[go: up one dir, main page]

JP3047828B2 - コンパレータ回路 - Google Patents

コンパレータ回路

Info

Publication number
JP3047828B2
JP3047828B2 JP8257182A JP25718296A JP3047828B2 JP 3047828 B2 JP3047828 B2 JP 3047828B2 JP 8257182 A JP8257182 A JP 8257182A JP 25718296 A JP25718296 A JP 25718296A JP 3047828 B2 JP3047828 B2 JP 3047828B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation period
control signal
output
signal
during
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8257182A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10107600A (ja
Inventor
俊之 江藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP8257182A priority Critical patent/JP3047828B2/ja
Publication of JPH10107600A publication Critical patent/JPH10107600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3047828B2 publication Critical patent/JP3047828B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパレータ回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMOSトランジスタにより構成さ
れるコンパレータ回路の例としては、例えば、特開平5
ー206756号公報に開示されている1例がある。当
該従来例の回路図が図4に示されており、差動チョッパ
型比較器を構成するスイッチ26、27、30、31、
容量28、29、PMOSトランジスタ32、33、N
MOSトランジスタ34、35および定電流源36と、
オフセット補正回路を構成するPMOSトランジスタ3
7、38、スイッチ39、40、NMOSトランジスタ
41、42および容量43、44と、ストローブラッチ
回路を構成するPMOSトランジスタ47、49、50
およびNMOSトランジスタ45、46、48、51、
52とを備えて構成される。また、図2は、スイッチ2
6、27、30、31、39および40を切替制御する
制御信号φの動作タイミング図であり、制御信号φが
“H”レベルのタイミングT1 およびT3 はリセット動
作状態に対応し、“L”レベルのタイミングT2 は比較
動作状態に対応している。
【0003】図4において、外部から入力される差動入
力電圧Vin + およびVin - と、差動基準入力電圧Vref
+ およびVref - は、これらの差動入力の一方を、制御
信号φにより選択出力するスイッチ26および27に入
力される。即ち、スイッチ26には、差動入力電圧Vin
+ および差動基準入力電圧Vref + が入力されており、
スイッチ27には、差動入力電圧Vin - および差動基準
入力電圧Vref - が入力されている。当該コンパレータ
回路がリセット動作期間(タイミングT1 およびT3
にある間においては、図2に示されるように、制御信号
φは“H”レベルで入力されている。このリセット動作
期間においては、“H”レベルの制御信号φの入力を受
けて、スイッチ26および27の切替作用により、差動
入力電圧Vin + およびVin - が選択出力される。同時
に、スイッチ30および31は、“H”レベルの制御信
号φにより制御されて「接」の状態となり、NMOSト
ランジスタ34および35のドレインは、それぞれのゲ
ートに接続される。そして、スイッチ39および40も
「接」の状態となる。
【0004】スイッチ26および27により選択出力さ
れた差動入力電圧Vin + およびVin - は、それぞれ容量
28および29によるサンプリング作用を介して、対応
するNMOSトランジスタ34および35のゲートに入
力される。また、NMOSトランジスタ34、35、4
1および42がダイオード接続されることにより、NM
OSトランジスタ34および35のしきい値電圧の不整
合により発生するオフセット電圧は、PMOSトランジ
スタ32、33、37および38により構成されるカレ
ントミラー回路を経由して、容量43および44に印加
され、オフセット電圧に対応する電荷が蓄積されること
により当該容量43および44に保持される。なお、こ
のリセット動作期間においては、制御信号φが“H”レ
ベルとなるために、PMOSトランジスタ47はOFF
の状態となっており、PMOSトランジスタ49および
50と、NMOSトランジスタ45、46、48、51
および52を含むストローブラッチ回路に対しては電源
電圧VDDが供給されず、従って、ストローブラッチ回路
としての動作は行われない。
