグVF
LAGをFALSEにセットする(S608)。そして、図13
に示すように、探索範囲S1からS2の順序で、ヒスト
グラムHV[i]が0でなく、VFLAGがFALSEであるか否かを
チェックする(S610)。この条件に当てはまるの
は、ヒストグラムが0でない連続した部分の始点の部分
である。従って、探索している長方形の垂直方向の始点
の候補となるので、1次元配列B1[n]にアドレスiを格
納し、VFLAGをTUREにセットする(S611)。
【0065】次に、ヒストグラムHV[i]が0あるいは、
探索範囲の終点で、VFLAGがTUREであるか否かをチェッ
クする(S612)。この条件に当てはまるのは、ヒス
トグラムが0でない連続した部分の終点の部分である。
従って、探索している長方形の垂直方向の終点の候補と
なるので、もし、ヒストグラムHV[i]が0の場合は、1
次元配列B2[n]にアドレスi−1を格納し(S61
4)、そうでない場合は、1次元配列B2[n]にアドレス
iを格納する(S615)。そして、VFLAGを再びFALSE
にセットする(S616)。
探索範囲の終点で、VFLAGがTUREであるか否かをチェッ
クする(S612)。この条件に当てはまるのは、ヒス
トグラムが0でない連続した部分の終点の部分である。
従って、探索している長方形の垂直方向の終点の候補と
なるので、もし、ヒストグラムHV[i]が0の場合は、1
次元配列B2[n]にアドレスi−1を格納し(S61
4)、そうでない場合は、1次元配列B2[n]にアドレス
iを格納する(S615)。そして、VFLAGを再びFALSE
にセットする(S616)。
【0066】図14は、図13の流れ図の続きである。
今度は、水平方向の動マクロブロックの数のヒストグラ
ムを作成するための作業配列HV[j]の探索範囲であるS
3〜S4の範囲を値0で初期化する(S617)。次の
LOOP4とLOOP5の2重ループでは、探索範囲での水平方向
の動マクロブロックの数のヒストグラムを作成してい
る。つまり、マクロブロック毎の静動判定結果M[k]
[j]の値を比較し(S620)、その値がTURE(動マク
ロブロック)ならば、HH[j]をプラス1し(S62
1)、FALSEの場合は何もしない。そして、その水平方
向のヒストグラムの中から、0でない連続した部分を探
索する。まず、フラグHFLAGをFALSEにセットする(S6
24)。
今度は、水平方向の動マクロブロックの数のヒストグラ
ムを作成するための作業配列HV[j]の探索範囲であるS
3〜S4の範囲を値0で初期化する(S617)。次の
LOOP4とLOOP5の2重ループでは、探索範囲での水平方向
の動マクロブロックの数のヒストグラムを作成してい
る。つまり、マクロブロック毎の静動判定結果M[k]
[j]の値を比較し(S620)、その値がTURE(動マク
ロブロック)ならば、HH[j]をプラス1し(S62
1)、FALSEの場合は何もしない。そして、その水平方
向のヒストグラムの中から、0でない連続した部分を探
索する。まず、フラグHFLAGをFALSEにセットする(S6
24)。
【0067】次に、探索範囲S3〜S4の順序で、ヒス
トグラムHH[j]が0でなく、HFLAGがFALSEであるか否か
をチェックする。(S626)この条件に当てはまるの
は、ヒストグラムが0でない連続した部分の始点の部分
である。従って、探索している長方形の水平方向の始点
の候補となるので、1次元配列B3[n]にアドレスjを格
納し、HFLAGをTUREにセットする(S627)。
トグラムHH[j]が0でなく、HFLAGがFALSEであるか否か
をチェックする。(S626)この条件に当てはまるの
は、ヒストグラムが0でない連続した部分の始点の部分
である。従って、探索している長方形の水平方向の始点
の候補となるので、1次元配列B3[n]にアドレスjを格
納し、HFLAGをTUREにセットする(S627)。
【0068】次に、図15に示すように、ヒストグラム
HH[j]が0あるいは探索範囲の終点で、HFLAGがTUREで
あるか否かをチェックする(S628)。この条件に当
てはまるのは、ヒストグラムが0でない連続した部分の
終点の部分である。従って、探索している長方形の水平
方向の終点の候補となるので、もし、ヒストグラムHH
[j]が0の場合は、1次元配列B4[n]にアドレスj−1
を格納し(S630)、そうでない場合は、1次元配列
B4[n]にアドレスjを格納する(S631)。そして、
HFLAGを再びFALSEにセットする(S632)。
HH[j]が0あるいは探索範囲の終点で、HFLAGがTUREで
あるか否かをチェックする(S628)。この条件に当
てはまるのは、ヒストグラムが0でない連続した部分の
終点の部分である。従って、探索している長方形の水平
方向の終点の候補となるので、もし、ヒストグラムHH
[j]が0の場合は、1次元配列B4[n]にアドレスj−1
を格納し(S630)、そうでない場合は、1次元配列
B4[n]にアドレスjを格納する(S631)。そして、
HFLAGを再びFALSEにセットする(S632)。
【0069】ここで、1通りの垂直方向と水平方向のヒ
ストグラムによる探索が終了したが、探索した結果B1
[n]〜B4[n]が探索範囲S1〜S4と一致するか否かを
チェックして(S633)、一致する場合は、もうこれ
以上探索する範囲がないので、最小の長方形が求まって
いると判定できる(S634)。そして、移動物体の数
nをプラス1して(S635)、次の移動物体の探索に
移る。
ストグラムによる探索が終了したが、探索した結果B1
[n]〜B4[n]が探索範囲S1〜S4と一致するか否かを
チェックして(S633)、一致する場合は、もうこれ
以上探索する範囲がないので、最小の長方形が求まって
いると判定できる(S634)。そして、移動物体の数
nをプラス1して(S635)、次の移動物体の探索に
移る。
【0070】探索した結果B1[n]〜B4[n]が探索範囲S
1〜S4と一致しない場合、探索した結果の範囲にまだ
複数の移動物体が存在するので、探索した結果B1[n]〜
B4[n]をS1〜S4に移し替えて(S637)、再び、
関数Rectangularを呼び出す(S637)。このように
して、関数Rectangularは、探索結果の長方形のアドレ
スを格納した1次元配列B1〜B4と移動物体の数nとを静
止画像符号化タイミング手段H102に出力する。
1〜S4と一致しない場合、探索した結果の範囲にまだ
複数の移動物体が存在するので、探索した結果B1[n]〜
B4[n]をS1〜S4に移し替えて(S637)、再び、
関数Rectangularを呼び出す(S637)。このように
して、関数Rectangularは、探索結果の長方形のアドレ
スを格納した1次元配列B1〜B4と移動物体の数nとを静
止画像符号化タイミング手段H102に出力する。
【0071】一方、図16は、復号化手段104の静止
画像復号化部504の構成の一例を示すブロック図であ
る。復号化手段104の多重化分離部502によって分
離された静止画像符号化データは、静止画像復号化部5
04の可変長復号化部701に入力される。この可変長
復号化部701では、多重化分離部502からの静止画
像符号化データを各シンタクスの情報の可変長符号の復
号を行う。可変長復号化部701で復号化された量子化
DCT係数情報は、逆量子化部702で逆量子化され、IDC
T部703で逆離散コサイン変換処理を行う。これによ
り、再生画像信号を生成させる。
画像復号化部504の構成の一例を示すブロック図であ
る。復号化手段104の多重化分離部502によって分
離された静止画像符号化データは、静止画像復号化部5
04の可変長復号化部701に入力される。この可変長
復号化部701では、多重化分離部502からの静止画
像符号化データを各シンタクスの情報の可変長符号の復
号を行う。可変長復号化部701で復号化された量子化
DCT係数情報は、逆量子化部702で逆量子化され、IDC
T部703で逆離散コサイン変換処理を行う。これによ
り、再生画像信号を生成させる。
【0072】次に、図17は、静止画像符号化タイミン
グ判定手段H102の処理内容の一例を示す流れ図であ
る。S1、S2、S3、S4は移動物体検出手段H10
2によって検出された移動物体を包含する長方形の座標
を表す。長方形の幅|S2−S1|が予め定められた値L1
を越え、かつ高さ|S4−S3|が予め定められた値L2を
越えたかどうかを判定し(S801)、越えた場合は静止
画像符号化を要求する要求信号を伝送手段103を介し
て符号化手段102の符号化制御部209に送信する
(S802)。
グ判定手段H102の処理内容の一例を示す流れ図であ
る。S1、S2、S3、S4は移動物体検出手段H10
2によって検出された移動物体を包含する長方形の座標
を表す。長方形の幅|S2−S1|が予め定められた値L1
を越え、かつ高さ|S4−S3|が予め定められた値L2を
越えたかどうかを判定し(S801)、越えた場合は静止
