JP3058704B2 - スロットルボディ - Google Patents
スロットルボディInfo
- Publication number
- JP3058704B2 JP3058704B2 JP3051076A JP5107691A JP3058704B2 JP 3058704 B2 JP3058704 B2 JP 3058704B2 JP 3051076 A JP3051076 A JP 3051076A JP 5107691 A JP5107691 A JP 5107691A JP 3058704 B2 JP3058704 B2 JP 3058704B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- bypass
- air flow
- air
- air passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に流入する空
気流量を検出する熱線式空気流量計のバイパス通路を一
体とするスロットルボディにおいて、絞弁の影響を軽減
させ、空気流量計の流量検出精度を向上する事ができる
バイパス通路構造に関する。
気流量を検出する熱線式空気流量計のバイパス通路を一
体とするスロットルボディにおいて、絞弁の影響を軽減
させ、空気流量計の流量検出精度を向上する事ができる
バイパス通路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、特開平1−247723 号に記
載のようにバイパス通路と絞弁の距離が大きいので、絞
弁による空気流量検出精度への影響がなかった。そのた
め、バイパス出口部はバイパスを通った空気が主空気通
路下流へ流れる構造であった。
載のようにバイパス通路と絞弁の距離が大きいので、絞
弁による空気流量検出精度への影響がなかった。そのた
め、バイパス出口部はバイパスを通った空気が主空気通
路下流へ流れる構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱線式空気流量
計を有するスロットルボディ内の空気流量用バイパス通
路出口部は、該バイパス通路と絞弁の距離が遠いため、
該絞弁によって発生する空気流れの乱流により空気流量
検出の悪化に対して細かな配慮がされていなかった。こ
のため、バイパス通路出口部形状はバイパス通路内を流
れた空気流れが、主空気通路の軸線に対して平行に流出
する空気流れを発生しやすかった。
計を有するスロットルボディ内の空気流量用バイパス通
路出口部は、該バイパス通路と絞弁の距離が遠いため、
該絞弁によって発生する空気流れの乱流により空気流量
検出の悪化に対して細かな配慮がされていなかった。こ
のため、バイパス通路出口部形状はバイパス通路内を流
れた空気流れが、主空気通路の軸線に対して平行に流出
する空気流れを発生しやすかった。
【0004】本発明は、上記バイパス通路出口部と絞弁
を固定する棒材を極力近付けた場合、絞弁が閉じた状態
から棒材が回転して絞弁の上端部がバイパス通路出口部
に最も接近する過程において、つまりは、主空気通路内
の空気流速の低速域から高速域の全域にかけて、バイパ
ス通路出口部の空気流速のバラツキの変化量を抑えて、
バイパス通路内にある空気流量計の出力精度の向上を図
ることを目的とする。本発明の他の目的は、バイパス通
路と絞弁を保持する棒材を極力近付ける事が出来るの
で、スロットルボディの小型・軽量化それによるローコ
スト化を図ることにある。
を固定する棒材を極力近付けた場合、絞弁が閉じた状態
から棒材が回転して絞弁の上端部がバイパス通路出口部
に最も接近する過程において、つまりは、主空気通路内
の空気流速の低速域から高速域の全域にかけて、バイパ
ス通路出口部の空気流速のバラツキの変化量を抑えて、
バイパス通路内にある空気流量計の出力精度の向上を図
ることを目的とする。本発明の他の目的は、バイパス通
路と絞弁を保持する棒材を極力近付ける事が出来るの
で、スロットルボディの小型・軽量化それによるローコ
スト化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
には、請求範囲に示すように熱線式空気流量計を有する
L字型バイパス通路出口の下部にバイパス通路幅より大
きく、また、該バイパス通路外周幅より小さい幅のプレ
ートを取付けたものである。
には、請求範囲に示すように熱線式空気流量計を有する
L字型バイパス通路出口の下部にバイパス通路幅より大
きく、また、該バイパス通路外周幅より小さい幅のプレ
ートを取付けたものである。
【0006】
【作用】熱線式空気流量計の検出精度は、主空気通路内
の低速域から高速域までの空気流速全域において空気流
量計量部を有するバイパス通路出口部の流速のバラツキ
によって大きく劣化する。このため、絞弁をバイパス通
路に極力接近させた場合、バイバス通路出口部の流速及
び圧力分布に影響を与え最終的にはバイパス内の空気流
量の変化により空気流量計の出力にバラツキを与える。
そこで、バイパス空気通路出口部の流速を絞弁による影
響を低減させるためバイパス通路出口部を主空気通路の
軸線方向に対して直交にバイパス空気が流出するような
形状として、熱線式空気流量計の出力精度を向上させる
ことが出来る。
の低速域から高速域までの空気流速全域において空気流
量計量部を有するバイパス通路出口部の流速のバラツキ
によって大きく劣化する。このため、絞弁をバイパス通
路に極力接近させた場合、バイバス通路出口部の流速及
び圧力分布に影響を与え最終的にはバイパス内の空気流
量の変化により空気流量計の出力にバラツキを与える。
そこで、バイパス空気通路出口部の流速を絞弁による影
響を低減させるためバイパス通路出口部を主空気通路の
軸線方向に対して直交にバイパス空気が流出するような
形状として、熱線式空気流量計の出力精度を向上させる
ことが出来る。
【0007】また、バイパス通路を絞弁を保持する棒材
との距離を極力接近させる事が出来るので、小型・軽量
化とそれによるローコスト化が出来る。
との距離を極力接近させる事が出来るので、小型・軽量
化とそれによるローコスト化が出来る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2により
説明する。図1は、熱線式空気流量計1と絞弁2を有し
回転できる棒材3を保持する部材4、部材4により形成
されている主空気通路5とL字型空気流量計用バイパス
通路6、で構成される空気流量測定装置を一体とするス
ロットルボディの断面である。
説明する。図1は、熱線式空気流量計1と絞弁2を有し
回転できる棒材3を保持する部材4、部材4により形成
されている主空気通路5とL字型空気流量計用バイパス
通路6、で構成される空気流量測定装置を一体とするス
ロットルボディの断面である。
【0009】内燃機関へ供給される外気は主空気通路5
