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JP3049525U - 分娩促進バルーン - Google Patents

分娩促進バルーン

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Publication number
JP3049525U
JP3049525U JP1997011211U JP1121197U JP3049525U JP 3049525 U JP3049525 U JP 3049525U JP 1997011211 U JP1997011211 U JP 1997011211U JP 1121197 U JP1121197 U JP 1121197U JP 3049525 U JP3049525 U JP 3049525U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
main
sub
cervix
water
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997011211U
Other languages
English (en)
Inventor
義彦 遠藤
Original Assignee
義彦 遠藤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 義彦 遠藤 filed Critical 義彦 遠藤
Priority to JP1997011211U priority Critical patent/JP3049525U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049525U publication Critical patent/JP3049525U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 子宮頸管が未成熟の状態で使用することがで
き、子宮頸管の拡張と分娩促進の2つの機能を持ったバ
ルーンを提供する。 【解決手段】 ゴム製の主注水管10の先にゴム製の袋
である主バルーン11を被せて、その口を主注水管に固
定する。主注水管の途中から後方に副注水管12を添設
する。主バルーンの後には、同じくゴム製の袋である副
バルーン13を一体に延設し、副バルーンの口は主およ
び副注水管に固定する。主および副注水管のそれぞれの
先には孔15をあけ、各注水管から送り出した滅菌水が
対応するバルーン内に流れ込むようにする。各注水管の
後端には、圧入した水が抜けないよう栓16を設ける。
主バルーンはゴム膜の厚みが均一でなく、中央部まわり
17が薄く、注水して膨張させたとき、真球ではなく上
下に押し潰した形状になる。また、主バルーンの下部1
8は膜を厚くし、膨らんだとき、鎖線で示すように逆円
錐形になるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、分娩を促進するためのバルーン状の器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
分娩時、子宮頸管の開きがよくない場合、バルーンが従来広く用いられている 。この種のバルーン1は図1に示すように、注水管2の先に取り付けられており 、注水すると鎖線のように膨らむ。使用するときは、医師が子宮頸管部に挿入し 、注水管から送水して膨らませ、機械的刺激により陣痛を誘発し、分娩を促進す る(図2)。 この種のバルーンは上方(腹部)または下方(背部)に移動する可能性があり 、充分に機能を発揮できないことがある。また、この種のバルーンは、子宮頸管 がある程度熟化しているが開きがよくない場合に限り使用することができ、子宮 頸管が未熟の段階では、バルーンが子宮頸管内にうまく保持されないので、使用 できない。また、羊水が外部に漏出した場合も使用できない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、子宮頸管が未成熟の状態で使用することができ、子宮頸管の拡張 と分娩促進の2つの機能を持ったバルーンを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
子宮は、下部3分の1が子宮頸管とよばれる管(長さ25〜35mm)になっており 、分娩の際は、陣痛と共にまず子宮頸管の内子宮口(子宮体部に近い方の口)が 開大し、子宮頸管全体が軟らかくなって伸展し、やがては子宮頸管が消失して、 胎児が通過できるようになる。しかし、分娩が開始し、陣痛が起こっても、図3 に示すように、内子宮口7が開大せず、子宮頸管6が残存しているなど子宮頸管 が未熟であると、分娩が円滑に進行しない。
【0005】 この考案の分娩促進バルーンは、このような子宮頸管が成熟していない状態か ら使用できるようにしたものであり、内子宮口より奥で膨らますための主バルー ンと、子宮頸管内で膨らますための副バルーンを有している。副バルーンは主バ ルーンの後に連なり、主バルーンと連通する主注水管は副バルーンの内部を貫い て後に延びている。副バルーンと連通する副注水管は主注水管に添設されている 。
【0006】 使用するときは、主注水管を子宮内まで挿入し、主バルーンに注水して膨らま せる。次いで、副注水管から注水して副バルーンを子宮頸管の内部で膨らませる 。このように主および副バルーンを膨らませることにより、主バルーンで子宮体 部下部面と内子宮口を圧迫し、内子宮口を拡張、開大させることができる。他方 、副バルーンが子宮頸管内で膨張することにより、子宮頸管の開大と熟化を促す 。 なお、主および副バルーンが互いに連結しており、それぞれ子宮内と子宮頸管 内で膨張するので、各々のバルーンが所定の位置からずれ動くことがない。こう して、2つのバルーンの相互作用により、子宮頸管の開大と熟化、陣痛の発来、 分娩の促進が図られる。 したがって、このバルーンは、分娩時の子宮頸管強靭、微弱陣痛、骨盤位の分 娩、前期破水、早期破水、妊娠中期の人工妊娠中絶、妊娠中の胎児の死亡の場合 など幅広く使用可能である。
【0007】 主バルーンは、中央部周囲を他に比べて膜を薄くするなどして頂部が扁平に膨 らむようにすることが好ましい。こうすることにより、胎児が押上げられること が少なく、胎児の先進部と子宮体部下面との間にできる空間が小さくでき、臍帯 が下垂しにくくなる。 また、主バルーンの下部は逆円錐形に膨らむよう形成することが好ましい。こ うすることにより、副バルーンとの相互作用により子宮下部と内子宮口に密着し て、その圧迫、刺激により子宮頸管の開大と熟化を促し、陣痛の発来、分娩の促 進、羊水の漏出防止が可能になる。