画像符号化を要求する要求信号を伝送手段103を介し
て符号化手段102の符号化制御部209に送信する
(S802)。
【0073】符号化手段102の符号化制御部209
は、静止画像符号化を要求する要求信号を静止画像符号
化タイミング判定手段H102から受信すると、入力画
像バッファ206の中から要求信号のタイムコードと一
致するフレームを選択し静止画像符号化部208で符号
化し、多重化部210で多重化して出力バッファ211
および伝送路103を介して静止画像符号化データを送
信することになる。送信されてきた静止画像符号化デー
タは、記録手段H103に記憶されると共に必要に応じ
て復号化手段104で複合化される。
は、静止画像符号化を要求する要求信号を静止画像符号
化タイミング判定手段H102から受信すると、入力画
像バッファ206の中から要求信号のタイムコードと一
致するフレームを選択し静止画像符号化部208で符号
化し、多重化部210で多重化して出力バッファ211
および伝送路103を介して静止画像符号化データを送
信することになる。送信されてきた静止画像符号化デー
タは、記録手段H103に記憶されると共に必要に応じ
て復号化手段104で複合化される。
【0074】次に、記録手段H103は、伝送手段10
3から送られてくる動画像符号化データおよび静止画像
符号化データを記録するもので、記録手段H103に記
録された符号化データは、復号化手段104を用いて自
由に復号化され、画像として見ることができるようにな
っている。この記録手段H103は、例えば、ハードデ
ィスク装置、光記録装置、磁気テープ装置、フラッシュ
メモリ等の永続的記憶手段で構成される。
3から送られてくる動画像符号化データおよび静止画像
符号化データを記録するもので、記録手段H103に記
録された符号化データは、復号化手段104を用いて自
由に復号化され、画像として見ることができるようにな
っている。この記録手段H103は、例えば、ハードデ
ィスク装置、光記録装置、磁気テープ装置、フラッシュ
メモリ等の永続的記憶手段で構成される。
【0075】以上の説明では、静止画像符号化タイミン
グ判定手段H102は、移動物体を包含する長方形の幅
が予め定められた値L1を越え、かつ高さが予め定められ
た値L2を越えた場合に静止画像符号化を要求する要求信
号を出力するようにしているが、移動物体があるしきい
値以上の速度で動いているべき状況において、移動速度
がしきい値を下回ったとき静止画像符号化の要求信号を
出力するようにしても良い。
グ判定手段H102は、移動物体を包含する長方形の幅
が予め定められた値L1を越え、かつ高さが予め定められ
た値L2を越えた場合に静止画像符号化を要求する要求信
号を出力するようにしているが、移動物体があるしきい
値以上の速度で動いているべき状況において、移動速度
がしきい値を下回ったとき静止画像符号化の要求信号を
出力するようにしても良い。
【0076】図18は、その場合の静止画像符号化タイ
ミング判定手段H102のブロック図である。静止画像
符号化タイミング判定手段H102は、移動物体検出手
段H101によって検出された移動物体を含む領域の座
標の履歴を記録する座標履歴記憶手段901と、座標履
歴記憶手段901に記録された移動物体を含む領域の座
標履歴の変化に基づいて静止画像符号化のタイミングを
判定する座標判定手段902とを備えている。
ミング判定手段H102のブロック図である。静止画像
符号化タイミング判定手段H102は、移動物体検出手
段H101によって検出された移動物体を含む領域の座
標の履歴を記録する座標履歴記憶手段901と、座標履
歴記憶手段901に記録された移動物体を含む領域の座
標履歴の変化に基づいて静止画像符号化のタイミングを
判定する座標判定手段902とを備えている。
【0077】座標履歴記憶手段901は移動物体検出手
段H101から送られてくる移動物体を含む領域の座標
を記憶する。移動物体検出手段H101から送られてく
る移動物体を含む領域の座標は、S1、S2、S3、S
4の4つの数値で表され、1フレーム毎に複数の領域が
検出される。そこで、座標履歴記憶手段901は、S
1、S2、S3、S4を、それぞれ配列S1[k][l]、S2
[k][l]、S3[k][l]、S4[k][l]に記憶する。
段H101から送られてくる移動物体を含む領域の座標
を記憶する。移動物体検出手段H101から送られてく
る移動物体を含む領域の座標は、S1、S2、S3、S
4の4つの数値で表され、1フレーム毎に複数の領域が
検出される。そこで、座標履歴記憶手段901は、S
1、S2、S3、S4を、それぞれ配列S1[k][l]、S2
[k][l]、S3[k][l]、S4[k][l]に記憶する。
【0078】ここで、kは1フレームに含まれる移動物
体を含む領域の数、lは履歴の番号であり、l=0が現
在のフレーム、l=1が一つ前のフレームを表す。座標
判定手段902は、S1[k][l]、S2[k][l]、S3[k]
[l]、S4[k][l]を利用して、静止画像符号化要求のタ
イミングを判定する。
体を含む領域の数、lは履歴の番号であり、l=0が現
在のフレーム、l=1が一つ前のフレームを表す。座標
判定手段902は、S1[k][l]、S2[k][l]、S3[k]
[l]、S4[k][l]を利用して、静止画像符号化要求のタ
イミングを判定する。
【0079】図19に、座標判定手段902の処理内容
の流れ図を示す。座標判定手段902は、LOOP1は、移
動物体を含む領域の数k(k=1〜n)について順次処
理を進める(S901、S904)。k番目の移動物体
を含む領域の中心座標を表すための配列を用い、現在の
フレームにおける中心座標CV[k][0]、CH[k][0]、お
よび一つ前のフレームにおける中心座標CV[k][1]、CH
[k][1]を計算する(S902)。CV[k][1]は垂直方向
の座標、CH[k][1]は水平方向の座標である。
の流れ図を示す。座標判定手段902は、LOOP1は、移
動物体を含む領域の数k(k=1〜n)について順次処
理を進める(S901、S904)。k番目の移動物体
を含む領域の中心座標を表すための配列を用い、現在の
フレームにおける中心座標CV[k][0]、CH[k][0]、お
よび一つ前のフレームにおける中心座標CV[k][1]、CH
[k][1]を計算する(S902)。CV[k][1]は垂直方向
の座標、CH[k][1]は水平方向の座標である。
【0080】次に、現在のフレームの座標値と一つ前の
フレームの座標値の差の絶対値を計算し、垂直方向の変
化が予め定められた値DVより小さく、かつ水平方向の変
化が予め定められた値DHより小さいとき(S903)、静
止画像符号化を要求する要求信号を静止画像符号化手段
H102に送信し(S905)、ループを抜けて処理を終
了する。
フレームの座標値の差の絶対値を計算し、垂直方向の変
化が予め定められた値DVより小さく、かつ水平方向の変
化が予め定められた値DHより小さいとき(S903)、静
止画像符号化を要求する要求信号を静止画像符号化手段
H102に送信し(S905)、ループを抜けて処理を終
了する。
【0081】このように、移動物体があるしきい値以上
の速度で動いているべき状況において、移動速度がしき
い値を下回ったとき静止画像として符号化する。静止画
像符号化の要求信号を、移動物体の単純な座標だけでな
く移動物体の動きを条件に出力するようにしているの
で、移動物体を適正に把握することができる。
の速度で動いているべき状況において、移動速度がしき
い値を下回ったとき静止画像として符号化する。静止画
像符号化の要求信号を、移動物体の単純な座標だけでな
く移動物体の動きを条件に出力するようにしているの
で、移動物体を適正に把握することができる。
【0082】また、以上の説明では、符号化手段102
の動画像符号化部205で動画像符号化データにタイム
コードを付加するようにしているが、Format変換部20
3においてもタイムコードを付加するようにしても良
い。
の動画像符号化部205で動画像符号化データにタイム
コードを付加するようにしているが、Format変換部20
3においてもタイムコードを付加するようにしても良
い。
【0083】すなわち、図20はその場合の符号化手段
102の構成を示すブロック図であり、図2に示した符
号化手段102に対し、Format変換部203でタイムコ
ードを付加するための第1のタイムコード付加部21
4、動画像符号化部205でタームコードを付加するた
めの第2のタイムコード付加部212、およびタイムコ
ード対応記憶手段213を追加して設けている。
102の構成を示すブロック図であり、図2に示した符
号化手段102に対し、Format変換部203でタイムコ
ードを付加するための第1のタイムコード付加部21
4、動画像符号化部205でタームコードを付加するた
めの第2のタイムコード付加部212、およびタイムコ
ード対応記憶手段213を追加して設けている。
【0084】第1のタイムコード付加部214および第