【0005】次に、コンパレータ回路の比較動作期間に
おいては、図2に示されるように、制御信号φが“L”
レベルで入力される。この比較動作期間においては、
“L”レベルの制御信号φの入力を受けて、スイッチ2
6および27の切替作用により、差動入力基準電圧V
ref + およびVref - が選択出力され、それぞれ容量2
8および29を介して、対応するNMOSトランジスタ
34および35のゲートに入力される。この場合には、
スイッチ30、31、39および40は「断」の状態と
なっており、容量43および44の一端が、それぞれN
MOSトランジスタ41および42のゲートのみに接続
される状態となっているために、上述のリセット動作期
間において、容量43および44に蓄積されていた電荷
は変化することなくそのまま保持されている。従って、
NMOSトランジスタ34および35のゲート端子間に
対しては、前記入力電圧Vinと入力基準電圧Vref の差
電圧が印加される。この結果、当該差電圧入力に対応す
る電流がPMOSトランジスタ32および33に流れ、
更に、PMOSトランジスタ37およびNMOSトラン
ジスタ41により構成されるオフセット補償されたイン
バータ回路と、同じくPMOSトランジスタ38および
NMOSトランジスタ42により構成されるオフセット
補償されたインバータ回路により増幅されて出力され
る。これらのインバータ回路の増幅出力は、NMOSト
ランジスタ45および46のゲートに入力されて増幅さ
れ、前記ストローブラッチ回路に対する駆動が行われ
て、PMOSトランジスタ49のドレインからは負の出
力電圧Vout - か出力され、またPMOSトランジスタ
50のドレインからは正の出力電圧Vout + が出力され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンパ
レータ回路においては、リセット動作期間および比較動
作期間に対応して、差動入力電圧Vin + /Vin - と差動
基準入力電圧Vref + /Vref - の切替え、ならびに回
路切替え等を含むスイッチ類を除き、定電流源をトラン
ジスタ1個とカウントして、MOSトランジスタの数量
が17個と多くを必要としている。特に、コンパレータ
回路の場合には、その応用面は種々あるものの、例え
ば、A/D変換器用集積回路などのコンパレータ回路を
数多く使用する半導体集積回路においては、素子数の増
加は半導体チップ面積の増大を意味しており、高集積度
を阻害するという欠点がある。
【0007】また、コンパレータ回路を多用する半導体
集積回路における素子数の増大に伴ない半導体チップの
製造コストが上昇するとともに、歩留りが低下するとい
う製造上の欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコンパレータ回
路は、一端に制御信号がリセット動作期間で第1の入力
電圧が印加され、前記制御信号が比較動作期間で第1の
基準電圧が入力される第1の容量と、一端に前記制御信
号が前記リセット動作期間で第2の入力電圧が印加さ
れ、前記制御信号が前記比較動作期間で第2の基準電圧
が入力される第2の容量と、前記第1の容量の他端が第
1の入力端子に接続され、前記第2の容量の他端が第2
の入力端子に接続され、前記第1の入力電圧と前記第1
の基準電圧との差電圧と、前記第2の入力電圧と前記第
2の基準電圧との差電圧とを比較し、第1の出力信号と
第2の出力信号を出力する差動増幅器とを含む比較手段
と、一端が前記第1の出力信号が印加される第3の入力
端子に接続された第3の容量と、一端が前記第2の出力
信号が印加される第4の入力端子に接続された第4の容
量と、ゲートが前記第3の容量の他端に接続され、ドレ
インが前記第1の出力信号と前記第2の出力信号との差
信号を増幅して生成された第1の増幅信号が出力される
第1の出力端子に接続された第1のトランジスタと、ゲ
ートが前記第4の容量の他端に接続され、ドレインが前
記第1の出力信号と前記第2の出力信号との差信号を増
幅して生成された第2の増幅信号が出力される第2の出
力端子に接続され前記第1のトランジスタと差動対を構
成する第2のトランジスタと、前記第3の入力端子と前
記第2の出力端子間に接続され、前記制御信号に従って
前記リセット動作期間で非導通となり前記比較動作期間
で道通する第1のスイッチ手段と、前記第4の入力端子
と前記第1の出力端子間に接続され、前記制御信号に従
って前記リセット動作期間で非導通となり前記比較動作
期間で道通する第2のスイッチ手段とを含む差動増幅手
段と、を備えている
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施形態を示す回路
図である。図1に示されるように、本実施形態は、全差
動チョッパ型比較器を構成するスイッチ1、2、7、
8、容量3、4、PMOSトランジスタ5、6、定電流
源9、NMOSトランジスタ20、21と、全差動型増
幅回路を構成するPMOSトランジスタ10、11、N
MOSトランジスタ12、13、16、17、スイッチ
14、15、容量18、19および定電流源22とを備
えて構成されており、NMOSトランジスタ12および
13は、比較動作期間において、当該全差動型増幅回路
がラッチ動作を行うように、回路接続変更を行うための
スイッチとして機能している。また、図2は、スイッチ
1、2、7、8、14および15を切替制御する制御信