を通り絞弁2によって空気流量を調整される。また、そ
の外気の一部はL字型空気流量計用バイパス通路6へ流
入し、空気流量計量部6aを経て、主空気通路5の軸線
方向に直交するL字型バイパス下部通路6bを通りバイ
パス出口6cより主空気通路へ流出する。
を通り絞弁2によって空気流量を調整される。また、そ
の外気の一部はL字型空気流量計用バイパス通路6へ流
入し、空気流量計量部6aを経て、主空気通路5の軸線
方向に直交するL字型バイパス下部通路6bを通りバイ
パス出口6cより主空気通路へ流出する。
【0010】図2は、図1に示したバイパス出口6cの
断面である。バイパス出口6cはL字型バイパス下部通
路6bの下側に取付くプレート7の幅をL字型バイパス
下部通路6bの外周幅と同等にして、主空気通路5の軸
線方向に流れる空気8に対しL字型バイパス通路6を通
ってきた空気9が直交する方向に流出する構造とした。
断面である。バイパス出口6cはL字型バイパス下部通
路6bの下側に取付くプレート7の幅をL字型バイパス
下部通路6bの外周幅と同等にして、主空気通路5の軸
線方向に流れる空気8に対しL字型バイパス通路6を通
ってきた空気9が直交する方向に流出する構造とした。
【0011】これにより、L字型バイパス通路6と棒材
3を極力近付けた場合、絞弁2によって発生する主空気
通路5内の流速及び圧力卯分布の変化の影響を軽減さ
せ、強いては、熱線式空気流量計1の出力を安定させる
ものである。また、L字型バイパス通路6と棒材3を極
力近付ける事が出来るのでスロットルボディの小形・軽
量及びローコスト化が図れる。
3を極力近付けた場合、絞弁2によって発生する主空気
通路5内の流速及び圧力卯分布の変化の影響を軽減さ
せ、強いては、熱線式空気流量計1の出力を安定させる
ものである。また、L字型バイパス通路6と棒材3を極
力近付ける事が出来るのでスロットルボディの小形・軽
量及びローコスト化が図れる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、空気流量計用バイパス
通路と絞弁を保持する棒材を極力近付けた場合、絞弁に
よる主空気通路内の流速及び圧力分布の変化による影響
をなくし、空気流量計の出力のバラツキを低減し安定さ
せる事に効果がある。また、バイパス通路と棒材を極力
近付ける事が可能となったので、スロットルボディの小
型・軽量化が出来、それによるローコスト化も図れる。
通路と絞弁を保持する棒材を極力近付けた場合、絞弁に
よる主空気通路内の流速及び圧力分布の変化による影響
をなくし、空気流量計の出力のバラツキを低減し安定さ
せる事に効果がある。また、バイパス通路と棒材を極力
近付ける事が可能となったので、スロットルボディの小
型・軽量化が出来、それによるローコスト化も図れる。
【図1】本発明の一実施例のスロットルボディ断面図で
ある。
ある。
【図2】空気流量計バイパス通路の出口部の断面図であ
る。
る。
1…熱線式空気流量計、2…絞弁、3…棒材、4…保持
部材、5…主空気通路、6…L字型空気流量計用バイパ
ス通路、6a…空気流量軽量部、6b…L字型バイパス
下部通路、6c…バイパス出口、7…プレート、8…主
空気通路内の空気流れ、9……バイパス空気流れ。
部材、5…主空気通路、6…L字型空気流量計用バイパ
ス通路、6a…空気流量軽量部、6b…L字型バイパス
下部通路、6c…バイパス出口、7…プレート、8…主
空気通路内の空気流れ、9……バイパス空気流れ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−154019(JP,A) 特開 平2−181611(JP,A) 実開 昭63−163418(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/68 F02D 9/10 F02D 35/00 F02M 69/32
Claims (2)
- 【請求項1】内燃機関へ空気を供給する主空気通路、該
主空気通路内に有する絞弁、該絞弁を固定し、主空気通
路の軸線に対し直交して回転できる棒材、主空気通路を
形成し該絞弁と該棒材を保有する部材、該部材の絞弁上
流に入口と出口を有し、該部材内に形成される主空気通
路内にL字型のバイパス空気通路、該バイパス空気通路
内に空気流量計量部を置く熱線式空気流量計を有するス
ロットルボディにおいて、主空気通路内を上流から下流
へ流れる空気流れの方向の軸線に対し、直交する方向に
バイパス内を流れる空気が主空気通路内へ流出するよう
にバイパス空気通路出口を設けたことを特徴とするスロ
ットルボディ。 - 【請求項2】請求項1記載のスロットルボディにおい
て、L字型バイパス通路の下部に取付けられるプレート
の空気出口部の幅が該バイパス通路幅より大きくまた該
バイパス通路下部の外周幅よりも小さいことを特徴とす
るスロットルボディ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3051076A JP3058704B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | スロットルボディ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3051076A JP3058704B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | スロットルボディ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172603A JPH05172603A (ja) | 1993-07-09 |
JP3058704B2 true JP3058704B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=12876721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3051076A Expired - Fee Related JP3058704B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | スロットルボディ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058704B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP3051076A patent/JP3058704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05172603A (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |