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JP3039653B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Publication number
JP3039653B2
JP3039653B2 JP63296733A JP29673388A JP3039653B2 JP 3039653 B2 JP3039653 B2 JP 3039653B2 JP 63296733 A JP63296733 A JP 63296733A JP 29673388 A JP29673388 A JP 29673388A JP 3039653 B2 JP3039653 B2 JP 3039653B2
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Japan
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color
matrix
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signals
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JP63296733A
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JPH02142294A (ja
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真由美 山本
卓 佐々木
昭彦 白石
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Priority to EP89311508A priority patent/EP0368614B1/en
Priority to DE89311508T priority patent/DE68909171T2/de
Publication of JPH02142294A publication Critical patent/JPH02142294A/ja
Priority to US07/913,978 priority patent/US5202756A/en
Priority to US08/542,428 priority patent/US5581298A/en
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Publication of JP3039653B2 publication Critical patent/JP3039653B2/ja
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、補色フィルタ等を有する撮像装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、この種の装置においては、固体撮像素子に例え
ば第2図(a)に示すような色フイルタを装着し、第3
図に示すような信号処理をすることで、最終的に輝度と
2つの色差信号R−Y,B−Yを得るのが普通である。
このような従来の方式の色信号処理においては、ま
ず、水平方向に隣り合っていて、かつ異なる色フイルタ
を装着されている画素からの出力を減算した結果である
色差信号から演算処理が行われるのが普通である。例え
ば、第2図(a)に示す色フイルタ配列をインタレース
走査すれば、各フイールドの奇数列目は、減算器304に
よりC1=(Mg−Gr)という減算結果が得られ、偶数列目
は、C2=(Ye−Cy)という減算結果が得られる。これに
対して、305の色信号処理部では、適当な方法でホワイ
トバランス、γ変換などの色処理演算が行われる。
次に、これらの線順次化されている色差信号C1/C2
対し、同時化回路306で1H(水平走査時間)遅延線など
を用いて同時化して、更に、これらを色差マトリクス回
路307に通すことにより色差軸を適当に回転し、最終的
に2つの色差信号R−Y,B−Yを得ている。
しかし、このような方式の色処理方法には、次のよう
な2つの根本的な問題がある。
(A)ホワイトバランスがとりにくい。
三管式カメラやRGB原色(純色)タイプのカメラで
は、Gに対するRとBの比を色温度に応じて変化させる
ことで、ホワイトバランスがとれるのに対し、この種の
