JP3045003U - タイピング練習装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安い価格で、コンピュータのキーボー
ドで操作している実質的効果が得られ、打った文字や数
字や符号などが正確かどうか見て分かり、使用者自身が
打ち間違いを訂正できるタイピング練習装置を提供す
る。 【解決手段】 コンピュータのキーと同じ配置と寸法を
もつキーボード２を設け、キーボード２の下にプリント
回路基板２２を付け、基板２２は信号伝達処理回路板４
１の電子回路と連結し、この回路は文字処理生成回路基
板４２の電子回路と連結し、この回路はキーボード２の
上にかぶさる上蓋１の下にあるスクリーン３と連結す
る。また、底板５を設けてキーボード２と各回路板４を
その上に置き、上蓋１がキーボード２、プリント基板２
２と各回路板４を底板５の上にかぶせて、一体になり簡
単に携帯できるようにする。また、スクリーン３は標準
文字列と練習文字列と警示記号列がディスプレイされる
ように電子回路とプログラムをもたせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、コンピュータのキーボードによるタイピングの練習に使用されるタ イピング練習装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

コンピュータのキーボードで英文字、数字、符号のタイピングを練習する初学 者は自分が打った字が正確になるため、相当練習しなければならない。 また、練習するときに原稿とスクリーンとを見るだけで、キーボードを見ない で手指で正確なキーを打たなければならない。コンピュータとモニタとキーボー ドでタイピングを練習する場合、固定された場所でしかできない不便がある。

【０００３】 また今は、ノートブックコンピュータが市販されているが、従来のコンピュー タよりも高価なため、初学者はもっと利用できないのみならず、そのキーボード のキーの配置が従来のキーボードと同じでないので、初学者に通じない。 その他、図６に示すように、キーボードのキーの配置を模造した紙のキーボー ドがあるが、とても安く、どこでも練習できるが、それは実際的操作の感覚と文 字表示がなく、効果が悪い。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、比較的安い価格で、コンピュータのキーボードで操作している実質 的効果が得られ、また、打った文字や数字や符号などが正確かどうか見て分かり 、使用者自身が打ち間違いを訂正できるタイピング練習装置を提供することを目 的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の目的を達成するために、コンピュータのキーと同じ配置と寸法をもつ キーボードを設け、このキーボードの下にプリント回路基板を付け、この基板は 信号伝達処理回路板の電子回路と連結し、この回路は文字処理生成回路基板の電 子回路と連結し、この回路はキーボードの上にかぶさる上蓋の下にあるスクリー ンと連結する。また、底盤を設けてキーボードと各回路板をその上に置き、上蓋 がキーボード、プリント基板と各回路板を底板の上にかぶせて、一体になり簡単 に携帯できるようにする。それで本考案のタイピング練習装置は構成される。

【０００６】 その作動としては、練習者がキーを押さえればそれに相当する文字、数字、符 号などがスクリーンに現れ、またスクリーンは標準文字列（正確な文字、番号、 符号）と練習文字列（練習者がキーを押さえて出てくる文字、番号、符号）と警 示記号列（打ち違った字を指示する警示符号）がディスプレイされるように電子 回路とプログラムをもたせる。

【０００７】 初学者が本考案のタイピング練習装置でタイピングを練習するとき、先に標準 文字列の功能キーを押せば、スクリーンにそれがディスプレイされる。次に、さ まざまなキーを各指で押さえて打つと、スクリーンの練習文字列に打たれたキー に相応した文字や数字や符号がディスプレイされて上にある標準文字列と比較し て見られる。また、その下にあるスクリーンの警示記号列には、打たれて間違っ た文字や数字や符号だけの下に矢印等の記号が現れ、どこが間違っているか使用 者に知らせる。さらに、スピーカを加設し、間違ったとき、音が出て使用者に知 らせる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案の一実施例のタイピング練習装置は、図１に示すように、上蓋１と、キ ーボード２と、スクリーン３と、電子回路基板４と、底板５とで構成される。キ ーボード２とスクリーン３と電子回路基板４は、上蓋１と底板５との間に設置さ れる。

【０００９】 次に図２〜図５に示すように、上蓋１は前段部に複数の開き口１１があり、そ の形状は相関するキーボード２のキー２３の配置と向かい合うように開けてある 。これらの開き口１１の上方には、ソーラセル感光板透明窓１２が設けてあり、 その下にソーラセル感光板１３が設置されている。この感光板１３で光を電気に 変換して電池に蓄電し、このタイピング練習装置の直流電源として使用する。ま た上蓋１の後段部は上方に傾斜した部分となり、その中にスクリーン透明窓１４ をもち、そのすぐ下にスクリーン３が設置されて、スクリーン３にディスプレイ される文字や数字や符号がこのスクリーン透明窓１４を通じて見られる。さらに この上蓋１の後側面には電源スイッチ１５と電池室１６が設けられ、電源スイッ チ１５は本タイピング練習装置の電源を開閉し、電池室１６はソーラセル感光板 １３と連結される電池をその中に収納しておく。