2のタイムコード付加部212は、図示省略の時計から
時刻を得て、それぞれFormat変換部203、動画像符号
化部205の出力するデータにタイムコードを付加す
る。Format変換部23でタイムコードが付加された出力
データは二つに分かれ、一方は入力画像バッファ212
に記録され、他方は、画像サイズ変換部204へ送られ
る。
2のタイムコード付加部212は、図示省略の時計から
時刻を得て、それぞれFormat変換部203、動画像符号
化部205の出力するデータにタイムコードを付加す
る。Format変換部23でタイムコードが付加された出力
データは二つに分かれ、一方は入力画像バッファ212
に記録され、他方は、画像サイズ変換部204へ送られ
る。
【0085】同一のフレームに対して第1のタイムコー
ド付加部214によって付加されるタイムコード(第1
の時刻)と第2のタイムコード付加部214によって付
加されるタイムコード(第2の時刻)とが存在すること
になり、第1の時刻は入力画像バッファ212に記憶さ
れた時刻を表し、第2の時刻は動画像符号化部205で
動画像符号化データが作成され送信された時刻を表す。
ド付加部214によって付加されるタイムコード(第1
の時刻)と第2のタイムコード付加部214によって付
加されるタイムコード(第2の時刻)とが存在すること
になり、第1の時刻は入力画像バッファ212に記憶さ
れた時刻を表し、第2の時刻は動画像符号化部205で
動画像符号化データが作成され送信された時刻を表す。
【0086】動画像符号化部205は、動画像符号化デ
ータに付加した第1の時刻と、入力したデータに付加さ
れている第2の時刻とを、タイムコード対応記憶手段2
13に送る。タイムコード対応記憶手段213は、動画
像符号化部205から送られてきた二つのタイムコード
の対応関係を対応表にして記憶する。
ータに付加した第1の時刻と、入力したデータに付加さ
れている第2の時刻とを、タイムコード対応記憶手段2
13に送る。タイムコード対応記憶手段213は、動画
像符号化部205から送られてきた二つのタイムコード
の対応関係を対応表にして記憶する。
【0087】また、動画像符号化部205の出力する符
号化された動画像符号化データには、第2のタイムコー
ド付加部212によって付加されたタイムコードが含ま
れ、伝送手段103を介して復号化手段104および記
憶手段H103に送信されることになる。したがって、
静止画像符号化タイミング判定手段H102から送られ
てくる静止画像符号化の要求信号には、第2の時刻が含
まれる。
号化された動画像符号化データには、第2のタイムコー
ド付加部212によって付加されたタイムコードが含ま
れ、伝送手段103を介して復号化手段104および記
憶手段H103に送信されることになる。したがって、
静止画像符号化タイミング判定手段H102から送られ
てくる静止画像符号化の要求信号には、第2の時刻が含
まれる。
【0088】タイムコード対応記憶手段213は、静止
画像符号化タイミング判定手段H102から静止画像符
号化の要求信号が送られてくると、その要求信号に含ま
れる第2の時刻を参照し、その第2の時刻を対応表に基
づき第1の時刻に変換する。そして、第1の時刻に基づ
く静止画像符号化の要求信号として符号化制御部209
に送る。これにより、入力画像バッファ212に記録さ
れている画像データは、第1のタイムコードが付加され
た時間的にずれのない時刻のフレームを静止画像として
符号化する。
画像符号化タイミング判定手段H102から静止画像符
号化の要求信号が送られてくると、その要求信号に含ま
れる第2の時刻を参照し、その第2の時刻を対応表に基
づき第1の時刻に変換する。そして、第1の時刻に基づ
く静止画像符号化の要求信号として符号化制御部209
に送る。これにより、入力画像バッファ212に記録さ
れている画像データは、第1のタイムコードが付加され
た時間的にずれのない時刻のフレームを静止画像として
符号化する。
【0089】このように、画像サイズ変換部204に送
られたデータは、動画像符号化部205にて符号化処理
のために時間を要するため、入力バッファ206に付加
された第1の時刻と動画像符号化データに付加された第
2の時刻とがずれたものとなるが、このずれを補償でき
るので、適正な静止画像を符号化できる。
られたデータは、動画像符号化部205にて符号化処理
のために時間を要するため、入力バッファ206に付加
された第1の時刻と動画像符号化データに付加された第
2の時刻とがずれたものとなるが、このずれを補償でき
るので、適正な静止画像を符号化できる。
【0090】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図21は本発明の第2の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1
に示した第1の実施の形態に対し、静止画像符号化タイ
ミング判定手段H102に、移動物体を含む領域の判定
条件を入力するためのマンマシンインタフェース手段H
104を追加して設けたものである。
る。図21は本発明の第2の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。この第2の実施の形態は、図1
に示した第1の実施の形態に対し、静止画像符号化タイ
ミング判定手段H102に、移動物体を含む領域の判定
条件を入力するためのマンマシンインタフェース手段H
104を追加して設けたものである。
【0091】図21において、マンマシンインタフェー
ス手段H104が追加して設けられている。このマンマ
シンインタフェース手段H104は、復号化手段104
で復号化された動画像符号化データを表示すると共に、
その表示画面上で移動物体を含む領域の判定条件を入力
できるようになっており、入力された判定条件は静止画
像符号化タイミング判定手段H102に出力されるよう
になっている。
ス手段H104が追加して設けられている。このマンマ
シンインタフェース手段H104は、復号化手段104
で復号化された動画像符号化データを表示すると共に、
その表示画面上で移動物体を含む領域の判定条件を入力
できるようになっており、入力された判定条件は静止画
像符号化タイミング判定手段H102に出力されるよう
になっている。
【0092】図22は、マンマシンインタフェース手段
H104の説明図である。マンマシンインタフェース手
段H104は、復号化手段104が復号化した動画像を
画面上に表示する表示手段H104−1と、表示手段H
104−1の画面上で領域を指定して移動物体を含む領
域の判定条件を入力するためのポインティング手段H1
04−2とを備えている。
H104の説明図である。マンマシンインタフェース手
段H104は、復号化手段104が復号化した動画像を
画面上に表示する表示手段H104−1と、表示手段H
104−1の画面上で領域を指定して移動物体を含む領
域の判定条件を入力するためのポインティング手段H1
04−2とを備えている。
【0093】表示手段H104−1はディスプレイを有
し動画像を表示する。ポインティング手段H104−2
は、例えばマウスであり、マウスのドラッグ操作により
ディスプレイ上の長方形の領域を指定するために使用さ
れる。ポインティング手段H104−2によって指定さ
れた領域は、図23に示すように表示手段H104−1
に動画像に重ねて表示される。図23の表示画面に示す
ように、点線で描かれている長方形H104−3は、画
面上に重ねて表示されたポインティング手段H104−
2によって指定された領域である。
し動画像を表示する。ポインティング手段H104−2
は、例えばマウスであり、マウスのドラッグ操作により
ディスプレイ上の長方形の領域を指定するために使用さ
れる。ポインティング手段H104−2によって指定さ
れた領域は、図23に示すように表示手段H104−1
に動画像に重ねて表示される。図23の表示画面に示す
ように、点線で描かれている長方形H104−3は、画
面上に重ねて表示されたポインティング手段H104−
2によって指定された領域である。
【0094】マンマシンインタフェース手段H104に
よって指定された長方形の領域H104−3は、数値R
1、R2、R3、R4として表わされ、静止画像符号化
タイミング判定手段H102に送られる。ここで、R
1、R2は垂直方向のアドレスの始点と終点であり、R
3、R4は水平方向のアドレスの始点と終点である。長
方形領域を表す数値R1、R2、R3、R4を受け取っ
た静止画像符号化タイミング判定手段H102は、これ
らの数値を記憶し、例えば、図17の処理S801の判
定条件を以下の様に変更し静止画像符号化タイミングの
条件とする。
よって指定された長方形の領域H104−3は、数値R
1、R2、R3、R4として表わされ、静止画像符号化
タイミング判定手段H102に送られる。ここで、R
1、R2は垂直方向のアドレスの始点と終点であり、R
3、R4は水平方向のアドレスの始点と終点である。長
方形領域を表す数値R1、R2、R3、R4を受け取っ
