JP3043678B2 - A/d変換回路 - Google Patents
A/d変換回路Info
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- JP3043678B2 JP3043678B2 JP9256992A JP25699297A JP3043678B2 JP 3043678 B2 JP3043678 B2 JP 3043678B2 JP 9256992 A JP9256992 A JP 9256992A JP 25699297 A JP25699297 A JP 25699297A JP 3043678 B2 JP3043678 B2 JP 3043678B2
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/10—Calibration or testing
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- H03M1/1033—Calibration over the full range of the converter, e.g. for correcting differential non-linearity
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- H03M1/12—Analogue/digital converters
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- Nonlinear Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はA/D変換回路に関
し、特にA/D変換値に対する補正機能を有するA/D
変換回路に関する。
し、特にA/D変換値に対する補正機能を有するA/D
変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種のA/D変換回路の例と
しては、例えば特開平7ー273649号公報に開示さ
れている信号変換回路のように、A/D変換回路におい
て生じるオフセット電圧をキャンセルすることを目的と
したA/D変換回路が知られている。
しては、例えば特開平7ー273649号公報に開示さ
れている信号変換回路のように、A/D変換回路におい
て生じるオフセット電圧をキャンセルすることを目的と
したA/D変換回路が知られている。
【0003】図3は、当該従来例の構成を示すブロック
図である。図3に示されるように、本従来例は、アナロ
グ入力信号11を、A/D変換器出力信号12に変換し
て出力するA/D変換器1と、A/D変換器1のA/D
変換器出力信号12を入力し、制御信号24を介してオ
フセット補正用コード25を出力するオフセット補正用
レジスタ8と、A/D変換器出力信号12とオフセット
補正用コード25を入力して、オフセット電圧が補正さ
れたデジタル出力信号26を出力する減算器2とを備え
て構成される。
図である。図3に示されるように、本従来例は、アナロ
グ入力信号11を、A/D変換器出力信号12に変換し
て出力するA/D変換器1と、A/D変換器1のA/D
変換器出力信号12を入力し、制御信号24を介してオ
フセット補正用コード25を出力するオフセット補正用
レジスタ8と、A/D変換器出力信号12とオフセット
補正用コード25を入力して、オフセット電圧が補正さ
れたデジタル出力信号26を出力する減算器2とを備え
て構成される。
【0004】図3において、当該A/D変換回路の動作
開始に当っては、最初に、オフセット補正用レジスタ8
に対して、A/D変換器1におけるオフセット補正用コ
ードの設定が行われる。まず、アナログ入力信号11と
して、“0”レベルに相当するアナログ信号がA/D変
換器1に対して入力される。この“0”レベルのアナロ
グ信号の入力に対応して、A/D変換器1より出力され
るA/D変換器出力信号12は、オフセット補正用レジ
スタ8に入力されて保持される。この“0”レベルのア
ナログ信号の入力を受けて、A/D変換器1より出力さ
れる上記のA/D変換器出力信号12のデジタル値は、
当該A/D変換器1において発生するオフセット電圧に
相当するデジタル値そのものであり、そのデジタル値
は、A/D変換器1において生じるオフセット電圧を補
正するオフセット補正用コードとして、オフセット補正
用レジスタ8に保持される。従って、この本実施形態に
よるA/D変換動作の冒頭におけるオフセット補正用コ
ードの取り込み時においては、オフセット補正用レジス
タ8には、A/D変換器1におけるオフセット電圧を補
正するオフセット補正用コードが保持された初期動作状
態が設定されている。
開始に当っては、最初に、オフセット補正用レジスタ8
に対して、A/D変換器1におけるオフセット補正用コ
ードの設定が行われる。まず、アナログ入力信号11と
して、“0”レベルに相当するアナログ信号がA/D変
換器1に対して入力される。この“0”レベルのアナロ
グ信号の入力に対応して、A/D変換器1より出力され
るA/D変換器出力信号12は、オフセット補正用レジ
スタ8に入力されて保持される。この“0”レベルのア
ナログ信号の入力を受けて、A/D変換器1より出力さ
れる上記のA/D変換器出力信号12のデジタル値は、
当該A/D変換器1において発生するオフセット電圧に
相当するデジタル値そのものであり、そのデジタル値
は、A/D変換器1において生じるオフセット電圧を補
正するオフセット補正用コードとして、オフセット補正
用レジスタ8に保持される。従って、この本実施形態に
よるA/D変換動作の冒頭におけるオフセット補正用コ
ードの取り込み時においては、オフセット補正用レジス
タ8には、A/D変換器1におけるオフセット電圧を補
正するオフセット補正用コードが保持された初期動作状
態が設定されている。
【0005】次いで、A/D変換の実動作に移り、変換
対象のアナログ入力信号11の入力に対応して、A/D
変換器1より出力されるA/D変換器出力信号12は、
減算器2に入力される。他方において、当該減算器2に
