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JP3043602B2 - システム天井構造 - Google Patents

システム天井構造

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Publication number
JP3043602B2
JP3043602B2 JP7189370A JP18937095A JP3043602B2 JP 3043602 B2 JP3043602 B2 JP 3043602B2 JP 7189370 A JP7189370 A JP 7189370A JP 18937095 A JP18937095 A JP 18937095A JP 3043602 B2 JP3043602 B2 JP 3043602B2
Authority
JP
Japan
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pipe
sprinkler head
mounting
sprinkler
ceiling
Prior art date
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Application number
JP7189370A
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English (en)
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JPH0932187A (ja
Inventor
泰男 中林
愼一 高木
優 奥
達雄 中谷
直 村山
裕 鈴江
忠好 川上
栄司 鍛冶谷
昌弘 村山
久二 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Boseki Co Ltd
Endo Lighting Corp
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
Endo Lighting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Boseki Co Ltd, Endo Lighting Corp filed Critical Nitto Boseki Co Ltd
Priority to JP7189370A priority Critical patent/JP3043602B2/ja
Publication of JPH0932187A publication Critical patent/JPH0932187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3043602B2 publication Critical patent/JP3043602B2/ja
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井面に所定間隔をお
いて複数のTバーを配設し、これら隣合うTバーに天井
材及び照明器具を架設するとともに、スプリンクラーヘ
ッドを天井下に臨ませる状態でスプリンクラー配管を天
井裏に配設したシステム天井構造に関する。
【0002】
【従来の技術】天井裏にスプリンクラーを取り付ける場
合には、給水側に接続されるメイン配管を床スラブに固
設し、天井面に多数の糸を格子上に張設し、これら張設
された糸の交差点をスプリンクラーヘッド設置箇所と
し、これら交差点に夫々スプリンクラーヘッドを位置さ
せた状態でこのスプリンクラーヘッドに接続されるサブ
配管を床スラブから吊り下げ支持されたチャンネル又は
Tバーに固定するとともに、前記サブ配管と前記メイン
配管とを接続し、この後、前記Tバー間に架設される各
天井板のスプリンクラーヘッドに対応する部位に、スプ
リンクラーヘッド貫通用孔を形成して、天井板にスプリ
ンクラーヘッドが貫通状態で配設されるようにしてい
る。
【0003】上記取り付け方法では、スプリンクラー配
管の設置作業前に多数の糸を所定箇所に張設するための
張設位置を側壁面に寸法を計測しながらマーカーしなけ
ればならず、糸の張設作業が手間のかかる煩わしいもの
であるとともに、張設された糸の交差点にスプリンクラ
ーヘッドを目視により位置合わせしながらサブ配管をチ
ャンネル又はTバーに固定することは非常に煩わしい作
業であり、作業時間が多くかかる不都合があった。又、
上記張設作業を、天井から吊設される吊りボルトやチャ
ンネル等のシステム天井の基本構成部材の配設作業が完
了する前に行わなければ、糸を張設する際にそれら基本