た静止画像符号化タイミング判定手段H102は、これ
らの数値を記憶し、例えば、図17の処理S801の判
定条件を以下の様に変更し静止画像符号化タイミングの
条件とする。
【0095】 (R1<S1) and (S2<R2) and (R3<S3) and (S4<R4) …(1) 上記(1)式の判定条件は、移動物体を包含するS1、
S2、S3、S4で表される領域が、上記のR1、R
2、R3、R4で表される領域に完全に入ったことを示
す。二つの領域が一部重なったことを条件とする場合
は、(1)式に代えて次の(2)式を用いる。
S2、S3、S4で表される領域が、上記のR1、R
2、R3、R4で表される領域に完全に入ったことを示
す。二つの領域が一部重なったことを条件とする場合
は、(1)式に代えて次の(2)式を用いる。
【0096】 {max(S1,R1)<min(S2,R2)}and {max(S3,R3)<min(S4,R4)} …(2) また、二つの領域が重なった部分の面積がある一定の値
A0以上となることを条件とする場合は、上記の重なり
を判定した後、次の(3)式を用いる。
A0以上となることを条件とする場合は、上記の重なり
を判定した後、次の(3)式を用いる。
【0097】 {min(S2,R2)- max(S1,R1)}*{min(S4、R4)- max(S3、R3)}>A0 …(3) このように、第2の実施の形態では、復号化手段104
が復号化した動画像に対しポインティング手段H104
−2によって領域を指定し、その指定された領域を動画
像の画面上に重ねて表示する。これにより、画面上で静
止画像符号化タイミング判定手段H102の判定条件と
なる映像中の領域を指定する。静止画像を符号化するた
めの判定条件を動画像の画面上で指定できるので、直観
的に容易にその判定条件を設定することができる。
が復号化した動画像に対しポインティング手段H104
−2によって領域を指定し、その指定された領域を動画
像の画面上に重ねて表示する。これにより、画面上で静
止画像符号化タイミング判定手段H102の判定条件と
なる映像中の領域を指定する。静止画像を符号化するた
めの判定条件を動画像の画面上で指定できるので、直観
的に容易にその判定条件を設定することができる。
【0098】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図24は本発明の第3の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。この第3の実施の形態は、図2
1に示した第2の実施の形態に対し、移動物体検出手段
H101が検出した移動物体を包含する長方形の領域を
マンマシンインタフェース手段H104に送信するよう
にしたものである。
る。図24は本発明の第3の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。この第3の実施の形態は、図2
1に示した第2の実施の形態に対し、移動物体検出手段
H101が検出した移動物体を包含する長方形の領域を
マンマシンインタフェース手段H104に送信するよう
にしたものである。
【0099】図25は、図24のマンマシンインタフェ
ース手段H104の説明図であり、表示手段H104−
1は、復号化手段104が復号化した動画像に移動物体
検出手段H101が検出した移動物体を包含する領域の
マークを重ねて画面上に表示するようになっている。
ース手段H104の説明図であり、表示手段H104−
1は、復号化手段104が復号化した動画像に移動物体
検出手段H101が検出した移動物体を包含する領域の
マークを重ねて画面上に表示するようになっている。
【0100】図26は、その表示画面の例であり、点線
で描かれている長方形H104−4、H104−5は、
画面上に重ねて表示された移動物体検出手段H101に
よって検出された移動物体を包含する領域のマークを示
す。ポインティング手段H104−2によって表示され
る画面上のポインタH104−6を、表示されている領
域のマーク上に移動して、マークを指定する操作を行う
と、長方形の領域は、数値R1、R2、R3、R4とし
て表わされ、静止画像符号化タイミング判定手段H10
2に送られる。
で描かれている長方形H104−4、H104−5は、
画面上に重ねて表示された移動物体検出手段H101に
よって検出された移動物体を包含する領域のマークを示
す。ポインティング手段H104−2によって表示され
る画面上のポインタH104−6を、表示されている領
域のマーク上に移動して、マークを指定する操作を行う
と、長方形の領域は、数値R1、R2、R3、R4とし
て表わされ、静止画像符号化タイミング判定手段H10
2に送られる。
【0101】長方形領域を表す数値、R1、R2、R
3、r4を受け取った静止画像符号化タイミング判定手
段H102は、これらの数値を記憶し、図17の処理S
801の判定条件を変更し、静止画像符号化タイミング
の条件とする。
3、r4を受け取った静止画像符号化タイミング判定手
段H102は、これらの数値を記憶し、図17の処理S
801の判定条件を変更し、静止画像符号化タイミング
の条件とする。
【0102】このように、復号化手段104が復号化し
た動画像に移動物体検出手段H101が検出した移動物
体を包含する領域のマークを重ねて画面上に表示し、画
面上で移動物体を包含する領域のマークを指定すること
で、静止画像符号化タイミング判定手段H102の判定
条件となる座標データを入力する。従って、静止画像を
符号化するための判定条件を、試験的な移動物体を撮影
し、それを基に直観的に設定することができる。
た動画像に移動物体検出手段H101が検出した移動物
体を包含する領域のマークを重ねて画面上に表示し、画
面上で移動物体を包含する領域のマークを指定すること
で、静止画像符号化タイミング判定手段H102の判定
条件となる座標データを入力する。従って、静止画像を
符号化するための判定条件を、試験的な移動物体を撮影
し、それを基に直観的に設定することができる。
【0103】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図27は本発明の第4の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。この第4の実施の形態は、記録
手段H103は、静止画像符号化タイミング判定手段H
102からの静止画像符号化を要求する要求信号を受信
したときは、その静止画像の前後の符号化された動画像
データを記録するようにしたものである。
る。図27は本発明の第4の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。この第4の実施の形態は、記録
手段H103は、静止画像符号化タイミング判定手段H
102からの静止画像符号化を要求する要求信号を受信
したときは、その静止画像の前後の符号化された動画像
データを記録するようにしたものである。
【0104】図27において、記録手段H103は静止
画像符号化タイミング判定手段H102からの静止画像
符号化を要求する要求信号を受信すると、その要求信号
を受信した前後の符号化された動画像データを記録す
る。
画像符号化タイミング判定手段H102からの静止画像
符号化を要求する要求信号を受信すると、その要求信号
を受信した前後の符号化された動画像データを記録す
る。
【0105】図28は、記録手段H103の構成図であ
る。一次記憶制御部H103−1は、伝送手段103か
ら入力される画像符号化データを制御するもので、静止
画像バッファH103−2や動画像フレームバッファH
103−3に供給する画像符号化データを制御する。
る。一次記憶制御部H103−1は、伝送手段103か
ら入力される画像符号化データを制御するもので、静止
画像バッファH103−2や動画像フレームバッファH
103−3に供給する画像符号化データを制御する。
【0106】静止画像バッファH103−2は静止画像
を一時的に記憶するもので、新たな静止画像が送られて
くると、以前の静止画像は上書きされる。また、動画像
フレームバッファH103−3は、N個(Nは10から1
00程度)のフレームバッファから構成され、各フレー
ムバッファは、INTRAモードで符号化されたフレームか
ら次のINTRAモードで符号化されたフレームまでを記録
する。フレームバッファポインタH103−4は、動画
像データを書き込むべきフレームバッファの番号を記憶
する。なお、静止画像バッファH103−2、動画像フ
レームバッファH103−3としては半導体メモリが使
用できる。
を一時的に記憶するもので、新たな静止画像が送られて
くると、以前の静止画像は上書きされる。また、動画像
フレームバッファH103−3は、N個(Nは10から1
00程度)のフレームバッファから構成され、各フレー
ムバッファは、INTRAモードで符号化されたフレームか
ら次のINTRAモードで符号化されたフレームまでを記録
