JP3061200U - 携帯電灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の直管蛍光灯携帯電灯においては、直管
蛍光灯が振動により回転し、直管蛍光灯口金部ピンが本
体ケースに取り付けられたＵ字型ソケットから外れてし
まう不具合を生じる可能性があり、この不具合を防止す
るために、Ｕ字型ソケットの直管蛍光灯挿入部と直管蛍
光灯にセロハンテープを貼り直管蛍光灯が回転・脱落す
ることを防止していたが、充分なものではなかった。 【解決手段】 光源としての直管蛍光灯７と直管蛍光灯
７を保護するグローブ１０と直管蛍光灯７を保持するＵ
字型ソケット８とを設けた本体ケース９を備え、グロー
ブ１０に設けたリブ１０ａを本体ケース９のＵ字型ソケ
ット８の直管蛍光灯口金部挿入口に挿入するように配し
ているので、直管蛍光灯７が振動により脱落することな
くまた外観を損ねることの無い、使い勝手を向上させた
安価な携帯電灯を提供することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、直管蛍光灯携帯電灯に関するものであり、特に直管蛍光灯の保持に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、アウトドア人気により、オートキャンプなどの夜間屋外では携帯用照明 器具、殊に乾電池式の直管式蛍光灯を用いたタイプがよく利用されている。

【０００３】 従来、この種の直管蛍光灯は図３のような外観形状であり、同図に示すように 電池を収納しかつ直管蛍光灯を保持するＵ字型ソケット１を設けた本体ケース２ と、周囲を明るく照らす光源としての直管蛍光灯３、この直管蛍光灯３を保護す るグローブ４と、直管蛍光灯３を保持固定するネジ５を有している。また、直管 蛍光灯３の抜け止め構造は下記のようであった。直管蛍光灯３を本体ケース２に 設けられたＵ字型ソケット１に挿入後、直管蛍光灯３を回転する事により、Ｕ字 型ソケット１のリブが直管蛍光灯３の口金部に設けられているピンが抜けるのを 防止するため、直管蛍光灯３は脱落しない。

【０００４】 しかしながら、キャンプ場まで自動車で移動したり、携帯して歩いたりするこ とが多く、その際、本体に過度な振動が加えられ、直管蛍光灯３が振動により回 転し、直管蛍光灯口金部ピンが本体ケースに取り付けられたＵ字型ソケット１か ら外れてしまう不具合を生じる可能性があった。そこでこの不具合を防止するた めに、Ｕ字型ソケット１の直管蛍光灯３挿入部と直管蛍光灯３にセロハンテープ を貼って、直管蛍光灯３が回転・外れる事を防止していた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来の携帯電灯では、セロハンテープがはがれることの危険性があ り、またセロハンテープの存在自体が見栄えも良いものとは言い難かった。また 直管蛍光灯交換後はセロハンテープが貼られることが少ないために、振動により 直管蛍光灯が回転して蛍光灯口金部が本体ケース上のＵ字型ソケットから脱落す るという不具合が生じていた。そして直管蛍光灯交換後は、セロハンテープの粘 着剤がＵ字型ソケットに移行しているため、外観を損ねるという不具合も生じて いた。更には生産部門において部品数、工数が増えるため、製品コスト上昇につ ながっていた。

【０００６】 本考案はこのような従来の問題を解決するものであり、直管蛍光灯が振動によ り脱落することなくまた外観を損ねることの無い、使い勝手を向上させた安価な 携帯電灯を得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、光源としての直管蛍光灯と前記直管蛍光 灯を保護するグローブと前記直管蛍光灯を保持するＵ字型ソケットとを設けた本 体ケースを備え、前記グローブに設けたリブを前記本体ケースの前記Ｕ字型ソケ ットの前記直管蛍光灯口金部挿入口に挿入するように配したものである。

【０００８】 これにより、振動等による直管蛍光灯の脱落を確実に防止し、美観を向上させ 、部品数及び工数を減らすことのできる優れた携帯電灯を提供できる。

【０００９】

【考案の実施の形態】

本考案は上記した構成により、直管蛍光灯のＵ字型ソケット挿入後、Ｕ字型ソ ケットの直管蛍光灯口金部挿入口及び直管蛍光灯口金部の２本のピンの間にグロ ーブから突き出たリブを挿入することにより蛍光灯の回転及び脱落を防ぐもので ある。

【００１０】 以下、本考案の一実施の形態について、図１及び図２を参照しながら説明する 。図１は、本実施の形態における携帯電灯の外観を示しており、電池６を収納し かつ直管蛍光灯７を保持するU字型ソケット８を設けた本体ケース９と、周囲を 明るく照らす光源としての直管蛍光灯７、この直管蛍光灯７を保護するグローブ １０と、直管蛍光灯７を保持固定するネジ１１を有している。また、ポイント照 明として使用する光源としての豆球１２と、この豆球１２の光を集光させる反射 鏡１３と、この反射鏡１３を保護する前ベース１４とからなる。

【００１１】 図２に直管蛍光灯保持部の模式図を示す。直管蛍光灯７を本体ケース９に設け られたＵ字型ソケット８に挿入後、直管蛍光灯７を回転する事により、Ｕ字型ソ ケット８のリブ８aおよび８bが直管蛍光灯７の口金部７aに設けられているピン ７b及び７cが抜けるのを防止するため、初期状態での直管蛍光灯７の脱落を防ぐ 。そして更にグローブ１０を本体ケース９に取り付ける際にグローブ１０から突 き出したリブ１０ａをＵ字型ソケット８のリブ８ａと８ｂの間、及び直管蛍光灯 ７の口金部７ａに設けられているピン７ｂと７cとの間に挿入する。このように 本考案の実施の形態の携帯電灯によれば、直管蛍光灯７が回転することを防ぐた め、振動により直管蛍光灯７が脱落することがない。

【００１２】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように、本考案によれば、直管蛍光灯を保護するグロ ーブに直管蛍光灯の回転を防ぐリブを設けて脱落防止機能を持たせているため、 振動による直管蛍光灯の脱落を防ぐ安全性に富みかつ安価な携帯電灯を提供でき る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態における携帯電灯の断面図

【図２】本考案の要部模式図

【図３】従来の携帯電灯の外観図

【符号の説明】

６ 電池 ７ 直管蛍光灯 ７ａ 口金部 ７ｂ、７ｃ ピン ８ Ｕ字型ソケット ９ 本体ケース １０ グローブ １０ａ リブ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 光源としての直管蛍光灯と前記直管蛍光
   灯を保護するグローブと前記直管蛍光灯を保持するＵ字
   型ソケットとを設けた本体ケースを備え、前記グローブ
   に設けたリブを前記本体ケースの前記Ｕ字型ソケットの
   前記直管蛍光灯口金部挿入口に挿入するように配してな
   る携帯電灯。