対しては、制御信号24により制御されて、オフセット
補正用レジスタ8より出力されるオフセット補正用コー
ド25も入力される。これらの2入力を受けて、減算器
2においては、A/D変換器出力信号12とオフセット
補正用コード25との減算処理が行われる。この減算処
理により、減算器2からは、A/D変換器出力信号12
に重畳されている、A/D変換器1のオフセット電圧の
みが削除されたデジタル出力信号26が生成されて出力
される。
対象のアナログ入力信号11の入力に対応して、A/D
変換器1より出力されるA/D変換器出力信号12は、
減算器2に入力される。他方において、当該減算器2に
対しては、制御信号24により制御されて、オフセット
補正用レジスタ8より出力されるオフセット補正用コー
ド25も入力される。これらの2入力を受けて、減算器
2においては、A/D変換器出力信号12とオフセット
補正用コード25との減算処理が行われる。この減算処
理により、減算器2からは、A/D変換器出力信号12
に重畳されている、A/D変換器1のオフセット電圧の
みが削除されたデジタル出力信号26が生成されて出力
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のA/D
変換回路においては、減算器において行われるA/D変
換出力信号に対する減算処理が、A/D変換器において
生じるオフセット電圧に対応するオフセット補正用コー
ドのみにより行われているために、A/D変換出力信号
12のオフセット電圧に対する補正を行うことは可能で
はあるが、A/D変換器における積分直線性誤差および
ゲイン誤差については補正を行うことができないという
欠点がある。
変換回路においては、減算器において行われるA/D変
換出力信号に対する減算処理が、A/D変換器において
生じるオフセット電圧に対応するオフセット補正用コー
ドのみにより行われているために、A/D変換出力信号
12のオフセット電圧に対する補正を行うことは可能で
はあるが、A/D変換器における積分直線性誤差および
ゲイン誤差については補正を行うことができないという
欠点がある。
【0007】本願発明の目的は、A/D変換器において
生じるオフセット電圧に起因するデジタル出力信号のオ
フセット・デジタル値の補正に加えて、A/D変換器に
おける積分直線性誤差およびゲイン誤差に対しても補正
を行うことのできるA/D変換回路を実現することにあ
る。
生じるオフセット電圧に起因するデジタル出力信号のオ
フセット・デジタル値の補正に加えて、A/D変換器に
おける積分直線性誤差およびゲイン誤差に対しても補正
を行うことのできるA/D変換回路を実現することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のA/D変換回路
は、アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するA
/D変換器と、当該A/D変換器のA/D変換器出力信
号の誤差を補正するための補正用データを格納する補正
用記憶手段と、前記A/D変換出力信号と前記補正用デ
ータとの減算処理を行い、当該A/D変換出力信号に重
畳されている誤差を排除してデジタル出力信号を出力す
る減算器とを備えるA/D変換回路において、前記補正
用記憶手段が、前記A/D変換器出力信号により規定さ
れるアドレスに、当該A/D変換器出力信号に対応する
補正用データを格納して保持する機能を有し、補正コー
ド取り込み動作時においては、所定の理想コードを選択
して前記減算器に出力し、A/D変換実動作時において
は、前記補正用記憶手段より出力される補正データを選
択して前記減算器に出力する第1の信号選択手段と、補
正コード取り込み動作時においては、前記減算器の出力
信号を、補正データ入力信号として前記補正用記憶手段
に出力し、A/D変換実動作時においては、前記減算器
の出力信号を、所望のデジタル変換出力信号として出力
する第2の信号選択手段と、補正コード取り込み動作時
においては、所定の制御信号ならびにA/D変換終了信
号の入力を受けて、前記補正用記憶手段に対する書き込
み信号を出力し、A/D変換実動作時においては、前記
制御信号ならびにA/D変換終了信号の入力を受けて、
前記補正用記憶手段に対する読み出し信号を出力する論
理回路手段とを併せ備えて構成されることを特徴として
いる。
は、アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するA
/D変換器と、当該A/D変換器のA/D変換器出力信
号の誤差を補正するための補正用データを格納する補正
用記憶手段と、前記A/D変換出力信号と前記補正用デ
ータとの減算処理を行い、当該A/D変換出力信号に重
畳されている誤差を排除してデジタル出力信号を出力す
る減算器とを備えるA/D変換回路において、前記補正
用記憶手段が、前記A/D変換器出力信号により規定さ
れるアドレスに、当該A/D変換器出力信号に対応する
補正用データを格納して保持する機能を有し、補正コー
ド取り込み動作時においては、所定の理想コードを選択
して前記減算器に出力し、A/D変換実動作時において
は、前記補正用記憶手段より出力される補正データを選
択して前記減算器に出力する第1の信号選択手段と、補
正コード取り込み動作時においては、前記減算器の出力
信号を、補正データ入力信号として前記補正用記憶手段
に出力し、A/D変換実動作時においては、前記減算器
の出力信号を、所望のデジタル変換出力信号として出力
する第2の信号選択手段と、補正コード取り込み動作時
においては、所定の制御信号ならびにA/D変換終了信
号の入力を受けて、前記補正用記憶手段に対する書き込
み信号を出力し、A/D変換実動作時においては、前記
制御信号ならびにA/D変換終了信号の入力を受けて、
前記補正用記憶手段に対する読み出し信号を出力する論
理回路手段とを併せ備えて構成されることを特徴として
いる。
【0009】
【0010】
【0011】なお、前記論理回路手段としては、第1お
よび第2のAND回路により形成して、補正コード取り
込み動作時においては、“1”レベルの制御信号ならび