する。フレームバッファポインタH103−4は、動画
像データを書き込むべきフレームバッファの番号を記憶
する。なお、静止画像バッファH103−2、動画像フ
レームバッファH103−3としては半導体メモリが使
用できる。
【0107】また、二次記憶制御部H103−5は、静
止画像符号化の要求信号を受けたとき、静止画像バッフ
ァH103−2および動画像フレームバッファH103
−3に記録されている画像データを二次記憶手段H10
3−6にコピーするものである。二次記憶手段H103
−6としては、例えばハードディスク装置、光記録装
置、磁気テープ装置、フラッシュメモリ等の永続的記憶
手段が用いられる。
止画像符号化の要求信号を受けたとき、静止画像バッフ
ァH103−2および動画像フレームバッファH103
−3に記録されている画像データを二次記憶手段H10
3−6にコピーするものである。二次記憶手段H103
−6としては、例えばハードディスク装置、光記録装
置、磁気テープ装置、フラッシュメモリ等の永続的記憶
手段が用いられる。
【0108】図29に一次記憶制御部H103−1の処
理内容を示す流れ図を示す。符号化された画像符号化デ
ータを入力すると(S1301)、静止画像であるか動画
像であるかを判定する(S1303)。静止画像である場
合は、静止画像バッファH103−2に書き込み(S1
303)、動画像の場合はINTRAモードであるか否か判定
する(S1304)。INTRAモードでなければ、フレーム
バッファポインタH103−4の示すフレームバッファ
に書き込む (S1305)。
理内容を示す流れ図を示す。符号化された画像符号化デ
ータを入力すると(S1301)、静止画像であるか動画
像であるかを判定する(S1303)。静止画像である場
合は、静止画像バッファH103−2に書き込み(S1
303)、動画像の場合はINTRAモードであるか否か判定
する(S1304)。INTRAモードでなければ、フレーム
バッファポインタH103−4の示すフレームバッファ
に書き込む (S1305)。
【0109】一方、INTRAモードであれば、一旦フレー
ムバッファポインタH103−4の示すフレームバッフ
ァに書き込み(S1306)、フレームバッファポインタ
H103−4を更新した後(S1307)、更新されたフ
レームバッファポインタH103−4の示すフレームバ
ッファに書き込む(S1306)。フレームバッファポイ
ンタH103−4の更新は、1からフレームバッファの
数Nまで一つづつカウントアップし、Nに達したら0に戻
ると言う方式による。この方式により、過去N-1個(現
在記録中のバッファは除く)のフレームバッファに記録
された画像を参照することができる。
ムバッファポインタH103−4の示すフレームバッフ
ァに書き込み(S1306)、フレームバッファポインタ
H103−4を更新した後(S1307)、更新されたフ
レームバッファポインタH103−4の示すフレームバ
ッファに書き込む(S1306)。フレームバッファポイ
ンタH103−4の更新は、1からフレームバッファの
数Nまで一つづつカウントアップし、Nに達したら0に戻
ると言う方式による。この方式により、過去N-1個(現
在記録中のバッファは除く)のフレームバッファに記録
された画像を参照することができる。
【0110】図30は、二次記憶制御部H103−5の
処理内容を示す流れ図である。静止画像符号化の要求信
号を入力した後(S1310)した後、適当な時間スリー
プする(S1311)。スリープの時間は静止画像が符号
化されて送られてくるまでの時間、あるいは静止画像符
号化の要求信号の入力タイミングの後の動画像の記録し
ておきたい時間によって決まり、通常数秒から数十秒で
ある。
処理内容を示す流れ図である。静止画像符号化の要求信
号を入力した後(S1310)した後、適当な時間スリー
プする(S1311)。スリープの時間は静止画像が符号
化されて送られてくるまでの時間、あるいは静止画像符
号化の要求信号の入力タイミングの後の動画像の記録し
ておきたい時間によって決まり、通常数秒から数十秒で
ある。
【0111】次に、静止画像バッファH103−2のデ
ータを二次記憶手段H103−6にコピーし(S131
2)、続いて動画像フレームバッファH103−3のデ
ータを二次記憶手段H103−6にコピーする(S13
13)。動画像フレームバッファH103−3のコピー
では、フレームバッファポインタH103−4のフレー
ム番号の次のフレーム(最も過去に記録された)からフ
レームの番号をカウントアップしてコピーする。
ータを二次記憶手段H103−6にコピーし(S131
2)、続いて動画像フレームバッファH103−3のデ
ータを二次記憶手段H103−6にコピーする(S13
13)。動画像フレームバッファH103−3のコピー
では、フレームバッファポインタH103−4のフレー
ム番号の次のフレーム(最も過去に記録された)からフ
レームの番号をカウントアップしてコピーする。
【0112】このように、記録手段H103は、静止画
像符号化タイミング判定手段H102から静止画像符号
化の要求信号を入力したときは、符号化手段102から
の静止画像符号化データおよびその前後の動画像符号化
データをまとめて記録する。従って、移動物体が検出さ
れたとき、その静止画像だけでなく前後の動画像も記録
されるので、移動物体の確認の信頼性が向上する。ま
た、移動物体が検出されないときは、動画像は動画像が
記録されないので、記録手段H103の容量を節約でき
るだけでなく、記録結果をサーベイするとき不要な動画
像を見なくても良い。
像符号化タイミング判定手段H102から静止画像符号
化の要求信号を入力したときは、符号化手段102から
の静止画像符号化データおよびその前後の動画像符号化
データをまとめて記録する。従って、移動物体が検出さ
れたとき、その静止画像だけでなく前後の動画像も記録
されるので、移動物体の確認の信頼性が向上する。ま
た、移動物体が検出されないときは、動画像は動画像が
記録されないので、記録手段H103の容量を節約でき
るだけでなく、記録結果をサーベイするとき不要な動画
像を見なくても良い。
【0113】ここで、以上の第1の実施の形態乃至第4
の実施の形態においては、移動物体検出手段H101
は、復号化手段104で復号化された動画像データを入
力して移動物体を検出するようにしているが、復号化手
段104で復号化された動画像データに代えて、符号化
手段102の動画像符号化部205からの動画像データ
を用いて移動物体を検出するようにしても良い。
の実施の形態においては、移動物体検出手段H101
は、復号化手段104で復号化された動画像データを入
力して移動物体を検出するようにしているが、復号化手
段104で復号化された動画像データに代えて、符号化
手段102の動画像符号化部205からの動画像データ
を用いて移動物体を検出するようにしても良い。
【0114】図31は、その場合の符号化手段102の
動画像符号化部205および移動物体検出手段H101
のブロック構成図である。図31において、移動物体検
出手段H101のマクロブロック静動判定部H111、
移動物体判定部H113の機能は、図6に示した第1の
実施の形態の場合と同様である。移動物体検出手段H1
01は、符号化手段102の動画符号化部205の可変
長符号化部313から動画像データを入力し、移動物体
検出手段H101のマクロブロック静動判定部H111
でマクロブロックの静動を判定する。
動画像符号化部205および移動物体検出手段H101
のブロック構成図である。図31において、移動物体検
出手段H101のマクロブロック静動判定部H111、
移動物体判定部H113の機能は、図6に示した第1の
実施の形態の場合と同様である。移動物体検出手段H1
01は、符号化手段102の動画符号化部205の可変
長符号化部313から動画像データを入力し、移動物体
検出手段H101のマクロブロック静動判定部H111
でマクロブロックの静動を判定する。
【0115】そして、動マクロブロックと判定された場
合に、移動物体判定部H113で移動物体を判定するこ
とになる。そして、移動物体判定部H113の検出した
移動物体を包含する領域を表すデータは、静止画像符号
化タイミング判定手段H102に送られ、静止画像符号
化タイミング判定手段H102からの静止画像符号化の
要求信号は符号化手段102に送られる。
合に、移動物体判定部H113で移動物体を判定するこ
とになる。そして、移動物体判定部H113の検出した
移動物体を包含する領域を表すデータは、静止画像符号
化タイミング判定手段H102に送られ、静止画像符号
化タイミング判定手段H102からの静止画像符号化の
要求信号は符号化手段102に送られる。
【0116】このように、移動物体検出手段H101は
復号化手段104からではなく、符号化手段102から
の情報を用いて移動物体を検出するように構成するの
で、移動物体検出手段H101をカメラ部101の近傍
に設置することが可能となる。すなわち、カメラ部10