構成部材が邪魔になり、非常にやり難いものであり、シ
ステム天井の作業順序に制約を受ける作業面での不利が
あった。
【0004】そこで、上記不都合を解消するものとし
て、例えば特開平6−70994号公報に示されるもの
がある。これは、小間隔を隔てて対抗するスリット形成
部材としてのTバー間に、スプリンクラーヘッドを挿入
させるための設置孔を形成するとともに、Tバーの上端
面に接当させてスプリンクラーヘッドの上下位置を規制
する規制面をスプリンクラーヘッドの設置具に備えさせ
て、スプリンクラーヘッドの上下方向の位置決めが容易
に行えるようにするとともに、チャンネルやTバー等の
システム天井の基本構成部材の配設作業が完了した後に
作業を行うことができるようにしている。
【0005】しかしながら、スプリンクラーヘッドの上
下方向の位置決めを容易に行えるものの、設備上必要と
されるスプリンクラーヘッドの水平方向での位置決め手
段が何ら施されておらず、多数配設されるスプリンクラ
ーヘッドを1個1個水平方向での位置決めをしながら配
設しなければならず、この点において作業能率が低下す
る不都合があった。
【0006】又、前記メイン配管が床スラブ側に固定さ
れるとともに、前記サブ配管が床スラブから吊り下げ支
持されたTバーを介して吊り下げ支持される照明器具等
に固定され、これら両配管をただ単に継手等で接続して
いるため、例えば地震発生時に床スラブと照明器具(天
井面)との振動が異なる場合、つまりメイン配管とサブ
配管の揺れが違う場合に、前記継手に大きな力が加わ
り、その部分が破損して、水が放出されてしまう等の誤
動作を起こしてしまうことがあった。しかも、誤動作を
起こした後の水の処理やスプリンクラー配管修理、ある
いは誤動作によって発生した天井板等の他の建築物の補
修等さまざまな二次的災害処理を行わなければならない
不都合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、スプリンクラーヘッ
ドの上下方向の位置決めを容易にできるようにすること
は勿論のこと、スプリンクラーヘッドの水平方向の位置
決めをも容易にできるようにするとともに、地震等によ
りスプリンクラー配管に大きな力が加わった場合におい
ても、破損等のトラブルを回避することができるように
する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、天井面に所定間隔をおいて配設される複数
のTバーと、これら隣合うTバー間に架設される天井材
及び照明器具と、給水側に接続され、かつ、天井裏に
り下げ支持される第1配管と、スプリンクラーヘッド
接続され、かつ、前記照明器具に固設される第2配管
と、前記第1配管と前記第2配管とを接続するための変
位自在な接続管とを備え、前記照明器具のかさ部に、前
記第2配管のスプリンクラーヘッド側部位を貫通状態で
取り付けるための取付部を、必要とされる取付ピッチで
該照明器具の長手方向に沿って複数個形成するととも
に、前記取付部が形成された方向と交差する他方向に該
取付部が存在するように、かつ、それら取付部同士の距
離がスプリンクラーヘッドの設置基準で決定される範囲
内にあるように前記照明器具を配設し、前記接続管をフ
レキシブル継手にし、前記取付部を、放送用のスピー
カ、非常灯、火災感知器、及びコンセント等の弱電設備
の取付部として利用している。
【0009】
【作用】照明器具のかさ部に、第2配管のスプリンクラ
ーヘッド側部位を貫通状態で取り付けるための取付部
を、照明器具の長手方向に沿って複数個形成してあるか
ら、照明器具がTバーに架設された後、第2配管のスプ
リンクラーヘッド側部位を照明器具の取付部に順次取り
付けるだけで、スプリンクラーヘッドを上下方向での位
置決めは勿論のこと、水平方向での位置決めをもしなく
とも、スプリンクラーヘッドを所定位置に位置させた状
態で配設することができるのである。しかも、取付部が
前記照明器具の長手方向と交差する他方向に取付部が存
在するように、かつ、それら取付部同士の距離がスプリ
ンクラーヘッドの設置基準で決定される範囲内にあるよ
うに照明器具を配設することによって、天井板が多数配
設される大きな部屋に必要とされる数のスプリンクラー
ヘッドを容易迅速に配設することができるのである。
尚、前記スプリンクラーヘッドの設置基準で決定される
範囲内とは、スプリンクラーヘッド間の距離が4600
mmを越えない距離のことである。前記スプリンクラー
ヘッド間の距離が4600mmというのは、建物の構造
が耐火構造の場合を示し、建物の構造が非耐火構造の場
合には、スプリンクラーヘッド間の距離が4200mm
に設定されている。
【0010】第1配管と第2配管とを変位自在な接続管
により接続することによって、例えば地震発生時に床ス
ラブ側に固設される第1配管と照明器具側に固設される
第2配管の揺れが相違する場合に、接続管に大きな力が
加わっても、その力を接続管の変位によって吸収するこ
とができるから、スプリンクラー配管の破損等を回避す
ることができる。しかも、接続管が変位する構成のため
に、第1配管と第2配管との接続距離が多少変化した場
合でも、ジョイント部材等を介すことなく、それを接続
管が変位して吸収し、第1配管と第2配管とを容易に接
続することができる。
【0011】取付部を、放送用のスピーカ、非常灯、火
災感知器、及びコンセント等の弱電設備の取付部として
利用することによって、放送用のスピーカ、非常灯、火
災感知器、及びコンセント等の弱電設備の取付部を特別
に設ける必要がなく、その分システム天井の作業時間の
短縮化を図ることができる。
【0012】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1にシステム天井構造を示し
ており、これは、上方の床スラブ(図示せず)から吊設
されるC型チャンネル1に吊りボルト2及びハンガー3
を介して複数の金属製の線材からなるTバー4の多数の
うちの一部を、天井面の一方向に所定間隔をおいて互い
に平行となる姿勢で吊り下げ支持させ、かつ、残るTバ
ー4を、天井面の他方向に前記一方向に吊り下げ支持さ
せたTバー4に交差させた状態で所定間隔をおいて互い
に平行となる姿勢で吊り下げ支持させるとともに、前記
Tバー4のうちの隣合うTバー4間に、グラスウール吸
音板、又はロックウール化粧吸音板、あるいは岩綿吸音
板や複合板、更には化粧溶接金網やルーバー、その他の
天井材等からなる天井板5及び照明器具6を架設してあ
る。
【0013】又、前記床スラブから吊りボルト7に固定
具8を介して給水側に接続される第1配管9aが吊り下
げ支持され、両側にスプリンクラーヘッド10a,10
aが接続される第2配管9bが、図1〜図3に示すよう
に、前記照明器具6の上方に位置する姿勢で、かつ、前
記照明器具6の長手方向に一直線上に並ぶ状態で前記照
明器具6のかさ部6b上面に配設した一対の支持ブラケ
ット11,11に固定具12を介して固定されるととも
に、前記第1配管9aに前記第2配管9bの第1配管9
a側端部を接続管9cによって接続して、消火設備のス
プリンクラー配管9を構成している。
【0014】前記第2配管9bについて詳述すれば、こ
の第2配管9bは、その一端部がスプリンクラーヘッド
10aにL型ジョイント13を介して水平方向で接続さ
れる第1枝管14aと、この第1枝管14aの他端部に
T型ジョイント15を介して同一の水平方向で接続され
る第2枝管14bとから構成し、前記T型ジョイント1
5の下向きジョイント部にスプリンクラーヘッド10a
を接続するとともに、前記第2枝管14bの第1配管9
a側端部を、前述のように接続管9cによって接続して
いる。
【0015】前述のように、照明器具6の上方に、それ
の長手方向に一直線上に並ぶ状態で一対の第2配管9
b,9bが配設できるように、各第2配管9bの寸法を
設定することによって、組付け作業時や運搬時等におけ
る取扱面で有利にすることができる。尚、第2配管9b
の寸法は、これに限定されるものではない。
【0016】前記スプリンクラーヘッド10aは、感熱
部を備えるとともに、それの上端部が縦管部10bに嵌
合され、この縦管部10bの上端部が前記第2配管9b
に接続されており、これらスプリンクラーヘッド10a
と、縦管部10bとをもってスプリンクラーヘッド部1
0と呼称する。
【0017】前記接続管9cは、フレキシブル継手によ
って構成されており、第1配管9aと第2配管9bとの
接続距離が多少変化しても、それをフレキシブル継手9
cが吸収するとともに、たとえば地震発生時に第1配管
9aと第2配管9bとの揺れ方が違った場合でも、それ
をフレキシブル継手9cが吸収して、第1配管9aや第
2配管9bの破損等がないようにしている。尚、前記接
続管9cとしては、フレキシブル継手を用いる他、弾性
変形に優れたゴム材や不燃性の伸縮布材、あるいは変形
自在な合成樹脂材等で構成してもよく、接続管9cの構
成は、変位可能なものであれば自由に変更できる。
【0018】前記照明器具6について詳述すれば、図3
〜図5に示すように、FLR110W×2のランプ6
a,6aと、これらランプ6a,6aを取り付け支持す
るためのかさ部6bとから照明器具6を構成し、前記か
さ部6bに、前記第2配管9bのスプリンクラーヘッド
10a側部位を貫通状態で取り付けるための取付部6c
を、寸法2520mmの前記かさ部6bにそれの長手方
向に沿って420mmの取付ピッチRで6個形成すると
ともに、一直線上に配設される照明器具6に形成される
