JP3050882U - ガラス玉とガラス板を組み合わせた箸置き - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス玉を素材として実用可能な箸置きを製
作する。 【解決手段】 ガラス玉をガラス板の上に接着し、玉と
板が結果的に一体化した箸置きとして実現する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ガラスを素材とする実用品あるいは装飾品を製造する分野に係るも のであり、詳しくはガラス製箸置きに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ガラスを素材とする箸置きとしては、図４あるいは図５に示すように、 動植物を形どったもの、あるいは棒状のものなどが知られている。これらの箸置 きは、高温で溶融したガラスを冷却し、固化する過程で成形され、製品化される ものであり、常態のガラスを加工して製造されるものではない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

常態のガラスを加工し、彩色し、あるいは接着することは、相当高度な技術を 要する。その結果、箸置きのような小品を常態のガラスを加工することによって 製造することは、ほとんど省みられていない。本考案は、ガラスを素材として製 造される従来の箸置きの中に、特に大小色彩が豊かなガラス玉を素材とする箸置 きを加えることを目的とするものである。

【０００４】 ガラス玉は、その表面が球面であり、これを連結して箸置きとする場合、一点 で接着させなければならないという困難な特質を有している。

【０００５】 また、ガラス玉の表面を一部研磨し、接着面を大きくして図２あるいは図３の ように連結した場合においては、これを手に取って見たとき、箸置きとしては十 分な強度があっても、人間の心理として、球が剥がれないかどうかという好奇心 が生じて、無理にでも引き剥がしたくなるという衝動が起き、その無理な力にも 耐えられる強度を得ることは困難である。

【０００６】 さらに、図２のように連結したガラス玉は、転がるという欠点があり、これを 防ぐため、図３のような連結を考えたとき、今度は接着面を大きくするための研 磨の場所が難しくなるという新たな問題が発生する。

【０００７】 本考案は、上記のような課題を克服し、ガラス玉を素材としてカラフルかつ形 態においても変化に富む箸置きを実用化するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、図１のようにガラス玉をガラス板の上に接着し、 ガラス玉とガラス板が一体化した箸置きを考案する。

【０００９】

【考案の実施の形態】

ガラス玉の一点を研磨し、直径数ミリメートルの接着面を作る。その面に接着 剤を塗布し、適度な厚みを有するガラス板に接着して、図１に示す形状を得る。 接着し、連結するガラス玉の数及び大小並びに連結の形状及びガラス板の形状及 び厚みは自由である。

【００１０】

【考案の効果】

ガラス玉がガラス板に接着されていることによって、ガラス玉だけを連結した 場合に生じる無理にでも引き剥がしたいという心理衝動を防止できる。

【００１１】 その結果、接着するところは、ガラス玉とガラス板が接触する箇所だけでも箸 置きとして十分な強度があり、製造する際の手間が省ける。ただし、ガラス玉と ガラス玉を接着し連結することも自由である。

【００１２】 さらに、回転運動が生じる可能性はゼロであり、箸置きとしての機能が果たさ れると共に、外観もまた優れる。

【００１３】 以上によって、従来、箸置きの素材としては活用が困難であったガラス玉を、 本考案を通して箸置きの素材として十分に活用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ガラス玉をガラス板に接着した図である。

【図２】ガラス玉を接着し、連結した図である。

【図３】ガラス玉を、全体が回転運動を起こさないよう
に工夫して、接着し、連結した図である。

【図４】従来のガラス製箸置きの例図である。

【図５】従来のガラス製箸置きの例図である。

【符号の説明】

１ 研磨及び接着面

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 球形の複数個のガラス玉とガラス板を接
   着することによって作成される箸置き。