号φの動作タイミング図であり、前述の従来例の場合と
同様に、制御信号φが“H”レベルのタイミングT1
よびT3 はリセット動作期間に対応し、“L”レベルの
タイミングT2 は比較動作期間に対応している。
【0012】図1において、従来例の場合と同様に、外
部から入力される差動入力電圧Vin + およびVin - と、
差動入力基準電圧Vref + およびVref - は、これらの
差動入力の一方を、制御信号φにより選択出力するスイ
ッチ1および2に入力される。当該コンパレータ回路が
リセット動作期間(タイミングT1 およびT3 )にある
間においては、図2に示されるように、制御信号φは
“H”レベルで入力される。このリセット動作期間にお
いては、“H”レベルの制御信号φの入力を受けて、ス
イッチ1および2の切替作用により、差動入力電圧Vin
+ およびVin - が選択出力される。同時に、スイッチ7
および8は、“H”レベルの制御信号φにより制御され
て「接」の状態となり、PMOSトランジスタ5および
6のドレインは、それぞれのゲートに接続される。そし
て、スイッチ14および15も「接」の状態となる。
【0013】スイッチ1および2により選択出力された
差動入力電圧Vin + およびVin - は、それぞれ容量3お
よび4によるサンプリング作用を介して、対応するNM
OSトランジスタ5および6のゲートに入力される。ま
た、「接」の状態となっているスイッチ7および8を介
して、PMOSトランジスタ5および6はダイオード接
続される状態となり、同様に、「接」の状態となるスイ
ッチ14および15を介して、NMOSトランジスタ1
6よび17もダイオード接続される状態となる。これに
より、PMOSトランジスタ5および6のしきい値電圧
の不整合により発生するオフセット電圧は、それぞれ容
量3および4に印加されて、当該オフセット電圧に対応
する電荷が蓄積されて保持される。同様に、NMOSト
ランジスタ16および17のしきい値電圧の不整合によ
り発生するオフセット電圧は、それぞれ容量18および
19に印加されて、当該オフセット電圧に対応する電荷
が蓄積されて保持される。なお、このリセット動作期間
においては、スイッチとして機能するNMOSトランジ
スタ12および13に対しては、それぞれのゲートに制
御信号φの反転信号φ* が入力されており、これによ
り、これらのNMOSトランジスタ12および13はO
FFの状態となっている。
【0014】次に、コンパレータ回路の比較動作期間に
おいては、図2に示されるように、制御信号φが“L”
レベルで入力される。この比較動作期間においては、
“L”レベルの制御信号φの入力を受けて、スイッチ1
および2の切替作用により、差動基準入力電圧Vref +
およびVref - が選択出力され、それぞれ容量3および
4を介して、対応するPMOSトランジスタ5および6
のゲートに入力される。この場合には、スイッチ7、
8、14および15は「断」の状態となっており、容量
3および4の一端が、それぞれPMOSトランジスタ5
および6のゲートのみに接続される状態となり、これに
より、これらの容量3および4に蓄積されている電荷は
変化することなく、従って、PMOSトランジスタ5お
よび6のゲート間には、基準入力電圧Vref + と基準入
力電圧Vref - の差電圧が印加される。この結果、当該
差電圧に対応して、PMOSトランジスタ5および6に
流れる電流が、それぞれダイオード接続されるNMOS
トランジスタ20および21を通して接地点に流れる。
この場合には、制御信号φの反転信号φ* が“H”レベ
ルとなっているため、スイッチとして機能するNMOS
トランジスタ12および13は共にONの状態となり、
これにより、前記全差動型増幅回路が、PMOSトラン
ジスタ10および11を負荷とする、オフセット補償さ
れたストローブラッチ回路として機能する回路構成とな
り、ラッチ動作が行われて、ダイオード接続のPMOS
トランジスタ10のドレインからは正の出力電圧Vout
+ が出力され、また同じくダイオード接続のPMOSト
ランジスタ11のドレインからは負の出力電圧Vout -
が出力される。
【0015】以上のように、本実施形態は、従来回路と
略々同等の処理速度と高精度動作機能とを保持しつつ、
スイッチを除く使用MOSトランジスタの数量が、定電
流源をトランジスタ1個とカウントして12個にて収ま
り、その個数が大幅に削減される。また、消費電流につ
いては、比較動作期間においては、ストローブラッチ回
路は、ラッチ動作状態に入るために、NMOSトランジ
スタ16および17の動作状態としては、深く動作状態
となるか、または非動作状態となるかの何れかの動作状
態となり、これらのNMOSトランジスタ16および1
7の両者ともに、三極管領域において動作する状態とな
る。従って、定電流源22の端子電圧が低下し、当該定
電流源22を構成しているMOSトランジスタ(図示さ
れない)のドレイン・ソース間電圧が小さくなり、結果
的に定電流源22の電流値は大幅に減少する。このため
に、当該比較動作期間においては、消費電流の電流値
は、定電流源9により決まる値のみとなり、低消費電力
化を実現することが可能となる。
【0016】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は当該第2の実施形態を示す回路図であ
る。図3に示されるように、本実施形態は、全差動チョ
ッパ型比較器を構成するスイッチ1、2、7、8、容量
3、4、PMOSトランジスタ5、6、定電流源9およ
びNMOSトランジスタ12、13、20、21と、全
差動型増幅回路を構成するPMOSトランジスタ10、
11、23〜25、NMOSトランジスタ16、17、
スイッチ14、15、容量18、19および定電流源2
2とを備えて構成されており、NMOSトランジスタ1
2および13は、第1の実施形態の場合と同様に、比較
動作期間において、当該全差動型増幅回路がラッチ動作
を行うように、回路接続変更を行うためのスイッチとし
て機能している。図1との対比により明らかなように、
本実施形態においては、新たに、PMOSトランジスタ
23〜25が付加されており、前述の第1の実施形態に
おけるストローブラッチ回路の負荷を形成するPMOS
トランジスタ10および11の代わりに、PMOSトラ
ンジスタ10、11、23、24および25により負荷
を形成している点に差異がある。この場合においては、
PMOSトランジスタ23および25のゲート電極が共
に接地されているので、三極管領域において動作する状
態となる。またPMOSトランジスタ24は、制御信号
φおよびその反転信号φ* によりON/OFF制御され
る。
【0017】図3において、従来例および第1の実施形
態の場合と同様に、外部から入力される差動入力電圧V
in + およびVin - と、差動基準入力電圧Vref + および
ref - は、これらの差動入力の一方を、制御信号φに
より選択出力するスイッチ1および2に入力される。当
該コンパレータ回路がリセット動作期間(図2のタイミ
ングT1 およびT3 )にある間においては、制御信号φ
は“H”レベルで入力される。この期間においては、
“H”レベルの制御信号φの入力を受けて、スイッチ1
および2の切替作用により、差動入力電圧Vin + および
in - が選択出力される。同時に、スイッチ7および8
は、“H”レベルの制御信号φにより制御されて「接」
の状態となり、PMOSトランジスタ5および6はそれ
ぞれダイオード接続され、同様に、スイッチ14および
15も「接」の状態となって、NMOSトランジスタ1
6および17はそれぞれダイオード接続される。
【0018】選択出力された差動入力電圧Vin + および
in - は、それぞれ容量3および4によるサンプリング
作用を介して、NMOSトランジスタ5および6のゲー
トに入力される。その際、PMOSトランジスタ5およ
び6のしきい値電圧の不整合により発生するオフセット
電圧は、それぞれ容量3および4に印加されて、当該オ
フセット電圧に対応する電荷が蓄積されて保持される。
同様に、NMOSトランジスタ16および17のしきい
値電圧の不整合により発生するオフセット電圧は、それ
ぞれ容量18および19に印加されて、当該オフセット
電圧に対応する電荷が蓄積されて保持される。なお、こ
のリセット動作期間においては、制御信号φの反転信号
φ* が“L”レベルであるために、NMOSトランジス
タ12および13は、それぞれOFFの状態となってい
る。
【0019】次に、比較動作期間においては、“L”レ
ベルの制御信号φの入力を受けて、差動基準入力電圧V
ref + およびVref - が選択出力され、容量3および4
を介して、対応するPMOSトランジスタ5および6の
ゲートに入力される。スイッチ7、8、14および15
は「断」の状態となっており、容量3および4の一端
が、それぞれPMOSトランジスタ5および6のゲート
のみに接続され、容量3および4の蓄積電荷は変化する
ことはない。従って、前述のように、PMOSトランジ
スタ5および6のゲート間には、基準入力電圧Vref +
と基準入力電圧Vref - の差電圧が印加される。そし
て、当該差電圧に対応してPMOSトランジスタ5およ
び6に流れる電流が、ダイオード接続されるNMOSト
ランジスタ20および21を通して接地点に流れる。一
方において制御信号φの反転信号φ*が“H”レベルで
あるため、NMOSトランジスタ12および13は共に
ONの状態となり、また、PMOSトランジスタ24は
OFFの状態となる。これにより、全差動型増幅回路
は、PMOSトランジスタ10、11、23および25
を負荷とする、オフセット補償されたストローブラッチ
回路として機能する回路構成となり、ラッチ動作が行わ
れて、ダイオード接続のPMOSトランジスタ10のド
レインからは正の出力電圧Vout + が出力され、また同
じくダイオード接続のPMOSトランジスタ11のドレ
インからは負の出力電圧Vout - が出力される。なお本
実施形態においては、ストローブラッチ回路が、等価的
に二つのラッチ回路により構成されるために、コンパレ
ータ回路としての比較動作機能がより一層高速化される
という利点がある。
【0020】以上のように、本実施形態は、従来回路よ
りも更に高速の処理速度と高精度動作機能とを保持しつ
つ、スイッチを除く使用MOSトランジスタの数量が、
定電流源をトランジスタ1個とカウントして15個に収
まり、その個数が、処理速度の向上という効果が得られ
るとともに従来例に対比して低減される。また、消費電
流については、第1の実施形態の場合と同様に、ストロ
ーブラッチ回路は、比較動作期間においては、ラッチ動
作状態に入るために、NMOSトランジスタ16および
17の動作状態としては、深く動作状態となるか、また
は非動作状態の何れかの動作状態になり、これらのNM