多数の取付部6cのうちのスプリンクラーヘッド10a
の設置基準で必要とされる取付ピッチ3780mmに相
当する取付部6c、つまり取付部6cの形成方向9番目
に位置する取付部6cに第2配管9bのスプリンクラー
ヘッド10a側部位を貫通状態で取り付けるようにして
いる。そして、前記取付部6cが前記かさ部6bの長手
方向と直交する方向に存在するように、かつ、それら取
付部6c同士の距離がスプリンクラーヘッド10aの設
置基準で決定される範囲内にあるように照明器具6間の
配設ピッチrを2500mmに設定している。前記照明
器具6間の配設ピッチrは、室内の縦横寸法、つまり柱
28,28間の寸法Xと、天井の高さと、照明器具6に
よる室内標準照度と、スプリンクラーヘッド10aの設
置基準距離とを考慮して決定され、例えば柱間の寸法X
が7.5m四方の場合には、照明器具6間の配設ピッチ
rを整数(3)で等分できる2.5mにしている。又、
前記照明器具6に形成される取付部6cの取付ピッチR
=420mmは、柱間の寸法Xが7.5m〜9m四方の
どの寸法にも適用できるように9m四方の場合における
照明器具6の配設ピッチrのうちの最大配設ピッチr、
つまり9m四方の場合の配設ピッチr=3mで配設され
た照明器具6の取付部6cと直交する方向の取付部6c
の取付ピッチRがスプリンクラーヘッド10aの設置基
準距離の公約数でかつ照明器具6の長手方向に等分割で
きる寸法とで決定している。尚、前記かさ部6bの長手
方向のスプリンクラーヘッド10a取付ピッチYを37
80mmに設定し、照明器具6の配設ピッチrを250
0mmに設定したが、スプリンクラーヘッド10a間の
距離Zが4600mmを越える距離でなければ、どのよ
うな距離に設定してもよい。前記スプリンクラーヘッド
10a間の距離Zが4600mmというのは、建物の構
造が耐火構造の場合を示し、建物の構造が非耐火構造の
場合には、スプリンクラーヘッド10a間の距離Zが4
200mmに設定されている。因みに、柱間の寸法Xが
8m四方の場合には、照明器具6間の配設ピッチrを2
667mmにするとともに、かさ部6bの長手方向のス
プリンクラーヘッド10a取付ピッチYを3360mm
に設定し、柱間の寸法Xが8.5m四方の場合には、照
明器具6間の配設ピッチrを2833mmにするととも
に、かさ部6bの長手方向のスプリンクラーヘッド10
a取付ピッチYを3360mmに設定し、柱間の寸法X
が9m四方の場合には、照明器具6間の配設ピッチrを
3000mmにするとともに、かさ部6bの長手方向の
スプリンクラーヘッド10a取付ピッチYを3360m
mに設定している。
【0019】
【表1】
【0020】表1及び図13で上記の照明器具6間の配
設ピッチr、スプリンクラーヘッド10a取付ピッチ
Y、柱28,28間の寸法Xの関係を詳細に示してい
る。表1のZ=4600mmは、上述のように、建物の
構造が耐火構造の場合のスプリンクラーヘッド10a間
の距離を示し、表1のZ=4200mmは、上述のよう
に、建物の構造が非耐火構造の場合のスプリンクラーヘ
ッド10a間の距離を示している。尚、柱28,28間
の寸法Xが表で示す7500mm〜9000mmまでの
範囲内では、図13で示すように、柱28,28間に照
明器具6を3列配設する関係上、照明器具6間の配設ピ
ッチrを照明器具6の配設数3で割った値にし、柱2
8,28間の寸法Xが表で示す11000mmの場合に
は、柱28,28間に照明器具6を4列配設する関係
上、照明器具6間の配設ピッチrを照明器具6の配設数
4で割った値にするのである。
【0021】前記取付部6cは、図10に示すように、
前記照明器具6のかさ部6bに形成された円弧状の薄肉
部17から構成し、これら薄肉部17のうちの必要とさ
れる薄肉部17をハンマー等で打ち抜いて形成される孔
6dに、前記第2配管9bのスプリンクラーヘッド10
a側部位を貫通状態で取り付けるのである。尚、前記取
付部6cを円弧状の薄肉部17から構成する他、円弧状
又は四角形状等の環状に予め打ち抜き形成された孔から
構成する等如何なる構成のものでもよい。図7に示すよ
うに、前記予め打ち抜き形成された孔6dから取付部6
cを構成する場合には、取付部6cとして使用しない孔
に、この孔を塞ぐためのカバー等を装着するようにして
もよい。
【0022】又、前記取付部6cは、図5に示すよう
に、放送用のスピーカ18、非常灯19、火災感知器2
0の取付部として利用しており、放送用のスピーカ1
8、非常灯19、火災感知器20の取付部を特別に設け
ることなく、取り付けができるようにしている。尚、図
に示す27は、空調機のダクトに接続される吹き出し口
であり、28は、柱である。
【0023】図6に防煙垂壁としての網入りガラス21
の取付部構造が示されている。これは、上方から吊り下
げ支持される補強チャンネル22に、防煙垂壁用アルミ
レール23を吊り下げ支持させるとともに、前記防煙垂
壁用アルミレール23に網入りガラス21を挟持支持さ
せている。図に示す24は、Tバー4に架設される小型
の照明器具25の端部を塞ぐための端部プレートであ
り、前記小型の照明器具25を載置支持する前記Tバー
4が前記防煙垂壁用アルミレール23に固定されてい
る。
【0024】次に、スプリンクラー配管9の取り付けに
ついて説明すれば、吊り下げ支持されているTバー間に
照明器具6を載置支持させた後、あるいは載置支持させ
る前にスプリンクラーヘッド10a取付箇所に対応する
取付部6cを打ち抜いて孔を形成し、これら孔を通して
第2配管9bのスプリンクラーヘッド10aを貫通させ
る。この時、第2配管9bの第1配管9a側の水平配管
部下面が照明器具6のかさ部6bの支持ブラケット11
上面に接当し、スプリンクラーヘッド10aの上下方向
での位置決めが完了するのである。この後、第2配管9
bの第1枝管14aと第2枝管14bとを固定具12に
て支持ブラケット11上に固定するのである。第2配管
9bの固定終了後、予め床スラブに吊り下げ支持させて
いる第1配管9aに第2配管9bをフレキシブル継手9
cによって接続するのである。そして、スプリンクラー
ヘッド10aを照明器具6の下方から嵌め込むのであ
る。尚、前記放送用のスピーカ18、非常灯19、感知
器20、コンセント等の弱電設備の取付部6cも、上記
スプリンクラーヘッド10の取付部6cを打ち抜く際に
一緒に打ち抜いてもよい。
【0025】前記照明器具6を、図7〜図9に示すよう
に、ランプ6a,6aをかさ部6bの幅方向一方側に配
設して構成し、かさ部6bの幅方向他方側にスプリンク
ラーヘッド10を取り付けてもよい。又、この場合、図
9に示すように、第1配管9aを照明器具6のかさ部6
bに固定具12を介して直接固定してもよい。又、前記
照明器具6のランプ6a,6aを110W×2に構成す
る他、40W×2に構成してもよく、照明器具6のラン
プのワット数及び本数は、自由に変更できる。前記ラン
プを40W×2にした場合には、図12に示すように、
第2配管9bの取付部6cを照明器具6の長手方向に3
個形成することになる。尚、図では、取付部6cが打ち
抜き形成された孔6dが示されている。
【0026】図11に示すように、かさ部6bの下側両
端部に位置する鉤部6e,6eとこれよりも上方に位置
するTバー4,4の上部とに渡って落下防止金具26,
26を夫々設けて、地震等の発生によりTバー4,4が
上下振動した場合に、かさ部6bの上側両端部の鉤部6
f,6fがTバー4,4の上端面から外れてしまうこと
がないようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上にしてなる本発明のシステム天井構
造は、本来的に備えさせる照明器具のかさ部に、第2配
管のスプリンクラーヘッド側部位を貫通状態で取り付け
るための取付部を照明器具の長手方向に沿って複数個形
成することによって、スプリンクラーヘッドの上下方向
での位置決めは勿論のこと、水平方向での位置決めをも
行わなくとも、スプリンクラーヘッドを所定位置に容易
かつ迅速に配設することができるとともに、上記のよう
に構成された照明器具を合理的に配設することによっ
て、天井板が多数配設される大きな部屋に必要とされる
数のスプリンクラーヘッドを適宜位置に容易迅速に配設
することができ、作業時間の短縮化をより一層図ること
ができるシステム天井構造を提供することができる。
【0028】しかも、接続管を変位自在に構成すれば、
地震等が発生した場合、それの直接原因によるスプリン
クラー配管の破損等を確実に回避することができ、二次
災害発生を未然に防ぐことができるシステム天井構造を
提供することができた。そして、第1配管と第2配管と
の接続距離が多少変化した場合でも、それを吸収して容
易に接続することができ、この点からも作業時間の短縮
化を図ることができるのである。
【0029】さらに、取付部を、放送用のスピーカ、非
常灯、火災感知器、及びコンセント等の弱電設備の取付
部として利用すれば、放送用のスピーカ、非常灯、火災
感知器、及びコンセント等の弱電設備の取付部を特別に
設ける必要がなく、作業時間の短縮化をさらに図ること
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム天井構造を示す一部切り欠き斜視図
【図2】スプリンクラー取付構造を示す一部切り欠き縦
断側面図
【図3】スプリンクラー取付構造を示す縦断正面図
【図4】照明器具の平面図
【図5】システム天井構造を示す概略図