1、符号化手段102、移動物体検出手段H101、静
止画像符号化タイミング判定手段H102を一体化でき
る。また、動画像データを復号化手段104が復号に要
する時間を省略して、移動物体検出手段H101に信号
が入るため、時間遅れが少なくなり、入力画像バッファ
206の容量を小さくできる。
復号化手段104からではなく、符号化手段102から
の情報を用いて移動物体を検出するように構成するの
で、移動物体検出手段H101をカメラ部101の近傍
に設置することが可能となる。すなわち、カメラ部10
1、符号化手段102、移動物体検出手段H101、静
止画像符号化タイミング判定手段H102を一体化でき
る。また、動画像データを復号化手段104が復号に要
する時間を省略して、移動物体検出手段H101に信号
が入るため、時間遅れが少なくなり、入力画像バッファ
206の容量を小さくできる。
【0117】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図32は本発明の第5の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。この第5の実施の形態は、記録
手段H103はカメラ部101および符号化手段102
と一体化され、離れた場所でユーザーは表示手段H10
5を見て静止画像として記録するタイミングを判断し、
操作入力手段H106を通じて静止画像符号化の要求を
送り、この要求によって記録手段H103は静止画像を
符号化し記録するようにしたものである。
る。図32は本発明の第5の実施の形態に係わる画像記
録装置の構成図である。この第5の実施の形態は、記録
手段H103はカメラ部101および符号化手段102
と一体化され、離れた場所でユーザーは表示手段H10
5を見て静止画像として記録するタイミングを判断し、
操作入力手段H106を通じて静止画像符号化の要求を
送り、この要求によって記録手段H103は静止画像を
符号化し記録するようにしたものである。
【0118】図32において、カメラ部101からの動
画像は符号化手段102に入力される。符号化手段10
2は、カメラ部101からの動画像を一時的に記録する
と共に符号化して伝送手段103を介して復号化手段1
04に送信する。復号化手段104では伝送手段103
を通して送られてきた動画像符号化データを復号化し、
その復号化した動画像を表示手段H105に表示する。
表示手段H105は、ビデオメモリーおよび液晶ディス
プレィからなる。
画像は符号化手段102に入力される。符号化手段10
2は、カメラ部101からの動画像を一時的に記録する
と共に符号化して伝送手段103を介して復号化手段1
04に送信する。復号化手段104では伝送手段103
を通して送られてきた動画像符号化データを復号化し、
その復号化した動画像を表示手段H105に表示する。
表示手段H105は、ビデオメモリーおよび液晶ディス
プレィからなる。
【0119】そして、操作入力手段H106は、表示手
段H105の映像を見たユーザーの操作を静止画像を符
号化するタイミングとして入力し、伝送手段103を経
由して符号化手段102に静止画像符号化を要求する要
求信号を送信する。符号化手段102に対し、この静止
画像の符号化を要求があると、符号化手段102は、そ
の要求した画像を静止画像として符号化する。記録手段
H103は符号化手段102で符号化された静止画像符
号化データを記録する。
段H105の映像を見たユーザーの操作を静止画像を符
号化するタイミングとして入力し、伝送手段103を経
由して符号化手段102に静止画像符号化を要求する要
求信号を送信する。符号化手段102に対し、この静止
画像の符号化を要求があると、符号化手段102は、そ
の要求した画像を静止画像として符号化する。記録手段
H103は符号化手段102で符号化された静止画像符
号化データを記録する。
【0120】この場合の符号化手段102の構成を図3
3に示す。符号化手段102の符号化制御部209は、
操作入力手段H106より静止画像符号化の要求信号を
受信すると、スイッチ207をオンにして、入力画像バ
ッファ206の中から、要求信号に含まれるタイムコー
ドと一致するフレームを選択し、静止画像符号化部20
8で符号化する。符号化された静止画像データは、記録
手段H103に送られて記録される。
3に示す。符号化手段102の符号化制御部209は、
操作入力手段H106より静止画像符号化の要求信号を
受信すると、スイッチ207をオンにして、入力画像バ
ッファ206の中から、要求信号に含まれるタイムコー
ドと一致するフレームを選択し、静止画像符号化部20
8で符号化する。符号化された静止画像データは、記録
手段H103に送られて記録される。
【0121】以上の説明では、符号化手段102は、静
止画像の符号化を行う際に、一時的に入力画像バッファ
206に記録したカメラ部101からの動画像を用いる
ようにしたが、操作入力手段H106から静止画像符号
化の要求信号を受信したときのカメラ部101からの直
接の画像データを静止画像として符号化するようにして
も良い。
止画像の符号化を行う際に、一時的に入力画像バッファ
206に記録したカメラ部101からの動画像を用いる
ようにしたが、操作入力手段H106から静止画像符号
化の要求信号を受信したときのカメラ部101からの直
接の画像データを静止画像として符号化するようにして
も良い。
【0122】図34は、その場合の符号化手段102の
構成図である。図33の場合と異なり、符号化手段10
2は、直接カメラ部101からの画像データをFormat変
換部203を通して受信し符号化する。つまり、入力画
像バッファ206を有しない。これにより、コストを低
く抑えることができる。
構成図である。図33の場合と異なり、符号化手段10
2は、直接カメラ部101からの画像データをFormat変
換部203を通して受信し符号化する。つまり、入力画
像バッファ206を有しない。これにより、コストを低
く抑えることができる。
【0123】また、図35に示すように、カメラ部10
1として撮影方向および倍率を調整できるものを用い、
操作入力手段H106によって撮影方向および倍率を制
御できるようにすることも可能である。操作入力手段H
106は、例えば、ジョイスティックやキーパッドを使
って操作信号を入力する。
1として撮影方向および倍率を調整できるものを用い、
操作入力手段H106によって撮影方向および倍率を制
御できるようにすることも可能である。操作入力手段H
106は、例えば、ジョイスティックやキーパッドを使
って操作信号を入力する。
【0124】このように、この第5の実施の形態によれ
ば、カメラ部101、符号化手段102、記録手段H1
03を一体化したコンパクトな構成とすることができ、
そのコンパクト化した部分を操作入力手段H106で遠
隔操作することができる。また、カメラ部101、符号
化手段102、記録手段H103を一体化した構造は一
般的なディジタルカメラの構造に類似しているため、こ
れらと共通の部品を用いてコストを引き下げることが期
待できる。また、カメラ部101として撮影方向および
倍率を調整できるものを用いた場合には、カメラ部10
1の撮影範囲や倍率を遠隔で制御できるので撮影の利便
性が増すことになる。
ば、カメラ部101、符号化手段102、記録手段H1
03を一体化したコンパクトな構成とすることができ、
そのコンパクト化した部分を操作入力手段H106で遠
隔操作することができる。また、カメラ部101、符号
化手段102、記録手段H103を一体化した構造は一
般的なディジタルカメラの構造に類似しているため、こ
れらと共通の部品を用いてコストを引き下げることが期
待できる。また、カメラ部101として撮影方向および
倍率を調整できるものを用いた場合には、カメラ部10
1の撮影範囲や倍率を遠隔で制御できるので撮影の利便
性が増すことになる。
【0125】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、カ
メラ部の撮影範囲を動く物体(人物)の動画像だけでな
く、予め定めた条件によって高精細の静止画として記録
できる。これにより対象物あるいは人物をより正確に特
定することができる。また、動画像および静止画像とも
符号化されたデータとして記録するため、復号化された
データを記録する場合に比べ、記録メディアの容量を数
十から数百分の一に節約することができる。
メラ部の撮影範囲を動く物体(人物)の動画像だけでな
く、予め定めた条件によって高精細の静止画として記録
できる。これにより対象物あるいは人物をより正確に特
定することができる。また、動画像および静止画像とも
符号化されたデータとして記録するため、復号化された
データを記録する場合に比べ、記録メディアの容量を数
十から数百分の一に節約することができる。
【0126】また、静止画像を符号化するタイミング
を、移動物体の動きを条件に決定でき、さらに、静止画
像として符号化される対象画像の時間的なズレをなくす