装置では、色情報が色差の形で出てくるので、例えば、
色温度に応じて、輝度信号の何割かを色差信号に加減算
することによって白色に対する色差信号を強制的に零に
し、ホワイトバランスをとっている。この方法は、原理
的にも正しくなく、幅広い色温度範囲で、精度良くホワ
イトバランスをとることは極めてむずかしい。
(B)色差のままγ変換するので色の再現性が良くな
い。
三管式カメラのRGB原色タイプのカメラでは、NTSC方
式に従って色分離された出力R,G,BにγをかけてGγ,G
γ,Bγを得たのち、2つの色差Rγ−Y,Bγ−Yを得
る。但しY(輝度信号)はY=0.30Rγ+0.59Gγ+0.11
Bγである。
ところが、補色タイプのカメラでは、色信号は、最初
に差をとられてから、γをかけられるので(Mg−Gr)γ
のように差の形のままγをかけられてしまう。従って、
後でどう補正しても正規のNTSCと対応のついた色信号が
得られず、色の再現性はよくない。
上記の問題点を解決するために例えば、第4図のよう
に2つの色差信号C1,C2とローパスフイルタを通した輝
度信号YL′を用いて、適当な演算によってRGBへ変換
し、この状態でホワイトバランス、γ変換を行い、再び
輝度、色差へ変換する方法が考えられる。
これによれば、R,G,Bの状態でホワイトバランス、γ
変換を行えるので上述した第3図の例のような問題点は
ある程度解決される。
しかし、このように、一度水平方向の出力の差の色差
を作ってから、これをもとに、色処理を行う方法では、
フイルタの分光感度にマツチした最適な色処理が行え
ず、色再現性が良くならないという問題があった。
そこで、色再現性を良くするために、以下のような方
法が考えられる。NTSC方式ではその3原色R,G,Bに対す
る理想分光特性が規定されており、これをr(λ),g
(λ),b(λ)とする。一方、第2図(a)のようなセ
ンサを使用した場合のMg,Gr,Cy,Yeの各出力の分光特性
を、各々Mg(λ),Gr(λ),Cy(λ),Ye(λ)とす
る。
この時ある関数Fがあって、 とできれば、センサ出力Mg,Gr,Cy,Yeにも同様の関数F
を施せば、NTSCの理想R,G,B信号が得られるはずであ
る。
現実には、(1)式をすべての波長λで成立させるの
は困難であるので、次のような方法がとられる。Fを、
(3×4)のリニアマトリツクス=(aij)で近似す
ることを考える。によって変換された結果の分光特性
をr′(λ),g′(λ),b′(λ)とする。
ここで、誤差関数Eを例えば次のように定義する。
Nは整数で、通常300nm<λ、λ、…、λ<800
nmである。
このE()を最小にするようなを決めれば良い。
(5)は、いわゆる正規方程式で12元連立1次方程式
になるので、これをとければ(aij)が定まり、これを
用いればFの良い近似となる。もちろん、誤差関数Eの
選択の仕方は、これだけではなく、適当な重み付けを波
長λやr,g,bの間でつけても良い。このようにして定
まったを用いて、センサ出力(Mg,Cr,Cy,Ye)を、 のように変換し、このR,G,Bをもとにγ変換、ホワイト
バランスなど必要な色処理を行えば良い、そして、最終
的に というNTSCの規格にあった変換を行うことで所望の輝
度、色差信号を得ることができる。
但し、Rγ,Gγ,BγはホワイトバランスのとられたR,
G,Bをおおむねγ=0.45vでγ変換した信号である。
一方、これに対し、第4図の従来例のように、水平方
向に隣り合った画素間の差から色差信号C1,C2を作り、
これらをもとに色処理する場合を考えてみる。
2つの色差信号C1,C2は、第2図の色配列の場合、 C1=Mg−Gr C2=Cy−Ye ……(8) である。
一方、輝度信号の低域成分YL′は、Mg,Gr,Cy,Ceの適
当な重みづけ平均で形成されるので、 YL′=k1Mg+k2Gr+k3Cy+k4Ye ……(9) と書ける。
この場合、RGB変換部406では(3×3)マトリクス
によってC1,C2,YL′からR,G,Bへ変換されているとする
と、 となる。式(8),(9),(10)をまとめると、 (11)と(6)を比べて、 となるようにいつも
を決めることができれば問題ないが、これは、不可能
である。何故ならば最初に水平方向の差をとるという操
作をしているので、この時点で色情報の次元が4から3
へ、すなわち(Mg,Cy,Ye,Gr)から(YL′,C1,C2)へ1
つ下がっているためである。式(6)は、リニアの範囲
で色再現について最適化されているので、式(11)′よ
