JP3062103U - 植物盆栽用フィ―ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物盆栽用フィーダの提供。 【解決手段】 貯水容器、空気導管、浸透部材及び軟性
管材を具え、該貯水容器の下端に瓶口が延伸され該瓶口
より水分を注入可能で、該浸透部材が接合部と該接合部
より下向きに延伸されたパイル部を具え、該接合部が上
記瓶口に組合せ可能で、該接合部の底面のパイル部の側
辺位置に上向き及び下向きに延伸された連接ヘッドがあ
り、上向きに延伸された連接ヘッドが空気導管に挿入可
能で、下向きに延伸された連接ヘッドが軟性管材に挿入
可能で、該軟性管材に調節弁が装着され、該パイル部に
注水孔と該注水孔と連通する出水口があり、以上が組み
合わされてパイル部が土壌中に挿入されて必要に応じて
調整弁の調整により出水の速度調整が可能で、重力原理
により水分或いは栄養剤が予め設定された流速で出水口
より土壌中に進入するようにして構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の植物盆栽用フィーダに関し、特に、液体（水分或いは栄養剤） の送水量を調整でき、各種の大きさの盆栽及び花種の需水量に適用可能で土壌の 過湿或いは過乾を防止し使用に便利で植物を長生きさせられる植物盆栽用フィー ダに関する。

【０００２】

【従来の技術】

生活や仕事の環境の品質が相当重視されるようになり、周辺の環境に植木鉢等 を置いて植物を栽培し鑑賞に供することが多くなり、緑化と環境の美化の効果を 上げ、作業の雰囲気を良くするのに役立っている。このような盆栽植物は世話が 必要で、定期的に水をやらなければ枯れてしまう。植木鉢の植物への水やりは通 常毎日行われるが、忙しさのために忘れられることも多く、また長期の旅行や休 暇等で世話をすることができないために枯れてしまうことがある。また水量が多 すぎても少なすぎても植木鉢中の植物の生活条件に影響を与えた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、図１に示されるような植物盆栽用自動給水装置が生まれた。この給 水装置１０は浸透部材１１、ポンプ筒部材１２、導管１３及び貯水容器１４で組 成されている。該浸透部材１１の内部に貫通する注水孔１７があり、並びに浸透 部材１１の一部が植木鉢１５の土壌１６中に挿入される。また、該浸透部材１１ の上端に上記ポンプ筒部材１２が連接され、ポンプ筒部材１２の側辺に上記導管 １３が連接され、導管１３の別端が貯水容器１４の底部に挿入され、貯水容器１ ４内に水分が満たされる。使用者がポンプ筒部材１２を押圧すると、毛細管作用 により貯水容器１４内の水が吸い上げられて土壌１６内に送られ自動給水機能が 達成される。しかしこのような周知の製品は使用時に以下のような欠点があった 。 １．節流の構造設計がなく、貯水容器の水分が一定の水量で間断なく導管、浸 透部材を通り土壌内部に送られ、植木鉢中の土壌が終始湿った状態に保持される ため、植物の根部に腐敗を発生させやすかった。 ２．外力により貯水容器内の水を吸い上げて土壌へと送るため、ポンプ筒部材 を押すのを忘れると、適時に水を植物に与えることができずに土壌が過度に乾燥 し、植物を枯らすことになった。このためこのような製品は使用上、非常に不便 であった。

【０００４】 ゆえに、本考案の主要な目的は、一種の植物盆栽用フィーダを提供することに あり、それは、貯水容器内の水分或いは栄養剤を、植木鉢内の土壌に対して、予 め設定した流速で約１−２週間の供給可能で、毎日の水やり或いは長期の旅行や 休暇の際に植物の面倒を見ることができない問題を解決できるものとする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、貯水容器とされて、下端に瓶口が延伸され並びに該瓶口よ り十分な水分を注入可能である上記貯水容器、 浸透部材とされて、接合部と該接合部より下向きに延伸されたパイル部を具え 、該接合部が上記瓶口に組合せ可能で、該接合部の底面のパイル部の側辺位置に 上向き及び下向きに延伸された連接ヘッドが設けられ、上向きに延伸された連接 ヘッドが空気導管に挿入可能で、下向きに延伸された連接ヘッドが軟性管材に挿 入可能で、該軟性管材の適当な位置に調節弁が装着され、該パイル部に注水孔と 該注水孔と連通する出水口が設けられた、上記浸透部材、 以上を組み合わせて構成された植物盆栽用フィーダとしている。

【０００６】 請求項２の考案は、前記貯水容器の外形が各種動植物の造形或いはその他の造 形とされ得て、並びにその外表面に図案、模様、植物名或いは種まきの日付等の 資料を印刷可能であり、前記パイル部が土壌中に挿入され並びに盆栽或いは種の 必要な水量により調整弁の出水の速度を調整し、並びに重力原理により水分を貯 水容器より浸透部材に進入させて、さらに浸透部材の出水口より土壌中に送水す るようにしてあることを特徴とする、請求項１に記載の植物盆栽用フィーダとし ている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図２から図５に示されるように、本考案の植物盆栽用フィーダは、貯水容器２ ０、空気導管３０、浸透部材４０及び軟性管材５０で組成されている。

【０００８】 該貯水容器２０の外形は各種の動植物造形或いはその他の造形とされうる。並 びにその外表面に、図案、模様、植物名或いは種まきの日付等の資料を印刷可能 であり、標識と外観を良くする効果を提供できるようにしてある。この貯水容器 ２０の下端に瓶口２１が延伸され該瓶口２１より水分を注入可能であり、並びに 水分中に栄養剤、肥料等を添加可能であり、重力原理により水分と共に浸透部材 ４０より土壌６０中へと進入し、植物を活き活きとさせて枯死の現象の発生を防 止できるようにしてある。また、該瓶口２１の外表面に雄ネジが設けられている 。

【０００９】 該浸透部材４０は接合部４１と該接合部４１より下向きに延伸されたパイル部 ４２を具え、該接合部４１の内壁面に雌ネジが設けられて瓶口２１の雄ネジと螺 合可能とされ、接合部４１の底面のパイル部４２の側辺位置に上向き及び下向き に延伸された連接ヘッド４３、４４があり、上向きに延伸された連接ヘッド４３ が空気導管３０に挿入可能で、浸透部材４０が貯水容器２０に固定された時、そ の空気導管３０は水面より適当な位置に突出し、空気導管３０より進入した空気 が貯水容器２０中に排出されるようにしてある。

【００１０】 前述の下向きに延伸された連接ヘッド４４は軟性管材５０に挿入可能で、該軟 性管材５０の適当な位置に調節弁５１が装着され、該調節弁５１は座体５２と調 節輪５３を具え、該座体５２に一つの開口５４が設けられ、両側壁の内壁面にガ イドレール５５が設けられてその中に調節輪５３の凸耳５６が置き入れられ並び にガイドレール５５に沿って軸方向のスライド可能とされ、またガイドレール５ ５が傾斜角度を有するよう設けられ、こうして該調節輪５３が軟性管材５０の幅 を挟持により調整可能とされ、軟性管材５０を進入する空気量を変化させて浸透 部材４０の出水量を制御して、各種の大きさの植木鉢及び花種の需水量に適応で きるようにしてある。

【００１１】 前述のパイル部４２の外形は花弁状（図５参照）とされ、内部に注水孔４５が 設けられ、並びにパイル部４２の下端の適当な位置に注水孔４５と連通する出水 口４６が設けられ、水分が注水孔４５より出水口４６を通り土壌へと送られるよ うにしてある。

【００１２】

【考案の効果】

本考案の使用状態において、植物盆栽用フィーダのパイル部４２が土壌中に挿 入され、使用者が植木鉢及び花種の需水量に応じて出水量を調整可能で、その調 整方式は非常に簡単で、ただ手指を利用して調節輪５３を移動させて軟性管材５ ０を進入する空気量を調節することで、出水量の速度を調節できる。これにより 本考案は適時に適当な給水が行え、使用に便利で、植物の寿命を延長し各種の植 物に適用できるという優れた効果を提供しうる。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知の植物盆栽自動給水装置の使用状態表示図
である。

【図２】本考案の使用状態表示図である。

【図３】本考案の断面図である。

【図４】本考案の分解斜視図である。

【図５】本考案の浸透部材の底面図である。

【符号の説明】

１０ 給水装置 １１ 浸透部材 １２ ポンプ筒部材 １３ 導管 １４ 貯水容器 １７ 注水孔 １５ 植木鉢 １６ 土壌 ２０ 貯水容器 ３０ 空気導管 ４０ 浸透部材 ５０ 軟性管材 ２１ 瓶口 ６０ 土壌 ４１ 接合部 ４２ パイル部 ４３、４４ 連接ヘッド ５１ 調節弁 ５２ 座体 ５３ 調節輪 ５４ 開口 ５５ ガイドレール ５６ 凸耳 ４５ 注水孔 ４６ 出水口

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 貯水容器とされて、下端に瓶口が延伸さ
   れ並びに該瓶口より十分な水分を注入可能である上記貯
   水容器、 浸透部材とされて、接合部と該接合部より下向きに延伸
   されたパイル部を具え、該接合部が上記瓶口に組合せ可
   能で、該接合部の底面のパイル部の側辺位置に上向き及
   び下向きに延伸された連接ヘッドが設けられ、上向きに
   延伸された連接ヘッドが空気導管に挿入可能で、下向き
   に延伸された連接ヘッドが軟性管材に挿入可能で、該軟
   性管材の適当な位置に調節弁が装着され、該パイル部に
   注水孔と該注水孔と連通する出水口が設けられた、上記
   浸透部材、 以上を組み合わせて構成された植物盆栽用フィーダ。
2. 【請求項２】 前記貯水容器の外形が各種動植物の造形
   或いはその他の造形とされ得て、並びにその外表面に図
   案、模様、植物名或いは種まきの日付等の資料を印刷可
   能であり、前記パイル部が土壌中に挿入され並びに盆栽
   或いは種の必要な水量により調整弁の出水の速度を調整
   し、並びに重力原理により水分を貯水容器より浸透部材
   に進入させて、さらに浸透部材の出水口より土壌中に送
   水するようにしてあることを特徴とする、請求項１に記
   載の植物盆栽用フィーダ。