JP3053608U - 滑走ボード用のコア - Google Patents
滑走ボード用のコアInfo
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- JP3053608U JP3053608U JP1998002848U JP284898U JP3053608U JP 3053608 U JP3053608 U JP 3053608U JP 1998002848 U JP1998002848 U JP 1998002848U JP 284898 U JP284898 U JP 284898U JP 3053608 U JP3053608 U JP 3053608U
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Abstract
(57)【要約】
【解決課題】 滑走ボードに加えられる機械的負荷を扱
い得る軽量な滑走ボード用のコアを提供する。 【解決手段】 コア部材(32)は、チップ端部(3
4)と、テール端部(36)と、エッジ(38,40)
と、チップ端部からテール端部に延びる長手方向軸(5
6)と、エッジからエッジに延びる横断方向軸(58)
と、長手方向軸及び横断方向軸に垂直な垂直軸(60)
と、第1の主軸(54)を有する第1の異方性構造体
(52)とを備える。第1の主軸(54)は、長手方向
軸、横断方向軸及び垂直軸の何れにも平行でない方向に
向いている。
い得る軽量な滑走ボード用のコアを提供する。 【解決手段】 コア部材(32)は、チップ端部(3
4)と、テール端部(36)と、エッジ(38,40)
と、チップ端部からテール端部に延びる長手方向軸(5
6)と、エッジからエッジに延びる横断方向軸(58)
と、長手方向軸及び横断方向軸に垂直な垂直軸(60)
と、第1の主軸(54)を有する第1の異方性構造体
(52)とを備える。第1の主軸(54)は、長手方向
軸、横断方向軸及び垂直軸の何れにも平行でない方向に
向いている。
Description
【0001】
本考案は、滑走ボード用のコア、特にスノーボード用のコアに関する。
【0002】
スノーボード、スノースキー、水上スキー、ウェイクボード(wake board)、サ ーフボードなどの面(terrain)に沿って滑走する特定形状のボードは公知である 。本明細書においては、「滑走ボード」とは一般的に上述のボード並びにライダ ーをして表面を横断なさしめ得る他のボード型装置のすべてをいう。しかしなが ら、本考案の精神を制限することなく、その理解を容易にするために、以下、ス ノーボード用のコアに関して説明する。
【0003】 スノーボードは、チップ、テール及び対向するヒールエッジとトウエッジを含 む。エッジの方向は、ライダーが左足を前に出してボードに乗るか(レギュラー )右足を前に出してボードに乗るか(グーフィー)により異なる。ボードの幅は 、典型的には、チップ及びテールの両者からボードの中心領域に向かって内方に テーパーが付されていて、ターンの始まりと終わり及びエッジグリップを容易に するようになされている。スノーボードは、コア、上記コアをサンドイッチする トップ強化層及びボトム(底部)強化層、トップ化粧層及び典型的には焼結又は 押し出し成型されたプラスチックからなる底部滑走表面を含むいくつかの要素か ら構成されている。コアを周囲の環境から保護しシールするために、上記強化層 がコアのエッジを覆っているか、あるいは、側壁が設けられていてもよい。雪及 び氷の上でボードを制御するためのハードグリップエッジを提供するために、メ タルエッジ(金属エッジ)(図示せず)が、部分的に、好ましくは完全に、ボー ドの外周の周りに巻かれていてもよい。チャター(chatter)及び振動を減少させ る緩衝材料が、ボード内に組み込まれていてもよい。ボードは、対称形又は非対 称形でもよく、平坦なベース(フラットベース)を有していてもよいし又はその 代わりにわずかな反り(slight camber)が設けられていてもよい。
【0004】 コアは、発泡材料から構成されていてもよいが、木のストリップの垂直ラミネ ート又は水平ラミネートから連続的に形成されることが好ましい。木は、異方性 材料である。すなわち、木は、異なる方向に異なる機械的特性を現す。例えば、 木の木目方向(grain direction) に沿って計測した場合に、木の引張強度、圧縮 強度及び剛性は、最大値となる。一方、木目方向に垂直な相互に直交する方向で は、これらの特性は最小値となる。対比して、等方性材料は、方向にかかわらず 、同一の機械的特性を現す。
【0005】 木のコアは、「長い木目」として知られているコアのベース平面(チップから テールまで)に平行に走る木目(図1及び図2)又は「端部木目」として知られ ているベース平面に垂直に走る木目あるいは2つのタイプのストリップが連続的 に交互に走る長い木目と端部木目との混合木目のいずれかの木片のすべての木目 20を有している。さらに、長い木目は、エッジからエッジに至る関係に、コア を横断方向に横切るように方向付けることが知られている。よって、公知の木の コアにおいては、木片は、木目がコアの直交軸の少なくとも1に平行な方向に延 びるように、方向付けられている。しかしながら、今日まで、木片の機械的特性 は、ボードにかけられる種々の方向の力に対応するように軸方向及び非軸方向の 両者に十分なものであった。
【0006】 スノーボード製造業者は、より軽量なボードを製造するために努力を続けてい る。ボードの重量を減少させるために、コアとして密度の低い材料を用いる手法 が知られている。しかしながら、木の密度が減少するにつれ、機械的特性もまた 減少する。チップからテールまで又はエッジからエッジまで走る長い木目又はコ アに対して垂直方向に延びる端部木目を有し、標準的な方法で方向付けられた低 い密度の木片は、滑走中に、ボードに一般的に加えられる負荷に耐えるには不十 分である。したがって、ストレス(応力)を誘発する軸上又は軸外の各種の力に 耐え得る軽量コア配列が要求されている。
【0007】 滑走中に、生じる動的負荷状態は、ボード上に曲げ力又は捻り力を誘発する。 コア及び強化層は、構造的にはボードの背骨のようなものであり、これらのせん 断ストレス、圧縮ストレス、引張ストレス、捻りストレスに耐えるために共に作 用する。ストレスによって誘発されたこれらの力は、ボードの横断方向に均等に 加えられるわけではなく、むしろ局部的にある程度大きな特定の力が加えられる 。しかしながら、コアは、これらの局部的な負荷に耐えるようには特に適合して いるものではない。