りも必ず色再現が良い。
〔発明が解決しようとしている問題点〕
更に、このリニアマトリクスの係数〔aij〕は次の
条件を満たさなければならない。例えば、無彩色の被写
体を第2図(a)のフイルターで出力した場合に、各フ
イルターに対応する出力信号Mg(λ),Gr(λ),Cy
(λ),Ye(λ)をマトリクス[aij](i=3,j=4)
で変換すると、変換後のRGB信号は、 R(λ)=a11Mg(λ)+a12Gr(λ)+a13Cy(λ)+a14Ye(λ) G(λ)=a21Mg(λ)+a22Gr(λ)+a23Cy(λ)+a24Ye(λ) B(λ)=a31Mg(λ)+a32Gr(λ)+a33Cy(λ)+a34Ye(λ) ……(12)′ となる。この時、フイルターのMg,Grの位置は被写体の
暗部に、Cy,Yeの位置は被写体の明部に一致しているの
で、どの様な補間フイルターを用いても、 Mg(λ)=αGr(λ)=V1(λ) Cy(λ)=βYe(λ)=V2(λ) ……(13) が成り立つ。このα,βは、被写体の色温度に依存する
パラメータである。
式(12)′(13)より、 R(λ)=(a11+a12/α)V1(λ)+(a13+a14/β)V2(λ) G(λ)=(a21+a22/α)V1(λ)+(a23+a24/β)V2(λ) B(λ)=(a31+a32/α)V1(λ)+(a33+a34/β)V2(λ) ……(14) この被写体は無彩色であるため、すべてのV1(λ),V2
(λ)について、R(λ)=G(λ)=B(λ)でなけ
れば、垂直方向に偽色が出てしまう。しかも、被写体の
色温度により、α,βが変化し、R(λ),G(λ),B
(λ)が変化してしまうので、従来の様な1個のマトリ
クス変換のみでは、色温度が変わるたびに、偽色が出る
という問題があった。
[問題点を解決するための手段] 本願発明の目的は、複数色の色信号から別の色信号を
形成するマトリクス変換手段を設けた場合に、特有の問
題である、マトリクス変換手段において色温度の変化に
よって垂直方向の偽色を発生してしまうという問題を解
決することにある。
そのために本願発明の撮像装置では、撮像素子から得
られる複数色の色信号を所定のマトリクス係数を用いて
マトリクス変換することによって前記複数色とは異なる
色の複数の色信号を形成する色変換マトリクス手段と、 被写体の色温度の変化を検出する検出手段と、 該検出手段により検出された被写体の色温度変化に応じ
て前記マトリクス係数を補正することによって、前記被
写体の色温度の変化に起因して前記色変換マトリクス手
段において発生する垂直方向の偽色を減少させるように
補正する補正手段と、を有すると共に、前記撮像素子と
前記色変換マトリクス手段の間に2次元ディジタル補間
フィルタを設け、前記撮像素子の出力を同時化してから
前記色変換マトリクス手段に入力することを特徴とす
る。
〔作用〕
上記のように、撮像素子から得られる複数色の色信号
を所定のマトリクス係数を用いてマトリクス変換するこ
とによって前記複数色とは異なる色の複数の色信号を形
成する色変換マトリクス手段と、被写体の色温度の変化
を検出する検出手段と、 該検出手段により検出された被写体の色温度変化に応じ
て前記マトリクス係数を補正することによって、前記被
写体の色温度の変化に起因して前記色変換マトリクス手
段において発生する垂直方向の偽色を減少させるように
補正する補正手段と、を設けると共に、撮像素子と前記
色変換マトリクス手段の間に2次元ディジタル補間フィ
ルタを設け、前記撮像素子の出力を同時化してから前記
色変換マトリクス手段に入力するようにしたことによ
り、回路構成を簡略化できると共に、このような複数色
の色信号をマトリクス変換する色変換マトリクス手段特
有の問題である、色温度の変化に伴う垂直方向の偽色の
発生を効果的に防ぐことができる。
[実施例] 以下本発明に基づき説明する。
(第1実施例) 第1図は、本発明を第2図(a)のような色フイルタ
を装着したCCDをインタレース走査する場合の実施例を
示す。
このケースでは、Mg,Gr,Cy,Yeの4つの色信号が同時
化されていなければならない。なぜなら、これら4つの
情報を演算によって、R,G,Bの色信号へ変換するからで
ある。
MOS型センサのように、4線同時読み出しが可能な構
造であれば、このことは問題なく実行できるが、CCDの
ようにこれがあ出来ないセンサにおいては、まず各々の
色信号を2次元的に補間して同時化する必要がある。
例えば、第2図(a)のようなセンサ出力の場合、Mg