ことができる。また、移動物体が検出されたとき、その
静止画像だけでなく前後の動画像も記録するので、静止
画像の確認の信頼性が向上する。
を、移動物体の動きを条件に決定でき、さらに、静止画
像として符号化される対象画像の時間的なズレをなくす
ことができる。また、移動物体が検出されたとき、その
静止画像だけでなく前後の動画像も記録するので、静止
画像の確認の信頼性が向上する。
【0127】さらにまた、カメラ部、符号化手段、移動
物体検出手段、静止画像符号化タイミング判定手段を一
体化でき、一体化したコンパクトな構成とした部分を遠
隔で操作することができる。また、カメラ部、符号化手
段、記録手段を一体化した構造は一般的なディジタルカ
メラの構造に類似しているため、これらと共通の部品を
用いてコストを引き下げることが期待できる。
物体検出手段、静止画像符号化タイミング判定手段を一
体化でき、一体化したコンパクトな構成とした部分を遠
隔で操作することができる。また、カメラ部、符号化手
段、記録手段を一体化した構造は一般的なディジタルカ
メラの構造に類似しているため、これらと共通の部品を
用いてコストを引き下げることが期待できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる画像記録装
置の構成図。
置の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係わる画像記録装
置の符号化手段の構成を示すブロック図。
置の符号化手段の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における符号化手段
の動画像符号化部の構成を示すブロック図。
の動画像符号化部の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第1の実施の形態における符号化手段
の静止画像符号化部の構成を示すブロック図。
の静止画像符号化部の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係わる画像記録装
置の復号化手段の構成を示すブロック図。
置の復号化手段の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第1の実施の形態における復号化手段
の動画像復号化部および移動物体検出手段の構成の一例
を示すブロック図。
の動画像復号化部および移動物体検出手段の構成の一例
を示すブロック図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係わる画像記録装
置の移動物体検出手段の動作を示す流れ図。
置の移動物体検出手段の動作を示す流れ図。
【図8】図7におけるステップS101でのマクロブロ
ック静動判定処理の処理内容を示す流れ図。
ック静動判定処理の処理内容を示す流れ図。
【図9】図7におけるステップS102での移動物体判
定処理の処理内容を示す流れ図。
定処理の処理内容を示す流れ図。
【図10】図9におけるステップS301での雑音除去
処理の処理内容を示す流れ図。
処理の処理内容を示す流れ図。
【図11】図9におけるステップS302での移動物体
包含処理の処理内容を示す流れ図。
包含処理の処理内容を示す流れ図。
【図12】図11におけるステップS502での関数Re
ctangular処理の動作(その1)を示す流れ図。
ctangular処理の動作(その1)を示す流れ図。
【図13】図11におけるステップS502での関数Re
ctangular処理の動作(その2)を示す流れ図。
ctangular処理の動作(その2)を示す流れ図。
【図14】図11におけるステップS502での関数Re
ctangular処理の動作(その3)を示す流れ図。
ctangular処理の動作(その3)を示す流れ図。
【図15】図11におけるステップS502での関数Re
ctangular処理の動作(その4)を示す流れ図。
ctangular処理の動作(その4)を示す流れ図。
【図16】本発明の第1の実施の形態における復号化手
段の静止画像復号化部の構成の一例を示すブロック図。
段の静止画像復号化部の構成の一例を示すブロック図。
【図17】本発明の第1の実施の形態における静止画像
符号化タイミング判定手段の処理内容を示す流れ図。
符号化タイミング判定手段の処理内容を示す流れ図。
【図18】本発明の第1の実施の形態における静止画像
符号化タイミング判定手段の他の一例を示すブロック
図。
符号化タイミング判定手段の他の一例を示すブロック
図。
【図19】図18における座標判定手段の処理内容を示
す流れ図。
す流れ図。
【図20】本発明の第1の実施の形態における符号化手
段の他の一例の構成を示すブロック図。
段の他の一例の構成を示すブロック図。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係わる画像記録
装置の構成図。
装置の構成図。
【図22】本発明の第2の実施の形態におけるマンマシ
ンインタフェース手段の構成を示すブロック図。
ンインタフェース手段の構成を示すブロック図。
【図23】本発明の第2の実施の形態におけるマンマシ
ンインタフェース手段の表示画面の一例の説明図。
ンインタフェース手段の表示画面の一例の説明図。
【図24】本発明の第3の実施の形態に係わる画像記録
装置の構成図。
装置の構成図。
【図25】本発明の第3の実施の形態におけるマンマシ
ンインタフェース手段の構成を示すブロック図。
ンインタフェース手段の構成を示すブロック図。
【図26】本発明の第3の実施の形態におけるマンマシ
ンインタフェース手段の表示画面の一例の説明図。
ンインタフェース手段の表示画面の一例の説明図。
【図27】本発明の第4の実施の形態に係わる画像記録
装置の構成図。
装置の構成図。
【図28】本発明の第4の実施の形態における記録手段
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
【図29】本発明の第4の実施の形態における記録手段
の一次記憶制御部の処理内容を示す流れ図。
の一次記憶制御部の処理内容を示す流れ図。
【図30】本発明の第4の実施の形態における記録手段
の二次記憶制御部の処理内容を示す流れ図。
の二次記憶制御部の処理内容を示す流れ図。
【図31】本発明の第1の実施の形態乃至第4の実施の
形態における移動物体検出手段H101が復号化手段か
らの動画像データに代えて、符号化手段からの動画像デ
ータを用いて移動物体を検出する場合のブロック構成
図。
形態における移動物体検出手段H101が復号化手段か
らの動画像データに代えて、符号化手段からの動画像デ
ータを用いて移動物体を検出する場合のブロック構成
図。
【図32】本発明の第5の実施の形態のに係わる画像記
録装置の構成を示すブロック図。
録装置の構成を示すブロック図。
【図33】本発明の第5の実施の形態における符号化手
段の構成を示すブロック図。
段の構成を示すブロック図。
【図34】本発明の第5の実施の形態における符号化手
段の他の一例の構成を示すブロック図。
段の他の一例の構成を示すブロック図。
【図35】本発明の第5の実施の形態におけるカメラ部
として撮影方向および倍率を調整できるものを用いた場
合の構成を示すブロック図。
として撮影方向および倍率を調整できるものを用いた場
合の構成を示すブロック図。
101 カメラ部 102 符号化手段 103 伝送手段 104 復号化手段 H101 移動物体検出手段 H102 静止画像符号化タイミング判定手段 H103 記録手段 201 A/D部 202 スイッチ 203 Format変換部 204 画像サイズ変換部 205 動画像符号化部 206 入力画像バッファ 207 スイッチ 208 静止画像符号化部 209 符号化制御部 210 多重化部 211 出力バッファ 212 第2のタイムコード付加部 213 タイムコード対応記憶手段 214 第1のタイムコード付加部 301 ブロック化部 302 減算器 303 モード選択スイッチ 304 DCT部 305 量子化部 306 逆量子化部 307 IDCT部 308 加算器 310 動き補償部 311 スイッチ 312 モード選択部 313 可変長符号化部 401 ブロック化部 402 DCT部 403 量子化部 404 可変長符号化部 501 入力バッファ 502 多重化分離部 503 動画像復号化部 504 静止画像復号化部 601 可変長復号化部 602 逆量子化部 603 IDCT部 604 加算器 605 フレームメモリ 606 動き補償部 607 スイッチ H111 マクロブロック静動判定部 H112 減算器 H113 移動物体判定部 701 可変長復号化部 702 逆量子化部 703 IDCT部 901 座標履歴記憶手段 902 座標判定手段 H104 マンマシンインタフェース手段 H104−1 表示手段 H104−2 ポインティング手段 H104−3 領域のマーク H104−4 領域のマーク H104−5 領域のマーク H104−6 ポインタ H103−1 一次記憶制御部 H103−2 静止画像バッファ H103−3 動画像フレームバッファ H103−4 フレームバッファポインタ H103−5 二次記憶制御部 H103−6 二次記憶手段 H106 操作入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 旬 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 菊池 義浩 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平10−42275(JP,A) 特開 平5−56393(JP,A) 特開 平10−66054(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 7/18 H04N 7/24