【0008】 例えば、ライダーは、通常は、テール端部にてジャンプする。テール端部は、 典型的には、非常に大きな長手方向のせん断ストレスを結果的に生じる非常に大 きな曲げ負荷が加えられるボードの領域である。ライダーが、エッジ上でハード なターンを行う時には、ボードには典型的にはボードのエッジと中心線との間の 中間領域に非常に大きな横断方向のせん断ストレスを結果的に生じる横断方向の 曲げ負荷が加えられる。ビンディングはボードの中間領域に取り付けられている ので、ジャンプの際又はエッジ上でのハードなターン中に、ライダーによりこの 領域に加えられた大きな圧縮負荷に耐えるために、非常に大きな圧縮強度が要求 される。さらに、ビンディングに加えられた力は、高い点負荷を生成する。点負 荷は、ビンディングインサートファスナー(ビンディング挿入締結具)の引き抜 きをもたらし得る。ターンの始まり又は終わりの時に、ボードの中心線に沿って ボードを対向するように捻るので、ライダーの右足と左足との間のボードの領域 には、非常に大きな捻り負荷が加えられる。
【0009】 したがって、1以上の特定の局部的なストレス又はかような局部的なストレス の組合せに適合する滑走ボード用のコアを提供することには利点がある。
【0010】
本考案の目的は、滑走ボード用の軽量コアを提供することにある。
【0011】 本考案の別の目的は、滑走ボード上に加えられる予想される機械的負荷特にボ ードの軸外に加えられるこれらの力を扱うための構造的一体性を具備する滑走ボ ード用のコアを提供することにある。
【0012】 本考案のまた別の目的は、コアの領域に加えられるであろう特定の負荷に特別 に適合する機械的特性を変化させる特定の領域を有する滑走ボード用のコアを提 供することにある。
【0013】
本考案は、可撓性で、耐候性で、ライダーに応答性のあるスノーボードなどの 滑走ボード用のコアに関する。コアは、強度及び剛性を与えられているので、コ アを組み込むボードは、ボードの軸に平行な方向又は軸外に平行な方向のいずれ か又は両方向に誘発された負荷に耐え得る。コアは、コアの上又は下に位置づけ られた強化層などの滑走ボードの他の要素と共働して、ターンの始めと終わりに 誘発されたライダーの負荷に迅速に応答し、バンプ状の雪面(モーグル)上での ジャンプ又は滑走後に早急に修復(リカバー)し、雪面に接触する堅実なエッジ を維持するバランスのとれた捻り制御及び全体的な可撓性をボードに与える。軽 量で弾性のコアを組み込んだ滑走ボードは、早く滑走でき、容易に操縦でき、ラ イダーに良好な感触を与える。特別の曲げプロファイルをコアに付すことで、滑 走ボードをライディングプロファイルの特別の範囲に微妙に適合させ得る。
【0014】 コアは、チップ端部、テール端部及び両側のエッジを含む。チップ端部とは、 コアが滑走ボード内に組み込まれた場合に、チップに最も近接するコアの部分を いう。同様に、テール端部とは、コアが滑走ボード内に組み込まれた際に、テー ルに最も近接するコアの部分をいう。チップ端部及びテール端部は、滑走ボード の全長に延びるように構成されて、滑走ボードのチップ及びテールの形状に符合 するように形状化される。あるいは、コアは、滑走ボードの長さに沿って部分的 にのみ延びてもよい。この場合には、互換性のある端部形状でなくてもよい。コ アの形状は、対称形でも非対称形でもよい。
【0015】 コアは、薄く細長い部材から形成される。この部材は、例えば、中心領域が厚 く、端部がより細くなるように、厚みを変化させ得るものが好ましく、滑走ボー ドに応答する所望の曲げを付与する。しかしながら、均一な厚みのコアであって もよい。滑走ボードに組み込む前には、コアは、実質的に平坦でも、凸面でも、 凹面でもよく、コアの形状は、滑走ボードの製造中に、変えられてもよい。した がって、平坦なコア(フラットコア)は、滑走ボードが完全に組み立てられた後 、最終的にチャンバを含み、上方に湾曲するテール端部とチップ端部とを有する ものであればよい。
【0016】 滑走ボードは、好ましくは、例えば木などの異方性構造体を含む。かかる異方 性構造体は、主軸(異方性構造体が木の場合には、木目の方向)を有する。滑走 ボードのライディングパフォーマンス(乗り心地)に影響を与える機械的特性は 、主軸に沿って最大値を有する。主軸は、コアの長手方向軸、横断方向軸及び垂 直軸のうちいずれか2つによって形成された平面に対する一定の角度によって画 定されてもよい。異方性構造体は、主軸がこれらのコア軸のいずれにも整合せず 又は平行ではないように方向付けられる。異方性構造体は、特定の予期された負 荷に対する最大値を呈するように配列されてもよいが、好ましくは、主軸が2以 上の予想された負荷状態に対するバランスをとった値(平衡値)を呈するように 方向付けられる。後者の場合、主軸は、予想された負荷のいずれに対する最大値 をも呈せず、むしろ所望の調和値(blended value)を呈するように、方向付けら れてもよい。異方性構造体が木の場合には、木の木目方向は、3つの軸のいずれ にも平行になる方向には延びない。かような軸外の方向において、コア内の木は 、長い木目又は端部木目スタイルには方向付けられない。この軸外方向は、より 低い密度の異方性構造体に、特に適する。コアは、軸外異方性構造体の部分的に 又は全体的に形成されてもよい。木の異方性構造体が好ましいけれども、ファイ バガラス/樹脂マトリックス、モールドプラスチック構造体、ハニカム等の他の 異方性構造体でもよい。さらに、1以上の等方性材料を現存のコア内での使用に 適する異方性構造体に形成してもよい。例えば、ガラス自身は等方性であるが、 樹脂マトリックス内で互いに整合させて異方性構造体を形成するようなファイバ に形成してもよい。
【0017】 本考案の一実施形態において、コアは、チップ端部とテール端部と一対の両側 のエッジとを有する薄く細長い部材を含む。コアは、チップからテールに至る方 向に延びる長手方向軸と、エッジからエッジに至る方向に延びる横断方向軸と、 垂直軸とを含む。薄く細長い部材は、主軸を有する異方性構造体を含む。上記主 軸に沿って、機械的特性は、最大値を有する。ここで、機械的特性とは、圧縮強 度、圧縮剛性、圧縮破壊強度、圧縮クリープ強度、引張強度、引張剛性、引張破 壊強度及び引張クリープ強度の1以上から選択されるものである。異方性構造体 は、主軸がコア部材の長手方向軸、横断方向軸及び垂直軸のいずれにも整合せず 、平行でもないように、配列される。一配列例において、主軸は、コア部材の軸 の一つに関して約45度の角度を有する。2以上の異方性構造体がコア内に用い られてもよい。好ましくは、対向する相対方向に延びる各主軸と並ぶように配列 される。あるいは、単一の軸外異方性構造体を単独で、又は1以上の異方性構造 体と組み合わせて用いてもよい。このとき、異方性構造体は、それぞれの主軸が コアの軸に整合するか又は平行となるように方向付けられる。1以上の平行でな い異方性構造体又は整合していない異方性構造体をコアを貫通するように設けて も又はコアの選択された部分のみに設けてもよい。コアの変化する部分内の異方 性構造体の方向は、他方に対して異なる方向を有する。
【0018】 本考案の別の実施形態において、薄く細長いコア部材は、好ましくはチップか らテール方向に延びる1以上の異方性構造体の薄いストリップを垂直方向に積層 してなる積層体を含む。少なくとも1の異方性構造体の主軸は、コアの軸から外 れて延びる。異方性構造体の2以上の異なるストリップは、交互パターンに配列 されてもよい。好ましくは、2つの異方性構造体の主軸は、両側のそれぞれの方 向に延びる。好ましい実施形態において、異方性構造体は木であり、主軸は木の 木目に沿っている。この配列において、第1の異方性構造体の主軸は、ベース平 面からチップ端部に向かって約45度に方向付けられており(+45度)、隣接 する第2の異方性構造体の主軸は、ベース平面からテール端部に向かって約45 度で配列されている(−45度)。主軸の角度は他の角度でもよい。異なる異方 性構造体を同一の密度の木又は異なる密度の木から形成してもよい。
【0019】 本考案の別の実施形態において、薄く細長いコア部材は、少なくとも3つの異 なる異方性構造体を含む。異方性構造体のそれぞれは、他のものとは異なるコア の軸に対してある方向に向けられた主軸を有する。3つの異方性構造体のうち1 以上の異方性構造体は、コアの直交する軸に関して外れている主軸を有してもよ い。
【0020】 本考案の別の実施形態において、薄く細長いコア部材は、互いに長手方向に離 隔していてもよい特定の領域を含む。各離隔された領域は、他の領域とは異なる ある方向に向けられた主軸を有する異方性構造体を含み、離隔された領域にて、 異なる機械的特性を有するコアを提供する。
【0021】 さらに本考案の別の実施形態は、上述の実施形態のいずれかに記載された薄く 細長いコアを組み込んだ滑走ボードを含む。さらに、滑走ボードは、1以上のシ ート又は強化ファイバーマトリックスなどの強化層をコアの上及び下に含む。さ らに底部滑走面及び上部ライディング面が設けられてもよい。雪面に対する係合 を確実にするように周辺エッジが設けられてもよい。また、緩衝材料や耐振動性 材料を含んでいてもよい。
【0022】
以下、添付図面を参照しながら、本考案をさらに詳細に説明するが、本考案は これらに限定されるものではない。
【0023】 図5〜図10に示されている一実施形態において、コアは、スノーボードなど の滑走ボード内に組み込まれるように設けられている。コア30は、薄く細長い コア部材32を含む。上記薄く細長いコア部材32は、丸いチップ端部34と、 丸いテール端部36と、一対の両側のエッジ38,40とを有する。一対のエッ ジ38,40は、チップ端部34とテール端部36との間に延びる。しかしなが ら、コアの形状は、ボードの所望の最終的な形状に適合するように種々変形可能 である。コア30は、所望のボードのライダーフレックス特性に応じて、対称形 でも非対称形でもよい。チップからテールまでコアの全長に走る実施形態が示さ れているけれども、丸いチップ端部及びテール端部の一方又は両者が欠けている 部分的な長さのコアであってもよい。コア30は、図示するようにサイドカット 42を具備していてもよく、又は代わりに均一な幅となるように構成されてもよ い。図5に示すように、コア30は、開口すなわち穴の第1群44及び第2群4 6を具備する。上記開口すなわち穴の各群は、スノーボードビンディングなどの フロントビンディング及びリアビンディングがボードに取り付けられる領域に対 応する。コア内の穴は、ビンディングを固着するためのファスナーインサート( 図示せず)を受け入れるに適している。開口のパターンは、異なるインサートの 締結パターンに適するように種々変更可能である。
【0024】 コア30は、均一な厚さを有してもよいが、好ましくは、より厚い中央領域4 8から、より狭くより可撓性に富むチップ端部34及びテール端部36まで、厚 さtが変化し得る。中央領域48は、ファスナーインサートを受け入れる開口4 4,46を含む。一実施形態において、厚さは、中央領域48における約8mm から、端部34,36における約1.8mmまで変化する。滑走ボードに組み込 まれる前のコアは、好ましくは平坦であるけれども、凸形でも凹形でもよい。さ らに、コアの形状は、滑走ボードの製作中、変えられ得る。したがって、平坦な コアは、最終的にはチャンバを含んでもよく、ボードの最終的な組立後には、チ ップ端部及びテール端部は上方向に湾曲してもよい。
【0025】 複数の片50が、垂直方向へのラミネートなどによって、一緒に固着されて、 単一のコア部材32を形成する。図示するように、コア片50は、チップからテ ールまで延び、コアの幅を横断方向に横切るように配置される。あるいは、コア 片50は、エッジからエッジまで走ってもよく、又はもっとランダムな形態に配 置されてもよい。単一のコア片50は、コアの全長に沿って延びるか、あるいは 、いくつかのより短い片が端部と端部とを結合させてもよい。コア片50の幅は 、コア部材32全体に亘って均一であっても良く、所望に応じて変化させてもよ い。一実施形態において、コア片50の幅は、約4mm〜約20mmの範囲、好 ましくは約10mmであってもよい。
【0026】 各コア片50は、少なくとも1の第1の異方性構造体52(図8)を含む。異 方性構造体52は、主軸54を有する。主軸54に沿って、異方性構造体の機械 的特性は、最大値を有する。かような機械的特性は、1以上の圧縮強度、圧縮剛 性、圧縮破壊強度、圧縮クリープ強度、引張強度、引張剛性、引張破壊強度及び 引張クリープ強度を含む。異方性構造体52は、主軸54が、ボードのライディ ング時にかかる予期される1以上の負荷状況に当たる所定方向に所定角度にて延 びるように方向付けられる。主軸54の角度及び方向は、長手方向軸56と横断 方向軸58と垂直軸60とを含むコアの直交座標に関して画定される。長手方向 軸56は、コアの中心線に沿って、チップからテールまで延びる。横断方向軸5 8は、(長手方向軸と直交して)コアのチップ端部34とテール端部36との間 の長手方向中央部にてエッジからエッジの方向に延びる。一方、垂直軸60は、 長手方向軸及び横断方向軸を貫通して延びるコアのベース平面62に直交する。 座標系は、さらに、長手方向軸及び垂直軸を貫通して延びる長手方向平面と、横 断方向軸及び垂直軸を貫通して延びる横断方向平面とを画定する。
【0027】 第1の異方性構造体52は、主軸54がボードの長手方向軸、横断方向軸及び 垂直軸の何れにも整合せず又は平行でないように、コア内に配置される。好まし くは、主軸54は、コア軸又は軸により画定された直交平面の1以上に関して1 0度〜80度の間の角度A1を有する。図示されたコアにおいて、第1の異方性 構造体52の主軸は、ベース平面62に対して45度の角度A1を有する。主軸 は、チップからテールの方向に延びるように図示されているけれども、異方性構 造体はさらに、主軸がエッジからエッジの方向に延びるか、又は部分的に長手方 向(すなわちチップからテールの方向)に延び部分的に横断方向(すなわちエッ ジからエッジの方向)に延びるように、配置されてもよい。さらに、結果的に生 じる主軸がコアの長手方向軸、横断方向軸及び垂直軸の何れにも平行でない限り 、異方性構造体のコア片の主軸の角度は他の角度でもよい。
【0028】 コア30は、ベース平面62から角度A2に向けられている主軸68を有する 第2の異方性構造体66(図9)の1以上の第2のコア片64を含むものでもよ い。第2のコア片64は、コアの分離された個々の領域内に配置されていてもよ いし、図示するように第1の異方性構造体52の第1のコア片50とは別の態様 に配列されていてもよい。第1の異方性構造体52及び第2の異方性構造体66 は、組成によって区別可能であるか又は、同じタイプの材料から形成されている 場合には主軸54及び68の方向によって区別可能である。第1の異方性構造体 52及び第2の異方性構造体66が、隣接して配列されている場合には、対向す る方向に延びた2つの構造体の主軸54及び68を有することが有利であろう。 方向は、「+」及び「−」で示される。ここで「+」は、長手方向軸56を示す 場合にはチップ端部34に向かってベース平面から上方向に主軸が傾斜すること を意味し、横断方向軸58を示す場合には爪先側のエッジ(一度規定されたなら ば)に向かって傾斜することを意味する。同様に「−」は、長手方向軸56を意 味する場合にはテール端部36に向かってベース平面から上方向に主軸が傾斜す ることを意味し、横断方向軸58を意味する場合にはヒール側エッジ(一度規定 されたならば)に向かって傾斜することを意味する。図示するように、この名称 を付すことで、第1のコア片50の主軸54は、ベース平面62から約+45度 にあり、第2のコア片64の主軸68は、ベース平面62から約−45度にある 。しかしながら、開示された主軸方向は、例示であり、他の方向でもよいことは 理解されたい。例えば、第1の異方性構造体52としては、10度から80度の 範囲、第2の異方性構造体66としては、0度から90度の範囲でもよい。
【0029】 ビンディングにかかる力は、ファスナーインサートの引き出しを引き起こし得 る高い点負荷を生じるであろう。したがって、コア30は、1以上の第3のコア 片70を具備してもよい。第3のコア片70は、第3の異方性構造体72(図1 0)を含む。第3の異方構成構造体72は、コアのより大きな領域全体に点負荷 を分散可能である。第3の異方性構造体72は、第1の異方性構造体52及び第 2の異方性構造体66とは異なる材料から形成されてもよい。もし、同じ材料か ら形成される場合には、主軸74は、第1の異方性構造体52及び第2の異方性 構造体66とは異なる方向の主軸74を有する。好ましくは、第3の異方性構造 体72の主軸74は、コアのベース平面62に平行な平面内の第3のコア片の長 さに沿って延びて、ビーム片を作る。ビーム片は、ファスナーインサートから点 負荷を効果的に離反させる作用をする。
【0030】 図5に示すように、ファスナーインサートがこれらのビーム片に取り付けられ るように、第3のコア片70は、開口44及び46の位置に対応してもよい。さ らに、コアのインサート保持力を強化するために、第3のコア片70は、第1の コア片50及び第2のコア片64と比較してより強度のある材料を含んでもよい 。例えば、第3のコア片70は、第1のコア片及び第2のコア片に用いられるも のよりも高い密度の木を含んでもよい。さらに、第3の異方性構造体72の第3 のコア片70は、第1の異方性構造体52又は第2の異方性構造体66のいずれ かのコア片50又は64とあるいはこれらの混合体とジグザグ関係に配列されて いてもよい。第3の異方性構造体72は、チップからテールに延びるように示さ れているけれども、第3のコア片70は、ビンディングインサート開口44及び 46の領域内だけに設けられてもあるいはチップ端部34及びテール端部36に 向かって長さを変えて設けられてもよい。
【0031】 上述したように、各コア片の異方性構造体は、ボードで滑走する際に予想され る負荷状態を取り扱うに適当な所定の方向に方向付けられていてもよい。上述の 実施形態において議論したように、特定の負荷状態に対してコアの局部領域を選 択的にターンさせるために、コアの異なる領域に種々の異方性構造体を用いるこ とができる。さらにこのコンセプトを説明するために、以下の実施形態において 、ボードにかけられるであろういくつかの基本的な負荷状態と、特定の負荷を取 り扱うに適当なコア内の主軸の方向とを説明する。しかしながら、本考案がこれ らに限定されるものではないことを理解されたい。
【0032】 図11は、ボードのリアビンディング領域80とテール端部82との間のほぼ 中間部のコアの長手方向軸56に沿ってコアにかけられる長手方向のせん断負荷 を取り扱うために特に適する主軸の方向を示す。この負荷状態は、ジャンプする ときに生じるものであり、ボードのテール端部82は、点線で示すように、横断 方向軸58に平行な軸に沿って、上方83に湾曲する。この負荷状態下にて、主 軸84は、ベース平面に垂直な平面内で且つ長手方向軸56に平行に、チップ8 6に向かって、ベース平面から正の角度B1となるように方向付けられることが 好ましい。一方向に湾曲させるなどして、片側だけの負荷を取り扱いたい場合に は、長手方向軸に対して同じ方向に、コアの幅を横切るように、各異方性構造体 を方向付けることが望ましいであろう。例えば、コアの幅を横切る異方性構造体 は、コアのチップ端部86に向かってベース平面から+45度の角度B1に方向 付けられるであろう。ボードのチップ端部82を上下に湾曲させるなどして両方 向の負荷を取り扱いたい場合には、対向する方向に方向付けられた異方性構造体 を同じ比率で用いることが好ましい。例えば、チップ端部に向かって+45度の 角度B1に方向付けられた異方性構造体と、テール端部に向かって−45度の角 度B2に方向付けられた異方性構造体とを、同じ比率で有することが好ましい。 一方の方向により大きな負荷をかける場合には、1の異方性構造体に対して対向 するように、他の異方性構造体を大きな比率で用いることが好ましい。例えば、 チップ端部に向かって+45の角度B1に方向付けられた異方性構造体をテール 端部に向かって−45度の角度B2に方向付けられた異方性構造体よりも多く用 いることが望ましい。
【0033】 図12は、ボードの長手方向軸56とエッジ90とのほぼ中間にかけられた横 断方向のせん断負荷を取り扱う主軸の方向を示す。この負荷状態は、点線で示す ように、長手方向軸56に平行な軸に沿って、エッジ90(ボードは通常の形状 にセットアップされていると仮定する)を上方向92に湾曲させるハードターン をするときに生じる。この負荷状態下にて、ベース平面に垂直で且つ横断方向軸 58に平行な平面内で、ベース平面から角度C1に、方向付けられることが好ま しい。例えば、主軸94は、コアのヒールエッジ96に向かって、ベース平面か ら−45度の角度C1に方向付けられていてもよい。上述した方向と同様に、こ の領域にある異方性構造体は、すべて同じ方向を有するものでもよく、あるいは 横断方向58にあるエッジに向かって、ベース平面から±45度の角度C1及び C2に方向付けられている異方性構造体の種々の比率であってもよい。
【0034】 図13は、長手方向軸56から外れたフロントビンディング領域102及びリ アビンディング領域104の間のコアの中央部分100にかけられる捻り負荷を 取り扱うために適する主軸の方向を示す。この負荷状態は、ボードを長手方向軸 56に沿って捻るターンの始まりと終わりに生じる。特に、ボードのフロント部 分106は、長手方向軸56に対して一方向R1に捻られ、ボードのリア部分1 08は、長手方向軸56に対して対向する方向R2に捻られる。この負荷状態下 にて、主軸110は、長手方向軸56から角度D1で、ベース平面から角度D2で 、ベース平面に垂直な平面内に方向付けられることが好ましい。例えば、コアの フロント部分106にて、主軸110は、ベース平面からチップ端部86に向か って+45度に方向付けられ、長手方向軸56に向かって45度に方向付けられ る。同様に、コアのリア部分108にて、主軸110は、ベース平面からチップ 端部82に向かって−45度の角度に、長手方向軸56から45度の角度に方向 付けられる。
【0035】 図11から図12に示した負荷状態ゆえに、あるいはボード上のライダーの体 重下にて、ボードが湾曲されるときに、ビンディング領域に圧縮負荷がかけられ る。この負荷状態下にて、主軸はベース平面に垂直に方向付けられることが好ま しい。
【0036】 インサートの引き出しを引き起こし得るビンディングに作用する力ゆえに、ビ ンディングファスナーインサートに、高い点負荷がかけられるであろう。この負 荷状態下にて、図10に関して説明したように、ベース平面に平行で、チップか らテールに至る方向、エッジからエッジに至る方向又はインサートから放射状の 方向に方向付けられている平面内に主軸を方向付けることが好ましい。異方性構 造体は、ボードのより大きな領域に点負荷を分散可能なビームとして作用するコ ア片であることが好ましい。
【0037】 ボード上の実際の負荷状態は、一般に、これらの基本的な負荷状態の種々の組 合せであるから、コアは、かような負荷に耐えるに適当な1以上の異方性構造体 の所定の配列を含むことが好ましい。異なるライディングスタイル、ライディン グのレベルの違い、及び雪面表面状態の多種多様な影響は、特定の負荷状態をコ アの設計に組み込むか否かに影響を与えるであろう。しかしながら、本考案によ れば、コアは、1以上の特定の領域又は全体に、基本的な負荷状態又はかような 基本的な負荷状態の2種以上の組合せに適するように配列されている種々の異方 性構造体を含むことができる。異方性構造体は、特定の軸が特定の負荷状態に対 する最大値又は2以上の予想される負荷状態に適する平衡値を与えるように方向 付けられ得る。
【0038】 図14に示すように、1のコアは、上述の基本的な負荷状態を取り扱うように 形状化されている異方性構造体の種々の領域を含み得る。図示するように、コア 30は、ジャンプ中に誘導される曲げせん断負荷用のチップからテール方向に方 向付けられた異方性構造体を有するチップ領域120及びテール領域122を含 み得る。コアは、エッジ上に、ハードターンにより誘導される横断方向曲げせん 断負荷用のエッジからエッジ方向に方向付けられた構造体であるエッジ領域12 4及び126を含み得る。コアの中央領域128,130,132及び134は 、ターンの始まりと終わりに誘導されるねじり負荷用の長手方向軸56に対して 角度づけられた構造体を含む得る。ビンディング領域136及び138は、ジャ ンプ中、エッジ上のハードターン及びボード上に立っているライダーの体重によ り加えられる圧縮負荷用のベース平面に垂直な構造体を含み得る。これらの領域 のそれぞれにおいて、主軸は、ベース平面及びコアの長手方向軸に対して種々の 角度に方向付けられ得る。
【0039】 ここではスノーボードである本考案に係るコアを含む滑走ボードは、図15に 示されている。スノーボード140は、10mm幅の中程度の密度のバルサウッド 片(約0.144g/cm3〜0.208g/cm3(9lbs/ft3〜約13lbs/ft3))を交互 に含んでなるコア30を含む。各バルサウッド片は、約10mmの幅を有し、ベー ス平面からチップ端部及びテール端部に向かって、それぞれ+45度(第1の異 方性構造体)及び−45度(第2の異方性構造体)の主軸を有する。中程度の密 度のアスペンウッド(約0.416g/cm3(26lbs/ft3)の密度を有するか又は少 なくともバルサ片よりも高い密度を有する)の10mm幅の長い木目片は、コアの 中央領域を貫通して延びて、ファスナーインサートの開口を含む。片は、垂直方 向に積層されて、チップからテールまでの長さが約153.035cm(60と1 /4インチ)で、最も広いポイントの幅が約26.988cm(10と5/8イン チ)で、サイドカットが約2.540cm(1インチ)で、中央領域の厚みが約8 mmでチップの厚さが約1.8mmと変化する薄く細長いコア部材を形成する。
【0040】 コア30は、トップ(頂部)の強化層142及びボトム(底部)の強化層14 4の間にサンドイッチされている。強化層は、好ましくは、ボードの長手方向軸 から+45度及び−45度に方向付けられている3枚のガラスファイバーシート からなる。強化層は、長手方向への湾曲、横断方向への湾曲及びボードのねじれ 撓みを制御する補助となる。強化層142及び144は、コアのエッジの前方に 延びてもよく、側壁(図示せず)並びにチップ及びテールのスペーサ(図示せず )を覆って延びてもよく、コアを損傷及び破壊から保護する。耐スクラッチ(引 き裂き)性トップシート146は、上部の強化層142を覆うが、典型的には焼 結又は型押加工プラスチックからなる滑走表面148は、ボードの底面に位置す る。金属エッジ150は、ボードの周縁を部分的に好ましくは完全に巻きついて 、雪及び氷上でのボード制御用のハードグリップエッジを提供する。振動及び揺 れを減少させるための緩衝材料をボードに組み込んでもよい。
【0041】 本考案を説明するために、種々の木の異方性構造体に対するおよその圧縮強度 を示す以下の実施例について説明するが、本考案はこれらに限定されない。
【0042】 圧縮強度測定は、平坦なプラテンに対して約720mm2の面積を有する丸い ツールを用いてコアの試験片を圧縮することで行った。コアの1mmの撓みにて 計測された圧縮強度値は下記表1の通りである。
【0043】
【表1】
【0044】 これらの圧縮強度の計測値から、主軸方向は異方性構造体の構造的特性に影響 されることが明らかである。木の最大圧縮強度のために、主軸は、木目方向に横 たわる。例えば、最も高い密度の木(アスペン)の木目(主軸)を圧縮負荷方向 に垂直に方向付けることで、より低い密度の材料(中程度の密度のバルサ)の木 目を負荷に対して平行に方向付けるよりも、より小さい強度の構造体を製作でき る。加えて、中程度の密度のバルサを負荷に対して平行に方向付けることで、負 荷に対して木目を±45度に方向付けるよりも、より大きな強度の構造体を製作 できる。
【図1】図1は、従来技術による長い木目片を有する木
のコアの斜視図である。
のコアの斜視図である。
【図2】図2は、図1の線2−2に沿って切りとった断
面図である。
面図である。
【図3】図3は、端部木目片を有する木のコアの斜視図
である。
である。
【図4】図4は、図3の線4−4に沿って切り取った断
面図である。
面図である。
【図5】図5は、本考案の一実施形態におけるコアの頂
面図である。
面図である。
【図6】図6は、図5の側部立面図である。
【図7】図7は、図5の線7−7に沿って切り取ったコ
アの断面図である。
アの断面図である。
【図8】図8は、図5の線8−8に沿って切り取ったコ
アの断面図である。
アの断面図である。
【図9】図9は、図5の線9−9に沿って切り取ったコ
アの断面図である。
アの断面図である。
【図10】図10は、図5の線10−10に沿って切り
取ったコアの断面図である。
取ったコアの断面図である。
【図11】図11は、コアの長手方向への曲げ故のせん
断負荷を取り扱うに適する方向の異方性構造体の一実施
例におけるコアの斜視図である。
断負荷を取り扱うに適する方向の異方性構造体の一実施
例におけるコアの斜視図である。
【図12】図12は、コアの横断方向への曲げ故のせん
断負荷を取り扱うに適する方向の異方性構造体の一実施
形態におけるコアの斜視図である。
断負荷を取り扱うに適する方向の異方性構造体の一実施
形態におけるコアの斜視図である。
【図13】図13は、コアのねじり故のねじり負荷を取
り扱うに適する方向の異方性構造体の一実施形態におけ
るコアの斜視図である。
り扱うに適する方向の異方性構造体の一実施形態におけ
るコアの斜視図である。
【図14】図14は、種々の負荷状態を取り扱うに適す
る変化する異方性構造体の複数の領域を有するコアの斜
視図である。
る変化する異方性構造体の複数の領域を有するコアの斜
視図である。
【図15】図15は、本考案のコアを組み込んだスノー
ボードの拡大図である。
ボードの拡大図である。
30:コア 32:コア部材 34:チップ端部 36:テール端部 38,40:エッジ 52:第1の異方性構造体 54:第1の主軸 56:長手方向軸 58:横断方向軸 60:垂直軸
フロントページの続き (72)考案者 アール・ポール・スミス アメリカ合衆国バーモント州05401,バー リントン,オースティン・ドライブ 155 (72)考案者 ポール・ジェイ・フィドリッチ アメリカ合衆国バーモント州05676,ウォ ーターバリー,ユニオン・ストリート 1
Claims (49)
- 【請求項1】滑走ボードに組み込まれるべき細長く薄い
コア部材を備える滑走ボード用のコアであって、上記コ
ア部材は、 チップ端部と、テール端部と、一対の対向する両エッジ
部と、 上記チップ端部から上記テール端部に至る方向に延びる
長手方向軸と、 上記エッジ部からエッジ部に至る方向に延びる横断方向
軸と、 上記長手方向軸及び上記横断方向軸に垂直な垂直軸と、 第1の主軸を有し、該第1の主軸に沿って機械的特性が
最大値を示す第1の異方性構造体と、を備え、 上記機械的特性は、圧縮強度、圧縮剛性、圧縮破壊強
度、圧縮クリープ強度、引張強度、引張剛性、引張破壊
強度及び引張クリープ強度からなる群より選択され、 上記第1の主軸は、上記コア部材の上記長手方向軸、上
記横断方向軸及び上記垂直軸のいずれにも平行でない第
1の方向に方向付けられていることを特徴とする滑走ボ
ード用のコア。 - 【請求項2】請求項1の滑走ボード用のコアであって、 前記第1の主軸は、前記長手方向軸及び前記垂直軸を貫
通して延びる長手方向平面に平行に延びる第1の平面内
にあることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項3】請求項1の滑走ボード用のコアであって、 前記第1の主軸は、前記横断方向軸及び前記垂直軸を貫
通して延びる横断方向平面に平行な第1の平面内にある
ことを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項4】請求項1の滑走ボード用のコアであって、 前記第1の主軸は、前記長手方向軸及び前記横断方向軸
を貫通して延びるベース平面に垂直な第1の平面内にあ
り、 上記第1の平面は、上記長手方向軸及び上記横断方向軸
に平行でないことを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれか1の滑走ボ
ード用のコアであって、 前記第1の主軸は、前記長手方向軸、前記横断方向軸及
び前記垂直軸のいずれか1に対して10度〜80度の間
の少なくとも1の角度にて方向付けられていることを特
徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項6】請求項5の滑走ボード用のコアであって、 前記角度は、約45度であることを特徴とする滑走ボー
ド用のコア。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか1の滑走
ボード用のコアであって、 前記コア部材は、ビンディングを滑走ボードに固着させ
るためのインサートファスナーを受け入れるための複数
の開口を備えることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項8】請求項1の滑走ボード用のコアであって、 前記コア部材は、さらに、 第2の主軸を有し、該第2の主軸に沿って機械的特性が
最大値を示す第2の異方性構造体を備え、 上記第2の主軸は、前記第1の主軸の第1の方向に対し
て平行でない第2の方向に方向付けられていることを特
徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項9】請求項8の滑走ボード用のコアであって、 前記第2の異方性構造体は、前記第2の主軸が、前記コ
ア部材の前記長手方向軸、前記横断方向軸及び前記垂直
軸の1に平行となるように、方向付けられていることを
特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項10】請求項8の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記第2の異方性構造体は、前記第2の主軸が前記コア
部材の前記長手方向軸、前記横断方向軸及び前記垂直軸
のそれぞれに平行でないように、方向付けられているこ
とを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項11】請求項8〜請求項10のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第1の主軸は、前記第2の主軸に垂直であることを
特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項12】請求項8〜請求項11のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第1の主軸は、第1の平面内にあり、 前記第2の主軸は、第2の平面内にあり、 上記第1の平面は上記第2の平面に平行であることを特
徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項13】請求項12の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記第1の平面及び前記第2の平面は、前記長手方向軸
及び前記横断方向軸を貫通して延びる長手方向平面に平
行であることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項14】請求項8〜請求項13のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第1の主軸及び前記第2の主軸のそれぞれは、前記
長手方向軸、前記横断方向軸及び前記垂直軸のいずれか
1に対して10度〜80度の間の少なくとも1の角度に
方向付けられていることを特徴とする滑走ボード用のコ
ア。 - 【請求項15】請求項8〜請求項14のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第1の主軸及び前記第2の主軸のそれぞれは、前記
長手方向軸及び前記横断方向軸を貫通して延びるベース
平面から所定角度に方向付けられており、 上記第1の主軸と第2の主軸の所定角度は等しいことを
特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項16】請求項14又は請求項15の滑走ボード
用のコアであって、 前記第1の主軸は、前記チップ端部に向かって角度付け
られており、 前記第2の主軸は、前記テール端部に向かって角度付け
られていることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項17】請求項14〜請求項16のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記角度は約45度であることを特徴とする滑走ボード
用のコア。 - 【請求項18】請求項8〜請求項17のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記コア部材は、複数の前記第1の異方性構造体及び複
数の前記第2の異方性構造体を含むことを特徴とする滑
走ボード用のコア。 - 【請求項19】請求項18の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記コア部材は、前記第1の異方性構造体及び前記第2
の異方性構造体を交互に配列してなる複数の片を含むこ
とを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項20】請求項19の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記第1及び第2の異方性構造体を交互に配列してなる
複数の片は、エッジからエッジに至る方向に前記コア部
材を横断するように延びることを特徴とする滑走ボード
用のコア。 - 【請求項21】請求項19又は請求項20の滑走ボード
用のコアであって、 前記複数の片の隣接する片の高さ、幅又は長さの少なく
とも1は、互いに相対的に変化することを特徴とする滑
走ボード用のコア。 - 【請求項22】請求項18〜請求項21のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記複数の第1の異方性構造体及び前記複数の第2の異
方性構造体は、前記コア部材内に等しく分散されている
ことを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項23】請求項18〜請求項21のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記コア部材は、第1の領域と第2の領域とを含み、 上記第1及び第2の領域は、それぞれ、前記第1の異方
性構造体の第1の周延と、前記第2の異方性構造体の第
2の周延とを含み、上記第1の周延と上記第2の周延と
は異なることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項24】請求項8の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記コア部材は、滑走ボードにビンディングを固着する
ためのインサートファスナーを受け入れるに適する複数
の開口を具備し、 前記第2の主軸は、前記長手方向軸及び前記横断方向軸
を貫通して延びるベース平面に平行な平面内に置かれて
おり、 上記複数の開口は、前記第2の異方性構造体にのみ配設
されていることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項25】請求項24の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記第2の異方性構造体は、前記開口から離れるように
負荷を分散するビーム構造体であることを特徴とする滑
走ボード用のコア。 - 【請求項26】請求項25の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記ビーム構造体は、前記長手方向軸に平行であること
を特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項27】請求項8〜請求項26のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第1の異方性構造体は、複数の第1の木片を含み、 前記第2の異方性構造体は、複数の第2の木片を含み、 上記第1及び第2の木片は、チップ端部からテール端部
に至る方向に延び、エッジ部からエッジ部に向かう方向
に交互に垂直方向に積層されており、 上記第1及び第2の木片のそれぞれは、前記第1及び第
2の主軸の第1及び第2の方向に対応する第1及び第2
の木目方向を有することを特徴とする滑走ボード用のコ
ア。 - 【請求項28】請求項8〜請求項27のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第1及び第2の異方性構造体のそれぞれは、密度を
有し、 上記第2の異方性構造体の密度は、上記第1の異方性構
造体の密度よりも大きいことを特徴とする滑走ボード用
のコア。 - 【請求項29】請求項8〜請求項28のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第2の異方性構造体は、アスペンウッドを含むこと
を特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項30】請求項1〜請求項29のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第1の異方性構造体は、0.144g/cm3〜0.2
08g/cm3(9lbs/cu.ft.〜13lbs/cu.ft.)の密度を
有することを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項31】請求項1〜請求項30のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記第1の異方性構造体は、バルサウッドを含むことを
特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項32】滑走ボード用のコアであって、 滑走ボード内に組み込まれるべき薄く、細長いコア部材
を含み、 上記コア部材は、チップ端部と、テール端部と、一対の
両エッジ部と、を含み、 上記コア部材は、上記チップ端部からテール端部に至る
方向に延びる長手方向軸と、上記長手方向軸に垂直なエ
ッジ部からエッジ部に至る方向に延びる横断方向軸と、
上記長手方向軸及び上記横断方向軸に垂直な垂直軸と、
を含むコア軸を有し、 上記コア部材は、少なくとも第1,第2及び第3の異方
性構造体を含み、各異方性構造体は、主軸を有し、該主
軸に沿って異方性構造体の機械的特性は最大値を有し、 上記機械的特性は、圧縮強度、圧縮剛性、圧縮破壊強
度、圧縮クリープ強度、引張強度、引張剛性、引張破壊
強度、引張クリープ強度からなる群より選ばれた機械的
特性であり、 上記第1,第2及び第3の異方性構造体の主軸は、それ
ぞれ互いに異なる第1、第2及び第3の方向を向いてい
ることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項33】請求項32の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記第1,第2及び第3の方向の少なくとも1の方向
は、前記コア軸のそれぞれと平行でないことを特徴とす
る滑走ボード用のコア。 - 【請求項34】請求項32の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記第1,第2及び第3の方向の少なくとも1の方向
は、前記コア軸の1のコア軸と平行であることを特徴と
する滑走ボード用のコア。 - 【請求項35】請求項32〜請求項34のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記第1,第2及び第3の方向の少なくとも2の方向
は、互いに直交することを特徴とする滑走ボード用のコ
ア。 - 【請求項36】請求項32〜請求項35のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記第1,第2及び第3の異方性構造体は、前記コア部
材の所定の位置にて異なる特性を与えるような所定のパ
ターンに位置づけられ且つ方向付けられていることを特
徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項37】請求項32〜請求項36のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記第1,第2及び第3の異方性構造体は、同一の材料
から作られていることを特徴とする滑走ボード用のコ
ア。 - 【請求項38】請求項32〜請求項36のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記第1,第2及び第3の異方性構造体の少なくとも1
の異方性構造体は、他の異方性構造体とは異なる材料か
ら作られていることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項39】請求項32〜請求項36のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記第1,第2及び第3の異方性構造体の少なくとも1
の異方性構造体は、他の異方性構造体とは異なる密度を
有することを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項40】請求項32〜請求項39のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記コア部材は、それぞれ異なる第1の機械的負荷及び
第2の機械的負荷に曝される第1の領域と第2の領域と
を含み、 上記第1の領域は、前記第1の異方性構造体と前記第2
の異方性構造体とを含み、 上記第2の領域は、前記第3の異方性構造体を含み、 前記第1及び第2の主軸は、それぞれ、上記第1の機械
的負荷を担う第1及び第2の方向を有し、 前記第3の主軸は、上記第2の機械的負荷を担う第3の
方向を有することを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項41】請求項40の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記第1及び第2の領域は、前記チップ端部から前記テ
ール端部に向かって延びることを特徴とする滑走ボード
用のコア。 - 【請求項42】請求項40又は請求項41の滑走ボード
用のコアであって、 前記第1及び第2の領域は、前記長手方向軸に平行であ
ることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項43】請求項40〜請求項42のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記第1及び第2の領域は、前記エッジ部からエッジ部
に至る方向にて前記コア部材を横断するように分配され
ていることを特徴とする滑走ボード用のコア。 - 【請求項44】請求項40〜請求項43のいずれか1の
滑走ボード用のコアであって、 前記第2の領域は、滑走ボードにビンディングを固着す
るためのファスナーインサートを受け入れるに適する複
数の開口を有することを特徴とする滑走ボード用のコ
ア。 - 【請求項45】請求項1〜請求項44のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記チップ端部及び前記テール端部の少なくとも1の端
部は、円形であることを特徴とする滑走ボード用のコ
ア。 - 【請求項46】請求項1〜請求項45のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記コア部材は、前記チップ端部からテール端部に至る
方向にて変化する厚みを有することを特徴とする滑走ボ
ード用のコア。 - 【請求項47】請求項1〜請求項46のいずれか1の滑
走ボード用のコアであって、 前記滑走ボードは、スノーボードであることを特徴とす
る滑走ボード用のコア。 - 【請求項48】請求項47の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記コア部材は、対称形であることを特徴とする滑走ボ
ード用のコア。 - 【請求項49】請求項47の滑走ボード用のコアであっ
て、 前記コア部材は、非対称形であることを特徴とする滑走
ボード用のコア。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/974,865 US6105991A (en) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | Core for a gliding board |
US974865 | 1997-11-20 |
Publications (1)
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