OSトランジスタ16および17の両者ともに、三極管
領域において動作する状態となる。従って、定電流源2
2の端子電圧が低下し、当該定電流源22を構成してい
るMOSトランジスタ(図示されない)のドレイン・ソ
ース間電圧が小さくなり、結果的に定電流源22の電流
値は大幅に低減される。このために、比較動作期間にお
いては、消費電流の電流値は、定電流源9により決まる
値のみとなり、低消費電力化を実現することが可能とな
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、リセッ
ト動作期間および比較動作期間を有するコンパレータ回
路に適用されて、差動入力電圧と差動基準入力電圧のレ
ベルを比較する全差動チョッパ型比較器と、当該全差動
チョッパ型比較器の差動出力を容量結合入力とする全差
動型増幅回路とを備え、スイッチ手段により、前記比較
動作期間においては、全差動チョッパ型比較器の正相入
力端子を正相出力端子に接続し、逆相入力端子を逆相出
力端子に接続することにより、コンパレータ回路ならび
に当該コンパレータ回路を多用する半導体集積回路の半
導体素子数を低減することが可能となり、半導体チップ
面積を圧縮することができるという効果が得られるとと
もに、更には製造上の歩留りを改善することができると
いう効果がある。
【0022】また、前記比較動作期間においては、前記
全差動型増幅回路における実働電流値を著しく抑制する
ことが可能となり、これにより、当該コンパレータ回路
の低消費電力化を実現することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】本実施形態における制御信号のタイミング図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す回路図である。
【図4】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
1、2、7、8、14、15、26、27、30、3
1、39、40 スイッチ 3、4、18、19、28、29、43、44 容量 5、6、10、11、23〜25、32、33、37、
38、47、49、50 PMOSトランジスタ 9、22、36 定電流源 12、13、16、17、20、21、34、35、4
1、42、45、46、48、51、52 NMOS
トランジスタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に制御信号がリセット動作期間で第
    1の入力電圧が印加され、前記制御信号が比較動作期間
    で第1の基準電圧が入力される第1の容量と、一端に前
    記制御信号が前記リセット動作期間で第2の入力電圧が
    印加され、前記制御信号が前記比較動作期間で第2の基
    準電圧が入力される第2の容量と、前記第1の容量の他
    端が第1の入力端子に接続され、前記第2の容量の他端
    が第2の入力端子に接続され、前記第1の入力電圧と前
    記第1の基準電圧との差電圧と、前記第2の入力電圧と
    前記第2の基準電圧との差電圧とを比較し、第1の出力
    信号と第2の出力信号を出力する差動増幅器とを含む比
    較手段と、 一端が前記第1の出力信号が印加される第3の入力端子
    に接続された第3の容量と、一端が前記第2の出力信号
    が印加される第4の入力端子に接続された第4の容量
    と、ゲートが前記第3の容量の他端に接続され、ドレイ
    ンが前記第1の出力信号と前記第2の出力信号との差信
    号を増幅して生成された第1の増幅信号が出力される第
    1の出力端子に接続された第1のトランジスタと、ゲー
    トが前記第4の容量の他端に接続され、ドレインが前記
    第1の出力信号と前記第2の出力信号との差信号を増幅
    して生成された第2の増幅信号が出力される第2の出力
    端子に接続され前記第1のトランジスタと差動対を構成
    する第2のトランジスタと、前記第3の入力端子と前記
    第2の出力端子間に接続され、前記制御信号に従って前
    記リセット動作期間で非導通となり前記比較動作期間で
    道通する第1のスイッチ手段と、前記第4の入力端子と
    前記第1の出力端子間に接続され、前記制御信号に従っ
    て前記リセット動作期間で非導通となり前記比較動作期
    間で道通する第2のスイッチ手段とを含む差動増幅手段
    と、 を備える コンパレータ回路。
  2. 【請求項2】 前記差動増幅器は、ゲートが前記第1の
    入力端子と前記制御信号に従って前記リセット動作期間
    で導通し前記比較動作期間で非道通となる第5のスイッ
    チ手段の一端に接続され、ドレインが前記第5のスイッ
    チ手段の他端と前記第3の入力端子に接続された第3の
    トランジスタと、 ゲートが前記第2の入力端子と前記制御信号に従って前
    記リセット動作期間で導通し前記比較動作期間で非道通
    となる第6のスイッチ手段の一端に接続され、 ドレイン
    が前記第6のスイッチ手段の他端と前記第4の入力端子
    に接続され前記第3のトランジスタと差動対を構成する
    第4のトランジスタと、 を備える請求項1 記載のコンパレータ回路。
  3. 【請求項3】 前記差動増幅手段において、前記第1の
    トランジスタのゲートとドレイン間に接続され、前記制
    御信号に従って前記リセット動作期間で導通し前記比較
    動作期間で非道通となる第3のスイッチ手段と、前記第
    2のトランジスタのゲートとドレイン間に接続され、前
    記制御信号に従って前記リセット動作期間で導通し前記
    比較動作期間で非道通となる第4のスイッチ手段と、 を備える請求項1 記載のコンパレータ回路。
JP8257182A 1996-09-27 1996-09-27 コンパレータ回路 Expired - Lifetime JP3047828B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8257182A JP3047828B2 (ja) 1996-09-27 1996-09-27 コンパレータ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8257182A JP3047828B2 (ja) 1996-09-27 1996-09-27 コンパレータ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10107600A JPH10107600A (ja) 1998-04-24
JP3047828B2 true JP3047828B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=17302825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8257182A Expired - Lifetime JP3047828B2 (ja) 1996-09-27 1996-09-27 コンパレータ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3047828B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007058011A1 (ja) 2005-11-21 2007-05-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 全差動型比較器及び全差動型増幅回路
US7609093B2 (en) * 2007-08-03 2009-10-27 Tower Semiconductor Ltd. Comparator with low supply current spike and input offset cancellation

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10107600A (ja) 1998-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7365597B2 (en) Switched capacitor amplifier with higher gain and improved closed-loop gain accuracy
USRE31749E (en) Class B FET amplifier circuit
JPH08316746A (ja) スイッチドキャパシタを導入した低電圧差動増幅器のための装置
JPH04352508A (ja) 浮遊動作点を有するcmosトランスコンダクタンス増幅器
CN215682235U (zh) 电路和比较器
US6236195B1 (en) Voltage variation correction circuit
JPH0234490B2 (ja)
CN111800101A (zh) 用于运算放大器的转换升压电路
JP3047828B2 (ja) コンパレータ回路
US7157946B2 (en) Chopper comparator circuit
US6975168B2 (en) Drive circuit
JP2001111419A (ja) チャージポンプ回路
US6853240B2 (en) Master clock input circuit
US7446611B2 (en) Fully differential amplifier device with output-common-mode feedback and control method thereof
JP2637773B2 (ja) 相補型mos集積回路
JPH11234088A (ja) スイッチトキャパシタ回路
JP2871902B2 (ja) 電流セル回路
US6556092B1 (en) Low consumption oscillator
JP3252875B2 (ja) 電圧比較器
JP3077664B2 (ja) 入力回路
US20240348220A1 (en) Amplifier circuit with dynamic output slope compensation for driving large capacitive loads
JPS5941610B2 (ja) 論理回路
JP4530503B2 (ja) インピーダンス変換回路
JPH06101650B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2784262B2 (ja) 電圧比較器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000222