【００１０】 キーボード２は基板２１の上に複数のキー２３をコンピュータ用の標準キーボ ードのキーと同じように配置し、プリント回路基板２２を基板２１の下に設けて キーが圧されたら作動できるようにする。さらにこのプリント回路基板２２は電 子回路基板４の中の信号伝達処理回路基板４１と連結されて、プリント回路基板 ２２が得た信号は信号伝達処理回路基板４１に送られて、この信号伝達処理回路 基板４１の中にある中央処理器ＣＰＵ４１１によって処理される。キー２３は文 字や数字や符号を代表し、その配置方式とサイズはコンピュータ用の標準キーボ ードのキーと同じにしておく。

【００１１】 スクリーン３は適当なサイズをもち、ＬＣＤで作動するものであり、その上に 少なくとも一列の標準文字列３１と、その下に練習文字列３２と、またその下に 警示記号列３３がディスプレイされるようにしてある。さらにスクリーン３の周 縁はリード線３５で回路基板４の中の文字処理生成回路基板４２と連結され、こ の回路は中央処理器ＣＰＵ４２１を含有している。それで練習するとき、まず標 準文字列３１の功能キー２３を押せば、スクリーン３にその標準文字列３１がデ ィスプレイされる。次に、さまざまなキー２３が打たれたらそれに相応する文字 や数字や符号が練習文字列３１にディスプレイされている文字や数字や符号と対 照的に見ることができる。さらに、その下にある警示記号列３３には、もしも練 習して打ったキー２３が間違っていたらその文字や数字や符号の下の警示記号列 ３３に警示符号３４があらわれば矢印がディスプレイされる。それで練習者はス クリーン３を見ればどこが間違ったかが分かる。さらに、スピーカ４２２から間 違いがあったとき、音が出されて間違いがあることを使用者に通知する。

【００１２】 図２および図３に示すように、電子回路基板４は１信号伝達処理回路基板４１ と１文字処理生成回路基板４２とで構成される。信号伝達処理回路基板４１はキ ー２３が打たれたとき、その代表する文字や数字や符号を文字処理生成回路基板 ４２に伝達し、この文字処理生成回路基板４２はその中にもつ中央処理器ＣＰＵ ４２１とＲＯＭ４２３あるいはＲＡＭ４２４とでオペレーションを行って、その 結果をスクリーン３に送れば、スクリーン３の上述の３列３１、３２、３３に相 応した文字や数字や符号がディスプレイされる。電子回路基板４が具備している 電子回路及びソフトウェアのプログラムは本考案の登録請求の範囲でないので、 その詳細な説明は省略する。

【００１３】 さらに底板５は上蓋１にかぶされていて、それで上蓋１と底板５の間に形成さ れる空間にキーボード２とスクリーン３と電子回路基板４が設置される。底板５ の後端面にはプラグ５１と電源切換スイッチ５２が加設され、プラグは一般家庭 用交流のソケットに差し込んで交流を電源に使用できる。また、電源切換スイッ チ５２は電源に交流や直流を選択使用するときの切り換えに使用する。

【００１４】 本実施例のタイピング練習装置を使用するとき、まず電源切換スイッチ５２を 操作して適当な電源を選択する。それで内部の電子回路基板４の回路は自動的に インプットされる電源を判定して作動する。それから練習者（初学者）はタイピ ングの練習を開始する。まず標準文字列３１の功能キー２３を押してスクリーン ３にディスプレイさせておいてから、練習する各種の文字や数字や符号をそれに 相応するキー２３を打つ。打たれたキー２３は下にあるプリント回路基板２２を 作動させて所要の文字、数字や符号の信号を信号伝達処理回路基板４１の回路に 伝達する。信号伝達処理回路はそのデータを初歩処理してから文字処理生成回路 基板４２の回路の伝達する。文字処理生成回路基板４２の回路の中のＣＰＵ４２ １、４１１はＲＯＭ４２３とＲＡＭ４２４との合作によりそのデータを演算し、 その結果をスクリーン３に伝達する。それでスクリーン３は伝達されてきた信号 に相応して、練習文字列にディスプレイし、使用者は一目瞭然に自分が打った内 容が分かる。それで、もしも間違って打った字や数字や符号があったら、その下 の警示記号列３３に間違ったものの下に警示記号３４がディスプレイされると同 時に、スピーカ４２２から音が出されて、間違ったことを音で知らせる。

【００１５】 本考案は下に述べる効果がある。 本タイピング練習装置は重量が軽く、携帯便利でどこでも使用できる。 本タイピング練習装置の使用は時間と場所とに制限されない。 本タイピング練習装置の構成要素は余り多くないので、コストが比較的安く 、使用者に受け入れられ易い。

【００１６】 一般のコンピュータのキーボードと同じ規格サイズをもつので、実際的操作 と同じ条件下で練習できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例によるタイピング練習装置の
分解斜視図である。

【図２】本考案の一実施例によるタイピング練習装置の
各部分のブロック図である。

【図３】本考案の一実施例によるタイピング練習装置の
斜視図である。

【図４】本考案の一実施例によるタイピング練習装置の
前面図である。

【図５】本考案の一実施例によるタイピング練習装置の
後面図である。

【図６】一般のコンピュータのキーボードの平面図であ
る。

【符号の説明】

１ 上蓋 ２ キーボード ３ スクリーン ４ 電子回路基板 ５ 底板 １１ 開き口 １２ ソーラセル感光板透明窓 １３ ソーラセル感光板 １４ スクリーン窓 １５ 電源スイッチ １６ 電池室 ２１ 基板 ２２ プリント回路基板 ２３ キー ３１ 標準文字列 ３２ 練習文字列 ３３ 警示記号列 ３４ 警示符号 ３５ リード線 ４１ 信号伝達処理回路基板 ４２ 文字処理生成回路基板 ５１ プラグ ５２ 電源切り換えスイッチ ４１１ 中央処理器ＣＰＵ ４２１ 中央処理器ＣＰＵ ４２２ スピーカ ４２３ ＲＯＭ ４２４ ＲＡＭ

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前段部にキーボードのキーと相応する複
   数の開き口をもち、後段部は上方に傾斜する構成であっ
   て、かつその下にスクリーンを設置するスクリーン窓を
   もつ上蓋と、 一般コンピューター用キーボードと同じキーを配置する
   基板と、この基板の下に信号伝達処理回路基板の電子回
   路と連絡するプリント電子回路基板とをもつキーボード
   と、 前記信号伝達処理回路基板と文字処理生成回路基板とで
   構成される電子回路基板とを備え、 前記信号伝達処理回路基板の電子回路は前記キーボード
   のプリント電子回路基板から来る信号を初歩処理してか
   ら前記文字処理生成回路基板の電子回路に伝達し、前記
   文字処理生成回路基板は受取ったデータをＣＰＵと、Ｒ
   ＯＭとＲＡＭとの合作とにより運算を行って、その結果
   を前記スクリーンに伝達し、前記スクリーンは受け取っ
   たデータを文字や数字や符号に変えてディスプレイする
   ように構成されたことを特徴とするタイピング練習装
   置。
2. 【請求項２】 前記スクリーンは適当なサイズをもつＬ
   ＣＤによりディスプレイするものであって、その上に少
   なくとも標準文字列と、前記キーが打たれて相応の文字
   や数字の符号がディスプレイされる練習文字列と、打た
   れた文字や数字や記号が間違ったことを警示する警示記
   号列とがディスプレイされ、 前記スクリーンの周縁はリード線で前記文字処理生成回
   路基板と連結され、それで練習者が前記キーボードの前
   記標準文字列の功能キーを打てば前記標準文字列が前記
   スクリーンにディスプレイされ、さらに練習者が練習に
   打ったキーの表示する文字や数字や符号が前記練習文字
   列にディスプレイされ、もしも練習者の手指が間違った
   キーを打って違った文字や数字や符号が前記練習文字列
   に出たら、前記警示記号列はその間違った文字や数字や
   符号の下に矢印等の警示記号をディスプレイする他、さ
   らにスピーカーから音が出されて間違いがあることを通
   知するように構成されたことを特徴とする請求項１記載
   のタイピング練習装置。
3. 【請求項３】 さらに電池室をもち、電池をその中に収
   納して直流電源とすることを特徴とする請求項１記載の
   タイピング練習装置。
4. 【請求項４】 さらに電源プラグを設置し、室内に供給
   される交流電源を使用できることを特徴とする請求項１
   記載のタイピング練習装置。
5. 【請求項５】 さらに前記上蓋に透明部を設置し、その
   すぐ下にソーラセル感光板を設置し、この感光板を電池
   に連結し、前記感光板が光を感受かつ変換した電気を蓄
   電して直流電源とすることを特徴とする請求項１記載の
   タイピング練習装置。