に“1”レベルのA/D変換終了信号の入力を受けて、
前記補正用記憶手段に対する書き込み信号を出力し、A
/D変換実動作時においては、“0”レベルの制御信号
ならびに“1”レベルのA/D変換終了信号の入力を受
けて、前記補正用記憶手段に対する読み出し信号を出力
するようにしてもよい。
よび第2のAND回路により形成して、補正コード取り
込み動作時においては、“1”レベルの制御信号ならび
に“1”レベルのA/D変換終了信号の入力を受けて、
前記補正用記憶手段に対する書き込み信号を出力し、A
/D変換実動作時においては、“0”レベルの制御信号
ならびに“1”レベルのA/D変換終了信号の入力を受
けて、前記補正用記憶手段に対する読み出し信号を出力
するようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施形態を示すブロ
ック図である。図1に示されるように、本実施形態は、
アナログ入力信号11を、A/D変換器出力信号12に
変換して出力するA/D変換器1と、当該A/D変換器
1の分解能分のビット幅を有しており、A/D変換器出
力信号12の最上位ビットを含む上位ビット信号13お
よび補正用コード入力信号23を入力し、書き込み信号
16および読み出し信号17の入力に対応して、当該書
き込み信号16が“1”の時には、上位ビット信号13
のアドレスに補正用コード入力信号23を書き込んで格
納し、当該読み出し信号17が“1”の時には、前記上
位ビット信号13のアドレスに格納されているデータ
を、補正用コード出力信号18として出力する補正用メ
モリ3と、制御信号14とA/D変換終了信号15の論
理積をとって前記書き込み信号16を出力するAND回
路6と、制御信号14を反転しA/D変換終了信号15
との論理積をとって前記読み出し信号17を出力するA
ND回路7と、補正用コード出力信号18と理想コード
19の何れか一方を、制御信号14により制御されて選
択し、減算器入力信号20として出力するセレクタ4
と、A/D変換器出力信号12と減算器入力信号20と
の減算処理を行い、減算器出力信号21として出力する
減算器2と、減算器2より出力される減算器出力信号2
1を入力して、前記制御信号14により制御されて、所
望のデジタル出力信号22または補正用コード入力信号
23の何れかの信号として出力するセレクタ5とを備え
て構成される。
ック図である。図1に示されるように、本実施形態は、
アナログ入力信号11を、A/D変換器出力信号12に
変換して出力するA/D変換器1と、当該A/D変換器
1の分解能分のビット幅を有しており、A/D変換器出
力信号12の最上位ビットを含む上位ビット信号13お
よび補正用コード入力信号23を入力し、書き込み信号
16および読み出し信号17の入力に対応して、当該書
き込み信号16が“1”の時には、上位ビット信号13
のアドレスに補正用コード入力信号23を書き込んで格
納し、当該読み出し信号17が“1”の時には、前記上
位ビット信号13のアドレスに格納されているデータ
を、補正用コード出力信号18として出力する補正用メ
モリ3と、制御信号14とA/D変換終了信号15の論
理積をとって前記書き込み信号16を出力するAND回
路6と、制御信号14を反転しA/D変換終了信号15
との論理積をとって前記読み出し信号17を出力するA
ND回路7と、補正用コード出力信号18と理想コード
19の何れか一方を、制御信号14により制御されて選
択し、減算器入力信号20として出力するセレクタ4
と、A/D変換器出力信号12と減算器入力信号20と
の減算処理を行い、減算器出力信号21として出力する
減算器2と、減算器2より出力される減算器出力信号2
1を入力して、前記制御信号14により制御されて、所
望のデジタル出力信号22または補正用コード入力信号
23の何れかの信号として出力するセレクタ5とを備え
て構成される。
【0014】本実施形態の動作モードとしては、補正コ
ード取り込みモードと、A/D変換実動作モードを含む
二つの動作モードを有しており、これらの動作モード
は、制御信号14により切替えられる。なお、本実施形
態の説明に当っては、具体例として、A/D変換器1の
分解能が8ビットで、補正用メモリ3のアドレスが“0
H”から“7H”であり、A/D変換器出力上位ビット
信号13が、当該A/D変換器出力信号12の上位3ビ
ットである場合の例について説明するものとする。ま
た、この場合において、A/D変換器出力信号12に対
応する補正用メモリ3の補正コード格納アドレスは、以
下のとうりである。即ち、補正用メモリ3に対して、A
/D変換器1より出力されるA/D変換器出力信号12
の上位ビットが“00H”から“1FH”の場合におけ
る補正コードは、補正用メモリ3のアドレス“0H”に
格納される。以下同様にして、A/D変換器出力信号1
2の上位ビットが“20H”から“3FH”の場合の補
正コードは補正用メモリ3のアドレス“1H”に、“4
0H”から“5FH”の場合の補正コードは補正用メモ
リ3のアドレス“2H”に、“60H”から“7FH”
の場合の補正コードは補正用メモリ3のアドレス“3
H”に、“80H”から“9FH”の場合の補正コード
は補正用メモリ3のアドレス“4H”に、“A0H”か
ら“BFH”の場合の補正コードは補正用メモリ3のア
ドレス“5H”に、“C0H”から“DFH”の場合の
補正コードは補正用メモリ3のアドレス“6H”に、
“E0H”から“FFH”の場合の補正コードは補正用
メモリ3のアドレス“7H”に、それぞれ格納される。
ード取り込みモードと、A/D変換実動作モードを含む
二つの動作モードを有しており、これらの動作モード
は、制御信号14により切替えられる。なお、本実施形
態の説明に当っては、具体例として、A/D変換器1の
分解能が8ビットで、補正用メモリ3のアドレスが“0
H”から“7H”であり、A/D変換器出力上位ビット
信号13が、当該A/D変換器出力信号12の上位3ビ
ットである場合の例について説明するものとする。ま
た、この場合において、A/D変換器出力信号12に対
応する補正用メモリ3の補正コード格納アドレスは、以
下のとうりである。即ち、補正用メモリ3に対して、A
/D変換器1より出力されるA/D変換器出力信号12
の上位ビットが“00H”から“1FH”の場合におけ
る補正コードは、補正用メモリ3のアドレス“0H”に
格納される。以下同様にして、A/D変換器出力信号1
2の上位ビットが“20H”から“3FH”の場合の補
正コードは補正用メモリ3のアドレス“1H”に、“4
0H”から“5FH”の場合の補正コードは補正用メモ
リ3のアドレス“2H”に、“60H”から“7FH”
の場合の補正コードは補正用メモリ3のアドレス“3
H”に、“80H”から“9FH”の場合の補正コード
は補正用メモリ3のアドレス“4H”に、“A0H”か
ら“BFH”の場合の補正コードは補正用メモリ3のア
ドレス“5H”に、“C0H”から“DFH”の場合の
補正コードは補正用メモリ3のアドレス“6H”に、
“E0H”から“FFH”の場合の補正コードは補正用
メモリ3のアドレス“7H”に、それぞれ格納される。
【0015】次に、本実施形態における補正コード取り
込みモード時の動作について説明する。まず、制御信号
14は“1”レベルに設定される、この制御信号14
は、AND回路6および7と、セレクタ4および5に入
力されるが、セレクタ4においては、“1”レベルの制
御信号14に制御されて、入力信号として外部から入力
される理想コード19が選択されて、減算器入力信号2
0として出力されて減算器2に入力される。また、セレ
クタ5においては、“1”レベルの制御信号14に制御
されて、減算器2より出力される減算器出力信号21の
入力に対応して、当該減算器出力信号21は補正用コー
ド入力信号23として出力される。また、A/D変換器
1によるA/D変換作用が終了した時点においては、A
/D変換終了信号15が、“1”レベルのパルス信号と
して入力されるが、制御信号14とA/D変換終了信号
15の論理積としてAND回路6より出力される書き込
み信号16は、減算器2における上記の減算処理結果が
確定された後に出力されて、補正用メモリ3に入力され
る。この場合に、制御信号14およびA/D変換終了信
号15が共に“1”レベルの時には、当該書き込み信号
16は、“1”レベルの信号として補正用メモリ3に入
力される。
込みモード時の動作について説明する。まず、制御信号
14は“1”レベルに設定される、この制御信号14
は、AND回路6および7と、セレクタ4および5に入
力されるが、セレクタ4においては、“1”レベルの制
御信号14に制御されて、入力信号として外部から入力
される理想コード19が選択されて、減算器入力信号2
0として出力されて減算器2に入力される。また、セレ
クタ5においては、“1”レベルの制御信号14に制御
されて、減算器2より出力される減算器出力信号21の
入力に対応して、当該減算器出力信号21は補正用コー
ド入力信号23として出力される。また、A/D変換器
1によるA/D変換作用が終了した時点においては、A
/D変換終了信号15が、“1”レベルのパルス信号と
して入力されるが、制御信号14とA/D変換終了信号
15の論理積としてAND回路6より出力される書き込
み信号16は、減算器2における上記の減算処理結果が
確定された後に出力されて、補正用メモリ3に入力され
る。この場合に、制御信号14およびA/D変換終了信
号15が共に“1”レベルの時には、当該書き込み信号
16は、“1”レベルの信号として補正用メモリ3に入
力される。
【0016】補正用メモリ3のアドレス“0H”に補正
コードを格納する場合には、前述のように、A/D変換
器1に対しては、アナログ入力信号11として、A/D
変換器出力信号12が“00H”から“1FH”として
出力される任意のアナログ信号が設定されて入力される
とともに、当該アナログ入力信号11に相当する理想コ
ード19がセレクタ4に入力されて、当該任意のアナロ
グ信号に対するA/D変換動作が開始される。そして、
このA/D変換動作が終了すると、セレクタ4を介して
減算器入力信号20として出力される理想コード19が
減算器2に入力され、減算器2においては、A/D変換
器出力信号12と理想コード19との減算処理が行われ
る。この減算器2より出力される減算器出力信号21
は、セレクタ5に入力されて、“1”レベルの制御信号
14により制御されて補正用コード入力信号23として
出力され、書き込み信号16を介して補正用メモリ3に
入力される。そして、当該A/D変換動作の終了時にお
いて、“1”レベルのパルス信号として入力されるA/
D変換終了信号15を介して、AND回路6より出力さ
れる“1”レベルの書き込み信号により、前記アドレス
“0H”に、補正用コード入力信号23として書き込ま
れる。同様にして、補正用メモリ3のアドレス“1H”
に補正用コードを格納する場合には、A/D変換器出力
信号12が、“20H”から“3FH”として出力され
る任意のアナログ信号が設定されて入力されるととも
に、当該アナログ入力信号11に相当する理想コード1
9がセレクタ4に入力されて、当該任意のアナログ信号
に対するA/D変換および減算処理が行われて、セレク
タ5より出力される補正用コード入力信号23が補正用
メモリ3に入力され、当該補正用メモリ3のアドレス
“1H”に、補正用コード入力信号23として書き込ま
れる。以下、同様にして、補正用メモリ3のアドレス
“2H”から“7H”まで、対応するアナログ入力信号
11を設定してA/D変換動作を行うことにより、それ
ぞれの補正用コード入力信号23が補正用メモリ3に格
納される。
コードを格納する場合には、前述のように、A/D変換
器1に対しては、アナログ入力信号11として、A/D
変換器出力信号12が“00H”から“1FH”として
出力される任意のアナログ信号が設定されて入力される
とともに、当該アナログ入力信号11に相当する理想コ
ード19がセレクタ4に入力されて、当該任意のアナロ
グ信号に対するA/D変換動作が開始される。そして、
このA/D変換動作が終了すると、セレクタ4を介して
減算器入力信号20として出力される理想コード19が
減算器2に入力され、減算器2においては、A/D変換
器出力信号12と理想コード19との減算処理が行われ