【0008】
【考案の実施の形態】
図4に示すように、ゴム製の主注水管10の先にゴム製の袋である主バルーン 11を被せて、その口を主注水管10に固定する。主注水管10の途中から後方 に副注水管12を添設する。主バルーン11の後には、同じくゴム製の袋である 副バルーン13を一体に延設し、副バルーン13の口は主および副注水管に固定 する。主および副注水管10、12のそれぞれの先には孔15をあけておき、各 注水管から送り出した滅菌水が対応するバルーン内に流れ込むようにする。各注 水管の後端には、圧入した水が抜けないよう栓16を設ける。
【0009】 主バルーン11はゴム膜の厚みが均一でなく、中央部まわり(図4に符号17 で示す。)が薄く作ってある。こうすることにより、注水して膨張させたとき、 図4に鎖線で示すように、真球ではなく上下に押し潰した形状になる。また、主 バルーンの下部18は膜を厚くするなどして、膨らんだとき、鎖線で示すように 逆円錐形になるようにする。 副バルーンは比較的厚手のゴム膜で形成されており、筒形に膨張する。なお、 副バルーンの上部は内側に畳み込んで、点aから点bまで主バルーンに沿わせて 接着し、主バルーンと強度的な一体性を持たせる。
【0010】 使用するときは、図5に示すように、主注水管10の先を子宮体に挿入し、主 注水管の後端に接続した注射筒(図示しない。)から滅菌水を送り出し、主バル ーン11を子宮内で膨らます。次いで、副注水管12からも滅菌水を送って副バ ルーン13を膨らます。子宮内で膨らんだ主バルーンは、子宮体部下部面と内子 宮口7を圧迫し、内子宮口の拡張、開大を促す。主バルーン11は、中央部周囲 の膜厚を他より薄くしてあるので、扁平に膨らみ、しかも、偏在することがない ので、主バルーンと胎児の先進部との密着面積が大きく、胎児の圧力が主バルー ンに集中する。また、子宮内の空間19が小さく保たれるので、臍帯が下垂しに くい。一方、主バルーンの後に連なる副バルーン13は、子宮頸管6の中で筒形 に膨らみ、子宮頸管を中から押し広げ、子宮頸管の拡大を促進する。
【0011】
【考案の効果】
請求項1の分娩促進バルーンは、子宮頸管より奥の子宮内で膨らますための主 バルーンと、子宮頸管内で膨らますための副バルーンを有し、副バルーンは主バ ルーンの後に連なり、主バルーンと連通する主注水管は副バルーンの内部を貫い て後に延びており、副バルーンと連通する副注水管は主注水管に添設したもので あり、主バルーンで内子宮口を圧迫して拡大させると共に、副バルーンを子宮頸 管から脱落しないよう保持する。他方、副バルーンは子宮頸管を拡張して、未成 熟の子宮頸管を成熟させ、主および副バルーンが相俟って分娩を促進する効果が ある。また、主および副バルーンにそれぞれ固有の注水管を設けたので、注水量 を加減することで個々のバルーンを所望の大きさに膨らますことができる。
【0012】 請求項2は主バルーンの膜厚を、中央部周囲を他に比べて薄く形成して扁平に 膨らむようにしたものであり、子宮内の空間が大きくならず、したがって、臍帯 が子宮の外に落ちるのを防ぐことができる。
【0013】 請求項3は主バルーンの下部を逆円錐形に膨らむよう形成したものであり、こ うすることにより、副バルーンとの相互作用により子宮下部と内子宮口に密着し て、その圧迫、刺激により子宮頸管の開大と熟化を促し、陣痛の発来、分娩の促 進、羊水の漏出防止が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の分娩促進バルーンの立面図である。
【図2】 従来の分娩促進バルーンの使用状態説明図で
ある。
【図3】 未成熟の子宮断面図である。
【図4】 本考案の分娩促進バルーンの断面図である。
【図5】 本考案の分娩促進バルーンの使用状態説明図
である。
【符号の説明】
10 主注水管 11 主バルーン 12 副注水管 13 副バルーン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 子宮内の内子宮口より奥で膨らますため
    の主バルーンと、子宮頸管内で膨らますための副バルー
    ンを有し、副バルーンは主バルーンの後に連なり、主バ
    ルーンと連通する主注水管は副バルーンの内部を貫いて
    後に延びており、副バルーンと連通する副注水管は主注
    水管に添設されている分娩促進バルーン。
  2. 【請求項2】 主バルーンの膜厚を、中央部周囲だけ他
    に比べて薄く形成して扁平に膨らむようにした請求項1
    に記載の分娩促進バルーン。
  3. 【請求項3】 主バルーンを、下部がほぼ逆円錐状に膨
    らむように形成した請求項1または2に記載の分娩促進
    バルーン。
JP1997011211U 1997-12-05 1997-12-05 分娩促進バルーン Expired - Lifetime JP3049525U (ja)

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JP1997011211U JP3049525U (ja) 1997-12-05 1997-12-05 分娩促進バルーン

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JP1997011211U JP3049525U (ja) 1997-12-05 1997-12-05 分娩促進バルーン

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JP3049525U true JP3049525U (ja) 1998-06-19

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ID=43183764

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997011211U Expired - Lifetime JP3049525U (ja) 1997-12-05 1997-12-05 分娩促進バルーン

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