に注目すると、そのサンプリングの位置は、第2図
(b)に○印で示した所になる。その他の×印の所は、
他の色情報はあるが、Mgの色情報がないので、○印のつ
いたデータ(A〜Hなど)の適当な重みづけで補間す
る。これが2次元補間フイルタによる同時化である。こ
れは、各色に対して行われる。
以上を念頭において、以下第1図を使用して説明す
る。
CCDセンサ101には、第2図(a)のような4種のカラ
ーフイルタが配置されている。センサ101からインタレ
ース走査で読み出された画像信号は、119のAGCにより調
整された後、A/D変換器102で読出しクロツクに同期した
タイミングでA/D変換される。後で行う色処理のため
に、このA/D変換器102は、リニヤな特性が良く、量子化
誤差の点から考えて、8bit以上で行うのが望ましい。
輝度信号は、116のハイパスフイルタで高域成分が検
出され、後述するような方法で得られる輝度の低域成分
YLと加算器117で加算され、D/A変換器118でD/A変換さ
れ、出力される。
一方、A/D変換器102の出力は、4つの補間フイルタ10
6,107,108,109に入力される。これら4つの補間フイル
タは、例えば第5図に示すように構成されており、これ
らの出力は各々同時化された色信号Mg,Cy,Ye,Grとな
る。ここで、第5図に示す補間フイルタの動作について
説明する。
センサ101からの出力は、インタレース走査されてい
るものとすると、A/D変換器102の出力は、1Hごとに(Mg
/Gr)のライン、(Cy/Ye)のラインの出力と切り換わ
る。従って、例えばMgの補間フイルタならば(Mg/Gr)
のラインを走査している間、スイツチ501はA/Dの出力
を、次の1Hでは零を選択するようにすると、スイツチ50
1の出力には(Mg/Gr)ラインのデータと1H分の零が1Hご
とに交互に出力される。
1Hメモリ502,503、係数倍器504,505,506及び加算器50
7は、垂直方向の補間フイルタを形成している。例え
ば、504,506の係数は1/2、505の係数は1に設定する
と、507の出力には(Mg/Gr)のラインのデータと前後の
(Mg/Gr)ラインの平均値が1Hごとに出力され、垂直方
向に補間される。
次に加算器507の出力は、スイツチ508へ入力される。
スイツチ508の入力は、画素ごとの読み出しクロツクφ
に同期して、Mg信号、Gr信号が交互に現われているの
で、Mg信号の時は、507の出力を、Gr信号の時は零を選
択して出力する。これはデイレイ509〜514、係数器515
〜521、加算器521からなる水平補間フイルタに入力さ
れ、水平方向に補間される。係数器515〜521の係数は、
例えば各々(1/8,2/8,3/8,1/2,3/8,2/8,1/8)のように
全部の和が2になるようにするのが良い。
以上、Mg用の補間フイルタ106について説明したが、
スイツチ508の選択を逆にすれば、Gr用の補間フイルタ1
09が、又、スイツチ501の選択を逆にすれば、スイツチ5
08の位相に応じて各々Cy,Ye用の補間フイルタ107,108が
構成できる。
また、上述の説明では、1Hメモリを2本用い(1/2,1,
1/2)の補間フイルタを構成したが、1HメモリをN本用
い、(N+1)タツプの垂直方向のFIR型デジタルフイ
ルタにしても良い。こうすると、垂直方向の色の帯域が
好ましい。このような構成は、アナログ処理では難し
く、デイジタル処理による構成が望ましい。
以上の説明では、106〜109の4つの補間フイルタを個
別に構成した場合を示したが、第6図のようにまとめて
構成すれば、1Hメモリやデイレイ、加算器、係数器の共
通化ができるので、回路規模の大幅な縮小が可能であ
る。
即ち第6図においてA/D変換器102の出力を第5図に示
したものと同様な1Hメモリ502,503、係数器504,505,506
からなる垂直補間フイルタに入力する。加算器601の出
力は、1Hごとに前後ラインの平均値が表われる。今、50
5の出力が(Mg/Gr)ラインであったとすると、加算器60
1の出力は、前後の(Cy/Ye)ラインの平均値が表われ
る。次のラインでは、505の出力は(Cy/Ye)ラインとな
るので、F1,F2には、1H毎に、(Mg/Gr)と(Cy/Ye)ラ
インの補間された信号が交互に表われる。従って、スイ
ツチ602で1H毎に、F1とF2を選択することにより、垂直
方向に同時化されて補間信号(Mg/Gr),(Cy/Ye)をと
り出すことができる。
各々の(Mg/Gr)又は(Cy/Ye)ラインの信号は、第5
図と同様なデイレイ509〜514及び係数器515〜521からな
る水平補間フイルタに入力される。加算器603,604,606,
607は、2タツプごとの出力を加算するようにしている
ので、例えば603と604の出力には、1クロツクφごと
に、MgとGrの補間された出力が交互に表われる。従っ
て、605のスイツチでφごとに603と604の出力を切り換
えれば、2次元的に補間されたMg及びGr信号を得ること
ができる。Cy,Yeについても同様である。
又、第1図において、同期化されたMg,Cy,Ye,Grの信
号が得られたならば、後のすべての演算処理は、画素ご
との読出しクロツクの数回に1回行えばよい。なぜな
ら、一般に、カラー信号の帯域は狭いからである。従っ
て、補間フイルタの後に、間引き処理を行って、後の演
算処理を比較的低速で行うようにしてもよい。こうする
と、消費電力の大幅な節約ができる。
次にRGB変換部110〜110−6について説明する。
前述したように、まずMg,Gr,Cy,Ye各々の分光特性Mg
(λ),Gr(λ),Cy(λ),Ye(λ)を380nmから780nm
まで10nm間隔で測定し、Mg(λi),Gr(λi),Cy(λ
i),Ye(λi)(i=1,……,41)を得た。
次に、NTSCのRGBの理想分光特性r(λi),g(λ
i),b(λi)を、例えば、“色彩化学ハンドブツク東
京大学出版会(1981)”より読みとり、(5)式によ
り、等しい重みをつけた正規方程式をとく。
この時、式(14)において偽色を防止する目的で、R
(λ)=G(λ)=B(λ)を満たすため、同時に次の
2つの条件も満たすよにする。即ち、 a11+a12/α=a21+a22/α=a31+a32/α a13+a14/β=a23+a24/β=a33+a34/β ……(15) ここで、α,βは被写体の色温度によって変化するの
で、あらかじめ2000゜K,3000゜K,4000゜K,5000゜K,6000
゜K,7000゜Kの各色温度における無彩色被写体のα,β
を測定しておく。
今Gr(λ)の出力をα倍、Ye(λ)の出力をβ倍した
ものを各々Gr′(λ),Ye′(λ)として式(6)の代
わりに によって変換する事を考える。その場合(15)は a11+a12=a21+a22=a31+a32 a13+a14=a23+a24=a33+a34 ……(17) と書き換えられる。したがって、式(4)は と書ける。但し、Gr′(λ)はGr(λ)のα倍、 Ye′(λ)はye(λ)のβ倍である。
また、E′()=E()+l1(a11+a12−a21−a22) +l2(a11+a12−a31−a32) +l3(a13+a14−a23−a24) +l4(a13+a14−a33−a34) ……(19) を考えるとE()が最小値をとるならば式(17)より
E′()=E()となり、最小値をとることにな
る。
これを式(5)と同様、正規方程式として解くと、
[aij]はl1〜l4の関数となる。
求めるべき係数は、(17)の条件を満たすので、l1,l
2,l3,l4を設定したときの評価関数F()を次のよう
に定義する。
但し、=(l1,l2,l3,l4)である。
今l1,l2,l3,l4をある初期l10,l20,l30,l40に設定し
て、設定値各々のパラメータを、△l1,△l2,△l3,△l4
だけ少しずつ動かして、種々のl1,l2,l3,l4に対する[a
ij]を式(20)について解いて求め、この[aij]を用
いて式(21)によりF()を求める。
このF()を最小にする=(l1,l2,l3,l4)の組
を求めるとこれに対応する[aij]が求める係数とな
る。したがって、[aij]は式(16)がα、βによって
異なるので色温度ごとに最適値が異なる。従って、複数
のRGB変換部110−1〜110−6を設け色温度ごとの異な
るマトリクス演算を行う。
色温度によるRGB変換マトリクスの切り換えは外光か
ら判断して手動スイツチの切換えで行っても良いが、本
実施例では色温度検出器120で外光の分光特性から、赤
色光成分と青色光成分の比率により判断して、これによ
りスイツチSWを自動的に切り換える。
色再現はマトリクス係数を近似して固定乗算器を用い
ても良いが、本実施例では2000゜K,3000゜K,4000゜K,50
00゜K,6000゜K,7000゜Kの夫々に適したR,G,B変換用のテ
ーブルを用いる。なお、色温度はより細かいステツプ毎
にその変換マトリクスを求めれば、より完璧な信号処理
が可能である。
このようにして変換され形成されたR,G,B信号はホワ
イトバランス回路111において前記色温度検出器120によ
り再び相互の比率がコントロールされ、更にγ変換回路
112でγ変換された後、色差マトリクス回路113で低域輝
度信号YLと、色差信号R−Y,B−Yを形成する。低域輝
度信号YLは加算器117で導かれ、前述の如く輝度信号を
形成する。
又、色差信号R−Y,B−Yは、夫々D/A変換器114,115
を介してアナログ信号になる。
(第2実施例) 第1図のRGB変換とホワイトバランスを共通化させて
もよい。即ち、第1図においては、ホワイトバランス回
路111でRGB信号をRGBからxR,G,yBという形に変換するこ
とでホワイトバランスをとっているが、これをRGB変換
部110−1〜110−6の乗算器を可変乗数倍器として色温
度検出器120の出力に応じて係数を可変制御する。具体
的には第1実施例で求めたマトリクスの代わりに 尚、この係数x,yは色温度2000゜K〜7000゜Kを32段階
に分けて、それに応じて決定する。より精度の良い色再
現を行うには、色温度の段階数を増やすことで可能とな
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、撮像素子から
得られる複数色の色信号を所定のマトリクス係数を用い
てマトリクス変換することによって前記複数色とは異な
る色の複数の色信号を形成する色変換マトリクス手段
と、被写体の色温度の変化を検出する検出手段と、 該検出手段により検出された被写体の色温度変化に応じ
て前記マトリクス係数を補正することによって、前記被
写体の色温度の変化に起因して前記色変換マトリクス手
段において発生する垂直方向の偽色を減少させるように
補正する補正手段と、を設けると共に、撮像素子と前記
色変換マトリクス手段の間に2次元ディジタル補間フィ
ルタを設け、前記撮像素子の出力を同時化してから前記
色変換マトリクス手段に入力するように構成したことに
より、回路構成を簡略化できると共に、このような複数
色の色信号をマトリクス変換する色変換マトリクス手段
特有の問題である、色温度の変化に伴う垂直方向の偽色
の発生を効果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例のブロツク図、 第2図(a),(b)は色フイルタの配列を示す図、 第3図は従来例のブロツク図、 第4図は別の従来例のブロツク図、 第5図は補間フイルタの構成例のブロツク図、 第6図は補間フイルタの他の実施例のブロツク図であ
る。 101……センサ 106〜109……補間フイルタ 110−1〜110−6……2000゜K〜7000゜Kの各色温度にお
けるRGB変換器 120……色温度検出器
フロントページの続き (72)発明者 白石 昭彦 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭63−105591(JP,A) 特開 平2−107091(JP,A) 特開 昭63−158990(JP,A) 特開 昭61−150489(JP,A) 特開 昭49−131536(JP,A) 実開 昭61−57783(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子から得られる複数色の色信号を所
    定のマトリクス係数を用いてマトリクス変換することに
    よって前記複数色とは異なる色の複数の色信号を形成す
    る色変換マトリクス手段と、 被写体の色温度の変化を検出する検出手段と、 該検出手段により検出された被写体の色温度変化に応じ
    て前記マトリクス係数を補正することによって、前記被
    写体の色温度の変化に起因して前記色変換マトリクス手
    段において発生する垂直方向の偽色を減少させるように
    補正する補正手段と、を有すると共に、前記撮像素子と
    前記色変換マトリクス手段の間に2次元ディジタル補間
    フィルタを設け、前記撮像素子の出力を同時化してから
    前記色変換マトリクス手段に入力することを特徴とする
    撮像装置。
  2. 【請求項2】上記マトリクス係数は、基準の分光特性r
    (λ),g(λ),b(λ)をN色の色フイルターの分光特
    性f1(λ)…fN(λ)の線形結合で表わされることを特
    徴とする請求項(1)記載の撮像装置。
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