る。この減算器2より出力される減算器出力信号21
は、セレクタ5に入力されて、“1”レベルの制御信号
14により制御されて補正用コード入力信号23として
出力され、書き込み信号16を介して補正用メモリ3に
入力される。そして、当該A/D変換動作の終了時にお
いて、“1”レベルのパルス信号として入力されるA/
D変換終了信号15を介して、AND回路6より出力さ
れる“1”レベルの書き込み信号により、前記アドレス
“0H”に、補正用コード入力信号23として書き込ま
れる。同様にして、補正用メモリ3のアドレス“1H”
に補正用コードを格納する場合には、A/D変換器出力
信号12が、“20H”から“3FH”として出力され
る任意のアナログ信号が設定されて入力されるととも
に、当該アナログ入力信号11に相当する理想コード1
9がセレクタ4に入力されて、当該任意のアナログ信号
に対するA/D変換および減算処理が行われて、セレク
タ5より出力される補正用コード入力信号23が補正用
メモリ3に入力され、当該補正用メモリ3のアドレス
“1H”に、補正用コード入力信号23として書き込ま
れる。以下、同様にして、補正用メモリ3のアドレス
“2H”から“7H”まで、対応するアナログ入力信号
11を設定してA/D変換動作を行うことにより、それ
ぞれの補正用コード入力信号23が補正用メモリ3に格
納される。
【0017】次に、本実施形態のA/D変換実動作モー
ドにおける動作について説明する。この動作モードにお
いては、制御信号14は“0”レベルに設定される。こ
の制御信号14は、上述の場合と同様に、AND回路6
および7と、セレクタ4および5に入力されるが、セレ
クタ4においては、“0”レベルの制御信号14に制御
されて、入力信号として補正用メモリ3から入力される
補正用コード出力信号18が選択され、減算器入力信号
20として出力されて減算器2に入力される。また、セ
レクタ5においては、“0”レベルの制御信号14に制
御されて、減算器2より出力される減算器出力信号21
の入力に対応して、当該減算器出力信号21はデジタル
出力信号22として外部に出力される状態に設定され
る。また、補正用メモリ3に対する読み出し信号17
は、“0”レベルの制御信号14と、A/D変換作用が
終了した時点において“1”レベルのパルス信号として
入力されるA/D変換終了信号15の論理積としてAN
D回路7より出力されて、補正用メモリ3に入力され
る。この場合においては、制御信号14が“0”レベル
で、A/D変換終了信号15が“1”レベルの時には、
当該読み出し信号17は、“1”レベルの信号として補
正用メモリ3に入力される。
ドにおける動作について説明する。この動作モードにお
いては、制御信号14は“0”レベルに設定される。こ
の制御信号14は、上述の場合と同様に、AND回路6
および7と、セレクタ4および5に入力されるが、セレ
クタ4においては、“0”レベルの制御信号14に制御
されて、入力信号として補正用メモリ3から入力される
補正用コード出力信号18が選択され、減算器入力信号
20として出力されて減算器2に入力される。また、セ
レクタ5においては、“0”レベルの制御信号14に制
御されて、減算器2より出力される減算器出力信号21
の入力に対応して、当該減算器出力信号21はデジタル
出力信号22として外部に出力される状態に設定され
る。また、補正用メモリ3に対する読み出し信号17
は、“0”レベルの制御信号14と、A/D変換作用が
終了した時点において“1”レベルのパルス信号として
入力されるA/D変換終了信号15の論理積としてAN
D回路7より出力されて、補正用メモリ3に入力され
る。この場合においては、制御信号14が“0”レベル
で、A/D変換終了信号15が“1”レベルの時には、
当該読み出し信号17は、“1”レベルの信号として補
正用メモリ3に入力される。
【0018】上記のように、“0”レベル制御信号によ
り、A/D変換実動作モードが設定されるが、この実動
作状態においては、A/D変換器1に変換対象のアナロ
グ入力信号11が入力されると、A/D変換器1により
A/D変換されたA/D変換器出力信号12が出力され
る。そして、このA/D変換動作の終了に伴ない、
“1”レベルのパルス信号として入力されるA/D変換
終了信号15を介して、AND回路7より“1”レベル
の読み出し信号17が補正用メモリ3に入力され、補正
用メモリ3の、A/D変換器出力信号12の上位ビット
信号13に対応するアドレスに格納されている補正用デ
ータが、補正用コード出力信号18として出力されてセ
レクタ4に入力される。セレクタ4においては、“0”
レベルの制御信号14により制御されて、当該補正用コ
ード出力信号18が選択して出力され、減算器入力信号
20として減算器2に入力され、減算器2においては、
A/D変換器出力信号12と補正用コード出力信号18
との減算処理が行われる。この減算器2より出力される
減算器出力信号21は、セレクタ5に入力されて、
“0”レベルの制御信号14により制御されて、所望の
デジタル出力信号22として出力される。
り、A/D変換実動作モードが設定されるが、この実動
作状態においては、A/D変換器1に変換対象のアナロ
グ入力信号11が入力されると、A/D変換器1により
A/D変換されたA/D変換器出力信号12が出力され
る。そして、このA/D変換動作の終了に伴ない、
“1”レベルのパルス信号として入力されるA/D変換
終了信号15を介して、AND回路7より“1”レベル
の読み出し信号17が補正用メモリ3に入力され、補正
用メモリ3の、A/D変換器出力信号12の上位ビット
信号13に対応するアドレスに格納されている補正用デ
ータが、補正用コード出力信号18として出力されてセ
レクタ4に入力される。セレクタ4においては、“0”
レベルの制御信号14により制御されて、当該補正用コ
ード出力信号18が選択して出力され、減算器入力信号
20として減算器2に入力され、減算器2においては、
A/D変換器出力信号12と補正用コード出力信号18
との減算処理が行われる。この減算器2より出力される
減算器出力信号21は、セレクタ5に入力されて、