Claims (9)
- 【請求項1】 画像を符号化し伝送して記録する画像記
録装置において、動画像を撮影するカメラ部と、前記カ
メラ部からの動画像をブロック化して符号化すると共に
前記カメラ部からの動画像を一時的に記録し特定の画像
を静止画像としてブロック化して符号化する符号化手段
と、前記符号化手段で符号化された符号化データ伝送す
る伝送手段と、前記伝送手段からの動画像符号化データ
および静止画像符号化データを復号化する復号化手段
と、前記復号化手段で復号化されたブロック内の画像が
静止状態か動状態かを判定し動状態であるときは雑音除
去処理および移動物体包含処理により移動物体を検出す
る移動物体検出手段と、前記移動物体検出手段によって
検出された移動物体を含む領域の座標が予め定められた
条件を満たしたとき前記符号化手段に静止画像の符号化
を要求するための要求信号を送信する静止画像符号化タ
イミング判定手段と、前記動画像符号化データおよび前
記静止画像符号化データを記録する記録手段とを備えた
ことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】 前記静止画像符号化タイミング判定手段
は、前記移動物体検出手段によって検出された移動物体
を含む領域の座標の履歴を記録する座標履歴記憶手段
と、前記座標履歴記憶手段に記録された移動物体を含む
領域の座標履歴の変化に基づいて静止画像符号化のタイ
ミングを判定する座標判定手段とを備えたことを特徴と
する請求項1に記載の画像記録装置。 - 【請求項3】 前記符号化手段は、前記カメラ部から入
力した符号化前の動画像に第1のタイムコードを付加す
る第1のタイムコード付加部と、第1のタイムコードを
付加した動画像を一時的に記録する入力画像バッファ
と、前記カメラ部からの動画像をブロック化して符号化
する動画像符号化部と、前記動画像符号化部の出力する
動画像符号化データに第2のタイムコードを付加する第
2のタイムコード付加部と、前記第1のタイムコードと
第2のタイムコードとの対応関係を記憶し前記静止画像
符号化タイミング判定手段から第2のタイムコードに基
づく静止画像符号化の要求信号を受信したときその第2
のタイムコードに対応する第1のタイムコードを出力す
るタイムコード対応記憶手段と、前記タイムコード対応
記憶手段からの第1のタイムコードに基づいて前記入力
画像バッファから動画像データの一部を取り出し静止画
像としてブロック化して符号化する静止画像符号化部と
を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の画像記録装置。 - 【請求項4】 前記静止画像符号化タイミング判定手段
に、移動物体を含む領域の判定条件を入力するためのマ
ンマシンインタフェース手段を設けたことを特徴とする
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像記録
装置。 - 【請求項5】 前記マンマシンインタフェース手段は、
前記復号化手段が復号化した動画像を画面上に表示する
表示手段と、前記表示手段の画面上で領域を指定して移
動物体を含む領域の判定条件を入力するためのポインテ
ィング手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記載
の画像記録装置。 - 【請求項6】 前記表示手段は、前記復号化手段が復号
化した動画像に前記移動物体検出手段が検出した移動物
体を包含する領域のマークを重ねて画面上に表示し、前
記ポインティング手段により前記マークが指定されたと
き、前記静止画符号化タイミング判定手段は、前記静止
画像符号化の要求信号を出力するようにしたことを特徴
とする請求項5に記載の画像記録装置。 - 【請求項7】 前記記録手段は、前記静止画像符号化タ
イミング判定手段から静止画像符号化の要求信号を入力
したときは、前記符号化手段からの静止画像符号化デー
タおよびその前後の動画像符号化データをまとめて記録
するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像
記録装置。 - 【請求項8】 前記移動物体検出手段は、復号化手段で
復号化された動画像データに代えて、前記符号化手段か
らの動画像データを用いて移動物体を検出するようにし
たことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1
項に記載の画像記録装置。 - 【請求項9】 画像を符号化し伝送して記録する画像記
録装置において、動画像を撮影するカメラ部と、前記カ
メラ部からの動画像をタイムコードを付加して一時的に
入力画像バッファに記憶し前記カメラ部からの動画像を
符号化すると共に前記入力画像バッファからの特定の画
像を静止画として符号化する符号化手段と、前記符号化
手段で符号化された静止画像符号化データを記録する記
録手段と、前記符号化手段で符号化された動画像符号化
データを伝送する伝送手段と、前記伝送手段を通して送
られてきた前記符号化手段からの符号化された動画像符
号化データを復号化する復号化手段と、前記復号化手段
が復号化した動画像を表示する表示手段と、前記伝送手
段を介して前記符号化手段に対しタイムコードを指定し
た静止画像の符号化を要求し前記記録手段に記録させる
ための要求信号を送信する操作入力手段とを備えたこと
特徴とする画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34478798A JP3062166B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34478798A JP3062166B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 画像記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000175198A JP2000175198A (ja) | 2000-06-23 |
JP3062166B2 true JP3062166B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=18371990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34478798A Expired - Fee Related JP3062166B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062166B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
FR2851397B1 (fr) * | 2003-02-14 | 2005-05-13 | Canon Europa Nv | Procede et dispositif d'analyse de sequences video dans un reseau de communication |
JP2010093511A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Panasonic Corp | 映像信号符号化装置および撮像装置 |
US20200035270A1 (en) * | 2017-03-27 | 2020-01-30 | Sony Corporation | Image processing apparatus and image processing method |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP34478798A patent/JP3062166B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000175198A (ja) | 2000-06-23 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |