JP3053426U - 通気部が形成されたパック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 果物や野菜等の商品を保管及び保持し易いパ
ックを提供する。 【解決手段】 コーティング処理されたパック本体１１
に多数個の魚鱗形の切開部１２及び通気孔１３を形成す
ることにより、パック内部に湿気が発生して霧が生じる
のを防止し、逆に保湿の効果を高めて商品の長期間の保
管が可能である。本考案のパックは、その商品の品質を
高めるのに極めて有用である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は果物や野菜等の商品を保管及び保持し易いように考案した通気部が形 成されたパックに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のパックは内部に果物や野菜等の商品を収納している時、それらの内容物 の呼吸作用により発生する湿気に対し、それらの除去がビニールパックや紙パッ クの場合は容易でなく、一方、網紗パックの場合は保湿の問題が解決されていな かった。従って、従来のパックの場合、特にビニールパックにおいて、そのパッ クに商品を内蔵する場合、商品の呼吸により湿気が生じて半透明のビニールであ っても、内容物の識別が不可能になる。また、季節によって、上記湿気は冬季に は温度降下の触媒役割をし、夏季には温度の上昇の触媒役割をするため、長期貯 蔵という点においても解決されていない問題があった。一方、網紗パックの場合 、その逆に保湿の効果がないため、乾燥し易いので、商品の新鮮度保持に困難が あった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来の問題点を改善するための本考案の目的は、内蔵された内容物の 状態を確認し易く、パックの内部に湿気が発生することを防止すると共に、保湿 の効果があるパックを提供することを目的としている。また、従来の網紗からな るパックにおいては不可能であった商品の名称や数量等の単位を表示可能な通気 部が形成されたパックを提供することも目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため、本考案においては、パックに、両端に通気孔を備えた魚鱗形切開部 が多数個形成されていることを特徴とする通気部が形成されたパックを提供する ようにしている。本考案に係るパックは、上記目的を達成するための、通気部が 魚鱗状に切開されたパックであり、本体に多数個の通気部が形成されている。そ して、本考案に係る包装用パックは、通気部が魚鱗状に切開されているため、恰 も魚の鱗のような形状からなる商品を保護する包装用パックである。

【０００５】 本考案のパックは魚鱗状に切開された切開部の切開線の両端に小さい通気孔を 穿孔してあるので、切開線がより以上延長されるのが防止される。また、通気口 だけでは、その大きさによって保湿の問題においては足らない点が見出されるの に対し、本考案のパックは、微細な実線の切開線を備えた切開部と、小口径の通 気孔により、通気性と保湿性を調節できる。

【０００６】 更に、本考案の切開部と通気孔とは微細に穿孔できるため、商品のロゴや宣伝 文等を鮮明に印刷できる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案について詳細に説明すると次の通りである。

【０００８】 図１は本考案にかかる包装パックの正面図であり、図２は本考案の使用状態図 である。本考案にかかる包装パックはパック本体１１に多数個の通気部が形成さ れており、通気部は、その形状が魚鱗状に切開されて恰も魚鱗の整列のようにみ える切開部１２と、その切開部１２の切開線の両端に穿孔された小さい通気孔１ ３とを備えている。通気孔１３を穿孔しておくことにより、切開線がより以上延 長されるのを防止できる。また、本出願人が先に出願した韓国出願（出願番号第 ９７−２２３１号「ビニールパック」）においては、パックに穿孔された通気口 の数を加減して保湿と湿気除去を調節できるようにしているが、通気口の大きさ があるため保湿の問題においては足らない点が見出されるのに対し、本考案のパ ックにおいては、切開部１２における切開線が微細な実線となり、さらに、小口 径の通気孔１３をあわせて設けてあるため、通気性と保湿性の調節効果が高い。 このように、コーティング処理されたパック本体１１に多数個の魚鱗形の切開部 １２及び通気孔１３を形成することにより、パック内部に湿気が発生して霧が生 じるのを防止し、逆に保湿の効果を高めて商品の長期間の保管が可能である。し たがって、本考案のパックは、その商品の品質を高めるのに極めて有用である。

【０００９】 さらに、本考案の通気部が形成されたパックにおいては、切開部１２と通気孔 １３は微細に穿孔されているため、商品のロゴや宣伝文等を印刷すると、パック の印刷が鮮明である。

【００１０】 また、本考案の通気部が形成されたパックにおいては、切開部１２と通気部１ ３が微細な穿孔で良いため、パック本体１１の原形を長く保持させることができ 、容易に破裂しないなど、作業性が優れている。

【００１１】

【考案の効果】

上記の通り、本考案の通気部が形成されたパックは、パックの本体に切開部及 び通気孔を穿孔してパックの内部に湿気の停滞を排除し、適当な保湿により長期 間の保管においても新鮮度を保持することができ、パック内部の商品が外部に露 出されないため、商品に傷が付くおそれが少ないので、商品性を高め、パックの 表面に印刷の鮮明度を高めて、商業性を創り出す有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかる包装用パックの正面図である。

【図２】図１に示す包装用パックの使用状態を示す図で
ある。

【符号の説明】

１１ 本体 １２ 切開部 １３ 通気孔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 598053190 1244，Ｔａｅｈｅｕｎｇ−ｒｉ，Ｎａｍｗ ｏｎ−ｅｕｐ，Ｎａｍｊｅｊｕ−ｋｕｎ, Ｊｅｊｕ−ｄｏ，Ｋｏｒｅａ (73)実用新案権者 598053204 ２−172，Ｂｏｎｃｈｏｎ−ｒｉ，Ｈａｊ ａｎｇ−ｍｙｏｎ，Ｓａｍｃｈｏｋ−ｓ ｉ，Ｋａｎｇｗｏｎ−ｄｏ，Ｋｏｒｅａ (72)考案者 キム，ドゥー ジン 大韓民国，ジェジュ−ド，ナンジェジュ− クン，ナンウォン−ユウ，タエヘン−リ, 1244 (72)考案者 キム，ボン ジョン 大韓民国，カンウォン−ド，サンチョク− シ，ハジャン−ミョン，ボンチョン−リ, ２−172

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パック（１１）に、両端に通気孔（１
   ３）を備えた魚鱗形切開部（１２）が多数個形成されて
   いることを特徴とする通気部が形成されたパック。