“0”レベルの制御信号14により制御されて、所望の
デジタル出力信号22として出力される。
【0019】なお、上記の第1の実施形態における具体
的な実施例においては、A/D変換器出力上位ビット信
号13として、A/D変換器1より出力されるA/D変
換器出力信号12の上位ビットに相当する場合を例とし
て説明しているが、本実施形態は、これに限定されるも
のではなく、前記A/D変換器出力上位ビット信号13
を、任意のビット幅に変えることにより、一つの補正値
に対するA/D変換値の範囲を変えることも可能であ
り、これにより、例えば、A/D変換器出力上位ビット
信号13のビット数を8ビット、即ち、8ビットの分解
能を有するA/D変換器の分解能分と同一のビット幅に
するような場合には、A/D変換器出力信号12の全て
のコードに対して補正コードを持つことが可能となり、
デジタル出力信号22の変換精度を最上の状態とするこ
とができる。
的な実施例においては、A/D変換器出力上位ビット信
号13として、A/D変換器1より出力されるA/D変
換器出力信号12の上位ビットに相当する場合を例とし
て説明しているが、本実施形態は、これに限定されるも
のではなく、前記A/D変換器出力上位ビット信号13
を、任意のビット幅に変えることにより、一つの補正値
に対するA/D変換値の範囲を変えることも可能であ
り、これにより、例えば、A/D変換器出力上位ビット
信号13のビット数を8ビット、即ち、8ビットの分解
能を有するA/D変換器の分解能分と同一のビット幅に
するような場合には、A/D変換器出力信号12の全て
のコードに対して補正コードを持つことが可能となり、
デジタル出力信号22の変換精度を最上の状態とするこ
とができる。
【0020】また、当該第1の実施形態の他の実施例と
しては、補正コードのビット幅を小さくすることによ
り、補正用メモリ3のメモリ容量を縮小化することが可
能となる。例えば、A/D変換器1におけるA/D変換
誤差が1%以下である場合には、補正コードの上位6ビ
ットは全て“0”となり不要となる。従って、補正用メ
モリ3の容量を小さくすることができるという利点があ
る。
しては、補正コードのビット幅を小さくすることによ
り、補正用メモリ3のメモリ容量を縮小化することが可
能となる。例えば、A/D変換器1におけるA/D変換
誤差が1%以下である場合には、補正コードの上位6ビ
ットは全て“0”となり不要となる。従って、補正用メ
モリ3の容量を小さくすることができるという利点があ
る。
【0021】即ち、本実施形態においては、“0”レベ
ルから“FULL”レベルの任意レベルのアナログ入力
信号に対応するA/D変換結果をアドレスとして、当該
A/D変換結果に対応する補正コードを補正用メモリ内
に格納しておくことにより、A/D変換実動作時におい
て、変換対象のアナログ入力信号のA/D変換結果と当
該補正コードとの減算処理により、A/D変換器1にお
けるオフセット電圧に起因する誤差の排除動作に加え
て、積分直線性に起因する誤差およびゲイン誤差を含む
デジタル出力信号における誤差をも併せて排除すること
ができる。
ルから“FULL”レベルの任意レベルのアナログ入力
信号に対応するA/D変換結果をアドレスとして、当該
A/D変換結果に対応する補正コードを補正用メモリ内
に格納しておくことにより、A/D変換実動作時におい
て、変換対象のアナログ入力信号のA/D変換結果と当
該補正コードとの減算処理により、A/D変換器1にお
けるオフセット電圧に起因する誤差の排除動作に加え
て、積分直線性に起因する誤差およびゲイン誤差を含む
デジタル出力信号における誤差をも併せて排除すること
ができる。
【0022】次に、本発明の参考例について説明する。
図2は、当該参考例を示すブロック図である。図2に示
されるように、本参考例は、アナログ入力信号11を、
A/D変換器出力信号12に変換して出力するA/D変
換器1と、A/D変換器出力信号12を入力し、書き込
み信号16および読み出し信号17の入力に対応して、
当該書き込み信号16が“1”の時には、A/D変換器
出力信号12に対応するアドレスに理想コード19を書
き込んで格納し、当該読み出し信号17が“1”の時に
は、A/D変換器出力信号12に対応するアドレスに格
納されているデータを、デジタル出力信号22として出
力する補正用メモリ3と、制御信号14とA/D変換終
了信号15の論理積をとって前記書き込み信号16を出
力するAND回路6と、制御信号14を反転しA/D変
換終了信号15との論理積をとって前記読み出し信号1
7を出力するAND回路7とを備えて構成される。
図2は、当該参考例を示すブロック図である。図2に示
されるように、本参考例は、アナログ入力信号11を、
A/D変換器出力信号12に変換して出力するA/D変
換器1と、A/D変換器出力信号12を入力し、書き込
み信号16および読み出し信号17の入力に対応して、
当該書き込み信号16が“1”の時には、A/D変換器
出力信号12に対応するアドレスに理想コード19を書
き込んで格納し、当該読み出し信号17が“1”の時に
は、A/D変換器出力信号12に対応するアドレスに格
納されているデータを、デジタル出力信号22として出
力する補正用メモリ3と、制御信号14とA/D変換終
了信号15の論理積をとって前記書き込み信号16を出
力するAND回路6と、制御信号14を反転しA/D変
換終了信号15との論理積をとって前記読み出し信号1
7を出力するAND回路7とを備えて構成される。
【0023】本参考例においても、第1の実施形態の場
合と同様に、補正コード取り込みモードとA/D変換実
動作モードは、制御信号14により切替えられる。ま
た、制御信号14およびA/D変換終了信号15の入力
を受けて、それぞれ書き込み信号16および読み出し信
号17を出力するAND回路6およびAND回路7の動
作についても、第1の実施形態の場合と同様である。具
体的な例として、A/D変換器1の分解能が8ビットの
場合には、A/D変換器1より変換出力されるA/D変
換器出力信号12に対応するアドレスは、“00H”か
ら“FFH”を含む256アドレスであり、ビット幅
は、A/D変換器1の分解能分と同一の8ビットであ
る。補正用メモリ3に対しては、“1”レベルの書き込
み信号16を介して、上記の“00H”から“FFH”
を含むアドレスに、それぞれのA/D変換器出力信号1
2に対応する理想コードが書き込まれて格納される。A
/D変換実動作時において、変換対象のアナログ入力信
号11がA/D変換器1に入力され、A/D変換器出力
信号12が変換出力されると、“1”レベルの読み出し
信号17を介して、当該A/D変換器出力信号12に対
応するアドレスのデータが補正用メモリ3より読み出さ
れて、デジタル出力信号22として出力される。即ち、
本参考例においては、A/D変換出力信号12に対応す
るアドレスに対して、直接理想コードを持たせることに
より、前記第1の実施形態における減算器2、セレクタ
4およびセレクタ5を含む回路構成が不要となり、回路
規模を削減することができるという利点がある。
合と同様に、補正コード取り込みモードとA/D変換実
動作モードは、制御信号14により切替えられる。ま
た、制御信号14およびA/D変換終了信号15の入力
を受けて、それぞれ書き込み信号16および読み出し信
号17を出力するAND回路6およびAND回路7の動
作についても、第1の実施形態の場合と同様である。具
体的な例として、A/D変換器1の分解能が8ビットの
場合には、A/D変換器1より変換出力されるA/D変
換器出力信号12に対応するアドレスは、“00H”か
ら“FFH”を含む256アドレスであり、ビット幅
は、A/D変換器1の分解能分と同一の8ビットであ
る。補正用メモリ3に対しては、“1”レベルの書き込
み信号16を介して、上記の“00H”から“FFH”
を含むアドレスに、それぞれのA/D変換器出力信号1
2に対応する理想コードが書き込まれて格納される。A
/D変換実動作時において、変換対象のアナログ入力信
号11がA/D変換器1に入力され、A/D変換器出力
信号12が変換出力されると、“1”レベルの読み出し
信号17を介して、当該A/D変換器出力信号12に対
応するアドレスのデータが補正用メモリ3より読み出さ
れて、デジタル出力信号22として出力される。即ち、
本参考例においては、A/D変換出力信号12に対応す
るアドレスに対して、直接理想コードを持たせることに
より、前記第1の実施形態における減算器2、セレクタ
4およびセレクタ5を含む回路構成が不要となり、回路
規模を削減することができるという利点がある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のA/D変
換回路は、補正用メモリに、アナログ入力信号の入力レ
ベルに対応するA/D変換値をアドレスとして、当該ア
ナログ入力信号に対応する補正コードを格納し、A/D
変換実動作時において、前記補正コードを読み出してA
/D変換器より出力されるA/D変換器出力信号の誤差
を補正することにより、当該A/D変換器におけるオフ
セット電圧に起因する誤差とともに、積分直線性に起因
する誤差およびゲイン誤差を含むデジタル出力信号にお
ける誤差を補正して排除することができるという効果が
ある。
換回路は、補正用メモリに、アナログ入力信号の入力レ
ベルに対応するA/D変換値をアドレスとして、当該ア
ナログ入力信号に対応する補正コードを格納し、A/D
変換実動作時において、前記補正コードを読み出してA
/D変換器より出力されるA/D変換器出力信号の誤差
を補正することにより、当該A/D変換器におけるオフ
セット電圧に起因する誤差とともに、積分直線性に起因
する誤差およびゲイン誤差を含むデジタル出力信号にお
ける誤差を補正して排除することができるという効果が
ある。
【0025】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の参考例を示すブロック図である。
【図3】従来例を示すブロック図である。
1 A/D変換器 2 減算器 3 補正用メモリ 4、5 セレクタ 6、7 AND回路 8 オフセット補正用レジスタ 11 アナログ入力信号 12 A/D変換器出力信号 13 A/D変換器出力上位ビット信号 14、24 制御信号 15 A/D変換終了信号 16 書き込み信号 17 読み出し信号 18 補正用コード出力信号 19 理想コード 20 減算器入力信号 21 減算器出力信号 22、26 デジタル出力信号 23 補正用コード入力信号 25 オフセット補正用コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88
Claims (2)
- 【請求項1】 アナログ信号をデジタル信号に変換して
出力するA/D変換器と、当該A/D変換器のA/D変
換器出力信号の誤差を補正するための補正用データを格
納する補正用記憶手段と、前記A/D変換出力信号と前
記補正用データとの減算処理を行い、当該A/D変換出
力信号に重畳されている誤差を排除してデジタル出力信
号を出力する減算器とを備えるA/D変換回路におい
て、前記補正用記憶手段が、前記A/D変換器出力信号
により規定されるアドレスに、当該A/D変換器出力信
号に対応する補正用データを格納して保持する機能を有
し、補正コード取り込み動作時においては、所定の理想
コードを選択して前記減算器に出力し、A/D変換実動
作時においては、前記補正用記憶手段より出力される補
正データを選択して前記減算器に出力する第1の信号選
択手段と、補正コード取り込み動作時においては、前記
減算器の出力信号を、補正データ入力信号として前記補
正用記憶手段に出力し、A/D変換実動作時において
は、前記減算器の出力信号を、所望のデジタル変換出力
信号として出力する第2の信号選択手段と、補正コード
取り込み動作時においては、所定の制御信号ならびにA
/D変換終了信号の入力を受けて、前記補正用記憶手段
に対する書き込み信号を出力し、A/D変換実動作時に
おいては、前記制御信号ならびにA/D変換終了信号の
入力を受けて、前記補正用記憶手段に対する読み出し信
号を出力する論理回路手段とを併せ備えて構成されるこ
とを特徴とするA/D変換回路。 - 【請求項2】 前記論理回路手段が、第1および第2の