【図6】システム天井構造の要部を示す斜視図
【図7】照明器具の別の実施例を示す平面図
【図8】スプリンクラー取付構造の別の実施例を示す縦
断正面図
【図9】スプリンクラー取付構造の別の実施例を示す要
部の縦断背面図
【図10】照明器具の取付部を示す縦断面図
【図11】スプリンクラー取付構造の別の実施例を示す
縦断正面図
【図12】照明器具の別の実施例を示す平面図
【図13】柱とスプリンクラーヘッドと照明器具との位
置関係を示す概略図
【符号の説明】
1 C型チャンネル 2 吊りボルト 3 ハンガー 4 Tバー 5 天井板 6 照明器具 6a ランプ 6b かさ部 6c 取付部 6d 孔 6e 鉤部 6f 鉤部 7 吊りボルト 8 固定具 9 スプリンクラー配管 9a 第1配管 9b 第2配管 9c 接続管 10 スプリンクラーヘッド部 10a スプリンクラーヘッド 10b 縦管部 11 支持ブラケット 12 固定具 13 L型ジョイント 14a 第1枝管 14b 第2枝管 15 T型ジョイント 16 ナット 17 薄肉部 18 スピーカ 19 非常灯 20 感知器 21 ガラス 22 補強チャンネル 23 アルミレール 24 端部プレート 25 照明器具 26 板バネ 27 吹き出し口 28 柱 r 配設ピッチ R 取付ピッチ X 柱間の寸法 Y スプリンクラー取付ピッチ Z スプリンクラーヘッド間の距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000140269 株式会社遠藤照明 大阪府大阪市西区西本町1丁目2番17号 (73)特許権者 000155838 株式会社立売堀製作所 滋賀県東浅井郡湖北町大字小倉280 (72)発明者 中林 泰男 兵庫県三木市志染町青山7丁目1番4号 生活協同組合コープこうべ内 (72)発明者 高木 愼一 大阪市淀川区西中島4丁目11番27号 株 式会社アイ・エヌ・エー新建築研究所内 (72)発明者 奥 優 大阪市淀川区西中島4丁目11番27号 株 式会社アイ・エヌ・エー新建築研究所内 (72)発明者 中谷 達雄 大阪市旭区今市1丁目14番9号 株式会 社タケデン内 (72)発明者 村山 直 大阪市旭区今市1丁目14番9号 株式会 社タケデン内 (72)発明者 鈴江 裕 大阪市旭区今市1丁目14番9号 株式会 社タケデン内 (72)発明者 川上 忠好 大阪市中央区高麗橋4丁目3番10号 日 東紡績株式会社内 (72)発明者 鍛冶谷 栄司 大阪市西区西本町1丁目2番17号 株式 会社遠藤照明内 (72)発明者 村山 昌弘 東大阪市高井田西1丁目1番12号 株式 会社遠藤照明内 (72)発明者 石田 久二 大阪市西区立売堀1丁目10番10号 株式 会社立売堀製作所内 (56)参考文献 特開 平4−309374(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/00 A62C 35/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井面に所定間隔をおいて配設される複
    数のTバーと、これら隣合うTバー間に架設される天井
    材及び照明器具と、給水側に接続され、かつ、天井裏に
    吊り下げ支持される第1配管と、スプリンクラーヘッド
    接続され、かつ、前記照明器具に固設される第2配管
    と、前記第1配管と前記第2配管とを接続するための変
    位自在な接続管とを備え、前記照明器具のかさ部に、前
    記第2配管のスプリンクラーヘッド側部位を貫通状態で
    取り付けるための取付部を、必要とされる取付ピッチで
    該照明器具の長手方向に沿って複数個形成するととも
    に、前記取付部が形成された方向と交差する他方向に該
    取付部が存在するように、かつ、それら取付部同士の距
    離がスプリンクラーヘッドの設置基準で決定される範囲
    内にあるように前記照明器具を配設してあるシステム天
    井構造。
  2. 【請求項2】 前記接続管がフレキシブル継手である請
    求項1記載のシステム天井構造。
  3. 【請求項3】 前記取付部を、放送用のスピーカ、非常
    灯、火災感知器、及びコンセント等の弱電設備の取付部
    として利用している請求項1記載のシステム天井構造。
  4. 【請求項4】 前記取付部を、前記照明器具のかさ部に
    形成された円弧状の薄肉部から構成し、前記円弧状の薄
    肉部を打ち抜いて形成される孔に前記第1配管のスプリ
    ンクラーヘッド側部位を貫通状態で取り付けてある請求
    項1記載のシステム天井構造。
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