AND回路により形成され、補正コード取り込み動作時
においては、“1”レベルの制御信号ならびに“1”レ
ベルのA/D変換終了信号の入力を受けて、前記補正用
記憶手段に対する書き込み信号を出力し、A/D変換実
動作時においては、“0”レベルの制御信号ならびに
“1”レベルのA/D変換終了信号の入力を受けて、前
記補正用記憶手段に対する読み出し信号を出力すること
を特徴とする請求項1記載のA/D変換回路。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256992A JP3043678B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | A/d変換回路 |
CN98119688A CN1218333A (zh) | 1997-09-22 | 1998-09-22 | 模拟-数字变换电路 |
US09/158,154 US5982312A (en) | 1997-09-22 | 1998-09-22 | A/D converter circuit capable of compensating A/D-converted digital signals |
KR1019980039190A KR19990030021A (ko) | 1997-09-22 | 1998-09-22 | A/d 변환 회로 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256992A JP3043678B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | A/d変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1198014A JPH1198014A (ja) | 1999-04-09 |
JP3043678B2 true JP3043678B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=17300224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9256992A Expired - Lifetime JP3043678B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | A/d変換回路 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5982312A (ja) |
JP (1) | JP3043678B2 (ja) |
KR (1) | KR19990030021A (ja) |
CN (1) | CN1218333A (ja) |
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US12058801B2 (en) | 2020-08-28 | 2024-08-06 | Plasma Surgical, Inc. | Systems, methods, and devices for generating predominantly radially expanded plasma flow |
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KR20050041564A (ko) * | 2003-10-31 | 2005-05-04 | 매그나칩 반도체 유한회사 | 아날로그 디지털 변환기 및 그를 이용한 오프셋 전압을보정하는 방법 |
CA2560586A1 (en) * | 2004-03-25 | 2005-10-13 | Optichron, Inc. | Reduced complexity nonlinear filters for analog-to-digital converter linearization |
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CN102893528B (zh) * | 2010-05-14 | 2016-05-04 | 丰田自动车株式会社 | 采样保持电路及a/d转换装置 |
JP2012165297A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Tokai Rika Co Ltd | 信号処理回路 |
JP7297488B2 (ja) * | 2019-03-25 | 2023-06-26 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | デジタル出力回路 |
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JPS6467034A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-13 | Toshiba Corp | Serial-parallel type a/d converting device |
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-
1997
- 1997-09-22 JP JP9256992A patent/JP3043678B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-09-22 KR KR1019980039190A patent/KR19990030021A/ko not_active Abandoned
- 1998-09-22 CN CN98119688A patent/CN1218333A/zh active Pending
- 1998-09-22 US US09/158,154 patent/US5982312A/en not_active Expired - Fee Related
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